JP3735417B2 - 建築用パネルの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建物の壁や床等を構成する建築用パネルの製造方法に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、工業化建物の壁や床、天井等は、予めパネル化した建築用パネルにより施工されている。この建築用パネルは、図2に示すように、縦芯材12Aおよび横芯材12Bを矩形に枠組みして内部に補強芯材12Cを縦横に架け渡した枠組み体11と、この枠組み体11の両面にそれぞれ張られた第一の面材13および第二の面材14とを含んで構成されている。
【0003】
このような建築用パネル10は、通常、図3に示すような工程で製造される。先ず、予め組み立てておいた枠組み体11の一方の面を上に向け、搬送ライン25によって移動させながら接着剤塗布ローラ21で一方の面に接着剤層15を形成する(接着剤塗布工程51)。次に、吸着手段22によって吊り下げられた第一の面材13を枠組み体11に対して位置決めしてから接着剤層15を介して積層した後(第一積層工程52)、第一プレス装置23によって第一の面材13および枠組み体11を上下からプレスする第一プレス工程53を行う。
【0004】
第一プレス工程53終了後、枠組み体11および第一の面材13を図示しない反転装置により反転させ(反転工程54)、上に向けられた枠組み体11の他方の面に前述した接着剤塗布工程51と同様にして接着剤層16を形成した後(接着剤塗布工程55)、枠組み体11の他方の面側に第一積層工程52と同様にして第二の面材14を接着剤層16を介して積層する(第二積層工程56)。
続いて、積層された第二の面材14、枠組み体11および第一の面材13を第二プレス装置24によって上下からプレスする第二プレス工程57を行い、建築用パネル10を製造する(特開平3-234503号公報参照)。
【0005】
これらの一連の工程はライン化され、パネルを搬送ライン25によって各工程を行う場所へ順に移動させて組み立てていく。このようなラインでは、接着剤塗布工程51,55を除く各工程52,53,54,56,57の作業を搬送ライン25全体の流れを停止させた状態で行う。この搬送ライン25の停止時間は、全工程において最も長い停止時間を要する第一プレス工程53および第二プレス工程57に合わせて設定され、具体的には、第一および第二の面材13,14と枠組み体11との間で十分な接着強さが得られるプレス時間と略同じ時間とされている。例えば、枠組み体11と各面材13,14とで必要な接着強度が得られるプレス時間が60秒間である場合には、搬送ライン25全体の停止時間も60秒間とされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この方法では、第一および第二プレス工程53,57ほど長い停止時間を必要としない第一および第二積層工程52,56や反転工程54等では時間のロスが発生するため製造効率が悪いという問題があった。
また、第一プレス工程53においてプレスされた第一の面材13は、第二プレス工程57において第二の面材14とともに再びプレスされるため、必要なプレス時間の二倍の時間プレスされることになり、第一の面材13に対するプレス時間が無駄になっていた。
【0007】
本発明の目的は、各工程における時間の無駄を低減するとともに製造効率を高められる建築用パネルの製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、図面を参照して説明すると、複数の芯材12A,12B,12Cからなる枠組み体11を搬送ライン25で搬送しながらその一方の面に面材13を接着して順次複数の建築用パネルを製造する建築用パネルの製造方法であって、前記枠組み体11の一方の面に接着剤層15を介して前記面材13を積層する積層工程52と、これらの面材13および枠組み体11をプレス装置23によりプレスして接着するプレス工程31とを有し、前記プレス工程31のプレスは、複数の前記プレス装置23によって互いに同一の複数の工程に分けて行われ、複数に分けた各々の工程のプレス時間が互いに同一かつ前記面材の接着強度が得られるプレス時間よりも短くされるとともに、各々のプレス時間の総和が前記面材の接着強度が得られるプレス時間以上とされていることを特徴とする。
