JPH0981362A - データ入力装置 - Google Patents

データ入力装置

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JPH0981362A
JPH0981362A JP7259330A JP25933095A JPH0981362A JP H0981362 A JPH0981362 A JP H0981362A JP 7259330 A JP7259330 A JP 7259330A JP 25933095 A JP25933095 A JP 25933095A JP H0981362 A JPH0981362 A JP H0981362A
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value
slider
data
operator
slide
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Application number
JP7259330A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Yashiro
義徳 矢代
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力データの急激な変化を抑制しつつ操作子
の操作位置に応じたデータを入力することができるよう
にする。 【解決手段】 SF1での判別の結果、prev_sl
ider>data3の関係にあれば、スライダーの操
作方向はマイナス方向であり、スライダーの位置を示す
スライダーデータのマイナス方向における残値であるp
rev_sliderの値をdata2に格納する(S
F2)。また、SF5での結果、data2>data
1であり、前記スライダーデータの残値が、変換データ
の残値よりも大きい場合には、SF7でdata2/d
ata1により、変換データを“1”変化させるに必要
なスライダーデータの値(スライダーの変化幅)を算出
し、この算出した値をslide_ratioに格納す
る(SF7)。そして、このslide_ratioが
示す変化幅でスライダーが操作される毎に、変換データ
の値を“1”増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操作子の操作位置
に応じたデータを入力するデータ入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のデータ入力装置としては、図15
に示したものが知られている。この装置は、2種類のパ
ラメータの値を単一のスライダー30を用いて切換入力
するものであって、スライダー30は上下方向に設けら
れた長孔30aと、この長孔30aに沿って移動操作自
在な操作子30bとを有している。このスライダー30
の分解能は、127であり長孔30aの下端から上端ま
での移動に伴って、0〜127のスライダー(位置)デ
ータSを発生する。そして、このスライダーSには、パ
ラメータP1が取り得る値である0〜90と、パラメー
タP2が取り得る値である(0)〜(300)とが夫々
固定的に対応付けられている。また、このデータ入力装
置は、ディスプレイにパラメータP1とパラメータP2
の値を表示させる機能を有するとともに、値を変化させ
るパラメータの種類を斜線で示したカーソル32で表示
する機能を有している。
【0003】かかるデータ入力装置において、電源投入
時には(A)に示すように、ディスプレイには各パラメ
ータP1,P2の値として各々“0”が表示されるとと
もに、パラメータP1にカーソル32が表示される。こ
の状態で、(B)に示すように、操作子30bを中間位
置まで移動させると、ディスプレイに表示されているパ
ラメータP1の値が“45”に変化する。次に、図外の
カーソルキーを操作すると、(B)の右端に示すよう
に、カーソル32はパラメータP1側からパラメータP
2側に変位する。この状態で、操作子30bを1目盛分
だけ上方に移動させると、(C)に示すように、ディス
プレイに表示されているパラメータP2の値が“20
0”に変化する。すなわち、カーソル32を移動させて
いずれかのパラメータP1,P2を選択した後、操作子
30bを操作すると、この操作子30bの位置に対応す
るスライダーデータが生成されて、このスライダーデー
タに対応するパラメータの値が入力され、これに伴っ
て、ディスプレイに表示されているパラメータの値も変
化するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のデータ入力装置において、(B)に示すように、
操作子30bを中間位置に移動させて、パラメータP1
の値を“45”に設定した後、カーソルキーを操作する
と、カーソル32はパラメータP2の“0”上に移動す
る。このとき、操作子4bは長孔30aの中央に位置し
ていることから、次に操作子30bを少し上方へ移動さ
せただけで、パラメータP2の値は急激に“0”から
“200”に変化する。このため、使用者が、操作子4
bの操作量とパラメータの値の変化量との関係に違和感
を感じてしまうのみならず、急激に変化するパラメータ
が例えばボリュームである場合には、急激な音量の増大
により使用者が驚愕してしまう。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、入力データの急激な変化を抑制し
つつ操作子の操作位置に応じたデータを入力することの
できるデータ入力装置を提供することを目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明にあっては、所定の最小限界位置と最大限界位
置との間において移動操作可能な操作子を有し、該操作
子の位置に対応し前記最大限界位置方向への移動に伴っ
て増加する位置データを発生する操作手段と、前記操作
子の現在位置から操作方向における限界位置までの位置
データの残値を算出する第1の残値算出手段と、前記操
作子の操作に伴って増減する入力値の現在値から前記操
作方向における極値までの残値を算出する第2の残値算
出手段と、前記第1及び第2の算出手段により算出され
た各残値に基づき、前記位置データと入力値の変化量と
