JPH0985496A - プレス加工方法 - Google Patents
プレス加工方法Info
- Publication number
- JPH0985496A JPH0985496A JP7247365A JP24736595A JPH0985496A JP H0985496 A JPH0985496 A JP H0985496A JP 7247365 A JP7247365 A JP 7247365A JP 24736595 A JP24736595 A JP 24736595A JP H0985496 A JPH0985496 A JP H0985496A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- pilot hole
- contour
- outline
- press work
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Press Drives And Press Lines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 パイロット穴に起因する被加工板の材料費の
無駄を解消することのできるプレス加工方法を提供する
こと。 【解決手段】 加工領域があらかじめ定められた輪郭内
に設定されている被加工板に対して直列状に配置した複
数の金型により順次プレス加工を行い、前記輪郭で切落
としを行う工程を含む順送型のプレス加工に適用され
る。被加工板３０にその送りのために設けられるパイロ
ット穴１１を、前記輪郭内あるいは前記輪郭に凹部３５
がある場合には該凹部に対応する位置に設け、前記パイ
ロット穴に係合すべき位置にピンを有する前記金型で位
置決め及び送りを行うようにした。
無駄を解消することのできるプレス加工方法を提供する
こと。 【解決手段】 加工領域があらかじめ定められた輪郭内
に設定されている被加工板に対して直列状に配置した複
数の金型により順次プレス加工を行い、前記輪郭で切落
としを行う工程を含む順送型のプレス加工に適用され
る。被加工板３０にその送りのために設けられるパイロ
ット穴１１を、前記輪郭内あるいは前記輪郭に凹部３５
がある場合には該凹部に対応する位置に設け、前記パイ
ロット穴に係合すべき位置にピンを有する前記金型で位
置決め及び送りを行うようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は鉄板等の板材に対し
て複数の金型により順次プレス加工を施してゆくプレス
加工方法に関し、特に多種類の穴や切起こし、絞り部を
順に形成してシャーシやフレームを形成するのに適した
プレス加工方法に関する。
て複数の金型により順次プレス加工を施してゆくプレス
加工方法に関し、特に多種類の穴や切起こし、絞り部を
順に形成してシャーシやフレームを形成するのに適した
プレス加工方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のプレス加工例として、磁気ディ
スクドライバのメインフレームを形成する場合について
図３を参照して説明する。図３はプレス加工が施される
被加工板を示し、通常、ロール状に巻かれた鉄板が使用
される。被加工板３０は図中矢印で示す方向に間欠的に
移送され、移送経路中に直列状に配置された複数の金型
（図示せず）により穴あけ加工や切起こし加工、絞り加
工等の加工が順次行われる。このような加工方法は順送
型と呼ばれている。
スクドライバのメインフレームを形成する場合について
図３を参照して説明する。図３はプレス加工が施される
被加工板を示し、通常、ロール状に巻かれた鉄板が使用
される。被加工板３０は図中矢印で示す方向に間欠的に
移送され、移送経路中に直列状に配置された複数の金型
（図示せず）により穴あけ加工や切起こし加工、絞り加
工等の加工が順次行われる。このような加工方法は順送
型と呼ばれている。
【０００３】図３では穴あけと切起こしが施された例を
示し、始めに穴あけ用の金型により複数種類の径の異な
る穴３１が設けられる。次の工程では、切起こし用の切
れ目を入れる金型によりコ字形状のスリット３２が設け
られる。更に次の工程では、切れ目を入れた部分を起こ
すための金型により切起こし部３３が形成される。以
下、同様にして様々な金型を用いて様々なプレス加工が
施される。
示し、始めに穴あけ用の金型により複数種類の径の異な
る穴３１が設けられる。次の工程では、切起こし用の切
れ目を入れる金型によりコ字形状のスリット３２が設け
られる。更に次の工程では、切れ目を入れた部分を起こ
すための金型により切起こし部３３が形成される。以
下、同様にして様々な金型を用いて様々なプレス加工が
施される。
【０００４】なお、図３中一点鎖線は被加工板３０から
切り落とされる輪郭を示し、この切落し工程は最終工程
に近い工程で行われる。すなわち、被加工板３０から切
り落とされた部品には更に、その縁部に曲げ加工等が施
される場合がある。
切り落とされる輪郭を示し、この切落し工程は最終工程
に近い工程で行われる。すなわち、被加工板３０から切
り落とされた部品には更に、その縁部に曲げ加工等が施
される場合がある。
【０００５】ところで、順送型のプレス加工では、加工
精度を向上させるために被加工板３０にパイロット穴３
４を設ける必要がある。このパイロット穴３４は、被加
工板３０を複数の金型間で移送する際の送り、金型上で
の位置決めに利用される。すなわち、このパイロット穴
