JPH0636270B2 - デイスクプレ−ヤのオ−トチエンジヤ− - Google Patents

デイスクプレ−ヤのオ−トチエンジヤ−

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JPH0636270B2
JPH0636270B2 JP4950587A JP4950587A JPH0636270B2 JP H0636270 B2 JPH0636270 B2 JP H0636270B2 JP 4950587 A JP4950587 A JP 4950587A JP 4950587 A JP4950587 A JP 4950587A JP H0636270 B2 JPH0636270 B2 JP H0636270B2
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tray
disc
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drive
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幸康 鶴田
雅人 石原
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は複数のディスクに亘って連続再生可能な所謂デ
ィスクプレーヤのオートチェンジャーに関する。
(ロ)従来の技術 従来、ディスクプレーヤのオートチェンジャーとしては
例えば特開昭58-208962号公報(G11B17/04)に開示さ
れた技術が公知である。
斯かる従来技術に開示された装置では装置では装着位置
に積層固定された夫々のトレーに対して鉤状の係合部材
(トレー保持手段)を対応させて設け、所定のディスク
を再生する時に制御機構にて制御して、このディスクを
支持するトレーに対応する前記係合部材を作動せしめ、
この係合部材と前記トレーの突起を係合させた後、係合
部材及び制御機構を支持したシャーシを搬入方向に移動
させて所定のトレーを引き出す様構成している。
しかしながら斯かる従来装置の場合、所定のトレーを選
択するための鉤状の係合部材及びこれを制御する制御機
構が必要となり、構成が複雑化するという問題点を有す
るものであった。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は所定のトレーを選択する際にトレー保持手段の
動作を制御するための複雑な制御機構を必要としない様
なディスクプレーヤのオートチェンジャーを提供せんと
するものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、積層支持された複数のトレーから所定のトレ
ーを選択すると共に該トレーを再生位置に搬送してディ
スクを再生するディスクプレーヤのオートチェンジャー
において、前記トレーの側面にラックギアを設けると共
に該ラックギアに延設してトレーの前端部に突起を設
け、一方、前記ラックギアと噛合して前記トレーを搬送
する送りギアに前記突起と係合する欠歯部を設け、更に
該欠歯部の幅を前記突起の幅より大きくして前記欠歯部
及び突起の係合時、前記送りギア又は前記トレーの何れ
か一方をトレーの積層方向に移動可能とした。
(ホ)作用 再生待機状態において、トレーの突起は積層方向に一列
に並んでいる。所定のトレーの選択指令が出されると、
送りギアが積層方向に移動されるか、或いは全トレーが
積層方向に移動される。この時、送りギアの欠歯部の幅
はトレーの突起の幅より大きいので、この欠歯部と突起
とが順次係合をくり返して前記相対的な移動が進む。そ
して送りギアの欠歯部が選択すべきトレーの突起に至る
と、前記相対的な移動が終了し、続いて送りギアが回転
駆動される。斯様に送りギアが回動すると、初期の回動
によって欠歯部によって突起が押圧されてトレーが引き
出され、その後送りギアとトレーのラックギアとが噛合
してトレーの引き出しが進む。
(ヘ)実施例 以下本発明の一実施例について説明する。
第1図において(1)は本体ケースで、ローディング機構
等の機構部が装着される。斯かる本体ケース(1)は断面
