JPH0979323A - チップ割り用平ベルト - Google Patents
チップ割り用平ベルトInfo
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- JPH0979323A JPH0979323A JP23871695A JP23871695A JPH0979323A JP H0979323 A JPH0979323 A JP H0979323A JP 23871695 A JP23871695 A JP 23871695A JP 23871695 A JP23871695 A JP 23871695A JP H0979323 A JPH0979323 A JP H0979323A
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- belt
- chip
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Abstract
織布が切断され難く、長期間に亘って安定した割れ性が
得られるチップ割り用平ベルトを提供すること。 【解決手段】 芯体コード4と、芯体コード4のプーリ
側に配設された裏面層5と、該芯体コード4の表面側に
配設された表面層6と、を有するチップ割り用平ベル
ト。その表面層6に埋設された織布のベルト幅方向の剛
性体は、アラミド繊維および合成樹脂モノフィラメント
糸からなる群から選択される少なくとも一種である。上
記合成樹脂モノフィラメント糸は、ポリアミドモノフィ
ラメント糸またはポリエステルモノフィラメント糸であ
るのが好ましい。
Description
されるセラミックス等のチップを所定寸法に切断する際
に使用されるチップ割り用平ベルトに関し、詳しくはベ
ルトの該チップと接する側の表面層に使用される織布の
改良に関するものである。
チップを所定寸法に切断するために、従来一対のローラ
ー間に所定長さのチップを通過させることで、該チップ
に曲げ力を与えて所定寸法に切断することが行われてい
たが、この方法ではチップの割り速度が遅いため、最近
では上下一対のベルト間にチップを通すことでチップを
割ることが検討されている。
置は、図2に示すように、駆動ベルト1と従動ベルト2
とを有し、両ベルト1、2間に切り溝が所定寸法で設け
られているセラミックス等のチップ3を供給することに
よりベルトの出口側端部の曲げ力で該チップ3を該切り
溝に応じた所定幅に割るようになっている。
通常、芯体コードと、該芯体コードのプーリ側に配設さ
れた裏面層と、該芯体コードの表面側に配設された表面
層と、を有し、該表面層および裏面層は、織布にゴムも
しくは弾性を有する樹脂等の芯体コードへの接着材料を
設けて構成されている。
用いてチップ3を割る場合、チップ3を割る側の従動ベ
ルト2の表面は、チップ3の切断された角部等で該ベル
ト表面が擦り付けられるため、織布を構成する繊維束が
切断して繊維が表面に浮き出るという問題があり、その
ため所望の寸法および形状にチップ3を割ることができ
ず、ベルトを早期に交換しなければならないという欠点
があった。
されたものであり、その目的とするところは、セラミッ
クス等のチップが割れる際に表面の織布が切断され難
く、長期間に亘って安定した割れ性が得られるチップ割
り用平ベルトを提供することにある。
ベルトは、芯体コードと、該芯体コードのプーリ側に配
設された裏面層と、該芯体コードの表面側に配設された
表面層と、を有し、該表面層に埋設された織布のベルト
幅方向の剛性体が、アラミド繊維および合成樹脂モノフ
ィラメント糸からなる群から選択される少なくとも一種
であることを特徴とし、そのことにより上記目的が達成
される。
アミドモノフィラメント糸またはポリエステルモノフィ
ラメント糸であるのが好ましい。
ルト幅方向の剛性体に、セラミックスチップに対して耐
摩耗性に優れたアラミド繊維、ポリアミドモノフィラメ
ント糸またはポリエステルモノフィラメント糸などを使
用することにより、該チップが割れる際に該チップによ
り織布のベルト幅方向の剛性体が切断されるのを低減す
ることができる。
体としては、伸縮性に優れたポリアミド繊維等を使用す
ることができる。上記織布のベルト幅方向の剛性体とし
て耐摩耗性に優れたアラミド繊維等を使用することによ
り、ベルトの伸縮特性を維持しながら、織布のベルト周
方向の剛性体をも保護することができ、織布が早期にチ
ップによって擦れ切断することを防ぐことができる。
は、図2に示したように、抵抗器等のセラミックス等の
チップ割り装置に使用されるもので、特にその従動ベル
ト2に使用されるものである。
該装置は駆動ベルト1と従動ベルト2とを有し、両ベル
ト1、2間にセラミックスのチップ3が供給されてベル
ト端部の曲げ力で該チップ3を割るようになっている。
該チップ3はベルトの幅方向に長い切り溝が多数本所定
間隔を置いて設けられており、その切り溝に沿ってチッ
プ3はベルトの出口側の端部で割られる。