【0009】
本発明においては、プレス工程31のプレスを複数のプレス装置23によって複数回に分けて行うため、各プレス装置23によるそれぞれのプレス時間が一台のプレス装置で一回のプレスを行う場合よりも短縮できるようになる。
従って、積層工程52の作業を行うための搬送ライン25全体の停止時間をプレス工程31の各プレス装置23での一回のプレス時間に合わせても、その停止時間を従来よりも短縮できるようになるため、積層工程52における時間の無駄を低減でき、製造効率を高めることができる。
これにより、前記目的が達成される。
【0010】
また、本発明は、複数の芯材12A,12B,12Cからなる枠組み体11を搬送ライン25で搬送しながらその両面に第一の面材13および第二の面材14を接着して順次複数の建築用パネル10を製造する建築用パネル10の製造方法であって、前記枠組み体11の一方の面に接着剤層15を介して前記第一の面材13を積層する第一積層工程52と、これらの第一の面材13および枠組み体11を第一プレス装置23によりプレスする第一プレス工程31と、前記枠組み体11の他方の面に接着剤層16を介して前記第二の面材14を積層する第二積層工程56と、これらの第二の面材14、枠組み体11および第一の面材13を第二プレス装置24A,24Bによりプレスして接着する第二プレス工程32A,32Bとを有し、前記第二プレス工程32A,32Bのプレスは、複数の前記第二プレス装置24A,24Bによって互いに同一の複数の工程に分けて行われ、複数に分けた各々の工程のプレス時間が互いに同一かつ前記第二の面材の接着強度が得られるプレス時間よりも短くされるとともに、各々のプレス時間の総和が前記第二面材の接着強度が得られるプレス時間以上とされ、前記第一プレス工程31のプレス時間は、前記第二プレス工程32A,32Bの前記第二プレス装置24A,24Bによる各々のプレス時間以下とされていることを特徴とする。
【0011】
本発明では、第二プレス工程32A,32Bのプレスを複数の第二プレス装置24A,24Bによって複数回に分けて行うため、各第二プレス装置24A,24Bによるそれぞれのプレス時間が一台のプレス装置で一回のプレスを行う場合よりも短縮できるようになる。また、第一プレス工程31のプレス時間は、この短縮された第二プレス装置24A,24Bによる各々のプレス時間以下とされているので、第一プレス工程31のプレス時間も短縮することができる。
【0012】
従って、各工程52,31,54,56,32A,32Bの作業を行うための搬送ライン25全体の停止時間を第一プレス工程31および第二プレス工程32A,32Bの各プレス装置23,24A,24Bでの一回のプレス時間に合わせても、その停止時間を従来よりも短縮できるようになるため、各工程における時間の無駄を低減でき、製造効率を高めることができる。
また、第一の面材13と枠組み体11で十分な接着強度を得るために必要なプレス時間が、第一プレス工程31と第二プレス工程32A,32Bとに分けて得られるようになるので、第一の面材13を枠組み体11に確実に接着できるとともに第一の面材13に対する無駄なプレス時間を短縮することができる。
これらにより、前記目的が達成される。
【0013】
さらに、本発明は、複数の芯材12A,12B,12Cからなる枠組み体11を搬送ライン25で搬送しながらその両面に第一の面材13および第二の面材14を接着して順次複数の建築用パネル10を製造する建築用パネル10の製造方法であって、前記枠組み体11の一方の面に接着剤層15を介して前記第一の面材13を積層する第一積層工程52と、これらの第一の面材13および枠組み体11を第一プレス装置23によりプレスする第一プレス工程31と、これらの枠組み体11および第一の面材13の表裏を反転する反転工程54と、前記枠組み体11の他方の面に接着剤層16を介して前記第二の面材14を積層する第二積層工程56と、これらの第二の面材14、枠組み体11および第一の面材13を第二プレス装置24A,24Bによりプレスして接着する第二プレス工程32A,32Bとを有し、前記第二プレス工程32A,32Bのプレスは、複数の前記第二プレス装置24A,24Bによって互いに同一の複数の工程に分けて行われ、複数に分けた各々の工程のプレス時間が互いに同一かつ前記第二の面材の接着強度が得られるプレス時間よりも短くされるとともに、各々のプレス時間の総和が前記第二面材の接着強度が得られるプレス時間以上とされ、前記第一プレス工程31のプレス時間は、前記第二プレス工程32A,32Bの前記第二プレス装置24A,24Bによる各々のプレス時間以下とされていることを特徴とする。
