JP3304889B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP3304889B2
JP3304889B2 JP22326698A JP22326698A JP3304889B2 JP 3304889 B2 JP3304889 B2 JP 3304889B2 JP 22326698 A JP22326698 A JP 22326698A JP 22326698 A JP22326698 A JP 22326698A JP 3304889 B2 JP3304889 B2 JP 3304889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステレオ等複数の楽
音出力部を有する電子楽器において、発音される楽音の
定位感を自由に設定できる電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な電子楽器は、生成した楽音を左
右2チャンネルで発音するステレオ出力部を備えてお
り、左右の出力レベルを調整することによってその楽音
に定位感を出すことができる。電子楽器には複数の音色
を同時に発音することができるものもあり、複数の音色
が同じ定位で発音されたのでは音の広がりに欠けるた
め、従来より音色毎に発音の定位をずらす提案がなされ
ている(特開昭55−121492号公報)。これによ
って音色毎に異なる定位感が得られるため、複数の音色
を同時に発音した場合、アンサンブルのような音場を形
成することができる。また、特開昭62−183494
号公報に示されている「電子楽器の効果装置」では、楽
音の定位を演奏中に移動させる提案がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の「電子
楽器の効果装置」では、音色毎に音像定位制御を行うも
のであるため、1音色分の楽音だけを発音するような場
合には、音の広がりが単調になってしまうというおそれ
があった。また、ホイール等の操作子を用いて音像の移
動制御(パン制御)を行うのみの構成であるため、複雑
なパン制御を行うことはできないという不都合があっ
た。
【0004】この発明は、このような実状に鑑み、1音
色分の楽音だけを発音するような場合であっても複雑な
パン制御を行い得るようにするとともに、また、演奏操
作や補助的操作によって異なるパン制御を行い得るよう
にした電子楽器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、1つの音色
の楽音を発音するための複数の波形要素(エレメント)
を生成する楽音合成部(18)と音響出力を生じる複数
の楽音出力部(20,21)とを備え、発音指定入力に
対応して前記複数の波形要素を前記複数の楽音出力部に
対して分配出力するようにした電子楽器であって、前記
複数の波形要素に対して共通のパンコントロールを指示
する複数の操作子〔2c,2e,2d〕と、前記複数の
操作子のうち任意の操作子の操作に基づいて、前記複数
の波形要素に対して共通のパンコントロールを行う共通
パンコントロール手段〔n83→n85〕と、前記複数
の波形要素毎に独立のパンコントロールを行う個別パン
コントロール手段〔n54,n59,n67(n93,
n94)〕とを設けたことを特徴とする。また、この発
明において、前記共通パンコントロール手段は、前記複
数の操作子のうち任意の操作子の操作及び前記発音指定
入力に伴って発生するパラメータ(キータッチデータ、
キーナンバ)に基づいて、前記複数の波形要素に対して
共通のパンコントロールを行う〔n83→n85;n4
4→n45,n46→n49〕。さらに、この発明にお
いて、前記共通パンコントロール手段は、前記複数の操
作子のうち任意の操作子の操作及びLFOの発振動作に
従って発生するパラメータ(LFO)に基づいて、前記
複数の波形要素に対して共通のパンコントロールを行う
〔n83→n85;n44→n47→n48→n4
9〕。
【0006】〔発明の作用〕この発明では、1つの音色
の楽音を発音するための複数の波形要素に対する種々の
パンコントロールを、各波形要素に共通のパンコントロ
ールを行う共通パンコントロール手段と、各波形要素毎
に独立のパンコントロールを行う個別パンコントロール
手段とにより実行するようにしているので、波形要素毎
の複雑なパン制御のための構成を簡易化するとともに、
演奏態様や演奏曲に対応した多彩なパン制御を効果的に