が略コ字状であり、その上面半領域は開放(開口(2)を
構成)されている。また本体ケース(1)の両側面には上
下方向に案内孔(3)(3)及び(4)が穿設されている。斯か
る案内孔(3)(3)及び(4)には昇降シャーシ(5)の両側部に
突設されたピン(6)(6)及び(7)が嵌入し、これにより昇
降シャーシ(5)は案内孔(3)(3)及び(4)に規制されて上下
方向に移動自在となっている。
(8)(9)は駆動スライドで、夫々3組の摺動孔(10)(10)(1
0)及び(11)(11)(11)を有し、これらの摺動孔を介して本
体ケース(1)側面に夫々ねじ止めされることにより、こ
れら側面に沿って横方向に摺動自在に装着されている。
またこれら駆動スライド(8)(9)には上下方向に傾斜した
傾斜孔(12)(12)及び(13)が穿設されており、これら傾斜
孔(12)(12)及び(13)は前述したピン(6)(6)及び(7)に嵌
合している。またこれらの傾斜孔(12)(12)と(13)とはそ
の傾き方向が相反している。
更に駆動スライド(9)にはその上端部にラックギア(14)
が設けられ、このラックギア(14)には駆動ギア(15)が噛
合している。斯様にして、駆動スライド(9)は駆動ギア
(15)が回動されることにより移動されるが、この駆動ス
ライド(9)は後述する様に回動レバー(16)により駆動ス
ライド(8)に連結されているため、駆動スライド(9)の移
動に伴なって駆動スライド(8)も同時に移動される。
前述した駆動ギア(15)は径の異なる大径ギア部(17)及び
小径ギア部(18)を有し、大径ギア部(17)には軸対称の位
置にスリット孔(19)(20)が穿設されている(第2図参
照)。斯かる駆動ギア(15)は本体ケース(1)の天面に軸
支され、更に同様に2つの伝達ギア(21)(22)及びモータ
(23)が前記天面に軸支及び装着されている。そしてモー
タ(23)からの駆動力はベルト(24)によって伝達ギア(22)
に伝達され、更に伝達ギア(21)を介して大径ギア部(17)
に伝達される。
また、本体ケース(1)の天板には検出素子(25)が配設さ
れ、駆動ギア(15)の回転数が検出される。即ち、前記検
出素子(25)は所定の間隙をおいて発光素子と受光素子と
を有し、この間隙でもって前記大径ギア部(18)を挾むこ
とにより、前記駆動ギア(15)が回転して前記間隙をスリ
ット孔(19)(20)が通過する毎に、即ち駆動ギア(15)が半
回転する毎に1つの電気パルス信号を発生して駆動ギア
(15)の回転数を検出している。
更に本体ケース(1)の天面には規制レバー(101)が切起し
片(102)によって回動自在に支持されており、バネ(108)
によって下方向に付勢されている(第4図参照)。斯か
る規制レバー(101)の回動端には舌片(103)が設けられて
おり、開口(2)から本体ケース(1)内に臨んでいる。
前記本体ケース(1)には更に底板(26)が装着され、この
底板(26)を装着することによりトレーボックス(27)装着
用の挿入口(28)が形成されている。この底板(26)の裏面
には前述した回動レバー(16)が回動自在に軸支され、こ
の回動レバー(16)の両端には前記駆動スライド(8)(9)が
取り付けられている(第3図参照)。従って前述の様に
駆動スライド(9)が一方向に移動されると、駆動スライ
ド(8)が逆方向に移動される。
前記昇降シャーシ(5)には開口(29)、透孔(30)が穿設さ
れると共に内側端辺に突起(104)及び凹部(105)が配設さ
れており、更にディスク再生機構(31)、ディスク脱落防
止機構(32)及びディスクローディング機構(33)が装着さ
れている。この内、突起(104)は規制レバー(101)の舌片
(103)と相俟って、トレーボックス(27)に収納されたト
レー(78)の前端をそろえる作用をするもので、即ち昇降
シャーシ(5)が最下位置に位置付けられているトレーボ
ックス装着時に(第4図参照)装着用挿入口(28)からト
レーボックス(27)を押し込むことによってトレー(78)前
端部に当接してトレー(78)の前端をそろえるものであ
る。また、昇降シャーシ(5)上昇時には昇降シャーシ(5)
の凹部(105)に規制レバー(101)の舌片(103)の端部に設
