JP3108980B2 - ディスク演奏装置 - Google Patents

ディスク演奏装置

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JP3108980B2
JP3108980B2 JP06189467A JP18946794A JP3108980B2 JP 3108980 B2 JP3108980 B2 JP 3108980B2 JP 06189467 A JP06189467 A JP 06189467A JP 18946794 A JP18946794 A JP 18946794A JP 3108980 B2 JP3108980 B2 JP 3108980B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスク状情報記録媒
体(以下、ディスクという)を複数枚収納可能なディスク
収納部より1枚のディスクを選択して、そのディスクの
演奏を行うディスク演奏装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディスク演奏装置としてディスク
収納部に複数枚収納保持されたディスクの中から1枚の
ディスクを選択して取り出して、そのディスクをディス
ク演奏手段に搬送して演奏を行う装置が提案されてい
る。
【0003】この種のディスク演奏装置の一例として、
特開平4−271057号公報に開示された多装填ディスク自
動演奏装置がある。この多装填ディスク自動演奏装置に
おいては、演奏を開始する場合、ディスクが載置してあ
るトレイが複数枚収納されたラックから、所望のディス
クを載置したトレイをトレイ引き出し手段によってラッ
クからディスク搬送手段上に引き出し、ディスクを保持
して空のトレイを再びラックに戻す。保持されたディス
クはディスク搬送手段によってディスク演奏ユニット前
に搬送される。そこまで搬送されると、ディスク演奏ユ
ニット内のトレイがトレイ引き出し手段によってディス
ク搬送手段上に引き出されて、そのトレイ上にディスク
が載置される。そしてディスクが載置されたトレイは、
トレイ引き出し手段によってディスク演奏ユニット内に
戻され、ディスクの演奏が開始される。また、ディスク
の演奏が終了した場合は、演奏開始時と逆の動作により
ラック内のトレイに返却されるように動作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ような構成のディスク演奏装置では、ディスク搬送手段
とディスク演奏ユニットが別体なので、それぞれの専用
スペースが必要となるため装置が大型化してしまう。ま
た、両者が別体であると、演奏開始指令入力後にディス
ク搬送手段が所望のディスクをディスク演奏ユニットま
で搬送してからディスクの演奏が開始されるので、演奏
が開始されるまでの行程が多くなり、演奏開始指令入力
から演奏開始までの時間が長くなる。またラック内に収
納されたディスク以外のディスクを演奏するためには、
そのディスクとラック内に収納された何れかのトレイに
載置されるディスクとを使用者自身の手で交換しなけれ
ばならないので、即座に演奏を行うことができない。さ
らにラックの収納ピッチが狭く、ディスクの収納枚数が
多い上にディスクの搬入/搬出が手動で行われるため、
ディスクの搬入/搬出作業が困難であるという課題があ
る。
【0005】本発明は、前記従来技術の問題を解決する
ものであり、装置の小型化を図り、また演奏開始指令が
入力されてから演奏が開始されるまでの時間を短縮し、
更に装置外の新たなディスクを即座に演奏可能で、装置
へのディスクの搬入/搬出作業を自動で行うディスク演
奏装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、ディスク状情報記録媒体を載置する載置
部を有するトレイと、該トレイを複数収納可能なディス
ク収納部と、ターンテーブルおよび光ピックアップを含
み前記トレイ上の前記ディスク状情報記録媒体を前記タ
ーンテーブル上に載置して、該ターンテーブルとクラン
パ間に保持して演奏するために前記クランパに対し略鉛
直方向に移動可能なディスク演奏手段と、前記トレイが
前記ディスク収納部内に収納保持される第1の位置と前
記トレイに載置された前記ディスク状情報記録媒体の演
奏が可能な第2の位置との間で前記トレイを移動させ、
該トレイに載置された前記ディスク状情報記録媒体が前
記第2の位置に移動し、前記ディスク演奏手段の前記タ
ーンテーブルと前記クランパによって保持された後、前
記第2の位置にある空の前記トレイを前記ディスク収納
部内の前記第1の位置に移動させるトレイ移送手段と、
前記ディスク演奏手段と前記トレイ移送手段を搭載した
シャーシに前記ディスク状情報記録媒体を前記ターンテ
ーブル上に保持した状態で前記ディスク収納部に略水平
な任意の位置に前記シャーシを搬送するディスク搬送手
段とからなり、前記トレイは前記ディスク状情報記録媒
体の前記載置部の中心に前記ターンテーブルの径よりも
大径なる切り欠きを有し、該切り欠きは前記ディスク状
情報記録媒体の演奏が可能な前記第2の位置への移動方
向に開放してあることを特徴とする。
【0007】また、ディスク演奏装置は、ディスク状情
報記録媒体が載置される載置部と前記トレイと同様の切
り欠きを有するインナトレイと、該インナトレイを着脱
可能に支持するローディングトレイを有し、該ローディ
ングトレイは、ディスク収納部に収納されたトレイに略
平行な装置内の第1の位置と前記装置外に突出した第3
の位置の間を移動可能であり、トレイ移送手段は前記デ
ィスク収納部に収納された前記トレイに略平行な前記装
置内の前記第1の位置にある前記インナトレイおよび前
記ディスク収納部内に収納保持された前記トレイの両方
を否同時に移動可能なことを特徴とする。
【0008】また、前記トレイ移送手段と前記ディスク
演奏手段にて前記ディスク状情報記録媒体を前記ターン
テーブルと前記クランパ間に保持するため前記シャーシ
上で略鉛直方向に移動するディスク保持手段とを駆動す
る駆動手段は、駆動モータと、該駆動モータからの駆動
力により駆動されるギヤAと、該ギヤAと前記トレイ移
送手段との間を接続し前記トレイ移送手段を駆動するギ
ヤ系列Bと、前記ギヤAと前記トレイ移送手段との間を
接続し前記トレイ移送手段を前記ギヤ系列Bと逆方向に
駆動するギヤ系列Dと、前記ギヤAによりディスク保持
手段を駆動するギヤ系列Cとを有し、前記ギヤAにはそ
の外周の一部に設けた前記ギヤAの回転に応じて一定範
囲の回転角度のみ前記ギヤ系列Bと噛み合うギヤ,前記
ギヤ系列Cと噛み合うギヤ,前記ギヤ系列Dと噛み合う
ギヤとにより、前記ギヤAが前記駆動モータによって一
方向に回転駆動されるとき、そのギヤAの回転角に応じ
て前記ギヤ系列Bにて前記トレイ移送手段を駆動後、前
記ギヤ系列Cにて前記ディスク保持手段を駆動し、その
後前記ギヤ系列Dにて前記トレイ移送手段を駆動するよ
うに構成したものである。
【0009】
【作用】前記構成によれば、ディスク演奏手段をシャー
シに搭載することで、ディスクの演奏がディスク搬送手
段上のスペースで行われるため、ディスク演奏手段専用
のスペースが不必要となる。また、トレイに載置された
所望のディスクを演奏する場合、そのトレイはディスク
搬送手段上のディスク演奏手段上に引き出されディスク
演奏手段にてディスクが保持され、その場でディスクの
演奏が開始される。さらにトレイにディスク演奏手段の
方向に開放された切り欠きを設けることによって、ディ
スクが保持された後、空になったトレイをトレイ移送手
段によってターンテーブルや光ピックアップに当接せず
にディスク収納部に返却できる。ディスク演奏手段のタ
ーンテーブル上に保持されたディスクは、ディスク演奏
手段を搭載したディスク搬送手段が移動することによ
り、所望の位置に移動される。
【0010】また、トレイと同様の切り欠きが形成され
たインナトレイを着脱可能に有したローディングトレイ
と、ディスク収納部内のトレイおよびインナトレイの両
方を移動可能なトレイ移送手段を設けた。これにより、
装置外からディスクをローディングトレイによって装置
内に搬入し、トレイ移送手段によってインナトレイをデ
ィスク演奏手段上に引き出され、ディスク演奏手段にデ
ィスクが保持される。インナトレイはトレイ移送手段に
より元のローディングトレイに戻される。そのディスク
を保持したディスク演奏手段はディスク搬送手段上に搭
載されているのでディスク収納部に収納されている所望