【0014】
本発明によれば、上記の作用、効果が得られる他、反転工程54において枠組み体11および第一の面材11の表裏を反転するため、第一積層工程52および第二積層工程56において枠組み体11に対して同一の方向から面材13,14を積層できるようになり、積層を簡単に行えるうえに搬送ライン25のレイアウトを単純化できる。
【0015】
また、前記第一プレス工程31のプレス時間と、前記複数に分けた第二プレス工程の各々の工程のプレス時間とが互いに同一とされていることが望ましい。
【0016】
このようにすれば、搬送ライン25の停止時間を短縮しつつその停止時間内で第一の面材13と枠組み体11とのプレス時間を最大限確保できるため、反転しても剥離しないだけの接着強度が確実に得られる。
【0017】
さらに、前記第一プレス工程31のプレス時間は30秒であり、前記第二プレス工程32A,32Bの前記第二プレス装置24A,24Bによる各プレス時間はそれぞれ30秒とされていることが望ましい。
【0018】
これにより、枠組み体11と第一の面材13とで必要な接着強度、枠組み体11と第二の面材14とで必要な接着強度を確保しつつ、搬送ライン25の停止時間を極力短縮できる。
【0019】
そして、前記第一積層工程52では前記枠組み体11の一方の面を上に向けた状態で前記第一の面材13を積層することが望ましい。
【0020】
このように枠組み体11の一方の面を上に向ければ、第一の面材13の位置決めおよび積層を簡単かつ確実に行えるうえに、反転工程54において表裏を反転させると枠組み体11の他方の面が上に向けられるので、第二積層工程56における第二の面材14の位置決めおよび積層も容易に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1に基づいて説明する。なお、以下の説明にあたって、前述した図2および図3と同じ構成要素については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
本実施形態の建築用パネル10を製造する全工程51,52,31,54,55,56,32A,32Bは、ローラーコンベア等の搬送ライン25に沿って枠組み体11を搬送しながら行われる。
また、本実施形態の接着剤層15,16は、使用する接着剤の種類およびその塗付量等の条件により、枠組み体11と第一の面材13の間、枠組み体11と第2の面材14の間で必要な接着強度がそれぞれ60秒間のプレスで得られるようになっている。
【0022】
接着剤塗布工程51においては、上方に設けられた接着剤塗布ローラ21により、枠組み体11の上に向けられた一方の面に上方から接着剤層15を形成する。
第一積層工程52では、一方の面を上に向けたままの状態で、その一方の面側に吸着手段22で吊り下げた第一の面材13を上方から積層する。
【0023】
これらの枠組み体11および第一の面材13を第一プレス工程31において第一プレス装置23により上下からプレスする。このプレス時間は、第一の面材13および枠組み体11を反転工程54において反転しても枠組み体11と第一の面材13とが相互にずれを生じない程度の時間とされ、具体的には30秒とされている。
【0024】
続く反転工程54では、図示しない反転装置によって枠組み体11の他方の面を上に向ける。
接着剤塗布工程55においては、枠組み体11の上に向けられた他方の面に上方から接着剤層16を形成する。
第二積層工程56では、枠組み体11の他方の面側に第二の面材14を上方から積層する。
【0025】
第二プレス工程32A,32Bにおけるプレスは、二つの第二プレス装置24A,24Bによって二回に分けて行い、各第二プレス装置24A,24Bによるプレス時間はそれぞれ30秒とされている。これにより、第二の面材14に対するプレス時間は、第二プレス工程32A,32Bでの二回のプレスにより60秒となり、また、第一の面材13に対するプレス時間は、第一プレス工程31と第二プレス工程32A,32Bとで合わせて90秒となって、枠組み体11と各面材13,14との間で必要な60秒以上のプレス時間が確保されている。
