JPH0980626A - プロジェクションスクリーン - Google Patents

プロジェクションスクリーン

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JPH0980626A
JPH0980626A JP23494195A JP23494195A JPH0980626A JP H0980626 A JPH0980626 A JP H0980626A JP 23494195 A JP23494195 A JP 23494195A JP 23494195 A JP23494195 A JP 23494195A JP H0980626 A JPH0980626 A JP H0980626A
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JP
Japan
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layer
transparent
colored
light
projection screen
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JP23494195A
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English (en)
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Masato Ooita
正人 大板
Yukiteru Shibuya
幸照 渋谷
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プロジェクションスクリーンの映写面を有彩色
の色調に着色することにより、特に明るい視環境下で投
影される拡大画像を明るくハイコントラストで表示でき
るようにすることにある。 【解決手段】プロジェクションスクリーンを構成する各
構成層のうち投影画像光の進行する構成層として、有彩
色系の透明性のある色材により着色されたスクリーン構
成層を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオプロジェク
ターなどの投影機器用の反射型映写スクリーン、あるい
は透過型映写スクリーンなどプロジェクションスクリー
ンにおいて、スクリーン面を透明な有彩色にて着色する
ことにより、特に明るい視環境下で投影される拡大画像
を明るくハイコントラストで表示するためのプロジェク
ションスクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、さまざまなビデオプロジェクター
が開発され、テレビ画像を、簡単に大型スクリーンに投
影して楽しむことが可能になってきているが、スクリー
ンは、外光の影響を受けないように、部屋を暗くした状
態で使用する場合が多い。
【0003】最近は、比較的明るい部屋においても観察
できるプロジェクションスクリーンが開発されており、
各方面において使用されるようになってきている。
【0004】上記スクリーンのコントラスト(映写画像
のハイライト部とシャドウ部との濃度差)を上げて、よ
り見やすい明るさをもったスクリーンとしては、再帰反
射特性を良好にするためのビーズスクリーン、ホワイト
スクリーン、画像光以外の外光(ノイズ光)による影響
を抑えるための偏光層を備えた偏光スクリーンなどがあ
る。
【0005】これらのプロジェクションスクリーンにお
いては、反射型のスクリーンにあってはその反射表面の
透明層、透過型のスクリーンにあってはその透過層が、
それぞれ無彩色の白色系透明層である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記白色系のプロジェ
クションスクリーンは、分光吸収性能がなく、可視領域
の全ての光に対して、ほぼ同一の分光反射率を以て反
射、又は、ほぼ同一の分光透過率を以て透過するため、
投影光の色相変化は無いものの、スクリーン上における
映像の色調が全体的に白色掛かって観察される傾向があ
り、また、明室にてスクリーンを使用する場合は、部屋
の照明光や外光が、白色系のスクリーンで反射してノイ
ズ光を発生し易いものである。
【0007】そこで、スクリーン映写面の色調(映像を
投影しない自然光下でのスクリーン色あるいは映像を投
