JPH0982010A - ディスクチェンジャー装置 - Google Patents

ディスクチェンジャー装置

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JPH0982010A
JPH0982010A JP7234179A JP23417995A JPH0982010A JP H0982010 A JPH0982010 A JP H0982010A JP 7234179 A JP7234179 A JP 7234179A JP 23417995 A JP23417995 A JP 23417995A JP H0982010 A JPH0982010 A JP H0982010A
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Yukio Morioka
幸生 森岡
Noriyoshi Otaki
憲義 大滝
Masahiko Nakamura
政彦 中村
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/30Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records wherein the playing unit is moved according to the location of the selected record
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/22Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records
    • G11B17/28Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor from random access magazine of disc records the magazine having a cylindrical shape with horizontal axis

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のディスクを選択的に再生するディスク
チェンジャー装置において、ストッカートレイに収納保
管されたディスクをディスク再生部に交換供給するディ
スク移送動作を、簡単な構成で少ない部品点数により実
現すると共に、小型化を達成すること。 【解決手段】 ディスクの移送手段に、ストッカートレ
イ1の下方からディスク2、3を取り出す前送りレバー
107と、そのディスク2、3をさらにディスク再生部
102まで移送する後送りレバー110を設け、まず前
送りレバー107でストッカートレイに収納保管された
ディスク2、3をストッカートレイ1の下方から取り出
した後、続いて後送りレバー110でディスク2、3を
ディスク再生部102に移送するように構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のディスクを
収納して保管し、保管されたディスクを順次連続して再
生したり、指定したディスクやディスク内の特定の曲を
任意に選択して再生するディスクチェンジャー装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、複数(特に10枚以上)のディス
クを装置内に収納して保管し、その保管されたディスク
を順次的又は選択的に再生するディスクチェンジャー装
置が種々開発されている。この種の装置においては、複
数のディスクを収納するストッカートレイから指定され
たディスクを如何にしてディスク再生部へ確実に、且つ
安定して供給し、再生すること、及び演奏後所定のスト
ッカートレイの位置へ確実に返却することが、達成する
べき重要な目的であった。このような目的を達成するべ
く、例えば、特公平6−34290号公報には多数のデ
ィスクを収納して保管し、それらのディスクを順次的及
び選択的に再生するディスクチェンジャー装置が開示さ
れている。この従来のディスクチェンジャー装置は、ス
トッカートレイの下方に配置されたディスク押し上げ機
構と、ディスクの上方に配置された回転可能なローラを
有する複雑な機構を持つディスク移送部とにより構成さ
れている。そのようなディスクチェンジャー装置は、ス
トッカートレイに実質的に垂直に保管されたディスクを
若干上方に持ち上げた後、そのディスクの上方において
回転しているディスク移送部のローラに当接させて、ロ
ーラの回転とディスク移送部自体の移動動作により、指
定されたディスクをディスク再生部に供給し、再生する
よう構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来のディスクチェンジャー装置においては、回転可
能なローラを有するディスク移送部自体がストッカート
レイとディスク再生部との間を移動する構成である。こ
のため、ディスクの移送機構やガイド機構等の構造が非
常に複雑であり、かつ、ディスクの上部にディスク移送
部を配置する構成であるため、装置の上下方向の寸法も
大きくなるという問題を有していた。そして、このよう
な問題を解決することがこの分野の課題であった。本発
明は、前述のような問題を解決するためになされたもの
で、部品点数の少ない簡単な構成のディスクの移送機構
により、ストッカートレイに収納保管された複数のディ
スクをディスク再生部に順次的に又は選択的に確実に、
かつ安定して供給し、指定されたディスクを再生するこ
とができる小型のディスクチェンジャー装置を提供する
ことを目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のディスクチェン
ジャー装置は、直径の異なる複数のディスクを並置して
保管するストッカートレイと、前記ストッカートレイに
保管された前記ディスクの中から指定されたディスクの
位置を検索するディスク位置検索手段とを持ち、かつ前
記ディスク位置検索手段からの信号により、指定された
ディスクを担持して再生するディスク再生手段を、指定
されたディスクを保持する前記ストッカートレイの位置
へ、当該ストッカートレイに並置して保管された前記複
数のディスクの並置方向と平行に駆動する搬送手段と、
前記ストッカートレイの下方から指定されたディスクを
取り出す第1のレバーと、続けてそのディスクを下方か
ら案内して、前記ディスク再生手段へ移送する第2のレ
バーを設けたディスク移送手段とを設けている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明のディスクチェンジ
ャー装置の一実施例について、図を参照しながら詳細に
説明する。図1は本発明の一実施例におけるディスクチ
ェンジャー装置の外観を示す斜視図、図2は図1のディ
スクチェンジャー装置の前面扉5を開いた状態を示す斜
視図である。図3は図1に示したディスクチェンジャー
装置の外観を構成する外装ケース6を取り除いた状態の
内部機構を示す斜視図である。
【0006】図1及び図2に示すように、本実施例のデ
ィスクチェンジャー装置には、外装ケース6の前面近傍
にはストッカートレイ1が設けられており、複数の大径
ディスク2(直径12cm)及び小径ディスク3(直径8
cm)が所定の間隔を有して垂直に並置されて収納される
よう構成されている。以下、本実施例において、大径デ
ィスク2及び小径ディスク3を含めて、ディスク2、3
と記載する。ストッカートレイ1は、複数の仕切壁1a
により形成された収納溝1bを有しており、この収納溝
1bにディスク2、3が装着され収納される。外装ケー
ス6は前面が開口したシャーシ4に取り付けられてお
り、そのシャーシ4の前面には前面扉5が配設されてい
る。前面扉5は支点5aを中心に回動可能に設けられて
おり、ディスク2、3の交換供給が前面扉5を開いて行
うよう構成されている。図1及び図2に示すように、前
面扉5には透明窓5bが設けられており、ディスクチェ
ンジャー装置の前面扉5が閉じられた状態においても、
ディスク2、3の有無が目視できるよう構成されてい
る。また、図1に示すように、前面扉5には、ディスク
チェンジャー装置を駆動操作するための操作スイッチ5
cが設けられている。
【0007】図3は、シャーシ4内部に配設された内部
機構を示したものであり、左側板7、右側板8、上部ラ
ック板9、下部ラック板10及び後面補強板11により
構成された前面が解放した実質的な箱状の枠体40が配
置されている。ストッカートレイ1は、左側板7と右側
板8の前面突出部分の間に掛け渡されており、ネジ12
により左側板7と右側板8に固定されている。上部ラッ
ク板9には第1ラック9aと第2ラック9bがそれぞれ
平行に形成されており、下部ラック板10には第3ラッ
ク10aが第1ラック9a及び第2ラック9bと平行に
形成されている。後面補強板11はシャーシ4に固定さ
れており、当該枠体40の全体をシャーシ4に固定して
いる。なお、上部ラック板9の第1ラック9aと第2ラ
ック9b、及び下部ラック板10の第3ラック10aの
歯部は、同一ピッチを有しており、同一垂直面において
同一形状を有するように構成されている。
【0008】図3に示すように、上部ラック板9と下部
ラック板10との間には、ローディングユニット100
が矢印A又は矢印B方向に移動可能に取り付けられてい
る。ローディングユニット100は、初期状態(ディス
クを再生していない状態又は本実施例のディスクチェン
ジャー装置の輸送時の状態)において、上部ラック板9
と下部ラック板10の左端に配置されている。左側板7
と右側板8の前面には、装置内部の駆動機構等を防護す
るためのスクリーンベルト13が張り渡されており、ス
クリーンベルト13の左端は左側板7に固定されてい
る。このスクリーンベルト13は、ローディングユニッ
ト100の周囲を摺動可能に迂回して配設されており、
その右端はバネ16を介して右側板8に張設されてい
る。図4は、ローディングユニット100等の平面図で
あり、上部ラック板9を取り除いた状態を示している。
図4に示すように、スクリーンベルト13をローディン
グユニット100の周囲に摺動ガイドするため、4つの
スクリーンローラ145が、機構部ベース101の左側
面の前部と後部、及び右ディスクガイド141の右側面
の前部と後部に配設されている。図4に示すように、ス
クリーンベルト13はローディングユニット100に設
けられた4つのスクリーンローラ145により帳設され
ている。図4に示すスクリーンベルト13とローディン
グユニット100の側面との隙間Zは、ディスク2、3
の厚みよりも小さくなるよう構成されている。このた
め、本実施例のディスクチェンジャー装置はディスク
2、3の前記隙間Zへの入り込みが防止されている。
【0009】図5は、本実施例のディスクチェンジャー
装置における、ディスク2、3、スクリーンベルト1
3、ローディングユニット100の配置関係を示す概略
側面図である。図5に示すように、スクリーンベルト1
3は、その前面がローディングユニット100の前面と
ほぼ同一平面となるように、帳設されており、且つ大径
ディスク2及び小径ディスク3のいずれにも当接しうる