なお、各プレス装置23,24A,24Bによるプレスの圧力は、接着剤の種類や各面材13,14の材質や厚さ等の条件によって適宜設定すればよく、例えば、7kg/cm2である。
【0026】
このように構成された本実施形態では、搬送ライン25全体の流れを一定周期で30秒間ずつ停止させ、この停止時間の間に接着剤塗布工程51,55を除く各工程52,31,54,56,32A,32Bの作業を同時に行う。すなわち、30秒おきに搬送ライン25を動かして次の工程を行う場所までの移動を行う。
なお、この搬送ライン25の停止時間は、各プレス時間と同じ30秒よりも若干長く設定してもよい。
【0027】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
すなわち、第二プレス工程32A,32Bのプレスを二つの第二プレス装置24A,24Bによって二回に分けて行うため、各第二プレス装置24A,24Bによるそれぞれのプレス時間が、一台のプレス装置で一回のプレスを行う場合よりも短縮できる。また、第一プレス工程31のプレス時間は、この短縮された第二プレス装置24A,24Bによる各々のプレス時間以下とされているので、第一プレス工程31のプレス時間も短縮できる。
【0028】
従って、搬送ライン25全体の停止時間を第一プレス工程31および第二プレス工程32A,32Bのプレス時間に合わせてもその停止時間を従来よりも短縮できるため、各工程51,52,31,54,55,56,32A,32Bにおける時間の無駄を低減でき、製造効率を高めることができる。
また、第一の面材13と枠組み体11で十分な接着強度を得るために必要なプレス時間が、第一プレス工程31と第二プレス工程32A,32Bとに分けて得られるようになるので、第一の面材13を枠組み体11に確実に接着できるとともに第一の面材13に対する無駄なプレス時間を短縮することができる。
【0029】
さらに、第一プレス工程31のプレス時間は、第二プレス工程32A,32Bの第二プレス装置24A,24Bによるプレス時間と同じとされているため、搬送ライン25の停止時間を短縮しつつその停止時間内で第一の面材13と枠組み体11とのプレス時間を最大限確保できるため、反転しても剥離しないだけの接着強度が確実に得られる。
【0030】
また、第一プレス工程31のプレス時間は30秒であり、第二プレス工程32A,32Bの第二プレス装置24A,24Bによる各プレス時間はそれぞれ30秒とされているため、枠組み体11と第一の面材13とで必要な接着強度、枠組み体11と第二の面材14とで必要な接着強度を確保しつつ、搬送ライン25の停止時間を極力短縮できる。
【0031】
さらに、反転工程54において枠組み体11および第一の面材11の表裏を反転するため、第一積層工程52および第二積層工程56において枠組み体11に対して同一の方向から面材13,14を積層できるようになり、積層を簡単に行えるうえに搬送ライン25のレイアウトを単純化できる。
【0032】
そして、第一積層工程52では枠組み体11の一方の面を上に向けた状態で第一の面材13を積層するので、第一の面材13の位置決めおよび積層を簡単かつ確実に行えるうえに、反転工程54において表裏を反転させると枠組み体11の他方の面が上に向けられるので、第二積層工程56における第二の面材14の位置決めおよび積層も容易に行うことができる。
【0033】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形なども本発明に含まれる。
すなわち、前記実施形態の建築用パネル10は、枠組み体11の両面に第一および第二の面材13,14を接着した構造を備えていたが、枠組み体11の一方の面だけに面材13を張った建築用パネルは、前記実施形態の接着剤塗布工程51から第一プレス工程31までを行うことにより製造できる。
このとき、第一プレス工程31におけるプレスは、複数の第一プレス装置23(プレス装置)によって二回以上に分けて行い、各第一プレス装置23のプレス時間を合わせて枠組み体11と第一の面材13(面材)との接着に必要なプレス時間を確保する。例えば、第一プレス装置23を二つ用いて各第一プレス装置23によるプレス時間をそれぞれ30秒としてもよく、或いは、三つの第一プレス装置23を用いて、各プレス時間を20秒としてもよい。
