JPH07160426A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH07160426A
JPH07160426A JP5329594A JP32959493A JPH07160426A JP H07160426 A JPH07160426 A JP H07160426A JP 5329594 A JP5329594 A JP 5329594A JP 32959493 A JP32959493 A JP 32959493A JP H07160426 A JPH07160426 A JP H07160426A
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JP
Japan
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output
signal
moving speed
cursor position
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JP5329594A
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Hiroshi Tanii
浩 谷井
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポイントデバイスの移動に必要な作業領域を
小さくでき、使用者の疲労を低減できるとともに、制御
機器側から画面表示に応じたカーソル移動速度を任意に
設定できる情報処理装置を提供する。 【構成】 移動情報制御部14は、画面表示の更新毎に
各画面領域に応じたカーソルの移動速度を示す移動速度
情報、および現在のカーソル位置の座標を示すカーソル
位置情報を出力する。ゲート信号発生部6はこの移動速
度情報およびカーソル位置情報を内部RAMに記憶し、
カーソル位置情報およびパルス発生部5からのクロック
信号21に基づいて対応する移動速度情報を読み出して
ゲート信号22として出力し、これに基づき比較器7か
ら出力信号23を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーソル座標情報を入
力するフローティングポイントデバイスおよび制御機器
から構成される情報処理装置に関し、特に制御機器側か
らカーソルの移動速度を任意に制御可能な情報処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、パソコンなどの情報処理装置で
は、カーソル座標情報を入力する装置として、マウスな
どのフローティングポイントデバイス(以下、ポイント
デバイスという)が使用されている。
【0003】従来、この種のポイントデバイスでは、使
用者の手による上下左右の移動によって、机面の摩擦に
よりポイントデバイスの内側に回転自在に支持された球
が回転し、その球の回転をX軸およびY軸方向の回転に
変換し、さらにこれらX、Y軸方向の回転をそれぞれ電
気的なパルス信号に変換して出力するものであり、制御
機器では、マウスからのX、Y軸毎のパルス信号の数の
多少によって、座標上のカーソル移動量を算出するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、このような従
来のポイントデバイスでは、ポイントデバイスの単位移
動量に対してポイントデバイスから出力されるパルス信
号の数、すなわちカーソルの移動速度が固定されていた
ため、カーソルを画面の下から上まで移動させる場合に
は、その移動量に対応する所定数のパルス信号が必要と
なり、ポイントデバイスを移動させ得るに足りる広範囲
の作業領域が必要となるという問題点があり、使用者の
手首などの疲労の原因となっていた。
【0005】また、ポイントデバイスに制御スイッチを
設け、この制御スイッチの操作に応じて逓倍または分周
回路を動作させて出力するパルス信号の増減制御を行う
ものもあるが(例えば、特開平2−115922号公報
など)、これは使用者自身が制御スイッチをその都度操
作する必要があり、操作が複雑なものとなり実際の作業
では十分な効果を得ることができなかった。
【0006】本発明はこのような課題を解決するための