高さに配設されている。なお、図5に示すように、スト
ッカートレイ1の収納溝1bの下端部には貫通穴1eが
形成されており、大径ディスク2及び小径ディスク3を
兼用して保持できるように構成されている。このため、
ストッカートレイに収納された大径ディスク2の回転軸
と小径ディスクの回転軸は同一平面に配置されている。
また、スクリーンベルト13は、ストッカートレイ1の
上端より上部に配置されているため、図3に示したよう
に、スクリーンベルト13に文字13a等を印刷して、
使用者の視覚に訴える部品として構成することも可能で
ある。図3及び図4に示すように、ローディングユニッ
ト100と回路基板15との間には、屈曲可能な信号線
14が接続されており、ローディングユニット100の
矢印A又は矢印B方向への移動に追従できるよう構成さ
れている。
【0010】[ローディングユニット100の構成]本
実施例のローディングユニット100には、ローディン
グユニット100を装置の左右方向(図3の矢印A方向
又は矢印B方向)に搬送する搬送手段としてのローディ
ングユニット駆動機構200と、ディスク2、3を再生
するディスク再生手段としてのディスク再生部を有する
ディスク再生機構300と、再生待機状態のディスク再
生部を再生状態へ移行させるためのディスク再生部駆動
機構400と、ストッカートレイ1に収納、保管された
ディスクをディスク再生機構へ移送するためのディスク
移送手段としてのディスク装着返却機構500等が設け
られている。以下、これらの機構について詳細に説明す
る。
【0011】[ローディングユニット駆動機構200の
構成]図4のローディングユニット100の平面図に示
すように、機構部ベース101の上面に固定されたロー
ディングユニット駆動モータ126の駆動力は、減速機
構を介して第1の駆動ギヤ131及び第2の駆動ギヤ1
33に伝えられている。第1の駆動ギヤ131と第2の
駆動ギヤ133との間には中間ギヤ132が配設されて
おり、第1の駆動ギヤ131と第2の駆動ギヤ133が
同期して回転するように構成されている。第1の駆動ギ
ヤ131、中間ギヤ132及び第2の駆動ギヤ133
は、機構部ベース101の上面に回転可能に配設されて
いる。前記減速機構は、ローディングユニット駆動モー
タ126の軸126aに固設されたモータプーリ127
と、ローディングユニット駆動モータ126の駆動力を
伝達するベルト128と、機構部ベース101に回転可
能に取り付けられたプーリギヤ129と、減速ギヤ13
0とにより構成されている。図3に示すように、第1の
駆動ギヤ131の歯車131aは、上部ラック板9の第
1ラック9aと歯合している。そのため、第1の駆動ギ
ヤ131がローディングユニット駆動モータ126の駆
動力により回転すると、第1の駆動ギヤ131はローデ
ィングユニット100を装置の左右方向(図3における
矢印A又は矢印B方向)へ駆動する。
【0012】中間ギヤ132を介して第1の駆動ギヤ1
31に連結されている第2の駆動ギヤ133は、また上
部ラック板9の第2ラック9bと歯合している。このた
め、第2の駆動ギヤ133は、第1の駆動ギヤ131と
同期してローディングユニット100を同様に矢印A又
は矢印B方向へ駆動する。図6はローディングユニット
100と枠体40である上部ラック板9、下部ラック板
10及び左側板7の一部を示した斜視図である。図6に
示すように、ローディングユニット100の下面には第
3の駆動ギヤ135が配設されている。したがって、第
3の駆動ギヤ135は、前記第2の駆動ギヤ133と連
結棒134を介して連動する。第3の駆動ギヤ135
は、機構部ベース101を貫通した連結棒134を介し
て第2の駆動ギヤに接続されており、機構部ベース10
1に対して回転可能に取り付けられている。この第3の
駆動ギヤ135の歯車135aは、下部ラック板10に
形成された第3ラック10aと歯合している。このた
め、第2の駆動ギヤ133と連結されている第3の駆動
ギヤ135が回転することにより、第1の駆動ギヤ13
1及び第2の駆動ギヤ133と連動して、ローディング
ユニット100を装置の左右方向(図6の矢印A又はB
方向)へ駆動している。
【0013】第1の駆動ギヤ131の歯車131a、第
2の駆動ギヤ133の歯車133a及び第3の駆動ギヤ
135の歯車135aは、それぞれの基準ピッチ円の直
径が同一であり、かつモジュールが同一に形成されてい
る。また、中間ギヤ132と歯合している第1の駆動ギ
ヤ131の大歯車131bと第2の駆動ギヤ133の大
歯車133bとは、それらの基準ピッチ円の直径とモジ
ュールが同一に形成されている。それにより、各歯車1
31a、133a、135aは同一速度で同時に回転す
る。また、それぞれの歯車131a、133a、135
aは、その歯形状が図6における矢印A−B方向に直交
する平面において同一形状となるよう、配置されてい
る。従って、矢印A−B方向に直交するように垂直に取
り付けられたローディングユニット100は、その垂直
度を保ったまま、矢印A又は矢印B方向に移動する。
【0014】図7はローディングユニット100の上部
に配設されたローディングユニット駆動機構200を示
す分解斜視図である。図7に示すように、プーリギヤ1
29の下部にはその円周にくし状の隙間を有するカウン
トリング129aが同軸上に固着されている。本実施例
のディスクチェンジャー装置では、ローディングユニッ
ト駆動モータ126を取り付けたプリント基板136に
同様に取り付けられたカウントセンサー137によりカ
ウントリング129aの回転状態を検出する。この検出
によりローディングユニット100の矢印A又は矢印B
方向への移動速度と位置が検出され、その移動が制御さ
れている。本実施例においてディスク位置検索手段の一
つとしてこのカウントセンサー137及びカウントリン
グ129aが用いられている。機構部ベース101の下
部には、ローディングユニット100の移動する方向に
回転する下部ローラ138が取り付けられている。この
下部ローラ138は、下部ラック板10にV字状に穿設
されたローラ溝10b内を転がりながら移動し、ローデ
ィングユニット100の荷重を支持している。下部ロー
ラ138の円周部分138aはV字形状に形成され、ロ
ーラ溝10bに密着するよう構成されている。このた
め、下部ローラ138により、ローディングユニット1
00は装置の前後方向(図7の矢印N−M方向)への移
動が防止されている。図7に示すように、機構部ベース
101の上部には、中間ギヤ132と同軸上に回転可能
な上部ローラ139が取り付けられている。この上部ロ
ーラ139は上部ラック板9に形成されたガイド長穴9
c(図3)内を摺動するよう構成されている。このよう
に、ローディングユニット100の上下には上部ローラ
139及び下部ローラ138が設けられているため、ロ
ーディングユニット100の矢印N−M方向への移動は
完全に禁止されている。
【0015】[ディスク再生機構300の構成]図8は
ローディングユニット100における機構部ベース10
1とディスク再生機構300及びディスク再生部駆動機
構400を示す分解斜視図である。図8において、ディ
スク再生機構300は、ディスク再生部102とクラン
プ板106等により構成されている。図8に示すよう
に、ローディングユニット100の枠体となる機構部ベ
ース101には、その中央部に角穴101aが形成され
ている。この角穴101aにはターンテーブル102b
と光ピックアップ102cを有するディスク再生部10
2が配置されている。ディスク再生部102の上面及び
下面には合計3つのピン102aが突設されている。こ
れらのピン102aは機構部ベース101に形成された
3箇所のガイド長穴101bに係合して摺動し、ディス
ク再生部102が矢印C又は矢印D方向に移動可能に構
成されている。
【0016】機構部ベース101には回動可能なクラン
プ板106が取り付けられており、機構部ベース101
の支持部101fがクランプ板106の2つの穴106
aに回動可能に挿入されている。クランプ板106には
開口106cが形成されており、この開口106cには
クランパー106dが回転可能に取り付けられている。
クランパー106dは、再生状態において、ディスク再
生部102のターンテーブル102bに配置されたディ
スク2、3を担持して、ディスク2、3を回転可能に保
持するためのものである。
【0017】[ディスク再生部駆動機構400の構成]
図8において、ディスク再生部駆動機構400は、スラ
イド板駆動モータ116、下部スライド板103、上部
スライド板104等により構成されており、前記ディス
ク再生機構300を再生待機状態から再生状態へ駆動操
作する働きを有している。機構部ベース101に形成さ
れた下部ガイド溝101cには、下部スライド板103
が矢印E又は矢印F方向に摺動可能に取り付けられてい
る。下部スライド板103には階段状の2つのカム溝1
03a、103aが形成されており、これらはディスク
再生部102の下面に設けられた2つのピン102aと
摺動可能に係合している。機構部ベース101に形成さ
れた上部ガイド溝101dには、上部スライド板104
が矢印G又は矢印H方向に摺動可能に取り付けられてい
る。上部スライド板104には階段状の1つのカム溝1
04aが形成されており、ディスク再生部102の上面
に設けられたピン102aと摺動可能に係合している。
【0018】下部スライド板103と上部スライド板1
04は、連結レバー105により連動するように接続さ
れている。連結レバー105の中心穴105aは、機構
部ベース101の軸101eに回動可能に支持されてい
る。連結レバー105の下端のピン105bは下部スラ
イド板103の長穴103bと係合し、連結レバー10
5の上端のピン105cは上部スライド板104の長穴
104bと係合している。従って、下部スライド板10
3が矢印E方向へ移動すると、連結レバー105を介し
て接続された上部スライド板104は矢印G方向に移動
する。このように下部スライド板103及び上部スライ
ド板104が反対の方向へ移動することにより、ディス
ク再生部102は矢印C方向へ移動して再生待機状態か
ら再生状態となる。ディスク再生部102が下部スライ
ド板103及び上部スライド板104の摺動方向と直交
する方向へ移動するように、下部スライド板103のカ
ム溝103a及び上部スライド板104のカム溝104
aはその向きが反対となるよう形成されている。一方、
下部スライド板103が逆方向である矢印F方向へ移動
すれば、上部スライド板104は矢印H方向へ移動し、
ディスク再生部102は矢印D方向に移動して再生待機
状態となる。
【0019】次に、ディスク再生部102の再生待機状
態から再生状態への移行動作を図9から図12の概略図
を用いて説明する。図9はディスク再生部102、上部
スライド板104及びクランプ板106の再生待機状態
を示す平面図であり、図10はディスク再生部102、
下部スライド板103及びクランプ板106の再生待機
状態を示す下面図である。図11は図9に示したディス
ク再生部102、上部スライド板104及びクランプ板
106の再生状態を示す平面図であり、図12は図10
に示したディスク再生部102、下部スライド板103