の関係を設定する設定手段と、この設定手段により設定
された前記変化量と前記位置データとに基づき、対応す
る入力値を発生する入力値発生手段とを有している。
【0007】かかる構成において、設定手段は、第1の
算出手段が算出する操作子の現在位置から操作方向にお
ける限界位置までの位置データの残値と、第2の算出手
段が算出する入力値の現在値から前記操作方向における
極値までの残値とに基づき、位置データと入力値の変化
量との関係を設定する。この状態で、操作子を前記方向
に操作すると、入力値発生手段は前記変化量と前記位置
データとに基づき、対応する入力値を発生する。したが
って、この入力値発生手段が発生する入力値は、操作子
の位置に応じつつ前記変化量をもって変化し、操作子の
操作に伴う急激な入力値の変化は抑制される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
にしたがって説明する。図1に示すように、本発明の一
実施の形態を適用した電子鍵盤楽器1には、鍵盤2が設
けられているととともに、カーソルキー3及び操作手段
としてのスライダー4が設けられている。鍵盤2には、
各鍵毎に押鍵に伴ってオンとなる鍵スイッチが設けられ
ており、カーソルキー3は、左右キー3L,3Rと上下
キー3U,3Dとで構成されている。スライダー4は、
図2に示すように、上下方向に形成された長孔4aとこ
の長孔4aに沿って上下方向に移動操作可能な操作子4
bとを有している。
【0009】このスライダー4の分解能は127であ
り、最小限界位置である長孔30aの下端から最大限界
位置である長孔30aの上端までの操作子4bの位置に
応じて、0〜127のスライダー(位置)データSを発
生する。そして、このスライダーでは、パラメータP1
を最小極値“0”から最大極値“90”までの範囲、パ
ラメータP2を最小極値“(0)”から最大極値“(3
00)”までの範囲で夫々入力可能となっている。な
お、本実施の形態において、パラメータP1はProg
ram Change(音色)であり、パラメータP2
はVolume(音量)である。
【0010】この電子鍵盤楽器1は、接続される家庭用
TV受像機5のディスプレイ6に、操作子4bの操作に
より入力されるパラメータの値を表示する機能を有して
おり、ディスプレイ6に表示されるパラメータの種類
は、カーソルキー3の操作により選択される。すなわ
ち、カーソルキー3の左右キー3L,3Rの操作に伴っ
て、パラメータの値を取り囲むカーソル7の位置を表示
変更し、このカーソル7の位置により現在対象となって
いるパラメータの種類を示す。したがって、図1に示す
状態では、操作子4bの操作によりパラメータP1のV
olume(音量)の値を変更可能である。
【0011】図3は、前記電子鍵盤楽器1の構成を示す
ブロック図である。このブロック図において、第1CP
U8は、本実施の形態において、第1、第2の残値算出
手段、設定手段、入力値発生手段、及び表示制御手段を
構成するものであって、ROM9に格納されているプロ
グラムに従って動作し、RAM10をワークエリアとし
て使用しつつ、楽音の発生に関連する処理を除く処理動
作全体を制御する。VDP(Video Display Processor)
11は、第1CPU8からの指示に基づいてディスプレ
イ6に画像を表示させるために必要な処理を行い、この
処理過程でV−RAM12とデータの授受を行う。すな
わち、前記ROM9には、ディスプレイ6に表示させる
画像に対応する画像データが記憶されており、VDP1
1は第1CPU8の指示に従って、ROM9から必要な
画像データを読み出してV−RAM12に書き込む。こ
の書き込みによりV−RAM12は、ディスプレイ8に
表示すべき画像データを予め決められた領域に分けて一
時的に記憶する。また、V−RAM12は、VDP11
からの読み出しに応じて現在表示位置に該当するドット
のデータを送出し、このドットのデータはVDP11を
介してディスプレイ8に送られ、これによりディスプレ
イ8に画像が表示されるように構成されている。
【0012】一方、前記操作子4bの操作に伴ってスラ
イダー4から発生するスライダーデータは、第2CPU
15及びゲートアレイ16を介して、第1CPU8に入
力される。また、鍵盤2の操作情報は、ゲートアレイ1
6を介して、第1CPU8と第2CPU15とに入力さ
れる。この第2CPU15は、鍵盤2からの操作情報と
前記ROM9に記憶されているプログラムに基づいて動
作し、RAM17をワークエリアとして使用しつつ、楽
音の発生に関連する処理を実行する。すなわち、第2C
PU15は、鍵盤2からの操作情報に基づき、音源LS
I18に対応する楽音の発生を指示し、音源LSI18
はこの指示に従って楽音信号を生成する。この楽音信号
は、アンプ19に増幅されてスピーカ20に与えられ、
該スピーカ20より放音される。
【0013】前記ワーク用のRAM10の一部には、図
4に示すように、5ワード分の入力データ格納領域が設
けられており、各ワードの記憶領域は16ビットで構成
されている。第1ワードは状態変化フラグ群であり、こ
の第1ワードにおいて、ビット0は前記電子鍵盤楽器1
に設けられている、図示しないベンダー用の状態変化フ
ラグ、ビット1はスライダー4用の状態変化フラグであ
る。各状態変化フラグは、オン(1)により対応するベ
ンダーあるいはスライダー4等が操作されて変化が発生
したことを示す。また、第2ワード〜第4ワードは、ベ
ンダーあるいは操作子4bの操作により入力されるデー
タの格納領域である。
【0014】なお、第1CPU8には、フラグレジスタ
slide_sta(スライドステイタス)等の各種レ
ジスタが設けられている。このslide_staは、
ビット0からビット2までの3ビット構成であって、ビ
ット0がオフ(0)であることにより、スライダー4の
操作子4bの進行方向が未定であることを示し、ビット
0がオン(1)であることにより、操作子4bの進行方
向が確定していることを示す。また、ビット1がオフで
あることにより、前記操作子4bの進行方向が前記スラ
イダーデータの値が増大する方向(以下、プラス方向と
いう)であることを示し、ビット1がオンであることに
より、前記操作子4bの進行方向がスライダーデータの
