JP3038767B2 - 電子楽器 - Google Patents
電子楽器Info
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- JP3038767B2 JP3038767B2 JP2075276A JP7527690A JP3038767B2 JP 3038767 B2 JP3038767 B2 JP 3038767B2 JP 2075276 A JP2075276 A JP 2075276A JP 7527690 A JP7527690 A JP 7527690A JP 3038767 B2 JP3038767 B2 JP 3038767B2
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- tone
- additional sound
- key
- sound
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Description
【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、指定された楽音に加えて自動的に付加音
を形成して発音する電子楽器に関する。
を形成して発音する電子楽器に関する。
(b)従来の技術 現在、演奏者が指定した楽音以外に付加的な楽音を発
音して曲に変化を持たせるとともに演奏を容易にした電
子楽器が提案されている。付加的な楽音とは、いわゆる
アドリブメロディといわれるもので、そのとき演奏され
ている楽音の音高と指定されている和音にもとづいて形
成(読み出し)される即興的な旋律である。
音して曲に変化を持たせるとともに演奏を容易にした電
子楽器が提案されている。付加的な楽音とは、いわゆる
アドリブメロディといわれるもので、そのとき演奏され
ている楽音の音高と指定されている和音にもとづいて形
成(読み出し)される即興的な旋律である。
(c)発明が解決しようとする課題 このようにアドリブメロディは単なる付加音ではなく
旋律的なものであるため、旋律的なまとまり(フレー
ズ)がある。
旋律的なものであるため、旋律的なまとまり(フレー
ズ)がある。
一方、電子楽器においては楽音の消音速度を変化させ
るためのサスティンペダル(あるいはダンパペダルとも
いう)が設けられていることが多く、サスティンペダル
がオフされている時は楽音の消音にかかる時間(以下リ
リース時間という)が短く、オンされている時はリリー
ス時間が長くなるように制御される。
るためのサスティンペダル(あるいはダンパペダルとも
いう)が設けられていることが多く、サスティンペダル
がオフされている時は楽音の消音にかかる時間(以下リ
リース時間という)が短く、オンされている時はリリー
ス時間が長くなるように制御される。
従来の電子楽器においては、このサスティンペダルの
オン/オフに応じてアドリブメロディのリリース時間も
制御されていたため、サスティンペダルがオンの状態で
発生されたリリース時間の長いアドリブメロディの発音
の途中でサスティンペダルをオフすると、アドリブメロ
ディのリリース時間がその時点から短くなってしまい、
急にアドリブメロディが途切れてしまったように聞こ
え、聞く者に中途半端な印象を与えてしまう欠点があっ
た。
オン/オフに応じてアドリブメロディのリリース時間も
制御されていたため、サスティンペダルがオンの状態で
発生されたリリース時間の長いアドリブメロディの発音
の途中でサスティンペダルをオフすると、アドリブメロ
ディのリリース時間がその時点から短くなってしまい、
急にアドリブメロディが途切れてしまったように聞こ
え、聞く者に中途半端な印象を与えてしまう欠点があっ
た。
この発明は、アドリブメロディ等の付加音の発音が途
切れて聞こえることを防止し、効果的な付加音を伴う演
奏音が得られるようにした電子楽器を提供することを目
的とする。
切れて聞こえることを防止し、効果的な付加音を伴う演
奏音が得られるようにした電子楽器を提供することを目
的とする。
(d)課題を解決するための手段 請求項1の発明は、発生すべき楽音の音高および該楽
音のキーオン/キーオフを指示する楽音発生指示手段
と、前記楽音発生指示手段によってキーオンが指示され
たとき、該楽音および該楽音に対する付加音を発生し、
前記楽音発生指示手段によってキーオフが指示されたと
き、前記楽音および付加音を所定のリリースのモードで
減衰させて消音する楽音発生手段と、前記リリースのモ
ードを制御する発音期間制御操作子と、前記発音期間制
御操作子がオンされたとき、前記楽音発生手段に対し
て、前記楽音および前記付加音のリリースのモードとし
て第1のリリースのモードを指示し、前記発音期間制御
操作子がオフされたとき、前記楽音発生手段に対して、
前記楽音のリリースのモードと前記付加音のリリースの
モードとをそれぞれ異なるように指示する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
音のキーオン/キーオフを指示する楽音発生指示手段
と、前記楽音発生指示手段によってキーオンが指示され
たとき、該楽音および該楽音に対する付加音を発生し、
前記楽音発生指示手段によってキーオフが指示されたと
き、前記楽音および付加音を所定のリリースのモードで
減衰させて消音する楽音発生手段と、前記リリースのモ
ードを制御する発音期間制御操作子と、前記発音期間制
御操作子がオンされたとき、前記楽音発生手段に対し
て、前記楽音および前記付加音のリリースのモードとし
て第1のリリースのモードを指示し、前記発音期間制御
操作子がオフされたとき、前記楽音発生手段に対して、
前記楽音のリリースのモードと前記付加音のリリースの
モードとをそれぞれ異なるように指示する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、付加音の音高およびその発音タイ
ミングを決定するための付加音情報を複数記憶した記憶
手段と、前記複数の付加音情報のうちいずれかを選択す
る情報選択手段と、を備え、前記付加音決定手段は、前
記情報選択手段によって選択された付加音情報に基づい
て、付加音の音高および該付加音の発音タイミングを決
定することを特徴とする。
ミングを決定するための付加音情報を複数記憶した記憶
手段と、前記複数の付加音情報のうちいずれかを選択す
る情報選択手段と、を備え、前記付加音決定手段は、前
記情報選択手段によって選択された付加音情報に基づい
て、付加音の音高および該付加音の発音タイミングを決
定することを特徴とする。
(e)作用 この発明の電子楽器では、発音を指示された楽音を発
