JPH07270915A - プロジェクタ用スクリーン - Google Patents

プロジェクタ用スクリーン

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Publication number
JPH07270915A
JPH07270915A JP6065309A JP6530994A JPH07270915A JP H07270915 A JPH07270915 A JP H07270915A JP 6065309 A JP6065309 A JP 6065309A JP 6530994 A JP6530994 A JP 6530994A JP H07270915 A JPH07270915 A JP H07270915A
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JP
Japan
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light
screen
projector
spectral component
reflection layer
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Application number
JP6065309A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuki Matsushita
克樹 松下
Tadao Iwaki
岩城  忠雄
Naoki Kato
直樹 加藤
Yasuyuki Mitsuoka
靖幸 光岡
Rieko Sekura
利江子 瀬倉
Nobuyuki Kasama
宣行 笠間
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Publication of JPH07270915A publication Critical patent/JPH07270915A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 投影光を効率的に選択反射する一方、周囲光
を効率的に吸収しコントラストの高い拡大画像を写し出
す。 【構成】 プロジェクタ用スクリーンは周囲光Wの存在
下、プロジェクタから出射される所定帯域の分光成分
R,G,Bを有する投影光Pを受け、拡大画像を写し出
す。プロジェクタ用スクリーンは基材1と、その上に配
置され該分光成分R,G,Bを選択的に拡散反射する拡
散反射層2と、周囲光Wのうち少なくとも該所定帯域外
の可視光成分を吸収する光吸収領域3とからなる積層構
造を有している。拡散反射層2は微小球状体4を密に敷
き並べて構成され、個々の微小球状体4の表面は該分光
成分R,G,Bを選択反射する光学反射膜5で少なくと
も部分的に被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロジェクタ用スクリー
ンに関する。より詳しくは、周囲光の存在下プロジェク
タから出射される所定帯域の分光成分を有する投影光を
受け、拡大画像を写し出すプロジェクタ用スクリーンの
選択的光反射構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図12を参照して従来のプロジェクタの
一例を簡潔に説明する。図示する様に、プロジェクタは
光源101と、コンデンサレンズ102と、透過型の液
晶パネル103と、プロジェクションレンズ光学系10
4とを備えている。光源101は高輝度ランプ105と
楕円反射鏡106の組み合わせからなり、強力な光源光
107を放射する。コンデンサレンズ102は光源光1
07を平行光108に変換する。液晶パネル103は透
過型であり所望の一次画像を表示する。一般に、液晶パ
ネル103は一対の偏光板109,110により挟持さ
れており、液晶の旋光能を利用して平行光108の強度