ものであり、ポイントデバイスの移動操作に必要な作業
領域を小さくでき、使用者の疲労を低減できるととも
に、制御機器側から画面表示に応じたカーソル移動速度
を任意に設定できるフローティングポイントデバイスを
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明による情報処理装置は、制御機器とし
て、所望のカーソル移動速度を示す移動速度情報を出力
する移動情報制御手段を備え、フローティングポイント
デバイスとして、移動情報制御手段からの移動速度情報
に基づきクロック信号を制御し出力信号として出力する
信号処理手段を備えるものである。
【0008】さらに、信号処理手段は、記憶手段を有
し、移動情報制御手段からの移動速度情報を記憶手段に
格納するとともに、移動速度情報に基づきゲート信号を
出力するゲート信号発生手段と、ゲート信号発生手段か
らのゲート信号に基づきクロック信号を出力信号として
出力するか否かを制御する比較器とから構成されている
ものである。
【0009】また、制御機器として、画面表示の更新に
応じてその画面表示の各領域における所望のカーソル移
動速度を示す移動速度情報、および画面表示更新時のカ
ーソル位置を示すカーソル位置情報を出力する移動情報
制御手段を備え、フローティングポイントデバイスとし
て、RAMを有し、移動情報制御手段からの移動速度情
報およびカーソル位置情報をRAMに格納し、カーソル
位置情報に基づいて移動速度情報を読み出すとともに、
クロック信号により移動速度情報に基づくゲート信号を
出力し、出力信号に基づきカーソル位置情報を更新する
ゲート信号発生手段と、ゲート信号発生手段からのゲー
ト信号に基づきクロック信号を出力信号として出力する
か否かを制御する比較器とを備えるものである。
【0010】さらに、移動速度情報は、比較器に対して
出力信号の出力の可否を指示するゲート信号に対応する
1または0のビット列から構成されているものである。
【0011】
【作用】従って、制御機器の移動情報制御手段により、
所望のカーソル移動速度を示す移動速度情報が出力さ
れ、フローティングポイントデバイスの信号処理手段に
より、移動情報制御手段からの移動速度情報に基づきク
ロック信号が制御され出力信号として出力される。
【0012】さらに、信号処理手段のゲート信号発生手
段により、移動情報制御手段からの移動速度情報が記憶
手段に格納されるとともに、移動速度情報に基づきゲー
ト信号が出力され、比較器により、ゲート信号発生手段
からのゲート信号に基づきクロック信号が出力信号とし
て出力されるか否かが制御される。
【0013】また、制御機器の移動情報制御手段によ
り、画面表示の更新に応じてその画面表示の各領域にお
ける所望のカーソル移動速度を示す移動速度情報、およ
び画面表示更新時のカーソル位置を示すカーソル位置情
報が出力され、フローティングポイントデバイスのゲー
ト信号発生手段により、移動情報制御手段からの移動速
度情報およびカーソル位置情報がRAMに格納され、出
力信号に基づき更新されたカーソル位置情報に基づいて
移動速度情報が読み出されるとともに、クロック信号に
より移動速度情報に基づくゲート信号が出力され、比較
器により、ゲート信号発生手段からのゲート信号に基づ
きクロック信号が出力信号として出力されるか否かが制
御される。
【0014】さらに、ゲート信号発生手段において、1
または0のビット列から構成されている移動速度情報が
読み出され、その1または0に対応して比較器に対して
出力信号の出力の可否を指示するゲート信号が出力され
る。
【0015】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例であるポイントデバイスの
ブロック図であり、同図において、1はポイントデバイ
ス、11はポイントデバイス1からの出力信号23に基
づき座標情報を生成し、画面上のカーソルを制御するこ
とにより各種情報処理を行う制御機器である。
【0016】ポイントデバイス1において、2は、ポイ
ントデバイス1が操作により机面4上を移動した場合に
転がる球3の回転をセンサ2A,2Bを介してX軸、Y
軸方向にそれぞれ検出する回転検出部、5は、回転検出
部2からの信号によりポイントデバイス1の移動量に比
例した数の所定のクロック信号21を発生させるパルス
