JPH098186A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH098186A
JPH098186A JP7155703A JP15570395A JPH098186A JP H098186 A JPH098186 A JP H098186A JP 7155703 A JP7155703 A JP 7155703A JP 15570395 A JP15570395 A JP 15570395A JP H098186 A JPH098186 A JP H098186A
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JP
Japan
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semiconductor chip
elastomer
wiring board
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circuit device
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JP7155703A
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Kenichi Imura
健一 井村
Kunihiko Nishi
邦彦 西
Atsushi Nakamura
篤 中村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/15Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
    • H01L2924/151Die mounting substrate
    • H01L2924/153Connection portion
    • H01L2924/1531Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface
    • H01L2924/15311Connection portion the connection portion being formed only on the surface of the substrate opposite to the die mounting surface being a ball array, e.g. BGA

Landscapes

  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 BGA(ボールグリッドアレイ)構造を有す
るLSIパッケージの熱抵抗の低減、基板の反りの防
止、製造歩留まりの向上を図る。 【構成】 本発明のLSIパッケージは、プリント配線
基板1上に実装した半導体チップ2と、半導体チップ2
の上部に配置したヒートスプレッダ11とをモールド樹
脂3で封止すると共に、プリント配線基板1の裏面に半
田バンプ8を接合したBGA構造を有し、半導体チップ
2をTABリード4を介在してプリント配線基板1上に
実装し、半導体チップ2とプリント配線基板1との間お
よび半導体チップ2とヒートスプレッダ11との間にエ
ラストマー10a,10Bを介在させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置お
よびその製造方法に関し、特に、BGA(Ball Grid Arr
ay) 構造のLSIパッケージを有する半導体集積回路装
置に適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多ピンLSIパッケージの代表的
なものとしてQFP(Quad Flat package) が広く使用さ
れてきた。しかし、近年におけるLSIのI/O(Input
/Output)数の増加により、QFPによる対応が次第に困
難な状況になりつつある。
【0003】これはQFPの場合、I/O数を増加させ
ようとすると、リードフレームのリードピッチを狭くす
るか、あるいはパッケージの外形寸法を大きくしなけれ
ばならないが、リードのピッチを狭くするとリードが変
形し易くなって実装基板に半田付けする際の不良率が高
くなり、また、パッケージの外形寸法を大きくすると実
装密度が低下してしまうからである。
【0004】最近、QFPの上記した問題を解決するこ
とが可能なパッケージとして、BGAが注目されてい
る。BGAは、半導体チップを実装したプリント配線基
板の裏面に半田バンプをマトリクス状に取り付けたもの
で、QFPのようにリードフレームを使用しないことか
ら、多ピン化が容易で、かつ実装面積も小さくできると
いう利点がある。
【0005】上記BGAについては、例えば米国特許第
5,216,278号公報に記載がある。この公報に記
載されたBGAは、裏面に半田バンプを取り付けた樹脂
製のプリント配線基板上にワイヤボンディング方式で半
導体チップを実装し、この半導体チップをモールド樹脂
で封止した、いわゆるOMPAC(Over Molded Pad Arr
ay Carrier) 構造で構成されている。
【0006】また、上記BGAは、半導体チップの上部
にエラストマー(弾性ゴム)を介して金属製のヒートス