影した場合のハイライト部でのスクリーン色)を透明な
黒色系に着色調整することによって、スクリーン面に光
吸収性能を付与すれば、ノイズ光の発生を解消すること
は可能ではあるが、スクリーンの白色度の低下による輝
度の低下が生じて暗いスクリーンとなってしまう。
【0008】本発明の課題は、プロジェクションスクリ
ーンの映写面を有彩色の色調に着色することにより、特
に明るい視環境下で投影される拡大画像を明るくハイコ
ントラストで表示できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像観察側又
は画像観察側とは反対側より画像光を投影して画像を観
察するプロジェクションスクリーンを構成する各構成層
のうち投影画像光の進行する構成層に、有彩色系の透明
性のある色材により着色された着色構成層を備えること
を特徴とするプロジェクションスクリーンである。
【0010】また本発明は、上記プロジェクションスク
リーンにおいて、前記着色構成層が少なくとも光拡散層
であるプロジェクションスクリーンである。
【0011】また本発明は、上記プロジェクションスク
リーンにおいて、前記着色構成層が少なくとも最表面層
であるプロジェクションスクリーンである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のプロジェクションスクリ
ーンを、実施の形態にしたがって以下に詳細に説明す
る。
【0013】図1(a)は、第1の実施の形態の反射型
のプロジェクションスクリーン1の側断面図であり、ス
クリーン1は、基材2の片面に、銀色の印刷インキ(ア
ルミニウム粉末により調色したインキ)にて印刷形成さ
れた(あるいはアルミニウム蒸着膜やアルミニウム箔貼
着による)反射層3を備える。
【0014】前記反射層3上には、有彩色の透明性のあ
る色材7(染料若しくは顔料、又はこれらを混合した色
材))により着色した透明な合成樹脂6(透明性塗料若
しくは透明性着色印刷インキ又は着色透明フィルム)
を、塗布若しくはラミネートして形成した有彩色の合成
樹脂層5a(透明着色層)と、該合成樹脂層5a上に色
材7により着色されていない合成樹脂層5bとを積層し
た光拡散層5を備える。
【0015】該光拡散層5は、図1(a)に示すよう
に、その合成樹脂層5bの表面が微細な凹凸が形成され
て光拡散面6aとなっているか、又は光拡散面6aを備
えず、その層内に光拡散材(シリカ、カオリンなどの微
粉末)を混入して光拡散性を付与したものである。な
お、Lは画像投影光の入射、出射方向を示す。
【0016】図1(b)は、第2の実施の形態の反射型
のプロジェクションスクリーン1の側断面図であり、ス
クリーン1は、基材2の片面に、銀色の印刷インキ(ア
ルミニウム粉末により調色したインキ)にて印刷形成さ
れた(あるいはアルミニウム蒸着膜やアルミニウム箔貼
着による)反射層3を備える。
【0017】前記反射層3上には、有彩色の透明性のあ
る色材7(染料若しくは顔料、又はこれらを混合した色
材))により着色した透明な合成樹脂6(透明性塗料若
しくは透明性着色印刷インキ又は着色透明フィルム)
を、塗布若しくはラミネートして形成した有彩色の光拡
散層5を備える。
【0018】該光拡散層5は、図1(b)に示すよう
に、その表面が微細な凹凸が形成されて光拡散面6aと
なっているか、又は、光拡散面6aを備えず、その層内
に光拡散材(シリカ、カオリンなどの微粉末)を混入し
て光拡散性を付与したものである。なお、Lは画像投影
光の入射、出射方向を示す。
【0019】図2は、第3の実施の形態における反射型
のプロジェクションスクリーン1の側断面図である。
【0020】反射層3上に、透明な合成樹脂(透明性塗
料若しくは透明性印刷インキ又は透明フィルム)を塗布
若しくはラミネートして設けた合成樹脂層5aを備え、
該合成樹脂層5a上に、有彩色の透明性のある色材7に
より着色した透明な合成樹脂6(透明性塗料若しくは透
明性着色印刷インキ又は着色透明フィルム)を、塗布若
しくはラミネートして形成した有彩色層5bを備える。
【0021】該有彩色層5bは、図2に示すように、そ
の表面が微細な凹凸が形成されて光拡散面6aとなって
いるか、又は、光拡散面6aを備えず、その層内に光拡
散材(シリカ、カオリンなどの微粉末)を混入して光拡
散性を付与したものである。なお、図2の第3の実施の
形態においては、合成樹脂層5aも、有彩色の透明性の
ある色材7により着色した透明な合成樹脂6(透明性塗