変調を行ない一次画像を表示する。フルカラー表示を行
なう場合には、液晶パネル103から出射された平行光
111は所定帯域の分光成分(即ち、赤色分光成分、緑
色分光成分及び青色分光成分)を有している。プロジェ
クションレンズ光学系104は平行光111の入射を受
け、投影光112として前方に出射する。前方にはスク
リーン113が配置されており、プロジェクタから出射
される投影光112を受け、拡大された二次元画像を写
し出す。
【0003】図13は従来のプロジェクタ用スクリーン
の一例を示す模式的な断面図である。スクリーン113
は基材114と拡散反射層115からなる積層構造を有
する。拡散反射層115は例えば金属アルミニウム膜か
らなり、その表面116は微細な凹凸形状を有してい
る。プロジェクタから出射した投影光Pは凹凸形状を有
する表面116により拡散反射(乱反射)され、比較的
視覚依存性が少なく且つ比較的高輝度の二次画像を写し
出す事ができる。表面116の凹凸形状は、例えば液体
ホーニング処理により得られ無指向性の微細な凹凸を含
む艶消し面となる。あるいは、金属アルミニウム膜11
5を予め圧延処理し、方向性を有する微細な凹凸(し
わ)を形成する場合もある。さらには、凹凸形状を有す
る表面116の光拡散性をさらに向上させる為、無数の
クレータ(穴)を重ねて形成する場合もある。
【0004】図14は従来のプロジェクタ用スクリーン
の他の例を示す模式的な断面図である。図示する様に、
スクリーン113は基材114と金属アルミニウム膜等
からなる平面反射層115と、光拡散層117とからな
る積層構造を有している。光拡散層117は透明な微小
球状体118を密に敷き並べたマイクロレンズ構造とな
っている。個々の微小球状体118は所望の指向性を伴
なって投影光Pを拡散反射し、所定の視角範囲内で比較
的高輝度の拡大二次元画像を写し出す事ができる。
【0005】図15は従来のプロジェクタ用スクリーン
の別の例を示す模式的な断面図である。基本的な構造は
図13に示した従来例と同一であり、対応する部分には
対応する参照番号を付してある。異なる点は、接着層1
19を介して偏光板120が光反射層115に貼着され
ている事である。偏光板120は投影光Pに含まれる直
線偏光成分を選択的に透過する様にその偏光軸が設定さ
れている。図示の例では、投影光Pは紙面に平行な直線
偏光成分(以下、本明細書ではこれを水平偏光成分と呼
ぶ事にする)を含んでおり、偏光板120は水平方向の
偏光透過軸を有している。一方、室内照明等に含まれる
周囲光Wは水平偏光成分に加え紙面に対して垂直な直線
偏光成分(以下垂直偏光成分と呼ぶ)を含んでいる。周
囲光Wのうち水平偏光成分は偏光板120を透過する
が、垂直偏光成分は偏光板120により遮断吸収され
る。この結果、スクリーン113に入射する周囲光Wが
部分的に吸収され、写し出された拡大二次元画像のコン
トラストがある程度改善できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図13及び図14に示
した従来例では、プロジェクタより出射した投影光Pを
乱反射する構造となっている。周囲光が存在する場合に
は、これも乱反射される為スクリーン上に写し出された
二次元画像のコントラストが低下するという課題があ
る。コントラスト低下を防ぐ為には、例えば外部周囲光
を遮蔽してスクリーンの配設された室内を暗室状態にす
る必要があるが、家庭用プロジェクタ等の場合には実用
上不便が多い。又、周囲光の影響を極力抑える為には、
ある程度の指向性を伴なって投影光を反射させれば良い
が、これではスクリーンに写し出された拡大二次元画像
に視角依存性が生じる為、有効エリアが限定され家庭用
プロジェクタ等では不便が生じる。一方、図15に示し
た従来例では偏光板120を用いる事により、周囲光W
のおよそ半分量をスクリーンから除去する事ができる。
しかしながら、偏光板120は一般に顕著な入射角依存
性を有しており、指向性が強い為有効視角エリアが極端
に限定されるという課題がある。
