JP2003248536A - 履歴記憶再生装置および履歴記憶再生方法 - Google Patents

履歴記憶再生装置および履歴記憶再生方法

Info

Publication number
JP2003248536A
JP2003248536A JP2002047405A JP2002047405A JP2003248536A JP 2003248536 A JP2003248536 A JP 2003248536A JP 2002047405 A JP2002047405 A JP 2002047405A JP 2002047405 A JP2002047405 A JP 2002047405A JP 2003248536 A JP2003248536 A JP 2003248536A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
history
history storage
command
instructing
instruction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002047405A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Kashio
俊雄 樫尾
Kazuaki Kinumura
一昭 絹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2002047405A priority Critical patent/JP2003248536A/ja
Publication of JP2003248536A publication Critical patent/JP2003248536A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 履歴として残す記録範囲や、記録し始める基
点をユーザが任意指定でき、しかもユーザが指定した回
数分、以前の操作を連続的に繰り返し実行させる履歴記
憶再生装置およびその方法を実現する。 【解決手段】 RAM3に履歴エリアREを設けてお
き、アイコンIC1のクリックに応じて、履歴記憶する
オン状態に設定されてから履歴記憶しないオフ状態に設
定されるまでの間、入力されるコマンドを履歴エリアR
Eに記憶するので、操作履歴として残す範囲や記録し始
める基点を任意指定できる。また、アイコンIC3のク
リックに応じて繰り返し回数を設定した後にアイコンI
C2をクリックすると、履歴記憶されたコマンドを、設
定された繰り返し回数分実行させるので、ユーザが指定
した回数分、以前の操作を連続的に繰り返し実行させ得
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ入力を操作
履歴として記憶しておき、その後に同じ入力を必要とす
る時に、記憶した操作履歴を再生して入力操作の代替と
して利用する技術に関し、特に、エンベロープ波形等を
描画する機能を備えた電子楽器に用いて好適な履歴記憶
再生装置および履歴記憶再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力される操作を操作履歴と
して記憶しておき、誤った操作を実行させてしまった場
合に、操作履歴の内から誤操作する前の操作を再実行さ
せて操作ミス以前の状況に戻したり、操作履歴の内から
選択した、以前の操作を繰り返し実行させるUndo/
Redo技術が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のUn
do/Redo技術では、操作が行われる毎にそれを新
たな履歴として記憶しつつ、最古の履歴を破棄する履歴
更新を行い、常に一定範囲の操作、すなわち過去複数回
分の操作を操作履歴として保存する場合が多い。この
為、操作履歴として残す記録範囲や、操作履歴として記
録し始める基点をユーザが任意に指定することができな
い、という問題がある。また、従来のUndo/Red
o技術では、操作履歴の内から選択した、以前の操作を
1度繰り返し実行させるだけなので、ユーザが指定した
回数分、自動的に以前の操作を連続的に繰り返し実行さ
せることができない、という問題もある。
【0004】そこで本発明は、このような事情に鑑みて
なされたもので、操作履歴として残す記録範囲や、操作
履歴として記録し始める基点をユーザが任意指定でき、
しかもユーザが指定した回数分、自動的に以前の操作を
連続的に繰り返し実行させることができる履歴記憶再生
装置および履歴記憶再生方法を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、履歴記憶の開始または
停止を指示する第1の指示手段と、この第1の指示手段
が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示するまでの
間、ユーザにより入力され、所定処理を実行させるコマ
ンドを履歴として記憶する履歴記憶手段と、この履歴記
憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示する第2の指
示手段と、この第2の指示手段からの再生指示に応じ
て、前記履歴記憶手段に記憶されたコマンドを実行する
実行手段とを具備することを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の発明では、履歴記憶の開
始または停止を指示する第1の指示手段と、この第1の
指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示す
るまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行さ
せるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶手段と、こ
の履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示する
第2の指示手段と、繰り返し実行回数を設定する回数設
定手段と、前記第2の指示手段からの再生指示に応じ
て、前記履歴記憶手段に記憶されたコマンドを、前記回
数設定手段により設定された回数分繰り返し実行する実
行手段とを具備することを特徴とする。
【0007】請求項3に記載の発明では、履歴記憶の開
始または停止を指示する第1の指示手段と、この第1の
指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示す
るまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行さ
せるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶手段と、こ
の履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示する
第2の指示手段と、繰り返し実行回数を設定する回数設
定手段と、表示画面上で繰り返し実行する位置を指定す
る位置指定手段と、前記第2の指示手段からの再生指示
に応じて、前記履歴記憶手段に記憶されたコマンドを、
前記位置指定手段にて指定された表示画面上での位置か
ら前記回数設定手段により設定された回数分繰り返し実
行する実行手段とを具備することを特徴とする。
【0008】請求項4に記載の発明では、履歴記憶の開
始または停止を指示する第1の指示手段と、この第1の
指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示す
るまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行さ
せるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶手段と、こ
の履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示する
第2の指示手段と、表示画面上の表示領域端に達するま
で繰り返し実行することを指示する第3の指示手段と、
前記第2の指示手段により再生指示され、かつ前記第3
の指示手段により繰り返し実行指示された場合、前記履
歴記憶手段に記憶されたコマンドを、表示画面上の表示
領域端に達するまで連続的に繰り返し実行する実行手段
とを具備することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の発明では、履歴記憶の開
始または停止を指示する第1の指示手段と、この第1の
指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示す
るまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行さ
せるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶手段と、こ
の履歴記憶手段に記憶されたコマンドの内から再生すべ
きコマンドを選択する選択手段と、この選択手段により
選択されたコマンドを前記履歴記憶手段から読み出して
実行する実行手段とを具備することを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の発明では、履歴記憶の開