けられた曲げ部(106)が当接し、規制レバー(101)を反付
勢方向に回動せしめる。
ディスク再生機構(31)は昇降シャーシ(5)の上面に装着
され、スピンドルモータ(34)と、このスピンドルモータ
(34)の駆動軸に枢着されたターンテーブル(35)と、ピッ
クアップ装置(36)とを有し、ターンテーブル(35)及びピ
ックアップ装置(36)は昇降シャーシ(5)の開口(29)から
下方に臨んでいる。
ディスク脱落防止機構(32)は同じく昇降シャーシ(5)の
上面に装着され、回動シャーシ(37)、カムスライド(3
8)、及び駆動ギア部(39)とによって構成されている(第
2図及び第7図参照)。即ち回動シャーシ(37)は軸(40)
によって回動自在に軸支され、突条(41)と昇降シャーシ
(5)上面に植設されたピン(42)との間にばね(43)を張架
することによってその回動端が昇降シャーシ(5)に接近
する方向に付勢されている。またこの回動シャーシ(37)
の2つの回動端の下面には夫々押え部材(44)(45)が固着
されており、これらの押え部材(44)(45)は昇降シャーシ
(5)の開口(29)及び透孔(30)に夫々臨んでいる。
カムスライド(38)にはその長手方向に長孔(46)(47)が穿
設され、この長孔(46)(47)を介してピン(48)(49)止めす
ることによって、昇降シャーシ(5)に摺動自在に装着さ
れている。またこのカムスライド(38)の長手方向の両側
面にはラックギア(50)及び突条(51)が夫々設けられてお
り、更にこの突条(51)は低条部(51a)、高条部(51b)及び
これらを連結する傾斜部(51c)により形成されている。
更に斯かる突条(51)には回動シャーシ(37)下面の突起(5
2)が当接しており、前記ばね(43)の付勢による回動シャ
ーシ(37)の回動を規制している。
駆動ギア部(39)はプーリ(53)、伝達ギア(54)(55)及び駆
動ギア(56)によって形成され、夫々昇降シャーシ(5)に
軸支されている。これらギアの内、駆動ギア(56)はカム
スライド(38)のラックギア(50)と噛合し、またプーリ(5
3)の軸(57)は昇降シャーシ(5)を貫通して昇降シャーシ
(5)の裏面に至っている。更にこのプーリ(53)はモータ
(58)の駆動軸に枢着されたプーリ(59)にベルト(60)によ
って連結され、モータ(58)の駆動力が伝達される。
ディスクローディング機構(33)は昇降シャーシ(5)の下
面側に配されている。即ち、第3図に示す様に昇降シャ
ーシ(5)の裏面にはトレーを案内する案内溝を有するガ
イド部材(61)(62)が固着され、更にクランプ部材(63)を
その回動端に有するクランプレバー(64)が回動自在に軸
支されている。前記クランプ部材(63)は昇降シャーシ
(5)の開口(29)からターンテーブル(35)に対向してお
り、また、クランプレバー(64)はバネ(100)によりター
ンテーブル(35)方向に付勢されている。更に前記昇降シ
ャーシ(5)の裏面にはく字状の位置決め部材(65)が軸支
され、この位置決め部材(65)はバネ(66)により時計方向
に回動付勢されていると共にその回動端にピン(67)を有
する。
更に斯かる裏面には支持シャーシ(68)が支持され、この
支持シャーシ(68)上面にはカムギア(69)、伝達ギア(70)
及び送りギア(71)が軸支されている(第6図参照)。カ
ムギア(69)は内径ギア(69a)及び外径ギア(69b)を有し、
また外周に沿って設けられた周壁(72)にはカム部(73)が
設けられている。更に外径ギア(69b)の所定の円弧部分
にはその幅方向の上半分の部分に径の小さい小径部(74)
が、またその下半部の部分には外径ギア(69b)の径と等
しい大径部(75)が設けられている。斯かるカムギア(69)
の周壁(72)上部には前記クランプレバー(64)の突起(64
a)が当接しており、前記バネ(100)の付勢によるクラン
プレバー(64)の回動を規制している。更にカムギア(69)
の内径ギア(69a)には昇降シャーシ(5)の上部から貫通し
た前記プーリ軸(57)の軸端に枢着されたギア(110)が噛
合しており、モータ(58)からの駆動力を得ている。