実現することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施例である
電子鍵盤楽器の制御部のブロック図である。この電子鍵
盤楽器は5オクターブ程度の音域を有するキーボード1
を備えており、このキーボードを用いて発音すべき楽音
の音高を指定することができる。指定された楽音は左右
2チャンネルのサウンドシステム(SSL20,SSR
21)から発音される。発音される楽音はスタティック
パン制御、ダイナミックパン制御によって種々の位置に
定位される。スタティックパン制御とは、一定のパン位
置(定位)に音像が形成されるように左右チャンネルの
発音レベルを一定比率で固定する制御方式であり、ダイ
ナミックパン制御とは、操作子によるリアルタイム操作
やエンベロープジェネレータパン(EGパン)によりパ
ン位置を左右に移動させる制御である。
【0008】ダイナミックパン制御におけるパン位置制
御はメインコントローラ、サブコントローラの2個の制
御要素およびEGパンによって制御される。メインコン
トローラは主としてキーボード1の演奏操作に基づいて
生成されるパラメータが割り当てられ、サブコントロー
ラは主としてその他の操作子(によって生成されるパラ
メータ)が割り当てられる。またEGパン制御とは、楽
音の発音時間経過に伴う音像の移動経路を所定のパラメ
ータから生成する制御方式である。上記メイン・サブコ
ントローラによって決定されたパン位置とEGパンによ
って生成されたパン位置とが合成されてダイナミックパ
ン制御が行われる。
【0009】この電子鍵盤楽器の操作パネル面には、操
作子2および表示器3が設けられている。操作子2とし
ては、表示器3に隣接して設けられているファンクショ
ンキー2aのほか、テンキー2b、カーソルキー2c、
ジョグダイヤル2dおよびモジュレーションホイール2
eを有している。この電子鍵盤楽器の動作はCPU10
が制御しており、このCPU10にはバス11が接続さ
れている。バス11には、ROM12、RAM13、キ
ーオン検出回路14、キータッチ検出回路15、表示器
ドライバ16、操作子インターフェイス17、音源装置
18およびタイマ19が接続されている。ROM12に
はこの電子鍵盤楽器の動作を制御するためのプログラム
等が記憶されており、RAM13には図2〜図6で説明
するレジスタエリア等が設定されている。また、このR
AM13はバッテリでバックアップされており、電源が
オフされたのちもその記憶内容が失われないようになっ
ている。
【0010】キーオン検出回路14およびキータッチ検
出回路15は、キーボード1を構成する各キーのキーオ
ン時の押鍵速度を検出する回路である。キーオン信号お
よびキータッチデータはバス11を介してCPU10に
送られる。表示器ドライバ16は表示器3を動作させる
ための回路である。表示器3は、任意の文字図形等を表
示することができる液晶マトリクス表示器であり、CP
U10から送られてきたデータを表示する。操作子イン
ターフェイス17は、前記操作子2a〜2eの操作状態
を検出してCPU10に入力するためのインターフェイ
スである。
【0011】音源装置18は、CPU10から送られて
きた楽音データに基づいて楽音を発生するための装置で
ある。この音源装置18は8系統の楽音合成部を有して
おり、各楽音合成部はそれぞれ左右2チャンネルについ
て独立して楽音を合成する機能を有している。この音源
装置18には左右2個のサウンドシステム20,21が
接続されており、左右別々に合成された楽音信号をそれ
ぞれ出力することができる。このサウンドシステム2
0,21がこの発明の楽音出力部に対応する。
【0012】図2〜図6に前記RAM13に設定される
レジスタエリアを示す。
【0013】図2は、同電子楽器で発音できる音色(ボ
イス)データを記憶するボイスデータ記憶エリアのレジ
スタ一覧である。この電子鍵盤楽器には多くの音色デー
タ(64音色程度)が記憶されているが、そのうち8音
色(m=0〜7)を同時発音可能音色としてこの記憶エ
リアにセットすることができる。各音色は4エレメント
(波形要素:n=0〜3)で構成されている。各レジス
タは全て各ボイス毎(m)または各エレメント毎(m,
n)に設定されている。
【0014】スタティックパンデータSPAN(m)
は、スタティックパン制御におけるパン位置を表すデー
タである。データ範囲は−51〜+50であり、−50
がセットされたときはこの楽音を左チャンネル位置に定
位させ、+50がセットされたときは右チャンネル位置