発生部である。
【0017】6は、制御機器11からの移動速度情報お
よびカーソル位置情報を内部のRAMに格納するととも
に、現在のカーソル位置に対応してRAMから読み出し
た所定の移動速度情報に基づきゲート信号22を発生さ
せるゲート信号発生部、7はゲート信号発生部6からの
ゲート信号22に基づき、パルス発生部5からのクロッ
ク信号21の出力制御を行う比較器である。
【0018】また、制御機器11において、12はポイ
ントデバイス1からの出力信号23に基づき座標情報と
して画面上におけるカーソルの位置を算出するカーソル
位置制御部、13は実行されているアプリケーション・
ソフトウェアからの画面表示出力およびカーソル位置制
御部12からの座標情報に基づき画面表示を制御する画
面表示制御部、14は画面表示制御部13からの画面表
示情報に基づき画面上のそれぞれの領域におけるカーソ
ルの移動速度を設定し、これを移動速度情報としてポイ
ントデバイス1のゲート信号発生部6に出力する移動情
報制御部である。
【0019】図2は、移動情報制御部14において画面
表示に対応して設定された移動速度情報であり、画面表
示制御部13により表示された各画像の性質に基づいて
所定のカーソル移動速度、すなわちポイントデバイス1
の単位移動量における出力信号23のパルス数の比が設
定される。
【0020】同図において、X0 〜X7,Y0 〜Y3
は、それぞれ画面上のX,Y座標、「早」「遅」はカー
ソルの移動速度であり、この場合、画面表示単位1ドッ
トに対して1つの座標値が割当てられており、さらに各
座標毎に移動速度が設定されている。なお、ポイントデ
バイス1からの出力信号23の1パルスに応じて、画面
上のカーソルが1ドット移動するものとする。
【0021】移動速度情報は、例えばある画面領域に複
数のメニューを表示しそのいずれかを選択入力するなど
の場合には、細かいカーソル操作が要求されるため、そ
の周辺の領域には移動速度の遅い「遅」が設定され、他
のメニュー群との間の比較的長い距離を移動する場合に
は早いカーソル操作が要求されるため、その間の領域に
は移動速度の早い「早」が設定される。
【0022】図3は、実際にポイントデバイス1のゲー
ト信号発生部6へ出力され内部RAMに格納される移動
速度情報であり、図2の「早」「遅」はそれぞれ「1
1」「01」に置換されている。
【0023】次に、図4を参照して、本発明の動作とし
て、カーソルが座標X0,Y2 からX7,Y2 まで移動する
場合の動作について説明する。なお、以下の説明では、
動作をわかりやすく説明するために、X軸(X座標)に
関する動作のみに着目して説明する。
【0024】図4は、図1における各部のX軸に関する
信号を示すタイミングチャートであり、21はパルス発
生部5から出力されるクロック信号、22はゲート信号
発生部6から出力されるゲート信号、23は比較器7か
ら制御機器11に出力される出力信号である。
【0025】まず、制御機器11では、使用者がポイン
トデバイス1によって座標情報を入力することにより各
種情報処理を行うアプリケーション・ソフトウェアが実
行されており、その画面表示出力が画面表示制御部13
を介してCRT画面(図示せず)に表示されている。
【0026】移動情報制御部14は、画面表示が更新さ
れる毎に画面の各領域に応じたカーソルの移動速度を設
定し、これを画面の座標に対応した移動速度情報として
ポイントデバイス1のゲート信号発生部6に対して出力
するとともに、画面表示更新時のカーソル位置の座標を
カーソル位置情報として出力する。
【0027】今、制御機器11の画面において任意の座
標X0,Y2 からX座標方向(横方向)に2ドット分すな
わち座標X1,Y2 まで速度を遅く移動させるとともに、
次の4ドット分すなわち座標X5,Y2 まで速度を早く移
動させ、さらに次の2ドット分すなわち座標X7,Y2
で速度を遅く移動させたい場合には、X0,Y2 からX1,
2 までは「01」が設定され、続いてX5,Y2 までは
「11」が設定され、さらにX7,Y2 までは「01」が
設定されることになる(図2,3参照)。
【0028】また、現在のカーソル位置が画面のX0,Y
2 にある場合には、カーソル位置情報としてX0,Y2
設定される。
【0029】ポイントデバイス1のゲート信号発生部6