また、カムギア(69)の外径ギア(69b)と噛合している伝
達ギア(70)には所定の円弧部分の厚み方向の下半分の部
分に欠歯部(76)が設けられており、この欠歯部(76)は前
記カムギア(69)の大径部(75)と係合可能となっている。
更にこの伝達ギア(70)と噛合している送りギア(71)の上
段ギア(71a)には欠歯部(77)が設けられている。
第8図はトレーを示す図で、トレー(78)には一側面にラ
ックギア(79)が設けられており、このラックギア(79)の
前端には突起(80)が設けられている。またトレー(78)の
前側部には鉤部(81)が設けられ、更に中央部にはディス
ク収納部(82)及び開口(83)が設けられている。斯かるト
レー(78)はトレーボックス(27)の開口(84)からトレーボ
ックス(27)内に収納され、開口(84)を通って水平方向に
出入り自在となっている。
次に以上詳述した本実施例の動作について説明する。
(a)ディスク選択動作 前述した様に昇降シャーシ(5)の側面に突設されたピン
(6)(6)及び(7)は本体ケース(1)の側面に穿設された案内
孔(3)(3)及び(4)と駆動スライド(8)(9)に穿設された傾
斜孔(12)(12)及び(13)とに同時に嵌合している。従って
前述の様に駆動スライド(9)が駆動ギア(15)によって駆
動され、これと同時に回動レバー(16)により駆動スライ
ド(8)が駆動スライド(9)と反対方向に移動されると、昇
降シャーシ(5)は案内孔(3)(3)及び(4)に沿って上方向或
いは下方向に移動される。
第11図は駆動ギア(15)の小径ギア部(18)と、駆動スライ
ド(9)のラックギア(14)の形状を示す図である。図示の
如く小径ギア部(18)には軸対称の位置に溝状のギア(18
a)(18a)が設けられ、またこれらギア(18a)(18a)間の側
面の下半分には円周方向に所定の厚みでもって切欠いた
切欠溝(18b)(18b)及びこれにより上半分に生じる係合部
(18c)(18c)が設けられている。一方、ラックギア(14)は
ピッチPを有する第1ギア(14a)と、この第1ギア(14
a)の半分の長さで、且つピッチP(=1/2P)を有
する第2ギア(14b)とが互い違いに配設されることによ
って形成されている。
第12図は斯かる小径ギア部(18)とラックギア(14)との噛
合状態を示す図である。駆動ギア(15)が矢印A方向に回
転して一方のギア(18a)が第1ギア(14a)を矢印B方向に
移動した後は次のギア(18a)が第2ギア(14b)に当接する
までラックギア(14)は駆動されない。またこの時同時に
小径ギア部(18)の係合部(18c)がラックギア(14)の第1
ギア(14a)(14a)間に係合してラックギア(14)が長手方向
に移動するのを規制する。そして次のギア(18a)が第2
ギア(14b)を押圧すると、ラックギア(14)は再び矢印B
方向に移動される。従って、ラックギア(14)は駆動ギア
(15)の半回転毎にピッチPずつ間欠的に移動される。
この様にして駆動ギア(15)が所定の方向に回転駆動され
ると、これに伴なって駆動スライド(9)及び(8)が間欠的
に移動され、従って上述した様な作用により昇降シャー
シ(5)が上方向或いは下方向に間欠的に移動される。斯
様にステップ状に移動される昇降シャーシ(5)の1ステ
ップの移動距離はトレーボックス(27)に収納されたトレ
ー間の距離に等しく設定されている。また駆動ギア(15)
のスリット孔(19)(20)と小径ギア部(18)との位置関係は
第12図の様になっており、また検出素子(25)は第12図の
状態において上側のスリット孔(19)を検出できる様に配
設されている。斯様に配設することにより、駆動ギア(1
5)回転時において、前述した小径ギア部(18)とラックギ
ア(14)との噛合が間欠的に解除されるタイミングで、即
ち昇降シャーシ(5)の単位ステップの上昇或いは下降が
完了したタイミングで検出素子からパルス信号が出力さ
れ、昇降シャーシ(5)の単位ステップの移動が検出され
る。
さて今複数のトレー(78)を積層支持したトレーボックス
(27)が挿入口(28)から本体ケース(1)内に装着されたと