音するとともに、この楽音に対する付加音を自動的に決
定して発音する。前記楽音を主旋律とすると、付加音は
例えばアドリブメロディ的なものや分散和音的なものと
することができる。このような付加音はフレーズ感を出
しており、途中で発音が停止すれば不完全な印象を与え
る。このため、アドリブメロディを発音中にサスティン
ペダルのオフなど発音期間延長指示がオフされた場合で
あっても、アドリブメロディのリリース時間を短くせ
ず、長いリリースのままのアドリブメロディを維持する
ことが可能である。これにより、アドリブメロディのフ
レーズ感を維持することができ、聴取者に不完全な印象
を与えることもなくなり、演奏の印象を向上することが
できる。
音するとともに、この楽音に対する付加音を自動的に決
定して発音する。前記楽音を主旋律とすると、付加音は
例えばアドリブメロディ的なものや分散和音的なものと
することができる。このような付加音はフレーズ感を出
しており、途中で発音が停止すれば不完全な印象を与え
る。このため、アドリブメロディを発音中にサスティン
ペダルのオフなど発音期間延長指示がオフされた場合で
あっても、アドリブメロディのリリース時間を短くせ
ず、長いリリースのままのアドリブメロディを維持する
ことが可能である。これにより、アドリブメロディのフ
レーズ感を維持することができ、聴取者に不完全な印象
を与えることもなくなり、演奏の印象を向上することが
できる。
(f)実施例 第1図はこの発明の実施例である電子楽器のブロック
図である。この電子楽器はCPU1によって全体の動作が制
御され、CPU1はバス2を介して各動作部と接続されてい
る。バス2にはプログラムメモリ3,データメモリ4,RAM
5,テンポクロック発生器7,鍵盤回路8,スイッチ群9およ
びトーンジェネレータ10が接続されている。プログラム
メモリ3およびデータメモリ4はROMで構成されてい
る。RAM5には各種レジスタ等が設定される。テンポクロ
ック発生器7はタイマ6とともにCPU1に割り込みをかけ
る。鍵盤回路8は5オクターブ程度の鍵盤と各キーのオ
ン/オフを検出する回路からなっている。スイッチ群9
にはリズムや音色を選択するスイッチのほかソロスタイ
ルプレイモード(アドリブ的な付加音を付加する演奏モ
ード)をオン/オフするスイッチ等が含まれている。ト
ーンジェネレータ10は0〜11の12チャンネルの発音チャ
ンネルを備えており、0〜4チャンネルがメロディー演
奏用に用いられ、5〜11チャンネルは伴奏,リズム発音
用に用いられる。ソロスタイルプレイモードがオンして
いるときにはキーボードの演奏に対しては0,1チャンネ
ルが割り当てられ、2〜4チャンネルは形成される付加
音の発音の発音に用いられる。
図である。この電子楽器はCPU1によって全体の動作が制
御され、CPU1はバス2を介して各動作部と接続されてい
る。バス2にはプログラムメモリ3,データメモリ4,RAM
5,テンポクロック発生器7,鍵盤回路8,スイッチ群9およ
びトーンジェネレータ10が接続されている。プログラム
メモリ3およびデータメモリ4はROMで構成されてい
る。RAM5には各種レジスタ等が設定される。テンポクロ
ック発生器7はタイマ6とともにCPU1に割り込みをかけ
る。鍵盤回路8は5オクターブ程度の鍵盤と各キーのオ
ン/オフを検出する回路からなっている。スイッチ群9
にはリズムや音色を選択するスイッチのほかソロスタイ
ルプレイモード(アドリブ的な付加音を付加する演奏モ
ード)をオン/オフするスイッチ等が含まれている。ト
ーンジェネレータ10は0〜11の12チャンネルの発音チャ
ンネルを備えており、0〜4チャンネルがメロディー演
奏用に用いられ、5〜11チャンネルは伴奏,リズム発音
用に用いられる。ソロスタイルプレイモードがオンして
いるときにはキーボードの演奏に対しては0,1チャンネ
ルが割り当てられ、2〜4チャンネルは形成される付加
音の発音の発音に用いられる。
第2図は前記RAM5の一部構成を示す図である。同図
(A)は演奏途中に発生するデータの記憶エリア(レジ
スタ)の一部を示している。
(A)は演奏途中に発生するデータの記憶エリア(レジ
スタ)の一部を示している。
KCはキーコードレジスタである。このレジスタは各発
音チャンネルに設けられており、その各発音チャンネル
に割り当てられたキーのキーコードが記憶される。
音チャンネルに設けられており、その各発音チャンネル
に割り当てられたキーのキーコードが記憶される。
ROOTは根音レジスタである。このレジスタには検出さ
れた和音の根音が記憶される。
れた和音の根音が記憶される。
TYPEはタイプレジスタである。このレジスタには検出
された和音の種類(メイジャー和音,マイナー和音,7th
等)が記憶される。
された和音の種類(メイジャー和音,マイナー和音,7th
等)が記憶される。
RUNはランフラグである。このフラグはオートリズム
や自動伴奏が動作している時セットされる。
や自動伴奏が動作している時セットされる。
CLKはテンポクロックレジスタである。このレジスタ
はテンポクロック7による割り込み動作毎に加算され演
奏演奏が拍子のどのタイミングにあるかを記憶する。
はテンポクロック7による割り込み動作毎に加算され演
奏演奏が拍子のどのタイミングにあるかを記憶する。
SCLKはソロスタイルプレイ用のテンポクロックレジス
タである。このレジスタはソロスタイルプレイモード時
に付加音の発音タイミングを制御するため用いられ、後
述するリセットクロックRSTCLKの値を繰り返しカウント
するレジスタである。
タである。このレジスタはソロスタイルプレイモード時
に付加音の発音タイミングを制御するため用いられ、後
述するリセットクロックRSTCLKの値を繰り返しカウント
するレジスタである。
SSPはソロスタイルプレイモードフラグである。この
フラグはソロスタイルプレイモードスイッチによってセ
ット/リセットされ、このフラグがセットしているとき
ソロスタイルプレイが動作する。
フラグはソロスタイルプレイモードスイッチによってセ
ット/リセットされ、このフラグがセットしているとき
ソロスタイルプレイが動作する。
DNTは音高差レジスタである。このレジスタには各発
音チャンネル毎に設けられており、各チャンネルに割り
当てられたキーの音と和音の根音との音高差が記憶され
る。
音チャンネル毎に設けられており、各チャンネルに割り
当てられたキーの音と和音の根音との音高差が記憶され
る。
ADKC(i)(i=2〜4)は付加音キーコードレジス
タである。このレジスタは2〜4チャンネル分設けられ
ており、発音すべき付加音のキーコードが記憶される。
タである。このレジスタは2〜4チャンネル分設けられ
ており、発音すべき付加音のキーコードが記憶される。