プレッダ(放熱板)を配置している。このヒートスプレ
ッダは、その上面がモールド樹脂の表面から露出してお
り、半導体チップの熱を外部に効率良く逃がすことがで
きるようになっている。また、半導体チップとヒートス
プレッダとの間に挿入されたエラストマーは、ワイヤと
ヒートスプレッダとが接触するのを防ぐと共に、半導体
チップとヒートスプレッダとの熱膨張係数差による熱応
力を緩和することでプリント配線基板の反りを防いでい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者の検討によると、前述した従来のBGAには次のよう
な問題がある。
【0008】(1)前記BGAは、半導体チップとヒー
トスプレッダとの間にエラストマーを挿入しているの
で、半導体チップとヒートスプレッダとの熱膨張係数差
による熱応力を緩和することはできるが、プリント配線
基板の上面に半導体チップを接着、固定しているので、
半導体チップとプリント配線基板の熱膨張係数差による
熱応力を緩和することができない。そのため、特にピン
数が100ピン以上、あるいは外形寸法が10mm×10
mm程度以上の大型基板を使用するBGAでは、基板の反
りを防ぐことが困難となる。
【0009】(2)前記BGAは、プリント配線基板と
半導体チップとをワイヤボンディング方式で接続してい
るので、I/O数が増加してワイヤ間のピッチが狭くな
ると、ワイヤの短絡不良などが発生し易くなり、ワイヤ
ボンディング工程の歩留まりが低下する。また、ワイヤ
数の増加により、ワイヤボンディング工程のスループッ
トも低下する。
【0010】(3)前記BGAの製造工程では、プリン
ト配線基板上にワイヤボンディング方式で半導体チップ
を実装し、次いで半導体チップの上部にエラストマーを
介してヒートスプレッダを接合した後、モールド金型を
使って半導体チップを樹脂封止する。ところが、プリン
ト配線基板をモールド金型に装着したときに、プリント
配線基板、半導体チップ、エラストマーおよびヒートス
プレッダのそれぞれの厚みのばらつきによって、ヒート
スプレッダとモールド金型との間にわずかでも隙間が生
じると、モールド金型内に高圧で注入された流動樹脂が
この隙間に侵入するために、離型後のパッケージの表面
に樹脂「ばり」が発生する虞れがある。
【0011】本発明の目的は、BGA構造を有するLS
Iパッケージの基板の反りを低減または防止することの
できる技術を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、BGA構造を有する
LSIパッケージの多ピン化を促進することのできる技
術を提供することにある。
【0013】本発明の他の目的は、BGA構造を有する
LSIパッケージの製造歩留まり、信頼性を向上させる
ことのできる技術を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、BGA構造を有する
LSIパッケージの熱抵抗を低減することのできる技術
を提供することにある。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0017】(1)本発明の半導体集積回路装置は、基
板上に実装した半導体チップと、前記半導体チップの上
部に配置したヒートスプレッダとをモールド樹脂で封止
すると共に、前記基板の裏面に半田バンプを接合したB
GA構造のLSIパッケージを有するもので、前記半導
体チップをTAB(Tape Automated Bonding)リードを介
在して前記基板上に実装し、前記半導体チップと前記プ
リント配線基板との間および前記半導体チップと前記ヒ
ートスプレッダとの間にエラストマーを介在させたもの
である。
【0018】(2)本発明の半導体集積回路装置は、前
記半導体チップおよび前記TABリードの全体を前記エ
ラストマーで被覆したことものである。
【0019】(3)本発明の半導体集積回路装置の製造
方法は、(a)半導体チップをTABリードを介在して
プリント配線基板上に実装する工程、(b)前記半導体
チップの上下両面にエラストマーを被着した後、前記半
導体チップ上に前記エラストマーを介在してヒートスプ
レッダを重ねる工程、(c)前記プリント配線基板をモ
ールド金型に装着して型締めを行い、前記エラストマー
の弾性力によって、前記ヒートスプレッダを前記モール
ド金型のキャビティの内壁に密着させる工程、(d)前
記モールド金型のキャビティにモールド樹脂を注入し
て、前記半導体チップ、前記TABリード、前記エラス
トマーおよび前記ヒートスプレッダを樹脂封止する工
程、(e)前記プリント配線基板の裏面に半田バンプを
接合する工程、を含んでいる。
【0020】
【作用】上記した手段(1)によれば、半導体チップの
上下両面にエラストマーを配置したことにより、半導体
チップの熱を上下両方向に逃がすことができるので、パ
ッケージの熱抵抗を低減することができる。また、半導
体チップの上下両面に熱膨張係数の等しい一対のエラス
トマーを配置したことにより、半導体チップ、ヒートス
プレッダおよび基板の熱膨張係数差による熱応力をエラ
ストマーによって緩和、吸収することができるので、基
板の反りを防止することができる。
【0021】上記した手段(2)によれば、半導体チッ
プとTABリードとの接続部、およびTABリードと基
板との接続部を弾性の高いエラストマーで被覆したこと