【0034】
このようにプレス工程31のプレスを複数のプレス装置23によって複数回に分けて行うことで、前記実施形態と略同様な作用、効果を奏することができる。すなわち、各プレス装置23によるそれぞれのプレス時間を一台のプレス装置で一回のプレスを行う場合よりも短縮できるので、第一積層工程52の作業を行うための搬送ライン25全体の停止時間をプレス工程31における各プレス装置23のプレス時間に合わせても、その停止時間を従来よりも短縮できるようになり、積層工程52における時間の無駄を低減でき、製造効率を高めることができる。
【0035】
また、前記実施形態の第一積層工程52では枠組み体11の一方の面を上に向けた状態で第一の面材13を積層したが、一方の面を下に向けて第一の面材13を下から積層してもよい。或いは、枠組み体11を立てて両面を横に向けた状態で一方の面側(横方向)から第一の面材13を積層してもよく、この場合、反転工程54を省略して第二積層工程56において他方の面側(横方向)から第二の面材14を積層してもよい。
【0036】
前記実施形態では、第二プレス工程32A,32Bのプレスを二回に分けて行ったが、三回以上に分けて行ってもよく、その具体的な回数は、必要とされるプレス時間やプレス圧等に応じて適宜設定すればよい。
【0037】
さらに、第一プレス工程31のプレス時間は、第二プレス工程32A,32Bの各プレス時間以下であれば第二プレス工程32A,32Bと異なっていてもよい。例えば、第二プレス工程32A,32Bにおける第二プレス装置24A,24Bの各プレス時間が30秒である場合、第一プレス工程31のプレス時間を20秒、或いは、15秒としてもよい。
【0038】
また、第二プレス工程32A,32Bの第二プレス装置24A,24Bによる各プレス時間は異なっていてもよく、この場合、第一プレス工程31のプレスは、第二プレス工程において最も長いプレス時間以下で行う。
さらに、第一プレス工程31および第二プレス工程32A,32Bにおける各プレス時間は30秒に限定されず、接着剤の種類、第一および第二の面材13,14の材質や厚さ、プレスの圧力等に応じて、必要な接着強度が得られる程度に適宜設定すればよい。
【0039】
そして、搬送ライン25は、ローラーコンベアに限らず、例えば、ベルト式コンベア等であってもよく、既存の搬送手段を適宜用いればよい。
【0040】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば、プレス工程のプレスを複数のプレス装置によって複数回に分けて行うため、各プレス装置によるそれぞれのプレス時間を短縮できるようになる。従って、積層工程の作業を行うための搬送ライン全体の停止時間を各プレス装置のプレス時間に合わせても、その停止時間を従来よりも短縮できるようになるため、積層工程における時間の無駄を低減でき、製造効率を高めることができる。
【0041】
また、本発明によれば、第二プレス工程のプレスを複数の第二プレス装置によって複数回に分けて行うため、各第二プレス装置によるそれぞれのプレス時間を短縮できるようになる。さらに、第一プレス工程のプレス時間は、この短縮された第二プレス装置による各々のプレス時間以下とされているので、第一プレス工程のプレス時間も短縮することができる。従って、各工程を行うための搬送ライン全体の停止時間を第一プレス工程および第二プレス工程のプレス時間に合わせても、その停止時間を従来よりも短縮できるため、各工程における時間の無駄を低減でき、製造効率を高めることができる。
また、第一の面材と枠組み体で十分な接着強度を得るために必要なプレス時間が、第一プレス工程と第二プレス工程とに分けて得られるようになるので、第一の面材を枠組み体に確実に接着できるとともに第一の面材に対する無駄なプレス時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す模式図。
【図2】従来の建築用パネルを示す斜視図。
【図3】従来の建築用パネルの製造方法を示す模式図。
【符号の説明】
10 建築用パネル
11 枠組み体
12A 縦芯材
12B 横芯材