DADKC(i)(i=2〜4)は付加音音名レジスタで
ある。このレジスタには2〜4の各チャンネルで発音す
べき付加音の音名が半音数として記憶される。
ある。このレジスタには2〜4の各チャンネルで発音す
べき付加音の音名が半音数として記憶される。
DLYTM(i)(i=2〜4)はディレイタイムレジス
タである。このレジスタには2〜4の各チャンネルの付
加音の発音遅れ時間(ディレイタイム)が記憶される。
タである。このレジスタには2〜4の各チャンネルの付
加音の発音遅れ時間(ディレイタイム)が記憶される。
MDは発音モードレジスタである。このレジスタには各
タイミングにどのチャンネルを発音させるかが記憶され
る。
タイミングにどのチャンネルを発音させるかが記憶され
る。
同図(B)はデータメモリから読み込まれる自動演奏
データの一部の構成を示す。データメモリ4には音色デ
ータとして楽音の波形やエンベロープを決定する楽音パ
ラメータの他にこの図に示すような自動演奏データが音
色毎に記憶されている。RAM5の図示のエリアには音色セ
レクトスイッチによって選択された音色の当該データが
読み出される。
データの一部の構成を示す。データメモリ4には音色デ
ータとして楽音の波形やエンベロープを決定する楽音パ
ラメータの他にこの図に示すような自動演奏データが音
色毎に記憶されている。RAM5の図示のエリアには音色セ
レクトスイッチによって選択された音色の当該データが
読み出される。
自動演奏データはヘッダ,ディレイテーブル,音高テ
ーブルからなっており、ヘッダには、 SUSFLG=サスティンフラグ SSPTYP=ソロタイプフラグ RSTCLK=リセットクロック MLTC=主メロディ音色データ ADTC(i)(i=2〜4)=付加音音色指定データ
(各チャンネル) ADVL(i)(i=2〜4)=付加音発音レベル指示デ
ータ(各チャンネル) ADCLK(j)(j=1〜4)=付加音発音タイミング
データ(1小節に4か所) ADTYP(j)(j=1〜4)=付加音オクターブ指定
データ(00=無発音,01=そのままのオクターブ,10=1
オクターブ上,11=1オクターブ下)(発音タイミング
毎に指定) が記憶される(RAM5にはこれらのレジスタが設定され
る。)。
ーブルからなっており、ヘッダには、 SUSFLG=サスティンフラグ SSPTYP=ソロタイプフラグ RSTCLK=リセットクロック MLTC=主メロディ音色データ ADTC(i)(i=2〜4)=付加音音色指定データ
(各チャンネル) ADVL(i)(i=2〜4)=付加音発音レベル指示デ
ータ(各チャンネル) ADCLK(j)(j=1〜4)=付加音発音タイミング
データ(1小節に4か所) ADTYP(j)(j=1〜4)=付加音オクターブ指定
データ(00=無発音,01=そのままのオクターブ,10=1
オクターブ上,11=1オクターブ下)(発音タイミング
毎に指定) が記憶される(RAM5にはこれらのレジスタが設定され
る。)。
サスティンフラグSUSFLGは、付加音発音中にキーオフ
されたとき付加音の発音が終了するまで発音を継続する
か否かのデータである。このフラグがセットしている場
合キーオフされても付加音が発音を完了するまで発音を
継続する。
されたとき付加音の発音が終了するまで発音を継続する
か否かのデータである。このフラグがセットしている場
合キーオフされても付加音が発音を完了するまで発音を
継続する。
ソロタイプフラグSSPTYPは、ソロスタイルプレイモー
ド時の付加音の付加形態を決定するデータである。この
フラグがセットしているときにはADCLK,ADTYPのデータ
を利用したアドリブ旋律的な発音動作を行い、このフラ
グがリセットしている場合にはこれらのデータを無視し
て発音タイミングとともに全付加音が発音する。
ド時の付加音の付加形態を決定するデータである。この
フラグがセットしているときにはADCLK,ADTYPのデータ
を利用したアドリブ旋律的な発音動作を行い、このフラ
グがリセットしている場合にはこれらのデータを無視し
て発音タイミングとともに全付加音が発音する。
リセットクロックRSTCLKは、付加音の発音タイミング
を繰り返すクロック数である。前記SCLKはこのクロック
数を繰り返しカウントする。
を繰り返すクロック数である。前記SCLKはこのクロック
数を繰り返しカウントする。
また、ディレイテーブルは、付加音発音の遅れ時間
(ディレイタイム)を記憶したテーブルである。このテ
ーブルは各チャンネル毎に根音と旋律音との音高差(DN
T=0〜11)を引数としてデータを読み出すことができ
る。
(ディレイタイム)を記憶したテーブルである。このテ
ーブルは各チャンネル毎に根音と旋律音との音高差(DN
T=0〜11)を引数としてデータを読み出すことができ
る。
また音高テーブルは、メジャーテーブル,マイナーテ
ーブルおよび7thテーブルの3個のテーブルからなって
おり、それぞれそのとき指定されいる和音のタイプ(TY
PE)に基づいて参照される。各テーブルにはチャンネル
番号iおよび根音と旋律音との音高差(DNT=0〜11)
毎に付加音の音高が記憶されている。
ーブルおよび7thテーブルの3個のテーブルからなって
おり、それぞれそのとき指定されいる和音のタイプ(TY
PE)に基づいて参照される。各テーブルにはチャンネル
番号iおよび根音と旋律音との音高差(DNT=0〜11)
毎に付加音の音高が記憶されている。
第3図は同電子楽器の動作を示すフローチャートであ
る。同図(A)はメインルーチンを示す。この電子楽器
の電源がオンされるとまずn1において初期設定動作を実
行しこの電子楽器の演奏を可能にする。この後キーイベ
ント,スタート/ストップスイッチイベント,SSPスイッ
チイベント,リズムセレクトイベントおよびペダルスイ
ッチイベントの有無を判断し(n2,n4,n9,n15,n20)、イ
ベントを検出したときはそれぞれ対応する動作を実行す
る。
る。同図(A)はメインルーチンを示す。この電子楽器
の電源がオンされるとまずn1において初期設定動作を実
行しこの電子楽器の演奏を可能にする。この後キーイベ
ント,スタート/ストップスイッチイベント,SSPスイッ
チイベント,リズムセレクトイベントおよびペダルスイ
ッチイベントの有無を判断し(n2,n4,n9,n15,n20)、イ
ベントを検出したときはそれぞれ対応する動作を実行す
る。
キーイベントを検出したときにはキーイベント処理
(同図(B)参照)を実行する(n3)。またスタート/
ストップスイッチのオンイベントがあったときにはRUN
フラグを反転し(n5)、反転の結果RUNフラグがセット
されたときには自動伴奏動作を最初からスタートするた