により、半導体チップ、モールド樹脂、基板の熱膨張係
数差による熱応力をエラストマーによって緩和、吸収す
ることができるので、上記接続部の信頼性を向上させる
ことができる。
【0022】上記した手段(3)によれば、ヒートスプ
レッダとキャビティとの界面にモールド樹脂が侵入する
ことがないので、樹脂「ばり」の発生を確実に防止する
ことができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、実施例を説明するための全図におい
て同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り
返しの説明は省略する。
【0024】(実施例1)図1は、本発明の実施例1で
あるBGAの上面の破断平面図、図2は、裏面の平面
図、図3は、図1のA−A’線に沿った断面図、図4
は、図3の一部を拡大して示す断面図である。
【0025】図1および図3に示すように、本実施例の
BGAは、プリント配線基板(以下、単に基板という)
1の上面に半導体チップ2を実装し、この半導体チップ
2をモールド樹脂3で封止したOMPAC構造を有して
いる。半導体チップ2は、TABリード4を介して基板
1の電極5と電気的に接続されている。すなわち、この
BGAは、半導体チップ2をフェイスダウンボンディン
グ方式で基板1上に実装している。電極5およびTAB
リード4はCuからなり、それらの表面にはAuのメッ
キが施されている。
【0026】図2および図4に示すように、基板1の周
辺に沿って設けられた電極5は、スルーホール6を通じ
て基板1の裏面側の電極5および配線7と接続されてい
る。この配線7の一端にはBGAの外部電極を構成する
半田バンプ8が接続されている。半田バンプ8は、Pb
−Sn合金からなる半田ボールで構成されている。な
お、実際の半田バンプ8の数は100個以上であるが、
図面にはその数を省略して示してある。基板1は、ガラ
スエポキシ樹脂などの合成樹脂基材にCuの多層配線を
形成したもので、その厚さは0.1〜1.0mm程度、外形寸
法は10mm×10mm程度である。基板1の両面は、電極
5が形成された領域を除いてソルダレジスト9で被覆さ
れている。
【0027】図3に示すように、半導体チップ2の上部
には、エラストマー(弾性ゴム)10aを介してCuま
たはAlのヒートスプレッダ(放熱板)11が取り付け
られている。このヒートスプレッダ11は、その上面が
モールド樹脂3の表面から露出しており、半導体チップ
2の熱を外部に効率良く逃がすことができるようになっ
ている。また、半導体チップ2と基板1との間には、別
のエラストマー10bが設けられている。エラストマー
10a,10bは、弾性係数が0.1〜10MPaの範
囲、より好ましくは0.1〜1MPaの範囲のシリコーン
系エラストマーなどからなる。
【0028】半導体チップ2とヒートスプレッダ11と
の間に設けたエラストマー10aは、半導体チップ2の
熱をヒートスプレッダ11に効率良く伝えると共に、半
導体チップ2とヒートスプレッダ11との熱膨張係数差
による熱応力を緩和する働きがある。また、半導体チッ
プ2と基板1との間に設けたエラストマー10bは、半
導体チップ2の熱を基板1に効率良く伝えると共に、半
導体チップ2と基板1との熱膨張係数差による熱応力を
緩和する働きがある。
【0029】このように、本実施例のBGAは、半導体
チップ2の上下両面にエラストマー10a,10bを配
置しているので、半導体チップ2の熱を上下両方向に逃
がすことができる。また、半導体チップ2の上下両面に
熱膨張係数の等しい一対のエラストマー10a,10b
を配置しているので、半導体チップ2、ヒートスプレッ
ダ11および基板1の熱膨張係数差による熱応力をエラ
ストマー10a,10bによって緩和、吸収することが
できる。これにより、基板1の反りを確実に防止するこ
とができるので、基板1を大型化して多ピンのBGAを
実現することができる。
【0030】次に、本実施例のBGAの製造方法を図5
〜図13を用いて説明する。
【0031】まず、図5に示すように、基板1の上面に
エラストマー10bを塗布した後、図6に示すように、
あらかじめ一端側(インナーリード部)を半導体チップ
2に接続しておいたTABリード4の他端側(アウター
リード部)を基板1の電極5に接続する。TABリード
4と半導体チップ2の接続、およびTABリード4と電
極5の接続は、TABの製造工程で使われている周知の
一括ボンディング法(ギャングボンディング法)で行
う。
【0032】次に、図7に示すように、半導体チップの
上面にエラストマー10aを塗布した後、図8に示すよ
うに、このエラストマー10aの上部にヒートスプレッ
ダ11を重ねる。
【0033】次に、図9に示すように、半導体チップ
2、エラストマー10a,10bおよびヒートスプレッ
ダ11を搭載した上記基板1をモールド金型12のキャ
ビティ13に位置決めする。このとき、半導体チップ
2、エラストマー10a,10bおよびヒートスプレッ
ダ11の合計の厚み(H)がキャビティ13の深さ
(D)よりも大きくなるように,あらかじめエラストマ
ー10a,10bの厚みを調整しておく。
【0034】次に、図10に示すように、モールド金型
12を型締めする。このとき、型締めの圧力によって前
述した半導体チップ2、エラストマー10a,10b、