する。この時駆動シャーシ(8)(9)は第4図の状態にあ
り、従って昇降シャーシ(5)は最下部に位置付けられて
いる(初期状態)。次に操作者の操作によりトレーボッ
クス(27)に支持されたトレーの内、一番下のトレーに収
納されているディスクを再生する指令が制御回路に印加
されたとする。すると、この指令に応じて制御回路から
モータ(23)に駆動電流が印加され、モータ(23)が回転駆
動されて駆動ギア(15)が回動される。斯様に駆動ギア(1
5)が回動されると、前述の様に昇降シャーシ(5)が駆動
ギア(15)の最初の半回転で第1ステップ上昇され、一番
下のトレー(78)前端の突起(80)と昇降シャーシ(5)に軸
支された送りギア(71)の上段ギア(71a)の欠歯部(77)と
が係合される(第13図参照)。そして斯様に昇降シャー
シ(5)が1ステップ上昇されると、前述の様に検出素子
(25)から前記制御回路にパルス信号が出力され、昇降シ
ャーシ(5)の1ステップ上昇が検出され、これに応答し
て前記モータ(23)への通電が遮断される。斯様にして昇
降シャーシ(5)は一番下のトレーを駆動及び搬送できる
位置に位置付けられる。
(b)トレー搬入動作 以上の様に一番下のトレーが選択されると、前記検出素
子(25)から制御回路にパルス信号が入力されることに応
じて、制御回路からモータ(58)に駆動電流が印加され
る。斯様にしてモータ(58)が駆動されると、この駆動力
はベルトを介してプーリ(53)に伝達され、更にこのプー
リ(53)の昇降シャーシ(5)裏面側に枢着されたギア(110)
を介してカムギア(69)に伝達される。初期状態において
カムギア(69)、伝達ギア(70)、送りギア(71)は第6図に
示す様に噛合しているので、上述したモータ(58)の駆動
によりカムギア(69)が時計方向に回動されると、伝達ギ
ア(70)を介して送りギア(71)が時計方向に回動される。
そして上記ディスク選択動作において送りギア(71)の欠
歯部(77)とトレー(78)の突起(80)とが係合しているの
で、上記の如く送りギア(71)が時計方向に回動される
と、これに応じてトレー(78)がトレーボックス(27)から
引き出され、昇降シャーシ(5)下面のガイド部材(61)(6
2)に支持されて昇降シャーシ(5)方向に搬入される。
尚、この時、クランプレバー(64)はカムギア(69)の回動
に伴なって斯かるクランプレバー(64)の突起(64a)がカ
ムギア周壁(72)のカム部(73)から離間するので、引き続
きその回動が規制され、非クランプ位置に保たれる。
そして更にトレー(78)が搬入されると、伝達ギア(70)の
欠歯部(76)がカムギア(69)の大径部(75)に係合し、且つ
伝達ギア(70)の欠歯部(76)上部の歯部がカムギア(69)の
小径部(74)に面するので(第15図(a)及び(b)参照)、カ
ムギア(69)が更に回転しても伝達ギア(70)はそれ以上回
転せず、更に前記大径部(75)と欠歯部(76)との係合によ
り伝達ギア(70)はロックされる(第16図(a)及び(b)参
照)。斯様にしてトレー(78)の送りギア(71)による搬入
が終了する。
そして斯かるトレー(78)の搬送終了直前において、トレ
ー(78)の鉤部(81)が昇降シャーシ(5)下面の位置決め部
材(65)のピン(67)に当接し、そしてこれを押圧して位置
決め部材(65)をバネ(66)の付勢に抗して回動せしめる。
そしてトレー(78)の搬入はピン(67)が鉤部(81)の傾斜部
(81a)を少し越えた時に終了し、その後、前記バネ(66)
に蓄積された弾性力によってトレー(78)がギア間のバッ
クラッシュにより搬入方向に若干だけ送られ、前記ピン
(67)が鉤部(81)の係合部(81b)に係合することによって
トレー(78)が搬入位置に位置決めされる(第9図参
照)。
以上の様にしてトレー搬入動作が終了する。
(c)ディスククランプ動作 上述の如くトレー(78)の搬入が終了した直後において、
クランプレバー(64)の突起(64a)がカムギア(69)周壁の
カム部(73)に達する。そしてこの後カムギア(69)が更に
回転するとクランプレバー(64)はこのカム部(73)に規制