めテンポクロックレジスタCLKをクリアする(n7)。一
方反転の結果RUNフラグがリセットされたときには自動
伴奏を終了するためリズム伴奏音の全チャンネルに対し
キーオフ処理を実行する(n8)。
(同図(B)参照)を実行する(n3)。またスタート/
ストップスイッチのオンイベントがあったときにはRUN
フラグを反転し(n5)、反転の結果RUNフラグがセット
されたときには自動伴奏動作を最初からスタートするた
めテンポクロックレジスタCLKをクリアする(n7)。一
方反転の結果RUNフラグがリセットされたときには自動
伴奏を終了するためリズム伴奏音の全チャンネルに対し
キーオフ処理を実行する(n8)。
ソロスタイルプレイスイッチ(SSPスイッチ)のオン
イベントがあったときにはSSPフラグを反転する(n1
0)。反転の結果SSPフラグがセットされればソロスタイ
ルプレイ変更処理(同図(D)参照)を実行し(n1
2)、メモリ音および付加音を発音する0〜4チャンネ
ルのキーオフ処理を実行する(n14)。一方反転の結果S
SPフラグがリセットされた場合にはトーンジェネレータ
の2〜4チャンネルに対し操作子の設定内容(音色,発
音レベル,リリースレート等)をセットして全チャンネ
ルのキーオフ処理を実行する(n14)。ここで、各チャ
ンネルの音色は音色セレクトスイッチに基づいて決定さ
れ、発音レベルはボリュームに基づいて決定され、リリ
ースレートはペダルスイッチに基づいて決定される。
イベントがあったときにはSSPフラグを反転する(n1
0)。反転の結果SSPフラグがセットされればソロスタイ
ルプレイ変更処理(同図(D)参照)を実行し(n1
2)、メモリ音および付加音を発音する0〜4チャンネ
ルのキーオフ処理を実行する(n14)。一方反転の結果S
SPフラグがリセットされた場合にはトーンジェネレータ
の2〜4チャンネルに対し操作子の設定内容(音色,発
音レベル,リリースレート等)をセットして全チャンネ
ルのキーオフ処理を実行する(n14)。ここで、各チャ
ンネルの音色は音色セレクトスイッチに基づいて決定さ
れ、発音レベルはボリュームに基づいて決定され、リリ
ースレートはペダルスイッチに基づいて決定される。
リズムセレクトスイッチがオンされた場合には選択さ
れたリズムパターンをデータROM4から読み出しRAM5の所
定エリアに記憶する(n16)。リズムが変更されるため
それまで発音していた全ての楽音を消音する(n17)。S
SPフラグのセット/リセットを判断し(n18)、セット
しているときには前記n12同様ソロスタイルプレイ変更
処理を実行する(n19)。すなわちリズムパターンが変
わるとソロスタイルプレイの内容も変化するからであ
る。
れたリズムパターンをデータROM4から読み出しRAM5の所
定エリアに記憶する(n16)。リズムが変更されるため
それまで発音していた全ての楽音を消音する(n17)。S
SPフラグのセット/リセットを判断し(n18)、セット
しているときには前記n12同様ソロスタイルプレイ変更
処理を実行する(n19)。すなわちリズムパターンが変
わるとソロスタイルプレイの内容も変化するからであ
る。
ペダルスイッチのオン/オフイベントがあった場合に
はn21においてオンイベントであるかオフイベントであ
るかを判断する。オンイベントの場合には0〜4チャン
ネルにリリースレートをロングモードにするようトーン
ジェネレータ10にパラメータを送出する(n22)。また
ペダルスイッチがオフされた場合にはSSPフラグがセッ
トし且つSUSFLGフラグがセットしている場合には付加音
用チャンネル(2〜4)はペダルスイッチの影響を受け
ないため主メロディ用チャンネルである0,1チャンネル
のリリースレートをショートモードにするようにパラメ
ータを送出する(n23→n24)。一方、SSPフラグ,SUSFLG
フラグの何れかがリセットされているときキーオフイベ
ントされた場合には主メロディ音,付加音を担当する全
チャンネル(0〜4)についてリリースレートをショー
トモードにするようパラメータを送出する(n25)。
はn21においてオンイベントであるかオフイベントであ
るかを判断する。オンイベントの場合には0〜4チャン
ネルにリリースレートをロングモードにするようトーン
ジェネレータ10にパラメータを送出する(n22)。また
ペダルスイッチがオフされた場合にはSSPフラグがセッ
トし且つSUSFLGフラグがセットしている場合には付加音
用チャンネル(2〜4)はペダルスイッチの影響を受け
ないため主メロディ用チャンネルである0,1チャンネル
のリリースレートをショートモードにするようにパラメ
ータを送出する(n23→n24)。一方、SSPフラグ,SUSFLG
フラグの何れかがリセットされているときキーオフイベ
ントされた場合には主メロディ音,付加音を担当する全
チャンネル(0〜4)についてリリースレートをショー
トモードにするようパラメータを送出する(n25)。
さらに、n26において各スイッチ検出動作や音量ボリ
ューム処理動作等のその他処理を実行する。動作中はn2
〜n26の動作を繰り返し実行する。
ューム処理動作等のその他処理を実行する。動作中はn2
〜n26の動作を繰り返し実行する。
同図(B)はキーイベント処理動作である。キーのオ
ンオフイベントが発生するとn3においてこの動作が実行
される。まずキーのオンオフが上側の鍵域であるか下側
の鍵域であるかを判断する。下鍵域であれば和音指定の
キーのオン/オフであるためn31〜n33の動作を実行し、
上鍵域であれば主メロディの演奏であるためn34〜n41の
動作を実行する。
ンオフイベントが発生するとn3においてこの動作が実行
される。まずキーのオンオフが上側の鍵域であるか下側
の鍵域であるかを判断する。下鍵域であれば和音指定の
キーのオン/オフであるためn31〜n33の動作を実行し、
上鍵域であれば主メロディの演奏であるためn34〜n41の
動作を実行する。
下鍵域であればキーオン/オフされた結果そのときオ
ンされているキーの組み合わせによって和音を検出し、
その和音の根音をROOTレジスタに記憶するとともに和音
の種類をTYPEレジスタに記憶する(n31)。次にRUNフラ
グがセットしているか否かを判断し(n32)、セットし
ていればタイマインタラプト動作によって発音/消音の
制御が行われるためそのままリターンする。RUNフラグ
がリセットしている場合には発音/消音はテンポクロッ
クに依存しないため和音構成音をトーンジェネレータに
送出して発音を開始する(n33)。
ンされているキーの組み合わせによって和音を検出し、
その和音の根音をROOTレジスタに記憶するとともに和音