のトレイに対応する位置まで移動し、インナトレイを引
き出したときと同じトレイ移送手段によって所望のトレ
イをディスク演奏手段上に引き出し、ディスク演奏手段
のターンテーブル上のディスクの保持を解除すること
で、そのトレイ上にディスクが載置され、再びトレイ移
送手段によって、そのディスクを載置したトレイはディ
スク収納部に戻される。これにより、ディスク収納部内
の複数枚のトレイにディスクを自動で搬入または搬出す
ることができる。また、ディスク収納部内に収納されて
いるディスク以外の新たなディスクを装置外から搬入
し、そのディスクの載置されたインナトレイをディスク
演奏手段上に引き出し演奏することができる。
【0011】また、トレイをディスク収納部とディスク
演奏手段との間を移送するトレイ移送手段、ディスク演
奏手段のクランパに対して略鉛直方向に移動しディスク
を保持するディスク保持手段を駆動する駆動手段を、駆
動モータと各部に駆動力を伝えるギヤとの組み合わせに
より各部を連続して駆動することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の実施例におけるディスク演
奏装置の内部レイアウトを示す模式図、図2は本実施例
のディスク演奏装置の要部を示す側面図、図3は同ディ
スク演奏装置におけるディスク搬送状態を示す要部の側
面図、図4は同ディスク演奏装置の要部の正面図(一部
断面)、図5は図2におけるC−C線断面の矢視図、図
6は図5におけるインナトレイ引き出し状態を示す平面
図、図7は図2におけるD−D線断面の矢視図、図8は
図7におけるトレイ引き出し状態を示す平面図である。
【0014】図1,図2,図3に示すローディングトレ
イ2は、ディスク1を装置内に搬入、または装置外にデ
ィスク1を搬出(図2において2点鎖線で表示)するもの
である。図2,図3,図4に示すようにローディングト
レイ2の内部は空洞で、その内部にはディスク1を載置
するインナトレイ4が矢印F方向に引き出し可能に保持
されている。また、ローディングモータ3はローディン
グトレイ2を装置内外の間において移動させるための駆
動源で、その駆動力はギヤ15,ギヤ16,ギヤ17を介して
ローディングトレイ2のラックギヤ部2Aに伝達され
る。
【0015】図4に示すディスク収納部(以下、ストッ
カという)100は装置内にディスク1を50枚収納可能であ
り、個々にディスク1を収納するトレイ104と、そのト
レイ104を50枚挿抜自在に収納する向かい合った棚状の
部材102,103と、トレイ104をストッカ100内に保持する
ための図7に示すトレイストッパ105から構成される。
また、図5,図7に示すようにインナトレイ4,トレイ
104の一部には、切り欠き形状をしたインナトレイフッ
ク係合部9,フック係合部109を有する。
【0016】図5,図7において、ディスク1を載置す
るインナトレイ4とトレイ104は、ディスク1を1枚載
置するために略中央にほぼ円形の凹部(以下、ディスク
載置面と呼ぶ)6,106を有し、略四角形の平面形状をし
た薄板状の樹脂製部材により形成される(後述する図16
参照)。そのディスク載置面6,106の中心にはターンテ
ーブル204の径(後述する図11参照)よりも大径なる円形
の切り欠き7,107が形成され、その切り欠き7,107は
矢印F方向に開放されている。
【0017】また、トレイストッパ105は鈎形で、棚状
の部材103の回転軸108に回転自在に固定されている。1
個のトレイストッパ105で5枚のトレイ104をまとめて保
持している。50枚のトレイ104を保持するため、合計10
個のトレイストッパ105が設置されている。このトレイ
ストッパ105と同様に、ローディングトレイ2にもイン
ナトレイ4を保持するインナトレイストッパ5が設けら
れており、このインナトレイストッパ5も鈎形で、ロー
ディングトレイ2の回転軸8に回転自在に固定されてい
る。
【0018】次に、図9はディスク搬送/演奏ユニット
の外観を示す平面図、図10はディスク搬送/演奏ユニッ
トの外観を示す側面図、図11はディスク演奏ユニットを
示す平面図(a),ディスク演奏ユニットのターンテーブ
ルとクランパ付近を示す断面図(b)、図12はユニットシ
ャーシ単体の正面図(a),平面図(b),底面図(c),左側
面図(d),右側面図(e)、図13はディスク搬送/演奏ユニ
ットを昇降移動させる駆動部を抜き出して示す模式図で
ある。
【0019】図9,図10に示すディスク搬送/演奏ユニ
ット(ディスク搬送手段)200は、ストッカ100の後方に配
置されて上下に移動し、ローディングトレイ2上にある
ディスク1、ストッカ100に収納されているディスク1
を演奏または搬入,搬出のためにアクセスする。そのデ
ィスク搬送/演奏ユニット200はユニットシャーシ201の
略中央にディスク演奏ユニット(ディスク演奏手段)202
を搭載している。ユニットシャーシ201には、ユニット
シャーシ201を矢印AおよびB方向に移動可能に支持す
るスライドガイド206,207が設けられている。そのスラ
イドガイド206,207は摺動性の良いポリアセタール樹脂
からなり、図1に示すガイド軸208,209にそれぞれ移動
自在に嵌合している。
【0020】図11に示すようにディスク演奏ユニット20
2は、ディスク1の半径方向に移動しつつディスク1の
信号を読み出す光ピックアップ203と、ディスク1を保
持し回転させるターンテーブル204と、ターンテーブル2
04の駆動源であるスピンドルモータ205等からなる。ま
た、ユニットシャーシ201上には、ディスク1をターン
テーブル204上に保持するクランパ210が、ターンテーブ
ル204の上方に間隔を有してクランパ支持板211に回転自
在に保持され、スライドガイド206,207を介し固定され
ている(図9参照)。図12に示すユニットシャーシ201は
樹脂成形品であり、中央にディスク演奏ユニット202を
設置する開口289を有する。
【0021】図13に示す昇降モータ212はディスク搬送
/演奏ユニット200を矢印AおよびB方向に移動させる
ための駆動源で、その駆動力はプーリ213からタイミン
グベルト214によってプーリ215に伝達される。そしてプ
ーリ215とウォームギヤ216は伝達軸217のそれぞれの端
部に圧入により固定されているので、駆動力はウォーム
ギヤ216に螺合するギヤ218に伝達される。さらにシャー
シR228に軸支されたギヤ218とシャーシL229に軸支さ
れたギヤ290は同期軸220によって繋がれており、それぞ
れシャーシR228およびシャーシL229に軸支されたプー
リギヤ219,221はギヤとプーリが一体成形されてそれぞ
れギヤ218,290と噛合する。プーリギヤ219,221はタイ
ミングベルト222,223によってプーリ224,225と繋がれ
ている。タイミングベルト222,223には、ディスク搬送
/演奏ユニット200上に固定されているスライドガイド2
06,207が固定されている。
【0022】プーリ224,225は図13に示すように、それ
ぞれブラケット226,227の一端に回転自在に支持されて
おり、そのブラケット226,227はシャーシR228,シャ
ーシL229に植立された軸230,231に回転自在に支持さ
れている。またタイミングベルト222,223に張力を加え
るために、ブラケット226,227の他端にばね232,233が
取り付けられており、そのばね232,233の他端はシャー
シR228,シャーシL229に取り付けられている。
【0023】次に、図14はフックとトレイのフック係合
部の係合と離間の動きを示す平面図(a),フック付近を
側方から見た側面図(b)、図15はフック支持スライダ付
近を正面から見た分解図(a),側面から見た分解図(b)で
ある。
【0024】図14に示すように、トレイ104はその一部
に切り欠き形状をしたフック係合部109を有する(図7参
照)。このフック係合部109に係合する鈎形状のフック23
4を、フック回転支持軸271を介して回転可能に支持する
摺動性の良いポリアセタール樹脂からなるフック支持ス
ライダ235に有する。また、フック234はガイド軸236に
沿って矢印E方向へ移動するとき突起248に接触する。
フック234が突起248に接触しつつ矢印E方向へ移動する
ことで、フック234はフック支持スライダ235上で矢印G
のように回転する。フック234が矢印F方向へ移動する
と、フック234は図面上で矢印Gと逆方向に回転するよ
うに、フック支持スライダ235上でばね272により付勢さ
