JPH0985539A - 放電加工装置及びその加工方法 - Google Patents
放電加工装置及びその加工方法Info
- Publication number
- JPH0985539A JPH0985539A JP26476395A JP26476395A JPH0985539A JP H0985539 A JPH0985539 A JP H0985539A JP 26476395 A JP26476395 A JP 26476395A JP 26476395 A JP26476395 A JP 26476395A JP H0985539 A JPH0985539 A JP H0985539A
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- JP
- Japan
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- hole
- discharge electrode
- electrode
- machining
- electric discharge
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 加工すべき孔の形状の精度を高めるととも
に、加工時間の短縮を図る高性能かつ経済的な加工方法
を得る。 【解決手段】 ワークの内部に凹凸形状を加工する放電
加工装置において、所定の凹凸形状に嵌合する凹凸を有
し、外径Ａが、冷却孔の最小内径Ｂ以下の放電極１と、
該放電極の上下方向移動及び揺動回転駆動手段を具えた
こと。また、放電区を上下方向に移動させて中心孔を形
成した後に、同放電極１を揺動回転させ、同中心孔に凹
凸を形成させる。
に、加工時間の短縮を図る高性能かつ経済的な加工方法
を得る。 【解決手段】 ワークの内部に凹凸形状を加工する放電
加工装置において、所定の凹凸形状に嵌合する凹凸を有
し、外径Ａが、冷却孔の最小内径Ｂ以下の放電極１と、
該放電極の上下方向移動及び揺動回転駆動手段を具えた
こと。また、放電区を上下方向に移動させて中心孔を形
成した後に、同放電極１を揺動回転させ、同中心孔に凹
凸を形成させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン翼等
において、その内部に冷却空気を供給する冷却孔等を形
成する放電加工装置及びその加工方法に関する。
において、その内部に冷却空気を供給する冷却孔等を形
成する放電加工装置及びその加工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】例えば、ガスタービン翼の冷却孔の放電
加工においては、従来、図４（Ａ）縦断面図に示すよう
に、円柱形状の電極（パイプ電極）を用いて、加工時間
を調節することにより孔内面に凹凸を形成させている。
その際、凹部孔の内径を拡げる個所では、同図（Ｂ）線
図に示すように、パイプ電極の送りを遅くして加工時間
を長くすることで、内径を大きくしているのである。
加工においては、従来、図４（Ａ）縦断面図に示すよう
に、円柱形状の電極（パイプ電極）を用いて、加工時間
を調節することにより孔内面に凹凸を形成させている。
その際、凹部孔の内径を拡げる個所では、同図（Ｂ）線
図に示すように、パイプ電極の送りを遅くして加工時間
を長くすることで、内径を大きくしているのである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の加工装置及び加工方法では、単に電極先端の
送りスピードを調整して加工するのみであるので、同図
（Ｂ）に示すように、溝底のコーナの角部の直角度の形
成ができず、アールが生じてしまい、また、凹凸部分を
１ヶ所ずつ順々にパイプ電極の送り速度を遅くして加工
してゆくので、加工時間が長くなるという問題がある。
うな従来の加工装置及び加工方法では、単に電極先端の
送りスピードを調整して加工するのみであるので、同図
（Ｂ）に示すように、溝底のコーナの角部の直角度の形
成ができず、アールが生じてしまい、また、凹凸部分を
１ヶ所ずつ順々にパイプ電極の送り速度を遅くして加工
してゆくので、加工時間が長くなるという問題がある。
【０００４】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、加工すべき孔の形状の精度を高めるととも
に、加工時間の短縮を図る高性能かつ経済的な放電加工
装置及びその加工方法を提供することを目的とする。
たもので、加工すべき孔の形状の精度を高めるととも
に、加工時間の短縮を図る高性能かつ経済的な放電加工
装置及びその加工方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項１の装置発明は、内部に凹凸を有する
上下方向に長い孔を加工する放電加工装置において、所
定の凹凸形状に嵌合する凹凸を有し、上記孔の最小内径
以下の外径を有する放電極と、該放電極の上下方向移動
及び揺動回転駆動手段とを具えたことを特徴とする。