の種類をTYPEレジスタに記憶する(n31)。次にRUNフラ
グがセットしているか否かを判断し(n32)、セットし
ていればタイマインタラプト動作によって発音/消音の
制御が行われるためそのままリターンする。RUNフラグ
がリセットしている場合には発音/消音はテンポクロッ
クに依存しないため和音構成音をトーンジェネレータに
送出して発音を開始する(n33)。
一方キーのオン/オフが上鍵域で発生した場合にはま
ずn34でSSPフラグがセットしているか否かを判断する。
セットしている場合にはイベントが発生したキーのキー
コードをKCレジスタに記憶する(n35)。このキーイベ
ントがキーオンイベントであった場合にはn36からn37に
進みトーンジェネレータの0,1チャンネルにこのキーコ
ードを送出して発音を開始させる。次に決定されている
和音およびキーオンされたキーコードに基づいて付加音
決定処理(同図(C)参照)を実行してリターンする。
またこのイベントがキーオフイベントであった場合には
このキーに対応する楽音を現在発音しているか否かを判
断し(n39)、発音している場合には該当のキーコード
のキーオフ処理を実行して(n40)リターンする。またS
SPフラグがリセットしている場合にはキーのオン/オフ
イベントに応じて発音/消音の処理を行う(n41)。
ずn34でSSPフラグがセットしているか否かを判断する。
セットしている場合にはイベントが発生したキーのキー
コードをKCレジスタに記憶する(n35)。このキーイベ
ントがキーオンイベントであった場合にはn36からn37に
進みトーンジェネレータの0,1チャンネルにこのキーコ
ードを送出して発音を開始させる。次に決定されている
和音およびキーオンされたキーコードに基づいて付加音
決定処理(同図(C)参照)を実行してリターンする。
またこのイベントがキーオフイベントであった場合には
このキーに対応する楽音を現在発音しているか否かを判
断し(n39)、発音している場合には該当のキーコード
のキーオフ処理を実行して(n40)リターンする。またS
SPフラグがリセットしている場合にはキーのオン/オフ
イベントに応じて発音/消音の処理を行う(n41)。
同図(C)は付加音決定処理動作である。この動作は
前記キーイベント処理動作のn38において実行される。
まずn45においてオンされたキーのキーコードと和音の
根音との音高差を求める。音高差の算出は、 (KC−ROOT).MOD.12 の演算式によって半音数として求めることができる。
求められた音高差を音高差レジスタDNTに記憶する(n4
5)。以下の動作においてこのDNTと和音のタイプ(TYP
E)に基づき2〜4チャンネルで発音すべき付加音が決
定される。まず第2チャンネルの付加音を決定するため
チャンネルポインタiに2をセットする(n46)。n47で
はTYPEに記憶されている和音のタイプデータに基づいて
参照すべき付加音音高テーブルの種類を決定する。すな
わちメジャーテーブル,マイナーテーブル,7thテーブル
(第2図(B)参照)のどれを参照するかを決定する。
決定された付加音音高テーブルをチャンネルポインタi,
音高差DNTで検索し、決定された付加音の音名をDADKC
(i)にセットする(n48)。このDADKC(i)が80H(1
6進数)であるか否かをn49で判断する。付加音の音名デ
ータが80Hであった場合にはこのときの動作においてこ
のチャンネルでは楽音を発音しないということであるた
めn49→n55に進みディレイタイムレジスタDLYTM(i)
に0をセットして(n55)、n56に進む。一方DADKC
(i)の内容が80Hでなかった場合には何等かの音高が
決定されたことであるためこの楽音を発音するタイミン
グをセットする。まずn50においてディレイタイムレジ
スタDLYTM(i)にディレイタイムテーブルから数値を
入力する。ディレイタイムテーブルはチャンネルポイン
タiおよび音高差レジスタDNTの内容で検索される。指
定された音名にキーインされたキーコードKCを加算して
実際に発音する音高データADKC(i)を求め(n51)、
ディレイタイムレジスタDLYTM(i)およびSSPTYPフラ
グを参照する(n52,n53)。ディレイタイムが0でありS
SPTYPフラグがリセットされている場合にはn51で決定さ
れた楽音を即座に発音して良いことであるためこのキー
コードをトーンジェネレータのiチャンネルに送出して
キーオン処理を実行する(n54)。それ以外の場合には
発音タイミングを持って発音するため直接n56に進む。n
56においてはチャンネルポインタiに1を加算し、i=
2〜4についてn47以下の動作を繰り返し実行する。全
チャンネルの処理が終了すればリターンする。
前記キーイベント処理動作のn38において実行される。
まずn45においてオンされたキーのキーコードと和音の
根音との音高差を求める。音高差の算出は、 (KC−ROOT).MOD.12 の演算式によって半音数として求めることができる。
求められた音高差を音高差レジスタDNTに記憶する(n4
5)。以下の動作においてこのDNTと和音のタイプ(TYP
E)に基づき2〜4チャンネルで発音すべき付加音が決
定される。まず第2チャンネルの付加音を決定するため
チャンネルポインタiに2をセットする(n46)。n47で
はTYPEに記憶されている和音のタイプデータに基づいて
参照すべき付加音音高テーブルの種類を決定する。すな
わちメジャーテーブル,マイナーテーブル,7thテーブル
(第2図(B)参照)のどれを参照するかを決定する。
決定された付加音音高テーブルをチャンネルポインタi,
音高差DNTで検索し、決定された付加音の音名をDADKC
(i)にセットする(n48)。このDADKC(i)が80H(1
6進数)であるか否かをn49で判断する。付加音の音名デ
ータが80Hであった場合にはこのときの動作においてこ
のチャンネルでは楽音を発音しないということであるた
めn49→n55に進みディレイタイムレジスタDLYTM(i)
に0をセットして(n55)、n56に進む。一方DADKC
(i)の内容が80Hでなかった場合には何等かの音高が
決定されたことであるためこの楽音を発音するタイミン
グをセットする。まずn50においてディレイタイムレジ
スタDLYTM(i)にディレイタイムテーブルから数値を
入力する。ディレイタイムテーブルはチャンネルポイン
タiおよび音高差レジスタDNTの内容で検索される。指
定された音名にキーインされたキーコードKCを加算して
実際に発音する音高データADKC(i)を求め(n51)、
ディレイタイムレジスタDLYTM(i)およびSSPTYPフラ
グを参照する(n52,n53)。ディレイタイムが0でありS