値が減少する方向(以下、マイナス方向という)である
ことを示す。さらに、ビット2がオフであることによ
り、操作子4bの現位置から長孔4aの各端部までに対
応するスライダーデータの残値が、変換データ(パラメ
ータP1,P2の各値)の現在値から各極値までの残値
よりも大きい場合を示し、ビット2がオンであることに
より、前記スライダーデータの残値が、変換データの現
在値から各極値までの残値よりも小さい場合を示す。
【0015】次に、以上の構成にかかる本実施の形態の
動作を図5以降に示したフローチャートに従って説明す
る。すなわち、第1CPU8は、図示しない電源の投入
に応答して、図5に示すメインフローに従って動作を開
始し、先ずイニシャル処理(SA1)を実行する。この
イニシャル処理では、後述する各フローで用いるレジス
タを初期化し、所定の初期値を設定する。次に、スイッ
チ処理(SA2)、スライダー処理(SA3)を順次行
った後、これらの処理以外の鍵盤2からの操作情報に対
応する鍵盤処理等の、その他の処理(SA4)を実行
し、電源がオンとなっている間、SA2〜SA4のルー
プを繰り返す。
【0016】前記スイッチ処理(SA2)は、図6に示
すフローに従って行われ、カーソルキー3がオンとなっ
たか否かを判別する(SB1)。カーソルキー3が操作
されず、オフ状態となっている場合には、カーソルキー
3以外の他のスイッチの操作に応じたその他のスイッチ
処理(SB4)を実行して、メインフローに戻る。ま
た、カーソルキー3が操作されてオンとなったならば、
このカーソルキー3の操作によりパラメータが変更され
たか否かを判別する(SB2)。すなわち、前記カーソ
ル7がProgram Change(音色)側にある
状態で右カーソルキー3Rを操作した場合、あるいはカ
ーソル7がVolume(音量)側にある状態で左カー
ソルキー3Lを操作した場合には、操作に伴ってカーソ
ル7が他のパラメータ側に移動してパラメータが変更さ
れる。そして、かかる操作によりパラメータが変更され
た場合には、slide_staのビット0,1,2を
オフにした後(SB3)、前述したその他のスイッチ処
理(SB4)を行って、メインフローに戻る。したがっ
て、パラメータが変更された直後においては、slid
e_staのビット0〜2は全てオフとなっている。
【0017】前記スライダー処理(SA3)は、図7に
示すフローに従って行われ、先ずスライダー変更があっ
たか否か、つまり操作子4bが上下に操作されたか否か
を判別する(SC1)。この判別の結果、スライダー変
更がなかった場合にはメインフローに戻り、操作子4b
が操作されてスライダー変更があった場合には、図4に
示した状態変化フラグ(第1ワード)のビット1をオン
にする(SC2)。次に、スライダー入力データ格納領
域(図4の第3ワード)に、操作された操作子4bの位
置に対応するスライダーデータを格納する(SC3)。
【0018】引き続き、スライダー4の状態を示す状態
変化フラグのビット1がオンとなっているか否かを判別
し(SC4)、操作子4bが操作されず状態変化フラグ
のビット1がオフとなっている場合にはメインフローに
戻る。また、状態変化フラグのビット1がオンであっ
て、スライダー4が操作された場合には、該状態変化フ
ラグのビット1をオフにした後(SC5)、後述するス
ライダーデータ調整処理(SC6)を実行する。次に、
入力データ変換処理(SC7)を行って、前記ディスプ
レイ6に表示されている数値を、スライダーデータ調整
処理(SC6)で設定された数値に表示変更する。
【0019】前記スライダーデータ調整処理(SC6)
は、図8に示すフローに従って行われ、レジスタdat
a1にcur_valueの現在値を格納するととも
に、レジスタdata3にslide_valueの現
在値を格納する(SD1)。ここで、cur_valu
eはディスプレイ6に表示されている数値を示すデータ
を格納しているレジスタであり、slide_valu
eは操作子4bの現在位置、つまりは操作後の操作子4
bの現在位置に対応するスライダーデータを格納してい
るレジスタである。したがって、このSD1の処理によ
り、data1には、ディスプレイ6に表示されている
値を示すデータが格納され、data3には、操作後の
操作子4bの現在位置に対応するスライダーデータが格
納される。次に、slide_staのビット0がオフ
であるか否かを判別する(SD2)。この判別の結果、
slide_staのビット0が未だオフであって、前
述のようにスライダー4の操作子4bの進行方向が未定
である場合には、方向未定処理(SD4)を実行する。
また、slide_staのビット0がオンであって、
スライダー4の操作子4bの進行方向が既に特定されて
いる場合には、さらに、ビット1がオフであるか否かを
判別する(SD3)。この判別の結果、slide_s
taのビット1がオフであって、スライダー4の操作子
4bの進行方向がプラス方向である場合には、プラス方
向処理(SD5)を実行する。また、slide_st
aのビット1がオンであって、操作子4bの進行方向が
マイナス方向である場合には、マイナス方向処理(SD
6)を実行する。
【0020】前記方向未定処理(SD4)は、図9に示
すフローに従って行われ、先ずレジスタprev_sl
iderの値がdata3の値よりも小さいか否かを判
別する(SE1)。ここで、prev_slider
は、このフローのSE4で後述するように、前回のスラ
イダーデータを格納しており、また、data3は図8
のSD1で前述したように、現在のスライダーデータを
格納している。したがって、prev_slider<
data3の関係にあれば、操作子4bがプラス方向に
操作された場合であって、この場合には当該パラメータ
の最大極値MAXと、前記SD1でdata1に格納さ
れている当該パラメータの現在表示値との差、つまり当
該パラメータの残値であるMAX−data1をdat
a1に格納して、該data1を更新する(SE2)。
【0021】引き続き、スライダーデータの最大値MA
Xと前回(つまり今回操作子4bを操作する前)のスラ
イダーデータの値を格納しているprev_slide
rの値との差、つまりスライダーデータのプラス方向に
おける残値であるMAX−prev_sliderをレ
