JP2879923B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2879923B2 JP2069186A JP6918690A JP2879923B2 JP 2879923 B2 JP2879923 B2 JP 2879923B2 JP 2069186 A JP2069186 A JP 2069186A JP 6918690 A JP6918690 A JP 6918690A JP 2879923 B2 JP2879923 B2 JP 2879923B2
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【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、音域毎に異なる複数の音色の楽音を発生
できる電子楽器、および、1つの発音指示で異なる複数
の音色の楽音を同時に発音できる電子楽器に関する。
(b)従来の技術 一般的な電子楽器は、複数種類の音色の楽音を発生す
ることができる。また、モード設定により、演奏する音
域によって発生する楽音の音色を変えたり(スプリット
モード)、1つの発音指示(演奏操作)によって複数の
音色の楽音を同時に発生したり(デュアルモード)する
ことができる。
ところで、各音色の楽音波形において基本的な振幅
(音量)は楽音波形形成時に決定されており、これは各
音色毎に同一ではない。このため、上記スプリットモー
ド,デュアルモードで異なる音色の楽音を発音させると
き、同一のボリューム設定で発音させると、各音色毎に
実際に発音される音量が異なる場合がある。このように
発音バランスのくずれた楽音が発音されると演奏上好ま
しくないため、スプリットモード,デュアルモードにお
いては各音色の楽音の音量のバランスを調整する必要が
ある。また、演奏者の意志等により音量バランスの調整
をしたいことがある。このため、従来の電子楽器には、
音量制御手段(ボリューム等)が各音色毎に設けられて
いた。
(c)発明が解決しようとする課題 しかし、各音色毎に音量制御手段を設ける構成では、
スプリットモードにおける音域分割数やデュアルモード
における同時発音数が増えればそれに対応する数の音量
制御手段が必要となり、それぞれを別に調整するのが面
倒であった。また、この音量制御手段をボリュームで構
成した場合には操作パネル面が煩雑になる欠点があっ
た。さらに、デュアルモードの場合、一方の音量のみを
調整したのでは、全体としての音量が変化してしまうた
め、音量を一定に保ためには、一方の音量を上げた場合
には、他方の音量を下げなければならず、操作が煩雑に
なる欠点があった。
この発明はこのような欠点に鑑み、音色選択操作子群
を用いて音量のバランスを設定できるようにしたことに
より、操作子の数を増加させることなく一定の音量でバ
ランスを調整できるようにした電子楽器を提供すること
を目的とする。
(d)課題を解決するための手段 この出願の第一の発明は、発音可能な音域を複数の部
分音域に分割し、各部分音域毎に指定された異なる音色
の楽音を発音可能な音源と、操作パネル面に列状に配置
された複数の操作子を有し、前記各部分音域の音色を選
択設定する音色選択操作子群と、特定モード時に前記音
色選択操作子群の何れかの操作子が操作されたとき当該
操作された音色選択操作子が前記列状に配置された音色
選択操作子群を分割する比率を応じたバランスで前記各
部分音域に指定された音色の音量バランスを設定する音
量設定手段と、を設けたことを特徴とする。
この出願の第二の発明は、1つの発音指示で複数の異
なる音色の楽音を同時に発音可能な音源と、操作パネル
面に列状に配置された複数の操作子を有し、前記複数の
異なる音色を選択設定する音色選択操作子群と、特定モ
ード時に前記音色選択操作子群の何れかの操作子が操作
されたとき当該操作された音色選択操作子が前記列状に
配置された音色選択操作子群を分割する比率を応じたバ
ランスで前記複数の異なる音色の音量バランスを設定す
る音量設定手段と、を設けたことを特徴とする。
(e)発明の作用 この出願の第一の発明の電子楽器では、複数の音域毎
に異なる音色の楽音を発音する。それぞれの楽音の音量
バランスは、特定モード時に音色選択操作子群の何れか
の操作子をオンすることによって設定することができ
る。特定モードには、例えば、特定のスイッチがオン状
態になったとき入るようにすればよい。この状態で、音
色選択操作子を操作することによって設定することがで
きる。音域が部分音域2個に分割されている場合、操作
された操作子が列状に配置された音色設定操作子群を分
割する比率に応じたバランスで2個の音色の音量バラン
スを決定する。すなわち、中央の操作子が操作された場
合には、2種類の音色の音量を同じにし、右寄りの場合
