JPH0976741A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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- JPH0976741A JPH0976741A JP7234361A JP23436195A JPH0976741A JP H0976741 A JPH0976741 A JP H0976741A JP 7234361 A JP7234361 A JP 7234361A JP 23436195 A JP23436195 A JP 23436195A JP H0976741 A JPH0976741 A JP H0976741A
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- external force
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/00642—Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
- B60H1/00735—Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models
- B60H1/00764—Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models the input being a vehicle driving condition, e.g. speed
-
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/32—Cooling devices
- B60H1/3204—Cooling devices using compression
- B60H1/3205—Control means therefor
- B60H1/3208—Vehicle drive related control of the compressor drive means, e.g. for fuel saving purposes
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- Thermal Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 可燃性冷媒の蒸発潜熱を利用して空気の冷却
を行う車両用空調装置において、衝突事故等の車両に損
傷が及ぶ場合においても、冷媒の漏れを少なくすること
ができる車両用空調装置を提供する。 【構成】 車両衝突時に損傷を受け易い車室内から離れ
た位置に配置された空調機器３の吐出ポート側３ｂおよ
び流入ポート３ａ側のそれぞれに、車両に所定以上の外
力が作用したときに、冷媒流れを閉止するように構成さ
れた第１および第２電磁弁１１、１２を備える。これに
より、漏れだす冷媒量は、その空調機器内に溜まってい
る分だけとなり、冷媒の漏れを少なくすることができ
る。
を行う車両用空調装置において、衝突事故等の車両に損
傷が及ぶ場合においても、冷媒の漏れを少なくすること
ができる車両用空調装置を提供する。 【構成】 車両衝突時に損傷を受け易い車室内から離れ
た位置に配置された空調機器３の吐出ポート側３ｂおよ
び流入ポート３ａ側のそれぞれに、車両に所定以上の外
力が作用したときに、冷媒流れを閉止するように構成さ
れた第１および第２電磁弁１１、１２を備える。これに
より、漏れだす冷媒量は、その空調機器内に溜まってい
る分だけとなり、冷媒の漏れを少なくすることができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、可燃性冷媒を用いた車
両用空調装置に関するものである。
両用空調装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年の車両用空調装置の冷媒の脱フロン
化対策として、プロパンガス等の可燃性冷媒を用いたも
のが提案されている。そして、可燃性冷媒を用いた車両
用空調装置の冷媒の漏れ対策手段として、例えば実開昭
５８−５４９０４号公報に記載の手段が提案されてい
る。具体的には、車室内（キャビン）または車両用空調
装置内に、冷媒の漏れを検出するためのガスセンサを設
け、このガスセンサにより冷媒の漏れが検出されたと
き、エバポレータの流入ポート側および流出ポート側に
設けられた電磁弁を閉じ、車室内への冷媒の漏れを防止
するものである。
化対策として、プロパンガス等の可燃性冷媒を用いたも
のが提案されている。そして、可燃性冷媒を用いた車両
用空調装置の冷媒の漏れ対策手段として、例えば実開昭
５８−５４９０４号公報に記載の手段が提案されてい
る。具体的には、車室内（キャビン）または車両用空調
装置内に、冷媒の漏れを検出するためのガスセンサを設
け、このガスセンサにより冷媒の漏れが検出されたと
き、エバポレータの流入ポート側および流出ポート側に
設けられた電磁弁を閉じ、車室内への冷媒の漏れを防止
するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に車