るために、請求項１の装置発明は、内部に凹凸を有する
上下方向に長い孔を加工する放電加工装置において、所
定の凹凸形状に嵌合する凹凸を有し、上記孔の最小内径
以下の外径を有する放電極と、該放電極の上下方向移動
及び揺動回転駆動手段とを具えたことを特徴とする。
【０００６】請求項２の方法発明は、請求項１におい
て、放電極を上下方向に移動させて中心孔を形成した後
に、同放電極を揺動回転させ、同中心孔の内面に凹凸を
形成させることを特徴とする。
て、放電極を上下方向に移動させて中心孔を形成した後
に、同放電極を揺動回転させ、同中心孔の内面に凹凸を
形成させることを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明をタービン翼の冷却孔の加
工に適用した一実施例を図面について説明すると、図１
はその放電加工電極を示す正面図、図２は図１の放電加
工電極をタービン翼に穿設された冷却孔に挿入した状態
を示す縦断面図、図３は図２におけるタービュレーター
つまり異形冷却孔の加工要領を示す同じく縦断面図であ
る。
工に適用した一実施例を図面について説明すると、図１
はその放電加工電極を示す正面図、図２は図１の放電加
工電極をタービン翼に穿設された冷却孔に挿入した状態
を示す縦断面図、図３は図２におけるタービュレーター
つまり異形冷却孔の加工要領を示す同じく縦断面図であ
る。
【０００８】まず、図１に示すように、放電加工電極１
は、先端に貫通孔加工用の先端部２を有するとともに、
中間部に凹凸部（タービュレーター）加工用の突起部３
を有する。ここで、突起部３を含む電極が貫通孔にスム
ースに挿入されるために、突起部の径φＡは先端部の径
φＢよりも小さいことが条件となる。
は、先端に貫通孔加工用の先端部２を有するとともに、
中間部に凹凸部（タービュレーター）加工用の突起部３
を有する。ここで、突起部３を含む電極が貫通孔にスム
ースに挿入されるために、突起部の径φＡは先端部の径
φＢよりも小さいことが条件となる。
【０００９】また、電極１には図示されていないが、中
心に穴（パイプ穴）が穿設されており、貫通孔加工時に
は、この穴より電解液を供給しながら、図２に示すよう
に、電極１を下降することで放電，加工を行ってゆく。
心に穴（パイプ穴）が穿設されており、貫通孔加工時に
は、この穴より電解液を供給しながら、図２に示すよう
に、電極１を下降することで放電，加工を行ってゆく。
【００１０】次に、貫通孔にタービュレーターを加工す
る際は、図３に示すように、貫通孔内にて電極１を揺動
回転させ、貫通孔内に凹部４を形成してゆき、タービュ
レーターを形成する。なお、この加工時は被加工物（ワ
ーク）ごと電解液中に漬けた状態で、放電加工を行っ
て、タービュレーター冷却孔を形成する。これらの方法
により、加工時間は従来の約半分となる。
る際は、図３に示すように、貫通孔内にて電極１を揺動
回転させ、貫通孔内に凹部４を形成してゆき、タービュ
レーターを形成する。なお、この加工時は被加工物（ワ
ーク）ごと電解液中に漬けた状態で、放電加工を行っ
て、タービュレーター冷却孔を形成する。これらの方法
により、加工時間は従来の約半分となる。
【００１１】上記の加工要領を要約すると、まずは、被
加工物に対し、凹凸を有する電極を用いて貫通加工を行
う。すなわち、電極を被加工物の内部に下げ、挿入して
ゆき、まずは円柱状の穴を形成する。次に、形成した穴
に凹凸を有する電極を挿入した状態で、揺動しながら回
転させ、電極側面部でこの穴の内面を加工することによ
り所望の形状を得る。
加工物に対し、凹凸を有する電極を用いて貫通加工を行
う。すなわち、電極を被加工物の内部に下げ、挿入して
ゆき、まずは円柱状の穴を形成する。次に、形成した穴
に凹凸を有する電極を挿入した状態で、揺動しながら回
転させ、電極側面部でこの穴の内面を加工することによ
り所望の形状を得る。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、下記の効果が奏せられ
る。 （１）所望する形状に合わせた電極を用いて放電加工を
行うので、加工後の形状の精度が良くなるとともに、加
工時間が低減できる。 （２）加工精度が向上し、よりシャープなタービュレー
ターを得ることができるので、タービュレーターでの冷
却空気の乱れがより大きくなり、被加工物の冷却が促進
される。
る。 （１）所望する形状に合わせた電極を用いて放電加工を
行うので、加工後の形状の精度が良くなるとともに、加
工時間が低減できる。 （２）加工精度が向上し、よりシャープなタービュレー
ターを得ることができるので、タービュレーターでの冷
却空気の乱れがより大きくなり、被加工物の冷却が促進
される。
【００１３】要するに請求項１の発明によれば、内部に
凹凸を有する上下方向に長い孔を加工する放電加工装置
において、所定の凹凸形状に嵌合する凹凸を有し、上記
孔の最小内径以下の外径を有する放電極と、該放電極の
上下方向移動及び揺動回転駆動手段とを具えたことによ
り、加工すべき孔の形状の精度を高めるとともに、加工
時間の短縮を図る高性能かつ経済的な放電加工装置を得
るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
凹凸を有する上下方向に長い孔を加工する放電加工装置
において、所定の凹凸形状に嵌合する凹凸を有し、上記
孔の最小内径以下の外径を有する放電極と、該放電極の
上下方向移動及び揺動回転駆動手段とを具えたことによ
り、加工すべき孔の形状の精度を高めるとともに、加工
時間の短縮を図る高性能かつ経済的な放電加工装置を得
るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
【００１４】請求項２の発明によれば、請求項１におい
て、放電極を上下方向に移動させて中心孔を形成した後
に、同放電極を揺動回転させ、同中心孔の内面に凹凸を
形成させることにより、加工すべき孔の形状の精度を高
めるとともに、加工時間の短縮を図る高性能かつ経済的
な加工方法を得るから、本発明は産業上極めて有益なも
のである。
て、放電極を上下方向に移動させて中心孔を形成した後
に、同放電極を揺動回転させ、同中心孔の内面に凹凸を
形成させることにより、加工すべき孔の形状の精度を高
めるとともに、加工時間の短縮を図る高性能かつ経済的
な加工方法を得るから、本発明は産業上極めて有益なも
のである。
【図１】本発明をタービン翼の冷却孔の加工に適用した
１実施例の放電加工電極を示す全体正面図である。
１実施例の放電加工電極を示す全体正面図である。
【図２】図１の放電加工電極を冷却孔に挿入した状態を
示す縦断面図である。
示す縦断面図である。
【図３】図２におけるタービュレーターの加工要領を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図４】従来のタービン翼の冷却孔の放電加工要領を示
す縦断面図及び放電電極の送り速度分布図である。
す縦断面図及び放電電極の送り速度分布図である。
１ 放電加工電極 ２ 先端部 ３ 突起部
Claims (2)
- 【請求項１】 内部に凹凸を有する上下方向に長い孔を
加工する放電加工装置において、所定の凹凸形状に嵌合
する凹凸を有し、上記孔の最小内径以下の外径を有する
放電極と、該放電極の上下方向移動及び揺動回転駆動手
段とを具えたことを特徴とする放電加工装置。 - 【請求項２】 請求項１において、放電極を上下方向に
移動させて中心孔を形成した後に、同放電極を揺動回転
させ、同中心孔の内面に凹凸を形成させることを特徴と
する放電加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26476395A JPH0985539A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 放電加工装置及びその加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26476395A JPH0985539A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 放電加工装置及びその加工方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0985539A true JPH0985539A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17407855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26476395A Withdrawn JPH0985539A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | 放電加工装置及びその加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0985539A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI383853B (zh) * | 2008-10-24 | 2013-02-01 | Metal Ind Res & Dev Ct | Electrochemical processing device and processing method thereof |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP26476395A patent/JPH0985539A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TWI383853B (zh) * | 2008-10-24 | 2013-02-01 | Metal Ind Res & Dev Ct | Electrochemical processing device and processing method thereof |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |