JP3928752B2 - ワーク搬送装置用ビーム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トランスファプレス装置に用いるワーク搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トランスファプレスのワーク搬送装置は、図4、図5に示すようにライン方向に並設した図示しない複数の金型の列の両側にライン方向に延びる一対の昇降可能なフレーム1,2を配置し、このフレーム1,2上をライン方向へ移動する可動台3,4を複数台設け、フレーム1,2上の対向する可動台3,3および4,4間にビーム5,6を連接し、各ビーム5,6にワーク8を吸着するバキュームカップ7を取付けたものである。ワーク8はトランスファプレスで成形されたものである。
【0003】
このトランスファプレスでは、例えば上流の金型設置位置Aでワーク8をプレスすると、次にフレーム1,2を上昇して中間位置Cに近接した状態で待機していたビーム5,6を相互に離反しつつ位置Aまで移動し、フレーム1,2を下降してビーム5,6を位置Aにあるワーク8上に下ろし、バキュームカップ7を作動してワーク8をビーム5,6に吸着する。ワーク8を吸着するとフレーム1,2を上昇しビーム5,6を移動してワーク8を下流の金型設置位置B上まで搬送し、フレーム1,2及びビーム5,6を下降しバキュームカップ7を吸着解除してワーク8を位置Bに下ろす。ワーク8を下ろすと再びフーム1,2を上昇してビーム5,6を近接させつつ中間位置Cまで移動し、フレーム1,2を下降してビーム5,6を待機させた後、ワーク8を位置までプレスする。このようにして全てのワーク8はフレーム1,2とビーム5,6の周期的な動作によって下流へ送られながらプレスされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したビーム5,6の動作はかなり高速で行われる。ビーム5,6の長さは4〜5mあり、ワーク8の重さも30kg以上あるため、軽くて剛性の高いビームが要求される。このため従来型鋼または内部に発泡材を用い繊維強化樹脂で被覆したFRP製のビームが用いられていた。然し型鋼を使用した場合コスト的には安価であるが、剛性を増すため肉厚を増加する必要があるため、自重が増大したわみを減少させることが困難であった。またFRP製のビームは実開平1−165132に記載されているように軽量で剛性があり振動も起こしにくく理想的な性質を備えているが、製作に工数と時間がかかりコスト高になるという問題点があった。
【0005】
本発明はかかる問題点を解決すために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、必要な剛性を容易に得ることができ、かつ製作も容易で短時間に製作が可能なワーク搬送装置用ビームを提供することにある。
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1の発明では、ワークの位置へ移動し吸着して吊り上げ所定の位置に搬送するワーク搬送装置用ビームであって、前記ビームは、金属製であるとともに、その長手方向と垂直な横断面形状がほぼ四角形の外周表面を有し、かつ、その長手方向全体に延びている中空がその内部に形成されており、横断面がほぼ四角形の前記ビームの4つの側面は前記外周表面を構成し、該4つの側面には、それぞれ、平板状積層板が貼付けられており、前記4つの側面にそれぞれ貼付けられる前記平板状積層板は、前記ビームに貼り付ける前に、それぞれ互いに別個のものとして製作されたものであり、前記各平板状積層板は、繊維強化樹脂で構成されておりワーク吊り上げ時大きな曲げモーメントが発生するビーム長手方向位置の前記側面には、前記平板状積層板の上にさらに別の平板状積層板を貼付けることで、該ビーム長手方向位置に貼付けられた平板状積層板全体の厚みを他のビーム長手方向位置の平板状積層板全体の厚みより厚くしている
【0007】
繊維強化樹脂で構成された積層板は強度が大きく軽量である。これを金属製のビームの表面に貼付けることによりビームの強度と剛性が大きくなるが重量の増加は少ない。繊維強化樹脂の積層板の製作は形状が単純であるので容易にかつ短時間にできる。またこれをビームに貼付けることも接着材で容易にできる。このようにして軽量で剛性があり製作も容易なビームを短時間に製作することができる。
【0009】