は、移動情報制御部14からの移動速度情報およびカー
ソル位置情報を受信し、これをゲート信号発生部6内の
RAMの画面座標に対応する所定アドレスに格納すると
ともに、現在のカーソル位置を示す座標情報としてカー
ソル位置情報を記憶する。
【0030】回転検出部2は、使用者の操作により机面
4の上を移動した場合、その移動距離およびその方向を
センサ2A,2Bにより検出し、パルス制御部5は、移
動速度に応じた周期で移動距離に応じたパルス数のクロ
ック信号21を出力する。
【0031】ゲート信号発生部6は、カーソル位置情報
に基づき現在のカーソル位置すなわち座標X0,Y2 に対
応するアドレス情報を生成し、このアドレス情報に基づ
きRAMから座標X0,Y2 に対応する移動速度情報を読
み出す。
【0032】ここで、画面座標X0,Y2 に対応する移動
速度情報が「01」に設定されていることから「01」
が読み出されて、パルス発生部5からのクロック信号2
1の立ち下がりエッジで、最初の桁「0」がゲート信号
22として比較器7にラッチ出力され、比較器7はゲー
ト信号22が「0」であることから出力信号23として
パルス発生部5からのクロック信号21を出力せず、制
御機器11側のカーソル位置制御部12において算出さ
れるカール位置は変化しない。
【0033】続いてゲート信号発生部6において、次の
クロック信号21の立ち下がりエッジで、先に読み出し
た移動速度情報の次の桁「1」がゲート信号22として
ラッチ出力され、比較器7はゲート信号22が「1」で
あることから出力信号23としてパルス発生部5からの
クロック信号21を出力し、制御機器11側のカーソル
位置制御部12において算出されるカール位置がX軸方
向に1ドット移動する。
【0034】またこのとき、出力信号23がゲート信号
発生部6に入力され、この立ち上がりエッジにより、現
在のカーソル位置を示すカーソル位置情報がX1,Y2
更新されるとともにアドレス情報が更新され、RAMか
ら座標X1,Y2 に対応する移動速度情報「01」が読み
出される。
【0035】従って、移動速度情報が「01」である場
合には、クロック信号21の2パルスに1回の割合で比
較器7から出力信号23が出力されることになり、さら
にポイントデバイス1が移動しクロック信号21が4パ
ルス発生してはじめて出力信号23として2パルス出力
され、制御機器11側のカーソル位置制御部12におい
て制御されるカールがX軸方向に2ドットすなわち座標
0,Y2 から座標X1,Y2 までゆっくりと移動すること
になる。
【0036】次に、ゲート信号発生部6は、座標X1,Y
2 において出力された出力信号23の立ち上がりエッジ
により更新されたカーソル位置情報に基づくアドレス情
報により、画面座標X2,Y2 に対応する移動速度情報
「11」を読み出しており、次のクロック信号21の立
ち下がりエッジで最初の桁「1」をゲート信号22とし
て比較器7にラッチ出力し、比較器7はゲート信号22
が「1」であることから出力信号23としてパルス発生
部5からのクロック信号21を出力し、制御機器11側
のカーソル位置制御部12において算出されるカール位
置がX軸方向に1ドット移動する。
【0037】またこのとき、出力信号23がゲート信号
発生部6に入力され、この立ち上がりエッジにより、現
在のカーソル位置を示すカーソル位置情報がX3,Y2
更新されるとともにアドレス情報が更新され、RAMか
ら座標X3,Y2 に対応する移動速度情報「11」が読み
出される。
【0038】これにより、先に読み出された座標X2,Y
2 に対応する移動速度情報「11」の2桁目の「1」は
出力されることなく、次のクロック信号21で新たな座
標X3,Y2 の移動速度情報「11」の最初の桁「1」が
ラッチ出力されることになる。
【0039】従って、移動速度情報が「11」である場
合には、クロック信号21と同数の割合で比較器7から
出力信号23が出力されることになり、さらにポイント
デバイス1が移動してクロック信号21が4パルス発生
した場合には出力信号23として4パルス出力され、制
御機器11側のカーソル位置制御部12において制御さ
れるカールがX軸方向に4ドットすなわち座標X2,Y2
から座標X5,Y2 まで早く移動することになる。