【0007】図16は投影光Pと周囲光Wの相対的な光
強度関係を示すグラフである。通常の室内照明下では、
周囲光Wの入射を受けたスクリーンの表面照度は例えば
300LUX 程度である。これをバックグラウンドにし
て、スクリーンは投影光Pの照射を受ける。スクリーン
に写し出された二次元画像の黒レベルは仮に投影光の光
強度が0であったとしても、バックグラウンドが加算さ
れる為300LUX 程度になる。これに対して、拡大二次
元画像の白レベルは高々400LUX 程度である。従っ
て、外部周囲光Wの反射を抑制しない限り、拡大二次元
画像のコントラスト(白レベルと黒レベルの比)は低い
ものとなりCRTに比べても視認性が劣る事になる。周
囲光を遮断しないでコントラストを上げる為には、白レ
ベルを極端に上昇させる必要があり、非常に高輝度の光
源をプロジェクタに組み込まなければならない。しかし
ながら、超高輝度の光源は多大の電力を消費するととも
にプロジェクタ内部の温度上昇をもたらす為、家庭用と
しては不適である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した従来の技術の課
題に鑑み、本発明は投影光に含まれる分光成分を効率的
に選択反射する一方周囲光の反射を極力抑制可能なプロ
ジェクタ用スクリーンを提供する事を目的とする。かか
る目的を達成する為に以下の手段を講じた。即ち、本発
明にかかるプロジェクタ用スクリーンは、基本的に周囲
光の存在下、プロジェクタから出射される所定帯域の分
光成分を有する投影光を受け、拡大画像を写し出すもの
である。本発明の特徴事項として、プロジェクタ用スク
リーンは基材と、その上に配置され該分光成分を選択的
に拡散反射する拡散反射層と、周囲光のうち少なくとも
該所定帯域外の可視光成分を吸収する光吸収領域とから
なる積層構造を有している。前記拡散反射層は微小球状
体を密に敷き並べて構成され、個々の微小球状体の表面
は該分光成分を選択反射する光学反射膜で少なくとも部
分的に被覆されている。
【0009】具体的には、前記拡散反射層は投影光に含
まれる赤色分光成分、緑色分光成分及び青色分光成分を
別々に選択反射する光学反射膜で被覆された三種類の微
小球状体の混合物で構成されている。あるいは、前記拡
散反射層は投影光に含まれる赤色分光成分、緑色分光成
分及び青色分光成分を一括して選択反射する光学反射膜
で被覆された一種類の微小球状体の集合物で構成しても
良い。
【0010】一方、前記光吸収領域は該拡散反射層と該
基材との間に形成された平面光吸収膜からなる。あるい
は、前記光吸収領域は個々の微小球状体に設けられた微
小光吸収要素の集合であっても良い。この場合、前記微
小光吸収要素は各微小球状体の表面と該光学反射膜との
間に介在する光吸収膜である。あるいは、前記微小光吸
収要素は個々の微小球状体自身を構成する光吸収材料か
らなる。
【0011】好ましくは、本プロジェクタ用スクリーン
は該拡散反射層の上面に偏光板を備えており、投影光に
含まれる偏光分光成分を選択的に透過する一方、周囲光
に含まれる偏光成分を部分的に吸収する。
【0012】本発明の基本的な概念はプロジェクタ用ス
クリーンの構成に加え、周囲光を放射する照明光源の構
造も包含する。即ち、本発明はプロジェクタとスクリー
ンと照明光源とを備えた映写設備に適用される。プロジ
ェクタは所定帯域の分光成分を有する投影光を出射す
る。スクリーンは該投影光の照射を受け拡大画像を写し
出す。照明光源は該スクリーンを含む空間を照明する周
囲光を放射する。本発明の特徴事項として、前記スクリ
ーンは、基材と、その上に配置され該所定帯域の分光成
分を選択的に拡散反射する拡散反射層と、該所定帯域か
ら外れた可視光成分を吸収する光吸収領域とを有してい
る。一方、前記照明光源は該所定帯域の分光成分を比較
的含まない一方、該所定帯域から外れた可視光成分を比
較的含む周囲光を放射する。
【0013】
【作用】本発明によれば、プロジェクタから出射した投