に定位させる。その間の値がセットされたときには、そ
の値に対応する中間位置に定位される。すなわち、その
バランスで左右両チャンネルから楽音が発音される。ま
た、−51がセットされたときにはダイナミックパンを
行う。
【0015】デプスコントロールフラグAM(m)およ
びコントローラアサインフラグCOLR(m)は、ダイ
ナミックパンにおけるサブコントローラを指定するため
のフラグである。AM(m)がセットしているときには
内蔵のLFOがサブコントローラとなり、AM(m)が
リセットしているときにはCOLR(m)が指定する操
作子がサブコントローラとなる。COLR(m)が0/
1/2のときそれぞれカーソルキー2c、モジュレーシ
ョンホイール2e、ジョグダイヤル2dがサブコントロ
ーラとなる。
【0016】LFOデプスデータLD(m)は、サブコ
ントローラにLFOが指定されているときLFOによる
コントロール強度を指定するデータである。
【0017】バイアスデプスデータBD(m)は、コン
トローラに操作子が指定されているとき操作子によるコ
ントロール強度を指定するデータである。
【0018】ソースアサインフラグVKL(m)は、ダ
イナミックパンのメインコントローラを指定するフラグ
である。このフラグは0/1/2のスリーステートフラ
グであり、“0”のときこの楽音を指定したキーのキー
タッチ強度がメインコントローラとなり、以下、“1”
のときこの楽音を指定したキーのキーナンバ、“2”の
とき他に設けられているLFOがメインコントローラと
なる。
【0019】LFOコンスタントCONST(m,n)
は、メインコントローラとしてLFOが指定されている
とき、このLFOの角周波数を設定するための定数であ
る。
【0020】ソースデプスデータSCD(m)は、メイ
ンコントローラのコントロール強度を設定するためのデ
ータである。
【0021】セレクトフラグSN(m,n)は、このエ
レメントが発音すべく選択されているか否かを記憶する
フラグである。このフラグがセットしているときボイス
mが指定されればこのエレメントが発音し、リセットし
ているときにはボイスmが指定されても発音しない。
【0022】また、この記憶エリアにはEGパンを演算
するためのパラメータ(EGパンデータ)の記憶エリア
も設定されている。
【0023】EGパンデータとしては、ディレイタイム
DT(m,n)、キーオンパンレート1〜4とキーオフ
パンレート1,2(PR(s)(m,n):s=1〜
6)、キーオンパンレベル0〜4とキーオフパンレベル
1,2(PL(s)(m,n):s=0〜6)およびル
ープポイントLOOP(m,n)が記憶されている。こ
れらのデータにより図7に示すようなパンエンベロープ
が演算される。
【0024】すなわち、音像はキーオン中はキーオンパ
ンレベル0〜4を順次移動し、移動中の変化率はキーオ
ンパンレート1〜4で指定される。キーオンパンレベル
4に達したとき、まだキーオン中であればLOOPで指
定されるキーオンパンレベル位置から再度このエンベロ
ープを繰り返す。キーオフされたのちは楽音が完全に消
音するまでキーオフパンレベル1,2、キーオフパンレ
ート1,2によって音像位置を制御する。この場合も消
音するまではキーオフパンレベル1,2間を繰り返しト
レースする。なお、ディレイタイムはキーオンパンレベ
ル0からキーオンパンレベル1へのパンを開始するまで
の遅れ時間である。
【0025】なお、ボイスデータ記憶エリアには、これ
らのデータの他に、各エレメントの楽音波形を決定する
音色データ群および発音レベルを決定するEGデータ群
が記憶されている。
【0026】図3〜図6はボイスデータ以外のレジスタ
群を示している。
【0027】図3はキーイベントバッファである。キー
のオンオフがあるとその内容がこのバッファに記憶され
る。記憶内容は、キーオン/キーオフの別、キーナンバ
およびキータッチである。通常のキーオン/オフの場合
にはN=0のエリアにその内容が記憶されるが、和音押
鍵時のように同時に複数イベントが発生した場合にはN
=0,1,2…の順にその内容が記憶されてゆく。
【0028】図4は操作子データバッファである。この
バッファには各操作子2a〜2eの操作状態が取り込ま
れて記憶される。
【0029】図5はチャンネルレジスタである。このレ
ジスタには、音源装置18の8系統の楽音合成部(以下
「チャンネル」という:c=0〜7)のそれぞれに割り
当てられたキーオンデータが記憶される。キーオンデー
タとしては、ステートフラグST(c)、キーナンバK
