JPH0983530A - 冗長系スイッチの無瞬断切替回路 - Google Patents

冗長系スイッチの無瞬断切替回路

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JPH0983530A
JPH0983530A JP7234552A JP23455295A JPH0983530A JP H0983530 A JPH0983530 A JP H0983530A JP 7234552 A JP7234552 A JP 7234552A JP 23455295 A JP23455295 A JP 23455295A JP H0983530 A JPH0983530 A JP H0983530A
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cells
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貴紀 藏野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切替タイミングセルを必要とすることなく無
瞬断切替を可能とし、切替タイミングセルの生成回路や
検出回路、及び監視回路を不要にするとともに、スイッ
チの現用系または予備系と運用系との一致を図る必要を
なくす。 【解決手段】 トリガ信号が入力されると、ダウンカウ
ント部23,33はバッファ制御部22,32から設定
された滞留セル数を1セル時間毎に1ずつ減算し、その
減算値が0より大きい時にアクティブ信号を自系及び他
系の比較部24,34に出力する。比較部24,34は
自系及び他系のアクティブ信号を比較し、自系のアクテ
ィブ信号が他系のアクティブ信号よりも先に非アクティ
ブになると、他系のアクティブ信号が非アクティブとな
るまでの間、比較結果をアクティブとする。バッファ制
御部22,32は比較結果がアクティブの間、バッファ
部21,31からのセルの読出しを停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冗長系スイッチの無
瞬断切替回路に関し、特に非同期転送モード(ATM:
Asynchronous Transfer Mod
e)通信方式に用いられるATMスイッチの冗長系切替
方式において無瞬断で切替を実現するための冗長系間の
同期化制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ATMスイッチにおいて冗長系切
替を無瞬断で実現するための無瞬断方式においては、送
られてきたセルを一時蓄積するためのバッファを含むス
イッチの前段に切替タイミングセル挿入手段と分岐回路
とを設け、スイッチの後段に切替タイミングセル検出手
段と選択回路とを設けている。
【0003】この無瞬断切替方式では切替タイミングセ
ルを用いて予備系のスイッチのバッファ内に滞留するセ
ル滞留数を現用系のスイッチのバッファ内に滞留するセ
ル滞留数に合わせる制御を行い、切替タイミングセルが
選択回路内を通過する際に系の切替を行っている。この
無瞬断切替方式については、特開平4−86043号公
報に詳述されている。
【0004】上記の無瞬断切替方式では予備系のバッフ
ァ内のセル滞留数を現用系のバッファ内のセル滞留数に
合わせるために、予備系のバッファを切替タイミングセ
ルの受信時に空にしている。この動作は、例えば読出し
アドレスと書込みアドレスとを一致させることで行って
いる。
【0005】このとき同時に、バッファからのセルの読
出しを停止し、現用系のバッファから切替タイミングセ
ルが読出されるタイミングに合わせて予備系のバッファ
からのセルの読出しを再開する。
【0006】一方、上述した無瞬断切替方式と同様に、
切替タイミングセルを用いた無瞬断切替方式が特開平5
−227196号公報に開示されている。この無瞬断切
替方式では現用系及び予備系での切替タイミングセルの
出力を比較し、先に切替タイミングセルが検出された系
におけるセルの読出しを停止し、他方の系から切替タイ
ミングセルが検出されてからセルの読出しを再開し、切
替タイミングセルが選択回路を通過する際に系の切替を
行っている。
【0007】尚、上記の無瞬断切替は現用系及び予備系
がともに正常な時に切替運転を行うような場合、あるい
は現用系及び予備系がともに正常な時に現用系及び予備
系に対して片方ずつ保守点検を行うような場合に用いら
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の無瞬断
切替方式では、切替タイミングセルを用いて予備系のス
イッチのバッファ内に滞留するセル滞留数を現用系のス
イッチのバッファ内に滞留するセル滞留数に合わせる制