【0040】さらに、ゲート信号発生部6は、座標X5,
2 において出力された出力信号23の立ち上がりエッ
ジにより更新されたカーソル位置情報に基づくアドレス
情報により、画面座標X6,Y2 に対応する移動速度情報
「01」を読み出しており、前述と同様にクロック信号
21の2パルスに1回の割合で出力信号23が出力さ
れ、座標X7,Y2 までゆっくりと移動することになる。
【0041】すなわち、移動速度情報として「遅」(=
「01」)を設定した画面領域では、ポイントデバイス
1の移動距離に対して比較的遅く画面上のカーソルが移
動することになり、逆に、移動速度情報として「早」
(=「11」)を設定した画面領域では、ポイントデバ
イス1の移動距離に対して比較的早く画面上のカーソル
が移動することになり、この場合、両者のカーソル移動
速度は1:2となる。
【0042】なお、以上の説明において、X軸に関する
動作についてのみ説明したが、Y軸についても前述と同
様に、ゲート信号発生部6においてカーソル位置情報に
基づき内部RAMから移動速度情報が読み出され、これ
に応じてゲート信号22が出力され、比較器7において
出力信号23の出力制御が行われるものとなる。
【0043】従って、必要に応じて画面上の任意の領域
に対応する移動速度情報をそれぞれ設定することによ
り、使用者がポイントデバイス1の速度制御を行うこと
なく、自動的にポイントデバイス1の移動距離に対する
カーソルの移動距離の比、すなわちカーソル移動速度が
制御されることになる。
【0044】なお、以上の説明において、移動速度情報
として「遅」を「01」に、また「早」を「11」にそ
れぞれ置き換えて設定した場合について説明したが、こ
れら移動速度情報の桁数を増やすことによりカーソルの
移動速度の比を任意に多段階に設定するようにしてもよ
い。
【0045】例えば、移動速度情報の桁数を3桁にした
場合には、「遅」を「001」、「早」を「111」、
また「中」として「011」をそれぞれ設定した場合に
は、「遅」ではクロック信号21の3パルスに1回、
「中」ではクロック信号21の2パルスに1回、さらに
「早」ではクロック信号21の1パルスに1回、それぞ
れ出力信号23が出力されることになる。
【0046】なお、「111」の2桁目以降および「0
11」の3桁目については、実際には読み飛ばされるこ
とになるため、これらの桁は「1」に固定されるもので
はなく「0」または「1」どちらでもよい。また、この
ことは前述の「11」の2桁目の「1」でも、同様であ
る。
【0047】従って、移動速度情報の桁数を増やすこと
により、カーソルの移動速度を多段階に設定できること
になり、必要に応じて画面上の任意の領域に対応する移
動速度情報をそれぞれ設定することにより、きめ細かに
カーソル移動速度が制御されることになる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、制御機
器側からカーソルの移動速度を示す所望の移動速度情報
を出力するとともに、ポイントデバイス側でこの移動速
度情報に基づき出力信号の出力を制御するようにしたも
のであり、これにより制御機器側からカーソル移動速度
を任意に設定でき、使用者の疲労を低減することが可能
となる。
【0049】また、ポイントデバイス側に記憶手段を設
けて、制御機器側からの移動速度情報を記憶し、この移
動速度情報に基づき出力信号の出力を制御するようにし
たものであり、これにより制御機器側から常時移動速度
情報を出力する必要がなくなり、制御機器側の処理負担
が軽減される。
【0050】また、制御機器側に移動情報制御部を設け
て、個々の画面領域に対応したカーソルの移動速度を示
す移動速度情報および現在のカーソル位置情報を出力す
るとともに、ポイントデバイス側にRAMを有するゲー
ト信号発生部および比較器を設けて、移動速度情報およ
びカーソル位置情報をRAMに記憶するとともに、カー
ソル位置情報に対応した移動速度情報を読み出し、この
移動速度情報から生成したゲート信号により比較器を制
御し、クロック信号を出力信号として出力するようにし
たものであり、制御機器側から画面表示に応じたカーソ
ル移動速度を任意に設定でき、実際の作業に即してカー
ソルの移動速度を自動的に変化させることが可能とな
り、さらに使用者の疲労を低減できるという格別な効果