影光は微小球状体を密に敷き並べた拡散反射層により赤
色、緑色、青色の分光成分のみが選択的に反射される。
一方、該所定帯域外の周囲光は光吸収領域により相当量
が吸収される。周囲光の反射が効率的に抑制できるの
で、十分な黒レベルが得られスクリーンに写し出された
拡大画像のコントラストが改善される。しかも、投影光
は微小球状体の表面で反射されるので、比較的広視野角
に渡って十分な拡大画像の輝度レベルが得られる。又、
微小球状体の集合からなる拡散反射層に偏光板を組み合
わせる事で、さらに周囲光の反射を抑制できる。例え
ば、外部周囲光は光吸収領域により半分量が吸収され、
さらに残りの半分量が偏光板により遮断される。一方、
外部の照明光源についても、所定帯域の分光成分を比較
的含まない一方、所定帯域から外れた可視光成分を比較
的含む周囲光を放射する事により、実用レベルの室内照
明を確保しつつ、スクリーンに対してはコントラスト低
下等の悪影響を与えない様にしている。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本発明の好適な実施例を
詳細に説明する。図1は本発明にかかるプロジェクタ用
スクリーンの第1実施例を示す模式的な部分拡大断面図
である。本プロジェクタ用スクリーンは、周囲光Wの存
在下、プロジェクタから出射される所定帯域の分光成分
(例えば赤色分光成分R、緑色分光成分G、青色分光成
分B)を有する投影光Pを受け、拡散画像を写し出す。
本プロジェクタ用スクリーンは基材1と、その上に配置
され分光成分R,G,Bを選択的に拡散反射する拡散反
射層2と、周囲光Wのうち少なくとも該所定帯域外の可
視光成分を吸収する光吸収領域3とからなる積層構造を
有している。拡散反射層2は微小球状体4を密に敷き並
べて構成されている。個々の微小球状体4の表面は分光
成分R,G,Bを選択反射する光学反射膜5で少なくと
も部分的に被覆されている。本例では拡散反射層2は、
投影光Pに含まれる分光成分R,G,Bを別々に選択反
射する光学反射膜5で被覆された三種類の微小球状体の
混合物で構成されている。例えば、微小球状体4Rの表
面を被覆する光学反射膜は分光成分Rを選択的に反射
し、同じく微小球状体4Gを被覆する光学反射膜は分光
成分Gを選択的に反射し、同じく微小球状体4Bの表面
を被覆する光学反射膜は分光成分Bを選択的に反射す
る。これらの光学反射膜5は例えば低屈折率物質と高屈
折率物質を交互に積層した光学多層膜からなり、各層の
光学膜厚を適切に設定する事により、分光成分R,G,
Bの各々に対応した分光反射特性を持たせる事ができ
る。
【0015】一方光吸収領域3は拡散反射層2と基材1
との間に形成された平面光吸収膜6からなる。この平面
光吸収膜6は例えば黒色の印刷膜等からなり密に敷き並
べられた微小球状体の隙間を透過した周囲光Wを効果的
に吸収できる。又、微小球状体4をガラスビーズやプラ
スチックビーズ等の透明材料で構成した場合には、光学
反射膜5を通過した所定帯域外の周囲光Wも平面光吸収
膜6により効果的に吸収される。なお、本例では三種類
の微小球状体4は互いに混合され平面光吸収膜6の表面
に散布され接着剤等で固定して拡散反射層2としてい
る。個々の微小球状体4の粒径は例えば20μm〜20
0μm程度である。これに対し、スクリーンに写し出さ
れた拡大画像の画素面積は例えば1mm角〜5mm角であ
る。従って、個々の画素に対して十分な個数の微小球状
体4を割り当てる事が可能であり、投影光Pに含まれる
分光成分R,G,Bを高い割合で選択反射できる。
【0016】基材1は例えばガラスマットやプラスチッ
クシート等からなる。この上に設けられた平面光吸収膜
6は例えば黒色印刷膜からなる。これに代えて、光吸収
領域3として黒色に染色された板を貼り付けても良い。
微小球状体4は平面光吸収膜6に対して塗布もしくは接
着等により固定される。微小球状体4は基材1に対して
分散配置される構成となっているので、微細加工の必要
がなく製造が簡単になる。微小球状体4は極めて微細な