12C 補強芯材
13 第一の面材
14 第二の面材
15,16 接着剤層
23 第一プレス装置
24A,24B 第二プレス装置
25 搬送ライン
31 第一プレス工程
32A,32B 第二プレス工程
52 第一積層工程
54 反転工程
56 第二積層工程

Claims (6)

  1. 複数の芯材からなる枠組み体を搬送ラインで搬送しながらその一方の面に面材を接着して順次複数の建築用パネルを製造する建築用パネルの製造方法であって、
    前記枠組み体の一方の面に接着剤層を介して前記面材を積層する積層工程と、これらの面材および枠組み体をプレス装置によりプレスして接着するプレス工程とを有し、
    前記プレス工程のプレスは、複数の前記プレス装置によって互いに同一の複数の工程に分けて行われ、複数に分けた各々の工程のプレス時間が互いに同一かつ前記面材の接着強度が得られるプレス時間よりも短くされるとともに、各々のプレス時間の総和が前記面材の接着強度が得られるプレス時間以上とされていることを特徴とする建築用パネルの製造方法。
  2. 複数の芯材からなる枠組み体を搬送ラインで搬送しながらその両面に第一の面材および第二の面材を接着して順次複数の建築用パネルを製造する建築用パネルの製造方法であって、
    前記枠組み体の一方の面に接着剤層を介して前記第一の面材を積層する第一積層工程と、これらの第一の面材および枠組み体を第一プレス装置によりプレスする第一プレス工程と、前記枠組み体の他方の面に接着剤層を介して前記第二の面材を積層する第二積層工程と、これらの第二の面材、枠組み体および第一の面材を第二プレス装置によりプレスして接着する第二プレス工程とを有し、
    前記第二プレス工程のプレスは、複数の前記第二プレス装置によって互いに同一の複数の工程に分けて行われ、複数に分けた各々の工程のプレス時間が互いに同一かつ前記第二の面材の接着強度が得られるプレス時間よりも短くされるとともに、各々のプレス時間の総和が前記第二面材の接着強度が得られるプレス時間以上とされ、
    前記第一プレス工程のプレス時間は、前記第二プレス工程の前記第二プレス装置による各々のプレス時間以下とされていることを特徴とする建築用パネルの製造方法。
  3. 複数の芯材からなる枠組み体を搬送ラインで搬送しながらその両面に第一の面材および第二の面材を接着して順次複数の建築用パネルを製造する建築用パネルの製造方法であって、
    前記枠組み体の一方の面に接着剤層を介して前記第一の面材を積層する第一積層工程と、これらの第一の面材および枠組み体を第一プレス装置によりプレスする第一プレス工程と、これらの枠組み体および第一の面材の表裏を反転する反転工程と、前記枠組み体の他方の面に接着剤層を介して前記第二の面材を積層する第二積層工程と、これらの第二の面材、枠組み体および第一の面材を第二プレス装置によりプレスして接着する第二プレス工程とを有し、
    前記第二プレス工程のプレスは、複数の前記第二プレス装置によって互いに同一の複数の工程に分けて行われ、複数に分けた各々の工程のプレス時間が互いに同一かつ前記第二の面材の接着強度が得られるプレス時間よりも短くされるとともに、各々のプレス時間の総和が前記第二面材の接着強度が得られるプレス時間以上とされ、
    前記第一プレス工程のプレス時間は、前記第二プレス工程の前記第二プレス装置による各々のプレス時間以下とされていることを特徴とする建築用パネルの製造方法。
  4. 請求項3に記載した建築用パネルの製造方法において、前記第一プレス工程のプレス時間と、前記複数に分けた第二プレス工程の各々の工程のプレス時間とが互いに同一とされていることを特徴とする建築用パネルの製造方法。
  5. 請求項4に記載した建築用パネルの製造方法において、前記第一プレス工程のプレス時間は30秒であり、前記第二プレス工程の前記第二プレス装置による各プレス時間はそれぞれ30秒とされていることを特徴とする建築用パネルの製造方法。
  6. 請求項3から請求項5までのいずれかに記載した建築用パネルの製造方法において、前記第一積層工程では前記枠組み体の一方の面を上に向けた状態で前記第一の面材を積層することを特徴とする建築用パネルの製造方法。
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