JPH0982737A - 半導体素子のトランスファモールド方法及びそれに使用する金型 - Google Patents
半導体素子のトランスファモールド方法及びそれに使用する金型Info
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- JPH0982737A JPH0982737A JP23554495A JP23554495A JPH0982737A JP H0982737 A JPH0982737 A JP H0982737A JP 23554495 A JP23554495 A JP 23554495A JP 23554495 A JP23554495 A JP 23554495A JP H0982737 A JPH0982737 A JP H0982737A
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- Japan
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 金型の清掃作業が容易な半導体素子のトラン
スファモールド方法及びそれに使用する金型を提供す
る。 【解決手段】 モールド前の半導体素子4を、上下2分
割するモールド金型6,7内に挟みこんだ後、樹脂10
で半導体素子4をパッケージングする半導体素子のトラ
ンスファモールド方法において、モールド金型6,7の
いずれか一方又は両方に、両金型6,7間の隙間23を
塞ぐシャッター20を設け、かつ、このシャッター20
を可動式とする。
スファモールド方法及びそれに使用する金型を提供す
る。 【解決手段】 モールド前の半導体素子4を、上下2分
割するモールド金型6,7内に挟みこんだ後、樹脂10
で半導体素子4をパッケージングする半導体素子のトラ
ンスファモールド方法において、モールド金型6,7の
いずれか一方又は両方に、両金型6,7間の隙間23を
塞ぐシャッター20を設け、かつ、このシャッター20
を可動式とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子のトラ
ンスファモールド方法及びそれに使用する金型に関す
る。
ンスファモールド方法及びそれに使用する金型に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2はモールド前の半導体素子の側面
図、図3は開いた金型内にモールド前の半導体素子を配
置した状態を示す図、図4は閉じた金型内に樹脂を注入
して型締めした状態を示す図、図5はモールド後に金型
を開いた状態を示す図、図6は完成後の半導体素子の外
観斜視図をそれぞれ示す。すなわち、図2〜図6はトラ
ンスファモールドを用いた一般的な半導体素子の製造工
程の概略を現している。
図、図3は開いた金型内にモールド前の半導体素子を配
置した状態を示す図、図4は閉じた金型内に樹脂を注入
して型締めした状態を示す図、図5はモールド後に金型
を開いた状態を示す図、図6は完成後の半導体素子の外
観斜視図をそれぞれ示す。すなわち、図2〜図6はトラ
ンスファモールドを用いた一般的な半導体素子の製造工
程の概略を現している。
【0003】トランスファモールド(トランスファ成
形)工程について述べる。
形)工程について述べる。
【0004】図2において、予めリードフレーム1にダ
イボンダー(図示せず)で半導体チップ2をダイボンデ
ィングし、ボンディングマシン(図示せず)で半導体チ
ップ2とリードフレーム1の端子との間にワイヤ3で接
続(ワイヤボンディング)を行っておく。
イボンダー(図示せず)で半導体チップ2をダイボンデ
ィングし、ボンディングマシン(図示せず)で半導体チ
ップ2とリードフレーム1の端子との間にワイヤ3で接
続(ワイヤボンディング)を行っておく。
【0005】図3において、モールド前の半導体素子4
をモールド装置5の金型6,7内に挟み込む。両金型
6,7にはモールド後の半導体素子8(図6)の外形に
合わせたくぼみ6a,7aが形成されており、これらの
くぼみ6a,7aに半導体チップ2が位置する構造にな
っている。
をモールド装置5の金型6,7内に挟み込む。両金型
6,7にはモールド後の半導体素子8(図6)の外形に
合わせたくぼみ6a,7aが形成されており、これらの
くぼみ6a,7aに半導体チップ2が位置する構造にな
っている。
【0006】上側の金型6には樹脂を注入する樹脂注入
機構9が備わっており、溝6bを通してくぼみ6a,7
aの内部に樹脂10を注入するようになっている。下側
の金型7は予め樹脂の硬化温度である170℃前後に加
熱されており、かつ金型移動機構11によって金型6,
7に圧力を与えた状態(型締め状態)で樹脂10を硬化
させる。
機構9が備わっており、溝6bを通してくぼみ6a,7
aの内部に樹脂10を注入するようになっている。下側
の金型7は予め樹脂の硬化温度である170℃前後に加
熱されており、かつ金型移動機構11によって金型6,
7に圧力を与えた状態(型締め状態)で樹脂10を硬化