始または停止を指示する第1の指示手段と、この第1の
指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示す
るまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行さ
せるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶手段と、こ
の履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示する
第2の指示手段と、前記履歴記憶手段に記憶されたコマ
ンドの内から再生すべきコマンドを選択すると共に、選
択したコマンドの繰り返し実行回数を設定する設定手段
と、前記第2の指示手段からの再生指示に応じて、前記
設定手段により選択されたコマンドを前記履歴記憶手段
から読み出し、それを前記設定手段により設定された回
数分繰り返し実行する実行手段とを具備することを特徴
とする。
【0011】請求項7に記載の発明では、履歴記憶の開
始または停止を指示する第1の指示手段と、この第1の
指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示す
るまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行さ
せるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶手段と、こ
の履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示する
第2の指示手段と、前記履歴記憶手段に記憶されたコマ
ンドの内から再生すべきコマンドを選択すると共に、選
択したコマンドの繰り返し実行回数を設定する設定手段
と、表示画面上で繰り返し実行する位置を指定する位置
指定手段と、前記第2の指示手段からの再生指示に応じ
て、前記設定手段により選択されたコマンドを前記履歴
記憶手段から読み出し、それを前記位置指定手段にて指
定された表示画面上での位置から前記設定手段により設
定された回数分繰り返し実行する実行手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0012】請求項8に記載の発明では、履歴記憶の開
始または停止を指示する第1の指示過程と、この第1の
指示過程が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示す
るまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行さ
せるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶過程と、こ
の履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの再生を指示す
る第2の指示過程と、この第2の指示過程からの再生指
示に応じて、前記履歴記憶過程で記憶されたコマンドを
実行する実行過程とを具備することを特徴とする。
【0013】請求項9に記載の発明では、履歴記憶の開
始または停止を指示する第1の指示過程と、この第1の
指示過程が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示す
るまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行さ
せるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶過程と、こ
の履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの再生を指示す
る第2の指示過程と、繰り返し実行回数を設定する回数
設定過程と、前記第2の指示過程からの再生指示に応じ
て、前記履歴記憶過程にて記憶されたコマンドを、前記
回数設定過程で設定された回数分繰り返し実行する実行
過程とを具備することを特徴とする。
【0014】請求項10に記載の発明では、履歴記憶の
開始または停止を指示する第1の指示過程と、この第1
の指示過程が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示
するまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行
させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶過程と、
この履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの再生を指示
する第2の指示過程と、繰り返し実行回数を設定する回
数設定過程と、表示画面上で繰り返し実行する位置を指
定する位置指定過程と、前記第2の指示過程からの再生
指示に応じて、前記履歴記憶過程にて記憶されたコマン
ドを、前記位置指定過程で指定された表示画面上での位
置から前記回数設定過程で設定された回数分繰り返し実
行する実行過程とを具備することを特徴とする。
【0015】請求項11に記載の発明では、履歴記憶の
開始または停止を指示する第1の指示過程と、この第1
の指示過程が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示
するまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行
させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶過程と、
この履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの再生を指示
する第2の指示過程と、表示画面上の表示領域端に達す
るまで繰り返し実行することを指示する第3の指示過程
と、前記第2の指示過程にて再生指示され、かつ前記第
3の指示過程にて繰り返し実行指示された場合、前記履
歴記憶過程にて記憶されたコマンドを、表示画面上の表
示領域端に達するまで連続的に繰り返し実行する実行過
程とを具備することを特徴とする。
【0016】請求項12に記載の発明では、履歴記憶の
開始または停止を指示する第1の指示過程と、この第1
の指示過程が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示
するまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行
させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶過程と、
この履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの内から再生
すべきコマンドを選択する選択過程と、この選択過程で
選択されたコマンドを前記履歴記憶過程の履歴から読み
出して実行する実行過程とを具備することを特徴とす
る。
【0017】請求項13に記載の発明では、履歴記憶の
開始または停止を指示する第1の指示手段と、この第1
の指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示
するまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行
させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶手段と、
この履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示す
る第2の指示手段と、前記履歴記憶手段に記憶されたコ
マンドの内から再生すべきコマンドを選択すると共に、
選択したコマンドの繰り返し実行回数を設定する設定手
段と、前記第2の指示手段からの再生指示に応じて、前
記設定手段により選択されたコマンドを前記履歴記憶手
段から読み出し、それを前記設定手段により設定された
回数分繰り返し実行する実行手段とを具備することを特
徴とする。
【0018】請求項14に記載の発明では、履歴記憶の
開始または停止を指示する第1の指示過程と、この第1
の指示過程が履歴記憶の開始を指示してから停止を指示
するまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実行
させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶過程と、
この履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの再生を指示
する第2の指示過程と、前記履歴記憶過程にて記憶され
たコマンドの内から再生すべきコマンドを選択すると共
に、選択したコマンドの繰り返し実行回数を設定する設
定過程と、表示画面上で繰り返し実行する位置を指定す
る位置指定過程と、前記第2の指示過程からの再生指示
に応じて、前記設定過程で選択されたコマンドを前記履
歴記憶過程での履歴から読み出し、それを前記位置指定
過程で指定された表示画面上での位置から前記設定過程
にて設定された回数分繰り返し実行する実行過程とを具
備することを特徴とする。