れている。
【0025】図15に示すように、フック支持スライダ23
5には、フック回転支持軸271の他にガイド軸236に嵌合
する3mmの穴とユニットシャーシ201のガイド溝237に嵌
入するスライダ端部238とタイミングベルト239を保持す
るクランプ部240が形成されている。
【0026】フック支持スライダ235を矢印EおよびF
方向へ直線移動可能に案内する外径3mmのガイド軸23
6、フック支持スライダ235のガイド軸236回りの回転を
規制するためユニットシャーシ201に設けたガイド溝23
7、駆動のためフック支持スライダ235に接続したタイミ
ングベルト239、タイミングベルト239を移動自在に支持
する第1のプーリ241(歯数16枚)、第1のプーリ241を回
転自在に支持する鉛直方向にユニットシャーシ201に設
置した軸242、タイミングベルト239を移動自在に支持す
る第2のプーリ243(歯数13枚)、第2のプーリ243を回転
自在に支持する鉛直方向にシャーシ201に設置した軸24
4、第1のプーリ241と同軸一体に形成し駆動手段(後述
する図21参照)に接続されるギヤ245(歯数16枚)、第2の
プーリ243を支持する軸244には、プーリ支持部の上方に
軸方向と直交してガイド軸支持孔246(図10参照)が設け
られ、ガイド軸236の一端が嵌入している。ガイド軸236
の他端は、ガイド軸支持部材247によって第1のプーリ2
41のほぼ上の位置で支えられている。
【0027】トレイ104には、フック234を避けるスペー
ス、第2のプーリ243を避けるスペースが必要である
が、フック234がトレイ104から離間した位置を第2のプ
ーリ243の上方にしたことにより、第2のプーリ243を避
けるスペースである切り欠き276(図16参照)は、第2の
プーリ243とフック234を共に避けることができる。
【0028】次に、図16はトレイ,トレイストッパ,ト
レイストッパ開閉アームを抜き出し、その位置関係を示
す平面図、図17はトレイ,トレイストッパ,トレイスト
ッパ開閉アームを抜き出し、その位置関係を示す側面
図、図18はトレイストッパ開閉アームがトレイストッパ
を開いた状態を示す平面図、図19はトレイストッパ開閉
アームがトレイストッパを開いた状態を示す側面図、図
20はトレイストッパ開閉アームとトレイとの関係を示す
側面図(a),図18の矢印P方向から見た矢視図(b)であ
る。
【0029】図16,図17に示すようにトレイストッパ開
閉アーム(トレイストッパ開放部材)249は、縦に長い形
状でその中央に軸280を有し、ユニットシャーシ201のア
ーム支持孔273(図12参照)に回転可能に支持されてお
り、一端はトレイストッパ105の開閉時にトレイストッ
パ105に接触する突起281(図9,図10参照)、他端は溝カ
ム251に嵌合するカムフォロワ282である円筒形状の突起
を有する。
【0030】駆動手段(後述する図21参照)のギヤA250
の平面部に溝カム251を設け、トレイスットパ開閉アー
ム249のカムフォロワ282が嵌合する。ギヤA250の回転
に応じてその溝カム251に従い、トレイストッパ開閉ア
ーム249は軸280を中心に回動し、その先端の突起281が
トレイストッパ105に接して、トレイストッパ105を開閉
する。図18,図19にトレイストッパ105を開いた状態を
示す。開閉のタイミングは、ギヤA250の回転角に応じ
て設定されており、フック234によるトレイ104の移動開
始前にトレイストッパ105を開放する。トレイ104を収納
するときは、逆の動作となり、ギヤA250が逆方向に回
り、トレイ104収納終了後トレイストッパ105は閉じる。
また、トレイストッパ開閉アーム249にはトレイ104の移
送時においてトレイ移送の円滑な動作を行うよう案内壁
287を設けた。
【0031】トレイ104をストッカ100内に保持するトレ
イストッパ105をトレイ104の複数個を同時に保持する構
成とし、トレイ移送手段によってストッカ100内の指示
されたトレイ104をディスク演奏ユニット202の位置まで
移送するに先立ち、そのトレイ104に対応したトレイス
トッパ105を開放し移送可能にする。トレイストッパ開
閉アーム249に、トレイストッパ105を開放したときに移
送するトレイ104の上下にある保持が解除され、移送指
示されていないトレイ104のストッカ100からの飛び出し
を防止する垂直壁(トレイ飛び出し防止部)260を2箇所
設ける。
【0032】次に、図21はトレイ移送手段,ディスク保
持手段を駆動する駆動手段を抜き出した平面図(a),左
側面図(b),右側面図(c)、図22はギヤAのギヤb,ギヤ
c,ギヤdと、ギヤB,ギヤC,ギヤDと、回転規制円
b,c,dとのそれぞれの接続関係を示す側面図、図23
はギヤB,ギヤC,ギヤDと、ギヤb,ギヤc,ギヤd
と、回転規制円b,c,dと、回転規制ストッパb,
c,dとのそれぞれの接続関係を示す平面図、図24はギ
ヤDを経由しない状態でフックを駆動する駆動力の経路
を示す図、図25はギヤDを経由する状態でフックを駆動
する駆動力の経路を示す図である。
【0033】図21に示す駆動モータ252はウォームギヤ2
83による減速段を介してギヤA250に接続されている。
ギヤA250からはギヤB253,ギヤC254,ギヤD255によ
り3方向に駆動力が伝達される。ギヤA250の平面部に
は、前記図16に示したように溝カム251が設けられてお
り、トレイストッパ開閉アーム249を駆動する。ギヤA2
50は同軸に高さを変えて4種のギヤa256,ギヤb257,
ギヤc258,ギヤd259を有する。
【0034】図22,図23はギヤA250のギヤb257,ギヤ
c258,ギヤd259とギヤB253,ギヤC254,ギヤD255
の接続関係をそれぞれに表す。ギヤa256は駆動モータ2
52からの減速段であるウォームギヤ283に接続されてい
るギヤである。ギヤb257,ギヤc258,ギヤd259は円
周の一部にのみ歯を有する部分ギヤである。ギヤA250
の回転に応じて、そのギヤb257,ギヤc258,ギヤd25
9は、順次ギヤB253,ギヤC254,ギヤD255に噛み合
う。ギヤA250が1回転することで前記の動作が行われ
る。
【0035】また、ギヤB253,ギヤC254,ギヤD255
は、ギヤA250に噛み合うとき以外不要に回転せぬよう
円形の回転規制ストッパ275b,275c,275dがそれぞれ図
22,図23のようにギヤごとにギヤと高さを変えて設けら
れている。ギヤB253,ギヤC254,ギヤD255の回転規
制ストッパ275b,275c,275dに対応してギヤA250には
回転規制円270b,270c,270dがそれぞれあり、この回転
規制円270b,270c,270dは、ギヤB253,ギヤC254,ギ
ヤD255それぞれが回転するときそれぞれの回転規制ス
トッパ275b,275c,275dが回転する領域をそれぞれ開放
した形状にしてある。
【0036】次に、図26はディスク演奏ユニットを昇降
する機構で中間シャーシ,スライダL,スライダRを抜
き出し、中間シャーシが下降した状態を示す平面図
(a),左側面図(b),右側面図(c)、図27はディスク演奏
ユニットを昇降する機構で中間シャーシ,スライダL,
スライダR抜き出し、中間シャーシを上昇させた状態を
示す平面図(a),左側面図(b),右側面図(c)、図28はデ
ィスク演奏ユニットがユニットシャーシ内で下降した状
態でクランパとの関係を示す図(トレイは図示していな
い)、図29はディスク演奏ユニットがユニットシャーシ
内で上昇し、ディスクをターンテーブル上に保持した状
態を示す図である。
【0037】図26,図27,図28,図29において、中間シ
ャーシ265はディスク演奏ユニット202をダンパ(図示せ
ず)を介して支持する部材である。ギヤC254はスライダ
L261のラック262と噛み合っており、スライダL261を
移動させ、光ピックアップ203を含むディスク演奏ユニ
ット202を搭載した中間シャーシ265を上昇させる。
【0038】スライダL261、スライダR263は、端部の
凹部284がそれぞれ連結アーム264の両端の突起285と嵌
合しており、その中央を回転可能に軸支された連結アー
ム264を介して同時にそれぞれ逆方向にスライドする。
そのとき連結アーム264は矢印Kのように回動する。ス
ライダL261,スライダR263の側面の傾斜溝266には、
中間シャーシ265の凸ピン267がそれぞれ2箇所と1箇所
嵌合している。中間シャーシ265はスライダL261,スラ