及びクランプ板106の再生状態を示す裏面図である。
図9と図11の両平面図に示すように、上部スライド板
104には階段状のカム溝104aが形成されており、
このカム溝104aにはディスク再生部102のピン1
02aが摺動可能に係合している。また、図10と図1
2の裏面図に示すように、下部スライド板103には階
段状の2つのカム溝103a、103aが形成されてお
り、これらのカム溝103a、103aにはディスク再
生部102の2つのピン102aが摺動可能に係合して
いる。このため、下部スライド板103及び上部スライ
ド板104の移動動作により、ディスク再生部102は
矢印C又は矢印D方向へ駆動され、再生状態と再生待機
状態の間を移行する。図11及び図12に示す再生状態
において、クランプ板106はターンテーブル102b
との間にディスク2、3を挟着するように構成されてい
る。
【0020】図9に示すように、クランプ板106のピ
ン106bは上部スライド板104のカム溝104cと
摺動可能に係合している。従って、上部スライド板10
4が矢印G方向に移動すると、クランプ板106は矢印
I方向に回動して、図11に示す再生状態となる。ま
た、再生状態の上部スライド板104が矢印H方向に移
動すると、クランプ板106は矢印J方向に回動し、再
生待機状態に復帰する。前述の図8に示したように、デ
ィスク再生部駆動機構400の駆動源であるスライド板
駆動モータ116は、機構部ベース101の左側面に固
設されたプリント基板125上に実装されている。スラ
イド板駆動モータ116の駆動力は、軸116aに取り
付けられたモータプーリ117、ベルト118、機構部
ベース101に回転可能に取り付けられたプーリギヤ1
19、第1の減速ギヤ120、第2の減速ギヤ121か
らなる減速機構を介して、主駆動ギヤ122に伝えられ
る。主駆動ギヤ122の歯車122aは、下部スライド
板103に形成された下向きのラック部103gとの歯
合しており、そして主駆動ギヤ122の回転により下部
スライド板103は矢印E又は矢印F方向へ移動するよ
う構成されている。
【0021】図10に示すように、下部スライド板10
3の矢印F方向への移動が完了した再生待機状態におい
て、プリント基板125に実装されたフリースイッチ1
23は、下部スライド板103の第1の押し片103h
と係合し、0N状態となり、スライド板駆動モータ11
6の回転を停止する。このとき、プリント基板125に
実装されたクランプスイッチ124はOFF状態であ
る。図12に示す再生状態において、下部スライド板1
03の矢印E方向への移動が完了したとき、クランプス
イッチ124は、下部スライド板103の第2の押し片
103iと係合し、0N状態となり、スライド板駆動モ
ータ116の回転を停止する。このとき、フリースイッ
チ123はOFF状態である。
【0022】[ディスク装着返却機構500の構成]次
に、ストッカートレイ1に収納保管されたディスク2、
3をディスク再生機構300へ装着し、ストッカートレ
イ1に返却するディスク装着返却機構500について説
明する。図13は、機構部ベース101に対するディス
ク装着返却機構500等の配置を示した分解斜視図であ
る。ディスク装着返却機構500は、第1の持ち上げレ
バーである前送りレバー107、第2の持ち上げレバー
である後送りレバー110、サイズ検出レバー112、
戻しレバー114等を有している。以下、これらのレバ
ーについて詳細に説明する。
【0023】「前送りレバー107」図13において、
ストッカートレイ1の下部に配置されている送り補助レ
バー108は、その軸穴108aが機構部ベース101
に形成された軸101iにより挿入されて、矢印O又は
矢印P方向に回動可能に支持されている。
【0024】送り補助レバー108の駆動ピン108d
は、下部スライド板103の先端に形成された傾斜カム
103cと係合している。故に、下部スライド板103
の矢印E又は矢印F方向への移動により、送り補助レバ
ー108は矢印O又はP方向に回動するよう構成されて
いる。なお、送り補助レバー108は、バネ109によ
り、矢印O方向へ常に付勢されている。送り補助レバー
108の前端に形成された歯車部108bは、前送りレ
バー107の歯車部107dと係合している。故に、送
り補助レバー108の矢印O方向又は矢印P方向への回
動により、前送りレバー107は矢印L方向又は矢印K
方向へ回動する。従って、前送りレバー107の停止位
置は、送り補助レバー108の停止位置によって決定さ
れるが、初期状態の前送りレバー107はストッカート
レイ1の下部に配置されるよう構成されている。
【0025】前送りレバー107の軸穴107aは、機
構部ベース101の軸101gにより挿入されており、
前送りレバー107は矢印K又は矢印L方向に回動可能
に取り付けられいる。送り補助レバー108が下部スラ
イド板103の傾斜カム103c係合していない状態に
おいて、送り補助レバー108はバネ109により矢印
O方向へ所定角度回動している。このため、前送りレバ
ー107のレバー部107cは矢印L方向に移動して、
機構部ベース101のリブ101hに当接して停止して
いる。このため、前送りレバー107のレバー部107
cはストッカートレイ1及びそれに収納されたディスク
2、3の下部に配置されており、この状態においてレバ
ー部107cは装置の左右方向(図3の矢印A又は矢印
B方向)への移動が可能である。
【0026】ローディングユニット100が装置の左右
方向へ移動して、指定したストッカトレイ1の位置に到
達したとき、レバー部107cは当該ストッカトレイ1
の下方から矢印K方向に回動して、ストッカートレイ1
の収納溝1bの下方から進入するよう構成されている。
このように構成された前送りレバー107により、当該
ストッカトレイ1に収納されたディスク2、3は、レバ
ー部107cにより矢印M方向(図5)へ回転しながら
移送される。図14は、ディスク移送動作における、ス
トッカートレイ1、ディスク2、3及び前送りレバー1
07のレバー部107cの配置を示す縦断面図である。
図14に示すように、ストッカートレイ1の仕切壁1a
の下端及びレバー部107cの上端は面取りが施してあ
り、レバー部107cが収納溝1bへ容易に、かつ確実
に進入できる構造となっている。図15は、ストッカー
トレイ1と送り補助レバー108を拡大して示した位置
関係を示す斜視図である。図15に示すように、送り補
助レバー108には位置決めリブ108cが形成されて
おり、送り補助レバー108の矢印P方向への回動時
に、ストッカートレイ1の後端リブ1cと係合するよう
構成されている。このため、再生動作中において、当該
装置に衝撃が加えられたとしても、指定されたディスク
が安定してディスク再生機構へ供給することができる。
なお、送り補助レバー108の位置決めリブ108cの
前端及びストッカートレイ1の後端リブ1cには、位置
決めリブ108cが指定されたディスクを収納するスト
ッカートレイ1の隣りの隙間に確実に進入するよう面取
りが施してある。
【0027】「後送りレバー110」図13に示すよう
に、後送りレバー110は、その軸穴110aが機構部
ベース101の軸101jにより挿入されており、矢印
Q又は矢印R方向に回動可能に取り付けられている。後
送りレバー110は、後述する右ディスクガイド141
に一端が固定されたバネ111により矢印Q方向に回動
するよう常に付勢されている。後送りレバー110の後
端には駆動ピン110dが設けられており、この駆動ピ
ン110dは下部スライド板103に形成された駆動カ
ム溝103dと係合している。この係合により、下部ス
ライド板103の矢印E又は矢印F方向への移動によ
り、後送りレバー110は矢印Q又は矢印R方向に回動
するよう構成されている。また、後送りレバー110に
は大径ガイドピン110eと小径ガイドピン110fが
形成されている。この大径ガイドピン110e又は小径
ガイドピン110fが下部スライド板103に形成され
たガイドカム溝103eと係合するよう構成されてい
る。このため、後送りレバー110は、ディスクの移送
動作において、指定されたディスクの形状に応じて適切
な角度だけ回動するよう構成されている。
【0028】後送りレバー110の先端近傍に形成され
たリブ110gは、後送りレバー110が矢印Q方向に
回動した時、機構部ベース101のストッパー101k
に当接して、後送りレバー110の停止位置が決定して
いる。後送りレバー110の上面にはディスク2、3を
案内するためのV溝部110bが設けられており、図1
6の(a)及び(b)に示すようにその断面は略V字形
状である。このV溝部110bの傾斜面により、ディス
ク2、3は確実に保持され、安定して案内される。ま
た、図13に示すように、後送りレバー110の先端に
は装置前面の方へ突出したガイド部110cが設けられ
ている。このガイド部110cは後送りレバー110の
回動により指定されたストッカートレイ1の後端リブ1
cの間に進入する。 図15に示すように、ガイド部1
10cの上面と後端リブ1cの下面に面取りが施されて
いるため、後送りレバー110のガイド部110cは、
ストッカートレイの収納溝1bへ容易に、かつ確実に下
方から進入できる構造である。なお、後送りレバー11
0が矢印R方向へ回動して、ガイド部110cが最下位
置に配置されると、ガイド部110cはストッカートレ
イ1の下方を装置の左右方向(図3の矢印A−B方向)
へ移動可能な状態となる。
【0029】「サイズ検出レバー112」図13におい
て、サイズ検出レバー112は、その軸穴112aが機
構部ベース101の軸101rに挿入されて、矢印S又
は矢印T方向に回動可能に取り付けられている。サイズ
検出レバー112はバネ113により矢印S方向に回動
するよう常に付勢されている。サイズ検出レバー112
の前端部にはディスク2、3を搬送するためのV溝部1
12bが形成されている。このV溝部112bは、前述
の後送りレバー110のV溝部112bと同様にその断
面が概V字形状に形成されている。V溝部112dの傾
斜面は、指定されたディスク2、3を保持し、そのディ
スク2、3を所定の位置に確実に案内するものである。
サイズ検出レバー112には、大径ガイドピン112c
及び小径ガイドピン112dが設けられている。この大
径ガイドピン112c又は小径ガイドピン112dは、
ディスク移送動作中において、下部スライド板103の
分岐カム溝103fと係合するよう構成されている。こ
のため、下部スライド板103の矢印E又は矢印F方向
への移動により、サイズ検出レバー112はディスクの
形状に応じて所定位置に保持され、指定されたディスク
を案内している。サイズ検出レバー112には、矢印S
方向への回動範囲を規制するための当接ピン112eが
設けられており、機構部ベース101の規制リブ101
mに当接するよう配置されている。
【0030】「戻しレバー114」図13において、戻
しレバー114は、その軸穴114aが機構部ベース1
01の軸101nに挿入されて、矢印U又は矢印V方向
に回動可能に取り付けられている。戻しレバー114は
バネ115により矢印V方向に常に回動するよう付勢さ
れている。戻しレバー114にはディスク2、3を搬送