N(c)、キースケーリングデータKS(c)キータッ
チデータKT(c)およびアサインボイスASS(c)
である。ここで、ステートフラグST(c)はその楽音
が現在どのような発音状態にあるかを記憶する2ビット
のフラグであり、フラグが“10”のときにはキーオン
中であることを示し、“01”のときにはキーオフ後リ
リース中(残響音発音中)であることを示し、“00”
のときにはそのチャンネルには楽音が割り当てられてい
ないことを示す。キーナンバKN(c)はオンされたキ
ーによって指定されたキーコード(音高データ)であ
る。また、電子鍵盤楽器の場合、あるキーによって指示
される音高は固定されておらず演奏者が予め自由に設定
しておくことができるため、キーオンされたときそのキ
ーナンバで設定テーブル(図示せず)を検索してキース
ケーリングデータKS(c)を得る。アサインボイスA
SS(c)とは、キーオンに対応して発音される楽音の
音色(ボイスナンバ)である。
【0030】図6は、CPU10のタイマインタラプト
動作時に用いられるレジスタ群を示す。
【0031】PAN(c,n)は、各チャンネルに割り
当てられたボイスの各エレメントのEGパンデータ(パ
ンEGによって算出された音像のパン位置データ)を記
憶するレジスタである。
【0032】PEG(c,n)は、各エレメントのEG
パンがどのステップにあるかを記憶するレジスタであ
る。EGパンのステップとはそのときどの目標値(PL
(s)(m,n))に向かっているかをいう。
【0033】DEG(c,n)は、メインコントローラ
がLFOである場合のそのLFOの進角を記憶するレジ
スタである。
【0034】R(c,n)は、EGパンの各ステップに
おける変化レートを記憶するレジスタである。この変化
レートはPR(s)(m,n)から算出される。
【0035】T(c,n)はディレイタイムを計数する
タイマレジスタである。
【0036】PNB(n)は、メインコントローラ、サ
ブコントローラ、EGパンによるパンデータを合成した
最終的なパンデータのバッファである。このレジスタは
1ボイスの各エレメント分設けられる。このデータが楽
音合成部(音源装置18)に送出されて、生成される楽
音のパラメータとして使用される。データの楽音合成部
への送出はチャンネル毎に行われるため、このレジスタ
は1チャンネル分(4エレメント分)あれば足りる。
【0037】EG(c)は発音レベルのEGデータであ
る。このデータもタイマインタラプト動作で演算され
る。
【0038】cはチャンネルカウンタ、nはエレメント
カウンタであり、これらのレジスタは、タイマインタラ
プト動作で全てのエレメントについて処理を行うため1
づつ加算される。mはボイスナンバポインタ、sはEG
パンステップポインタであり、PEG(c,n)の値が
その都度代入される。これらのポインタは、ボイスデー
タ記憶エリアを参照するためのポインタである。
【0039】SFは、メインコントローラ、サブコント
ローラによるEGデータを記憶するEGバイアスデータ
レジスタである。
【0040】VLは、メインパンバイアスデータ(メイ
ンコントローラによるパンバイアスデータ)記憶エリ
ア、RTはサブパンバイアスデータ(サブコントローラ
によるパンバイアスデータ)記憶エリアである。
【0041】BBは、サブコントローラの操作量を取り
込むバッファエリアである。
【0042】図8〜図14は同電子鍵盤楽器の制御部の
動作を示すフローチャート、図15〜図19は表示器3
の表示例を示す図である。これらの図を参照して同電子
鍵盤楽器の動作を説明する。
【0043】図8はメインルーチンである。電子鍵盤楽
器の電源がオンされるとこの動作がスタートする。まず
n1でバッファのクリア等のイニシャル動作を行い、イ
ニシャル動作完了ののちメイン画面を表示する。この状
態でキーボード1のオン/オフイベント(n3)および
操作子インターフェイス17に接続されている操作子2
の操作を受け付け(n5)、それぞれイベントがあった
ときには対応するサブルーチン(n4,n6)を実行す
る。さらに発音中の楽音のメインボリューム制御等を実
行し(n7)、電源がオンされている間n3〜n7の動
作を繰り返し実行する。
【0044】図9はキーイベントサブルーチンである。
キーのオンオフイベントが発生するとそのデータをキー
イベントバッファ(図3参照)に取り込み(n10)、
そのイベントがキーオンイベントであるかキーオフイベ
ントであるかを判断する(n11)。