ガラスビーズ又はプラスチックビーズからなり、拡大画
像の画素寸法より遥かに小さいので、ランダム散布する
事により十分な選択反射特性が得られ、プロジェクタ用
スクリーンの製造が簡便化される。
【0017】図2は本発明にかかるプロジェクタ用スク
リーンの第2実施例を示す模式的な部分拡大断面図であ
る。基本的な構成は図1に示した第1実施例と同様であ
り、対応する部分には対応する参照番号を付して理解を
容易にしている。異なる点は、光吸収領域3が拡散反射
層2と一体的に形成されている事である。具体的には光
吸収領域3が、個々の微小球状体4に設けられた微小光
吸収要素の集合からなる。さらに具体的には、微小光吸
収要素は各微小球状体4の表面と光学反射膜5との間に
介在する光吸収膜7からなる。この光吸収膜7は光学反
射膜5の成膜に先立って、微小球状体4の表面に蒸着、
スパッタ、印刷、塗布等により形成される。光吸収膜7
は通常黒色の外観を呈している。この様に、微小球状体
4の表面に光吸収膜7を成膜した上に、さらに重ねて光
学反射膜5を形成して光吸収領域3を得ている。第1実
施例の様に光吸収領域3として大面積の平面光吸収膜6
を設ける必要がなくなり、さらにプロジェクタ用スクリ
ーンの構造を簡略化でき且つ製造が容易になる。
【0018】図3は本発明にかかるプロジェクタ用スク
リーンの第3実施例を示す模式的な部分拡大断面図であ
る。基本的な構成は、図2に示した第2実施例と同様で
あり対応する部分には対応する参照番号を付して理解を
容易にしている。異なる点は、拡散反射層2と一体化さ
れた光吸収領域3に含まれる微小光吸収要素が、個々の
微小球状体4自身を構成する光吸収材料からなる事であ
る。即ち、本例では微小球状体4自身が例えば黒色のガ
ラスビーズ又はプラスチックビーズからなり、周囲光に
含まれる可視光成分を効率的に吸収する。第2実施例の
様に光吸収膜7を微小球状体表面に被覆する必要がなく
なり、本例はさらに製造が容易になる。
【0019】図4は本発明にかかるプロジェクタ用スク
リーンの第4実施例を示す模式的な部分拡大断面図であ
る。基本的な構成は、図1に示した第1実施例と同様で
あり、対応する部分には対応する参照番号を付して理解
を容易にしている。異なる点は、拡散反射層2の上面に
偏光板8を備えている事である。この偏光板8は投影光
Pに含まれる水平偏光成分を選択的に透過する一方、周
囲光Wに含まれる偏光成分を部分的に吸収する。即ち、
周囲光Wに含まれる水平偏光成分は偏光板8を透過する
一方、垂直偏光成分は偏光板8により遮断される。換言
すると、偏光板8の直線透過軸は、投影光Pに含まれる
水平偏光成分及び周囲光Wに含まれる水平偏光成分の偏
光軸と一致する様に設定されている。かかる構成により
周囲光Wの半分量が偏光板8により除去され、さらに残
部も約半分量平面光吸収膜6により吸収される。従っ
て、周囲光Wの反射量は先の第1〜第3実施例に比べさ
らに低減している。
【0020】図5は本発明にかかるプロジェクタ用スク
リーンの第5実施例を示す模式的な部分拡大断面図であ
る。基本的な構成は図1に示した第1実施例と同様であ
り、対応する部分には対応する参照番号を付して理解を
容易にしている。異なる点は、拡散反射層2が投影光P
に含まれる分光成分R,G,Bを一括して選択反射する
光学反射膜9で被覆された一種類の微小球状体4の集合
物で構成されている事である。この光学反射膜9は例え
ば低屈折率物質と高屈折率物質を交互に積層した光学多
層膜からなり、各層の光学膜厚を適切に設定する事によ
り所望の分光反射率特性を有しており、三原色分光成分
R,G,Bの中心波長に対応して3個の反射ピークを備
えている。高屈折率物質としては、例えばTiO2 ,Z
rO2 ,Ta2 5 ,ZnS,ZnSe等から選択する
事ができる。又、低屈折率物質としては例えばMg
2 ,SiO2 ,氷晶石等から選択する事ができる。場
合によっては、高屈折率物質と低屈折率物質の間に中間
屈折率物質からなる層を介在させても良い。この場合に