ヒートスプレッダ11の合計の厚み(H)がキャビティ
13の深さ(D)と同じになるまでエラストマー10
a,10bが弾性変形する。この結果、ヒートスプレッ
ダ11は、エラストマー10a,10bの弾性力によっ
て、キャビティ13の内壁に強く押しつけられる。
【0035】次に、図11に示すように、ゲート14を
通じてキャビティ13にモールド樹脂3を注入する。こ
のとき、ヒートスプレッダ11は、エラストマー10
a,10bの弾性力によってキャビティ13の内壁に強
く押しつけられた状態になっているので、ヒートスプレ
ッダ11とキャビティ13の内壁との界面にモールド樹
脂3が侵入することはない。
【0036】図12は、モールド金型12から取り出し
た直後のBGAである。その後、図13に示すように、
基板1の裏面に半田バンプ8を接合することにより、本
実施例のBGAが完成する。
【0037】このように、基板1、半導体チップ2、ヒ
ートスプレッダ11の間に弾性を有するエラストマー1
0a,10bを介在させ、モールド金型12の型締めに
よって半導体チップ2、エラストマー10a,10b、
ヒートスプレッダ11の合計の厚み(H)を自己整合的
にキャビティ13の深さ(D)と一致させる本実施例の
製造方法によれば、ヒートスプレッダ11とキャビティ
13との界面にモールド樹脂3が侵入することがないの
で、樹脂「ばり」の発生を確実に防止することができ
る。
【0038】(実施例2)図14は、本発明の実施例2
であるBGAの断面図である。
【0039】図示のように、本実施例のBGAは、TA
Bリード4を介して基板1上に実装した半導体チップ2
の上下両面のみならず、半導体チップ2およびTABリ
ード4の全体をエラストマー10cで被覆している。
【0040】このBGAを製造するには、まず、TAB
リード4を介して半導体チップ2を基板1上に実装した
後、半導体チップ2およびTABリード4をエラストマ
ー10cで被覆し、次いで、エラストマー10cの上部
にヒートスプレッダ11を重ねる。その後の工程は、前
記実施例1と同じである。
【0041】前記実施例1のBGAは、半導体チップ2
とTABリード4との接続部、およびTABリード4と
基板1の電極5との接続部を硬度の高いモールド樹脂3
で被覆しているので、半導体チップ2、モールド樹脂
3、基板1の熱膨張係数差による熱応力が上記接続部に
加わりやすい構造になっている。これに対し、弾性の高
いエラストマー10cで上記接続部を被覆する本実施例
のBGAによれば、上記熱応力がエラストマー10cに
よって緩和、吸収されるので、上記接続部の信頼性を向
上させることができる。
【0042】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0043】例えば図15に示すように、ヒートスプレ
ッダ11の下面に凹凸の段差部15を設けることによ
り、ヒートスプレッダ11とエラストマー10cの接合
強度を向上させることができる。また、図16に示すよ
うに、ヒートスプレッダ11の側面に凹凸の段差部16
を設けることにより、ヒートスプレッダ11とモールド
樹脂3の接合強度を向上させることができる。
【0044】本発明のBGAは、半導体チップと基板と
をTABリードで接続しているので、TABリードの中
途部にコンデンサなどの素子を取付けてリードのインダ
クタンス制御を行ったりすることもできる。
【0045】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0046】(1)本発明によれば、半導体チップの上
下両面にエラストマーを配置したことにより、半導体チ
ップの熱を上下両方向に逃がすことができるので、熱抵
抗の小さなBGAを得ることができる。
【0047】(2)本発明によれば、半導体チップの上
下両面に熱膨張係数の等しい一対のエラストマーを配置
したことにより、基板の反りを確実に防止することがで
きるので、基板を大型化してBGAの多ピン化を促進す
ることができる。
【0048】(3)本発明によれば、半導体チップとT
ABリードとの接続部、およびTABリードと基板との
接続部を弾性の高いエラストマーで被覆したことによ
り、半導体チップ、モールド樹脂、基板の熱膨張係数差
による熱応力をエラストマーによって緩和、吸収するこ
とができるので、上記接続部の信頼性が向上する。
【0049】(4)本発明によれば、ヒートスプレッダ
とモールド金型のキャビティとの界面にモールド樹脂が
侵入することがないので、樹脂「ばり」の発生を確実に
防止することができ、BGAの製造歩留まりが向上す
る。
【0050】(5)本発明によれば、半導体チップと基
板とをTAB方式で接続したことにより、ワイヤボンデ
ィング方式で両者を接続する場合に比べて、半導体チッ
プを基板に実装する工程の歩留まり、およびスループッ
トが向上する。また、BGAの多ピン化を促進すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1であるBGAの上面の一部を
破断して示す平面図である。
【図2】本発明の実施例1であるBGAの裏面の平面図
である。
【図3】図1のA−A’線に沿った断面図である。
【図4】図3の一部を拡大して示す断面図である。
【図5】本発明の実施例1であるBGAの製造方法を示
す断面図である。
【図6】本発明の実施例1であるBGAの製造方法を示