SPTYPフラグがリセットされている場合にはn51で決定さ
れた楽音を即座に発音して良いことであるためこのキー
コードをトーンジェネレータのiチャンネルに送出して
キーオン処理を実行する(n54)。それ以外の場合には
発音タイミングを持って発音するため直接n56に進む。n
56においてはチャンネルポインタiに1を加算し、i=
2〜4についてn47以下の動作を繰り返し実行する。全
チャンネルの処理が終了すればリターンする。
同図(D)はソロスタイルプレイ変更処理動作を示す
フローチャートである。この動作はメイン処理動作のn1
2またはn19において実行される動作である。すなわち演
奏途中にモードやリズムパターンの設定変更があった場
合ソロスタイルプレイの内容なも変更が生じるためこの
動作が実行される。まず動作の最初にそのとき0〜4チ
ャンネルの何れかのチャンネルで楽音が発音中であるか
否かを判断する(n60)。発音中であればそのチャンネ
ルを急速に減衰させて消音する(n61)。n62では選択さ
れているリズムパターンに応じ、ソロスタイルプレイの
ためのデータである自動演奏データ(第2図(B))を
読み込む。読み込まれたデータのSUSFLGを判断し(n6
3)、セットしている場合には2〜4チャンネルのリリ
ースレートをロングモードにするようにトーンジェネレ
ータにパラメータを送出する(n64)。一方SUSFLGがリ
セットしている場合には2〜4チャンネルのリリースレ
ートをショートモードにするようにトーンジェネレータ
にパラメータを送出する(n65)。ADTC(i),ADVL
(i)のデータに基づき2〜4チャンネルの音色,音量
を決定するデータをトーンジェネレータに送出する(n6
6)。MLTCのデータに基づき主メロディ演奏用チャンネ
ルである0,1チャンネルの音色を決定するデータをトー
ンジェネレータに送出して(n67)、リターンする。
フローチャートである。この動作はメイン処理動作のn1
2またはn19において実行される動作である。すなわち演
奏途中にモードやリズムパターンの設定変更があった場
合ソロスタイルプレイの内容なも変更が生じるためこの
動作が実行される。まず動作の最初にそのとき0〜4チ
ャンネルの何れかのチャンネルで楽音が発音中であるか
否かを判断する(n60)。発音中であればそのチャンネ
ルを急速に減衰させて消音する(n61)。n62では選択さ
れているリズムパターンに応じ、ソロスタイルプレイの
ためのデータである自動演奏データ(第2図(B))を
読み込む。読み込まれたデータのSUSFLGを判断し(n6
3)、セットしている場合には2〜4チャンネルのリリ
ースレートをロングモードにするようにトーンジェネレ
ータにパラメータを送出する(n64)。一方SUSFLGがリ
セットしている場合には2〜4チャンネルのリリースレ
ートをショートモードにするようにトーンジェネレータ
にパラメータを送出する(n65)。ADTC(i),ADVL
(i)のデータに基づき2〜4チャンネルの音色,音量
を決定するデータをトーンジェネレータに送出する(n6
6)。MLTCのデータに基づき主メロディ演奏用チャンネ
ルである0,1チャンネルの音色を決定するデータをトー
ンジェネレータに送出して(n67)、リターンする。
同図(E)はタイマ割り込み処理動作である。この動
作はソロスタイルプレイモードに主メロディが演奏され
ているときのみ実行されるため、最初にSSPフラグおよ
び0,1チャンネル用レジスタを参照する(n80,n81)。SS
Pフラグがリセットしている場合または主メロディが演
奏されていない場合(0,1チャンネルにキーオンが割り
当てられていない場合)には直接リターンする。SSPフ
ラグがセットしており、且つ、主メロディが演奏されて
いる場合には第2チャンネル〜第4チャンネルについて
以下の処理を実行する(n82,n87,n88)。
作はソロスタイルプレイモードに主メロディが演奏され
ているときのみ実行されるため、最初にSSPフラグおよ
び0,1チャンネル用レジスタを参照する(n80,n81)。SS
Pフラグがリセットしている場合または主メロディが演
奏されていない場合(0,1チャンネルにキーオンが割り
当てられていない場合)には直接リターンする。SSPフ
ラグがセットしており、且つ、主メロディが演奏されて
いる場合には第2チャンネル〜第4チャンネルについて
以下の処理を実行する(n82,n87,n88)。
ディレイタイマレジスタDLYTM(i)を判断する(n8
3)。DLYTM(i)が0でなければ発音タイミングでない
ため1を減算する(n84)。減算の結果0になればその
チャンネルの楽音を発音するためトーンジェネレータの
iチャンネルにADKC(i)のキーコードを送ってキーオ
ン処理を実行する(n86)。n83でDLYTM(i)が0であ
ればこのチャンネルの付加音はすでに発音中であるため
そのままn87に進み、n85でDLYTM(i)が0でなければ
まだ発音タイミングではないためそのままn87に進む。
3)。DLYTM(i)が0でなければ発音タイミングでない
ため1を減算する(n84)。減算の結果0になればその
チャンネルの楽音を発音するためトーンジェネレータの
iチャンネルにADKC(i)のキーコードを送ってキーオ
ン処理を実行する(n86)。n83でDLYTM(i)が0であ
ればこのチャンネルの付加音はすでに発音中であるため
そのままn87に進み、n85でDLYTM(i)が0でなければ
まだ発音タイミングではないためそのままn87に進む。
同図(F)はクロック割り込み処理動作である。この
動作はタイマ割り込みが演奏されている曲のリズムに基
づく割り込みであるのに対し、約1ms毎の微小間隔の割
り込みによって実行される動作である。まずRUNフラグ
を判断し(n90)、セットしている場合にはリズム演
奏,自動伴奏のためにセットされているリズム種類、検
出された和音のROOT,TYPEおよびクロックCLKの値に基づ
いてリズム音および伴奏音の発音制御を実行する(n9
1)。次にソロスタイルプレイモードフラグSSPおよびソ
ロタイプフラグSSPTYPがセットしているか(n92)およ
び主メロディ(0,1チャンネル)割当音が押鍵されてい
るか(n93)を判断する。この条件が満たされなければ
付加音を付加する必要がないためn100にジャンプする。
動作はタイマ割り込みが演奏されている曲のリズムに基
づく割り込みであるのに対し、約1ms毎の微小間隔の割
り込みによって実行される動作である。まずRUNフラグ
を判断し(n90)、セットしている場合にはリズム演
奏,自動伴奏のためにセットされているリズム種類、検
出された和音のROOT,TYPEおよびクロックCLKの値に基づ