イダR263がスライドすることで、その傾斜溝266の斜面
に沿って上昇する。
【0039】中間シャーシ265に搭載されたディスク演
奏ユニット202上のターンテーブル204がトレイ104のデ
ィスク載置面106より上まで矢印B方向に上昇移動する
と、トレイ104上のディスク1は、ターンテーブル204上
に載置される。かつ、ターンテーブル204に対向するク
ランパ210がターンテーブル204に磁気的に吸着し、ディ
スクをターンテーブル204およびクランパ210の間に保持
する。
【0040】この後、検出スイッチ268をスライダL261
がレバー269を介して押し、制御部(図示せず)は駆動モ
ータ252そしてギヤA250を停止する。この状態でディス
ク演奏ユニット202は、ターンテーブル204をそのスピン
ドルモータ205により駆動し、ディスク1が回転し、光
ピックアップ203によりディスク1の信号が読み出され
る。
【0041】次に、トレイ移送手段の動作について述べ
る。まず、図14を用いてフック234とトレイ104の係合と
離間の動作において、フック234はガイド軸236に沿って
ストッカ100方向(矢印E方向)へ移動するとき、ストッ
カ100近傍でユニットシャーシ201上の突起248に接触す
る。フック234が突起248に接触しつつ、さらにストッカ
100方向(矢印E方向)へ移動することで、フック234はフ
ック支持スライダ235上で矢印Gのように回転する。こ
のフック234が回転しつつ、フック支持スライダ235が移
動する動作によってトレイ104との係合,離間が行われ
る。動作の初期位置は、フック234がストッカ100側に最
も近い位置(矢印Hで示すフック234の位置)であり、こ
の位置ではフック234が突起248に接触して回転し、トレ
イ104から離間している。この初期位置(図7参照)にお
いてディスク搬送/演奏ユニット200は、ストッカ100に
対してスムースに矢印AおよびB方向(図2参照)に移動
できる。
【0042】初期位置からフック234がディスク搬送/
演奏ユニット200方向(矢印F方向)へ移動すると、フッ
ク234は図面上、時計回り(矢印Gと逆方向)に回転す
る。フック234は、フック支持スライダ235上でばね272
により時計回り方向に付勢されている。回転するにつ
れ、フック234はトレイ104のフック係合部109にその先
端が入り、トレイ104と係合する。係合されたトレイ104
はフック234の移動に従い、ディスク搬送/演奏ユニッ
ト200上まで引き出される。このときフック234は、図14
(a)の矢印Jで示す位置である。
【0043】逆にトレイ104をストッカ100へ戻す際は、
フック234がストッカ100方向へ移動することでフック23
4の先端がトレイ104のフック係合部109の一部を押し、
ストッカ100へトレイ104を戻す。ユニットシャーシ201
の突起248にフック234が接触する位置からはフック234
は矢印Gのように回転しつつ移動する。フック234先端
の移動軌跡に沿ってトレイ104を押し切り、フック234は
トレイ104から離間する。また、トレイ104を押し切った
位置がストッカ100にトレイ104が収納される位置であ
る。
【0044】これにより、従来例と異なり、トレイ移送
手段においてトレイ104を係合することと、トレイ104を
ストッカ100に戻した後、その係合を外し離間すること
のために専用駆動力を用いず、トレイ104移送のために
フック234を移動させる動作に連続して係合,離間の動
作を行うことができる。
【0045】したがって、トレイ104の係合,離間のた
めの専用駆動力やそれに関連した部品の削減を図ること
ができ、コストダウン,専有スペース削減による小型
化,部品数が少ないことによる信頼性向上が図れる。さ
らに、フック234とトレイ104の係合とその後の移動、ト
レイ104をストッカ100に戻す動作とその後の離間を、フ
ック支持スライダ235がガイド軸236に沿って直線的に移
動することだけで滑らかに一連の動作で行えるので、別
の動力を使用した場合のようにモータを停止・起動する
といった動作の切り替えが必要なく、動作時間の短縮が
計れる。また、トレイ104とフック234の係合と離間の動
作、その後の移動の動作は、フック234とフック支持ス
ライダ235の移動方向を切り替えるだけで済み、非常に
単純な機構になり信頼性向上と部品数削減に効果大であ
る。
【0046】また、トレイ104をストッカ100に戻す際、
突起248にフック234が当接し回転することでフック234
先端の軌跡によってトレイ104はフック234に押し切られ
るので、ストッカ100へのトレイ収納位置は、ほぼ突起2
48の位置によって決まる。突起248はユニットシャーシ2
01(図12参照)と一体であり、その位置を決定し易く、正
確なトレイ収納位置にできる。よってストッカ100に対
しディスク搬送/演奏ユニット200が昇降移動する際、
ディスク搬送/演奏ユニット200がストッカ100に収納さ
れているトレイ104から離間する間隔を少なくでき、装
置サイズの削減に2〜3mmの効果がある。本実施例では
その間隔は2mmである。
【0047】次に、トレイ104を移送する手段として、
図15に示すフック支持スライダ235を移動させるのに、
フック支持スライダ235をタイミングベルト239に固定
し、タイミングベルト239を第1のプーリ241,第2のプ
ーリ243で支持し、第1のプーリ241を介して駆動手段を
接続し、タイミングベルト239を駆動するようにした。
その上でフック234は、フック支持スライダ235上で回動
することによりトレイ104と係合した位置とトレイ104か
ら離間した位置をとることを可能にした。このとき、フ
ック234がトレイ104から離間した位置は、フック234が
第2のプーリ243の略上方となる位置になるようにした
(図7参照)。
【0048】さて、第1のプーリ241と第2のプーリ243
の間隔はトレイ104移送距離以上の間隔が必要となり、
第1のプーリ241の位置が装置の奥行き寸法を決める条
件になるが、装置の奥行き方向の小型化を図るために
は、第2のプーリ243とフック234をでき得る限りストッ
カ100に近づければよい。このとき、トレイ104には、フ
ック234を避けるスペース,第2のプーリ243を避けるス
ペースが必要であるが、フック234がトレイ104から離間
した位置を第2のプーリ243の上方にしたことにより、
第2のプーリ243を避けるスペースである切り欠き276
(図16,図18参照)は、第2のプーリ243とフック234を共
に避けることができ、したがってトレイ104の幅を最小
限にできる。よって、装置の小型化、特に装置幅方向に
幅を広げることなく奥行き寸法の小型化を図ることがで
きる。
【0049】また、この第1及び第2のプーリ241,243
の略上部にフック支持スライダ235を直線移動自在に案
内するガイド軸236を設置した。これにより、ディスク
搬送/演奏ユニット200のユニットシャーシ201上ではタ
イミングベルト239と第1,第2のプーリ241,243の左
右方向に並列にガイド軸236を配置する場合に比べ、ガ
イド軸236を設置するスペースが必要なく、ユニットシ
ャーシ201の幅方向の大きさを最小限にできるので、装
置の小型化、特に装置の幅方向の小型化に効果大であ
る。
【0050】また、第1のプーリ241を回転自在に支持
するために鉛直方向に軸242を設置し、第2のプーリ243
を回転自在に支持するために鉛直方向に軸244を設置
し、第2のプーリ243を支持する軸244のプーリ支持部の
上方に軸方向と直交したガイド軸支持孔246を設け、フ
ック支持スライダ235を直線移動自在に案内するガイド
軸236をそのガイド軸支持孔246に嵌入して設置した。こ
れにより、専用のガイド軸を支持する部材を設ける必要
がなく、第2のプーリ243の支持する軸244と共用したこ
とにより部品数を削減できる。したがってコストトダウ
ンが図れ、さらに専有スペースの削減による小型化が可
能になる。
【0051】次に、ディスク1を載置するトレイ104を
収納されたストッカ100からディスク演奏ユニット202ま
で移送する駆動手段として、図21に示す駆動モータ252
と、その駆動モータ252により駆動されるギヤA250と、
ギヤA250とトレイ104を移送するトレイ移送手段に接続
し駆動するギヤB253と、ギヤA250とギヤB253の間に
設置したギヤD255(ギヤA250〜ギヤD255〜ギヤB253