させる。
【0007】図5において、一定時間終了後、金型6,
7を開き内部から樹脂10でモールドされたリードフレ
ーム1(半導体素子8)を取り出して端子12を折り曲
げると図6に示すような半導体素子8が得られる。
7を開き内部から樹脂10でモールドされたリードフレ
ーム1(半導体素子8)を取り出して端子12を折り曲
げると図6に示すような半導体素子8が得られる。
【0008】このようなモールド方法は、メモリーや演
算素子などの半導体素子の製造工程に広く用いられてい
る。
算素子などの半導体素子の製造工程に広く用いられてい
る。
【0009】ところで、この種のトランスファモールド
工程は、数百回のモールド作業を行うと、金型6,7の
くぼみ6a,7a側の表面に樹脂かすなどが付着するた
め、清掃作業を行う必要がある。清掃作業としては、ま
ずエポキシ樹脂の代わりにアミノ系の樹脂を金型6,7
内に注入して硬化させ、この樹脂を取り出す際に金型表
面の汚れを除去する方法が広く用いられている(以下こ
の種の清掃を「クリーニング樹脂による清掃」とい
う。)。
工程は、数百回のモールド作業を行うと、金型6,7の
くぼみ6a,7a側の表面に樹脂かすなどが付着するた
め、清掃作業を行う必要がある。清掃作業としては、ま
ずエポキシ樹脂の代わりにアミノ系の樹脂を金型6,7
内に注入して硬化させ、この樹脂を取り出す際に金型表
面の汚れを除去する方法が広く用いられている(以下こ
の種の清掃を「クリーニング樹脂による清掃」とい
う。)。
【0010】ところがこのクリーニング樹脂による清掃
方法では、樹脂が流れ込むくぼみ6a,7aや樹脂の流
れ経路中の汚れは除去できるが、金型6,7の合わせ面
の清掃はできない。
方法では、樹脂が流れ込むくぼみ6a,7aや樹脂の流
れ経路中の汚れは除去できるが、金型6,7の合わせ面
の清掃はできない。
【0011】そこで金型の合わせ面を清掃する方法が提
案された。
案された。
【0012】図7は金型の清掃工程を示す従来例であ
り、図7(a)は金型の清掃前の状態を示し、図7
(b)は金型の清掃中の状態を示している。
り、図7(a)は金型の清掃前の状態を示し、図7
(b)は金型の清掃中の状態を示している。
【0013】金型の合わせ面を清掃するため、ブタジエ
ンゴムやエチレンプロピレンゴム等をシート状に加工し
たもの(以下、「クリーニングシート13」という。)
を金型6,7に配置し(図7(a))、金型移動機構1
1を上方向に移動させて挟み込む方法が用いられている
(図7(b))。このクリーニングシート13は粘着性
を有しており、一定時間加熱して硬化させた後取り出す
と金型表面の汚れを取り除くことができる。
ンゴムやエチレンプロピレンゴム等をシート状に加工し
たもの(以下、「クリーニングシート13」という。)
を金型6,7に配置し(図7(a))、金型移動機構1
1を上方向に移動させて挟み込む方法が用いられている
(図7(b))。このクリーニングシート13は粘着性
を有しており、一定時間加熱して硬化させた後取り出す
と金型表面の汚れを取り除くことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例で用いられているクリーニングシート13は金
型6,7に挟み込み圧力をかけられると、円形や楕円形
に広がる傾向を持つ。これに対し、金型6,7の形状
は、直方体であるため、合わせ面全体をクリーニングし
ようとすると、クリーニングシート13の一部が金型
6,7からはみ出してしまい無駄が生じて不経済であ
る。
た従来例で用いられているクリーニングシート13は金
型6,7に挟み込み圧力をかけられると、円形や楕円形
に広がる傾向を持つ。これに対し、金型6,7の形状
は、直方体であるため、合わせ面全体をクリーニングし
ようとすると、クリーニングシート13の一部が金型
6,7からはみ出してしまい無駄が生じて不経済であ
る。
【0015】また、金型周辺部分には金型組立用のネジ
(図示せず)が埋め込まれている。このネジ部分にクリ
ーニングシートが入り込むと除去するのが困難である。
(図示せず)が埋め込まれている。このネジ部分にクリ
ーニングシートが入り込むと除去するのが困難である。
【0016】クリーニングシート13に圧力をかけて引
き延ばしても周辺部分では圧力が逃げてしまうため、金
型6,7のくぼみ6a,7aの内部まで均等にクリーニ
ングシート13を充填することができない。従って周辺
部分では清掃能力が低下してしまう。
き延ばしても周辺部分では圧力が逃げてしまうため、金
型6,7のくぼみ6a,7aの内部まで均等にクリーニ
ングシート13を充填することができない。従って周辺
部分では清掃能力が低下してしまう。
【0017】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、金型の清掃作業が容易な半導体素子のトランスファ
モールド方法及びそれに使用する金型を提供することに
ある。
し、金型の清掃作業が容易な半導体素子のトランスファ
モールド方法及びそれに使用する金型を提供することに