には第1(第2)の音色の音量を大きくする等の制御を
すればよい。また、音域が3個以上の部分音域に分割さ
れている場合には、複数(分割数−1)の操作子を操作
して全体としての音量を分割するようにすればよい。
また、この出願の第2の発明の電子楽器では、上述し
た音量バランス設定を同時発音される複数の音色につい
て行う。特に、同時発音の場合には全体としての音量を
一定に保ちつつ各音色のバランスのみを設定できるた
め、効果的である。
(f)実施例 第2図および第3図はこの発明の実施例である電子楽
器のブロック図および操作パネルを示す図である。この
電子楽器は5オクターブ程度の鍵盤14を有する電子鍵盤
楽器であり、鍵域によって異なる音色の楽音を発音させ
るスプリットモードや一個のキーをオンしたとき複数の
音色の楽音を同時に発音することができるデュアルモー
ドの動作をすることができる。
第2図において、電子楽器の全体動作はCPU10が制御
しており、このCPU10は、バス11を介してROM12,RAM13,
キーオン検出回路15,音色スイッチ群16,スプリットスイ
ッチ17,その他のスイッチ18,LEDドライバ20および音源2
1に接続されている。
キーオン検出回路15には上述した鍵盤14が接続されて
おり、鍵盤14の各キーのキーオン/キーオフやイニシャ
ルタッチデータ等を検出する。LEDドライバ20には後述
するLED群19(19a〜19k)が接続されており、CPU10の指
示によりそれぞれのLEDを点灯/消灯する。ROM12には第
1図に示すフローチャートで表されるような動作制御プ
ログラムが記憶されており、CPU10がこれを読み出すこ
とにより所定の制御動作が実行される。また、ROM12に
は音色パラメータなどの音色に関するデータが記憶され
ており、操作された音色スイッチ群16に対応した音色デ
ータが読み出される。RAM13には第4図に示すような各
種レジスタが設定され、演奏中に発生したデータなどが
記憶される。音色スイッチ群16は第3図に示すように16
a〜16jの複数のスイッチで構成されており、おのおのの
スイッチは例えばピアノ1やオルガン等のそれぞれ異な
る音色に対応している。また、スプリットスイッチ17は
第3図に示すように音色スイッチ群16a〜16jとは少し離
して設けられており、このスプリットスイッチ17をオン
することによって、スプリットモードのセット/リセッ
ト、および、スプリットモード時,デュアルモード時の
2個の音色の音量バランスが設定される。また、その他
のスイッチ18には図示しないパラメータ制御スイッチな
どが含まれる。前記LED群19はおのおののスイッチ(音
色スイッチ群16,スプリットスイッチ17)に対応して11
個(19a〜19k)設けられており、音色スイッチ16a〜16j
がオンされてその音色が選択されたときLED19a〜19jの
うち対応するものが点灯し、選択を解除されたものが消
灯する。また、スプリットスイッチ17のオンによってス
プリットモードのセット/リセットが反転するが、スプ
リットモードがセットされたとき19kが点灯する。
また、第3図において操作パネル面25には前記音色ス
イッチ群16a〜16j,スプリットスイッチ17,LED群19a〜19
kのほか、パワースイッチ26およびメインボリューム27
が設けられている。パワースイッチ26は電源回路を直接
オン/オフし、メインボリューム27はサウンドシステム
22内のメインアンプのゲイン調整を行う。
第4図は前記RAM13に設定されるレジスタ群の一群を
示す図である。
KCDはキーコードレジスタである。このキーコードレ
ジスタには、鍵盤14の何れかのキーがキーオンまたはキ
ーオフされたとき、そのキーのキーコードが記憶/記憶
解除される。
INTはイニシャルタッチデータレジスタである。この
レジスタにはキーオンがあったとき、そのキーオンの強
さに関するデータ(イニシャルタッチデータ)が記憶さ
れる。
なお、キーコードレジスタKCDおよびイニシャルタッ
チデータレジスタINTは音源21が同時発音可能なチャン
ネル数設けられている。
SPPOSはスプリットポジションレジスタである。この
レジスタにはスプリットモード時において高音側の音色
と低音側の音色との境界のキーのキーコードが記憶され
る。すなわち、このレジスタに記憶されているキーコー
ドが低音側の最高音のキーコードとなる。
TONE1,TONE2は第一音色レジスタおよび第二音色レジ
スタである。これらのレジスタには選択指定された音色
の音色ナンバが記憶される。単音モード時には、第一音
色レジスタTONE1に記憶されている番号の音色が発音さ
れ、スプリットモード,デュアルモード時には、第一音
色レジスタTONE1に加えて第二音色レジスタTONE2に記憶
されている番号の音色も発音される。
VOL1,VOL2は第一音量レジスタおよび第二音量レジス