付け力は、通常5〜20kgf/cm2に設定されてい
る。駆動ベルト1および従動ベルト2の寸法は、それぞ
れ幅10〜30mm、長さ300〜1000mm、厚み
0.6〜1.2mmとすることができるが、目的に応じ
て各寸法は変更可能である。
させる原動プーリ11、入り口側のプーリ12、出口側
のプーリ13および案内プーリ14が配設されている。
また、該従動ベルト2内側には、入り口側のプーリ2
1、出口側のプーリ22および案内プーリ23が配設さ
れている。ベルトの走行速度は、通常5〜60m/分と
される。
ト1、2間にチップ3を供給すると、出口側プーリ13
付近でチップ3はベルトから曲げ力が与えられることに
より、チップ3はその切り溝に沿って所定寸法に切断さ
れる。
ーリとして使用され、図1に示すように、芯体コード4
と、該芯体コード4のプーリ側に配設された裏面層5
と、該芯体コード4の表面側に配設された表面層6と、
を有する。
ード、ガラスコード、アラミドコード等を使用すること
ができる。
有し、該接着処理材料により織布は上記芯体コード4に
接着されている。該織布を構成するベルト幅方向の剛性
体は、耐摩耗性に優れたアラミド繊維および合成樹脂モ
ノフィラメント糸からなる群から選択される少なくとも
一種を使用することができる。合成樹脂モノフィラメン
ト糸としては、例えば、ポリアミドモノフィラメント
糸、ポリエステルモノフィラメント糸などを使用するこ
とができる。これらの繊維径は100〜1000dが好
ましい。
性体としては、伸縮性を有するポリアミド繊維、例え
ば、ポリアミドマルチフィラメント糸(繊維径:100
〜1000d)を使用することができる。
接着処理材料としては、例えば、CR、NBR、H−N
BR、ウレタンゴム等を使用することができる。
るには、従来公知の方法に従って作製することができ、
例えば、芯体コード4の表裏面側に上記織布と接着処理
材料をそれぞれ配して、硬化もしくは加硫させることに
より表裏面層5、6を芯体コード4に一体成型して作製
することができる。
れることが従動ベルト2に比べて比較的少ないので、従
来公知のベルトを使用することができ、例えば、芯体コ
ードと、該芯体コードのプーリ側に配設された裏面層
と、該芯体コードの表面側に配設された表面層と、を有
し得る。該芯体コードとしては、ポリエステルコード、
ガラスコード、アラミドコード等を使用することができ
る。また、表裏面層は、アラミド繊維、ポリアミドモノ
フィラメント糸、ポリエステル、ポリアミド繊維、等を
用いて構成される織布と、CR、NBR、H−NBR、
ウレタンゴム等からなる接着処理材料とで形成すること
ができる。
これにより限定されるものではない。
ト周方向の剛性体としてポリアミドマルチフィラメント
糸を使用し、ベルト幅方向の剛性体としてアラミド繊維
を使用して作製された織布を用いた。接着処理材料とし
てNBRからなる接着剤を使用した。
周方向の剛性体としてポリアミドマルチフィラメント糸
を使用し、ベルト幅方向の剛性体としてポリアミドマル
チフィラメント糸を使用して作製された織布を用いた。
接着処理材料としてNBRからなる接着剤を使用した。
割り用平ベルトを作製した。
金型に挿入し、その上からスパイラル状に芯体となるガ
ラスコードを巻き付け、次にその上に表面層(B)をか
ぶせて160℃×20分で加硫した。加硫後、一定時間
冷却した後、金型から半製品を脱型し、必要な幅にカッ
トして完成品を作製した。
向の剛性体としてポリアミドマルチフィラメント糸を使
用し、ベルト幅方向の剛性体としてポリアミドモノフィ
ラメント糸を使用して作製された織布を用いた。接着処
理材料としてNBRからなる接着剤を使用した。
の剛性体としてポリアミドマルチフィラメント糸を使用
し、ベルト幅方向の剛性体としてポリアミドマルチフィ
ラメント糸を使用して作製された織布を用いた。接着処
理材料としてNBRからなる接着剤を使用した。
プ割り用平ベルトを作製した。
向の剛性体としてポリアミドマルチフィラメント糸を使
用し、ベルト幅方向の剛性体としてポリアミドマルチフ
ィラメント糸を使用して作製された織布を用いた。接着
処理材料としてNBRからなる接着剤を使用した。
の剛性体としてポリアミドマルチフィラメント糸を使用
し、ベルト幅方向の剛性体としてポリアミドマルチフィ
ラメント糸を使用して作製された織布を用いた。接着処
理材料としてNBRからなる接着剤を使用した。
プ割り用平ベルトを作製した。
チップ割り用平ベルトを、図2に示す装置の従動ベルト
2として使用し、原動プーリ11を駆動させて両ベルト
1、2間にセラミックスチップ3を供給し、そのチップ
の割れ性において変化が生じた時間(つまり、正規のサ
イズに割れなくなった時間)を寿命時間と判断した。結
果を表1に示す。
て、条件は次の通りであった。
00mm、厚み0.8mmであった。
00mm、厚み0.7mmであった。
力は20kgf/cm2であった。
トによれば、ベルト寿命を従来の約8〜12倍延ばすこ
とができた。