ある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、モールド前の半導体素子を、上下2分割す
るモールド金型内に挟みこんだ後、樹脂で半導体素子を
パッケージングする半導体素子のトランスファモールド
方法において、モールド金型のいずれか一方又は両方
に、両金型間の隙間を塞ぐシャッターを設け、かつ、こ
のシャッターを可動式としたものである。
に本発明は、モールド前の半導体素子を、上下2分割す
るモールド金型内に挟みこんだ後、樹脂で半導体素子を
パッケージングする半導体素子のトランスファモールド
方法において、モールド金型のいずれか一方又は両方
に、両金型間の隙間を塞ぐシャッターを設け、かつ、こ
のシャッターを可動式としたものである。
【0019】また本発明は、モールド前の半導体素子を
挟みこんだ後、トランスファモールド方法で半導体素子
をパッケージングするための金型において、上下2分割
するモールド金型のいずれか一方又は両方に、上下の金
型間の隙間を塞ぐ可動式のシャッターを設けたものであ
る。
挟みこんだ後、トランスファモールド方法で半導体素子
をパッケージングするための金型において、上下2分割
するモールド金型のいずれか一方又は両方に、上下の金
型間の隙間を塞ぐ可動式のシャッターを設けたものであ
る。
【0020】上記構成に加え本発明は、金型組立用のネ
ジを上記シャッターの外側に設けたものである。
ジを上記シャッターの外側に設けたものである。
【0021】上記構成によって、クリーニングシートを
金型で挟んで圧力をかけても金型の周辺部がシャッター
で塞がれているので、クリーニングシートが金型から外
部にはみ出すことがなく、しかも金型の清掃が容易とな
る。このため、クリーニングシートを有効に利用するこ
とができる。金型組立用のネジをシャッターの外側に設
けたので、金型組立用のネジにクリーニングシートが付
着することがなくなり、金型の清掃作業が容易となる。
金型で挟んで圧力をかけても金型の周辺部がシャッター
で塞がれているので、クリーニングシートが金型から外
部にはみ出すことがなく、しかも金型の清掃が容易とな
る。このため、クリーニングシートを有効に利用するこ
とができる。金型組立用のネジをシャッターの外側に設
けたので、金型組立用のネジにクリーニングシートが付
着することがなくなり、金型の清掃作業が容易となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体素子のトラ
ンスファモールド方法及びそれに使用する金型の実施の
形態を添付図面に基づいて詳述する。尚、前述した従来
例と同様の部材には共通の符号を用いた。
ンスファモールド方法及びそれに使用する金型の実施の
形態を添付図面に基づいて詳述する。尚、前述した従来
例と同様の部材には共通の符号を用いた。
【0023】図1は本発明を適用した金型の一実施の形
態における清掃工程を示す図である。図1(a)は金型
の清掃前の状態を示し、図1(b)は金型の清掃中の状
態を示している。
態における清掃工程を示す図である。図1(a)は金型
の清掃前の状態を示し、図1(b)は金型の清掃中の状
態を示している。
【0024】図1(a)において上下一対の金型6,7
の内、上側の金型6は固定されており、下側の金型7は
金型移動機構11によって上下に移動できるようになっ
ている。
の内、上側の金型6は固定されており、下側の金型7は
金型移動機構11によって上下に移動できるようになっ
ている。
【0025】下側の金型7にはヒータ(図示せず)が内
蔵されており、くぼみ6a,7a内に熱を与えることが
できるようになっている。
蔵されており、くぼみ6a,7a内に熱を与えることが
できるようになっている。
【0026】上側の金型6の下側の周辺部分には上下に
可動自在なシャッター20が設けられている。このシャ
ッター20は、上側の金型6の下側の周辺に形成された
溝穴21内にバネ22を介して取り付けられている。通
常はシャッター20はバネ22の力で下に押し下げられ
ている。
可動自在なシャッター20が設けられている。このシャ
ッター20は、上側の金型6の下側の周辺に形成された
溝穴21内にバネ22を介して取り付けられている。通
常はシャッター20はバネ22の力で下に押し下げられ
ている。
【0027】下側の金型7を金型移動機構11で上昇さ
せると両金型6,7が閉じるが、シャッター20は容易
に押し上げられて溝穴21内に収容されると共に、両金
型6,7間の隙間23を塞ぐようになっており、通常の
モールド作業にはなんら支障を与えない。
せると両金型6,7が閉じるが、シャッター20は容易
に押し上げられて溝穴21内に収容されると共に、両金
型6,7間の隙間23を塞ぐようになっており、通常の
モールド作業にはなんら支障を与えない。
【0028】尚、シャッター20と下側の金型7との合
わせ面には、一部分に20μm程度の隙間を設けてある
ので、シャッター20の内側、すなわち両金型6,7の
内部の空気はこの隙間23から容易に外部に押し出され