タである。このレジスタには前記TONE1,TONE2の記憶内
容で指定される音色の音量がセットされる。この第一,
第二音量レジスタVOL1,VOL2は、前記第一,第二音色レ
ジスタTONE1,TONE2と同様、単音モード時は第一音量レ
ジスタVOL1のみが使用され、デュアルモード,スプリッ
トモード時には両レジスタVOL1,VOL2が使用される。
SPLITはスプリットモードフラグレジスタである。ス
プリットスイッチ17のオンによってスプリットモードが
セットされたときこのフラグがセットされる。
DUALはデュアルモードフラグレジスタである。デュア
ルモードがセットされたときこのフラグがセットされ
る。なお、デュアルモードは単音モード時に連続して2
個の音色が選択されたときセットされる。
なお、上記スプリットモードフラグSPLITとデュアル
モードフラグDUALとは同時にセットされることがないよ
うに動作制御される。
なお、レジスタTONE1,TONE2,VOL1,VOL2,SPPOS,SPLIT,
DUALは、この電子楽器の電源立ち上げ時に同図(B)に
示すような値にプリセットされる。
ところで、この電子楽器は前記スプリットスイッチ17
をオンした状態で音色スイッチ16a〜16jの何れかをオン
することにより2個の音色(TONE1,TONE2)の音量バラ
ンスを設定することができる。すなわち、VOL1,VOL2の
内容を書き換えることができる。すなわち、16a〜16jの
長さを全体の音量とした場合、16aからオンされた音色
スイッチまでの長さが第一音色(TONE1)の音量に対応
し、オンされた音色スイッチから16jまでの長さが第二
音色(TONE2)の音量に対応するようにセットされる。
ここで、スプリットモードの場合、第一音色は低音側の
音色となり、第二音色は高音側の音色となる。このよう
なデータを第一,第二音量レジスタVOL1,VOL2にセット
するため、音色スイッチ16a〜16jがオンされたとき、音
色スイッチデータテーブル(第5図)が参照される。こ
のテーブルは前記ROM12に記憶されている。例えばピア
ノ1(PIANO)の音色スイッチ16aがオンされた場合、音
色選択時には音色データとして0が読み出され、音量バ
ランス設定時には、VOL1→10およびVOL2→1のデータが
読み出される。
第1図のフローチャートを参照してこの電子楽器の動
作を説明する。
同図(A)はメインルーチンである。この電子楽器の
電源スイッチがオンされるとn1でイニシャライズ動作を
行い、第4図(B)に示すプリセットデータを各レジス
タにセットするなどのイニシャライズ動作を実行する。
このイニシャライズ動作によってこの電子楽器は演奏可
能となる。こののち電源スイッチがオンされている間鍵
盤処理動作(n2)、スプリットスイッチ処理動作(n
3)、音色選択処理動作(n4)およびその他の処理(n
5)を繰り返し実行する。その他の処理(n5)にはメイ
ンボリューム27による音量制御動作等が含まれている。
同図(B)は鍵盤処理動作を示すフローチャートであ
る。n10,n21でキーオンイベントまたはキーオフイベン
トがあるかを判断する。キーオンイベントがある場合に
はn11〜n20の動作を実行し、キーオフイベントがある場
合にはn22〜n24の動作を実行する。キーオンイベント,
キーオフイベントの何れもなかった場合にはそのままリ
ターンする。
キーオンイベントがあり、動作がn10からn11に進んだ
場合n11でジュアルモードフラグDUALが1であるか(セ
ットしているか否か)を判断する。セットしている場合
にはデュアルモードであるためn12に進み、リセットし
ている場合にはn15に進む。n12ではこのキーオンイベン
トによって2個の音色の楽音が同時に発音されるため音
源21の発音チャンネルを2個(iチャンネルおよびjチ
ャンネル)割り当てる(n12)。次にキーオンされたキ
ーのキーコードをKCD(i)レジスタにセットするとと
もにイニシャルタッチデータをINT(i)レジスタにセ
ットする(n13)。これらのデータを音源21へ送出して
発音を開始させる(n14)。すなわち、i,jの両チャンネ
ルへノートオン信号,KCD(i),INT(i)を送出すると
ともに、iチャンネルへTONE1,VOL1を送出し、jチャン
ネルへTONE2,VOL2を送出する。これによって、音源21の
iチャンネルおよびjチャンネルから同時に同じ音高で
異なる2種類の音色の楽音が発生することになる。
一方、デュアルモードフラグDUALがリセットしてお
り、動作がn15に進んだ場合にはこのキーオンイベント
によって楽音を発生するチャンネルを1個(iチャンネ
ル)を割り当てる。次にキーオンされたキーのキーコー
ドをKCD(i)レジスタにセットするとともにこのキー
のイニシャルタッチデータをINT(i)レジスタにセッ
トする(n16)。次に、現在スプリットモードであるか