料若しくは透明性着色印刷インキ又は着色透明フィル
ム)を用いて形成されていてもよいし、又は、前記反射
層3側に有彩色層5b、該有彩色層5b上に合成樹脂層
5aをそれぞれ設け、該合成樹脂層5aの表面が微細な
凹凸が形成されて光拡散面6aとなっているか、又は、
光拡散面6aを備えず、その層内に光拡散材(シリカ、
カオリンなどの微粉末)を混入して光拡散性を付与され
たものでもよい。
【0022】図3(a)は、第4の実施の形態における
透過型のプロジェクションスクリーン11の側断面図で
ある。
【0023】スクリーン11は、透明な基材12の片面
に、有彩色の透明性のある色材7により着色した透明な
合成樹脂6(透明性塗料若しくは透明性着色印刷インキ
又は着色透明フィルム)を塗布若しくはラミネートして
形成した有彩色の光拡散層5を備える。なお、基材12
も必要に応じて有彩色の透明な色材7を混入した着色透
明樹脂であってもよい。
【0024】該光拡散層5は、図3(a)に示すよう
に、その表面が微細な凹凸が形成されて光拡散面6aと
なっているか、又は、光拡散面6aを備えず、その層内
に光拡散材(シリカ、カオリンなどの微粉末)を混入し
て光拡散性を付与したものである。なお前記基材12の
片面は、グロス状(平滑状)、マット状(微細凹凸状)
のいずれでもよい。また前記基材12の他方面には、有
彩色の透明な色材7により着色した透明着色層を形成す
るようにしてもよい。
【0025】図3(b)は、第5の実施の形態における
透過型のプロジェクションスクリーン11の側断面図で
あり、透明な基材12の片面に、透明な合成樹脂(透明
性塗料若しくは透明性印刷インキ又は透明フィルム)を
塗布若しくはラミネートして形成した下地層5aを備
え、該下地層5a上に、有彩色の透明な色材7により着
色した透明な合成樹脂6(透明性塗料若しくは透明性着
色印刷インキ又は着色透明フィルム)を塗布若しくはラ
ミネートして形成した有彩色の光拡散層5bを備える。
【0026】該光拡散層5bは、図3(b)に示すよう
に、その表面が微細な凹凸が形成されて光拡散面6aと
なっているか、又は光拡散面6aを備えず、その層内に
光拡散材(シリカ、カオリンなどの微粉末)を混入して
光拡散性を付与したものである。なお図3(b)の第5
の実施の形態においては、前記下地層5aと光拡散層5
bの両方、又は、そのいずれか一方を有彩色の透明な色
材7により着色した透明な合成樹脂6(透明性塗料若し
くは透明性着色印刷インキ又は着色透明フィルム)を用
いて塗布若しくはラミネートして形成してもよい。
【0027】図3(c)は、第6の実施の形態における
透過型のプロジェクションスクリーン11の側断面図で
あり、透明な基材12の片面に有彩色の光拡散層5を備
え、他方面に有彩色の透明な色材を混入して着色した合
成樹脂(塗料、インキ、若しくはフィルム)を塗布若し
くはラミネートして形成した透明着色層8を備える。
【0028】なお一方面の前記光拡散層5の表面は微細
な凹凸が形成されて光拡散面6aとなっているか、又は
光拡散面6aを備えず、その層内に光拡散材を混入して
光拡散性を付与したものであり、他方面の前記着色層8
の表面は平滑面である。また図3(c)において下地層
5aは省略してもよい。また図3(c)の第5の実施の
形態においては、前記下地層5aと光拡散層5bの両
方、又は、そのいずれか一方を有彩色の透明な色材7に
より着色した透明な合成樹脂6(透明性塗料若しくは透
明性着色印刷インキ又は着色透明フィルム)を用いて塗
布若しくはラミネートして形成してもよい。
【0029】図4は、第7の実施の形態の反射型のプロ
ジェクションスクリーン1の側断面図であり、スクリー
ン1は、基材2の片面に、銀色の印刷インキ(アルミニ
ウム粉末により調色したインキ)にて印刷形成された
(あるいはアルミニウム蒸着やアルミニウム箔貼着によ
る)反射層3を備え、該反射層3上に偏光層4を備える
ものである。
【0030】前記偏光層4上には、有彩色の透明な色材
7により着色した透明な合成樹脂6(透明性塗料若しく
は透明性着色印刷インキ又は着色透明フィルム)を、塗
布若しくはラミネートして形成した有彩色の光拡散層5
を備え、該光拡散層5の表面は、微細な凹凸が形成され
て光拡散面6aとなっているか、又は光拡散面6aを備
えず、その層内に光拡散材(シリカ、カオリンなどの微
粉末)を混入して光拡散性を付与したものである。
【0031】なお、図4に示す第7の実施の形態におい