ジスタdata2に格納する(SE3)。さらに、今回
(つまり操作子4bの操作後)のスライダーデータを格
納しているdata3の値を、prev_slider
に格納して、該prev_sliderを更新した後
(SE4)、操作子4bの進行方向はプラス方向と特定
されたことから、slide_staのビット0をオン
にして(SE5)、SE9に進む。
【0022】また、SE1での判別の結果、prev_
slider>data3の関係にあれば、操作子4b
がマイナス方向に操作された場合である。この場合に
は、prev_sliderに格納されているスライダ
ーデータ、つまりスライダーデータのマイナス方向にお
ける残値であるprev_sliderの値をdata
2に格納する(SE6)。次に、今回のスライダーデー
タを格納しているdata3の値を、prev_sli
derに格納して、該prev_sliderを更新し
た後(SE7)、操作子4bの進行方向はマイナス方向
と特定されたことから、slide_staのビット0
とビット1とをオンにして(SE8)、SE9に進む。
【0023】そして、このSE9では、data2の値
がdata1の値よりも大であるか否かを判別する。こ
の判別の結果、data2>data1であり、前記ス
ライダーデータの残値が、変換データの残値よりも大き
い場合には、slide_staのビット2をオフにす
る(SE10)。引き続き、data2の値をdata
1の値で除して、その結果をレジスタslide_ra
tioに格納する。つまり、data2>data1の
関係にある場合には、data2/data1により、
変換データを“1”変化させるに必要なスライダーデー
タの値(スライダー4の変化幅)を算出し、この算出し
た値をslide_ratioに格納するのである。
【0024】また、SE9での判別の結果、data2
≦data1であり、前記スライダーデータの残値が、
変換データの残値以下である場合には、slide_s
taのビット2をオンにする(SE12)。引き続き、
data1の値をdata2の値で除して、その結果を
レジスタslide_ratioに格納する(SE1
3)。つまり、data2≦data1の関係にある場
合には、前述のSE11の処理とは逆にdata1/d
ata2により、操作子4bの操作に伴ってスライダー
データが“1”変化したときに、変化させるべき変換デ
ータの値を算出し、この算出した値をslide_ra
tioに格納するのである。
【0025】一方、前記プラス方向処理(SD5)は、
図10及び図11に示す一連のフローに従って行われ、
先ずレジスタprev_sliderの値がdata3
の値よりも大きいか否かを判別する(SF1)。この判
別の結果、prev_slider>data3の関係
にあれば、操作子4bの進行方向がプラス方向からマイ
ナス方向に変化したことを意味しており、スライダーデ
ータのマイナス方向における残値であるprev_sl
iderの値をdata2に格納する(SF2)。次
に、スライダーデータの値をカウントするためのsli
de_counterを0リセットした後(SF3)、
操作子4bの進行方向はマイナス方向と特定されたこと
から、slide_staのビット0とビット1とをオ
ンにする(SF4)。
【0026】次に、data2の値がdata1の値よ
りも大であるか否かを判別する(SF5)。この判別の
結果、data2>data1であり、前記スライダー
データの残値が、変換データの残値よりも大きい場合に
は、slide_staのビット2をオフにする(SF
6)。引き続き、前述のSE11と同様にdata2/
data1により、変換データを“1”変化させるに必
要なスライダーデータの値(スライダー4の変化幅)を
算出し、この算出した値をslide_ratioに格
納する(SF7)。さらに、今回のスライダーデータを
格納しているdata3の値を、prev_slide
rに格納して、該prev_sliderを更新してお
く(SF23)。
【0027】また、SF5での判別の結果、data2
≦data1であり、前記スライダーデータの残値が、
変換データの残値以下である場合には、slide_s
taのビット2をオンにする(SF8)。引き続き、前
述のSE13と同様にdata1/data2により、
操作子4bの操作に伴ってスライダーデータが“1”変
化したときに、変化させるべき変換データの値を算出
し、この算出した値をslide_ratioに格納し
た後(SF9)、前述したSF23の処理を行う。
【0028】他方、SF1での判別の結果、prev_
slider≦data3の関係にあり、操作子4bが
プラス方向に操作された場合には、図11のSF10に
進み、data3に格納されている現在のスライダーデ
ータの値が最大値MAXに到達したか否かを判別する。
この判別の結果、現在のスライダーデータの値が最大値
MAXに到達している場合には、当該パラメータの最大
極値MAXをdata1に格納するとともに、slid
e_counterを0リセットする(SF11)。し
かる後に、前述のSF23の処理を行った後、メインフ
ローに戻る。しかし、現在のスライダーデータの値が最
大値に到達していなければ、slide_staのビッ
ト2がオフであるか否かを判別する(SF12)。この
とき、slide_staのビット2がオフであれば、
前述した図9のSE10及びSE11(もしくは後述す
る図12のSG7及びSG8)の処理が実行された場合
であって、data2/data1により、変換データ
を“1”変化させるに必要なスライダーデータの値が算
出されている。
【0029】そして、この場合には、SF12からSF
13に進み、prev_sliderの値がdata3
の値よりも小さいか否かを判別する。ここで、prev
_sliderは、前述した図9のSE4で、前回のス
ライダーデータを格納しており、かつ、このフローの後
述するSF18でインクリメントされる。また、dat
a3は図8のSD1で前述したように、現在のスライダ
ーデータを格納している。したがって、prev_sl
ider<data3の関係にあれば、prev_sl
iderの値は現時点の操作子4bの位置に対応するス
ライダーデータの値まで到達してはいない。