す断面図である。
【図7】本発明の実施例1であるBGAの製造方法を示
す断面図である。
【図8】本発明の実施例1であるBGAの製造方法を示
す断面図である。
【図9】本発明の実施例1であるBGAの製造方法を示
す断面図である。
【図10】本発明の実施例1であるBGAの製造方法を
示す断面図である。
【図11】本発明の実施例1であるBGAの製造方法を
示す断面図である。
【図12】本発明の実施例1であるBGAの製造方法を
示す断面図である。
【図13】本発明の実施例1であるBGAの製造方法を
示す断面図である。
【図14】本発明の実施例2であるBGAを示す断面図
である。
【図15】本発明の他の実施例であるBGAを示す要部
拡大断面図である。
【図16】本発明の他の実施例であるBGAを示す要部
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 プリント配線基板 2 半導体チップ 3 モールド樹脂 4 TABリード 5 電極 6 スルーホール 7 配線 8 半田バンプ 9 ソルダレジスト 10a エラストマー 10b エラストマー 10c エラストマー 11 ヒートスプレッダ 12 モールド金型 13 キャビティ 14 ゲート 15 段差部 16 段差部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント配線基板上に実装した半導体チ
    ップと、前記半導体チップの上部に配置したヒートスプ
    レッダとをモールド樹脂で封止すると共に、前記プリン
    ト配線基板の裏面に半田バンプを接合したボールグリッ
    ドアレイ構造のLSIパッケージを有する半導体集積回
    路装置であって、前記半導体チップをTABリードを介
    在して前記プリント配線基板上に実装し、前記半導体チ
    ップと前記プリント配線基板との間および前記半導体チ
    ップと前記ヒートスプレッダとの間にエラストマーを介
    在させたことを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置であ
    って、前記半導体チップおよび前記TABリードの全体
    を前記エラストマーで被覆したことを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体集積回路
    装置であって、前記エラストマーの弾性係数は、0.1〜
    10MPaの範囲であることを特徴とする半導体集積回
    路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置であって、前記エラストマーは、シリコーン系
    エラストマーであることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の半導体
    集積回路装置であって、前記プリント配線基板の裏面の
    半田バンプの数は、100個以上であることを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載の半
    導体集積回路装置であって、前記ヒートスプレッダの一
    部に前記エラストマーまたは前記モールド樹脂との接合
    強度を向上させるための段差部を設けたことを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 プリント配線基板上に実装した半導体チ
    ップと、前記半導体チップの上部に配置したヒートスプ
    レッダとをモールド樹脂で封止すると共に、前記プリン
    ト配線基板の裏面に半田バンプを接合したボールグリッ
    ドアレイ構造のLSIパッケージを有する半導体集積回
    路装置の製造方法であって、(a)半導体チップをTA
    Bリードを介在してプリント配線基板上に実装する工
    程、(b)前記半導体チップの上下両面にエラストマー
    を被着した後、前記半導体チップ上に前記エラストマー
    を介在してヒートスプレッダを重ねる工程、(c)前記
    プリント配線基板をモールド金型に装着して型締めを行
    い、前記エラストマーの弾性力によって、前記ヒートス
    プレッダを前記モールド金型のキャビティの内壁に密着
    させる工程、(d)前記モールド金型のキャビティにモ
    ールド樹脂を注入して、前記半導体チップ、前記TAB
    リード、前記エラストマーおよび前記ヒートスプレッダ
    を樹脂封止する工程、(e)前記プリント配線基板の裏
    面に半田バンプを接合する工程、を含むことを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の半導体集積回路装置の製
    造方法であって、前記プリント配線基板を前記モールド
    金型に装着する工程に先立って、前記半導体チップ、前
    記エラストマーおよび前記ヒートスプレッダの合計の厚
    みを、前記モールド金型のキャビティの深さよりも大き
    くしておくことを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
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