〜トレイ移送手段という駆動伝達により、ギヤA250〜
ギヤB253〜トレイ移送手段という駆動伝達とは逆方向
にトレイ移送手段を駆動できる)(図24,図25参照)を有
し、ギヤA250はその外周の一定の角度範囲にのみ設け
たギヤb257,ギヤc258,ギヤd259を有する(図22,図
23参照)。
【0052】また、ギヤB253,ギヤD255以外にディス
ク保持手段(ディスク演奏ユニット202をユニットシャー
シ201上で略鉛直方向に移動する機構であって、クラン
パ210とターンテーブル204との間にディスク1を保持す
る機構)を駆動するギヤC254を駆動するようにした。さ
らに、ギヤA250上のギヤb257,ギヤc258,ギヤd259
の位置関係は、駆動モータ252によって一方向にギヤA2
50が回転駆動されるとき、ギヤb257によりギヤB253を
駆動後、ギヤc258によりディスク保持手段を駆動する
ギヤC254を駆動し、その後ギヤd259によりギヤD255
を駆動するよう構成した。
【0053】これにより、1つの駆動モータ252によっ
て、トレイ104の引き出しと収納、光ピックアップ203を
搭載したディスク演奏ユニット202の矢印AおよびB方
向への移動によるディスク1のターンテーブル204上へ
の保持と開放を行うことができる。したがって、動力を
1つに削減したことによる部品数削減と省スペース,コ
ストダウンが図られ、さらに小型化,部品数の少なさに
よる信頼性向上、そしてユニットシャーシ201上の搭載
部品の削減による軽量化によるユニットシャーシ201の
昇降移動用の昇降モータ212の容量削減ができる。
【0054】また、ギヤA250の一方向への回転により
トレイ104の引き出し、ディスク1をターンテーブル204
とクランパ210間に保持し、空のトレイ104のストッカ10
0への戻しが一連の動作で行え、それに続いてギヤA250
の逆方向への回転により空のトレイ104の引き出し,ト
レイ104へのディスク1の載置,ストッカ100へのディス
ク1とトレイ104の戻しを一連の動作で行うことが可能
で、しかも各一連の動作ではモータ停止等の切り替え動
作をする必要がなく、速い動作速度,短い動作時間で、
ディスク1のストッカ100への搬入,搬出が行える。
【0055】さらにこの駆動手段の動作においては、ス
トッカ100へのディスク戻し動作終了を検出する検出ス
イッチ274、演奏時のトレイ104の引き出し後ディスク保
持終了を検出する検出スイッチ268の2個のみを使用し
て構成できる。これはトレイ104の移送動作とディスク
1をターンテーブル204とクランパ210間に保持するため
のディスク演奏ユニット202の昇降動作のそれぞれにモ
ータを使用した場合、トレイ引き出し終了検出,トレイ
戻し終了検出,ディスク演奏ユニットの上昇終了検出,
下降終了検出の4つの検出が必要だが本実施例では2つ
のみで済む。従来例では、トレイ移送動作,ディスク保
持動作に4つの検出スイッチを使用している。
【0056】次に、ディスク1を載置するトレイ104を
収納するストッカ100内にトレイ104を保持するトレイス
トッパ105を設け、トレイ移送手段によって、ストッカ1
00内の指示されたトレイ104をディスク演奏ユニット202
の位置まで移送するとき、そのトレイ104に対応したト
レイストッパ105を開放し、そのトレイ104を移送可能に
する手段として、ユニットシャーシ201に搭載され、ギ
ヤA250の平面部に設けた溝カム251に駆動され、トレイ
ストッパ105に作用し、トレイ104を開放する方向に移動
させる部材であるトレイストッパ開閉アーム249を設け
た。
【0057】駆動する溝カム251をギヤA250の平面部に
設けることで、トレイストッパ開閉アーム249を駆動す
る専用の部材を必要とせず、また専用の動力を必要とせ
ず、部品数,コスト,専有スペースの削減が図れる。さ
らに、動作タイミングを決めるギヤであるギヤA250に
溝カム251を設けたので動作タイミングが正確にでき、
トレイ引き出し動作開始直前にトレイストッパ105の開
放をすることができ、無駄な時間が生ぜず、動作時間を
速くできる。
【0058】同様にギヤA250の回転による一連の動作
でトレイストッパ105の開放が行えるので、専用の動力
を用いたときと比べ、モータ停止等の動作切り替えが不
要であり、動作が速く、かつ動作終了の検出スイッチも
前記で述べた検出スイッチ274を使用し、検出スイッチ
を追加する必要がない。
【0059】また、トレイストッパ開閉アーム249に、
トレイ104の移送時においてトレイ移送の案内壁287を設
けた(図16,図17,図18,図19,図20参照)。これによ
り、トレイ移送の円滑な動作が可能で、かつ部品兼用に
よる部品数削減とコストダウン,専有スペース削減によ
る小型化が図れる。
【0060】次に、トレイ104をストッカ100内に保持す
るトレイストッパ105を、トレイ104の複数個ごとに同時
に保持するよう構成する。このとき、ストッカ100〜デ
ィスク演奏ユニット202間のトレイ移送手段によって、
ストッカ100内の指示されたトレイ104をディスク演奏ユ
ニット202の位置まで移送するに先立ち、そのトレイ104
に対応したトレイストッパ105を開放し、移送可能にす
るトレイストッパ開閉アーム249に、トレイストッパ105
を開放したときに移送するトレイ104の上下にある保持
が解除されたトレイ104のストッカ100からの飛び出しを
防止する垂直壁260を2箇所設けた。
【0061】これにより、トレイストッパ105をトレイ1
04の個々に設けることなく、複数個に1個とすることが
可能となる。本実施例では、ディスク1を載置するトレ
イ104を50枚収納しているが、トレイストッパ105は5個
のトレイ104に1個とし、合計10個使用した。こらは部
品数削減に効果大である。さらに、トレイストッパ開閉
アーム249に垂直壁260を設けたので、部品兼用による部
品数削減,コストダウンが図れる。また、トレイストッ
パ開閉アーム249との一体化により、トレイストッパ開
閉アーム249の動作を利用してディスク搬送/演奏ユニ
ット200の移動時にはトレイ104より充分に離間し(図1
6,図17参照)、トレイ104の引出しの際、引き出さない
トレイ104の先端に近接できる(図18,図19参照)。
【0062】従来例のようにディスク搬送機構部に固定
した形式では、ディスク搬送機構部の昇降動作に不都合
が生じないように、トレイ104から若干の距離をもって
トレイ飛び出し防止ガイドを設けているが、本実施例で
はこの固定形式に比べ、よりトレイ104に近接してトレ
イ104のストッカ100からの飛び出しを防ぐことができ、
ストッカ100内におけるトレイ104の飛び出す範囲を少な
くでき、装置の小型化に有効である。
【0063】次に、各駆動動作を順に述べる。ストッカ
100内に収納されたディスクを演奏する場合、ディスク
搬送/演奏ユニット200は、最下段のローディングトレ
イ2の位置、つまりローディングトレイ2内のインナト
レイ4がディスク演奏ユニット202上に引き出し可能な
位置(以下、ホーム位置という)から制御部に指示された
ディスク1を載置するトレイ104の位置まで上昇する。
このとき目的のディスク1を載置したトレイ104はスト
ッカ100内でトレイストッパ105に保持されている。この
ときディスク搬送/演奏ユニット200では、フック234は
トレイ104から離間した位置(図14(a)の矢印Hで示した
フック234の位置)にある。ギヤA250が図16,図21(a)に
示す矢印M方向に回転すると、トレイストッパ開閉アー
ム249がギヤA250の溝カム251に駆動されて回動し、ス
トッカ100のトレイストッパ105を開く(図18,図19参
照)。
【0064】トレイストッパ105は複数(5枚)のトレイ1
04を保持しているので複数(5枚)のトレイ104が開放さ
れるが、トレイストッパ開閉アーム249の先端の垂直壁2
60がこのとき目的外のトレイ104の先端に位置し、装置
動作中の不要なトレイ104の飛び出しを防止する(図18,
図19の状態)。
【0065】次に、図21,図22,図23に示すギヤA250
のギヤb257がギヤB253と噛み合う。ギヤB253は第1
のプーリ241のギヤ245に接続されており、フック支持ス
ライダ235に接続されているタイミングベルト239を駆動
し、トレイ104をストッカ100からターンテーブル204ま
で搬送する(図7の状態)。また、このときのフック234