るようになっている。また、シャッター20の内側には
金型組立用のネジを取り付けない構造としたので、ネジ
にクリーニングシートや樹脂が付着しないようになって
いる。
わせ面には、一部分に20μm程度の隙間を設けてある
ので、シャッター20の内側、すなわち両金型6,7の
内部の空気はこの隙間23から容易に外部に押し出され
るようになっている。また、シャッター20の内側には
金型組立用のネジを取り付けない構造としたので、ネジ
にクリーニングシートや樹脂が付着しないようになって
いる。
【0029】次にクリーニングシートによる金型のクリ
ーニング工程について述べる。
ーニング工程について述べる。
【0030】まず金型6,7の中央部分に必要な量のク
リーニングシート13を載せておく。本実施の形態で使
用したクリーニングシートにはブタジエンとエチレンプ
ロピレンゴムとの混合物を用いた(製品名; 日東電工社
製、N−CS−2000)。下側の金型7は予めヒータ
で170℃に昇温しておく(図1(a))。
リーニングシート13を載せておく。本実施の形態で使
用したクリーニングシートにはブタジエンとエチレンプ
ロピレンゴムとの混合物を用いた(製品名; 日東電工社
製、N−CS−2000)。下側の金型7は予めヒータ
で170℃に昇温しておく(図1(a))。
【0031】次に下側の金型7を上昇させて両金型6,
7を閉じることにより、クリーニングシート13を引き
延ばす。下側の金型7の上昇時の圧力は約5tである。
クリーニングシート13が引き延ばされてシャッター2
0と金型6,7との間の空間内に充填されると、圧力を
約50tに上昇させ、約7分間保持してクリーニングシ
ート13を硬化させる(図1(b))。
7を閉じることにより、クリーニングシート13を引き
延ばす。下側の金型7の上昇時の圧力は約5tである。
クリーニングシート13が引き延ばされてシャッター2
0と金型6,7との間の空間内に充填されると、圧力を
約50tに上昇させ、約7分間保持してクリーニングシ
ート13を硬化させる(図1(b))。
【0032】所定時間終了後、下側の金型7を金型移動
機構11で降下させ、クリーニングシート13を取り出
す。以上の動作を5回繰り返すことにより金型6,7の
クリーニングが完了する。
機構11で降下させ、クリーニングシート13を取り出
す。以上の動作を5回繰り返すことにより金型6,7の
クリーニングが完了する。
【0033】以上において、本実施の形態によれば、ク
リーニングシートのはみ出しを防止することができ、ク
リーニングシートの使用量を約40%低減することがで
きる。また、クリーニングシートに圧力が均等にかけら
れるので、周辺部分のくぼみの内部も効率よくクリーニ
ングすることができ、クリーニング樹脂による金型清掃
作業が不要になる。クリーニング樹脂による金型清掃に
は高価なリードフレームを使用するが、クリーニングシ
ートを用いる場合には不要なため経済的である。
リーニングシートのはみ出しを防止することができ、ク
リーニングシートの使用量を約40%低減することがで
きる。また、クリーニングシートに圧力が均等にかけら
れるので、周辺部分のくぼみの内部も効率よくクリーニ
ングすることができ、クリーニング樹脂による金型清掃
作業が不要になる。クリーニング樹脂による金型清掃に
は高価なリードフレームを使用するが、クリーニングシ
ートを用いる場合には不要なため経済的である。
【0034】クリーニング範囲内に金型組立用のネジを
設けないため、清掃後のクリーニングシートの除去が容
易になる。このためクリーニング作業の時間を約20%
低減することができる。
設けないため、清掃後のクリーニングシートの除去が容
易になる。このためクリーニング作業の時間を約20%
低減することができる。
【0035】従来の技術では、クリーニングシートの形
状が不均一であったり、ネジ部分にクリーニングシート
が付着したりしたため、クリーニング作業は全て手作業
で行われていた。しかし本発明により、クリーニングシ
ートの形状が安定し、除去が容易になったので、クリー
ニング作業の自動化が可能となった。この場合、従来は
約2時間必要であったクリーニング作業を、無人化(自
動化)することができるようになった。
状が不均一であったり、ネジ部分にクリーニングシート
が付着したりしたため、クリーニング作業は全て手作業
で行われていた。しかし本発明により、クリーニングシ
ートの形状が安定し、除去が容易になったので、クリー
ニング作業の自動化が可能となった。この場合、従来は
約2時間必要であったクリーニング作業を、無人化(自
動化)することができるようになった。
【0036】尚、本実施の形態ではシャッター機構が上
側の金型に設けられた場合で説明したが、これに限定さ
れるものではなく、上側、下側のいずれか一方、または
両方に設けてもよいのはいうまでもない。また、クリー
ニングシートとしては、混合物の他に一般のトランスフ
ァモールドに用いられるエポキシ樹脂を用いてもよい。
側の金型に設けられた場合で説明したが、これに限定さ