【0045】キーオンイベントであれば、キーオンされ
た楽音に対して発音チャンネル(楽音合成部:c)を割
り当て(n12)、割り当てられたチャンネルレジスタ
(図5参照)にキーナンバKN(c)、キースケーリン
グデータKS(c)、キータッチデータKT(c)を書
き込み、ステートフラグST(c)に“10”を書き込
む(n13)。次にこのチャンネルで発音すべきボイス
をキーナンバ等から決定してアサインボイスレジスタA
SS(c)に書き込み(n14)、音源装置18のチャ
ンネルcに対してこれらのデータを送出して発音を開始
する(n15)。このイベントデータを記憶していたキ
ーイベントバッファをクリアし(n16)、次のバッフ
ァリングデータがあればn11にもどる(n19)。次
のバッファリングデータがなければそのままリターンす
る。
【0046】一方、取り込んだデータがキーオフイベン
トであった場合には、オフされたキーが割り当てられて
いたチャンネルを検索し(n17)、そのチャンネルレ
ジスタのST(c)を“01”に書き換えて(n18)
n16に進む。
【0047】図10は操作子イベントサブルーチンであ
り、操作子が操作されるとその操作入力を操作子データ
バッファ(図4参照)に取り込み(n20)、この操作
入力が画面選択入力であるか、カーソル移動入力である
か、データ設定入力であるかを判断する(n21〜n2
3)。
【0048】画面選択入力であれば(n21)、表示器
3の表示画面(図15〜図19参照)を指示された画面
に切り換え(n24)、その画面のホームポジションに
カーソルを表示する(n25)。カーソルが表示されて
いる位置のレジスタにアドレスポインタを設定する(n
26)。このアドレスポインタは図2〜図6に示す様々
のレジスタのアドレスを指示するものであり指示されて
いるアドレスのレジスタにデータをセットすることがで
きる。
【0049】また、カーソル移動入力であれば(n2
2)、その入力状態に応じてカーソル表示を移動させ
(n27)、対応してアドレスポインタを更新する(n
28)。一方、データ設定入力であれば、アドレスポイ
ンタが示すレジスタエリアに入力されたデータをセット
し、表示器3に表示する内容を入力データに合致するよ
うに変更する(n30)。これらの動作ののち、操作子
データバッファをクリアして(n31)リターンする。
【0050】この動作によって図2に示すボイスデータ
記憶エリアのデータを更新することができる。たとえ
ば、図15はボイススタティックパンデータSPAN
(m)の入力を受け付ける画面であり、図16はメイン
コントローラ(パンソース)の指定を受け付ける画面で
あり、図17はサブコントローラの指定を受け付ける画
面であり、図18、図19はEGパンデータのセットを
受け付ける画面である。設定者(演奏者)はこのような
画面を表示器3に表示させたのちカーソルを所定位置に
移動し、データを入力すれば、カーソルが指し示す欄の
データが更新される。
【0051】図11、図12はタイマインタラプト動作
である。タイマ19の所定タイミング毎の割り込みによ
ってこの動作が実行される。この動作がスタートすると
チャンネルカウンタcおよびエレメントカウンタnにそ
れぞれ0がセットされ(n37)、0チャンネルの0エ
レメントからこの動作が行われる。まずこのチャンネル
cにアサインされているボイスをボイスナンバポインタ
mにセットし(n38)、チャンネルcのステートフラ
グST(c)が参照される(n39)。ST(c)が
“00”であれば、チャンネルcは発音していないた
め、以下の処理を省略してn75にジャンプする。
【0052】ST(c)が“10”または“01”であ
れば、発音中であるためチャンネルcにアサインされて
いるボイスmのスタティックパンデータSPAN(m)
を判断する(n40)。SPAN(m)の内容が−51
でなければ、スタティックパンが設定されているためこ
のデータに基づいてパンデータを決定してパンデータバ
ッファPNBに記憶し(n41)、音源装置18に送出
するためのデータを作成するためn71にジャンプす
る。SPAN(m)の内容が−51であれば、ダイナミ
ックパンが設定されているためn42以下の動作を行
う。
【0053】まずn42では現在処理しているエレメン
トが発音エレメントとして選択されているか否かをセレ
クトフラグSN(m,n)から判断し、選択されていな
い場合には、次のエレメントについての動作を実行する
ためにn69にジャンプする。このエレメントが選択さ
れている場合には、n43においてサブコントローラに