御を行い、切替タイミングセルが選択回路内を通過する
際に系の切替を行う方式の場合、予備系のバッファを空
にする際に予備系のバッファ内のセルが廃棄されてしま
う。
【0009】そのため、スイッチが現用系及び予備系の
どちらであるかという状態と、スイッチの後段で系選択
する回路の選択系、つまり運用系とが常に一致する必要
があり、切替動作直後にスイッチの現用系及び予備系の
状態を変更する必要がある。
【0010】また、異常動作により不一致が生じないよ
うな対策、つまり系選択部の切替動作を含めて全てファ
ームウェア制御するか、あるいはハードウェア制御する
必要があるので、ファームウェア制御の場合には制御手
順が複雑となり、ハードウェア制御の場合にはタイミン
グをとるためのハードウェアが必要になる。
【0011】さらに、上記の方式、及び現用系及び予備
系での切替タイミングセルの出力を比較し、先に切替タ
イミングセルが検出された系におけるセルの読出しを停
止し、他方の系から切替タイミングセルが検出されてか
らセルの読出しを再開し、切替タイミングセルが選択回
路を通過する際に系の切替を行う方式のいずれの場合
も、切替タイミングセルを用いているので、その切替タ
イミングセルを生成する回路及び検出する回路が必要と
なり、切替タイミングセルが損失した時の対策を施す必
要がある。この場合、切替タイミングセルが損失した時
の故障特定、つまりどこで切替タイミングセルを損失し
たのかを特定することが難しい。
【0012】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、切替タイミングセルを必要とすることなく無瞬断
切替を可能とし、切替タイミングセルを生成する回路や
検出する回路、及び監視する回路を不要とすることがで
き、スイッチの現用系または予備系と運用系との一致を
図る必要のない冗長系スイッチの無瞬断切替回路を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明による冗長系スイ
ッチの無瞬断切替回路は、入力されたセルを一時蓄積す
るバッファを有する現用系及び予備系のスイッチからな
り、前記現用系及び前記予備系のスイッチ各々の前記バ
ッファから読出されたセルのいずれかを選択する系選択
手段を含む冗長系スイッチの無瞬断切替回路であって、
前記セルに同期したトリガ信号が入力された時の前記バ
ッファ内に滞留するセル数を記憶する手段と、記憶した
前記セル数を前記バッファから1セル読出す毎に1ずつ
減算しかつ減算を開始してから減算結果が0となるまで
アクティブ信号を出力する計数手段と、前記計数手段か
らのアクティブ信号及び他系の前記計数手段からのアク
ティブ信号各々の状態に応じて前記バッファからのセル
の読出しを停止する手段とを前記現用系及び前記予備系
のスイッチ各々に備えている。
【0014】本発明による他の冗長系スイッチの無瞬断
切替回路は、上記の構成のほかに、前記現用系及び予備
系のスイッチ各々に周期的かつ同時に監視セルを出力す
る手段と、前記現用系及び予備系のスイッチ各々に設け
られかつ前記監視セルの到着タイミングを検出する検出
手段と、前記現用系及び予備系のスイッチ各々の前記検
出手段の検出結果を比較する手段と、その比較結果が不
一致の時に前記トリガ信号を再発出する手段とを具備し
ている。
【0015】本発明による別の冗長系スイッチの無瞬断
切替回路は、上記の構成のほかに、前記現用系及び予備
系のスイッチ各々に設けられかつ前記バッファにおける
容量オーバを示すバッファ溢れを検出する検出手段と、
自系のアクティブ信号及び他系のアクティブ信号各々が
アクティブ状態の時に前記検出手段で前記バッファ溢れ
が検出された時に前記トリガ信号を再発出する手段とを
具備している。
【0016】本発明によるさらに別の冗長系スイッチの
無瞬断切替回路は、上記の構成のほかに、他系のアクテ
ィブ信号が予め設定された所定時間が過ぎてもアクティ
ブのときに当該アクティブ信号を非アクティブとする手
段を前記現用系及び前記予備系のスイッチ各々に具備し
ている。
【0017】本発明によるさらにまた別の冗長系スイッ
チの無瞬断切替回路は、上記の構成のほかに、前記トリ
ガ信号を受信してから予め設定された設定時間が経過す
るまで他系のアクティブ信号を有効とする手段を前記現
用系及び前記予備系のスイッチ各々に具備している。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、本発明の作用について以下
に述べる。
【0019】セルに同期したトリガ信号が入力された時
のバッファ部の滞留セル数をバッファ部から1セル読出
す毎にダウンカウント部で1ずつ減算し、ダウンカウン
ト部の計数結果が0となるまで出力される自系及び他系