するためのV溝部114bが形成されており、前述の後
送りレバー110のV溝部110bと同様に断面が略V
字形状である。V溝部114bはその傾斜面によりディ
スク2、3を保持し、ディスク2、3を所定の位置に確
実に案内するよう構成されている。戻しレバー114に
は、大径ガイドピン114c及び小径ガイドピン114
dが形成されており、この大径ガイドピン114c又は
小径ガイドピン114dが上部スライド板104(図
8)の分岐カム溝104dと係合するよう構成されてい
る。このため、上部スライド板104(図8)の矢印G
又は矢印H方向への移動により、戻しレバー114は矢
印U又は矢印V方向にディスクの形状に応じて回動す
る。戻しレバー114に形成された歯車部114eは、
上部スライド板104のラック部104e(図8)と係
合しているため、上部スライド板104の矢印G又は矢
印H方向への移動により、戻しレバー114は矢印U又
はV方向に回動するよう構成されている。
【0031】[ローディングユニット100におけるそ
の他の機構]図17は、ローディングユニット100に
おける機構部ベース101、左ディスクガイド140、
右ディスクガイド141の配置を示した分解斜視図であ
る。図17において、機構部ベース101の右側面の前
方に固設された左ディスクガイド140は、指定された
ディスク2、3がストッカートレイから再生状態へ移行
するディスク移送動作時におけるディスク2、3の左方
向への倒れを防止するものである。左ディスクガイド1
40の上端には移送動作時のディスク2、3を所定位置
にガイドする傾斜面140aが形成されている。また、
左ディスクガイド140の右側には右ディスクガイド1
41が配置されており、左ディスクガイド140と同様
に機構部ベース101に固設されている。この右ディス
クガイド141は、指定されたディスク2、3がストッ
カートレイから再生状態へ移行する移送動作時におけ
る、ディスク2、3の右方向への倒れを防止するもので
ある。右ディスクガイド141の前面上端には移送動作
時のディスク2、3を所定位置にガイドする傾斜面14
1aが形成されている。また、右ディスクガイド141
の中央には前述のクランプ板106のクランパー106
dが通過する穴141bが形成されており、その下部に
は前述の後送りレバー110(図13)を矢印Q方向へ
付勢するバネ111の一端を取り付けるためのバネ掛け
部141cが設けられている。
【0032】図17に示すように、右ディスクガイド1
41の上面にはガイドプレート141dが形成されてお
り、このガイドプレート141dは左ディスクガイド1
40の上面との間に配置されている。このため、ガイド
プレート141dはディスク2、3の移送動作中におけ
る上方向への移動を規制している。図17に示すよう
に、右ディスクガイド141の右側面前部にはセンサー
プリント基板142が取り付けられている。このセンサ
ープリント基板142上には、ディスク位置検索手段で
ある位置センサー143及びディスク有無センサー14
4が実装されている。位置センサー143は、各ストッ
カートレイ1の下端から突設されたセンサーリブ1d
(図5)を検知して、ローディングユニット100の装
置の左右方向(図3の矢印A又は矢印B方向)における
移動位置を検出している。ディスク有無センサー144
は、ローディングユニット100の矢印A又は矢印B方
向への移動時に、各ストッカートレイ1にディスク2、
3が装着されているか否かを検出するものである。本実
施例ではストッカートレイ1に収納保管されているディ
スク2、3を上下から挟むように光センサーが配置され
ている(図21参照)。
【0033】図18はディスク有無センサー144、ス
トッカートレイ1及びディスク2、3の配置を示す縦断
面図である。図18に示すように、本実施例のディスク
有無センサー144である光センサーは、ストッカート
レイに収納保管されたディスク2、3の上部に発光ダイ
オードを配置し、その下部に受光素子を配置して、各ス
トッカートレイ1におけるディスク2、3の有無を検知
している。図17に示すように、センサープリント基板
142には、ストッカートレイ1に収納保管されたディ
スク2、3の後端近傍となる位置に発光素子151が取
付けられている。発光素子151は、その光が直接ある
いはディスク2、3を介して、図5に示すように前面扉
5の透明窓5bから確認できるよう配置されている。こ
のため、ローディングユニット100が矢印A又は矢印
B方向へ移動する時、発光素子151であるLED等の
光をディスク2、3の列の隙間を通して、及びディスク
2、3自体を透して前面扉5の透明窓5bから目視する
ことができる。このため、ローディングユニット100
の位置を容易に確認することができる。
【0034】前述のディスク再生部102(図8)、モ
ータプリント基板136(図7)上の回路、センサープ
リント基板142(図17)上の回路における各信号
は、プリント基板125(図8)に集結された後、信号
線14を介して枠体40外部の回路基板15へ出力され
るよう構成されている(図3参照)。
【0035】[ローディングユニット100の停止機
構]次に、ローディングユニット100が搬送動作を終
了し、初期状態へ復帰したときの停止機構について説明
する。図6に示したように、ローディングユニット10
0に設けられている第1の駆動ギヤ131の歯車131
aと歯合する第1のロックギヤ146は、それに取り付
けた軸146aが上部ラック板9の軸穴9dに矢印a又
は矢印b方向に回動可能に取り付けられている。第1の
ロックギヤ146は、上部ラック板9の第1ラック9a
と連続するラック部146bと、軸146aを中心とし
た形状の歯車部146cと、前記ラック部146bと前
記歯車部146cとを連続させるコーナーの角歯部14
6dとを有している。第1のロックギヤ146のピン部
146eは、上部ラック板9の円弧穴9eと係合して、
第1のロックギヤ146の矢印a又は矢印b方向への回
動範囲を規制している。同様に、第2の駆動ギヤ133
の歯車133aと噛み合う第2ロックギヤ147は、そ
れに取り付けた軸147aが上部ラック板9の軸穴9f
に矢印c又は矢印d方向に回動可能に取り付けられてい
る。第2のロックギヤ147は、上部ラック板9の第2
ラック9bと連続するラック部147bと、軸147a
を中心とした形状の歯車部147cと、前記ラック部1
47bと前記歯車部147cとを連続させるコーナーの
角歯部147dとを有している。第2のロックギヤ14
7のピン部147eは、上部ラック板9の円弧穴9gと
係合して、第2のロックギヤ147の矢印c又は矢印d
方向への回動範囲を規制している。
【0036】また、第3の駆動ギヤ135の歯車135
aと噛み合う第3のロックギヤ148は、それに取り付
けた軸148aが下部ラック板10の軸穴10cに矢印
e又は矢印f方向に回動可能に取り付けられている。第
3のロックギヤ148は、下部ラック板10の第3ラッ
ク10aと連続するラック部148bと、軸148aを
中心とした形状の歯車部148cと、前記ラック部14
8bと前記歯車部148cとを連続させるコーナーの角
歯部148dとを有している。第3のロックギヤ148
のピン部148eは、下部ラック板10の円弧穴10d
と係合し、下ロックギヤ148の矢印e又は矢印f方向
への回動範囲を規制している。図6に示すように、下部
ラック板10には、矢印N又は矢印M方向に移動可能に
取り付けられたロックシャフト149が設けられてい
る。図19及び図20は第3のロックギヤ148とロッ
クシャフト149の係合関係を示す平面図であり、図1
9はローディングユニット100が装置の左端位置にあ
るディスク搬送動作の初期状態を示しており、図20は
ローディングユニット100の初期動作であるロック解
除状態を示している。ロックシャフト149のガイドリ
ブ149aは、第3のロックギヤ148に形成された先
端部148fと係合しており、第3のロックギヤ148
の矢印e又は矢印f方向への回動に伴って、ロックシャ
フト149は矢印N又は矢印M方向に移動する。ロック
シャフト149の後端に突設されたロックピン149b
は、ローディングユニット100のディスク搬送動作の
初期状態の時、機構部ベース101の下面に形成された
ガイド溝101oと係合するよう配置されている。
【0037】また、ローディングユニット100の初期
状態において、機構部ベース101の左側面に形成され
た4つの段付きピン101pは左側板7に形成されたガ
イド穴7aに嵌合して、ローディングユニット100の
振動を防止すると共に、第1のロックギヤ146と第1
の駆動ギヤ131、第2のロックギヤ147と第2の駆
動ギヤ133、第3のロックギヤ148と第3の駆動ギ
ヤ135におけるそれぞれのギヤピッチを所定の状態に
保つよう構成されている。また、初期状態においては、
第1のロックギヤ146と第1の駆動ギヤ131、第2
のロックギヤ147と第2の駆動ギヤ133、第3のロ
ックギヤ148と第3の駆動ギヤ135、ロックシャフ
ト149と機構部ベース101がそれぞれ係合している
ため、ローディングユニット100は上部ラック板9、
下部ラック板10及び左側板7に確実にロックされてい
る。また、ロックシャフト149の前端にはスイッチ片
149cが形成されており、ローディングユニット10
0が初期状態に達したとき、スイッチ片149cはプリ
ント基板125に実装されたレストスイッチ150を押
圧して、レストスイッチ150をON状態とする。レス
トスイッチ150のON状態により、ローディングユニ
ット駆動モータ126は停止状態となる。
【0038】[ディスクチェンジャー装置の動作]以上
のように構成された本実施例のディスクチェンジャー装
置について、以下その動作を説明する。
【0039】「ローディングディスク100の搬送動
作」図2に示したディスクチェンジャー装置の前面扉5
を開いた状態において、ディスク2、3はストッカート
レイ1の収納溝1bに装着され、収納保管される。この
とき、ディスク2、3をストッカートレイ1より奥へ押
し込もうとしたり、装置自体を傾けたとしても、ディス
ク2、3はストッカートレイ1の奥を閉鎖するように配
設されているスクリーンベルト13に当接するため、デ
ィスク2、3はストッカートレイ1外へ落ち込まない。
また、幅広のスクリーンベルト13によりストッカート
レイ1の奥は目隠しされているため、内部機構が埃など
の付着から保護されるとともに、ストッカートレイ1の
奥側内部の美観を保持している。所望のディスク2、3
がストッカートレイ1に装着された後、ディスクチェン
ジャー装置の前面扉5を閉じられ、前面扉5に設けられ
た操作スイッチ5c(図1)により当該装置の再生操作
が行われる。
【0040】次に、操作スイッチ5cを操作して、指定
したディスク2、3を再生するべく指令を出すと、図7
に示すローディングユニット駆動モータ126が回転す
る。ローディングユニット駆動モータ126の駆動力
は、モータプーリ127、ベルト128、プーリギヤ1
29、減速ギヤ130からなる減速機構を介して、第1
の駆動ギヤ131に伝えられ、第1の駆動ギヤ131は
矢印Y方向に回転する。同時に、中間ギヤ132を介し
て連結されている第2の駆動ギヤ133は、矢印Y方向