よるサブパンバイアスデータRTを算出する(n43:
図13参照)。こののちソースアサインフラグVKL
(m)を参照してメインコントローラを判断する(n4
4)。
【0054】キータッチデータKT(c)がメインコン
トローラに指定されている場合には、KT(c)にコン
トロール強度を指示するソースデプスデータSCD
(m)を掛けてメインパンバイアスデータVLを算出す
る(n45)。また、キーナンバKN(c)がメインコ
ントローラに指定されている場合には、KN(c)×S
CD(m)の演算によってVLを算出する(n46)。
一方、メインコントローラがLFOである場合には、そ
の発振動作をn47、n48で実行する。すなわち、n
47では、VL=1−cos(DEG(c,n))の演
算を行ってVLを算出し、n48では進角レジスタDE
G(c,n)を歩進させる。この歩進演算は、DEG
(c,n)=DEG(c,n)+CONST(c,
n).MOD.360によって行っている。
【0055】次にパンバイアスデータSFをVL×RT
によって算出し(n49)、再度ST(c)を判断する
(n50)。ST(c)が“10”であれば、キーオン
中であるためn51に進んでEGパンステップPEG
(c,n)を判断する。一方、ST(c)が“01”で
あれば、残響音発音中であるためn52でEGパンステ
ップデータPEG(c,n)の値を判断する。PEG
(c,n)が5未満であれば、キーオフ後最初にこの動
作が行われることであるため(PEG(c,n)<5は
キーオン中のステップであるから)、PEG(c,n)
←5を入力し(n53)、パンレートR(c,n)を決
定したのち(n54:図14参照)n61に進む。ま
た、n52においてPEG(c,n)が5以上すなわち
5または6であった場合には、n51に進む。
【0056】n51においてはPEG(c,n)を判断
し、0の場合にはディレイタイム中であるためn55以
下に進み、それ以外の場合にはEGパン中であるためn
61以下に進む。
【0057】n55ではディレイタイム中であるためE
GパンデータPAN(c,n)には最初のキーオンパン
レベルPL(0)(m,n)を代入し、タイマレジスタ
T(c,n)とディレイタイムデータTD(m,n)と
を比較し(n56)、等しくない場合には、まだディレ
イタイムが続くためT(c,n)に1を加算したのち
(n57)n60に進む。一方、T(c,n)=TD
(m,n)の場合には、ディレイタイムが経過したため
タイマレジスタT(c,n)をクリアし、EGパンステ
ップレジスタPEG(c,n)に次のステップである1
をセットして(n58)、新たなEGパンレートR
(c,n)を決定して(n59)、n60に進む。
【0058】n61以下はEGパン動作である。この動
作においてPEG(c,n)の値はsに代入される。ま
ずEGパンデータPAN(c,n)にパンレートR
(c,n)を加算して新たなEGパンデータを生成する
(n61)。次に、新たなPAN(c,n)が目標値で
あるPL(s)(m,n)を越えたか否かを判断する
(n62)。越えていない場合にはこのEGパンステッ
プが続くため直接n60に進み、越えた場合には次のE
Gパンステップに進むため現在のEGパンステップPE
G(c,n)を判断する(n63)。PEG(c,n)
が“4”、“6”以外であれば、PEG(c,n)に1
を加算して(n64)、新たなEGパンレートR(c,
n)を決定したのち(n67)n60に進む。また、P
EG(c,n)が“4”、“6”の場合にはEGをルー
プする必要があるため 、PEG(c,n)=4の場合
には、PEG(c,n)にLOOP(m,n)を代入す
る(n65)。また、PEG(c,n)=6の場合に
は、PEG(c,n)に5を代入する(n66)。この
のちn67に進む。
【0059】n60ではEGパンデータPAN(c,
n)にパンバイアスデータSFを加算してパンデータP
NB(n)を算出記憶する。このパンデータは1チャン
ネル分まとめて音源装置18に送出される。こののち、
次のエレメントに関して同様の動作を実行するためnに
1を加算し(n69)、nが4になるまでn39にもど
る(n70)。nが4になれば、4エレメント(n=0
〜3)について上記動作が実行されたことであるため、
パンデータ、EGデータ群等に基づいてEG(c)を算
出する(n71)。算出されたEG(c)の値が最低発
音レベルであるMIN(ROM12に記憶されてい
る。)より小さくなっていれば(n72)消音であると