されて回動し、これに伴なってクランプ部材(63)が上方
に変位する。上記ディスク搬入動作においてトレー(78)
はその開口(83)がクランプ部材(63)の上方に位置付けら
れているので、斯様にクランプ部材(63)が上方に変位す
ると、前記開口(83)からディスクがクランプ部材(63)に
よって支持され、更にクランプ部材(63)が変位すること
によってディスクがターンテーブル(35)に圧着される。
以上の様にしてディスククランプ動作が終了する。
(d)ディスク脱落防止動作 斯かる動作はディスク脱落防止機構(32)によってなされ
る。第2図の様に初期状態においてカムスライド(38)は
矢印D方向位置に位置付けられている。斯かる時回動シ
ャーシ(37)はその下面に設けられた突起(52)がカムスラ
イド(38)の低条部(51a)に当接することにより回動が規
制されており、その回動端に設けられた押え部材(44)(4
5)が開口(29)及び透孔(30)から昇降シャーシ(5)の下面
側へ突出している。
斯かる状態から前記ディスク搬入動作が実行されてモー
タ(58)が駆動されると、このモータ(58)の駆動力はプー
リ(53)、伝達ギア(54)(55)を介して駆動ギア(56)に伝達
され、これによりカムスライド(38)が矢印D′方向に移
動される。斯様にカムスライド(38)が移動されてもしば
らくは回動シャーシ(37)の突起(52)はカムスライド(38)
の低条部(51a)上を滑るので、その回動端は変位せず、
よって押え部材(44)(45)は昇降シャーシ(5)の下面側に
突出したままである。斯かる状態は突起(52)が突条(51)
の傾斜部(51c)に達するまで続き、これはディスク搬入
動作においてトレー(78)が搬入完了位置に達するタイミ
ングに一致する。
斯かる動作によりディスクはトレー(68)搬入時において
トレー(68)の収納部(82)から飛び出すことが防止され、
即ち前記押え部材(44)(45)は昇降シャーシ(5)の下面に
突出することによりトレー(68)に収納されたディスクの
わずか上方に位置付けられ、例えば衝撃等によってディ
スクが収納部(82)から飛び出しかけたとき、これを上か
ら押える働きをしている。
そしてその後カムスライド(38)が矢印D′方向に更に移
動されると、突条(51)の傾斜部(51c)によって突起(52)
が持ち上げられ、回動シャーシ(37)が付勢に抗して回動
されて押え部材(44)(45)が上方に変位する。この時前記
クランプ動作が同時になされており、斯様に押え部材(4
4)(45)が上方に変位することによって、クランプ部材に
よるディスクの持ち上げが可能となる。
以上(a)(b)(c)(d)の動作によってトレーボックス(27)の
一番下に配されたトレーが選択され、そしてこのトレー
内に収納されているディスクがターンテーブル(35)に装
着されて再生が行なわれる。
斯かるディスクの再生が終了した場合は以上と逆の手順
でもってこのディスクがトレーボックス内に戻される。
即ち、ディスクの再生が終了すると、モータ(58)が搬入
時と反対の方向に回転駆動され、これに伴ないカムギア
(69)も反対方向に回動される。従ってクランプレバー(6
4)がカムギア(69)のカム部(73)によって回動され、これ
に伴ないクランプ部材(63)がターンテーブル(35)から離
間する。斯様にクランプ部材(63)がターンテーブル(35)
から離間すると、このクランプ部材(63)により支持され
て、ディスクが下方向に変位し、トレー(78)の収納部(8
2)内に収納される。
斯かるクランプ解除と同時に、前記モータ(58)の駆動に
よってカムスライド(38)が搬入時と反対方向に移動され
る。そしてカムスライド(38)の傾斜部(51c)によって回
動シャーシ(37)が付勢方向に回動され、これにより押え
部材(44)(45)が昇降シャーシ(5)の開口(29)及び透孔(3
0)から下面側に突出され、前述の様にディスクの脱落が
防止される。そして、その後カムギア(69)と伝達ギア(7
0)とが噛合し、トレー(78)が駆動されてトレーボックス
(27)内に搬入される。以上の様にしてトレー及びディス
クのトレーボックス(27)内への搬入が完了する。