【0030】そして、このようにprev_slide
r<data3の関係にあるならば、さらに、data
1の値つまりディスプレイ6に表示されている当該パラ
メータの値が該パラメータの最大極値MAXとなったか
否かを判別する(SF14)。この判別の結果、dat
a1の値が当該パラメータの最大極値MAX未満である
場合には、slide_counterをインクリメン
トした後(SF15)、このインクリメントしたsli
de_counterの値がslide_ratioの
値と等しくなったか否かを判別する(SF16)。そし
て、slide_counter≠slide_rat
ioであるならば、prev_sliderをインクリ
メントした後(SF18)、SF13〜SF16の処理
を繰り返す。
【0031】したがって、slide_counter
=slide_ratioとなるまでに、SF13〜S
F16及びSF18の処理は、slide_ratio
が示す値の回数繰り返される。そして、このSF13〜
SF16及びSF18の処理がslide_ratio
が示す値の回数繰り返されることにより、slide_
counter=slide_ratioになると、d
ata1をインクリメントするととともに、slide
_counterを0リセットする(SF17)。よっ
て、ディスプレイ6に表示されているパラメータの値で
あるdata1の値は、slide_counter=
slide_ratioとなる毎に、1ずつ増加して行
く。
【0032】また、このSF17によりdata1の値
を“1”増加させたならば、前述したSF18でpre
v_sliderをインクリメントした後、SF13か
らの処理を繰り返す。その結果、このSF18でインク
リメントされるprev_sliderの値が、現在の
操作子4bの位置に対応するスライダーデータを格納し
ているdata3に合致し、prev_slider=
data3になると、SF13がNOとなり、該SF1
3から図10のSF23を介してメインフローに戻る。
【0033】したがって、例えば、右カーソルキー3R
を操作して、“Volume”を選択した後、操作子4
bを長孔4aにある位置から上方の他の途中位置まで移
動させ、このときslide_staのビット2がオフ
であった場合には、操作子4aをslide_rati
oが示す値のピッチ数移動する毎に、ディスプレイ6に
表示されている“Volume”の値が1増加して行
き、prev_slider=data3となった時点
で、“Volume”の値の増加が停止する。なお、操
作子4bを長孔4aの上端まで移動させた場合のよう
に、prev_slider=data3となる前に、
data1が最大値MAXに到達すると、SF13より
も先にSF14がNOとなる。したがって、以降はSF
13→SF14→SF18→SF13のループが繰り返
され、prev_slider=data3になると、
SF13がNOとなり、該SF13から図10のSF2
3を介してメインフローに戻る。
【0034】また、SF12での判別の結果、slid
e_staのビット2がオンであれば、前述した図9の
SE12及びSE13(もしくは後述する図12のSG
9及びSG10)の処理が実行された場合であって、d
ata1/data2により、操作子4bの操作に伴っ
てスライダーデータが“1”変化したときに、変化させ
るべき変換データの値が算出されている。そして、この
場合には、SF12からSF19に進み、prev_s
liderの値がdata3の値よりも小さいか否かを
判別する。ここで、prev_sliderは、前述し
た図9のSE4で、前回のスライダーデータを格納して
おり、かつ、このフローのSF22でインクリメントさ
れる。また、data3は図8のSD1で前述したよう
に、現在のスライダーデータを格納している。したがっ
て、prev_slider<data3の関係にあれ
ば、prev_sliderの値は現時点の操作子4b
の位置に対応するスライダーデータの値まで上昇到達し
てはいない。
【0035】そして、このようにprev_slide
r<data3の関係にあるならば、さらに、data
1の値つまりディスプレイ6に表示されている当該パラ
メータの値が該パラメータの最大極値MAXとなったか
否かを判別する(SF20)。この判別の結果、dat
a1の値が当該パラメータの最大極値MAX未満である
場合には、data1にslide_ratioの値を
加算する(SF21)。引き続き、prev_slid
erをインクリメントした後、prev_slider
=data3又はdata1=MAXとなるまで、SF
19〜SF22のループを繰り返す。したがって、ディ
スプレイ6に表示されているパラメータの値であるda
ta1の値は、slide_ratioの値を単位とし
て増加して行く。
【0036】このSF19〜SF22のループが繰り返
されることにより、SF22でインクリメントされるp
rev_sliderの値が、現在の操作子4bの位置
に対応するスライダーデータを格納しているdata3
に合致し、prev_slider=data3になる
と、SF19がNOとなり、該SF19から図10のS
F23を介してメインフローに戻る。よって、例えば、
右カーソルキー3Rを操作して、“Volume”を選
択した後、操作子4bを長孔4aにある位置から上方の
他の途中位置まで移動させ、このときslide_st
aのビット2がオンであった場合には、操作子4aを1
ピッチ上方へ移動する毎に、ディスプレイ6に表示され
ている“Volume”の値がslide_ratio
の値ずつ増加して行き、prev_slider=da
ta3となった時点で、“Volume”の値の増加が
停止する。
【0037】なお、操作子4bを長孔4aの上端まで移
動させた場合のように、prev_slider=da
ta3となる前に、data1が最大値MAXに到達す
ると、SF20がNOとなり、該SF20から図10の
SF23を介してメインフローに戻る。よって、当該パ
ラメータはその最大値となった時点で、増加を停止す
る。
【0038】他方、前記マイナス方向処理(SD6)
は、図12及び図13に示す一連のフローに従って行わ
れ、先ずレジスタprev_sliderの値がdat
a3の値よりも小さいか否かを判別する(SG1)。こ