３４には、被加工板３０に対して上下から挟むように上
下動する一対の金型の一方に設けられたピンが係合する
ようにされ、送り、位置決めが行われる。なお、このパ
イロット穴３４は、穴３１を設ける工程より前の工程で
金型を用いて設けられることは言うまでもない。
精度を向上させるために被加工板３０にパイロット穴３
４を設ける必要がある。このパイロット穴３４は、被加
工板３０を複数の金型間で移送する際の送り、金型上で
の位置決めに利用される。すなわち、このパイロット穴
３４には、被加工板３０に対して上下から挟むように上
下動する一対の金型の一方に設けられたピンが係合する
ようにされ、送り、位置決めが行われる。なお、このパ
イロット穴３４は、穴３１を設ける工程より前の工程で
金型を用いて設けられることは言うまでもない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】図３から明らかなよう
に、これまではパイロット穴３４は被加工板３０から切
り落とされる部分よりも外側、すなわち一点鎖線で示す
輪郭よりも外側に設けられている。このことは、被加工
板３０の幅方向寸法がパイロット穴３４を設けるための
分だけ大きくなり、材料費がかさむことを意味してい
る。
に、これまではパイロット穴３４は被加工板３０から切
り落とされる部分よりも外側、すなわち一点鎖線で示す
輪郭よりも外側に設けられている。このことは、被加工
板３０の幅方向寸法がパイロット穴３４を設けるための
分だけ大きくなり、材料費がかさむことを意味してい
る。
【０００７】そこで、本発明の課題は、パイロット穴に
起因する材料費の無駄を解消することのできるプレス加
工方法を提供することにある。
起因する材料費の無駄を解消することのできるプレス加
工方法を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、加工領域があ
らかじめ定められた輪郭内に設定されている被加工板に
対して直列状に配置した複数の金型により順次プレス加
工を行い、前記輪郭で切落としを行う工程を含む順送型
のプレス加工において、前記被加工板にその送りのため
に設けられるパイロット穴を、前記輪郭内あるいは前記
輪郭に凹部がある場合には該凹部に対応する位置に設
け、前記パイロット穴に係合すべき位置にピンを有する
前記金型で位置決め及び送りを行うようにしたことを特
徴とする。
らかじめ定められた輪郭内に設定されている被加工板に
対して直列状に配置した複数の金型により順次プレス加
工を行い、前記輪郭で切落としを行う工程を含む順送型
のプレス加工において、前記被加工板にその送りのため
に設けられるパイロット穴を、前記輪郭内あるいは前記
輪郭に凹部がある場合には該凹部に対応する位置に設
け、前記パイロット穴に係合すべき位置にピンを有する
前記金型で位置決め及び送りを行うようにしたことを特
徴とする。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて説明する。図１において、図３と同じ部分には同一
番号を付している。すなわち、図３に示された被加工板
３０に図３と同じ穴あけ、切起こしを行って同じ部品を
つくる場合について説明する。特に、本例では被加工板
３０から切り落とされる輪郭に凹凸部（ここでは凹部３
５）があることに着目し、この凹部３５に対応する位置
にパイロット穴１１を設けた点に特徴を有する。このよ
うにすると、一点鎖線で示す輪郭から被加工板３０の両
側縁までの寸法を最小限にすることができ、結果として
被加工板３０の幅寸法を減らして材料の無駄を極力省く
ことができる。このパイロット穴１１は、後の工程で一
点鎖線で示す輪郭部分が被加工板３０から切り落とされ
ることで切り落とされた部品から無くなるが、何の問題
も無い。なお、金型についてはパイロット穴１１に対応
する箇所にこれに係合するピンが設けられれば良い。
いて説明する。図１において、図３と同じ部分には同一
番号を付している。すなわち、図３に示された被加工板
３０に図３と同じ穴あけ、切起こしを行って同じ部品を
つくる場合について説明する。特に、本例では被加工板
３０から切り落とされる輪郭に凹凸部（ここでは凹部３
５）があることに着目し、この凹部３５に対応する位置
にパイロット穴１１を設けた点に特徴を有する。このよ
うにすると、一点鎖線で示す輪郭から被加工板３０の両
側縁までの寸法を最小限にすることができ、結果として
被加工板３０の幅寸法を減らして材料の無駄を極力省く
ことができる。このパイロット穴１１は、後の工程で一
点鎖線で示す輪郭部分が被加工板３０から切り落とされ
ることで切り落とされた部品から無くなるが、何の問題
も無い。なお、金型についてはパイロット穴１１に対応
する箇所にこれに係合するピンが設けられれば良い。
【００１０】なお、図１の例では被加工板３０から切り
落とされる輪郭に凹凸部があることを利用しているが、
輪郭に必ずしも凹凸部があるとは限らない。この場合に
は、図２に示すように、被加工板３０から切り落とされ
る輪郭内、すなわち部品内にパイロット穴１１′を設け
るようにしても良い。
落とされる輪郭に凹凸部があることを利用しているが、
輪郭に必ずしも凹凸部があるとは限らない。この場合に
は、図２に示すように、被加工板３０から切り落とされ
る輪郭内、すなわち部品内にパイロット穴１１′を設け
るようにしても良い。
【００１１】いずれにしても、パイロット穴を設ける位
置は、成形部品内であって穴があいていても問題の無