ては、前記反射層3と偏光層4との間、あるいは偏光層
4と光拡散層5との間に、有彩色の透明な色材7により
着色した透明な合成樹脂6(透明性塗料若しくは透明性
着色印刷インキ又は着色透明フィルム)を塗布若しくは
ラミネートして着色してもよい。
【0032】偏光層は、黒色系染料を混入した後に一軸
延伸処理したポリエチレンテレフタレートフィルム(厚
さ;25〜35μm)を使用するものである。なお、偏
光子の偏光軸方向(延伸軸方向)は、投影画像の入射光
軸と直交する方向の偏光軸に対して同一方向に設定され
ている。
【0033】図5は、第8の実施の形態における透過型
のプロジェクションスクリーン11の側断面図である。
【0034】スクリーン11は、透明な基材12の片面
に、偏光層4を備え、該偏光層4上に、有彩色の透明な
色材7により着色した透明な合成樹脂6(透明性塗料若
しくは透明性着色印刷インキ又は着色透明フィルム)を
塗布若しくはラミネートして形成した有彩色の光拡散層
5を備え、該光拡散層5の表面は、微細な凹凸が形成さ
れて光拡散面6aとなっているか、又は光拡散面6aを
備えず、その層内に光拡散材(シリカ、カオリンなどの
微粉末)を混入して光拡散性を付与したものである。
【0035】なお、図5に示す第8の実施の形態におい
ては、前記基材12と偏光層4との間、あるいは偏光層
4と光拡散層5との間に、有彩色の透明な色材7により
着色した透明な合成樹脂6(透明性塗料若しくは透明性
着色印刷インキ又は着色透明フィルム)を塗布若しくは
ラミネートして着色してもよい。また、前記基材12の
他方面には、有彩色の透明な色材7により着色した透明
着色層を形成するようにしてもよい。
【0036】本発明のプロジェクションスクリーンの着
色に使用する有彩色の色材としては下記染料若しくは顔
料を、それぞれ単体で、又は混合調整して使用される。
【0037】無機顔料としては、硫酸バリウム、亜鉛
華、硫酸鉛、酸化チタン、黄色鉛、ベンガラ、群青、紺
青、酸化クロム、カーボンブラックなどである。
【0038】また、有機顔料(又は染料)として、アゾ
レーキ系、不溶性アゾ系、縮合アゾ系、フタロシアニン
系、キナクリドン系、ジオキサジン系、イソインドリン
系、アントラキノン系、ペリレン系、ペリノン系、チオ
インジゴ系などである。
【0039】有彩色有機顔料(又は染料)の具体例とし
て、ベンジジンイエロー、リゾールファーストオレン
ジ、バルカンファーストオレンジ、ピグメントスカーレ
ット、チオインジゴ、グリーンゴールド、マラカイトグ
リーンレーキ、リオトゲンレッド、リオノーゲンオレン
ジ、リオノーゲングリーン、リオノーゲンイエロー、リ
オノールブルー、リオノーゲンバイオレッドなどであ
る。
【0040】
【実施例】以下、本発明のプロジェクションスクリーン
の具体的実施例を、以下に詳細に説明する。
【0041】<実施例1>反射型のプロジェクションス
クリーン基材として、その表面がグロス状(平滑状)の
ポリエチレンテレフタレート製のシート(厚さ;25μ
m以上、例えば200〜300μm)を用いた。
【0042】まず、前記基材のグロス表面の全面に、ア
ルミニウム粉末を混入した銀色インキを用いてグラビア
印刷方式により印刷し乾燥させて光反射層(厚さ;15
〜30μm)を形成した。
【0043】次に、有彩色の透明性のある色材と、光拡
散材(シリカ、カオリン微粉末)とを混入したグロス状
(平滑状)の二軸延伸ポリプロピレンフィルム製の光拡
散層(厚さ;15〜25μm)を、上記反射層上より、
加熱ラミネート又は粘着材、接着材(膜厚;15μm以
下)を介してラミネートすることにより本発明の反射型
のプロジェクションスクリーンを作成した。
【0044】なお透明な有彩色系の色材として下記染料
を使用した。 アントラキノン系有機染料(PS,BLACK ME−
3;三井東圧化学(株)製)
【0045】<実施例2>反射層と光拡散層との間に偏
光層を形成した以外は、上記実施例1と同様にして本発
明の反射型のプロジェクションスクリーンを作成した。
【0046】なお、偏光層は、黒色系分散染料を混入し
た後に一軸延伸処理したポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(厚さ;25〜120μm)を使用した。
【0047】<実施例3>反射型のプロジェクションス
クリーン基材として、その表面がマット状(微細凹凸
状)のポリエチレンテレフタレート製のシートを使用し