【0019】本発明では、第1の指示手段が履歴記憶の
開始を指示してから停止を指示するまでの間、ユーザに
より入力され、所定処理を実行させるコマンドを履歴と
して記憶しておき、第2の指示手段からの再生指示に応
じて、履歴記憶手段に記憶されたコマンドを実行するの
で、操作履歴として残す記録範囲や操作履歴として記録
し始める基点をユーザが任意指定し得るようになる。ま
た、本発明では、第1の指示手段が履歴記憶の開始を指
示してから停止を指示するまでの間、ユーザにより入力
され、所定処理を実行させるコマンドを履歴として履歴
記憶手段に記憶しておき、第2の指示手段からの再生指
示があると、履歴記憶手段に記憶されたコマンドを、回
数設定手段により設定された回数分繰り返し実行するの
で、ユーザが指定した回数分、自動的に以前の操作を連
続的に繰り返し実行させることが可能になる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明による履歴記憶再生装置
は、ユーザ入力を必須とするインタラクティブなコンピ
ュータ制御装置一般に適用される。以下では、本発明の
実施の形態による履歴記憶再生装置を搭載した楽音発生
装置を実施例とし、これについて図面を参照して説明す
る。本実施例による楽音発生装置は、エンベロープ波形
等を描画する機能を有し、本発明による履歴記憶再生装
置がその機能をアシストするように構成されている。
【0021】A.構成 図1は実施例の構成を示すブロック図である。この図に
おいて、1はCPUであり、MIDIインタフェース4
(後述する)を介して外部から供給されるMIDIデー
タを受信し、受信したMIDIデータを、ユーザ操作に
応じて形成されるエンペロープ波形に基づき修飾して発
音指示コマンドや消音指示コマンド等の楽音パラメータ
を生成して音源8に与えて楽音発生を指示する。また、
CPU1は、上記エンベロープ波形を形成する際のユー
ザ入力を操作履歴として記憶し、それを再生する機能を
備え、操作履歴として残す記録範囲や、操作履歴として
記録し始める基点を任意指定可能とし、しかも指定され
た回数分、自動的に以前の操作を連続的に繰り返し実行
する。なお、こうした本発明の要旨に係わるCPU1の
動作については追って詳述する。
【0022】2は上記CPU1にロードされる各種制御
プログラムや、後述するエンベロープ形成画面EKG等
の各種画面を形成する画面データを記憶するROMであ
る。3は履歴エリアRE、ワークエリアWE、バッファ
エリアBEおよびエンベロープ波形エリアEWEを備え
るRAMである。ここで、図2を参照してRAM3のメ
モリ構成について説明する。履歴エリアREには、エン
ベロープ波形を形成する際にユーザが入力する波形生成
用のコマンドがアドレスポインタADに従って格納され
る。ワークエリアWEには、各種レジスタ・フラグデー
タが一時記憶されるようになっており、これらレジスタ
・フラグデータが意図するところについては追って述べ
る。バッファエリアBEには、MIDIインタフェース
4を介して外部から供給されるMIDIデータが一時記
憶される。エンベロープ波形エリアEWEには、波形形
成モード下でユーザが作成したエンベロープ波形データ
が格納される。
【0023】MIDIインタフェース4は、CPU1の
制御の下に、外部のMIDI楽器(不図示)から供給さ
れるMIDIデータを受信してRAM3のバッファエリ
アBEに転送する。5はクリック操作に応じてクリック
イベントを発生するマウスである。6は装置パネルに配
設されるパネルスイッチ群であり、各スイッチ操作に応
じたスイッチイベントを発生する。図示していないが、
このパネルスイッチ群には例えば装置電源をオンオフす
る電源スイッチの他、外部から供給されるMIDIデー
タに応じて楽音を発生する楽音発生モードとエンベロー
プ波形を形成する波形形成モードとに切り換えるモード
スイッチ等が設けられている。7はLCDパネル等から
構成される表示部である。この表示部7は、楽音発生モ
ード下にある場合にはCPU1から供給される表示制御
信号に応じて装置各部の動作状態や設定状態を表示す
る。また、波形形成モード下にあれば、ユーザの入力操
作(コマンド入力)にて形成されるエンベロープ波形を
画面表示したり、そのエンベロープ波形形成に用いる各
種アイコンを画面表示する。
【0024】ここで、図3を参照して、波形形成モード
下で表示部7に画面表示されるエンベロープ形成画面E
KGの構成について説明する。この画面EKGは、波形
表示エリアWDEとアイコンIC1〜IC7とから構成
される。波形表示エリアWDEには、ユーザのコマンド
入力に応じて描画されるエンベロープ波形あるいは履歴
記憶されたコマンドの再生(繰り返し実行)により描画
されるエンベロープ波形が画面表示される。アイコンI
C1はマウス5のクリックに応じて、履歴記憶するON
状態あるいは履歴記憶しないOFF状態に設定する。ア
イコンIC2はマウス5によりクリックされた場合に、
履歴記憶されたコマンドの繰り返し実行を指示する。こ
こで言うコマンドとは、後述するアイコンIC6,IC
7のクリック操作に応じて実行される波形形成コマンド
および波形表示エリアWDEでのクリック操作に応じて
実行されるポイント表示コマンドを指す。
【0025】アイコンIC3はマウス5によりクリック
された場合に、履歴記憶されたコマンドを、設定された
回数分繰り返し実行させる。アイコンIC4はマウス5
によりクリックされた場合に、履歴として記憶されたコ
マンドを、波形表示エリアWDEの表示範囲内で繰り返
し実行させる。アイコンIC5はマウス5によりクリッ
クされた場合に、履歴記憶されたコマンドの繰り返し実
行を取り消す。アイコンIC6はマウス5によりクリッ
クされた場合に、波形表示エリアWDE内でポインティ
ングされた始点から終点までを直線で描画する直線描画
コマンドの実行を指示する。アイコンIC7はマウス5
によりクリックされた場合に、波形表示エリアWDE内
でポインティングされた始点から終点までを曲線で描画
する曲線描画コマンドの実行を指示する。
【0026】次に、再び図1を参照して実施例の構成に
ついて説明を進める。8は波形メモリ読み出し方式で構
成される音源である。音源8は、各種音色の波形データ
が記憶される波形メモリを有し、CPU1から供給され
る楽音パラメータに従い、波形メモリから対応する波形
データを読み出し、この波形データとCPU1の指示に
応じてRAM3のエンベロープ波形エリアEWEから読
み出されるエンベロープ波形とに基づいて楽音Wを生成
して次段のサウンドシステム9に出力する。サウンドシ
ステム9は音源8が発生する楽音Wをアナログ波形信号
に変換して不要ノイズを除去する等のフィルタリングを
施した後、これを増幅してスピーカSPから発音させ
る。
【0027】B.動作 次に、図4〜図21を参照して実施例の動作について説
明する。 (1)波形形成処理の動作 先ず図4〜図5を参照して波形形成処理の動作について
説明する。実施例が波形形成モードに設定されている場
合に電源投入されると、CPU1は図4に示す波形形成
処理ルーチンを実行してステップSA1に処理を進め
る。ステップSA1では、図5に示すステップSB1〜
SB5からなるイニシャライズを実行する。
【0028】すなわち、ステップSB1では、レジスタ
x0,y0に初期値をストアする。このレジスタx0,y0
にストアされる初期値は、エンベロープ形成画面EKG
の波形表示エリアWDE(図3参照)における基点Oの
座標位置を表す。次に、ステップSB2に進むと、前述
したアイコンIC3に割り当てられる繰り返し回数を保
持するレジスタNに初期値「1」をストアする。続い
て、ステップSB3では、履歴記憶するか否かを表す履
歴フラグRFをゼロリセットする。この履歴フラグRF
は、前述したアイコンIC1のクリックに応じて反転さ
れるようになっており、当該フラグRFが「0」の場合
に履歴記憶しないオフ状態、「1」の場合に履歴記憶す
るオン状態を表す。そして、ステップSB4では、フラ
グEFをゼロリセットする。このフラグEFは、前述し
たアイコンIC4のクリックに応じて反転される。当該
フラグEFが「1」の場合に、履歴として記憶されたコ
マンドを波形表示エリアWDEの表示範囲内で繰り返し
実行する動作を有効とし、「0」の場合にそれを無効に
する。
【0029】こうして、イニシャライズが完了すると、
CPU1は図4のステップSA2に処理を進め、ROM
2から読み出した画面データに基づき、表示部7にエン
ベロープ形成画面EKGを画面表示する。次いで、ステ
ップSA3〜SA19では、エンベロープ形成画面EK
G上でのクリックの有無を判断し、クリックされた場合
にはマウス5のカーソルがポインティングする位置に対
応した処理、つまり波形表示エリア内でクリックするポ
インティング操作あるいはアイコンIC1〜1C7のい
ずれかをクリックするアイコン操作に応じた処理を実行
する。以下ではこれら各処理についてユーザ操作を交え
て説明して行く。
【0030】(2)履歴記憶処理の動作 いま例えば、履歴記憶を開始させるべく、ユーザがエン
ベロープ形成画面EKGのアイコンIC1にマウス5の
カーソルをポインティングしてクリックしたとする。そ
うすると、図4に示すステップSA6の判断結果が「Y
ES」となり、ステップSA7に進み、履歴記憶処理を
開始する。履歴記憶処理が開始されると、CPU1は図