い領域、送り及び位置決めが不要となった工程で設け
られる穴あるいは切欠きの領域であれば良い。そして、
この位置は成形部品の設計段階で決定され、これに対応
した金型が用意される。
置は、成形部品内であって穴があいていても問題の無
い領域、送り及び位置決めが不要となった工程で設け
られる穴あるいは切欠きの領域であれば良い。そして、
この位置は成形部品の設計段階で決定され、これに対応
した金型が用意される。
【００１２】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、被加工板に設けるパイロット穴の位置を、被加工板
から切り落とされる輪郭に近い領域あるいは領域内に設
定し、これに対応した金型を用意するだけで被加工板に
おいて無駄になるスペースを極力小さくすることがで
き、その結果、成形部品のコスト低減化に寄与せしめる
ことができる。
ば、被加工板に設けるパイロット穴の位置を、被加工板
から切り落とされる輪郭に近い領域あるいは領域内に設
定し、これに対応した金型を用意するだけで被加工板に
おいて無駄になるスペースを極力小さくすることがで
き、その結果、成形部品のコスト低減化に寄与せしめる
ことができる。
【図１】本発明を説明するために加工工程中の被加工板
の一部を示した図である。
の一部を示した図である。
【図２】図１に示された成形部品とは輪郭の異なる成形
部品に本発明を適用する場合について被加工板の一部を
示した図である。
部品に本発明を適用する場合について被加工板の一部を
示した図である。
【図３】従来のプレス加工方法を説明するための図であ
る。
る。
１１，１１′，３４ パイロット穴 ３０ 被加工板 ３１ 穴 ３２ スリット ３３ 切起こし部 ３５ 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 誠 山形県天童市万代１番１号 ニュートロニ クス株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 加工領域があらかじめ定められた輪郭内
に設定されている被加工板に対して直列状に配置した複
数の金型により順次プレス加工を行い、前記輪郭で切落
としを行う工程を含む順送型のプレス加工において、前
記被加工板にその送りのために設けられるパイロット穴
を、前記輪郭内あるいは前記輪郭に凹部がある場合には
該凹部に対応する位置に設け、前記パイロット穴に係合
すべき位置にピンを有する前記金型で位置決め及び送り
を行うようにしたことを特徴とするプレス加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24736595A JP3709898B2 (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | プレス加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24736595A JP3709898B2 (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | プレス加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0985496A true JPH0985496A (ja) | 1997-03-31 |
| JP3709898B2 JP3709898B2 (ja) | 2005-10-26 |
Family
ID=17162347
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24736595A Expired - Fee Related JP3709898B2 (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | プレス加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3709898B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020026876A1 (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 株式会社三井ハイテック | 金属製品の製造方法及び金属製品の製造装置 |
-
1995
- 1995-09-26 JP JP24736595A patent/JP3709898B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020026876A1 (ja) * | 2018-08-02 | 2020-02-06 | 株式会社三井ハイテック | 金属製品の製造方法及び金属製品の製造装置 |
| JPWO2020026876A1 (ja) * | 2018-08-02 | 2021-08-02 | 株式会社三井ハイテック | 金属製品の製造方法及び金属製品の製造装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3709898B2 (ja) | 2005-10-26 |
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Legal Events
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