JP3901281B2 - 建築物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、建築物に関し、特に大型パネルにより形成され、シェルター、物置等、簡易的に屋外に設置して収納等に使用する建築物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、壁面を形成するパネルを組み合わせて構成するシェルター、物置等の建築物は、側面と天井面、および底板をパネル材で構成していた。例えばシェルターの場合には、1枚のパネルは幅寸法が約2m、長さ寸法が約4mの矩形のパネルが使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、この種のパネルは小寸法のパネルを接合部材によって継ぎ合わせて2m×4mの所定の寸法を有する接合パネルを構成していた。しかしながら、この接合パネルにあっては、接合部材により隣接するパネルを接合するために、接合部材の表面がパネル表面より突出し、突出部が形成されてしまう。シェルター等の建築物にあっては、屋外に設置されるために、天井に雪が積もる場合もある。この天井の雪をスコップ等で取り除く際に、突出部の存在は、作業性を悪化させる。また、接合部は雨水の浸入の原因ともなっていた。本発明は、上述した問題点を解決すため大型のパネル材で構成される建築物を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の建築物は、ペーパー帯を蛇行させて形成されるセル内に発泡剤を充填して構成されるコア部材と、コア部材の上下両面に熱硬化性の接着材により積層されるスキン材を有する建築物用パネル材で構成される建築物であって、前記コア部材は、あらかじめ用意したコア部材要素の中から選択した少なくとも8枚以上の矩形のコア部材要素を敷き詰めてスプライステープにより接着して連設することにより構成され、前記パネル材は前記連設したコア部材の上下両面にスキン材を接着することによって表面に突出部のないフラットな所定の長さ寸法と幅寸法を有する一枚の建築用パネル材として形成され、建築物の天井及び床面及び2面以上の側面はそれぞれ一枚の前記建築用パネル材から形成してなる簡易的に屋外に設置するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を実施する建築物の一種類であるシェルターの正面図、図2は図1の右側面図、図3は図1の左側面図、図4は図1の上面図である。
全体を符号10で示すシェルターは、例えば、災害時に被災地へ運搬して設置し、内部に通信機器等を装備して災害復旧の指令センターに使用される。
シェルター10は、天井パネル40、両側パネル20,30、床板パネル50、前面パネル60、後面パネル62等により構成される直方体の外形形状を有し、前面パネル60にはドア65が装備される。
【0006】
各パネルは金属材製のチャンネル部材70で補強される。
シェルターの上部の4隅には、フック72が固着されており、このフック72を利用してシェルター10をクレーンで吊り上げたり、ヘリコプターで空輸したりすることができる。
両側面には、はしご用の足掛け74が設けてあり、グリップ76を利用してオペレータが天井パネル上に昇ることができる。
床板パネル50の下面には、パネル50の長手方向に2本のレール76が設けてあり、シェルター10を地面上に設置したときの安定と、床板パネル50の補強を図る。
シェルター10の周壁面には、例えば配電用の機器80やエアの吸排気口82等の必要な機器が装備される。
【0007】
図5は、上述したシェルターの天井パネル、両側パネル、床板パネル等の原材料となるパネル材の平面図、図6は側面図、図7は側面の部分拡大図、図8はパネルの断面構造を示す説明図である。
パネル材100は、長さ寸法Lが4.060mm、幅寸法Wが2200mmの大型の板材であって、コア部材110の上下をシート部材120,130で被覆した断面構造を有する。
【0008】
コア部材110は、図10,図11に示すようにペーパー帯111を蛇行させて、断面をテイアドロップ形状のセル112を形成し、この各セル112内にフェノール樹脂の発泡剤115を充填したものである。
そして、このコア部材110を平面寸法がαmm×βmmの第1のコア部材要素110aと、平面寸法がαmm×γmmの第2のコア部材要素110bとして用意しておく。そして、図9に示すように、第1のコア部材要素110aを14枚、第2のコア部材要素110bを7枚敷き詰めて、スプライステープ150により接着して連設させ、L=7α、W=2β+γ、のパネル材となるコア部材110を構成する。
【0009】
シート部材120は、フィルム状の接着剤121と表皮となるスキン材122により構成される。同様に、シート部材130は、フィルム状の接着剤131とスキン材132により構成される。
フィルム状の接着剤121,131は、熱硬化性の接着剤であって、加熱によりスキン材122,132をコア部材110に接着する。