6に示すステップSC1に処理を進め、履歴フラグRF
を反転する。次いで、ステップSC2では、反転した履
歴フラグRFが「1」であるか否かを判断する。
【0031】反転した履歴フラグRFが「1」である
と、判断結果は「YES」となり、次のステップSC4
に進み、アイコンIC1内部に「ON」表示する。これ
により、図7に図示するように、アイコンIC1では内
部に「ON」表示がなされ、履歴記憶するオン状態に設
定されたことを表す。次に、ステップSC5では、RA
M3の履歴エリアRE(図2参照)をクリアし、続くス
テップSC6では、アドレスポインタADに開始アドレ
スをセットする。一方、反転した履歴フラグRFが
「0」の場合には、上記ステップSC2の判断結果が
「NO」となり、ステップSC3に処理を進め、履歴記
憶しないオフ状態に設定されたことを表示すべくアイコ
ンIC1内部に「OFF」表示して本ルーチンを完了さ
せる。
【0032】(3)ポインティング処理の動作 アイコンIC1のクリックにて履歴記憶するオン状態に
設定した後、例えば図7に図示するように、ユーザが波
形表示エリアWDE内の点P1の位置にマウス5のカー
ソルをポインティングしてクリックしたとする。そうす
ると、図4に示すステップSA4の判断結果が「YE
S」となり、ステップSA5に進み、ポインティング処
理を開始する。ポインティング処理が開始されると、C
PU1は図8に示すステップSD1に処理を進め、波形
表示エリアWDE内でクリックされた点P1の位置座標
(x,y)をそれぞれレジスタX,Yにストアする。次
いで、ステップSD2では、図9に示すポイント描画処
理を実行してステップSD2−1に進み、レジスタX,
Yにストアされた位置座標(x,y)に従って波形表示
エリアWDE内でクリックされた点P1をポイント表示
し、続くステップSD2−2ではポイント表示した旨を
表す為、フラグWFを「1」にセットする。
【0033】クリックされた点P1が波形表示エリアW
DE内にポイント表示されると、CPU1は図8に示す
ステップSD3に進み、履歴フラグRFが「1」である
か否かを判断する。ここでは、先に述べた通り、アイコ
ンIC1のクリックにて履歴記憶するオン状態に設定さ
れている為、判断結果は「YES」となり、次のステッ
プSD4に進み、コマンド1を作成する。このコマンド
1とは、ポイント描画処理の実行を指示する命令、つま
りレジスタX,Yに格納された座標位置にポイント表示
する命令である。そして、ステップSD5では、アドレ
スポインタADに従って、RAM3の履歴エリアREに
コマンド1およびレジスタX,Yの値を格納する。この
後、ステップSD6では、アドレスポインタADを歩進
させて本ルーチンを完了させる。これにより、ポイント
表示させるユーザ操作が履歴記憶される。一方、履歴フ
ラグRFが「0」の場合には、上記ステップSD3の判
断結果が「NO」となり、何も処理せずに本ルーチンを
完了させる。
【0034】(4)直線処理の動作 次に、波形表示エリアWDE内にポイント表示した点P
1と基点Oとを直線で結ぶべく、ユーザがアイコンIC
6にマウス5のカーソルをポインティングしてクリック
したとする。そうすると、図4に示すステップSA16
の判断結果が「YES」となり、ステップSA17に進
み、図10に示す直線処理を開始してステップSE1に
処理を進める。ステップSE1では直線描画処理を実行
する。ステップSE1を介して直線描画処理が実行され
ると、CPU1は図11のステップSE1−1に進み、
フラグWFが「1」、つまりポイント描画済みであるか
否かを判断する。
【0035】ポイント描画済みでなければ、判断結果は
「NO」となり、何も処理せずに本ルーチンを完了させ
るが、上述したように、波形表示エリアWDE内で点P
1を描画させた場合には、判断結果が「YES」とな
り、ステップSE1−2に処理を進める。そして、ステ
ップSE1−2では、レジスタx0,y0に格納される基
点O(x0,y0)と、レジスタX,Yに格納され、ポイ
ンティングされた点P1(x,y)との間を直線描画す
る。これにより、図12に図示するように、波形表示エ
リアWDEの基点O(x0,y0)と、ユーザによってポ
インティングされた点P1(x,y)とが直線で結ばれ
ることになる。次いで、ステップSE1−3では、レジ
スタX,Yの値をレジスタx0,y0に格納して点P1
(x,y)を基点に更新し、続くステップSE1−4で
はフラグWFをゼロリセットする。
【0036】こうして直線描画がなされると、CPU1
は図10のステップSE2に処理を進め、履歴フラグR
Fが「1」、つまり履歴記憶するオン状態に設定されて
いるかどうかを判断する。履歴記憶しないオフ状態であ
れば、判断結果が「NO」となり、何も処理せずに本ル
ーチンを完了させる。一方、先に述べた通り、ユーザが
アイコンIC1をクリックして履歴記憶するオン状態に
設定していると、判断結果は「YES」となり、ステッ
プSE3に進む。
【0037】ステップSE3ではコマンド2を作成す
る。このコマンド2とは、上述した直線描画処理の実行
を指示する命令、つまりレジスタx0,y0に格納された
基点の座標と、レジスタX,Yに格納され、ポインティ
ングされた点P1(x,y)との間を直線描画する命令
である。そして、ステップSE4では、アドレスポイン
タADに従って、RAM3の履歴エリアREにコマンド
2およびレジスタx0,y0,X,Yの各値を格納する。
この後、ステップSE5に進み、アドレスポインタAD
を歩進させて本ルーチンを完了させる。これにより、直
線描画させるユーザ操作が履歴記憶される。
【0038】(5)曲線処理の動作 上述した直線処理は、波形表示エリアWDE内にポイン
ト表示した点P1と基点Oとの間を直線描画するもので
あるが、点P1と基点Oとの間を曲線描画する場合には
アイコンIC7をクリックする。アイコンIC7がクリ
ックされると、図4に示すステップSA18の判断結果
が「YES」となり、ステップSA19に進み、図13
に示す曲線処理を開始してステップSF1に処理を進め
る。ステップSF1では曲線描画処理を実行する。ステ
ップSF1を介して曲線描画処理が実行されると、CP
U1は図14のステップSF1−1に進み、フラグWF
が「1」、つまりポイント描画済みであるか否かを判断
する。
【0039】ポイント描画済みでなければ、判断結果は
「NO」となり、何も処理せずに本ルーチンを完了させ
るが、上述したように、波形表示エリアWDE内で点P
1を描画させた場合には、判断結果が「YES」とな
り、ステップSF1−2に処理を進める。そして、ステ
ップSF1−2では、レジスタx0,y0に格納される基
点位置と、レジスタX,Yに格納され、ポインティング
された点P1(x,y)との間を曲線描画する。これに
より、図12に図示するように、波形表示エリアWDE
の基点(x0,y0)と、ユーザによってポインティング
された点P1(x,y)とが曲線(破線で表示)で結ば
れることになる。次いで、ステップSF1−3では、レ
ジスタX,Yの値をレジスタx0,y0に格納して点P1
(x,y)を基点に更新し、続くステップSE1−4で
はフラグWFをゼロリセットする。
【0040】こうして曲線描画がなされると、CPU1
は図13のステップSE2に処理を進め、履歴フラグR
Fが「1」、つまり履歴記憶するオン状態に設定されて
いるかどうかを判断する。履歴記憶するオフ状態であれ
ば、判断結果が「NO」となり、何も処理せずに本ルー
チンを完了させる。一方、アイコンIC1のクリックに
て履歴記憶するオン状態に設定されていれば、判断結果
は「YES」となり、ステップSF3に進み、コマンド
3を作成する。このコマンド3とは、上述した曲線描画
処理の実行を指示する命令、つまりレジスタx0,y0に
格納された基点の座標と、レジスタX,Yに格納され、
ポインティングされた点P1(x,y)との間を曲線描
画する命令である。そして、ステップSF4では、アド
レスポインタADに従って、RAM3の履歴エリアRE
にコマンド3およびレジスタx0,y0,X,Yの各値を
格納する。この後、ステップSF5に進み、アドレスポ
インタADを歩進させて本ルーチンを完了させる。
【0041】(6)繰り返し実行処理の動作 履歴記憶するオン状態に設定した後、前述したポインテ
ィング処理および直線処理によって、波形表示エリアW
DE内にポイント表示した点P1と基点Oとの間を直線
描画し、さらに新たにポイント表示した点P2と点P1
との間を直線描画して図15に図示するような三角波形
TWを形成したとする。そして、この状態でユーザがア
イコンIC2にマウス5のカーソルをポインティングし
てクリックすると、図4に示すステップSA8の判断結
果が「YES」となり、ステップSA9に進み、図16
に示す繰り返し実行処理を開始してステップSG1に処
理を進める。
【0042】ステップSG1では、繰り返し回数を計数
するカウンタnをゼロリセットし、続くステップSG2
では、RAM3の履歴エリアREに操作履歴が格納され
ているか否かを判断する。操作履歴が無い場合には、判
断結果が「NO」となり、繰り返し実行することなく本
ルーチンを完了させるが、このユーザ操作の一例では、
上述の三角波形TW(図15参照)を形成したユーザ操
作が履歴エリアREに格納されているので、判断結果は
「YES」となり、ステップSG3に処理を進める。ス
テップSG3では、履歴エリアREの開始アドレスをア