からのアクティブ信号各々の状態に応じてバッファ部か
らのセルの読出しを停止する。
【0020】これによって、切替タイミングセルを必要
とすることなく無瞬断切替を可能とし、切替タイミング
セルを生成する回路や検出する回路、及び監視する回路
を不要とすることができるとともに、スイッチの現用系
または予備系と運用系との一致を図る必要をなくすこと
ができる。
【0021】次に、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、本発明の一実施例による
冗長系スイッチの無瞬断切替回路は分岐部1と、0系ス
イッチ2と、1系スイッチ3と、系選択部4とから構成
されている。
【0022】0系スイッチ2及び1系スイッチ3は夫々
バッファ部21,31と、バッファ制御部22,32
と、ダウンカウント部23,33と、比較部24,34
とから構成されている。
【0023】入力されたセルは分岐部1で0系スイッチ
2及び1系スイッチ3双方に同時に出力される。分岐部
1から0系スイッチ2及び1系スイッチ3に夫々入力さ
れたセルはバッファ制御部22,32の制御によってバ
ッファ部21,31に書込まれる。
【0024】ここで、バッファ部21,31は各々セル
の書込みがセルの読出しよりも速く行われるように構成
されている。例えば、バッファ部21,31に3つセル
が書込まれる間に、バッファ部21,31から1つのセ
ルが読出せるよう構成されている。
【0025】バッファ制御部22,32はセルが入力さ
れた時にそのセルのバッファ部21,31への書込みを
制御し、バッファ部21,31にセルが滞留している間
そのセルの読出しを制御する。
【0026】この場合、バッファ制御部22,32はバ
ッファ部21,31に書込まれたセルをそれが書込まれ
た順番に読出すよう制御するための制御信号121,1
31をバッファ部21,31に出力する。すなわち、バ
ッファ部21,31はFIFO(ファーストインファー
ストアウト)等のメモリから構成されている。
【0027】バッファ制御部22,32の制御によって
バッファ部21,31から読出されたセルは、0系スイ
ッチ2及び1系スイッチ3の後段に配設された系選択部
4で選択されて出力される。
【0028】また、バッファ制御部22,32にはバッ
ファ部21,31に滞留される滞留セル数を管理する手
段(図示せず)が設けられており、0系スイッチ2及び
1系スイッチ3各々のバッファ制御部22,32に対し
て同時にかつ入力セルと同期したタイミングで入力され
るトリガ信号101を受信した時の滞留セル数122,
132をダウンカウント部23,33に出力する。
【0029】ダウンカウント部23,33はバッファ制
御部22,32によって設定された滞留セル数を1セル
時間毎に、つまりバッファ部21,31から1つのセル
が読出される毎に1ずつ減算し、その減算値が0より大
きい時にアクティブ信号123,133を自系の比較部
24,34及び他系の比較部34,24に夫々出力す
る。
【0030】比較部24,34は夫々自系のダウンカウ
ント部23,33からのアクティブ信号123,133
と、他系のダウンカウント部33,23からのアクティ
ブ信号133,123とを比較し、その比較結果12
4,134をバッファ制御部22,32に戻す。バッフ
ァ制御部22,32は比較結果124,134がアクテ
ィブの間、バッファ21,31からのセルの読出しを停
止する。
【0031】図2は本発明の一実施例による無瞬断切替
の制御タイミングを示すタイミングチャートである。こ
れら図1及び図2を用いて本発明の一実施例における無
瞬断切替について説明する。
【0032】0系スイッチ2及び1系スイッチ3各々の
バッファ制御部22,32はトリガ信号101が入力さ
れると、受信した時の滞留セル数122,132をダウ
ンカウント部23,33に出力する。
【0033】ダウンカウント部23,33は設定された
滞留セル数を1セル時間毎に、つまりバッファ部21,
31から1つのセルが読出される毎に1ずつ減算し、そ
の減算値が0より大きい時にアクティブ信号123,1
33を自系の比較部24,34及び他系の比較部34,
24に夫々出力する。
【0034】ここで、トリガ信号101が入力される前
の0系スイッチ2のバッファ部21の滞留セル数が
「2」で、1系スイッチ3のバッファ部31の滞留セル
数が「0」の場合、バッファ制御部22,32によって
3つのセルがバッファ部21,31に夫々書込まれる
と、ダウンカウント部23には「5」が設定され、ダウ
ンカウント部33には「3」が設定される。
【0035】比較部24は自系のダウンカウント部23
からのアクティブ信号123と、他系のダウンカウント
部33からのアクティブ信号133とを比較し、他系の
ダウンカウント部33からのアクティブ信号133が先