否かをスプリットモードフラグSTLITによって判断し(n
17)、スプリットモードである場合にはn18に進み、ス
プリットモードでない場合(単音モード)の場合にはn2
0に進む。スプリットモード動作のn18ではキーオンされ
たキーのキーコード(KCD(i))がスプリットポジシ
ョンレジスタSPPOSの内容よりも大きいか否かを判断す
る。このSPPOSには第一音色TONE1の音域の最高音側のキ
ーコードが記憶されているため、(KCD(i))≦(SPP
OS)であれば第一音色を、(KCD(i)>(SPPOS)であ
れば第二音色を発生する。このため、(KCD(i)>(S
PPOS)であればn19に進み、(KCD(i))≦(SPPOS)
の場合にはn20に進む。n19では音源21のiチャンネルへ
TONE2,VOL2,ノートオン信号,KCD(i),INT(i)を送
出して楽音を発生させる。一方、n20では音源21のiチ
ャンネルへTONE1,VOL1,ノートオン信号,KCD(i)およ
びINT(i)を送出して楽音を発生させる。
また、n21でキーオフイベントがあることが判断され
た場合にはn21からn22に進む。n22ではキーオフされた
キーのキーコードで発音しているチャンネルがあるか否
かをサーチする。該当するチャンネルがあればそのチャ
ンネルに対してノートオフ信号を送出して消音する(n2
3,n24)。該当するチャンネルがない場合にはすでにフ
ォースダンプなどで消音している場合であるためn23か
ら直接リターンする。
同図(C)はスプリットスイッチ処理動作を示すフロ
ーチャートである。n30,n35およびn41でスプリットスイ
ッチ17がオンされたか否かおよびスプリットスイッチ17
がオンされた状態で音色スイッチ16または鍵盤14のキー
がオンされたか否かを判断する。スプリットスイッチ17
のオンイベントがあった場合には先ずスプリットモード
の設定/解除であるとしてスプリットモードフラグSPLI
Tを反転する(n31)。次にこの反転の結果スプリットモ
ードフラグSPLIPがセットした場合にはスプリットスイ
ッチ17に対応するLED19kを点灯し(n33)、スプリット
モードフラグSPLITがリセットした場合にはLED19kを消
灯する(n34)。またこのスプリットスイッチ17がオン
された状態で音色スイッチ16A〜16jがオンされた場合に
はn35からn36に進む。この動作はスプリットモード,デ
ュアルモードにおける音量バランス設定動作である。オ
ンされた音色スイッチに対応する音量バランスデータを
前記音色スイッチデータテーブルから読み出し、VOL1,V
OL2に書き込む(n36)。次にスプリットモードフラグSP
LITを反転する(n37)。この動作は、先ずスプリットス
イッチがオンされたときにスプリットモードフラグが反
転されるが、音色スイッチがオンされた場合には音量バ
ランス設定動作であるため、先のスプリットモードフラ
グの反転動作(n31)をキャンセルするために行われる
動作である。
また、スプリットスイッチ17がオンされた状態で鍵盤
14の何れかのキーがオンされた場合にはn41からn42に進
む。n42ではオンされたキーのキーコードをスプリット
ポジションレジスタSPPOSに書き込む。この動作が行わ
れたときにはスプリットモードでの演奏が行われるとき
であると考えられるため、自動的にスプリットモードフ
ラグSPLITをセットし(n43)、LED19kを点灯する(n4
4)。
同図(D)は音色選択処理動作である。先ずn50およ
びn51で音色スイッチ16がオンされかつスプリットスイ
ッチ17がオフされているか否かを判断する。音色スイッ
チ16がオンされていてもスプリットスイッチ17がオンさ
れている場合には上述した音量バランス設定動作(n35
〜n40)であり、音色選択動作が行われないため直接リ
ターンする。音色スイッチ16がオンされスプリットスイ
ッチ17がオフされている場合にはn52に進む。n52では他
にオン状態になっている音色スイッチ16a〜16jがあるか
否かを判断する。他にオン状態になっている音色スイッ
チがある場合にはスプリットモード,デュアルモードに
おける音色設定動作であるためn53〜n56の動作を実行す
る。それ以外の場合には単音モードの音色設定動作また
はスプリッモード,デュアルモードにおける第一音色の
設定動作であるためn57〜n60の動作を実行する。
他にオン状態になっている音色スイッチがない場合に
おいてn57では現在点灯中のLED(19a〜19j)を消灯す
る。この動作はそれまで指定されていた音色を解除する
ためである。次にオンされた音色スイッチ16a〜16jに対
応する音色番号(音色スイッチデータテーブルの左欄)
を第一音色レジスタTONE1にセットし(n58)、この音色
番号に対応する音色データをROM12から読み出すととも