ドレスポインタADにストアし、続くステップSG4で
は、このアドレスポインタADに応じて履歴エリアRE
から読み出されるコマンド種を判定する。
【0043】コマンド1が読み出された場合には、ステ
ップSG5に進み、コマンド1と共に読み出されるレジ
スタX,Yの座標位置にポイント表示するコマンド1処
理を実行する。コマンド2が読み出された場合には、ス
テップSG6に進み、コマンド2と共に読み出され、レ
ジスタx0,y0に格納される基点位置と、レジスタX,
Yに格納されるポインティング位置との間を直線描画す
るコマンド2処理を実行する。コマンド3が読み出され
た場合には、ステップSG7に進み、コマンド3と共に
読み出され、レジスタx0,y0に格納される基点位置
と、レジスタX,Yに格納されるポインティング位置と
の間を直線描画するコマンド3処理を実行する。
【0044】履歴エリアREから読み出したコマンドに
応じた処理が完了すると、CPU1はステップSG8に
処理を進め、アドレスポインタADをインクリメントし
て歩進させ、続くステップSG9では、歩進したアドレ
スポインタADに従って履歴エリアREから次のコマン
ドを読み出せるか否か、つまり、操作履歴の有無を判断
する。操作履歴が有り、歩進したアドレスポインタAD
に従って履歴エリアREから次のコマンドを読み出せる
場合には、判断結果が「NO」となり、ステップSG4
に処理を戻し、以後、履歴エリアREに格納されたコマ
ンドを全て実行し終えるまでステップSG4〜SG9を
繰り返す。
【0045】そして、履歴エリアREに格納されたコマ
ンドを全て実行し終えると、ステップSG9の判断結果
が「YES」となり、ステップSG10に進む。ステッ
プSG10では、フラグEFが「1」、つまり、読み出
したコマンドを波形表示エリアWDEの表示範囲内で繰
り返し実行する動作を行うかどうかを判断する。後述す
るように、ユーザがアイコンIC4をクリックしてフラ
グEFが「1」となった場合には、判断結果が「YE
S」となり、次のステップSG11に進み、レジスタX
の値が最大値以上であるか、つまり波形表示エリアWD
Eの表示範囲を超えるまで描画し終えたかどうかを判断
する。
【0046】波形表示エリアWDEの表示範囲を超える
まで描画し終えていなければ、上記ステップSG11の
判断結果が「NO」となり、ステップSG3に処理を戻
し、再び履歴エリアREからコマンドを読み出し、読み
出したコマンドによる描画が波形表示エリアWDEの表
示範囲を超えるまで当該コマンドを繰り返し実行させ
る。そして、波形表示エリアWDEの表示範囲を超える
まで描画し終えると、上記ステップSG11の判断結果
が「YES」となり、本ルーチンを完了させる。
【0047】一方、フラグEFが「0」の場合には、上
記ステップSG10の判断結果が「NO」となり、ステ
ップSG12に進み、繰り返し回数を計数するカウンタ
nをインクリメントして歩進させる。次いで、ステップ
SG13では、歩進されたカウンタnの値が、レジスタ
Nに格納される繰り返し回数に一致するか否かを判断す
る。一致しなければ、判断結果は「NO」となり、ステ
ップSG3に処理を戻し、再び履歴エリアREからコマ
ンドを読み出し、このコマンドをレジスタNに格納され
る繰り返し回数分実行させる。そして、繰り返し回数分
実行し終えると、上記ステップSG13の判断結果が
「YES」となり、本ルーチンを完了させる。したがっ
て、上述したユーザ操作、すなわち図15に図示するよ
うな三角波形TWを形成してからアイコンIC2をクリ
ックすると、履歴エリアREに記憶したコマンドが1回
だけ繰り返し実行され、この結果、図15に図示する通
り、ユーザ操作により描画された三角波形TWと同一の
繰り返し波形RWが自動生成される。
【0048】(7)繰り返し回数処理の動作 図15に図示したように、ユーザ操作により描画された
三角波形TWと履歴記憶したコマンドの繰り返し実行に
て描画された繰り返し波形RWとが画面表示された状態
において、ユーザがアイコンIC3にマウス5のカーソ
ルをポインティングしてクリックしたとする。そうする
と、図4に示すステップSA10の判断結果が「YE
S」となり、ステップSA11に進み、図17に示す繰
り返し回数処理を開始してステップSH1に処理を進め
る。
【0049】ステップSH1では、フラグEFをゼロリ
セットし、波形表示エリアWDEの表示範囲を超えるま
で描画する動作を無効にする。次に、ステップSH2で
は、繰り返し回数Nをインクリメントして歩進し、続く
ステップSH3では歩進された繰り返し回数Nをアイコ
ンIC3内部に数値表示して本ルーチンを完了させる。
なお、前述のイニシャライズ処理(図5参照)により繰
り返し回数Nは初期値「1」に設定されており、今回ア
イコンIC3をクリックしたことで「2」に歩進され
る。この結果、図19に示すように、アイコンIC3中
に繰り返し回数「2」が表示されるようになっている。
【0050】さて、繰り返し回数を設定した後、ユーザ
がアイコンIC2をクリックすると、上述した繰り返し
実行処理(図16参照)により履歴エリアREに記憶し
たコマンドが2回繰り返し実行され、この結果、図19
に図示する通り、ユーザ操作により描画された三角波形
TWと同一の繰り返し波形RWが2つ連続して自動生成
される。
【0051】(8)繰り返し回数最後まで処理の動作 図15に図示したように、ユーザ操作により描画された
三角波形TWと履歴記憶したコマンドの繰り返し実行に
て描画された繰り返し波形RWとが画面表示された状態
において、ユーザがアイコンIC4にマウス5のカーソ
ルをポインティングしてクリックしたとする。そうする
と、図4に示すステップSA12の判断結果が「YE
S」となり、ステップSA13に進み、図18に示す繰
り返し回数最後まで処理を開始してステップSJ1に進
み、フラグEFを反転する。
【0052】これにより、フラグEFは「1」となり、
波形表示エリアWDEの表示範囲を超えるまで描画する
動作が有効になる。そして、この状態でユーザがアイコ
ンIC2をクリックすると、上述した繰り返し実行処理
(図16参照)において、ステップSG10の判断結果
が「YES」となるので、波形表示エリアWDEの表示
範囲を超えるまで履歴エリアREから読み出したコマン
ドを繰り返し実行して描画させる結果、図20に図示す
る通り、ユーザ操作により描画された三角波形TWと同
一の繰り返し波形RWが波形表示エリアWDEの表示範
囲を超えるまで連続して自動生成される。
【0053】(9)キャンセル処理の動作 次に、キャンセル処理の動作について説明する。エンベ
ロープ形成画面EKGにおいて、ユーザがアイコンIC
5にマウス5のカーソルをポインティングしてクリック
すると、図4に示すステップSA14の判断結果が「Y
ES」となり、ステップSA15に進み、キャンセル処
理を実行する。キャンセル処理が実行されると、CPU
1は図21に示すステップSK1に処理を進め、履歴フ
ラグRFが「1」、つまり履歴記憶するオン状態に設定
されているかどうかを判断する。履歴フラグRFが
「0」であると、判断結果は「NO」となり、この場
合、取り消しする対象が存在しない為、何も処理せずに
本ルーチンを完了させるが、履歴フラグRFが「1」で
あれば、判断結果が「YES」となり、次のステップS
K2に処理を進める。
【0054】ステップSK2では、アドレスポインタA
Dが履歴エリアREの開始アドレスを指し示しているか
否かを判断する。アドレスポインタADが履歴エリアR
Eの開始アドレスを指し示している場合、すなわち履歴
記憶したコマンドを実行していない場合には、取り消し
する対象が存在しないので、判断結果は「NO」とな
り、何も処理せずに本ルーチンを完了させる。一方、ア
ドレスポインタADが履歴エリアREの開始アドレスを
指し示していなければ、履歴記憶したコマンドを実行し
た状態であるから、判断結果は「YES」となり、次の
ステップSG3に進み、アドレスポインタADをデクリ
メントする。次いで、ステップSK4では、履歴エリア
REに記憶されるコマンドの内、デクリメントされたア
ドレスポインタADに対応するコマンドを消去し、続く
ステップSK5では、その消去コマンドに対応した描画
を消去して本ルーチンを完了させる。
【0055】以上のように、本実施例によれば、RAM
3に履歴エリアREを設けておき、アイコンIC1のク
リックに応じて、履歴記憶するオン状態に設定されてか
ら履歴記憶しないオフ状態に設定されるまでの間、ユー
ザが入力するコマンドを入力順に履歴エリアREに記憶
するので、操作履歴として残す記録範囲や、操作履歴と
して記録し始める基点をユーザが任意指定し得るように
なっている。また、アイコンIC3のクリック操作に応
じて繰り返し回数を設定した後にアイコンIC2をクリ
ックした場合には、履歴エリアREに記憶されたコマン
ドを、設定された繰り返し回数分実行させるので、ユー
ザが指定した回数分、自動的に以前の操作を連続的に繰
り返し実行させることが可能になっている。
【0056】C.変形例 次に、図22〜図25を参照して変形例について説明す
る。前述した実施例と同様、ユーザがアイコンIC1を
クリックして履歴記憶するオン状態に設定した後、図2
2に示す変形例のポインティング処理および前述した実
施例の直線処理(図10参照)によって、波形表示エリ
アWDE内にポイント表示した点P1と基点Oとの間を