コア部材110は、ペーパーシートのセル内に発泡剤を充填した構造を有するので、このコア部材110をサンドイッチしたパネル材100は、軽量かつ曲げ剛性等に優れた板材となる。
【0010】
図12,図13は本発明によるパネル材の製造方法を示す説明図である。
全体を符号200で示す組立装置は、アルミ合金製の平板でつくられる基盤210と、基盤210上を覆うカバー220を有する。
パネル材を構成するコア部材110の下面は、離型フィルム310を介してスキン131を基盤210上に載置し、フィルム状接着剤132の上に、コア部材110が上述した形態によりスプライステープ150により接着、組み立てられる。コア部材110の上面には、上側のフィルム状接着剤122とスキン121が積層され、その上面に離型フィルム310と空気流を円滑にするリーメペーパ320を介してプレッシャプレート330が載置される。このプレッシャプレート330は、パネル材に均一な押圧力を加えるためのもので、必要枚数が載置される。
【0011】
パネル材の周囲には、パネル材の縁部がつぶれるのを防止する部材260が配設される。
基盤210上に上述した構造に各要素が配設されると、エアウィーブ240が被せられ、カバー220により覆われる。カバー220と基盤210の間にはシール部材230が配設され、内部の気密が保たれる。
この状態でカバー220の吸気口250を真空源に接続してカバー内部を負圧とする。
以上の装備が完了した組立装置200は、大型のオートクレーブ内に搬入され、加圧と加熱を加えられる。
【0012】
図13は、加熱・加圧のグラフを示し、組立装置は内部の温度が常温からフィルム状接着剤の硬化温度に加熱される。組立装置の内部温度は、内部に配設される温度センサ270により検知される。
また、オートクレーブ(管)内は所定圧に加圧される。この加圧により、プレッシャプレート330を介して積層されたパネル材要素は、確実に接着、硬化される。
加熱・加圧により発生するガス等は、真空源により吸い出される。
所定時間の加熱・加圧が終了すると、組立装置200は、オートクレーブから搬出され、カバー220を外して製品のパネル材がとり出される。
【0013】
【発明の効果】
本発明は以上のように、ペーパーセル内に発泡剤を充填してつくられるコア部材の上下面をスキン材でサンドイッチしてつくられるパネル材は、一枚の大型のパネルに構成される。
コア部材は、適宜の寸法を有するものをブロック化しておき、このユニットをスプライステープで接着して大型のパネル材に適したコア部材を作成する。この方法によって得られるパネル材を用いてつくられる建築物は、天井等がフラットなものとなり、雪降ろし等の作業が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパネル材を適用するシェルターの正面図。
【図2】本発明のパネル材を適用するシェルターの右側面図。
【図3】本発明のパネル材を適用するシェルターの左側面図。
【図4】本発明のパネル材を適用するシェルターの上面図。
【図5】パネル材の平面図。
【図6】パネル材の側面図。
【図7】図6の要部の拡大図。
【図8】パネル材の構成部材の説明図。
【図9】コア部材の平面図。
【図10】コア部材の構造を示す斜視図。
【図11】コア部材の構造を示す平面図。
【図12】本発明の製造方法に使用するパネル材の組立装置の説明図。
【図13】本発明の製造方法の工程を示す説明図。
【符号の説明】
10 シェルター
20,30 側面パネル
40 天井パネル
50 床板パネル
70 フレーム
100 パネル材
110 コア部材
120 シート部材
121 フィルム状接着剤
122 スキン材
130 シート部材
131 フィルム状接着剤
132 スキン材
150 スプライステープ
200 パネル材組立装置
210 基板
220 カバー
230 シール材
250 吸気口
310 離型フィルム
320 リーメペーパ
330 プレッシャプレート

Claims (1)

  1. ペーパー帯を蛇行させて形成されるセル内に発泡剤を充填して構成されるコア部材と、コア部材の上下両面に熱硬化性の接着材により積層されるスキン材を有する建築物用パネル材で構成される建築物であって、
    前記コア部材は、あらかじめ用意したコア部材要素の中から選択した少なくとも8枚以上の矩形のコア部材要素を敷き詰めてスプライステープにより接着して連設することにより構成され、
    前記パネル材は前記連設したコア部材の上下両面にスキン材を接着することによって表面に突出部のないフラットな所定の長さ寸法と幅寸法を有する一枚の建築用パネル材として形成され、
    建築物の天井及び床面及び2面以上の側面はそれぞれ一枚の前記建築用パネル材から形成してなる簡易的に屋外に設置する建築物。
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