両の構造は、乗員の安全確保上、キャビンが最も損傷を
受けにくい（堅牢な）構造となっている。一方、例え
ば、凝縮器（コンデンサ）等のキャビンから離れた車両
前頭部に配置された空調機器は、衝突事故等の際に損傷
を受けて、その損傷を受けた部分から冷媒が漏れ出す可
能性がある。
両の構造は、乗員の安全確保上、キャビンが最も損傷を
受けにくい（堅牢な）構造となっている。一方、例え
ば、凝縮器（コンデンサ）等のキャビンから離れた車両
前頭部に配置された空調機器は、衝突事故等の際に損傷
を受けて、その損傷を受けた部分から冷媒が漏れ出す可
能性がある。
【０００４】したがって、上述のようなエバポレータの
流入ポート側および流出ポート側に設けられた電磁弁を
閉じるといった冷媒の漏れ対策手段では、衝突事故等の
場合に、凝縮器等の損傷を受けた部分からの冷媒の漏れ
を十分に防止することができないという問題を有してい
た。本発明は、上記点に鑑み、衝突事故等の車両に損傷
が及ぶ場合においても、冷媒の漏れを少なくすることが
できる車両用空調装置を提供することを目的とする。
流入ポート側および流出ポート側に設けられた電磁弁を
閉じるといった冷媒の漏れ対策手段では、衝突事故等の
場合に、凝縮器等の損傷を受けた部分からの冷媒の漏れ
を十分に防止することができないという問題を有してい
た。本発明は、上記点に鑑み、衝突事故等の車両に損傷
が及ぶ場合においても、冷媒の漏れを少なくすることが
できる車両用空調装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【発明の概要】本発明は、上記目的を達成するために、
以下の技術的手段を用いる。請求項１に記載の発明で
は、車両衝突時に損傷を受け易い車室内から離れた位置
に配置されている空調機器（３）の吐出ポート側（３
ｂ）および流入ポート（３ａ）側のそれぞれに、車両に
所定以上の外力が作用したときに、冷媒流れを閉止する
ように構成されたバルブ装置（１１、１２、１３、１
４）を備えることを特徴とする。
以下の技術的手段を用いる。請求項１に記載の発明で
は、車両衝突時に損傷を受け易い車室内から離れた位置
に配置されている空調機器（３）の吐出ポート側（３
ｂ）および流入ポート（３ａ）側のそれぞれに、車両に
所定以上の外力が作用したときに、冷媒流れを閉止する
ように構成されたバルブ装置（１１、１２、１３、１
４）を備えることを特徴とする。
【０００６】ここで、車両衝突時に損傷を受け易い車室
内から離れた位置とは、車両前方、車両後方または車両
側方などの位置をいう。請求項２に記載の発明では、凝
縮器（６）を車両前方に配置した車両用空調装置におい
て、その凝縮器（６）の吐出ポート（３ｂ）側および流
入ポート（３ａ）側のそれぞれに、車両に所定以上の外
力が作用したときに、冷媒流れを閉止するように構成さ
れたバルブ装置（１１、１２、１３、１４）を備えるこ
とを特徴とする。
内から離れた位置とは、車両前方、車両後方または車両
側方などの位置をいう。請求項２に記載の発明では、凝
縮器（６）を車両前方に配置した車両用空調装置におい
て、その凝縮器（６）の吐出ポート（３ｂ）側および流
入ポート（３ａ）側のそれぞれに、車両に所定以上の外
力が作用したときに、冷媒流れを閉止するように構成さ
れたバルブ装置（１１、１２、１３、１４）を備えるこ
とを特徴とする。
【０００７】請求項３に記載の発明では、請求項１また
は２に記載の車両用空調装置において、バルブ装置は、
両ポート（３ａ、２ｂ）側にそれぞれ設けられた第１電
磁弁（１１）および第２電磁弁（１２）と、車両に作用
する外力を検出する外力検出手段（１３）と、外力検出
手段から検出された検出値がに所定以上になったとき
に、第１電磁弁および第２電磁弁が閉じるように制御す
る制御手段（１４、１２０）とから構成されていること
を特徴とする。
は２に記載の車両用空調装置において、バルブ装置は、
両ポート（３ａ、２ｂ）側にそれぞれ設けられた第１電
磁弁（１１）および第２電磁弁（１２）と、車両に作用
する外力を検出する外力検出手段（１３）と、外力検出
手段から検出された検出値がに所定以上になったとき
に、第１電磁弁および第２電磁弁が閉じるように制御す
る制御手段（１４、１２０）とから構成されていること
を特徴とする。
【０００８】次に、上記構成の作用効果を述べる。請求
項１〜３に記載の発明によれば、車両衝突時に損傷を受
け易い車室内から離れた位置に配置された空調機器
（３）の吐出ポート側（３ｂ）および流入ポート（３
ａ）側のそれぞれに、車両に所定以上の外力が作用した
ときに、冷媒流れを閉止するように構成されたバルブ装
置（１５）を備えているので、衝突事故等により、損傷
を受けた空調機器への冷媒供給が停止する。したがっ
て、漏れ出す冷媒量は、その空調機器内に溜まっている
分だけとなり、空調装置内全量の冷媒が流れ出ないの
で、冷媒の漏れを少なくすることができる。
項１〜３に記載の発明によれば、車両衝突時に損傷を受
け易い車室内から離れた位置に配置された空調機器
（３）の吐出ポート側（３ｂ）および流入ポート（３
ａ）側のそれぞれに、車両に所定以上の外力が作用した
ときに、冷媒流れを閉止するように構成されたバルブ装
置（１５）を備えているので、衝突事故等により、損傷