を奏するものである。
【0051】さらに、移動速度情報をゲート信号に対応
した1または0からなるビット列とすることにより、ゲ
ート信号発生手段において、対応する移動速度情報をそ
のままゲート信号として出力することができ、ポイント
デバイス側の構成を簡略化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による情報入力装置のブロッ
ク図である。
【図2】画面座標に対する移動速度情報「遅/早」を示
す説明図である。
【図3】ゲート信号発生部に格納される移動速度情報
「01/11」を示す説明図である。
【図4】図1に示した実施例の各部における信号のタイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1 フローティングポイントデバイス(ポイントデバイ
ス) 2 回転検出部 3 球 4 机面 5 パルス発生部 6 ゲート信号発生部 7 比較器 11 制御機器 12 カーソル位置制御部 13 画面表示制御部 14 移動情報制御部 21 クロック信号 22 ゲート信号 23 出力信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者による移動操作に応じて所定のク
    ロック信号を発生させこれを出力信号として出力するフ
    ローティングポイントデバイスと、前記出力信号に基づ
    き画面上のカーソル位置を算出し、これを座標情報とし
    て各種情報処理を行う制御機器とから構成される情報処
    理装置において、 前記制御機器は、 所望のカーソル移動速度を示す移動速度情報を出力する
    移動情報制御手段を備え、 前記フローティングポイントデバイスは、 前記移動情報制御手段からの前記移動速度情報に基づき
    前記クロック信号を制御し前記出力信号として出力する
    信号処理手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の情報処理装置において、 前記信号処理手段は、 記憶手段を有し、前記移動情報制御手段からの前記移動
    速度情報を前記記憶手段に格納するとともに、前記移動
    速度情報に基づきゲート信号を出力するゲート信号発生
    手段と、 前記ゲート信号発生手段からの前記ゲート信号に基づき
    前記クロック信号を前記出力信号として出力するか否か
    を制御する比較器とから構成されていることを特徴とす
    る情報処理装置。
  3. 【請求項3】 使用者による移動操作に応じて所定のク
    ロック信号を発生させこれを出力信号として出力するフ
    ローティングポイントデバイスと、前記出力信号に基づ
    き画面上のカーソル位置を算出し、これを座標情報とし
    て各種情報処理を行う制御機器とから構成される情報処
    理装置において、 前記制御機器は、 画面表示の更新に応じてその画面表示の各領域における
    所望のカーソル移動速度を示す所定の移動速度情報、お
    よび画面表示更新時のカーソル位置を示すカーソル位置
    情報を出力する移動情報制御手段を備え、 前記フローティングポイントデバイスは、 RAMを有し、前記移動情報制御手段からの前記移動速
    度情報およびカーソル位置情報を前記RAMに格納し、
    前記カーソル位置情報に基づいて前記移動速度情報を読
    み出すとともに、前記クロック信号により前記移動速度
    情報に基づくゲート信号を出力し、前記出力信号に基づ
    き前記カーソル位置情報を更新するゲート信号発生手段
    と、 前記ゲート信号発生手段からの前記ゲート信号に基づき
    前記クロック信号を前記出力信号として出力するか否か
    を制御する比較器とを備えることを特徴とする情報処理
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の情報処理装置において、 前記移動速度情報は、 前記比較器に対して前記出力信号の出力の可否を指示す
    る前記ゲート信号に対応する1または0のビット列から
    構成されていることを特徴とする情報処理装置。
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