を駆動する駆動力の経路を図24の太い一点鎖線で示す。
ギヤB253の噛み合いが外れるのと前後して次にギヤA2
50のギヤc258は、ギヤC254と噛み合いディスク演奏ユ
ニット202を昇降駆動する(図26,図27参照)。
【0066】演奏終了後は、駆動モータ252が逆転し、
ギヤA250はこれまでと逆である矢印N方向に回転す
る。前記の動作と逆動作でディスク演奏ユニット202が
矢印A方向に降下移動し、ディスク1はターンテーブル
204上からトレイ104上に移る。その後、ギヤC254は噛
み合いが外れ、ギヤA250のギヤb257がギヤB253に再
度噛み合い、フック234が駆動される。ディスク1を載
置したトレイ104は、ストッカ100まで戻された後、ギヤ
B253は噛み合いが外れる。それと前後してトレイスト
ッパ開閉アーム249はギヤA250の溝カム251により回動
を始め、トレイ104にトレイストッパ105が係合する。こ
の後、図16に示すように検出スイッチ274をトレイスト
ッパ開閉アーム249が押すことにより動作させ、制御部
(図示しない)は駆動モータ252そしてギヤA250を停止す
る。
【0067】また、ローディングトレイ2上のディスク
1を演奏する場合も同様であり、ローディングトレイ2
内のディスク1を載置しているインナトレイ4を前記の
ようにディスク演奏ユニット202上まで引き出して演奏
する。このとき、トレイストッパ開閉アーム249によ
り、ローディングトレイ2のインナトレイストッパ5を
開閉する。
【0068】次に、ローディングトレイ2からディスク
1をストッカ100に搬入する動作を述べる。前記の演奏
動作とインナトレイ4に載置されたディスク1をターン
テーブル204に保持するまでは同様である。その後、ギ
ヤA250はさらに矢印M方向に回転を続け、ギヤc258は
噛み合いが外れる。次にギヤA250のギヤd259が、ギヤ
D255と噛み合う。ギヤD255はギヤB253と常に噛み合
っており、ギヤB253を介してフック234を駆動するギヤ
である。ギヤD255を介してギヤB253が駆動されるので
ギヤA250が矢印M方向に回転しているにも関わらず、
ギヤB253はフック234をストッカ100方向(矢印E方向)
に駆動する。
【0069】このときのフック234を駆動する駆動力の
経路を図25に太い一点鎖線で示す。ギヤB253はギヤD2
55に駆動されるので、前記ギヤb257と噛み合ったとき
の回転方向とは逆方向に回転する。フック234の移動に
よってターンテーブル204にディスク1が載置されたま
ま、インナトレイ4はローディングトレイ2内に戻され
る。この後、ギヤA250の回転に従い、ギヤD255はギヤ
d259から噛み合いが外れ、それと前後してトレイスト
ッパ開閉アーム249が溝カム251に駆動され、インナトレ
イストッパ5を閉じる。検出スイッチ274をトレイスト
ッパ開閉アーム249は動作させ、駆動モータ252,ギヤA
250は停止する。
【0070】ディスク1をターンテーブル204上に保持
したディスク搬送/演奏ユニット200は、指示されたス
トッカ100のトレイ104位置まで移動する。この位置のト
レイ104はディスク1を載置していない空の状態であ
る。その位置でギヤA250は、矢印N方向に回転を始め
る。
【0071】トレイストッパ開閉アーム249が駆動さ
れ、ストッカ100のトレイストッパ105を開放する。順
次、ギヤA250のギヤd259はギヤD255に噛み合い、フ
ック234がターンテーブル204方向に駆動され空トレイ10
4が引き出される。ギヤD255がギヤd259の噛み合いか
ら外れると、次にギヤA250のギヤc258はギヤC254に
噛み合いを始める。ギヤC254はラック262を駆動し、ス
ライダL261,スライダR263がスライドし、ディスク演
奏ユニット202が矢印A方向に移動する。以降、前記の
演奏終了時動作と同様にディスク1はトレイ104上に載
置され、ディスク1を載せたトレイ104はストッカ100に
収納される。
【0072】また、ストッカ100からローディングトレ
イ2にディスク1を搬出する動作は、前記の動作と同様
であり、始めにストッカ100にアクセスしてディスク1
を取り出し、ローディングトレイ2に搬送する。収納さ
れているディスク1をストッカ100内の異なる位置のト
レイ104へ移送するときも同様に行うことができる。
【0073】以上のように構成された本実施例のディス
ク演奏装置について、以下にその動作について説明す
る。
【0074】まず、ストッカ100内に収納されたディス
ク1の演奏を行う動作について説明する。ストッカ100
内に収納されている50枚のディスク1の中から所望のデ
ィスク1が選択指示されると、ディスク搬送/演奏ユニ
ット200は昇降モータ212によって、ホーム位置から所望
のディスク1が収納されているトレイ104の引き出し動
作が可能な位置に移動させられる。その動作が完了する
と、トレイ移送手段によりトレイストッパ105を開放
し、所望のディスク1が載置されたトレイ104をディス
ク演奏手段202上に移動させる。そしてディスク保持手
段によりディスク演奏ユニット202が上昇移動し、ター
ンテーブル204とクランパ210の間に所望のディスク1が
保持される(図29参照)。この状態でスピンドルモータ20
5が回転し、ディスク1の信号を光ピックアップ203が読
み出すことで演奏が行われる。
【0075】また、演奏が終了すると、演奏開始時と逆
の行程によって、このディスク1はストッカ100内の元
の位置に収納される。ディスク1がストッカ100内に完
全に収納されると、ディスク搬送/演奏ユニット200は
ホーム位置に降下移動する。しかし、演奏していたディ
スク1とは別にストッカ100内に収納されているディス
ク1の演奏予定の指令がある場合、演奏終了後ディスク
搬送/演奏ユニット200はホーム位置に移動せずに、次
に演奏予定されているディスク1の載置されたトレイ10
4の引き出しが可能な位置に移動し、同様にディスク1
を載置したトレイ104を引き出し、そのディスク1の演
奏が開始される。
【0076】以上のことからストッカ100内に収納され
た所望のディスク1の演奏が行われるとともに50枚収納
されているディスク1の連続演奏を行うことができる。
【0077】また、ストッカ100内に収納されている50
枚のディスク1とは別のディスク1の演奏を行う場合、
つまり装置外にあるディスク1の演奏を行うときは、ロ
ーディングトレイ2の開成指令によって、ローディング
トレイ2をローディングモータ3によって装置外に突出
させる(図2で2点鎖線にて示す)。このとき、インナト
レイ4はローディングトレイ2に保持されているので、
ローディングトレイ2と共に装置外に突出する。ローデ
ィングトレイ2内に保持されて装置外に突出したインナ
トレイ4のディスク載置面6にディスク1を載置する。
【0078】そしてローディングトレイ2の閉成指令に
よって、ローディングトレイ2を装置内に収納し、トレ
イ移送手段によってインナトレイストッパ5が開放さ
れ、ディスク1が載置されたインナトレイ4をディスク
演奏ユニット202上に引き出す。インナトレイ4が引き
出されると、ディスク保持手段によって、ターンテーブ
ル204とクランパ210の間にディスク1が保持される。こ
の状態でスピンドルモータ205が回転するとターンテー
ブル204上のディスク1が回転し、その信号を光ピック
アップ203が読み出すことで演奏が行われる。
【0079】次に、ディスク1を装置内に搬入し、スト
ッカ100内にディスク1を収納する動作を説明する。図
2で2点鎖線にて示されているようにローディングトレ
イ2がローディングモータ3により装置外に突出させら
れる。装置外に突出したローディングトレイ2内に保持
されたインナトレイ4のディスク載置面6にディスク1
を載置する。ローディングトレイ2がローディングモー
タ3により装置内に収納される。
【0080】収納動作が完了すると、トレイ移送手段に
よってインナトレイストッパ5が開放され、ディスク1
の載置されたインナトレイ4をディスク演奏ユニット20
2上に移動させる。その位置までインナトレイ4が引き
出されると、ディスク演奏ユニット202がディスク保持
手段によって上昇移動する(図29参照)。つまりディスク
載置面6に載置されたディスク1はターンテーブル204
上に載置されるとともにトレイ104のディスク載置面6
よりも上昇するため、ディスク1はターンテーブル204
とクランパ210の間に保持される。