に回転する。それにより、第2の駆動ギヤ133と連結
棒134により接続されている第3の駆動ギヤ135も
矢印Y方向に回転する。
【0041】ローディングユニット100の初期状態に
おいて、前述のように第1の駆動ギヤ131は第1のロ
ックギヤ146の歯車部146cと歯合しており、第2
の駆動ギヤ133は第2のロックギヤ147の歯車部1
47cと歯合している。また、このとき、第3の駆動ギ
ヤ135は、第3のロックギヤ148の歯車部148c
と歯合している。このため、ローディングユニット駆動
モータ126が回転することにより、第1の駆動ギヤ1
31と歯合する第1のロックギヤ146は、矢印b方向
(図6)へ回動する。第1のロックギヤ146が所定角
度回動すると、第1のロックギヤ146のピン部146
eが上部ラック板9の円弧穴9eの一端に当接して、第
1のロックギヤ146の矢印b方向への回動は停止す
る。このとき、第1のロックギヤ146のラック部14
6bと、上部ラック板9の第1ラック9aとの両者の歯
が同一ピッチ線上に揃う。このために、第1の駆動ギヤ
131の歯車131aは、第1のロックギヤ146のラ
ック部146bから上部ラック板9の第1ラック9aに
乗り移る。また、同時に、第2の駆動ギヤ133は第2
のロックギヤ147から上部ラック板9の第2ラック9
bへ乗り移り、第3の駆動ギヤ135は第3のロックギ
ヤ148から下部ラック板10の第3ラック10aへ乗
り移る。
【0042】図19に示すローディングユニット100
の搬送動作の初期状態において、第3の駆動ギヤ135
は、第3のロックギヤ148の歯車部148cと歯合し
ており、第3のロックギヤ148の先端部148fはロ
ックシャフト149のガイドリブ149aと係合してい
る。このため、第3の駆動ギヤ135の回転により、第
3のロックギヤ148はロックシャフト149を矢印M
方向へ押圧して、図20に示すローディングユニット1
00を移動可能なロック解除状態とする。このロック解
除状態において、機構部ベース101に形成されたガイ
ド溝101oにそれまで係合していたロックシャフト1
49のロックピン149bはガイド溝101oから離脱
している。このため、ローディングユニット100は移
動可能な状態である。
【0043】以上のように、ローディングユニット10
0が移動可能状態となった後、ローディングユニット1
00は垂直状態を保ったまま、第1の駆動ギヤ131、
第2の駆動ギヤ133及び第3の駆動ギヤ135の回動
により、装置の右方向(図20の矢印B方向)へと移動
を開始する。このとき、スクリーンベルト13は、ロー
ディングユニット100の四隅に配置されたスクリーン
ローラ145を摺動して、ローディングユニット100
の周囲を迂回している。ローディングユニット100が
移動し、ストッカートレイ1のセンサーリブ1dを検知
している位置センサー143が指定されたディスク2、
3の収納位置を検出すると、ローディングユニット10
0の矢印B方向への移動は停止する。このとき、プリン
ト基板136上に実装されているカウントセンサー13
7(図7)は、プーリギヤ129と同軸に固着されてい
るカウントリング129aの回転数を検出して、ローデ
ィングユニット100の停止位置の精度を高めている。
なお、このとき、当該装置を傾斜させたり、当該装置に
衝撃が加えられたとしても、指定されたディスク2、3
以外は、スクリーンベルト13又は機構部ベース101
の前面に当接して装置内部への進入が防止されている。
【0044】[大径ディスク2のためのローディングユ
ニット100の移送動作]ローディングユニット100
が指定されたディスク2、3を収納するストッカートレ
イの位置に到達した時、指定されたディスク2、3をデ
ィスク再生部102へ供給するべくローディングユニッ
ト100の移送動作が行われる。ここでは、指定された
ディスクが大径ディスク2である場合の移送動作につい
て説明する。図21はローディングユニット100が指
定されたストッカートレイ1の位置に到達したときの状
態を示す内部機構の側面図である。図21に示す移送動
作の初期状態において、スライド板駆動モータ116の
駆動力は、モータプーリ117、ベルト118、プーリ
ギヤ119、第1の減速ギヤ120、第2の減速ギヤ1
21からなる減速機構を介して、主駆動ギヤ122に伝
えられ、主駆動ギヤ122を矢印X方向へ回転させる。
主駆動ギヤ122の歯車122aは下部スライド板10
3のラック部103gと係合しているため、下部スライ
ド板103は矢印E方向へ移動する。このため、連結レ
バー105を介して連結されている上部スライド板10
4は、矢印G方向に移動する。
【0045】図21において、下部スライド板103が
矢印E方向へ移動すると、送り補助レバー108の駆動
ピン108dが下部スライド板103の傾斜カム103
cと当接する。このため、送り補助レバー108は矢印
P方向に回動する(図13参照)。このとき、送り補助
レバー108の位置決めリブ108cは、指定されたス
トッカートレイ1の隣のストッカートレイ1の収納溝1
bに進入して位置決めが行われる。同時に、送り補助レ
バー108の歯車部108bは、前送りレバー107の
歯車部107dと歯合しているため、前送りレバー10
7は矢印K方向に回動する。図22から図26は内部機
構の移送動作を示す動作説明図であり、図22は、移送
動作の初期状態における内部機構の一部を示す側面図で
ある。図22に示すように、前送りレバー107のレバ
ー部107cが指定されたストッカートレイ1の収納溝
1bの下方から進入して、レバー部107cが矢印K方
向へ回動することにより、その収納溝1bに保管収納さ
れている大径ディスク2は矢印M方向に転がりながら移
動し図23に示す状態になる。
【0046】図23に示す状態において、大径ディスク
2は後送りレバー110のV溝部110b上に移動す
る。このとき、戻しレバー114は、その歯車部114
eが上部スライド板104のラック部104eにより駆
動されて矢印U方向に回動し、大径ディスク2の移動の
妨げにならないように配置される。さらに、下部スライ
ド板103は矢印E方向に移動するが、送り補助レバー
108の駆動ピン108dと係合している傾斜カム10
3cは平坦な形状となる為、送り補助レバー108と前
送りレバー107は、図23に示す状態に保持される。
次に、下部スライド板103の駆動カム103dと係合
している後送りレバー110の駆動ピン110dは、下
部スライド板103の矢印E方向への移動により、駆動
カム103d内を移動する。そしてそれにより、後送り
レバー110を矢印Q方向に回動させる。このため、大
径ディスク2はさらに矢印M方向に移動して図24に示
す状態となる。図24に示す状態において、大径ディス
ク2の外形後端とサイズ検出レバー112のV溝部11
2bの先端が当接し始めるとともに、さらに、後送りレ
バー110は矢印Q方向に回動して大径ディスク2を押
圧する。このとき、大径ディスク2の上端は、右ディス
クガイド141のガイドリブ141dに当接して上方へ
の移動が規制されている。このため、後送りレバー11
0が矢印Q方向へ回動することにより、大径ディスク2
は矢印M方向へ移動する。このとき、サイズ検出レバー
112はバネ113により矢印S方向へ付勢されている
が、大径ディスク2の押圧移動力がバネ113の付勢力
を上回り、サイズ検出レバー112は矢印T方向に回動
する(図25)。
【0047】図25に示すようにサイズ検出レバー11
2が矢印T方向に回動すると、サイズ検出レバー112
の大径ガイドピン112cは下部スライド板103の分
岐カム103fと係合する。このため、下部スライド板
103が矢印E方向へ移動することにより、サイズ検出
レバー112はディスク再生部102のターンテーブル
102bの中心と大径ディスク2の中心が一致するよう
に大径ディスク2を保持する。一方、図23に示した戻
しレバー114は、その歯車部114eが上部スライド
板104のラック部104eに駆動されて、矢印U方向
に回動して、図24に示す状態となる。その後、後送り
レバー110の矢印Q方向への回動により大径ディスク
2は矢印M方向へ移動され、戻しレバー114のV溝部
114bには大径ディスク2の外形が当接する。そし
て、戻しレバー114はバネ115(図13)による矢
印V方向への付勢力に逆らって、さらに矢印U方向へ回
動する。この結果、戻しレバー114上に形成された大
径ガイドピン114cが上部スライド板104の分岐カ
ム104dと係合して、戻しレバー114はディスク再
生部102のターンテーブル102bの中心と大径ディ
スク2の中心が一致する位置に大径ディスク2を保持す
る(図25)。
【0048】一方、後送りレバー110が図25に示し
た状態に到達すると、後送りレバー110の駆動ピン1
10dは下部スライド板103の駆動カム103dとの
係合から外れる。それにより、後送りレバー110は矢
印Q方向へ付勢するバネ111(図13)により大径デ
ィスク2を矢印Q方向へさらに押圧する。このため、大
径ディスク2はディスク再生部102のターンテーブル
102bの中心と大径ディスク2の中心が一致する図2
5に示す状態に確実に保持される。このとき、大径ディ
スク2は、後送りレバー110のV溝部110b、サイ
ズ検出レバー112のV溝部112b及び戻しレバー1
14のV溝部114bに接触した状態(図16の(a)
参照)で保持されている。図25に示した状態から、さ
らに下部スライド板103が矢印E方向へ移動すること
により、連結レバー105を介して接続されている上部
スライド板104は矢印G方向に移動する。このとき、
ディスク再生部102のピン102aは下部スライド板
103のカム溝103a及び上部スライド板104のカ
ム溝104aに係合している。それ故、ディスク再生部
102は、前述の図9及び図10に示した再生待機状態
から矢印C方向へ移動して再生状態となる。また、この
とき、図9に示す上部スライド板104の昇降カム溝1
04cは、クランプ板106のピン106bと係合して
いる。それ故、上部スライド板104の矢印G方向への
移動により、クランプ板106は矢印I方向に回動す
る。
【0049】この結果、図11及び図12に示すよう
に、大径ディスク2は、ディスク再生部102のターン
テーブル102bと、クランプ板106の穴106cに
回転可能に取り付けられたクランパー106dとの間に
担持される。このように大径ディスク2がディスク再生
部102に装着されたとき、前述の図25に示したよう
に、大径ディスク2は後送りレバー110、サイズ検出
レバー112及び戻しレバー114により保持された状
態である。図25に示した状態の後、下部スライド板1
03はさらに矢印E方向移動し、連結レバー105によ
り接続された上部スライド板104は矢印G方向に移動
する。このとき、後送りレバー110の大径ガイドピン
110eが下部スライド板103のガイドカム103e
と係合するため、後送りレバー110は若干矢印R方
向、すなわち逆方向へ回動する。また、サイズ検出レバ
ー112の大径ガイドピン112cが下部スライド板1
03の分岐カム103fに係合しているため、サイズ検
出レバー112は若干矢印Tの方向、すなわち逆方向へ
回動する。同時に戻しレバー114もその大径ガイドピ
ン114cが上部スライド板104の分岐カム104d
に係合しているため、若干矢印U方向に回動する。この
結果、図26に示す移送動作完了状態となる。この移送
動作完了状態において、後送りレバー110、サイズ検
出レバー112及び戻しレバー114の各V溝部110
b、112b、114bとの係合が外れて、大径ディス
ク2はフリーな状態となる(図16の(b)参照)。こ
の結果、大径ディスク2は、ディスク再生部102のタ
ーンテーブル102bとクランパー106dとの間に担
持されて、回転可能な再生状態となる。また、この再生
状態において、図12に示したように、クランプスイッ
チ124は、下部スライド板103の押し片B103i
により押圧され、ON状態となる。これにより、スライ
ド板駆動モータ116への給電が停止され、スライド板
駆動モータ116の回転は停止する。これにより、ロー
ディングユニット100の移送動作は完了し、大径ディ
スク2の再生を開始する。
【0050】[大径ディスク2のためのローディングユ
ニット100の返却動作]大径ディスク2の再生が終了
すると、大径ディスク2をストッカートレイ1の所定の
位置へ返却するべく、図8に示すスライド板駆動モータ
116は前記移送動作とは逆の方向に回転する。このた
め、主駆動ギヤ122は矢印W方向に回転し、下部スラ
イド板103を矢印F方向へ駆動する。また、下部スラ
イド板103に連結レバー105を介して接続されてい
る上部スライド板104は、矢印H方向に移動する。こ
の結果、図26において、前述の移送動作の最終動作と
は逆に、後送りレバー110が矢印Q方向へ、サイズ検
出レバー112が矢印S方向へ、戻しレバー114が矢
印V方向へ、それぞれ若干回動する。したがって、大径
ディスク2は各V溝部110b、112b、114bに
より保持され、図25に示す状態となる。このとき、デ
ィスク再生部102は大径ディスク2から離れる方向
(図11及び図12における矢印D方向)に移動すると
共に、クランプ板106は矢印J方向に回動し、大径デ
ィスク2はターンテーブル102bとクランプ板106
とによる挟着状態から解放される。
【0051】さらに、図25に示した下部スライド板1
03は矢印F方向に移動するため、連結レバー105を
介して接続された上部スライド板104は矢印H方向に
移動する。このため、後送りレバー110の駆動ピン1
10dが下部スライド板103の駆動カム103d内を
摺動するため、後送りレバー110は矢印R方向に駆動
される。再生状態のサイズ検出レバー112の大径ガイ
ドピン112cは、下部スライド板103の分岐カム1
03fと係合しているが、下部スライド板103の所定
距離移動後その係合状態が外れる。このため、サイズ検
出レバー112はバネ113により、矢印S方向に回動
する。また、再生状態の戻しレバー114の大径ガイド
ピン114cは、上部スライド板104の分岐カム10
4dと係合しているが、上部スライド板104の所定距
離移動後、その係合状態が外れるため、戻しレバー11
4はバネ115により矢印V方向に回動する。このた
め、大径ディスク2は戻しレバー114のV溝部114
bによって矢印N方向に駆動され、図24の状態とな
る。サイズ検出レバー112の矢印S方向への回動は、
図13に示す当接ピン112eが機構部ベース101の
規制リブ101mに当接して停止する。
【0052】図24に示す状態において、後送りレバー
110の駆動ピン110dは下部スライド板103の駆
動カム103d内を摺動するため、後送りレバー110
は矢印R方向に駆動される。一方、戻しレバー114は
歯車部114eが上部スライド板104のラック部10
4eに歯合して矢印V方向へ駆動される。このため、大
径ディスク2は、戻しレバー114のV溝部114bに
よる押圧によって、さらに矢印N方向に移動し、図23
に示す状態になる。このとき、大径ディスク2はストッ
カートレイ1の所定の収納溝1b内に案内される。そし
て、後送りレバー110の矢印R方向への回動に伴い、
後送りレバー110の先端に形成されたガイド部110
cがストッカートレイ1の収納溝1b内の後端リブ1c
間に配置され、位置決めが行われる。その後、大径ディ
スク2はストッカートレイ1の収納溝1b内に進入し収
納される。このように構成することにより、大径ディス
ク2のストッカートレイ1の仕切壁1aへの衝突は防止
され、大径ディスク2は所定のストッカートレイ1の収
納溝1bに確実に返却される。次に、図23に示した状
態において、後送りレバー110の駆動ピン110dと
係合している下部スライド板103の駆動カム103d
の係合面は平坦となり、それ故、後送りレバー110の
矢印R方向への回動は停止する。このとき、後送りレバ
ー110の先端のガイド部110cは、ストッカートレ
イ1の後端リブ1cから離脱し、ストッカートレイ1の
下部に配置される。
【0053】一方、戻しレバー114は、その歯車部1
14eが上部スライド板104のラック部104eと歯
合しているため、矢印V方向に回動する。また、送り補
助レバー108の駆動ピン108dは、下部スライド板
103の傾斜カム103c上を摺動して、送り補助レバ
ー108を矢印O方向に回動させる。このため、前送り
レバー107は矢印L方向に回動し、大径ディスク2は
戻しレバー114の押圧により矢印N方向に移動し、ス
トッカートレイ1の所定の収納溝1b内に収納保管され
る。上記のように返却動作が行われ、大径ディスク2は
ストッカートレイ1に収納保管されて、図22及び図1
0に示す移送動作の初期状態に復帰する。このとき、図
10に示すように、フリースイッチ123は下部スライ
ド板103の押し片A103hにより押圧され、フリー
スイッチ123はON状態となる。このため、スライド
板駆動モータ116は停止され、大径ディスク2のスト
ッカートレイ1への返却動作は完了する。
【0054】[小径ディスク2のためのローディングユ
ニット100の移送動作]次に、指定されたディスクが
小径ディスク3であった場合における再生動作について
説明する。前述の図21に示す移送動作の初期状態にお
いて、指定された小径ディスク3をディスク再生部10
2に供給するべくスライド板駆動モータ116が回転
し、減速機構、主駆動ギヤ122を介して、下部スライ
ド板103は矢印E方向に駆動される。また、連結レバ
ー105を介して接続された上部スライド板104は、
矢印G方向に移動する。図27から図31は小径ディス
ク3の移送動作を示す動作説明図であり、図27は移送
動作の初期状態における内部機構の一部を示す側面図で
ある。小径ディスク3の移送動作において、図27から
図29に示す状態までは、前述の大径ディスク2の移送
動作における図22から図24に示す状態までと同一の
移送動作であるため、その説明は省略する。図29に示
す状態において、小径ディスク3の外形とサイズ検出レ
バー112のV溝部112bの先端が当接し始める。ま
た、下部スライド板103の矢印E方向への移動によ
り、後送りレバー110は矢印Q方向へ回動する。小径
ディスク3は左ディスクガイド140及び右ディスクガ
イド141により左右への倒れは防止されている。しか
し、小径ディスク3の外形が小さいため、小径ディスク
3は右ディスクガイド141の上方に形成されたガイド
リブ141dとは当接せず、小径ディスク3の上部には
隙間を有している。このため、小径ディスク3は上方へ
の移動が可能な状態である。
【0055】図29に示す状態において、サイズ検出レ
バー112がバネ113により矢印S方向へ付勢されて
係止しているため、後送りレバー110が矢印Q方向へ
回動することにより、小径ディスク3は上方(図29に
おける矢印g方向)へ持ち上げられる。このとき、サイ
ズ検出レバー112の小径ガイドピン112dは、下部
スライド板103の分岐カム103fと係合し、小径デ
ィスク3の中心がディスク再生部102のターンテーブ
ル102bの中心と一致する図30に示す位置に小径デ
ィスク2を案内する。一方、戻しレバー114は、図2
9に示す位置までは、前述の大径ディスク2の移送動作
の場合と同様に矢印U方向に回動する。しかし、指定さ
れたディスクが小径ディスク3であるため、戻しレバー
114には矢印V方向へ付勢するバネ115に抗する力
が加わらず、戻しレバー114は図29に示す位置に保
持される。このため、図30に示すように、戻しレバー
114の小径ガイドピン114dが上部スライド板10
4の分岐カム104dと係合して、小径ディスク3はそ
の中心がディスク再生部102のターンテーブル102
bの中心と一致するように案内される。
【0056】なお、図30に示した状態において、後送
りレバー110の駆動ピン110dは、前述の大径ディ
スク2の場合と同様に、下部スライド板103の駆動カ
ム103dとの係合から外れ、駆動カム103dによる
駆動が終わる。しかし、後送りレバー110はバネ11
1により矢印Q方向へ常に付勢されているため、後送り
レバー110は矢印Q方向に回動する。従って、指定さ
れたディスクが小径ディスク3の場合には、その外形が
大径ディスク2より小さい分だけ、後送りレバー110
は大きく矢印Q方向に回動する。この結果、小径ディス
ク3はディスク再生部102のターンテーブル102b
の中心と小径ディスク3の中心が一致する再生状態に確
実に案内され保持される。このとき、小径ディスク2の
外周は後送りレバー110のV溝部110b、サイズ検
出レバー112のV溝部112b及び戻しレバー114
のV溝部114bに接触した状態(図16の(a)参
照)で保持されている。
【0057】次に、前述の大径ディスク2の移送動作の
場合と同様に、下部スライド板103及び上部スライド
板104の移動により、ディスク再生部102は図9及
び図10に示した再生待機状態から矢印C方向へ移動
し、それと同時に、クランプ板106は矢印I方向に回
動する。この結果、小径ディスク3はディスク再生部1
02のターンテーブル102bとクランプ板106のク
ランパー106dとの間に担持され、図11及び図12
に示した再生状態となる。図30に示した状態におい
て、下部スライド板103はさらに矢印E方向へ移動
し、連結レバー105を介して接続された上部スライド
板104は矢印G方向へ移動する。このため、後送りレ
バー110の小径ガイドピン110fは、下部スライド
板103のガイドカム103eと係合し、それ故、後送
りレバー110は若干矢印R方向に回動する。また、サ
イズ検出レバー112の小径ガイドピン112dは下部
スライド板103の分岐カム103fと係合するため、
サイズ検出レバー112は若干矢印T方向に回動する。
同時に、戻しレバー114の小径ガイドピン114d
は、上部スライド板104の分岐カム104dに係合し
ているため、戻しレバー114は若干矢印U方向に回動
する。このように、後送りレバー110、サイズ検出レ
バー112、戻しレバー114が小径ディスク3の外縁
から離脱し、小径ディスク3は、ディスク再生部102
のターンテーブル102bとクランパー106dとの間
に回転可能に担持された再生状態となる。図12に示す
再生状態において、クランプスイッチ124は下部スラ