直線描画し、さらに新たにポイント表示した点P2と点
P1との間を直線描画して図24に図示するような三角
波形TWを形成したとする。なお、変形例のポインティ
ング処理は、図22に示すように、そのステップSL1
〜SL6は実施例のポインティング処理(図8参照)に
おけるステップSD1〜SD6と同一なので、その動作
については説明を省略する。
【0057】三角波形TWを形成後、ユーザがアイコン
IC1をクリックして履歴記憶しないオフ状態に設定
し、さらにアイコンIC3をクリックしたとする。そう
すると、図23に示す変形例の繰り返し実行処理が実行
され、ステップSM1に進み、操作履歴の有無を判断す
る。この場合、図24に図示した三角波形TWを形成し
たコマンドが履歴エリアREに記憶されているので、判
断結果は「YES」となり、次のステップSM2に進
み、フラグKFを「1」にセットする。このフラグKF
は、履歴記憶されたコマンドを、波形表示エリアWDE
内にポイント表示された任意の点から繰り返し実行する
か否かを表すフラグであり、「1」にセットされた場合
に繰り返し実行する旨を表す。
【0058】アイコンIC3をクリックした後に、図2
4に図示するように、ユーザが波形表示エリアWDE内
に新たな点P3をクリックしたとする。そうすると、図
22に図示した変形例のポインティング処理が実行さ
れ、その点P3をポイント表示した後、ステップSL3
の判断結果が「NO」となり、ステップSL7に処理を
進める。ステップSL7では、フラグKFが「1」であ
るか否かを判断する。この場合、先のユーザ操作(アイ
コンIC3のクリック)によりフラグKFは「1」にセ
ットされているので、判断結果は「YES」となり、ス
テップSL8に進む。ステップSL8では、レジスタレ
ジスタx0,y0に格納される点P2の位置と、レジスタ
X,Yに格納される点P3の位置との間を直線描画して
連結する。この結果、点P3がポイント表示されると同
時に、点P2と直線で結ばれる。
【0059】次いで、ステップSL9では、レジスタ
X,Yの値をレジスタx0,y0に格納して点P3を基点
に更新する。この後、ステップSL10では、前述した
実施例の繰り返し実行処理(図16参照)を実行し、R
AM3の履歴エリアREに格納されたコマンド、すなわ
ち、図24に図示した三角波形TWを形成したコマンド
群をすべて繰り返し実行する。これにより、図25に示
すように、点P2と点P3とを直線で結んだ後に、点P
3の位置から三角波形TWと同一の繰り返し波形RWが
自動生成される。そして、繰り返し波形RWが生成され
た後、CPU1はステップSL11に進み、フラグKF
をゼロリセットして本ルーチンを完了させる。このよう
に、変形例によれば、波形エリアWDE内で繰り返し実
行する位置を指定すると、最後に描画された位置と指定
位置との間を直線補間した後、その指定位置から履歴と
して記憶したコマンドを繰り返し実行して波形形成し得
るようになっている。
【0060】なお、前述した実施例および変形例では、
アイコンIC3のクリックに応じて、履歴エリアREに
記憶されたコマンドの全てを繰り返し実行するようにし
たが、これに限らず、例えばアイコンIC3がクリック
された場合、履歴エリアREに記憶されたコマンドの全
てをウインドウに表示し、このウインドウ中に表示され
たコマンドの内から選択したものだけを繰り返し実行さ
せたり、あるいはウインドウ中から選択したコマンドの
繰り返し実行回数を指定して実行指示させる形態にする
ことも可能であり、そのようにすればより一層ユーザ操
作を軽減させることが出来る。
【0061】また、前述した実施例では、アイコンIC
5をクリックした場合、直前に記憶した履歴を消去する
ようにしたが、これに限らず、例えばアイコンIC5の
クリックに応じて、履歴エリアREに記憶されたコマン
ドの全てをウインドウに表示し、このウインドウ中に表
示されたコマンドの内から選択したものだけを消去する
態様としてもよい。加えて、本実施例では、アイコンI
C4をクリックした場合、履歴として記憶したコマンド
を、波形表示エリアWDEの表示範囲を超えるまで連続
的に繰り返し実行させるようにしたが、これに限らず、
例えばユーザが指定した位置まで連続的に繰り返し実行
させるようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】請求項1,8に記載の発明によれば、第
1の指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停止を指
示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処理を実
行させるコマンドを履歴として履歴記憶手段に記憶して
おき、第2の指示手段からの再生指示に応じて、履歴記
憶手段に記憶されたコマンドを実行するので、操作履歴
として残す記録範囲や操作履歴として記録し始める基点
をユーザが任意指定することができる。請求項2,9に
記載の発明によれば、第1の指示手段が履歴記憶の開始
を指示してから停止を指示するまでの間、ユーザにより
入力され、所定処理を実行させるコマンドを履歴として
履歴記憶手段に記憶しておき、第2の指示手段からの再
生指示があると、履歴記憶手段に記憶されたコマンド
を、回数設定手段により設定された回数分繰り返し実行
するので、ユーザが指定した回数分、自動的に以前の操
作を連続的に繰り返し実行させることができる。請求項
3,10に記載の発明によれば、第1の指示手段が履歴
記憶の開始を指示してから停止を指示するまでの間、ユ
ーザにより入力され、所定処理を実行させるコマンドを
履歴として履歴記憶手段に記憶しておき、第2の指示手
段からの再生指示があると、履歴記憶手段に記憶された
コマンドを、位置指定手段にて指定された表示画面上で
の位置から回数設定手段により設定された回数分繰り返
し実行するので、表示画面上でユーザが任意に指定する
位置から、指定した回数分自動的に以前の操作を連続的
に繰り返し実行させることができる。請求項4,11に
記載の発明によれば、第1の指示手段が履歴記憶の開始
を指示してから停止を指示するまでの間、ユーザにより
入力され、所定処理を実行させるコマンドを履歴として
履歴記憶手段に記憶しておき、第2の指示手段により再
生指示され、かつ第3の指示手段により繰り返し実行指
示されると、履歴記憶手段に記憶されたコマンドを、表
示画面上の表示領域端に達するまで連続的に繰り返し実
行するので、繰り返し実行回数を指定せずとも表示画面
上の表示領域端に達するまで連続的に繰り返し実行させ
ることができる。請求項5,12に記載の発明によれ
ば、第1の指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停
止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
理を実行させるコマンドを履歴として履歴記憶手段に記
憶しておき、選択手段が履歴記憶手段に記憶されたコマ
ンドの内から再生すべきコマンドを選択すると、選択さ
れたコマンドを履歴記憶手段から読み出して実行するの
で、履歴の内から任意に選択した所望のコマンドを実行
させることができる。請求項6,13に記載の発明によ
れば、第1の指示手段が履歴記憶の開始を指示してから
停止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定
処理を実行させるコマンドを履歴として履歴記憶手段に
記憶しておき、第2の指示手段から再生指示があると、
設定手段により選択されたコマンドを履歴記憶手段から
読み出し、それを設定手段により設定された回数分繰り
返し実行するので、履歴の内から選択したコマンドを、
設定した回数分繰り返し実行させることができる。請求
項7,14に記載の発明によれば、第1の指示手段が履
歴記憶の開始を指示してから停止を指示するまでの間、
ユーザにより入力され、所定処理を実行させるコマンド
を履歴として履歴記憶手段に記憶しておき、第2の指示
手段から再生指示があると、設定手段により選択された
コマンドを履歴記憶手段から読み出し、それを位置指定
手段にて指定された表示画面上での位置から設定手段に
より設定された回数分繰り返し実行するので、履歴の内
から選択したコマンドを、表示画面上で指定した位置か
ら、設定した回数分繰り返し実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】RAM3のメモリ構成を示すメモリマップであ
る。
【図3】エンベロープ形成画面EKGの一例を示す図で
ある。
【図4】波形形成処理ルーチンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】イニシャライズ処理ルーチンの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】履歴記録処理ルーチンの動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】ユーザ操作に対応したエンベロープ形成画面E
KGの一例を示す図である。
【図8】ポインティング処理ルーチンの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図9】ポイント描画処理ルーチンの動作を示すフロー
チャートである。
【図10】直線処理ルーチンの動作を示すフローチャー