さて、この状態においては昇降シャーシ(5)は一番下の
トレーの位置に位置付けられているが、次にここから他
のディスク、例えば下から6番目のディスクを選択して
再生する場合には先づ上記ディスク選択動作と同じくし
て下から6番目のディスクが選択される。即ちモータ(2
3)の駆動により、駆動ギア(15)が回動されて昇降シャー
シ(5)がステップ状に上昇される。そして検出素子(25)
から出力されるパルス数を制御回路が計数し、斯かるパ
ルス数が5個になった時にモータ(23)への駆動電流が遮
断され、モータ(23)の駆動が停止される。従って昇降シ
ャーシ(5)は上記パルス数に相当するステップ数、即ち
5ステップだけ上昇され、即ち、下から6番目のトレー
の位置に位置付けられる。この時、昇降シャーシ(5)の
送りギア(71)の欠歯部(77)はトレー(78)前端の突起(80)
と係合を繰り返すが、第14図に示す如く、欠歯部(77)と
突起(80)との間には係合時に隙き間があるので、上昇時
に送りギア(71)にトレー(78)が引っ掛かることなく、昇
降シャーシ(5)の移動を妨げない。
以上の様に昇降シャーシ(5)が位置付けられた後は、デ
ィスクの搬入は前記と同様にして行なわれる。そして、
再生が終了して次に再生すべきディスクの指令がない時
は昇降シャーシ(5)は最下位置即ち初期位置に移動され
る。そしてトレーボックス(27)を取りはずす時は第5図
において駆動スライド(9)が矢印C方向に移動され、こ
のストロークにより挿入口(28)側面から突出しているロ
ック部材(107)が変位されて、このロック部材(107)とト
レーボックス(27)側面の係合部(図示せず)との係合が
解除されて、トレーボックスの引出しが可能となる。
(ト)発明の効果 以上、本発明ではトレーの選択は送りギア又は前記トレ
ーの何れか一方をトレーの積層方向に移動させるだけで
良く、従来技術の如く、トレー保持手段の動作を制御す
る制御機構を別途必要としないので、装置の構成を著し
く簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
図は何れも本発明の一実施例を示す図で、第1図は要部
分解斜視図、第2図は上面図、第3図は底面図、第4図
は正面図、第5図は側面図、第6図はローディング用の
ギアを示す斜視図、第7図はディスク脱落防止機構を示
す斜視図、第8図はローディング用のギア、トレー、ト
レーボックスの関係を示す斜視図、第9図は搬入完了位
置にあるトレーの状態を示す平面図、第10図はターンテ
ーブルとクランパーの関係を示す側面図、第11図はラッ
クギアと駆動ギアの小径ギア部の形状を示す斜視図、第
12図はラックギアと駆動ギアとの噛合関係を示す平面
図、第13図は送りギアとトレーの突起との関係を示す斜
視図、第14図は同じく送りギアの欠歯部とトレーの突起
との係合状態を示す図、第15図(a)及び(b)はカムギアの
外径ギアと伝達ギアとの噛合が解除された瞬間を示す上
面図及び裏面図、第16図(a)及び(b)はカムギアの外径ギ
アと伝達ギアとの噛合が解除された後の状態を示す上面
図及び裏面図である。 (71)……送りギア、(77)……欠歯部、(78)……トレー、
(79)……ラックギア、(80)……突起。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層支持された複数のトレーから所定のト
    レーを選択すると共に該トレーを再生位置に搬送してデ
    ィスクを再生するディスクプレーヤのオートチェンジャ
    ーにおいて、 前記トレーの側面にラックギアを設けると共に該ラック
    ギアに延設してトレーの前端部に突起を設け、一方、前
    記ラックギアと噛合して前記トレーを搬送する送りギア
    に前記突起と係合する欠歯部を設け、更に該欠歯部の幅
    を前記突起の幅より大きくして前記欠歯部及び突起の係
    合時、前記送りギア又は前記トレーの何れか一方をトレ
    ーの積層方向に移動可能としたことを特徴とするディス
    クプレーヤのオートチェンジャー。
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