してチャンネルcをクリア(ST(c)=“00”)し
(n74)、EG(c)がMIN以上であれば発音を継
続するためこのEG(c)および前記PNB(n)を含
む楽音データを音源装置18に送出する(n73)。こ
ののち、次のチャンネルについて同様の動作を実行する
ためnに0をセットしcに1を加算してn41にもど
る。加算の結果cが8になれば、0〜7の全チャンネル
について上記動作が完了したことであるためリターンす
る。
【0060】図13は、サブバイアスデータRTを決定
するサブルーチンである。まずデプスコントロールフラ
グAM(m)を参照してサブコントローラがLFOか操
作子かを判断する(n80)。AM(m)がセットして
いれば、サブコントローラはLFOであるためLFOの
現在値をバッファBBに読み出し(n81)、このBB
の値にコントロール強度であるLFOデプスデータLD
(m)を乗算してRTとする(n82)。一方、AM
(m)がリセットしていた場合には、サブコントローラ
は何れかの操作子であるため、どの操作子が指定されて
いるかをコントローラアサインフラグCOLR(m)に
よって判断する(n83)。指定されている操作子の操
作量データをバッファBBに取り込み(n84)、この
BBの内容にコントロール強度であるバイアスデプスデ
ータBD(m)を乗算してRTとする(n85)。以上
の動作ののちリターンする。
【0061】また、図14は、EGパンレートR(c,
n)を決定するサブルーチンである。まず現在のEGパ
ンデータPAN(c,n)と次の目標値であるPL
(s)(m,n)とを比較する(n92)。PAN
(c,n)の方が大きければ、これからはマイナス方向
にパンさせて行かなければならないためこのステップに
対応するパンレートPR(s)(m,n)を負にしてR
(c,n)にセットする(n94)。また、それ以外の
場合には、このステップに対応するパンレベルPL
(s)(m,n)をそのままR(c,n)にセットする
(n93)。こののちリターンする。
【0062】以上のように、この実施例では、ボイスを
構成する各エレメント毎にEGパン、パンバイアスを掛
けて定位を移動させることができるため、極めて複雑な
楽音の定位制御をすることができる。また、パンバイア
スはメインコントローラ(ソース)とサブコントローラ
(バイアス)の2種類を複合的に組み合わせるようにし
ているため、さらに複雑な制御が可能となる。このうち
メインコントローラはキーボードによる実際の演奏から
パラメータを取り出すようにしているため、演奏のニュ
アンスを良く表現することができ、サブコントローラは
キーボード以外の操作子の操作からパラメータを取り出
すようにしているため付加的な効果を与えることができ
る。また、この実施例では、EGパンはレートを加算す
ることによって直線的に行っているが、たとえば、PA
N(c,n)の値にレートを乗算すること等によって曲
線的にパンすることもできる。
【0063】また、この実施例では、複音対応としキー
コードにより音色が設定されるようにしているが、単音
対応として8chを使って一つのキーコードに対応して
8つの音色で発音させる等の変形も可能である。
【0064】
【発明の効果】以上のように、この発明の電子楽器によ
れば、1つの楽音(音色)を構成する複数の各波形要素
毎にそれぞれパン制御を行うことができるため、1つの
音色の楽音を発音する場合においても、楽音の広がりを
豊かにすることができる。また、共通パンコントロール
手段および個別パンコントロール手段を併用して波形要
素毎のパン制御を行うことができるため、比較的簡易な
構成によって波形要素毎の複雑なパン制御が可能となる
とともに、パン制御の自由度が向上して演奏態様や演奏
曲に対応した多彩なパン制御を効果的に実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施例である電子鍵盤楽器
の制御部のブロック図である。
【図2】図2は、同電子鍵盤楽器のメモリ構成における
ボイスデータ記憶エリアのレジスタ一覧である。
【図3】図3は、同電子鍵盤楽器のメモリ構成における
キーイベントバッファを説明するための図である。
【図4】図4は、同電子鍵盤楽器のメモリ構成における
操作子データバッファを説明するための図である。
【図5】図5は、同電子鍵盤楽器のメモリ構成における
チャンネルレジスタを説明するための図である。
【図6】図6は、同電子鍵盤楽器のメモリ構成における
タイマインタラプト動作時に用いられるレジスタ群を説
明するための図である。