トである。
【図11】直線描画処理ルーチンの動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】ユーザ操作に対応したエンベロープ形成画面
EKGの一例を示す図である。
【図13】曲線処理ルーチンの動作を示すフローチャー
トである。
【図14】曲線描画処理ルーチンの動作を示すフローチ
ャートである。
【図15】ユーザ操作に対応したエンベロープ形成画面
EKGの一例を示す図である。
【図16】繰り返し実行処理ルーチンの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図17】繰り返し回数処理ルーチンの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図18】最後まで処理ルーチンの動作を示すフローチ
ャートである。
【図19】ユーザ操作に対応したエンベロープ形成画面
EKGの一例を示す図である。
【図20】ユーザ操作に対応したエンベロープ形成画面
EKGの一例を示す図である。
【図21】キャンセル処理ルーチンの動作を示すフロー
チャートである。
【図22】変形例によるポインティング処理ルーチンの
動作を示すフローチャートである。
【図23】変形例による繰り返し実行処理ルーチンの動
作を示すフローチャートである。
【図24】ユーザ操作に対応したエンベロープ形成画面
EKGの一例を示す図である。
【図25】ユーザ操作に対応したエンベロープ形成画面
EKGの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 MIDIインタフェース 5 マウス 6 パネルスイッチ群 7 表示部 8 音源 9 サウンドシステム

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 履歴記憶の開始または停止を指示する第
    1の指示手段と、 この第1の指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    手段と、 この履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示す
    る第2の指示手段と、 この第2の指示手段からの再生指示に応じて、前記履歴
    記憶手段に記憶されたコマンドを実行する実行手段とを
    具備することを特徴とする履歴記憶再生装置。
  2. 【請求項2】 履歴記憶の開始または停止を指示する第
    1の指示手段と、 この第1の指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    手段と、 この履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示す
    る第2の指示手段と、 繰り返し実行回数を設定する回数設定手段と、 前記第2の指示手段からの再生指示に応じて、前記履歴
    記憶手段に記憶されたコマンドを、前記回数設定手段に
    より設定された回数分繰り返し実行する実行手段とを具
    備することを特徴とする履歴記憶再生装置。
  3. 【請求項3】 履歴記憶の開始または停止を指示する第
    1の指示手段と、 この第1の指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    手段と、 この履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示す
    る第2の指示手段と、 繰り返し実行回数を設定する回数設定手段と、 表示画面上で繰り返し実行する位置を指定する位置指定
    手段と、 前記第2の指示手段からの再生指示に応じて、前記履歴
    記憶手段に記憶されたコマンドを、前記位置指定手段に
    て指定された表示画面上での位置から前記回数設定手段
    により設定された回数分繰り返し実行する実行手段とを
    具備することを特徴とする履歴記憶再生装置。
  4. 【請求項4】 履歴記憶の開始または停止を指示する第
    1の指示手段と、 この第1の指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    手段と、 この履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示す
    る第2の指示手段と、表示画面上の表示領域端に達する
    まで繰り返し実行することを指示する第3の指示手段
    と、 前記第2の指示手段により再生指示され、かつ前記第3
    の指示手段により繰り返し実行指示された場合、前記履
    歴記憶手段に記憶されたコマンドを、表示画面上の表示
    領域端に達するまで連続的に繰り返し実行する実行手段
    とを具備することを特徴とする履歴記憶再生装置。
  5. 【請求項5】 履歴記憶の開始または停止を指示する第
    1の指示手段と、 この第1の指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    手段と、 この履歴記憶手段に記憶されたコマンドの内から再生す
    べきコマンドを選択す る選択手段と、この選択手段により選択されたコマンド
    を前記履歴記憶手段から読み出して実行する実行手段と
    を具備することを特徴とする履歴記憶再生装置。
  6. 【請求項6】 履歴記憶の開始または停止を指示する第
    1の指示手段と、 この第1の指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    手段と、 この履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示す
    る第2の指示手段と、 前記履歴記憶手段に記憶されたコマンドの内から再生す
    べきコマンドを選択すると共に、選択したコマンドの繰
    り返し実行回数を設定する設定手段と、 前記第2の指示手段からの再生指示に応じて、前記設定
    手段により選択されたコマンドを前記履歴記憶手段から
    読み出し、それを前記設定手段により設定された回数分
    繰り返し実行する実行手段とを具備することを特徴とす
    る履歴記憶再生装置。
  7. 【請求項7】 履歴記憶の開始または停止を指示する第
    1の指示手段と、 この第1の指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    手段と、 この履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示す
    る第2の指示手段と、 前記履歴記憶手段に記憶されたコマンドの内から再生す
    べきコマンドを選択すると共に、選択したコマンドの繰
    り返し実行回数を設定する設定手段と、 表示画面上で繰り返し実行する位置を指定する位置指定
    手段と、 前記第2の指示手段からの再生指示に応じて、前記設定
    手段により選択されたコマンドを前記履歴記憶手段から
    読み出し、それを前記位置指定手段にて指定された表示
    画面上での位置から前記設定手段により設定された回数
    分繰り返し実行する実行手段とを具備することを特徴と
    する履歴記憶再生装置。
  8. 【請求項8】 履歴記憶の開始または停止を指示する第
    1の指示過程と、 この第1の指示過程が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    過程と、 この履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの再生を指示
    する第2の指示過程と、 この第2の指示過程からの再生指示に応じて、前記履歴
    記憶過程で記憶されたコマンドを実行する実行過程とを
    具備することを特徴とする履歴記憶再生方法。
  9. 【請求項9】 履歴記憶の開始または停止を指示する第
    1の指示過程と、 この第1の指示過程が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    過程と、 この履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの再生を指示
    する第2の指示過程と、 繰り返し実行回数を設定する回数設定過程と、前記第2
    の指示過程からの再生指示に応じて、前記履歴記憶過程
    にて記憶され たコマンドを、前記回数設定過程で設定された回数分繰
    り返し実行する実行過程とを具備することを特徴とする
    履歴記憶再生方法。
  10. 【請求項10】 履歴記憶の開始または停止を指示する
    第1の指示過程と、 この第1の指示過程が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    過程と、 この履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの再生を指示
    する第2の指示過程と、 繰り返し実行回数を設定する回数設定過程と、 表示画面上で繰り返し実行する位置を指定する位置指定