いてリズム音および伴奏音の発音制御を実行する(n9
1)。次にソロスタイルプレイモードフラグSSPおよびソ
ロタイプフラグSSPTYPがセットしているか(n92)およ
び主メロディ(0,1チャンネル)割当音が押鍵されてい
るか(n93)を判断する。この条件が満たされなければ
付加音を付加する必要がないためn100にジャンプする。
上記条件がみたされた場合には、ソロスタイルプレイ
用クロックレジスタSCLKに代入する値を算出する(n9
4)。この値の算出は、 CLK.MOD.RSTCLK の演算式で求めることができる。次に引数jに1をセ
ットし(n95)、SCLKが付加音タイミングADCLK(j)に
等しいか否かを判断する(n96)。各タイミング(j=
1〜4)についてこの判断を行い(n98,n99)、何れか
のタイミングに等しければ対応する付加音パターン処理
を実行する(n97)なっていなければこの付加音パター
ン処理をスキップする。n98ではjに1を加算し、jが
4を超えるまでn96以下の動作を繰り返し実行する(n9
9)。
用クロックレジスタSCLKに代入する値を算出する(n9
4)。この値の算出は、 CLK.MOD.RSTCLK の演算式で求めることができる。次に引数jに1をセ
ットし(n95)、SCLKが付加音タイミングADCLK(j)に
等しいか否かを判断する(n96)。各タイミング(j=
1〜4)についてこの判断を行い(n98,n99)、何れか
のタイミングに等しければ対応する付加音パターン処理
を実行する(n97)なっていなければこの付加音パター
ン処理をスキップする。n98ではjに1を加算し、jが
4を超えるまでn96以下の動作を繰り返し実行する(n9
9)。
n100においてはテンポクロックレジスタCLKに1を加
算し、このCLKが96になれば1小節の終了であるためこ
のCLKをクリアして(n102)リターンする。
算し、このCLKが96になれば1小節の終了であるためこ
のCLKをクリアして(n102)リターンする。
同図(G)は付加音パターン処理である。この動作は
上記クロック割り込み処理において付加音処理タイミン
グになったとき実行される動作である。まずn110におい
てオンされたキーのキーコードと和音の根音との音高差
を求める。音高差の算出は、 (KC−ROOT).MOD.12 の演算式によって半音数として求めることができる。
求められた音高差を音高差レジスタDNTに記憶する(n11
0)。以下の動作においてこのDNTと和音のタイプ(TYP
E)に基づき2〜4チャンネルで発音すべき付加音が決
定される。まず第1チャンネルの付加音を決定するため
チャンネルポインタiに1をセットする(n111)。n112
ではTYPEに記憶されている和音のタイプデータに基づい
て参照すべき付加音音高テーブルの種類を決定する。す
なわちメジャーテーブル,マイナーテーブル,7thテーブ
ル(第2図(B)参照)のどれを参照するかを決定す
る。決定された付加音音高テーブルをチャンネルポイン
タi,音高差DNTで検索し、決定された付加音の音名をDAD
KC(i)にセットする(n113)。このDADKC(i)が80H
(16進数)であるか否かをn114で判断する。付加音の音
名データが80Hであった場合にはこのときの動作におい
てこのチャンネルでは楽音を発音しないということであ
るためn114→n121に進みディレイタイムレジスタDLYTM
(i)に0をセットしてリターンする。一方DADKC
(i)の内容が80Hでなかった場合には何等かの音高が
決定されたことであるためこの楽音を発音するタイミン
グをセットする。まずn115においてディレイタイムレジ
スタDLYTM(i)にディレイタイムテーブルから数値を
入力する。ディレイタイムテーブルはチャンネルポイン
タiおよび音高差レジスタDNTの内容で検索される。指
定された音名にキーインされたキーコードKCを加算して
実際に発音する音高データADKC(i)を求める(n11
6)。付加音オクターブ指定データADTYP(j)を読み出
し、該当のチャンネルに対応した2ビットをMDに代入す
る。これで、MDは01,10,11,00の何れかの内容を持つ。M
D=“00"場合には発音しないためDLYTM(i)に0をセ
ットして(n118→n121)リターンする。MD=“01"の場
合には付加音キーコードレジスタADKC(i)に記憶され
ているキーコードそのものを発音するためn118から直接
122に進む。MD=“10"の場合にはオクターブ上の付加音
を発音するためADKC(i)に12を加算して(n119)122
に進む。またMD=“11"の場合にはオクターブ下の楽音
を発音するためADLC(i)から12を減算して(n120),n
122に進む。n122においてはディレイタイマレジスタDLY
TM(i)が0になったか否かを判断する。0になればこ
の付加音の発音であるためトーンジェネレータiチャン
ネルにADKC(i)を送ってキーオン処理を実行する(n1
23)。n112以下の動作をi=2〜4について実行したの
ち(n124,n125)リターンする。
上記クロック割り込み処理において付加音処理タイミン
グになったとき実行される動作である。まずn110におい
てオンされたキーのキーコードと和音の根音との音高差
を求める。音高差の算出は、 (KC−ROOT).MOD.12 の演算式によって半音数として求めることができる。
求められた音高差を音高差レジスタDNTに記憶する(n11
0)。以下の動作においてこのDNTと和音のタイプ(TYP
E)に基づき2〜4チャンネルで発音すべき付加音が決
定される。まず第1チャンネルの付加音を決定するため
チャンネルポインタiに1をセットする(n111)。n112
ではTYPEに記憶されている和音のタイプデータに基づい
て参照すべき付加音音高テーブルの種類を決定する。す
なわちメジャーテーブル,マイナーテーブル,7thテーブ
ル(第2図(B)参照)のどれを参照するかを決定す
る。決定された付加音音高テーブルをチャンネルポイン
タi,音高差DNTで検索し、決定された付加音の音名をDAD
KC(i)にセットする(n113)。このDADKC(i)が80H
(16進数)であるか否かをn114で判断する。付加音の音
名データが80Hであった場合にはこのときの動作におい
てこのチャンネルでは楽音を発音しないということであ
るためn114→n121に進みディレイタイムレジスタDLYTM
(i)に0をセットしてリターンする。一方DADKC
(i)の内容が80Hでなかった場合には何等かの音高が
決定されたことであるためこの楽音を発音するタイミン
グをセットする。まずn115においてディレイタイムレジ