に対応するLEDを点灯する(n59)。次にデュアルモード
フラグDUALをリセット(0)してリターンする(n6
0)。デュアルモードフラグDUALは第二音色が選択され
たときセットされる。
n52で他にオン状態の音色スイッチがある場合、動作
がn53に進む。n53では、新たにオンされた音色スイッチ
の音色番号を第二音色レジスタTONE2にセットする(n5
3)。次にこの音色番号に対応する音色データを読み出
すとともに対応するLEDを点灯する(n54)。次に、スプ
リットモードであるか否かをスプリットモードグラフSP
LITによって判断し(n55)、スプリットモードである場
合には直接リターンし、スプリットモードでない場合に
はデュアルモードフラグDUALをセットして(n56)リタ
ーンする。
このようにこの電子楽器では音色スイッチの重複した
オンによって2個の音色を同時に選択することができ、
このとき自動的にデュアルモードが設定される。また、
スプリットスイッチ17をオンすることによってスプリッ
トモードのセット/リセットをすることができるととも
に、スプリットスイッチ17をオンした状態で音色スイッ
チ16をオンすることによって音量バランス設定をするこ
とができる。また、スプリットスイッチ17をオンした状
態で鍵盤14の何れかのキーをオンすることによってスプ
リットモード時の分割点(スプリットポジション)を設
定することができる。
なお、この実施例ではCPUを用いてプログラム制御を
するようにしたが、専用のハードウェアを用いた制御を
行ってもよい。また、この実施例では電子鍵盤楽器につ
いて説明したが鍵盤楽器以外の電子楽器例えば電子管楽
器にも同様に応用することができる。また音域の分割数
や同時発音音色数は2に限らず3以上にすることも可能
である。また、自動伴奏時において、メロディの音量と
伴奏の音量との音量バランス設定に用いることも可能で
ある。
なお、第1図(C)のn35,n36の動作および第5図の
音色スイッチデータテーブルが本願発明の音量設定手段
に対応する。
(g)発明の効果 以上のようにこの発明の電子楽器では、操作子群を列
状に配置し、操作された操作子が前記列を分割する比率
に応じて複数音色の音量バランスを設定するようにした
ことにより、音量バランスを視覚的・直感的に設定する
ことが可能になる。また、上記操作子群を音色設定操作
子と兼用したことにより、音量バランス設定のために他
の新たな操作子を設ける必要がなく操作パネル面を簡略
にすることができるとともにコストアップを防止するこ
とができる。また、操作の煩雑さを解消することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(D)はこの発明の実施例である電子楽
器の動作を示すフローチャート、第2図は同電子楽器の
ブロック図、第3図は同電子楽器の操作パネル面を示す
図である。また、第4図(A),(B)は同電子楽器の
RAMに設定されるレジスタの一部を示す図、および同レ
ジスタのプリセット値の例を示す図、第5図は音色選択
スイッチのオンによってセットされるデータを示す図で
ある。 14……鍵盤、 16(16a〜15j)……音色スイッチ群、 17……スプリットスイッチ、 19(19a〜19k)……LED群。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発音可能な音域を複数の部分音域に分割
    し、各部分音域毎に指定された異なる音色の楽音を発音
    可能な音源と、 操作パネル面に列状に配置された複数の操作子を有し、
    前記各部分音域の音色を選択設定する音色選択操作子群
    と、 特定モード時に、前記音色選択操作子群の何れかの操作
    子が操作されたとき、当該操作された音色選択操作子が
    前記列状に配置された音色選択操作子群を分割する比率
    に応じたバランスで前記各部分音域に指定された音色の
    音量バランスを設定する音量設定手段と、 を設けたことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】1つの発音指示で複数の異なる音色の楽音
    を同時に発音可能な音源と、 操作パネル面に列状に配置された複数の操作子を有し、
    前記複数の異なる音色を選択設定する音色選択操作子群
    と、 特定モード時に、前記音色選択操作子群の何れかの操作
    子が操作されたとき、当該操作された音色選択操作子が
    前記列状に配置された音色選択操作子群を分割する比率
    に応じたバランスで前記複数の異なる音色の音量バラン
    スを設定する音量設定手段と、 を設けたことを特徴とする電子楽器。
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