の判別の結果、prev_slider<data3の
関係にあれば、操作子4bの進行方向がマイナス方向か
らプラス方向に変更された場合である。この場合には、
スライダーデータの値をカウントするためのslide
_counterを0リセットする(SG2)。引き続
き、当該パラメータの最大極値MAXと、図8のSD1
でdata1に格納されている当該パラメータの現在表
示値との差、つまり当該パラメータの残値であるMAX
−data1をdata1に格納して、該data1を
更新する(SG3)。さらに、スライダーデータの最大
値MAXと前回のスライダーデータの値を格納している
prev_sliderの値との差、つまりスライダー
データの残値であるMAX−prev_sliderを
レジスタdata2に格納する(SG4)。さらに、操
作子4bの進行方向はプラス方向と特定されたことか
ら、slide_staのビット0をオンにする(SG
5)。
【0039】次に、data2の値がdata1の値よ
りも大であるか否かを判別する(SG6)。この判別の
結果、data2>data1であり、前記スライダー
データの残値が、変換データの残値よりも大きい場合に
は、slide_staのビット2をオフにする(SG
7)。引き続き、前述のSE11と同様にdata2/
data1により、変換データを“1”変化させるに必
要なスライダーデータの値(スライダー4の変化幅)を
算出し、この算出した値をslide_ratioに格
納する(SG8)。さらに、今回のスライダーデータを
格納しているdata3の値を、prev_slide
rに格納して、該prev_sliderを更新してお
く(SG24)。
【0040】また、SG1での判別の結果、data2
≦data1であり、前記スライダーデータの残値が、
変換データの残値以下である場合には、slide_s
taのビット2をオンにする(SG9)。引き続き、前
述のSE13と同様にdata1/data2により、
操作子4bの操作に伴ってスライダーデータが“1”変
化したときに、変化させるべき変換データの値を算出
し、この算出した値をslide_ratioに格納し
た後(SG10)、前述したSG24の処理を行う。
【0041】他方、SG1での判別の結果、prev_
slider≧data3の関係にあり、操作子4bが
マイナス方向に操作された場合には、図13のSG11
に進み、data3に格納されている現在のスライダー
データの値が“0”に到達したか否かを判別する。この
判別の結果、現在のスライダーデータの値が“0”に到
達している場合には、当該パラメータの最小極値“0”
をdata1に格納するとともに、slide_cou
nterを0リセットする(SG12)。しかる後に、
前述のSG24の処理を行った後、メインフローに戻
る。しかし、現在のスライダーデータの値が“0”に到
達していなければ、slide_staのビット2がオ
フであるか否かを判別する(SG13)。このとき、s
lide_staのビット2がオフであれば、前述した
図9のSE10及びSE11(もしくは図10のSF6
及びSF7)の処理が実行された場合であって、dat
a2/data1により、変換データを“1”変化させ
るに必要なスライダーデータの値が算出されている。
【0042】そして、この場合には、SG13からSG
14に進み、prev_sliderの値がdata3
の値よりも大きいか否かを判別する。ここで、prev
_sliderは、前述した図9のSE4で、前回のス
ライダーデータを格納しており、かつ、このフローの後
述するSG19でデクリメントされる。また、data
3は図8のSD1で前述したように、現在のスライダー
データを格納している。したがって、prev_sli
der>data3の関係にあれば、prev_sli
derの値は現時点の操作子4bの位置に対応するスラ
イダーデータの値まで低下到達してはいない。
【0043】そして、このようにprev_slide
r>data3の関係にあるならば、さらに、data
1の値つまりディスプレイ6に表示されている当該パラ
メータの値が“0”より大であるか否かを判別する(S
G15)。この判別の結果、data1の値が“0”よ
り大である場合には、slide_counterをイ
ンクリメントした後(SG16)、このインクリメント
したslide_counterの値がslide_r
atioの値と等しくなったか否かを判別する(SG1
7)。そして、slide_counter≠slid
e_ratioであるならば、prev_slider
をデクリメントした後(SG19)、SG14〜SG1
7の処理を繰り返す。
【0044】したがって、slide_counter
=slide_ratioとなるまでに、SG14〜S
G17及びSG19の処理は、slide_ratio
が示す値の回数繰り返される。そして、このSG14〜
SG17及びSG19の処理がslide_ratio
が示す値の回数繰り返されることにより、slide_
counter=slide_ratioになると、d
ata1をデクリメントするととともに、slide_
counterを0リセットする(SG18)。よっ
て、ディスプレイ6に表示されているパラメータの値で
あるdata1の値は、slide_counter=
slide_ratioとなる毎に、1ずつ減少して行
く。
【0045】また、このSG18によりdata1の値
を“1”減少させたならば、前述したSG19でpre
v_sliderをデクリメントした後、SG14から
の処理を繰り返す。その結果、このSG19でデクリメ
ントされるprev_sliderの値が、現在の操作
子4bの位置に対応するスライダーデータを格納してい
るdata3に合致し、prev_slider=da
ta3になると、SG14がNOとなり、該SG14か
ら図12のSG24を介してメインフローに戻る。
【0046】したがって、例えば、右カーソルキー3R
を操作して、“Volume”を選択した後、操作子4
bを長孔4aにある位置から下方の他の途中位置まで移
動させ、このときslide_staのビット2がオフ
であった場合には、操作子4aをslide_rati
oが示す値のピッチ数移動する毎に、ディスプレイ6に