イド板103の押し片B103iにより押圧されてON
状態となり、スライド板駆動モータ116の回転が停止
する。これにより、小径ディスク3のディスク再生部1
02への供給を行う移送動作は完了し、小径ディスク3
の再生を開始する。
【0058】[小径ディスク2のためのローディングユ
ニット100の返却動作]小径ディスク3の再生が終了
すると、小径ディスク3をストッカートレイ1の所定の
位置へ返却するべく、スライド板駆動モータ116が回
転する。それ故、大径ディスク3の場合と同様に、後送
りレバー110が矢印Q方向に、サイズ検出レバー11
2が矢印S方向に、戻しレバー114が矢印V方向にそ
れぞれ若干回動し、小径ディスク3は各レバーのV溝部
110b、112b、114bで保持される。この状態
が図30である。図30に示す状態になった後、ディス
ク再生部102は小径ディスク3から離れる方向(図1
1及び図12の矢印D方向)に移動すると共に、クラン
プ板106も小ディスク3から離れる方向(図11及び
図12の矢印J方向)に回動する。
【0059】図30において、下部スライド板103は
矢印F方向へさらに移動し、連結レバー105を介して
下部スライド板103に接続された上部スライド板10
4は矢印H方向に移動する。このとき、サイズ検出レバ
ー112はバネ113により矢印S方向へ付勢され、図
30に示した位置に保持される。しかし、後送りレバー
110と戻しレバー114は、大径ディスク2の返却動
作の場合と同様に、回動して、図29、図28に示す状
態を経て、図9、図10及び図27に示す移送動作の初
期状態に復帰する。このとき、図10に示すように、フ
リースイッチ123は下部スライド板103の押し片A
103hにより押圧されON状態となる。それによりス
ライド板駆動モータ116の回転を停止して、小径ディ
スク3のストッカートレイ1への返却動作が完了する。
次に、他のディスク2、3を再生する場合には、前面扉
5に設けられた操作スイッチ5cの操作により再生指令
を出すと、前述ローディングユニット100の搬送動作
と同様に、ローディングユニット駆動モータ126が回
転し、ローディングユニット100を装置の右方向(図
4の矢印B方向)へ駆動する。
【0060】ローディングユニット100が指定された
ディスク2、3を収納したストッカートレイ1の位置に
停止した後、スライド板駆動モータ116が回転して、
ストッカートレイ1の指定されたディスク2、3をディ
スク再生部102に供給する移送動作が開始する。指定
されたディスク2、3の再生が終了すると、ディスク
2、3は前述の返却動作が行われて、所定のストッカー
トレイ1に返却される。このように、移送動作及び返却
動作の繰り返しにより、ストッカートレイ1に収納保管
されたディスク2、3は連続的に順次再生することがで
きる。
【0061】なお、図18及び図21に示すように、ロ
ーディングユニット100が装置の左右方向(図18の
矢印A又はB方向)へ移動する搬送動作において、ロー
ディングユニット100に設けられたディスク有無セン
サー144は、ストッカートレイ1を横切り、ストッカ
ートレイ1に収納保管されているディスク2、3の有無
を検知する。本実施例において、ディスク有無センサー
144は光センサーであり、投光素子と受光素子とによ
り構成されている。ストッカートレイ1にディスク2、
3が収納保管されていれば、ディスク有無センサー14
4の投光素子からの信号は遮断され、ストッカートレイ
1にディスク2、3が収納保管されていなければ、投光
素子の信号が受光素子へ到達するため、ディスク有無セ
ンサー144により各ストッカートレイ1におけるディ
スク2、3の有無が確実に検出される。このため、スト
ッカートレイ1に収納保管されたディスク2、3を連続
的に順次再生する場合には、ローディングユニット10
0の搬送動作時にストッカートレイ1にディスク2、3
が収納保管されていない箇所を検知したとき、次のディ
スク2、3へ直接的に移動できるため、本実施例のディ
スクチェンジャー装置は高速なディスクチェンジが可能
である。
【0062】また、初期の段階(例えば電源投入直後)
において、ローディングユニット100を装置の左右方
向へ一度往復移動させて、各ストッカートレイ1のディ
スク2、3の保管状態を予め検出して記憶しておけば、
本実施例のディスクチェンジャー装置は更なる高速ディ
スクチェンジが可能な装置となる。また、これにより、
ストッカートレイ1におけるディスク2、3の保管状況
を一括して表示して、使用者にとってさらに便利な装置
を提供することができる。なお、本実施例のディスク有
無センサー144は、ローディングユニット100の矢
印A方向又は矢印B方向への移動時において、各ストッ
カートレイ1のディスク2、3の保管状況を正確に検出
するものである。本実施例のディスクチェンジャー装置
は、各ストッカートレイ1のセンサーリブ1dを検知し
てローディングユニット100の位置検出する位置セン
サー143のデータとともにディスク有無センサー14
4のデータを用いて保管状況を検知するように構成され
ている。また、本実施例のディスクチェンジャー装置
は、カウントセンサー137からのデータを用いて、よ
り精度の高いディスク2、3の保管位置の検出を可能と
している。
【0063】所望のディスク2、3の再生が終了し、デ
ィスクチェンジャー装置を初期状態に復帰させるべく、
操作スイッチ5cにより指令を出すと、ローディングユ
ニット駆動モータ126が回転して、ローディングユニ
ット100を矢印A方向に駆動する。図6に示すよう
に、第1の駆動ギヤ131の歯車131aは、上部ラッ
ク板9の第1ラック9aから第1のロックギヤ146の
ラック部146bに乗り移り、角歯部146dを経て歯
車部146cと歯合する状態になる。このため、第1の
ロックギヤ146は矢印a方向に回動する。また、第1
の駆動ギヤ131と連結されている第2の駆動ギヤ13
3は、上部ラック板9の第2ラック9bから第2のロッ
クギヤ147へ乗り移り、同時に第3の駆動ギヤ135
は下部ラック板10の第3ラック10aから第3のロッ
クギヤ148へ乗り移る。このため、第2のロックギヤ
147及び第3のロックギヤ148は、第1のロックギ
ヤ146と同様に矢印c方向及び矢印e方向に回動す
る。このとき、機構部ベース101の左側面に形成され
た4箇所の段付きピン101pは、左側板7のガイド穴
7aに嵌合し、ローディングユニット100は装置の上
下方向及び前後方向に対してロックされた状態となる。
【0064】また、図19に示すように、第3のロック
ギヤ148が矢印e方向に回動することにより、第3の
ロックギヤ148の先端部148fはロックシャフト1
49のガイドリブ149aを矢印N方向へ駆動し、ロッ
クピン149bが機構部ベース101の下面に設けられ
たガイドリブ101oと係合する。このため、ローディ
ングユニット100は装置の左右方向に対してロックし
た状態となる。このとき、ロックシャフト149のスイ
ッチ片149cは、レストスイッチ150を押圧してO
N状態にし、ローディングユニット駆動モータ126の
回転を停止する。なお、図19に示すロック状態におい
て、第3の駆動ギヤ135と第3のロックギヤ148、
ロックシャフト149と機構部ベース101、段付きピ
ン101pとガイド穴7aがそれぞれ係合している。さ
らに、この状態において、ローディングユニット100
の上部に設けられた第1のロックギヤ146と第1の駆
動ギヤ131、及び第2のロックギヤ147と第2の駆
動ギヤ133が歯合しているため、ローディングユニッ
ト100は上部ラック板9と下部ラック板10の左端部
において左側板7との間に完全にロックされた状態とな
っている。このため、輸送時の落下等による衝撃力が当
該装置に加わったとしても、ローディングユニット10
0の移動及び振動は防止されている。
【0065】また、ディスク2、3の再生中において、
図26及び図31に示す再生状態において、ストッカー
トレイ1の空き収納溝1b内には前送りレバー107の
レバー部107cが進入した状態で保持されているた
め、再生中のディスク2、3が収納保管されていたスト
ッカートレイ1の空き収納溝1bには、別のディスク
2、3を装着できないよう構成されている。従って、デ
ィスク2、3の再生中において、前面扉5を開けてスト
ッカートレイ1の空き収納溝1bにディスク2、3を装
着する場合であっても、同じ収納溝1bにはディスク
2、3が二重に収納されないよう構成されている。この
ため、本実施例のディスクチェンジャー装置は、再生状
態を中断することなく、ディスク2、3を容易に、且つ
安全にストッカートレイ1に装着、交換することが可能
である。また、図17に示すように、本実施例のローデ
ィングユニット100には、ローディングユニット10
0の前面に発光素子151が設けられている。それ故ロ
ーディングユニット100が装置の左右方向へ移動する
とき、発光素子151の光がストッカートレイ1に収納
保管されたディスク2、3を介してそのディスク2、3
の端面が光るように、あるいは発光素子151の光が直
接的に、前面扉5の透明窓5bから目視できるように構
成されており、ローディングユニット100の移動を光
の移動により確認することができる。
【0066】また、図17に示すように、センサープリ
ント基板142上にはディスク有無センサー144とし
ての発光素子144が設けられており、ローディングユ
ニット100の移動動作にともなって発光素子144の
光も同じように移動するので、発光素子144によって
も前面扉5の透明窓5bを介して、ローディングユニッ
ト100の移動を、直接的にあるいはストッカートレイ
1に収納保管されたディスク2、3の端面上の光の移動
により、確認することができる。以上のように本実施例
によれば、ローディングユニット100に、ストッカー
トレイ1の下方からディスク2、3を取り出す第1の持
ち上げレバーである前送りレバー107と、そのディス
ク2、3をさらにディスク再生部102まで移送する第
2の持ち上げレバーである後送りレバー110を設け
た。これにより、ストッカートレイ1に収納保管された
ディスク2、3を簡単な構成でディスク再生部102へ
交換供給することができる。またストッカートレイ1に
収納保管されたディスク2、3の上部にはディスクを搬
送するための機構が配置されていないため、部品点数の
少ない小型のディスクチェンジャー装置を実現すること
ができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明では、ストッカート
レイの下方からディスクを取り出す前送りレバーである
第1の持ち上げレバーと、そのディスクをさらにディス
ク再生部まで搬送する後送りレバーである第2の持ち上
げレバーを、ストッカートレイに収納保管されたディス
クをディスク再生部に交換供給するためのローディング
ユニットに設けた。これにより、簡単な構成でストッカ
ートレイに装着されたディスクをディスク再生部に確実
に交換供給することができる。さらに、ストッカートレ
イに収納保管されたディスクの上部にはディスクを移送
するための機構が配置されていないため、部品点数の少
ない小型のディスクチェンジャー装置を実現することが