た以外は、上記実施例1又は実施例2と同様にして本発
明の反射型のプロジェクションスクリーンを作成した。
【0048】<実施例4>偏光層として、ヨウ素を吸着
させたポリビニルアルコールフィルムからなる偏光子の
両面に接着材層を介して、この偏光子の支持体(ベース
層)となる一軸延伸処理したポリエチレンテレフタレー
トフィルムによる偏光フィルムを使用した以外は、上記
実施例2又は実施例3と同様にして本発明の反射型のプ
ロジェクションスクリーンを作成した。
【0049】<実施例5>光拡散層として、表面をマッ
ト状にした(光拡散材を混入した又は混入しない)二軸
延伸ポリプロピレンフィルム(上記実施例1にて使用し
たと同様の色材にて着色したフィルム)を使用した以外
は、上記実施例1乃至実施例4と同様にして本発明の反
射型のプロジェクションスクリーンを作成した。
【0050】<実施例6>光拡散層として、表面をマッ
ト状にした(光拡散材を混入した又は混入しない)ポリ
塩化ビニルフィルム(上記実施例1にて使用したと同様
の色材にて着色したフィルム)を使用した以外は、上記
実施例1乃至実施例4と同様にして本発明の反射型のプ
ロジェクションスクリーンを作成した。
【0051】<実施例7>光拡散層として、表面をマッ
ト状にした(光拡散材を混入した又は混入しない)フッ
素樹脂フィルム(上記実施例1にて使用したと同様の色
材にて着色したフィルム)を使用した以外は、上記実施
例1乃至実施例4と同様にして本発明の反射型のプロジ
ェクションスクリーンを作成した。
【0052】<実施例8>光拡散層として、色材を混合
せず、その表面に着色透明な塗料(又は印刷インキ)を
塗布した以外は、上記実施例1乃至実施例7と同様にし
て本発明の反射型のプロジェクションスクリーンを作成
した。
【0053】<実施例9>光拡散層として、色材を混合
せず、その表面に、色材により着色した着色透明な合成
樹脂フィルムをラミネートした以外は、上記実施例1乃
至実施例7と同様にして本発明の反射型のプロジェクシ
ョンスクリーンを作成した。
【0054】<実施例10>反射型のプロジェクション
スクリーン基材として、ポリ塩化ビニルを使用した以外
は、上記実施例1乃至実施例9と同様にして本発明の反
射型のプロジェクションスクリーンを作成した。
【0055】<実施例11>反射層として、アルミニウ
ム蒸着層(蒸着膜厚;3000Å程度)を形成した以外
は、上記実施例1乃至実施例10と同様にして本発明の
反射型のプロジェクションスクリーンを作成した。
【0056】<実施例12>反射層として、アルミニウ
ム箔(25μm程度)を使用した以外は、上記実施例1
乃至実施例10と同様にして本発明の反射型のプロジェ
クションスクリーンを作成した。
【0057】<実施例13>光拡散層の構成樹脂とし
て、ポリ塩化ビニルを使用した以外は、上記実施例1乃
至実施例12と同様にして本発明の反射型のプロジェク
ションスクリーンを作成した。
【0058】<実施例14>有彩色の透明性のある色材
として、フタロシアニン系顔料を使用した以外は、上記
実施例1乃至実施例13と同様にして本発明の反射型の
プロジェクションスクリーンを作成した。
【0059】<実施例15>透過型のプロジェクション
スクリーン基材として、その表面がグロス状(平滑状)
のポリ塩化ビニル製のシート(厚さ;100〜300μ
m)を用いた。
【0060】まず、有彩色の透明性のある染料と、光拡
散材(シリカ、カオリン微粉末)とを混入したグロス状
(平滑状)の二軸延伸ポリプロピレンフィルム製の透光
拡散性の光拡散層(厚さ;15〜25μm)を、加熱ラ
ミネート又は粘着材、接着材(膜厚;15μm以下)を
介してラミネートすることにより本発明の透過型のプロ
ジェクションスクリーンを作成した。なお透明な有彩色
系の色材としては、実施例1と同様の染料を使用した。
【0061】<実施例16>透過型のプロジェクション
スクリーン基材として、その表面がマット状(微細凹凸
状)のポリエチレンテレフタレート製のシート(厚さ;
100〜300μm)を用いた以外は上記実施例13又
は実施例14と同様にして本発明の透過型のプロジェク
ションスクリーンを作成した。
【0062】<実施例17>光拡散層として表面をマッ
ト状にした(光拡散材を混入した又は混入しない)二軸
延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(上記実施例