表示されている“Volume”の値が1減少して行
き、prev_slider=data3となった時点
で、“Volume”の値の減少が停止する。なお、操
作子4bを長孔4aの下端まで移動させた場合のよう
に、prev_slider=data3となる前に、
data1が“0”に到達すると、SG14よりも先に
SG15がNOとなる。したがって、以降はSG14→
SG15→SG19→SG14のループが繰り返され、
prev_slider=data3になると、SG1
4がNOとなり、該SG14から図12のSG24を介
してメインフローに戻る。
【0047】また、SG13での判別の結果、slid
e_staのビット2がオンであれば、前述した図9の
SE12及びSE13(もしくは図10のSF8及びS
F9)の処理が実行された場合であって、data1/
data2により、操作子4bの操作に伴ってスライダ
ーデータが“1”変化したときに、変化させるべき変換
データの値が算出されている。そして、この場合には、
SG13からSG20に進み、prev_slider
の値がdata3の値よりも大きいか否かを判別する。
ここで、prev_sliderは、前述した図9のS
E4で、前回のスライダーデータを格納しており、か
つ、このフローの後述するSG23でデクリメントされ
る。また、data3は図8のSD1で前述したよう
に、現在のスライダーデータを格納している。したがっ
て、prev_slider>data3の関係にあれ
ば、prev_sliderの値は現時点の操作子4b
の位置に対応するスライダーデータの値まで低下到達し
てはいない。
【0048】そして、このようにprev_slide
r>data3の関係にあるならば、さらに、data
1の値つまりディスプレイ6に表示されている当該パラ
メータの値が“0”より大であるか否かを判別する(S
G21)。この判別の結果、data1の値が当該パラ
メータの最小極値“0”より大である場合には、dat
a1からslide_ratioの値を減算する(SG
22)。引き続き、prev_sliderをデクリメ
ントした後、prev_slider=data3又は
data1=0となるまで、SG20〜SG23のルー
プを繰り返す。したがって、ディスプレイ6に表示され
ているパラメータの値であるdata1の値は、sli
de_ratioの値を単位として減少して行く。そし
て、このSG20〜SG23のループが繰り返されるこ
とにより、SG23でデクリメントされるprev_s
liderの値が、現在の操作子4bの位置に対応する
スライダーデータを格納しているdata3に合致し、
prev_slider=data3になると、SG2
0がNOとなり、該SG20から図12のSG24を介
してメインフローに戻る。
【0049】したがって、例えば、右カーソルキー3R
を操作して、“Volume”を選択した後、操作子4
bを長孔4aにある位置から下方の他の途中位置まで移
動させ、このときslide_staのビット2がオン
であった場合には、操作子4aを1ピッチ下方へ移動す
る毎に、ディスプレイ6に表示されている“Volum
e”の値がslide_ratioの値ずつ減少して行
き、prev_slider=data3となった時点
で、“Volume”の値の減少が停止する。なお、操
作子4bを長孔4aの下端まで移動させた場合のよう
に、prev_slider=data3となる前に、
data1が“0”に到達すると、SG21がNOとな
り、該SG21から図12のSG24を介してメインフ
ローに戻る。よって、ディスプレイ6に表示されている
パラメータは“0”となった時点で、減少を停止する。
【0050】図14は、本発明の他の実施の形態におけ
るスライダー処理(図5のSA3)の内容を示すもので
ある。この実施の形態においては、スライダー1とスラ
イダー2とが設けられており、スライダー1の操作子が
操作された場合に前述した実施の形態におけるスライダ
ーデータ調整処理(図7のSC6)を実行し、スライダ
ー2が操作された場合には、従来と同様に操作子の位置
に対応する変換データを出力する構成である。
【0051】すなわち、この実施の形態におけるスライ
ダー処理(図5のSA3)では、先ずスライダー1に変
更があったか否かを判別し(SH1)、変更があった場
合には状態変化フラグ(第1ワード)のビット1をオン
にする(SH2)。次に、スライダー2に変更があった
か否かを判別し(SH3)、変更があった場合には状態
変化フラグのビット2をオンにする(SH4)。さら
に、スライダー入力データ格納領域である図4の第3ワ
ードに、スライダー1の位置に対応するスライダーデー
タを格納するとともに、第4ワードにスライダー2の位
置に対応するスライダーデータを格納する(SH5)。
【0052】引き続き、状態変化フラグのビット1がオ
ンとなっているか否かを判別する(SH6)。この判別
の結果、状態変化フラグのビット1がオンであって、ス
ライダー1が変更操作された場合には、該状態変化フラ
グのビット1をオフにした後(SH7)、図8〜13を
もって前述したスライダーデータ調整処理(SH8)を
実行する。次に、入力データ変換処理(SH9)を行っ
て、前記ディスプレイ6に表示されている数値を、スラ
イダーデータ調整処理(SH8)で設定された数値に表
示変更する。したがって、スライダー1が操作された場
合には、前述した実施の形態と同様の動作で、ディスプ
レイ6に表示されているパラメータの値が変化する。
【0053】しかし、SH6での判別の結果、状態変化
フラグのビット1がオフである場合には、さらに、状態
変化フラグのビット2がオンとなっているか否かを判別
する(SH10)。この判別の結果、状態変化フラグの
ビット2がオンであって、スライダー2が変更操作され
た場合には、該状態変化フラグのビット2をオフにする
とともに、前述のSH5で第4ワードに格納したスライ
ダーデータに対応する変換データをdata1に格納す
る(SH11)。そして、次の入力データ変換処理(S
H9)では、このdata1に格納されている変換デー
タに基づき、ディスプレイ6に表示されている数値を変
更する。したがって、スライダー2が操作された場合に
は、従来と同様に操作子の位置と固定的な関係をもっ
て、ディスプレイ6に表示されているパラメータの値が