に非アクティブとなるので、比較結果124を非アクテ
ィブにしたままとする。
【0036】これに対し、比較部34は自系のダウンカ
ウント部33からのアクティブ信号133が他系のダウ
ンカウント部23からのアクティブ信号123よりも先
に非アクティブとなるので、他系のアクティブ信号12
3が非アクティブとなるまでの間、比較結果134をア
クティブとする。よって、バッファ制御部32は比較結
果134がアクティブの間、バッファ部31からのセル
の読出しを停止する。
【0037】その結果、滞留セル数の少ない系のバッフ
ァ部31からのセルの読出しが、他系のバッファ部21
の滞留セル数の差分だけ停止することで、バッファ部2
1,31からの同一セルの読出しタイミングが同じにな
る。
【0038】したがって、0系スイッチ2及び1系スイ
ッチ3各々がともに正常な時に切替運転を行うような場
合、あるいは0系スイッチ2及び1系スイッチ3各々が
ともに正常な時に片方ずつ保守点検を行うような場合で
も、それらの系の切替を無瞬断で行うことができる。
尚、系選択部4は0系スイッチ2及び1系スイッチ3各
々の同期をとってから予め設定された所定時間後に系の
切替を行う。
【0039】図3は本発明の他の実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、本発明の他の実施例によ
る冗長系スイッチの無瞬断切替回路は監視セル挿入部5
と、トリガ生成部6とを設け、0系スイッチ2及び1系
スイッチ3内に夫々監視セル検出部25,35を設けた
以外は図1の本発明の一実施例と同様の構成となってお
り、同一構成要素には同一符号を付してある。また、同
一構成要素の動作は本発明の一実施例の動作と同様であ
る。
【0040】監視セル挿入部5は周期的に監視セルを生
成し、その監視セルを分岐部1に出力するので、0系ス
イッチ2及び1系スイッチ3には監視セル挿入部5から
の監視セルが周期的にかつ同時に入力される。
【0041】0系スイッチ2及び1系スイッチ3の監視
セル検出部25,35はバッファ部21,31から読出
されるセルを監視し、バッファ部21,31から読出さ
れたセルが監視セルであれば監視セルの検出信号12
5,135を夫々トリガ生成部6に出力する。
【0042】トリガ生成部6は周期的にトリガ信号10
1を生成して0系スイッチ2及び1系スイッチ3のバッ
ファ制御部21,31と、系選択部4とに夫々出力して
いる。また、トリガ生成部6は0系スイッチ2及び1系
スイッチ3の監視セル検出部25,35からの検出信号
125,135を比較することで、0系スイッチ2及び
1系スイッチ3への監視セルの到着タイミングを比較す
る。
【0043】トリガ生成部6は監視セル検出部25,3
5からの検出信号125,135の比較結果が不一致で
あれば、トリガ信号101を再発出する。つまり、トリ
ガ生成部6は到着タイミングが不一致であれば、0系ス
イッチ2及び1系スイッチ3の同期がとれていないと判
断し、トリガ信号101を再発出することで上述したよ
うに0系スイッチ2及び1系スイッチ3の同期をとるこ
とが可能となる。
【0044】図4は本発明の別の実施例の構成を示すブ
ロック図である。図において、本発明の別の実施例によ
る冗長系スイッチの無瞬断切替回路はトリガ生成部7を
設けた以外は図1の本発明の一実施例と同様の構成とな
っており、同一構成要素には同一符号を付してある。ま
た、同一構成要素の動作は本発明の一実施例の動作と同
様である。
【0045】0系スイッチ2及び1系スイッチ3のバッ
ファ制御部22,32はバッファ部21,31へのセル
の書込み時に、書込むべきセルがバッファ部21,31
の容量をオーバした時にバッファ溢れ検出信号126,
136をトリガ生成部7に出力する。
【0046】トリガ生成部7はダウンカウント部23,
33からのアクティブ信号123,133がともにアク
ティブの時にバッファ制御部22,32からバッファ溢
れ検出信号126,136が入力されると、予め設定さ
れた所定時間後にトリガ信号101を再発出する。
【0047】つまり、トリガ生成部7は0系スイッチ2
及び1系スイッチ3の同期をとるために上述した処理が
行われている時にバッファ制御部22,32でバッファ
溢れが検出されると、0系スイッチ2及び1スイッチ3
の同期がとれないと判断し、所定時間経過した後にトリ
ガ信号101を再発出する。これによって、再度0系ス
イッチ2及び1系スイッチ3の同期をとることが可能と
なる。
【0048】図5は本発明のさらに別の実施例の構成を
示すブロック図である。図において、本発明のさらに別
の実施例による冗長系スイッチの無瞬断切替回路は0系
スイッチ2及び1系スイッチ3内に夫々計時部26,3
6と、オアゲート27,37とを設けた以外は図1の本