は、中間屈折率物質として例えばAl2 3 ,MgO,
CeF3 等を選択する事ができる。図1に示した第1実
施例では各分光成分R,G,Bの各々に対応した分光反
射率特性を有する光学反射膜が形成された三種類の微小
球状体4を混合散布して拡散反射層2としているが、本
実施例では一種類の微小球状体4のみを散布する事によ
り拡散反射層2を形成する事ができる。
【0021】図6は図5に示した光学反射膜9の分光反
射率特性の一例を示すグラフである。図示する様に、光
学反射膜9は各三原色分光成分B,G,Rの中心波長に
対応した3個のピークを有している。
【0022】図7は、図1に示した微小球状体4の加工
方法の一例を示す模式的な工程図である。本例では真空
蒸着法を用いて微小球状体4の表面に光学反射膜5を形
成している。図示する様に工程(A)では、治具21の
上に予め加工対象となる微小球状体4を整列させてい
る。治具21の表面には無数の凹み22が設けられてお
り、個々の微小球状体4の底部が収納される様になって
いる。各凹み22の底部には微細なバキューム管23が
設けられており微小球状体4を治具21に保持固定す
る。続いて治具21を真空蒸着機に投入し、高屈折率物
質と低屈折率物質を交互に蒸着して所望の分光反射率特
性を有する光学反射膜5を成膜する。例えば高低屈折率
物質の光学膜厚が夫々所定の入射波長の1/4となる様
に蒸着成膜すれば良い。なお本例では異方性を有する真
空蒸着を用いて成膜しているので、微小球状体4の上半
分に光学反射膜5が堆積する。スパッタ等の等方性成膜
技術を用いれば、微小球状体4の下面部まで成膜する事
が可能である。
【0023】次に工程(B)で真空蒸着処理の済んだ微
小球状体4を一方の治具21から他方の治具24に転写
する。なお治具24は先の治具21と略同一の構成を有
する。最後に工程(C)で治具24を再び真空蒸着機に
投入し、光学反射膜5を成膜する。これにより、微小球
状体4の表面全体を略完全に被覆する光学反射膜5を得
る事ができる。
【0024】本発明によれば必ずしも微小球状体4の表
面を完全に光学反射膜で被覆する必要はなく、少なくと
も部分的に被覆してあれば所望の効果が得られる。その
例を図8に示す。なお図8の例は基本的に図1に示した
第1実施例と同様であり、対応する部分には対応する参
照番号を付して理解を容易にしている。本例では例えば
図7の工程(A)で作製された半加工状態の微小球状体
4を利用している。即ち、微小球状体4の略半分のみが
光学反射膜5で覆われている。かかる微小球状体4を基
材1の表面にランダム散布した場合、図示する様に
(A),(B),(C)の三種類の典型的な配置が考え
られる。(A)の状態では光学反射膜5が微小球状体4
の上半分に位置しており、投影光Pを略完全に拡散反射
できる。(B)の状態では光学反射膜5が逆に微小球状
体4の下半分に位置している。この場合にも投影光Pを
略完全に拡散反射できる。(C)の状態では、光学反射
膜5が微小球状体4の左半分に位置している。この場合
には投影光Pの一部が透明な微小球状体4を通過し平面
光吸収膜6で吸収される。従って投影光Pに対する反射
効率が若干低下する。しかしながら微小球状体の集合か
らなる拡散反射層を全体として見た場合、反射効率の低
下分は殆ど無視できる程度に僅かである。
【0025】図9は本発明の応用例である映写設備を示
す模式図である。本映写設備はプロジェクタ51とスク
リーン52と照明光源53とを備えている。プロジェク
タ51は所定帯域の分光成分を有する投影光Pを出射す
る。スクリーン52は投影光Pの照射を受け拡大画像を
写し出す。照明光源53はスクリーン52を含む空間を
照明する周囲光Wを放射する。スクリーン52は例えば
図1に示した積層構造を有しており、基材と、その上に
配置され所定帯域の分光成分を選択的に拡散反射する拡
散反射層と、該所定帯域から外れた可視光成分を吸収す
る光吸収領域とを有している。一方照明光源53は該所
定帯域の分光成分を比較的含まない一方、該所定帯域か