13にて使用したと同様の染料にて着色したフィルム)
を使用した以外は、上記実施例13乃至実施例16と同
様にして本発明の透過型のプロジェクションスクリーン
を作成した。
【0063】<実施例18>上記実施例13乃至実施例
17により作成した透過型のプロジェクションスクリー
ンの基材の他方面に、上記実施例13にて使用したと同
様の有彩色の透明性のある色材を混入した合成樹脂を塗
布して透明着色層を形成して本発明の透過型のプロジェ
クションスクリーンを作成した。
【0064】
【発明の効果】本発明のプロジェクションスクリーン
は、スクリーンの各構成層のうち、投影画像光の進行す
る構成層に、透明性のある染料、又は顔料、又はこれら
を混合した色材により有彩色系に着色されたスクリーン
構成層を備えており、従来の無彩色系色調のプロジェク
ションスクリーンと異なり、特定波長領域の可視光に対
する分光吸収性能があり、スクリーン上の映像が全体的
に白色掛かって観察される欠点を解消でき、明室にてス
クリーンを使用する場合にも、部屋の照明光や外光によ
るスクリーン上での反射によるノイズ光を解消でき、映
像コントラストの向上に効果的である。
【0065】また、従来の無彩色系色調のプロジェクシ
ョンスクリーンのように、透明な黒色系に着色すること
による輝度の低下を抑えて、比較的明るいスクリーンと
することができ、特に明るい視環境下で投影される拡大
画像を明るくハイコントラストで表示できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態における反
射型のプロジェクションスクリーンの積層構成を示す部
分拡大側断面図、(b)本発明の第2の実施の形態にお
ける反射型のプロジェクションスクリーンの積層構成を
示す部分拡大側断面図である。
【図2】本発明の第3の実施の形態における反射型のプ
ロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分拡大側
断面図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明の第4〜第6の実施の
形態における透過型のプロジェクションスクリーンの積
層構成を示す部分拡大側断面図である。
【図4】本発明の第7の実施の形態における反射型のプ
ロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分拡大側
断面図である。
【図5】本発明の第7の実施の形態における透過型のプ
ロジェクションスクリーンの積層構成を示す部分拡大側
断面図である。
【符号の説明】
1…反射型のプロジェクションスクリーン 2…基材
3…反射層 4…偏光層 5…光拡散層 5a…透明下地層 5b…光拡散層 6
…透明な合成樹脂 6a…光拡散面 7…有彩色の染料 8…透明着色層 11…透過型のプロジェクションスクリーン 12…透
明基材 L…投影画像の入射・出射光

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロジェクションスクリーンを構成する各
    構成層のうち投影画像光の進行する構成層に有彩色系の
    透明性のある色材により着色された着色構成層を備える
    ことを特徴とするプロジェクションスクリーン。
  2. 【請求項2】前記着色構成層が、少なくとも光拡散層で
    ある請求項1記載のプロジェクションスクリーン。
  3. 【請求項3】前記着色構成層が、少なくともスクリーン
    最表面層である請求項1記載のプロジェクションスクリ
    ーン。
JP23494195A 1995-09-13 1995-09-13 プロジェクションスクリーン Pending JPH0980626A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23494195A JPH0980626A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 プロジェクションスクリーン

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JP23494195A JPH0980626A (ja) 1995-09-13 1995-09-13 プロジェクションスクリーン

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