発明の一実施例と同様の構成となっており、同一構成要
素には同一符号を付してある。また、同一構成要素の動
作は本発明の一実施例の動作と同様である。
【0049】計時部26,36はダウンカウント部2
3,33からのアクティブ信号123,133がアクテ
ィブになると予め設定された一定時間の計時を開始し、
一定時間を計時すると検出信号127,137として
“1”をオアゲート27,37に出力する。
【0050】オアゲート27,37はダウンカウント部
23,33からのアクティブ信号123,133と計時
部26,36からの検出信号127,137との論理和
をとって比較部24,34に出力する。
【0051】したがって、ダウンカウント部23,33
からのアクティブ信号123,133がアクティブであ
ったとしても、計時部26,36が一定時間を計時する
と、オアゲート27,37から比較部24,34に出力
されるアクティブ信号128,138が非アクティブと
なる。
【0052】よって、0系スイッチ2及び1系スイッチ
3の同期をとる処理が開始されてから、0系スイッチ2
及び1系スイッチ3の一方に障害が発生し、一定時間を
過ぎてもダウンカウント部23,33からのアクティブ
信号123,133がアクティブ状態となるような場合
でも、バッファ部21,31からのセルの読出しが停止
されたままとなるのを防止することができる。
【0053】図6は本発明のさらにまた別の実施例の構
成を示すブロック図である。図において、本発明のさら
にまた別の実施例による冗長系スイッチの無瞬断切替回
路は0系スイッチ2及び1系スイッチ3内に夫々計時部
28,38と、オアゲート29,39とを設けた以外は
図1の本発明の一実施例と同様の構成となっており、同
一構成要素には同一符号を付してある。また、同一構成
要素の動作は本発明の一実施例の動作と同様である。
【0054】計時部28,38はトリガ信号101が入
力されると、予め設定された所定時間の計時を開始し、
所定時間を計時すると検出信号129,139として
“1”をオアゲート29,39に出力する。
【0055】オアゲート29,39はダウンカウント部
23,33からのアクティブ信号123,133と計時
部26,36からの検出信号129,139との論理和
をとって比較部24,34に出力する。
【0056】したがって、トリガ信号101が入力され
てから計時部26,36で所定時間が計時されると、オ
アゲート27,37から比較部24,34に出力される
アクティブ信号130,140が非アクティブとなる。
【0057】よって、トリガ信号101やダウンカウン
ト部23,33からのアクティブ信号123,133に
ノイズが入って0系スイッチ2及び1系スイッチ3の同
期をとる処理が開始され、所定時間が過ぎてもバッファ
部21,31からのセルの読出しが停止されたままとな
るのを防止することができる。
【0058】このように、セルに同期したトリガ信号が
入力された時のバッファ部21,31の滞留セル数をバ
ッファ部21,31から1セル読出す毎にダウンカウン
ト部23,33で1ずつ減算し、ダウンカウント部2
3,33の計数結果が0となるまで出力される自系及び
他系からのアクティブ信号各々の状態に応じてバッファ
部21,31からのセルの読出しを停止することによっ
て、切替タイミングセルを必要とすることなく無瞬断切
替を可能とし、切替タイミングセルを生成する回路や検
出する回路、及び監視する回路を不要とすることがで
き、スイッチの現用系または予備系と運用系との一致を
図る必要をなくすことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
力されたセルを一時蓄積するバッファを有する現用系及
び予備系のスイッチからなり、現用系及び予備系のスイ
ッチ各々のバッファから読出されたセルのいずれかを選
択する系選択手段を含む冗長系スイッチの無瞬断切替回
路において、セルに同期したトリガ信号が入力された時
のバッファ内に滞留するセル数をバッファから1セル読
出す毎に1ずつ減算し、その計数結果が0となるまで出
力される自系及び他系からのアクティブ信号各々の状態
に応じてバッファからのセルの読出しを停止することに
よって、切替タイミングセルを必要とすることなく無瞬
断切替を可能とし、切替タイミングセルを生成する回路
や検出する回路、及び監視する回路を不要とすることが
でき、スイッチの現用系または予備系と運用系との一致
を図る必要をなくすことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例による無瞬断切替の制御タイ
ミングを示すタイミングチャートである。