スタDLYTM(i)にディレイタイムテーブルから数値を
入力する。ディレイタイムテーブルはチャンネルポイン
タiおよび音高差レジスタDNTの内容で検索される。指
定された音名にキーインされたキーコードKCを加算して
実際に発音する音高データADKC(i)を求める(n11
6)。付加音オクターブ指定データADTYP(j)を読み出
し、該当のチャンネルに対応した2ビットをMDに代入す
る。これで、MDは01,10,11,00の何れかの内容を持つ。M
D=“00"場合には発音しないためDLYTM(i)に0をセ
ットして(n118→n121)リターンする。MD=“01"の場
合には付加音キーコードレジスタADKC(i)に記憶され
ているキーコードそのものを発音するためn118から直接
122に進む。MD=“10"の場合にはオクターブ上の付加音
を発音するためADKC(i)に12を加算して(n119)122
に進む。またMD=“11"の場合にはオクターブ下の楽音
を発音するためADLC(i)から12を減算して(n120),n
122に進む。n122においてはディレイタイマレジスタDLY
TM(i)が0になったか否かを判断する。0になればこ
の付加音の発音であるためトーンジェネレータiチャン
ネルにADKC(i)を送ってキーオン処理を実行する(n1
23)。n112以下の動作をi=2〜4について実行したの
ち(n124,n125)リターンする。
以上のような動作を実行することによりトーンジェネ
レータにおいては付加音の種類に応じたリリースレート
を持つことができ付加音を有効に発音することができ
る。
レータにおいては付加音の種類に応じたリリースレート
を持つことができ付加音を有効に発音することができ
る。
なおデータフォーマットや付加音のチャンネル数等は
この実施例に限定されるものではなくどのような構成を
とってもよい。さらにソロスタイルプレイ用のクロック
の継続をリズムのテンポクロックに同期して制御してい
るが、それに限らず、例えば、押鍵タイミングからカウ
ントを開始するようにしてもよい。
この実施例に限定されるものではなくどのような構成を
とってもよい。さらにソロスタイルプレイ用のクロック
の継続をリズムのテンポクロックに同期して制御してい
るが、それに限らず、例えば、押鍵タイミングからカウ
ントを開始するようにしてもよい。
(g)発明の効果 以上のように、この発明の電子楽器では、付加音の発
音途中でサスティンペダルをオフする等のリリース時間
を短くする指示が与えられた場合でも、付加音のリリー
ス時間が短くなることが防止され、それにより、付加音
のフレーズ感を維持することができ、聴取者に不完全な
印象を与えることがなくなる。
音途中でサスティンペダルをオフする等のリリース時間
を短くする指示が与えられた場合でも、付加音のリリー
ス時間が短くなることが防止され、それにより、付加音
のフレーズ感を維持することができ、聴取者に不完全な
印象を与えることがなくなる。
第1図はこの発明の実施例である電子楽器のブロック
図、第2図(A),(B)は同制御部のRAMに設定され
るレジスタの構成を示す図、第3図(A)〜(G)は同
制御部の動作を示すフローチャートである。 1−CPU、5−RAM、4−データメモリ、8−鍵盤回路。
図、第2図(A),(B)は同制御部のRAMに設定され
るレジスタの構成を示す図、第3図(A)〜(G)は同
制御部の動作を示すフローチャートである。 1−CPU、5−RAM、4−データメモリ、8−鍵盤回路。
Claims (2)
- 【請求項1】発生すべき楽音の音高および該楽音のキー
オン/キーオフを指示する楽音発生指示手段と、 前記楽音発生指示手段によってキーオンが指示されたと
き、該楽音および該楽音に対する付加音を発生し、前記
楽音発生指示手段によってキーオフが指示されたとき、
前記楽音および付加音を所定のリリースのモードで減衰
させて消音する楽音発生手段と、 前記リリースのモードを制御する発音期間制御操作子
と、 前記発音期間制御操作子がオンされたとき、前記楽音発
生手段に対して、前記楽音および前記付加音のリリース
のモードとして第1のリリースのモードを指示し、前記
発音期間制御操作子がオフされたとき、前記楽音発生手
段に対して、前記楽音のリリースのモードと前記付加音
のリリースのモードとをそれぞれ異なるように指示する
制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子楽器。 - 【請求項2】付加音の音高およびその発音タイミングを
決定するための付加音情報を複数記憶した記憶手段と、 前記複数の付加音情報のうちいずれかを選択する情報選
択手段と、を備え、 前記付加音決定手段は、前記情報選択手段によって選択
された付加音情報に基づいて、付加音の音高および該付
加音の発音タイミングを決定する請求項1に記載の電子
楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2075276A JP3038767B2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2075276A JP3038767B2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 電子楽器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03273295A JPH03273295A (ja) | 1991-12-04 |
JP3038767B2 true JP3038767B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=13571546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2075276A Expired - Fee Related JP3038767B2 (ja) | 1990-03-22 | 1990-03-22 | 電子楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038767B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-22 JP JP2075276A patent/JP3038767B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03273295A (ja) | 1991-12-04 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |