JP3519439B2 - 平板部材の折り曲げ加工方法 - Google Patents

平板部材の折り曲げ加工方法

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節 中里
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、平板部材に折り曲げ加
工を施す平板部材の折り曲げ加工方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、平板部材に折り曲げ加工を施す際
には、まず、平板部材の折り曲げさせようとする箇所に
V字型の溝を切削加工した後、作業者が手作業により前
記V字型の溝に沿って折り曲げることで行われていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように、作業者が手作業により折り曲げる方法で
は、熟練と腕力のいる作業となり作業者の負担が多く、
また、手作業であるため多くの作業者が必要になるにも
係わらず、熟練と腕力を要することから作業を行える作
業者が限定され、作業性が悪いという問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明の平板部材の折り
曲げ加工方法は、芯材の周面に平板部材折り曲げ加工
して巻き込む方法であって、平板部材の折り曲げようと
する箇所にV字型の溝を切削加工するV字カット工程
と、前記V字カット工程で切削加工された平板部材を該
平板部材のV字型溝が搬送方向となるよう搬送手段によ
り搬送するとともに、V字型溝を切削加工した面の所定
のV字型溝間に、このV字型溝間の長さに合致する幅の
芯材を貼設する工程と、前記搬送手段の側方および上方
に設けた折り曲げ手段により前記V字型の溝に沿って平
板部材をそれぞれ45度程度折り曲げその後90度に
り曲げ加工して、芯材の周面に平板部材を巻き込む折り
曲げ工程とを備えたものである。 【0005】 【作用】まず、V字カット工程で平板部材の折り曲げよ
うとする箇所にV字型の溝を切削加工した後、芯材を貼
設する工程において、平板部材を搬送手段で搬送しなが
ら、V字型溝を切削加工した面の所定のV字型溝間に、
このV字型溝間の長さに合致する幅の芯材を貼設する。
その後、折り曲げ工程において、搬送手段の両側部およ
び上方に設けた折り曲げ手段によってV字型の溝に沿っ
て平板部材をそれぞれ45度程度折り曲げその後90度
に折り曲げ加工して、芯材の周面に平板部材を自動的に
巻き込む。 【0006】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。なお、本例では、本発明の平板部材の折り曲げ
加工方法の一例として、芯材の周囲に塩ビ合板を巻き込
んで建具枠を製造する方法を例に採って説明する。 【0007】図8は、建具枠を示している。 【0008】図8において、1は建具枠であって、この
建具枠1は、後述する方法により芯材2の周囲に塩ビ合
板3を巻き込んで製造されたものである。 【0009】前記芯材2は、図9に示すように、正面視
長方形状に形成されたもので、この周面に前記塩ビ合板
3が巻き込まれる。 【0010】前記塩ビ合板3は、図9に示すように、前
記芯材2に対応する複数の折り曲げ箇所にV字状のV字
型溝31,32,33,34が形成され、これらV字型
溝31〜34に沿って折り曲げることで図8に示す建具
枠1が形成される。詳しくは、塩ビ合板3の上面(芯材
2への巻き込み時には芯材2の周面との当接面にな
る。)において、V字型溝32からV字型溝33の間の
長さL1は芯材2の底面の長さL2と同じになされ、V
字型溝31からV字型溝32の間の長さL3、及びV字
型溝33からV字型溝34の間の長さL3は芯材2の側
面の高さL4と同じになされている。 【0011】次に、このように構成された建具枠1を製
造する方法について、図6及び図7を参照して説明す
る。 【0012】図6は建具枠1の製造工程図で、図7はそ
の製造工程の流れを示すフロー図である。 【0013】まず、ステップS1で塩ビ合板3を搬入場
所Aに搬入し、切断装置51により該塩ビ合板3の幅を
巻き込みを行う芯材2に応じた長さに切断する(ステッ
プS2)。 【0014】この後、V字カット工程に適宜な搬送装置
によって搬送し、切削装置52により芯材2に対応する
塩ビ合板3の上面に図9に示すV字型溝を切削加工する
(ステップS3)。 【0015】そして、ステップS4ではV字型溝を切削
加工された塩ビ合板3の上面に塗布装置53により接着
剤を塗布し、ヒータ装置54で接着面を乾燥させる(ス
テップS5)。 【0016】この後、貼り合せ位置Bにおいて芯材2を
投入し、この投入した芯材2を塩ビ合板3の上面に且つ
芯材2の底面が塩ビ合板3のV字型溝32とV字型溝3
3との間に位置するよう位置合わせして両者を貼り合せ
る(ステップS6,S7)。 【0017】このようにして芯材2と貼り合せられた塩
ビ合板3は、次の巻き込み工程(折り曲げ工程)7によ
り芯材2の周面に巻き込まれる(ステップS8)。 【0018】巻き込み工程7は、図1乃至図5に示すよ
うに、第1から第5までの工程で構成されている。 【0019】第1の工程は、図1に示すように、前記芯
材2の上面を上方から押圧ローラ61により下方に押圧
し、芯材2と塩ビ合板3との貼り合せを強固にする工程
である。上記押圧ローラ61は適宜なアクチュエータに
より昇降自在に設けられており、芯材2と塩ビ合板3が
ローラコンベアやベルトコンベア等の搬送装置62によ
り下方に搬入された際に下降し、芯材2を塩ビ合板3に
押しつける。 【0020】第2の工程は、図2に示すように、塩ビ合
板3を図9に示すV字型溝32,33に沿って上方に約
45度程度まで折り曲げる工程である。この折り曲げ
は、前記搬送装置62の両側部に設けられた第1折り曲
げ治具63によって行われる。 【0021】第1折り曲げ治具63は、前記第1の工程
と近接する位置から徐々に幅狭にするとともに漸次傾斜
面の傾斜角度をきつくすることで、最終的に図2に示す
ように芯材2の底面両側直後から約45度の傾斜面を有
するよう形成配置されている。よって、塩ビ合板3が搬
送装置62により第2の工程に搬送されることで塩ビ合
板3の両側部がV字型溝32,33に沿って徐々に上方
に折り曲げられ、最終的に約45度程度まで折り曲げ形
成される。なお、この場合、塩ビ合板3全体が搬送装置
62から浮かないように図示しないローラ等により上方
から搬送装置62に向かって押圧するのが好ましい。 【0022】第3の工程は、図3に示すように、前記第
2の工程で約45度まで折り曲げた塩ビ合板3の両側部
を芯材3の両側面に当接するよう約90度まで折り曲げ
る工程である。この折り曲げは、前記搬送装置62の両
側部に設けられた第2折り曲げ治具64によって行われ
る。 【0023】第2折り曲げ治具64は、前記第2の工程
と近接する位置から傾斜面の傾斜角度を漸次きつくする
ことで、傾斜面64aが最終的に図3に示すように芯材
2の両側面から塩ビ合板3の厚みを隔てて約垂直になる
よう形成配置されている。 【0024】第4の工程は、図4に示すように、第3の
工程で芯材2の両側面に当接するよう約90度まで折り
曲げた塩ビ合板3を、今度は図9に示すV字型溝31,
34から上方となる両側部を該V字型溝31,34に沿
って芯材2の上面に向かってさらに約45度程度折り曲
げる工程である。この折り曲げは、前記搬送装置62の
両側部に設けられた第3折り曲げ治具65によって行わ
れる。 【0025】第3折り曲げ治具65は、前記搬送装置6
2の両側部に配置された左右一対の円錐形のローラ65
a、65bから構成されている。ローラ65a、65b
は、互いにその頂点が対向するように配置されており、
図示しないアクチュエータにより両者が離間・近接する
よう構成されている。 【0026】よって、搬送装置62により第4の工程に
芯材2と塩ビ合板3とが搬送されてきた際に、その芯材
2の幅に応じてローラ65a、65bが近接するよう一
方もしくは両方を移動させることで、塩ビ合板3の両側
部をV字型溝31,34に沿って約45度程度折り曲げ
ることができる。 【0027】第5の工程は、図5に示すように、前記第
4の工程でV字型溝31,34に沿って約45度程度折
り曲げた塩ビ合板3の両側端部を、芯材2の上面に沿う
ように折り曲げてこの芯材2に塩ビ合板3を巻き込む最
終工程である。この折り曲げは、前記搬送装置62の上
方に設けた押圧ローラ66によって行われる。押圧ロー
ラ66は適宜なアクチュエータにより昇降自在に設けら
れており、芯材2と塩ビ合板3が第5の工程に搬入され