ら外れた可視光成分を比較的含む周囲光Wを放射する。
【0026】図10に、照明光源53から放射される周
囲光Wの分光特性の一例を表わす。グラフに示す様に、
周囲光Wは投影光に含まれる分光成分B,G,Rに対応
する帯域において比較的低い光強度を有している。一方
この帯域外において比較的強度の高い可視光成分を含ん
でいる。かかる構成によれば、周囲光が分光成分B,
G,Rを含んでいない為、スクリーンに形成された拡散
反射層により殆ど反射される事がない。一方、比較的大
量に含まれる該所定帯域から外れた可視光成分はスクリ
ーンに形成された光吸収領域により大部分が吸収され
る。従って、スクリーン表面を過度に照明する事がな
く、写し出された拡大画像のコントラストを低下させる
惧れがない。
【0027】図11は、図10に示した分光特性を有す
る照明光源の例を示す模式的な斜視図である。(A)に
示す例では、白色光源54の表面に赤色、緑色及び青色
に対応した3個の吸収ピークを有する光学フィルタ膜5
5を形成している。(B)に示す例では、白色光源54
の表面に対して赤色吸収フィルタ55R、緑色吸収フィ
ルタ55G及び青色吸収フィルタ55Bを順次成膜して
いる。(C)に示す例では3本の白色光源54を1組と
して用いており、第1の白色光源54には赤色吸収フィ
ルタ55Rが全面的に形成され、第2の白色光源54に
は緑色吸収フィルタ55Gが全面的に形成され、第3の
白色光源54には青色吸収フィルタ55Bが全面的に被
覆されている。
【0028】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によればプロ
ジェクタ用スクリーンは所定帯域外の可視光成分を吸収
する光吸収領域を備えており、周囲光が存在する様な明
るい環境条件においても十分な黒レベルを有する拡大画
像を写し出す事ができる。又、投影光に含まれる分光成
分を選択的に拡散反射する微小球状体を敷き並べた拡散
反射層を有しており極めて効率的に且つ広視野角に渡っ
て投影光を反射する事ができ輝度の高い拡大画像を写し
出す事が可能である。この結果コントラストの高い拡大
画像が得られスクリーンとプロジェクタの使用環境を選
択する事なく鮮明な映写を行う事が可能になる。特に偏
光板を組み合わせる事により周囲光をさらに効果的に遮
断できる。又、周囲光の分光特性を適切に設定する事に
より一層拡大画像のコントラストを高める事が可能であ
る。この様にして拡大画像の十分に暗い黒レベルが得ら
れる為、過度に明るいプロジェクタ用光源が必要なくな
り、消費電力を大幅に抑制できるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるプロジェクタ用スクリーンの第
1実施例を示す部分断面図である。
【図2】同じく第2実施例を示す部分断面図である。
【図3】同じく第3実施例を示す部分断面図である。
【図4】同じく第4実施例を示す部分断面図である。
【図5】同じく第5実施例を示す部分断面図である。
【図6】第5実施例を構成する微小球状体に成膜される
光学反射膜の分光反射率特性を示すグラフである。
【図7】図1に示した微小球状体の加工方法の一例を示
す工程図である。
【図8】図1に示した第1実施例の変形を示す模式図で
ある。
【図9】本発明の一応用例にかかる映写設備を示す模式
図である。
【図10】図9に示した映写設備に用いられる照明光源
の分光特性を示すグラフである。
【図11】同じく照明光源の例を示す斜視図である。
【図12】従来のプロジェクタの一般的な構成を示す模
式図である。
【図13】従来のプロジェクタ用スクリーンの一例を示
す部分断面図である。
【図14】従来のプロジェクタ用スクリーンの他の例を
示す断面図である。
【図15】従来のプロジェクタ用スクリーンの別の例を
示す部分断面図である。
【図16】従来のプロジェクタ用スクリーンの課題説明
に供するグラフである。
【符号の説明】