ば、チップが擦り付けられる側の織布が該チップに切断
されることを大幅に減少でき、織布を構成する繊維がベ
ルト表面に浮き出ることを防いで、長期間に亘って抵抗
器等のセラミックスチップを安定して所定寸法に割るこ
とができ、ベルト寿命を向上することができる。
略断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 芯体コードと、該芯体コードのプーリ側
に配設された裏面層と、該芯体コードの表面側に配設さ
れた表面層と、を有するチップ割り用平ベルトであっ
て、 該表面層に埋設された織布のベルト幅方向の剛性体が、
アラミド繊維および合成樹脂モノフィラメント糸からな
る群から選択された少なくとも一種であることを特徴と
するチップ割り用平ベルト。 - 【請求項2】 前記合成樹脂モノフィラメント糸が、ポ
リアミドモノフィラメント糸およびポリエステルモノフ
ィラメント糸からなる群から選択された一種である請求
項1記載のチップ割り用平ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23871695A JP2866821B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | チップ割り用平ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23871695A JP2866821B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | チップ割り用平ベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0979323A true JPH0979323A (ja) | 1997-03-25 |
JP2866821B2 JP2866821B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=17034213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23871695A Expired - Lifetime JP2866821B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | チップ割り用平ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2866821B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006062008A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Nitta Ind Corp | チップ割り無端ベルト |
JP2006061778A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Nitta Ind Corp | チップ割り用無端ベルト |
JP2006062141A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Nitta Ind Corp | チップ割り無端ベルト |
JP5559923B1 (ja) * | 2013-10-15 | 2014-07-23 | 進 庄司 | 割りベルトおよび分割装置 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP23871695A patent/JP2866821B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006062008A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Nitta Ind Corp | チップ割り無端ベルト |
JP2006061778A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Nitta Ind Corp | チップ割り用無端ベルト |
JP2006062141A (ja) * | 2004-08-25 | 2006-03-09 | Nitta Ind Corp | チップ割り無端ベルト |
JP5559923B1 (ja) * | 2013-10-15 | 2014-07-23 | 進 庄司 | 割りベルトおよび分割装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2866821B2 (ja) | 1999-03-08 |
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Legal Events
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