た際に下降し、塩ビ合板3の両側端部を押しつける。 【0028】このようにして巻き込み工程7で芯材2に
塩ビ合板3を巻き込んだ後、ステップS9でロール装置
55によってプレスし、ステップS10でステープル打
ち装置56でステープル打ちした後に、搬出位置Cで搬
出・積載する(ステップS11)。 【0029】なお、本例では、芯材の周囲に塩ビ合板を
巻き込んで建具枠を製造する方法について説明したが、
本発明の平板部材の折り曲げ加工方法はこれに限らず、
例えば平板部材を折り曲げて中空状の物を製造する場合
や、キャビネット及びクローゼット等の製造にも適用す
ることができる。 【0030】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、搬
送手段により平板部材をV字カット工程と、芯材を貼
設する工程と、折り曲げ工程とを介して搬送しながら自
動的に折り曲げ加工することができ、折り曲げ工程で
は、V字型の溝に沿って平板部材をそれぞれ45度程度
折り曲げその後90度に折り曲げ加工して、芯材の周面
に平板部材を自動的に巻き込むことができる。したがっ
て、熟練や腕力を要することなく、作業者の負担を低減
させることができとともに、作業人数の削減を図るこ
とができ、製造効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】芯材に塩ビ合板を巻き込む巻き込み工程の第1
の工程を示す工程図である。 【図2】芯材に塩ビ合板を巻き込む巻き込み工程の第2
の工程を示す工程図である。 【図3】芯材に塩ビ合板を巻き込む巻き込み工程の第3
の工程を示す工程図である。 【図4】芯材に塩ビ合板を巻き込む巻き込み工程の第4
の工程を示す工程図である。 【図5】芯材に塩ビ合板を巻き込む巻き込み工程の第5
の工程を示す工程図である。 【図6】建具枠の製造工程図である。 【図7】建具枠の製造工程の流れを示すフロー図であ
る。 【図8】建具枠を示す正面図である。 【図9】建具枠の構成を示す分解図である。 【符号の説明】 3 塩ビ合板(平板部材) 31〜34 V字型溝 52 切削装置(V字カット工程) 62 搬送装置(搬送手段) 63 第1折り曲げ治具 64 第2折り曲げ治具 65 第3折り曲げ治具 66 押圧ローラ 7 巻き込み工程(折り曲げ工程)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中里 節 大阪府大阪市北区大淀中一丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 知久 賢治 大阪府大阪市北区大淀中一丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (72)発明者 原口 芳世 大阪府大阪市北区大淀中一丁目1番88号 積水ハウス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭48−860(JP,A) 特開 昭48−91161(JP,A) 特開 平4−125142(JP,A) 特開 昭48−11179(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 53/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 芯材の周面に平板部材折り曲げ加工
    て巻き込む方法であって、 平板部材の折り曲げようとする箇所にV字型の溝を切削
    加工するV字カット工程と、 前記V字カット工程で切削加工された平板部材を該平板
    部材のV字型溝が搬送方向となるよう搬送手段により搬
    するとともに、V字型溝を切削加工した面の所定のV
    字型溝間に、このV字型溝間の長さに合致する幅の芯材
    を貼設する工程と、 前記 搬送手段の側方および上方に設けた折り曲げ手段に
    より前記V字型の溝に沿って平板部材をそれぞれ45度
    程度折り曲げその後90度に折り曲げ加工して、芯材の
    周面に平板部材を巻き込む折り曲げ工程とを備えたこと
    を特徴とする平板部材の折り曲げ加工方法。
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