【図7】図7は、同電子鍵盤楽器におけるEGパンの状
態を説明するための図である。
【図8】図8は、同電子鍵盤楽器の制御部におけるメイ
ンルーチンの動作を示すフローチャートである。
【図9】図9は、同電子鍵盤楽器の制御部におけるキー
イベントサブルーチンの動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】図10は、同電子鍵盤楽器の制御部における
操作子イベントサブルーチンの動作を示すフローチャー
トである。
【図11】図11は、同電子鍵盤楽器の制御部における
タイマインタラプト時の動作を示すフローチャートの一
部である。
【図12】図12は、同電子鍵盤楽器の制御部における
タイマインタラプト時の動作を示すフローチャートの他
部である。
【図13】図13は、同電子鍵盤楽器の制御部における
サブバイアスデータ決定サブルーチンの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図14】図14は、同電子鍵盤楽器の制御部における
EGパンレート決定サブルーチンの動作を示すフローチ
ャートである。
【図15】図15は、同電子鍵盤楽器の表示部における
ボイススタティックパンデータ入力受付画面の表示例を
示す図である。
【図16】図16は、同電子鍵盤楽器の表示部における
メインコントローラ(パンソース)指定受付画面の表示
例を示す図である。
【図17】図17は、同電子鍵盤楽器の表示部における
サブコントローラ指定受付画面の表示例を示す図であ
る。
【図18】図18は、同電子鍵盤楽器の表示部における
EGパンデータセット指定受付画面の表示例を示す図で
ある。
【図19】図19は、同電子鍵盤楽器の表示部のEGパ
ンデータセットの他の表示例を示す図である。
【符号の説明】
1…キーボード、2c…カーソルキー、2d…ジョグダ
イヤル、2e…モジュレーションホイール。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの音色の楽音を発音するための複数の
    波形要素を生成する楽音合成部と音響出力を生じる複数
    の楽音出力部とを備え、発音指定入力に対応して前記複
    数の波形要素を前記複数の楽音出力部に対して分配出力
    するようにした電子楽器であって、 前記複数の波形要素に対して共通のパンコントロールを
    指示する複数の操作子と、 前記複数の操作子のうち任意の操作子の操作に基づい
    て、前記複数の波形要素に対して共通のパンコントロー
    ルを行う共通パンコントロール手段と、 前記複数の波形要素毎に独立のパンコントロールを行う
    個別パンコントロール手段とを設けたことを特徴とする
    電子楽器。
  2. 【請求項2】1つの音色の楽音を発音するための複数の
    波形要素を生成する楽音合成部と音響出力を生じる複数
    の楽音出力部とを備え、発音指定入力に対応して前記複
    数の波形要素を前記複数の楽音出力部に対して分配出力
    するようにした電子楽器であって、 前記複数の波形要素に対して共通のパンコントロールを
    指示する複数の操作子と、 前記複数の操作子のうち任意の操作子の操作及び前記発
    音指定入力に伴って発生するパラメータに基づいて、前
    記複数の波形要素に対して共通のパンコントロールを行
    う共通パンコントロール手段と、 前記複数の波形要素毎に独立のパンコントロールを行う
    個別パンコントロール手段とを設けたことを特徴とする
    電子楽器。
  3. 【請求項3】1つの音色の楽音を発音するための複数の
    波形要素を生成する楽音合成部と音響出力を生じる複数
    の楽音出力部とを備え、発音指定入力に対応して前記複
    数の波形要素を前記複数の楽音出力部に対して分配出力
    するようにした電子楽器であって、 前記複数の波形要素に対して共通のパンコントロールを
    指示する複数の操作子と、 前記複数の操作子のうち任意の操作子の操作及びLFO
    の発振動作に従って発生するパラメータに基づいて、前
    記複数の波形要素に対して共通のパンコントロールを行
    う共通パンコントロール手段と、 前記複数の波形要素毎に独立のパンコントロールを行う
    個別パンコントロール手段とを設けたことを特徴とする
    電子楽器。
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