できる。
【0068】また、本発明によれば、ディスク再生部に
ディスクが供給された再生状態においては、ディスク搬
送手段の第1の持ち上げレバーが、再生中のディスクが
収納保管されていたストッカートレイのディスク収納溝
内に配置されている。このため、そのディスク収納溝に
は別のディスクの装着が阻止されており、ディスクの再
生中でも再生を中断することなく、再生中以外の残り全
てのディスクの交換が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のディスクチェンジャー装置の一実施例
の外観を示す斜視図である。
【図2】図1のディスクチェンジャー装置の前面扉を開
けた状態の斜視図である。
【図3】図1に示した実施例のディスクチェンジャー装
置の外観ケース等を除いた内部機構を示す斜視図であ
る。
【図4】本実施例のディスクチェンジャー装置における
ローディングユニット等を示す平面図である。
【図5】本実施例のディスクチェンジャー装置における
主要部の構成を示す側面図である。
【図6】本実施例のディスクチェンジャー装置における
上部ラック板、下部ラック板、左側板及びローディング
ユニット等を示す斜視図である。
【図7】本実施例のディスクチェンジャー装置における
ローディングユニット駆動機構等を示す分解斜視図であ
る。
【図8】本実施例のディスクチェンジャー装置における
ローディングユニットのディスク再生機構等を示す分解
斜視図である。
【図9】本実施例のディスクチェンジャー装置における
ローディングユニットのディスク再生部等の再生待機状
態を示す平面図である。
【図10】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニットのディスク再生部等の再生待機
状態を示す裏面図である。
【図11】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニットのディスク再生部等の再生状態
を示す平面図である。
【図12】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニットのディスク再生部等の再生状態
を示す裏面図である。
【図13】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニットのディスク装着返却機構等を示
す分解斜視図である。
【図14】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニットのディスク装着返却機構の一部
を拡大して示す断面図である。
【図15】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニットのディスク装着返却機構等の一
部を拡大して示す斜視図である。
【図16】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニットのディスク装着返却機構の一部
を拡大して示す断面図である。
【図17】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニットの左右のディスクガイド等を示
す分解斜視図である。
【図18】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニットのディスク有無センサー等を示
す断面図である。
【図19】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニットのロック機構を示す平面図であ
る。
【図20】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニットのロック機構を示す平面図であ
る。
【図21】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
る移送動作の初期状態を示す側面図である。
【図22】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニット等の大径ディスクの移送動作中
を示す側面図である。
【図23】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニット等の大径ディスクの移送動作中
を示す側面図である。
【図24】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニット等の大径ディスクの移送動作中
を示す側面図である。
【図25】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニット等の大径ディスクの移送動作中
を示す側面図である。
【図26】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニット等の大径ディスクの移送動作完
了を示す側面図である。
【図27】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニット等の小径ディスクの移送動作の
初期状態を示す側面図である。
【図28】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニット等の小径ディスクの移送動作中
を示す側面図である。
【図29】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニット等の小径ディスクの移送動作中
を示す側面図である。
【図30】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニット等の小径ディスクの移送動作中
を示す側面図である。
【図31】本実施例のディスクチェンジャー装置におけ
るローディングユニット等の小径ディスクの移送動作完
了を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ストッカートレイ 2 大径ディスク 3 小径ディスク 100 ローディングユニット 102 ディスク再生部 107 前送りレバー 110 後送りレバー 131 第1の駆動ギヤ 133 第2の駆動ギヤ 135 第3の駆動ギヤ 143 位置センサー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直径の異なる複数のディスクを並置して保
    管するストッカートレイ、 前記ストッカートレイに保管された前記ディスクの中か
    ら指定されたディスクの位置を検索するディスク位置検
    索手段、 前記ディスク位置検索手段からの信号により、指定され
    たディスクを担持して再生するディスク再生手段を、指
    定されたディスクを保管する前記ストッカートレイの位
    置へ、当該ストッカートレイに並置して保管された前記
    複数のディスクの並置方向と平行に駆動する搬送手段、 前記ストッカートレイの下方から指定されたディスクを
    取り出す第1のレバーと、続けてそのディスクを下方か
    ら案内して、前記ディスク再生手段へ移送する第2のレ
    バーを設けたディスク移送手段、 を具備することを特徴とするディスクチェンジャー装
    置。
  2. 【請求項2】 ディスク再生手段に移送されたディスク
    をストッカートレイに返却する第3のレバーをディスク
    移送手段に設けた請求項1記載のディスクチェンジャー
    装置。
  3. 【請求項3】 ディスク再生手段にディスクが移送され
    た状態においては、そのディスクが取り出されたストッ
    カートレイの空き収納溝内にディスク移送手段の第1の
    レバーが配置される構成の請求項1記載のディスクチェ
    ンジャー装置。
  4. 【請求項4】 ディスク位置検索手段は、ストッカート
    レイに保管された各ディスクの上下を挟むように配置さ
    れたディスク有無センサーを有し、搬送手段の移動動作
    により前記ストッカートレイにおけるディスクの有無を
    検知する請求項1記載のディスクチェンジャー装置。
  5. 【請求項5】 指定されたディスク以外のストッカート
    レイにおけるディスクの移動を阻止するように、ストッ
    カートレイの後方に張り渡され、前記指定されたディス
    クを担持するディスク再生手段の後部を迂回するように
    配置されたスクリーンベルトを有する請求項1記載のデ
    ィスクチェンジャー装置。
  6. 【請求項6】 ディスク再生手段を有するローディング
    ユニットを移動可能に保持する枠体には、ストッカート
    レイに並置して保管された各ディスクの配置方向と平行
    にラックが形成されており、このラックに前記ローディ
    ングユニットに設けられたギヤが歯合するように構成さ
    れており、前記ギヤが前記ラックの一端に達するとギヤ
    ロックに乗り移り、前記ギヤの回転により前記ギヤロッ
    クが所定角度回動後、前記ギヤロックが前記枠体に固定
    される構成の請求項1記載のディスクチェンジャー装
    置。
  7. 【請求項7】 初期状態のローディングユニットの側面
    と対向する枠体の一方の側板に少なくとも一つのガイド
    穴を形成し、初期状態において、前記ガイド穴が前記ロ
    ーディングユニットの前記側面に設けられた突起に挿入
    される構成の請求項6記載のディスクチェンジャー装
    置。
  8. 【請求項8】 枠体にラックと平行な溝が形成されてお
    り、ローディングユニットの上面及び下面に前記溝内に
    擢動可能に係合するローラを設け、前記ローディングユ
    ニットをストッカートレイに並置して保管された各ディ
    スクの配置方向と平行に駆動するよう構成した請求項6
    記載のディスクチェンジャー装置。
  9. 【請求項9】 大径ディスクの外周の片側が当接する係
    止部を設けると共に、当該係止部とほぼ対向する側に前
    記大径ディスクまたは小径ディスクの外周が当接する回
    動自在なサイズ検出レバーを設け、このサイズ検出レバ
    ーによって径の異なるディスクを判別するよう構成した
    請求項1記載のディスクチェンジャー装置。
  10. 【請求項10】 ストッカートレイに保管されたディス
    クの後方において発光するようにディスク移送手段に発
    光素子が配設され、搬送手段の移動動作にともなって、
    装置前面からディスク列の隙間を通して及びディスクを
    透して光の移動を目視できる構成の請求項1記載のディ
    スクチェンジャー装置。
  11. 【請求項11】 指定されたストッカートレイの位置に
    おいて、ディスク移送手段の第1のレバーが当該ストッ
    カートレイの指定されたディスク収納溝に進入する前
    に、位置決め部材がストッカートレイの前記指定された
    ディスク収納溝以外のディスク収納溝に挿入される構成
    の請求項1記載のディスクチェンジャー装置。
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