変化することとなる。
【0054】なお、前述した各実施の形態においては、
長孔4a内を移動可能な操作子4bを有するスライダー
を用いるようにしたが、スライダーに限らず、操作に伴
って垂直回転するベンダーや、水平回転するダイヤル等
の操作子を用いるようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、操作子の
現在位置から操作方向における限界位置までの位置デー
タの残値と、入力値の現在値から前記操作方向における
極値までの残値とに基づき、前記位置データと入力値の
変化量との関係を設定し、この設定された変化量と前記
位置データとに基づき、対応する入力値を発生するよう
にした。よって、発生する入力値を、設定された変化量
をもって変化させることができ、これにより、操作子の
操作に伴う急激な入力値の変化を抑制することができ
る。その結果、使用者が、操作子の操作量と入力値の変
化量との関係に違和感を感じてしまう不都合を解消でき
るとともに、急激に変化する入力値により音量等が急激
に増大して使用者が驚愕してしまう不都合を解消するこ
とができる。また、発生した入力値を表示させる構成に
おいては、操作子の操作量と入力値の変化量との関係に
視覚的な違和感を感じてしまう不都合を解消できる。さ
らに、操作手段が複数であって、この複数の操作手段の
いずれかを選択する選択手段をさらに有する構成によ
り、各操作手段に対応する入力値を、急激な変化を伴う
ことなく、発生させることができる。加えて、位置デー
タを発生する他の操作手段と、この他の発生手段が発生
する位置データに対応する入力値を発生する他の入力値
発生手段とをさらに有する構成により、従来と同様に位
置データに対応する固定的な入力値を発生させる機能を
も併有することができ、これにより、入力の多様化を図
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の外部装置と接続した状
態の外観図である。
【図2】スライダーと表示変化との関係を示す図であ
る。
【図3】本実施の形態のブロック構成図である。
【図4】RAMのメモリエリア構成を示す図である。
【図5】メインフローを示すフローチャートである。
【図6】スイッチ処理の内容を示すフローチャートであ
る。
【図7】スライダー処理の内容を示すフローチャートで
ある。
【図8】スライダーデータ調整処理の内容を示すフロー
チャートである。
【図9】方向未定処理の内容を示すフローチャートであ
る。
【図10】プラス方向処理の内容の一部を示すフローチ
ャートである。
【図11】図10に続くフローチャートである。
【図12】マイナス方向処理の内容の一部を示すフロー
チャートである。
【図13】図12に続くフローチャートである。
【図14】本発明の他の実施の形態におけるスライダー
処理の内容を示すフローチャートである。
【図15】従来装置におけるスライダーと表示変化との
関係を示す図である。
【符号の説明】
4 スライダー 4b 操作子 6 ディスプレイ 8 第1CPU 9 ROM 10 RAM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の最小限界位置と最大限界位置との
    間において移動操作可能な操作子を有し、該操作子の位
    置に対応し前記最大限界位置方向への移動に伴って増加
    する位置データを発生する操作手段と、 前記操作子の現在位置から操作方向における限界位置ま
    での位置データの残値を算出する第1の残値算出手段
    と、 前記操作子の操作に伴って増減する入力値の現在値から
    前記操作方向における極値までの残値を算出する第2の
    残値算出手段と、 前記第1及び第2の算出手段により算出された各残値に
    基づき、前記位置データと入力値の変化量との関係を設
    定する設定手段と、 この設定手段により設定された前記変化量と前記位置デ
    ータとに基づき、対応する入力値を発生する入力値発生
    手段と、 を有することを特徴とするデータ入力装置。
  2. 【請求項2】 前記入力値発生手段が発生した入力値を
    表示させるための表示制御手段をさらに有することを特
    徴とする請求項1記載のデータ入力装置。
  3. 【請求項3】 前記操作手段を複数有し、 この複数の操作手段のいずれかを選択する選択手段をさ
    らに有することを特徴とする請求項1又は2記載のデー
    タ入力装置。
  4. 【請求項4】 所定の最小限界位置と最大限界位置との
    間において移動操作可能な操作子を有し、該操作子の位
    置に対応し前記最大位置方向への移動に伴って増加する
    位置データを発生する他の操作手段と、 この他の発生手段が発生する位置データに対応する入力
    値を発生する他の入力値発生手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項1記載のデータ
    入力装置。
JP7259330A 1995-09-12 1995-09-12 データ入力装置 Pending JPH0981362A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011134106A1 (en) * 2010-04-29 2011-11-03 Thomson Licensing Method and device for identifying user inputs
JP2013037556A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Casio Comput Co Ltd 電子機器、及びプログラム
JP2015038552A (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 カシオ計算機株式会社 電子機器、電子楽器、情報入力方法及びプログラム
JP2019078943A (ja) * 2017-10-26 2019-05-23 株式会社河合楽器製作所 パラメータ制御装置及び制御方法

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