【0081】ディスク1が保持された後、インナトレイ
4は再びトレイ移送手段によってローディングトレイ2
内に戻される。インナトレイ4が完全にローディングト
レイ2内に収納されてから、ディスク搬送/演奏ユニッ
ト200はディスク1を保持したまま昇降モータ212の駆動
力によって、ストッカ100内に収納された50枚のトレイ1
04の中で指定されたトレイ104に対応する位置まで移動
する。このトレイ104は空であり、ディスク1は収納さ
れていない。そしてトレイ移送手段によってトレイスト
ッパ105が開放され、指定されたトレイ104がディスク演
奏ユニット202上に引き出される(図3参照)。
【0082】その後、ディスク演奏ユニット202はディ
スク保持手段によって矢印A方向に移動して(図28参照)
ターンテーブル204がトレイ104のディスク載置面106よ
りも降下するので、ディスク1はトレイ104のディスク
載置面106上に載置される。ディスク1を載置したトレ
イ104は、トレイ移送手段によってストッカ100内の元の
位置に収納される。ディスク搬送/演奏ユニット200は
ホーム位置に降下移動する。この一連の動作によって、
最高50枚のディスク1がローディングトレイ2から搬入
され、ストッカ100内に収納される。
【0083】また、ストッカ100内のディスク1を装置
外に搬出する場合の動作であるが、基本的にディスク1
をストッカ100内に収納する動作と逆の行程が行われる
だけであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0084】以上説明したように本実施例によれば、切
り欠き107が形成されたトレイ104と、ローディングトレ
イ2および切り欠き7が形成されたインナトレイ4と、
ユニットシャーシ201にディスク演奏ユニット202のディ
スク保持手段およびインナトレイ4とトレイ104の両方
を否同時に移動可能なトレイ移送手段を搭載し、ディス
ク演奏ユニット202のターンテーブル204上にディスク1
を保持し、昇降モータ212の駆動力によって矢印Aおよ
びB方向に移動可能なディスク搬送/演奏ユニット200
とを設けたことで、ストッカ100内の所望のディスク1
が載置されたトレイ104に対応する位置までディスク搬
送/演奏ユニット200が移動すれば、所望のディスク1
の演奏が即座に行われる。また、ローディングトレイ2
およびインナトレイ4を設けたことからディスク1をス
トッカ100内に自動で搬入または搬出することが可能
で、ストッカ100内に収納されている50枚のディスク1
以外の装置外にあるディスク1を演奏する場合も、スト
ッカ100内に収納されているディスク1と同様に即座に
演奏が行われる。以上のことから本実施例のディスク演
奏装置は従来例と異なり、専用のディスク保持機構を必
要としない。これより、スペース削減,部品点数削減,
部品数が少ないことによる信頼性の向上が図れるととも
に、小型で、直接装置外のディスク1を演奏でき、ロー
ディングトレイ2からストッカ100へのディスク自動搬
出入機構を備えた取り扱い易いディスク演奏装置が得ら
れる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディスク
演奏装置によれば、ディスク演奏手段をシャーシに搭載
しディスク搬送手段により移動することで、ディスクの
演奏がディスク搬送手段の移動するスペースで行うこと
ができる。これによりディスク演奏手段専用のスペース
が不必要となるので装置の小型化が可能となる。また、
ディスク収納部に収納された所望のディスクを演奏する
場合、所望のディスクを載置したトレイに対応する位置
までディスク演奏手段を搭載したシャーシが移動するの
で、その場で所望のディスクを載置したトレイがディス
ク演奏手段上に引き出され、ディスク演奏手段にディス
クが保持されて演奏が開始される。
【0086】さらに、インナトレイおよびトレイにディ
スク演奏手段の方向に開放された切り欠きを設けたこと
で、ディスク演奏手段にディスクが保持された後に、イ
ンナトレイ,トレイがターンテーブルや光ピックアップ
と当接せずに空のインナトレイ,トレイを元に戻せるの
で、ディスク演奏手段がディスクをターンテーブル上に
保持してディスク搬送手段により搬送することができ
る。つまり所望のディスクをディスク演奏手段専用のス
ペースに搬送するという行程が省かれるので、演奏開始
指令入力後から演奏開始までの時間を短縮することが可
能となる。
【0087】また、インナトレイを着脱可能に有したロ
ーディングトレイを設け、インナトレイ,トレイの両方
を移動可能なトレイ移動手段を設け、ディスクをディス
ク演奏手段のターンテーブル上に保持して搬送可能とし
たので、ディスクをローディングトレイからディスク収
納部に自動で搬入または搬出することができる。さら
に、ディスク収納部に収納されているディスク以外のデ
ィスクを演奏する場合でも、装置内にローディングトレ
イによって搬入し、ディスク収納部に収納されているデ
ィスクと同様に、即座に演奏が開始される。
【0088】また、トレイをディスク収納部とディスク
演奏手段との間を移送するトレイ移送手段と、ディスク
演奏手段のクランパに対して略鉛直方向に移動しディス
クを保持するディスク保持手段とを駆動するために、駆
動モータと各部に駆動力を伝えるギヤとの組み合わせに
より各部を連続した一連の動作で行う。各一連の動作で
は駆動モータの停止等の切り替え動作をする必要がない
ため速く、短い動作時間で行うことができる。
【0089】以上述べたように、ディスク搬送とディス
ク演奏の機構を一体に構成し、スペース削減,部品点数
削減とそれによるコスト削減および組立て性向上を図
り、信頼性が高く動作時間の速い小型で取り扱い易いデ
ィスク演奏装置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるディスク演奏装置の内
部レイアウトを示す模式図である。
【図2】本実施例のディスク演奏装置の要部を示す側面
図である。
【図3】本実施例のディスク演奏装置におけるディスク
搬送状態を示す要部の側面図である。
【図4】本実施例におけるディスク演奏装置の要部の正
面図(一部断面)である。
【図5】図2におけるC−C線断面の矢視図である。
【図6】図5におけるインナトレイ引き出し状態を示す
平面図である。
【図7】図2におけるD−D線断面の矢視図である。
【図8】図7におけるトレイ引き出し状態を示す平面図
である。
【図9】本実施例におけるディスク搬送/演奏ユニット
の外観を示す平面図である。
【図10】本実施例におけるディスク搬送/演奏ユニッ
トの外観を示す側面図である。
【図11】本実施例におけるディスク演奏ユニットを示
す平面図(a),ディスク演奏ユニットのターンテーブル
とクランパ付近を示す断面図(b)である。
【図12】本実施例におけるユニットシャーシ単体の正
面図(a),平面図(b),底面図(c),左側面図(d),右側面
図(e)である。
【図13】本実施例におけるディスク搬送/演奏ユニッ
トを昇降移動させる駆動部を抜き出して示す模式図であ
る。
【図14】本実施例におけるフックとトレイのフック係
合部の係合と離間の動きを示す平面図(a),フック付近
を側方から見た側面図(b)である。
【図15】本実施例におけるフック支持スライダ付近を
正面から見た分解図(a),側面から見た分解図(b)であ
る。
【図16】本実施例におけるトレイ,トレイストッパ,
トレイストッパ開閉アームを抜き出し、その位置関係を
示す平面図である。
【図17】本実施例におけるトレイ,トレイストッパ,
トレイストッパ開閉アームを抜き出し、その位置関係を
示す側面図である。
【図18】本実施例におけるトレイストッパ開閉アーム
がトレイストッパを開いた状態を示す平面図である。
【図19】本実施例におけるトレイストッパ開閉アーム
がトレイストッパを開いた状態を示す側面図である。
【図20】本実施例におけるトレイストッパ開閉アーム
とトレイとの関係を示す側面図(a),図18の矢印P方向
から見た矢視図(b)である。
【図21】本実施例におけるトレイ移送手段,ディスク
保持手段を駆動する駆動手段を抜き出した平面図(a),
左側面図(b),右側面図(c)である。
【図22】本実施例におけるギヤAのギヤb,ギヤc,
ギヤdと、ギヤB,ギヤC,ギヤDと、回転規制円b,
c,dとのそれぞれの接続関係を示す側面図である。
【図23】本実施例におけるギヤB,ギヤC,ギヤD
と、ギヤb,ギヤc,ギヤdと、回転規制円b,c,d