ビームは両端支持で中央部にワークの荷重がかかるので、中央部に大きな曲げモーメントが発生する。このため中央部の積層板を厚く重ねることにより曲げによるたわみを少なくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付して使用する。
図1は、本発明のワーク搬送装置用ビームの第1実施形態の斜視図を示す。図2はワーク搬送装置用ビームの横断面図である。ワーク搬送装置用ビームはクロスバーと言われることが多いので以降クロスバーと称する。クロスバーは図4、図5で説明したビーム5,6と同一であるので符号5で表す。クロスバー5は鋼製の型鋼10の表面に繊維強化樹脂で製作した積層板11を接着材で貼付けることにより構成されている。
【0011】
型鋼10は中空の角型で両側にはワーク8の吸着と離脱を行うバキュームカップ7が複数個(図1では片側に4個で合計8個)間隔を設けて取付けられている。バキュームカップ7は吸着を行うカップ7aと、このカップ7aを支持する湾曲したアーム7bと、アーム7bを型鋼10に取り付ける取付け板7cから構成され、取付け板7cは型鋼10に溶接で接合されている。積層板11は図2に示すように複数層から構成するが荷重条件により単層でもよい。なお型鋼10の4隅は丸く形状が複雑なので積層板は設けない。積層板11は平板とすることにより製作と貼付けが容易になる。隅部の面積は他の部分にくらべ少ないのでここに積層板を設けなくても剛性の低下は少ない。型鋼10の両側には取付け板7cが設けられているので、取付け板7cを除いた範囲に積層板12を設ける。
【0012】
図3は本発明のワーク搬送装置用ビームの第2実施形態の斜視図を示す。本クロスバー5は図1に示すクロスバー5に対して中央部の上下面に更に積層板13を追加して設けたものである。ワーク8吊り上げ時クロスバー5に発生する曲げモーメントは中央部の上下面で大きくなるので、この範囲に積層板13を追加することにより少ない重量で剛性を大きくすることができる。
【0013】
上述の実施形態では中空角型の型鋼10を用いたが、これは板材を溶接した角パイプ状のものでもよく、また材質は鉄以外にアルミニウムを用いてもよい。更に、型鋼の両側についても、バー中央部について積層数を増やすことができる。また積層数の重ね貼り数は2枚に限らず、必要枚数とすることができる。
【0014】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明は、鋼製のビームの表面に繊維強化樹脂よりなる積層板を貼付けることにより、剛性が大で軽量なビームを容易に短時間でかつ低コストで製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワーク搬送装置用ビームの第1実施形態の斜視図である。
【図2】ワーク搬送装置用ビームの横断面である。
【図3】本発明のワーク搬送装置用ビームの第2実施形態の斜視図である。
【図4】ワーク搬送装置の動作説明図である。
【図5】ワーク搬送装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1,2 フレーム
3,4 可動台
5,6 ビーム(クロスバー)
7 バキュームカップ
7a カップ
7b アーム
7c 取付け板
8 ワーク
10 型鋼
11,12,13 積層板

Claims (1)

  1. ワークの位置へ移動し吸着して吊り上げ所定の位置に搬送するワーク搬送装置用ビームであって、
    前記ビームは、金属製であるとともに、その長手方向と垂直な横断面形状がほぼ四角形の外周表面を有し、かつ、その長手方向全体に延びている中空がその内部に形成されており、
    横断面がほぼ四角形の前記ビームの4つの側面は前記外周表面を構成し、該4つの側面には、それぞれ、平板状積層板が貼付けられており、
    前記4つの側面にそれぞれ貼付けられる前記平板状積層板は、前記ビームに貼り付ける前に、それぞれ互いに別個のものとして製作されたものであり、
    前記各平板状積層板は、繊維強化樹脂で構成されており
    ワーク吊り上げ時大きな曲げモーメントが発生するビーム長手方向位置の前記側面には、前記平板状積層板の上にさらに別の平板状積層板を貼付けることで、該ビーム長手方向位置に貼付けられた平板状積層板全体の厚みを他のビーム長手方向位置の平板状積層板全体の厚みより厚くしている、ことを特徴とするワーク搬送装置用ビーム。
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