れるものではなく、上側、下側のいずれか一方、または
両方に設けてもよいのはいうまでもない。また、クリー
ニングシートとしては、混合物の他に一般のトランスフ
ァモールドに用いられるエポキシ樹脂を用いてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0038】モールド金型の一方若しくは両方に、上下
の金型間の隙間を塞ぐシャッターを設け、かつ、このシ
ャッターを可動式としたので、金型の清掃作業が容易な
半導体素子のトランスファモールド方法及びそれに使用
する金型を実現することができる。
の金型間の隙間を塞ぐシャッターを設け、かつ、このシ
ャッターを可動式としたので、金型の清掃作業が容易な
半導体素子のトランスファモールド方法及びそれに使用
する金型を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した金型の一実施の形態における
清掃工程を示す図である。
清掃工程を示す図である。
【図2】モールド前の半導体素子の側面図である。
【図3】開いた金型内にモールド前の半導体素子を配置
した状態を示す図である。
した状態を示す図である。
【図4】閉じた金型内に樹脂を注入して型締めした状態
を示す図である。
を示す図である。
【図5】モールド後に金型を開いた状態を示す図であ
る。
る。
【図6】完成後の半導体素子の外観斜視図である。
【図7】金型の清掃工程を示す従来例である。
4 半導体素子(モールド前の半導体素子) 6 モールド金型(上側の金型) 7 モールド金型(下側の金型) 10 樹脂 20 シャッター 23 隙間
Claims (3)
- 【請求項1】 モールド前の半導体素子を、上下2分割
するモールド金型内に挟みこんだ後、樹脂で上記半導体
素子をパッケージングする半導体素子のトランスファモ
ールド方法において、上記モールド金型のいずれか一方
又は両方に、両金型間の隙間を塞ぐシャッターを設け、
かつ、このシャッターを可動式としたことを特徴とする
半導体素子のトランスファモールド方法。 - 【請求項2】 モールド前の半導体素子を挟みこんだ
後、トランスファモールド方法で該半導体素子をパッケ
ージングするための金型において、上下2分割するモー
ルド金型のいずれか一方又は両方に、上下の金型間の隙
間を塞ぐ可動式のシャッターを設けたことを特徴とする
半導体素子のトランスファモールドに使用する金型。 - 【請求項3】 金型組立用のネジを上記シャッターの外
側に設けた請求項2記載の金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23554495A JPH0982737A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 半導体素子のトランスファモールド方法及びそれに使用する金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23554495A JPH0982737A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 半導体素子のトランスファモールド方法及びそれに使用する金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0982737A true JPH0982737A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16987559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23554495A Pending JPH0982737A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | 半導体素子のトランスファモールド方法及びそれに使用する金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0982737A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007242924A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Renesas Technology Corp | 半導体装置の製造方法 |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP23554495A patent/JPH0982737A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007242924A (ja) * | 2006-03-09 | 2007-09-20 | Renesas Technology Corp | 半導体装置の製造方法 |
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