    過程と、 前記第2の指示過程からの再生指示に応じて、前記履歴
    記憶過程にて記憶されたコマンドを、前記位置指定過程
    で指定された表示画面上での位置から前記回数設定過程
    で設定された回数分繰り返し実行する実行過程とを具備
    することを特徴とする履歴記憶再生方法。
  11. 【請求項11】 履歴記憶の開始または停止を指示する
    第1の指示過程と、 この第1の指示過程が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    過程と、 この履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの再生を指示
    する第2の指示過程と 、表示画面上の表示領域端に達するまで繰り返し実行す
    ることを指示する第3の指示過程と、 前記第2の指示過程にて再生指示され、かつ前記第3の
    指示過程にて繰り返し実行指示された場合、前記履歴記
    憶過程にて記憶されたコマンドを、表示画面上の表示領
    域端に達するまで連続的に繰り返し実行する実行過程と
    を具備することを特徴とする履歴記憶再生方法。
  12. 【請求項12】 履歴記憶の開始または停止を指示する
    第1の指示過程と、この第1の指示過程が履歴記憶の開
    始を指示してから停止を指示するまでの間、ユーザによ
    り入力され、所定処理を実行させるコマンドを履歴とし
    て記憶する履歴記憶過程と、 この履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの内から再生
    すべきコマンドを選択する選択過程と、 この選択過程で選択されたコマンドを前記履歴記憶過程
    の履歴から読み出して実行する実行過程とを具備するこ
    とを特徴とする履歴記憶再生方法。
  13. 【請求項13】 履歴記憶の開始または停止を指示する
    第1の指示手段と、 この第1の指示手段が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    手段と、 この履歴記憶手段に記憶されたコマンドの再生を指示す
    る第2の指示手段と、 前記履歴記憶手段に記憶されたコマンドの内から再生す
    べきコマンドを選択すると共に、選択したコマンドの繰
    り返し実行回数を設定する設定手段と、 前記第2の指示手段からの再生指示に応じて、前記設定
    手段により選択されたコマンドを前記履歴記憶手段から
    読み出し、それを前記設定手段により設定された回数分
    繰り返し実行する実行手段とを具備することを特徴とす
    る履歴記憶再生装置。
  14. 【請求項14】 履歴記憶の開始または停止を指示する
    第1の指示過程と、 この第1の指示過程が履歴記憶の開始を指示してから停
    止を指示するまでの間、ユーザにより入力され、所定処
    理を実行させるコマンドを履歴として記憶する履歴記憶
    過程と、 この履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの再生を指示
    する第2の指示過程と、 前記履歴記憶過程にて記憶されたコマンドの内から再生
    すべきコマンドを選択すると共に、選択したコマンドの
    繰り返し実行回数を設定する設定過程と、 表示画面上で繰り返し実行する位置を指定する位置指定
    過程と、 前記第2の指示過程からの再生指示に応じて、前記設定
    過程で選択されたコマンドを前記履歴記憶過程での履歴
    から読み出し、それを前記位置指定過程で指定された表
    示画面上での位置から前記設定過程にて設定された回数
    分繰り返し実行する実行過程とを具備することを特徴と
    する履歴記憶再生方法。
JP2002047405A 2002-02-25 2002-02-25 履歴記憶再生装置および履歴記憶再生方法 Pending JP2003248536A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002047405A JP2003248536A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 履歴記憶再生装置および履歴記憶再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002047405A JP2003248536A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 履歴記憶再生装置および履歴記憶再生方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007010255A Division JP4172518B2 (ja) 2007-01-19 2007-01-19 履歴記憶再生装置および履歴記憶再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003248536A true JP2003248536A (ja) 2003-09-05

Family

ID=28660468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002047405A Pending JP2003248536A (ja) 2002-02-25 2002-02-25 履歴記憶再生装置および履歴記憶再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003248536A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217585A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Casio Comput Co Ltd サーバベース・コンピューティング・システムのクライアント装置およびクライアント制御プログラム
WO2014003025A1 (ja) * 2012-06-26 2014-01-03 京セラ株式会社 電子機器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217585A (ja) * 2007-03-06 2008-09-18 Casio Comput Co Ltd サーバベース・コンピューティング・システムのクライアント装置およびクライアント制御プログラム
WO2014003025A1 (ja) * 2012-06-26 2014-01-03 京セラ株式会社 電子機器
JP2014006799A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Kyocera Corp 電子機器
US9417724B2 (en) 2012-06-26 2016-08-16 Kyocera Corporation Electronic apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005182837A (ja) 座標入力装置
JPH0634171B2 (ja) 波形表示装置
JP2003248536A (ja) 履歴記憶再生装置および履歴記憶再生方法
JP4172518B2 (ja) 履歴記憶再生装置および履歴記憶再生方法
JP2002251185A (ja) 自動演奏装置および自動演奏方法
JPS59172009A (ja) 数値制御装置
JP2002372972A (ja) パラメータ制御装置およびパラメータ制御方法
JP2000181630A (ja) タッチパネルシステム、タッチパネルの情報入力方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2720960B2 (ja) 波形修正方法
JP5347405B2 (ja) 波形発生装置および波形発生処理プログラム
JPH10171460A (ja) 波形表示修正装置
JPH01195505A (ja) 数値制御装置
JP2003091283A (ja) 電子楽器のパラメータ設定装置
JP2754533B2 (ja) 流れ図作成装置
JP3206535B2 (ja) 性能測定ツールの測定値表示方式
JPH0991022A (ja) ロボット制御装置
JP3307568B2 (ja) プログラム式表示装置
JP2679755B2 (ja) 波形表示装置
JP2005266392A (ja) 演奏データ再生装置及びプログラム
JP2737605B2 (ja) 波形表示装置
JP2003108134A (ja) 楽音発生装置および楽音発生方法
JP2596303B2 (ja) 電子楽器
JPH06149258A (ja) 波形表示方法
JP2678873B2 (ja) 楽音出力装置
JP5071124B2 (ja) 音源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040818

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070413

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070801