1 基材 2 拡散反射層 3 光吸収領域 4 微小球状体 5 光学反射膜 6 平面光吸収膜 7 光吸収膜 8 偏光板 9 光学反射膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 光岡 靖幸 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ー電子工業株式会社内 (72)発明者 瀬倉 利江子 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ー電子工業株式会社内 (72)発明者 笠間 宣行 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイコ ー電子工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲光の存在下、プロジェクタから出射
    される所定帯域の分光成分を有する投影光を受け、拡大
    画像を写し出すプロジェクタ用スクリーンであって、 基材と、その上に配置され該分光成分を選択的に拡散反
    射する拡散反射層と、周囲光のうち少なくとも該所定帯
    域外の可視光成分を吸収する光吸収領域とからなる積層
    構造を有しており、 前記拡散反射層は微小球状体を密に敷き並べて構成さ
    れ、個々の微小球状体の表面は該分光成分を選択反射す
    る光学反射膜で少なくとも部分的に被覆されている事を
    特徴とするプロジェクタ用スクリーン。
  2. 【請求項2】 前記拡散反射層は、投影光に含まれる赤
    色分光成分、緑色分光成分及び青色分光成分を別々に選
    択反射する光学反射膜で被覆された三種類の微小球状体
    の混合物で構成されている事を特徴とする請求項1記載
    のプロジェクタ用スクリーン。
  3. 【請求項3】 前記拡散反射層は、投影光に含まれる赤
    色分光成分、緑色分光成分及び青色分光成分を一括して
    選択反射する光学反射膜で被覆された一種類の微小球状
    体の集合物で構成されている事を特徴とする請求項1記
    載のプロジェクタ用スクリーン。
  4. 【請求項4】 前記光吸収領域は、該拡散反射層と該基
    材との間に形成された平面光吸収膜からなる事を特徴と
    する請求項1記載のプロジェクタ用スクリーン。
  5. 【請求項5】 前記光吸収領域は、個々の微小球状体に
    設けられた微小光吸収要素の集合からなる事を特徴とす
    る請求項1記載のプロジェクタ用スクリーン。
  6. 【請求項6】 前記微小光吸収要素は、各微小球状体の
    表面と該光学反射膜との間に介在する光吸収膜からなる
    事を特徴とする請求項5記載のプロジェクタ用スクリー
    ン。
  7. 【請求項7】 前記微小光吸収要素は、個々の微小球状
    体自身を構成する光吸収材料からなる事を特徴とする請
    求項5記載のプロジェクタ用スクリーン。
  8. 【請求項8】 該拡散反射層の上面に偏光板を備えてお
    り、投影光に含まれる偏光分光成分を選択的に透過する
    一方、周囲光に含まれる偏光成分を部分的に吸収する事
    を特徴とする請求項1記載のプロジェクタ用スクリー
    ン。
  9. 【請求項9】 所定帯域の分光成分を有する投影光を出
    射するプロジェクタと、該投影光の照射を受け拡大画像
    を写し出すスクリーンと、該スクリーンを含む空間を照
    明する周囲光を放射する照明光源とを備えた映写設備で
    あって、 前記スクリーンは、基材と、その上に配置され該所定帯
    域の分光成分を選択的に拡散反射する拡散反射層と、該
    所定帯域から外れた可視光成分を吸収する光吸収領域と
    を有しており、前記照明光源は、該所定帯域の分光成分
    を比較的含まない一方、該所定帯域から外れた可視光成
    分を比較的含む周囲光を放射する事を特徴とする映写設
    備。
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