【図3】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の別の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】本発明のさらに別の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】本発明のさらにまた別の実施例の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 分岐部 2 0系スイッチ 3 1系スイッチ 4 系選択部 5 監視セル挿入部 6,7 トリガ生成部 21,31 バッファ部 22,32 バッファ制御部 23,33 ダウンカウント部 24,34 比較部 25,35 監視セル検出部 26,28,36,38 計時部 27,29,37,39 オアゲート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたセルを一時蓄積するバッファ
    を有する現用系及び予備系のスイッチからなり、前記現
    用系及び前記予備系のスイッチ各々の前記バッファから
    読出されたセルのいずれかを選択する系選択手段を含む
    冗長系スイッチの無瞬断切替回路であって、前記セルに
    同期したトリガ信号が入力された時の前記バッファ内に
    滞留するセル数を記憶する手段と、記憶した前記セル数
    を前記バッファから1セル読出す毎に1ずつ減算しかつ
    減算を開始してから減算結果が0となるまでアクティブ
    信号を出力する計数手段と、前記計数手段からのアクテ
    ィブ信号及び他系の前記計数手段からのアクティブ信号
    各々の状態に応じて前記バッファからのセルの読出しを
    停止する手段とを前記現用系及び前記予備系のスイッチ
    各々に有することを特徴とする無瞬断切替回路。
  2. 【請求項2】 前記トリガ信号が周期的に入力するよう
    構成したことを特徴とする請求項1記載の無瞬断切替回
    路。
  3. 【請求項3】 前記系選択手段は、前記セルの選択動作
    を前記トリガ信号が入力されてから予め設定された一定
    時間停止するよう構成したことを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の無瞬断切替回路。
  4. 【請求項4】 前記現用系及び予備系のスイッチ各々に
    周期的かつ同時に監視セルを出力する手段と、前記現用
    系及び予備系のスイッチ各々に設けられかつ前記監視セ
    ルの到着タイミングを検出する検出手段と、前記現用系
    及び予備系のスイッチ各々の前記検出手段の検出結果を
    比較する手段と、その比較結果が不一致の時に前記トリ
    ガ信号を再発出する手段とを含むことを特徴とする請求
    項1から請求項3のいずれか記載の無瞬断切替回路。
  5. 【請求項5】 前記現用系及び予備系のスイッチ各々に
    設けられかつ前記バッファにおける容量オーバを示すバ
    ッファ溢れを検出する検出手段と、自系のアクティブ信
    号及び他系のアクティブ信号各々がアクティブ状態の時
    に前記検出手段で前記バッファ溢れが検出された時に前
    記トリガ信号を再発出する手段とを含むことを特徴とす
    る請求項1から請求項4のいずれか記載の無瞬断切替回
    路。
  6. 【請求項6】 他系のアクティブ信号が予め設定された
    所定時間が過ぎてもアクティブのときに当該アクティブ
    信号を非アクティブとする手段を前記現用系及び前記予
    備系のスイッチ各々に含むことを特徴とする請求項1か
    ら請求項5のいずれか記載の無瞬断切替回路。
  7. 【請求項7】 前記トリガ信号を受信してから予め設定
    された設定時間が経過するまで他系のアクティブ信号を
    有効とする手段を前記現用系及び前記予備系のスイッチ
    各々に含むことを特徴とする請求項1から請求項6のい
    ずれか記載の無瞬断切替回路。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04369140A (ja) * 1991-06-17 1992-12-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無瞬断切換方式
JPH05252189A (ja) * 1992-03-06 1993-09-28 Hitachi Ltd セル配列同期機能を有するatm通信装置
JPH0746254A (ja) * 1993-07-30 1995-02-14 Nec Corp Atmセル交換方式

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