と、回転規制ストッパb,c,dとのそれぞれの接続関
係を示す平面図である。
【図24】本実施例におけるギヤDを経由しない状態で
フックを駆動する駆動力の経路を示す図である。
【図25】本実施例におけるギヤDを経由する状態でフ
ックを駆動する駆動力の経路を示す図である。
【図26】本実施例におけるディスク演奏ユニットを昇
降する機構で中間シャーシ,スライダL,スライダRを
抜き出し、中間シャーシが下降した状態を示す平面図
(a),左側面図(b),右側面図(c)である。
【図27】本実施例におけるディスク演奏ユニットを昇
降する機構で中間シャーシ,スライダL,スライダR
抜き出し、中間シャーシを上昇させた状態を示す平面図
(a),左側面図(b),右側面図(c)である。
【図28】本実施例におけるディスク演奏ユニットがユ
ニットシャーシ内で下降した状態でクランパとの関係を
示す側面図(トレイは図示していない)である。
【図29】本実施例におけるディスク演奏ユニットがユ
ニットシャーシ内で上昇し、ディスクをターンテーブル
上に保持した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1…ディスク(ディスク状情報記録媒体)、 2…ローデ
ィングトレイ、 2A…ラックギヤ部、 3…ローディ
ングモータ、 4…インナトレイ、 5…インナトレイ
ストッパ、 6,106…ディスク載置面、 7,107,27
6…切り欠き、8,108…回転軸、 9…インナトレイフ
ック係合部、 15,16,17,218,245,290…ギヤ、 1
00…ストッカ(ディスク収納部)、 102,103…棚状の部
材、104…トレイ、 105…トレイストッパ、 109…フ
ック係合部、 200…ディスク搬送/演奏ユニット(ディ
スク搬送手段)、 201…ユニットシャーシ、 202…デ
ィスク演奏ユニット(ディスク演奏手段)、 203…光ピ
ックアップ、 204…ターンテーブル、 205…スピンド
ルモータ、 206,207…スライドガイド、 208,209,
236…ガイド軸、 210…クランパ、 211…クランパ支
持板、 212…昇降モータ、 213,215,224,225…プ
ーリ、 214,222,223,239…タイミングベルト、 21
6,268,283…ウォームギヤ、 217…伝達軸、 219,2
21…プーリギヤ、 220…同期軸、 226,227…ブラケ
ット、 228…シャーシR、 229…シャーシL、 23
0,231,242,244,280…軸、 232,233,272…ばね、
234…フック、 235…フック支持スライダ、 237…
ガイド溝、 238…スライダ端部、 240…クランプ部、
241…第1のプーリ、 243…第2のプーリ、 246…
ガイド軸支持孔、 247…ガイド軸支持部材、 248,28
1,285…突起、 249…トレイストッパ開閉アーム(トレ
イストッパ開放部材)、 250…ギヤA、 251…溝カ
ム、 252…駆動モータ、 253…ギヤB、 254…ギヤ
C、 255…ギヤD、256…ギヤa、 257…ギヤb、 2
58…ギヤc、 259…ギヤd、 260…垂直壁(トレイ飛
び出し防止部)、 261…スライダL、 262…ラック、
263…スライダR、 264…連結アーム、 265…中間シ
ャーシ、 266…傾斜溝、 267…凸ピン、 268,274…
検出スイッチ、 269…レバー、 270b,270c,270d…
回転規制円、 271…フック回転支持軸、 273…アーム
支持孔、 275b,275c,275d…回転規制ストッパ、 28
2…カムフォロワ、 284…端部の凹部、 287…案内
壁、289…開口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/22 - 17/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状情報記録媒体を載置する載置
    部を有するトレイと、該トレイを複数収納可能なディス
    ク収納部と、ターンテーブルおよび光ピックアップを含
    み前記トレイ上の前記ディスク状情報記録媒体を前記タ
    ーンテーブル上に載置して、該ターンテーブルとクラン
    パ間に保持して演奏するために前記クランパに対し略鉛
    直方向に移動可能なディスク演奏手段と、前記トレイが
    前記ディスク収納部内に収納保持される第1の位置と前
    記トレイに載置された前記ディスク状情報記録媒体の演
    奏が可能な第2の位置との間で前記トレイを移動させ、
    該トレイに載置された前記ディスク状情報記録媒体が前
    記第2の位置に移動し、前記ディスク演奏手段の前記タ
    ーンテーブルと前記クランパによって保持された後、前
    記第2の位置にある空の前記トレイを前記ディスク収納
    部内の前記第1の位置に移動させるトレイ移送手段と、
    前記ディスク演奏手段と前記トレイ移送手段を搭載した
    シャーシに前記ディスク状情報記録媒体を前記ターンテ
    ーブル上に保持した状態で前記ディスク収納部に略水平
    な任意の位置に前記シャーシを搬送するディスク搬送手
    段とからなり、前記トレイは前記ディスク状情報記録媒
    体の前記載置部の中心に前記ターンテーブルの径よりも
    大径なる切り欠きを有し、該切り欠きは前記ディスク状
    情報記録媒体の演奏が可能な前記第2の位置への移動方
    向に開放してあることを特徴とするディスク演奏装置。
  2. 【請求項2】 ディスク演奏装置は、ディスク状情報記
    録媒体が載置される載置部と前記トレイと同様の切り欠
    きを有するインナトレイと、該インナトレイを着脱可能
    に支持するローディングトレイを有し、該ローディング
    トレイは、ディスク収納部に収納されたトレイに略平行
    な装置内の第1の位置と前記装置外に突出した第3の位
    置の間を移動可能であり、トレイ移送手段は前記ディス
    ク収納部に収納された前記トレイに略平行な前記装置内
    の前記第1の位置にある前記インナトレイおよび前記デ
    ィスク収納部内に収納保持された前記トレイの両方を
    同時に移動可能なことを特徴とする請求項1記載のディ
    スク演奏装置。
  3. 【請求項3】 ディスク状情報記録媒体を載置する載置
    部を有するトレイと、該トレイを複数収納可能なディス
    ク収納部と、ターンテーブルおよび光ピックアップを含
    み前記トレイ上の前記ディスク状情報記録媒体を前記タ
    ーンテーブルとクランパ間に保持して演奏するために前
    記クランパに対し略鉛直方向に移動可能なディスク演奏
    手段と、前記トレイを前記ディスク収納部と前記ディス
    ク演奏手段との間で移送するトレイ移送手段と、前記デ
    ィスク演奏手段と前記トレイ移送手段とを搭載したシャ
    ーシを前記ディスク収納部の個々の前記トレイの位置に
    対応した位置に移動させるディスク搬送手段とからな
    り、前記トレイ移送手段と、前記ディスク演奏手段にて
    前記ディスク状情報記録媒体を前記ターンテーブルと前
    記クランパ間に保持するため前記シャーシ上で略鉛直方
    向に移動するディスク保持手段とを駆動する駆動手段
    は、駆動モータと、該駆動モータからの駆動力により駆
    動されるギヤAと、該ギヤAと前記トレイ移送手段との
    間を接続し前記トレイ移送手段を駆動するギヤ系列B
    と、前記ギヤAと前記トレイ移送手段との間を接続し前
    記トレイ移送手段を前記ギヤ系列Bと逆方向に駆動する
    ギヤ系列Dと、前記ギヤAによりディスク保持手段を駆
    動するギヤ系列Cとを有し、前記ギヤAにはその外周の
    一部に設けた前記ギヤAの回転に応じて一定範囲の回転
    角度のみ前記ギヤ系列Bと噛み合うギヤ,前記ギヤ系列
    Cと噛み合うギヤ,前記ギヤ系列Dと噛み合うギヤとに
    より、前記ギヤAが前記駆動モータによって一方向に回
    転駆動されるとき、そのギヤAの回転角に応じて前記ギ
    ヤ系列Bにて前記トレイ移送手段を駆動後、前記ギヤ系
    列Cにて前記ディスク保持手段を駆動し、その後前記ギ
    ヤ系列Dにて前記トレイ移送手段を駆動することを特徴
    とするディスク演奏装置。
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