を受けた空調機器への冷媒供給が停止する。したがっ
て、漏れ出す冷媒量は、その空調機器内に溜まっている
分だけとなり、空調装置内全量の冷媒が流れ出ないの
で、冷媒の漏れを少なくすることができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施の形
態について説明する。 （第１実施形態）図１は、本発明に係る車両用空調装置
（以下、単に空調装置と呼ぶ。）を車両に組付けた状態
を示す模式図で、紙面上方は車両前頭部に相当する。な
お、冷媒は、上述のように、プロパンガス等の可燃性冷
媒である。
態について説明する。 （第１実施形態）図１は、本発明に係る車両用空調装置
（以下、単に空調装置と呼ぶ。）を車両に組付けた状態
を示す模式図で、紙面上方は車両前頭部に相当する。な
お、冷媒は、上述のように、プロパンガス等の可燃性冷
媒である。
【００１０】ここで、１はエンジンで、２は、このエン
ジン１からの駆動力を電磁クラッチ２ａを介して動く圧
縮機である。３は、圧縮機２で圧縮された冷媒の凝縮を
行うコンデンサ（凝縮器）で、冷媒が流入する流入ポー
ト３ａと、吐出する吐出ポート３ｂと、冷媒を凝縮する
コア部３ｃとから構成されている。このコンデンサ３
は、冷媒と外気との間で熱交換を行うため、通常、エン
ンジンルーム４内最前頭部に配置されている。
ジン１からの駆動力を電磁クラッチ２ａを介して動く圧
縮機である。３は、圧縮機２で圧縮された冷媒の凝縮を
行うコンデンサ（凝縮器）で、冷媒が流入する流入ポー
ト３ａと、吐出する吐出ポート３ｂと、冷媒を凝縮する
コア部３ｃとから構成されている。このコンデンサ３
は、冷媒と外気との間で熱交換を行うため、通常、エン
ンジンルーム４内最前頭部に配置されている。
【００１１】５は、コンデンサ３で凝縮された冷媒を減
圧する膨張弁（減圧器）で、この膨張弁５により冷媒
は、低温低圧の霧状の冷媒となる。６は、空気冷却手段
をなすエバポレータ（蒸発器）で、このエバポレータ６
の空気下流側には、エンジン冷却水を熱源として、空気
の加熱を行うヒータコア７が配置されている。また、エ
バポレータ６とヒータコア７との間には、車室内に吹き
出す空気の温度を調整する温度調整手段をなすエアミッ
クスドア（図示せず）が設けられている。エバポレータ
６、ヒータコア７およびエアミックスドアのいずれも、
空気の流路をなす樹脂製の空調ケーシング８内に配置さ
れ、この空調ケーシング８は、車室内に配置されてい
る。因みに、膨張弁５は、空調ケーシング８近傍の車室
内に配置されている。
圧する膨張弁（減圧器）で、この膨張弁５により冷媒
は、低温低圧の霧状の冷媒となる。６は、空気冷却手段
をなすエバポレータ（蒸発器）で、このエバポレータ６
の空気下流側には、エンジン冷却水を熱源として、空気
の加熱を行うヒータコア７が配置されている。また、エ
バポレータ６とヒータコア７との間には、車室内に吹き
出す空気の温度を調整する温度調整手段をなすエアミッ
クスドア（図示せず）が設けられている。エバポレータ
６、ヒータコア７およびエアミックスドアのいずれも、
空気の流路をなす樹脂製の空調ケーシング８内に配置さ
れ、この空調ケーシング８は、車室内に配置されてい
る。因みに、膨張弁５は、空調ケーシング８近傍の車室
内に配置されている。
【００１２】なお、この空調ケーシング８空気上流側に
は、図示されていない送風器および吸入空気の切り替え
行う内外気切替ケーシングが配置され、空調ケーシング
８空気下流側には、図示されていない車室内への空気吹
出口およびその空気吹出口の切り替えを行う図示されて
いない切替装置が配置されている。また、９は、コンデ
ンサ３で凝縮した冷媒を冷房負荷に即応してエバポレー
タ６に冷媒を供給できるように冷媒を一時的に蓄えるレ
シーバであり、１０は、エバポレータ６での蒸発圧力を
調整する蒸発圧力調整弁（ＥＰＲ）である。
は、図示されていない送風器および吸入空気の切り替え
行う内外気切替ケーシングが配置され、空調ケーシング
８空気下流側には、図示されていない車室内への空気吹
出口およびその空気吹出口の切り替えを行う図示されて
いない切替装置が配置されている。また、９は、コンデ
ンサ３で凝縮した冷媒を冷房負荷に即応してエバポレー
タ６に冷媒を供給できるように冷媒を一時的に蓄えるレ
シーバであり、１０は、エバポレータ６での蒸発圧力を
調整する蒸発圧力調整弁（ＥＰＲ）である。
【００１３】１１、１２は、非通電時閉（ノーマルクロ
ーズ）型の電磁弁であり、第１電磁弁１１は、コンデン
サ３の流入ポート３ａ側に設けられており、第２電磁弁
１２はコンデンサ３の吐出ポート３ｂ側に設けられてい
る。そして、両電磁弁１１、１２の開閉は、加速度セン
サ（外力検出手段）１３より検出された検出値に基づい
て、空調ケーシング８近傍の車室内に配置されて制御装
置（制御手段）１４によって制御されている。
ーズ）型の電磁弁であり、第１電磁弁１１は、コンデン
サ３の流入ポート３ａ側に設けられており、第２電磁弁
１２はコンデンサ３の吐出ポート３ｂ側に設けられてい
る。そして、両電磁弁１１、１２の開閉は、加速度セン
サ（外力検出手段）１３より検出された検出値に基づい
て、空調ケーシング８近傍の車室内に配置されて制御装
置（制御手段）１４によって制御されている。
【００１４】なお、これら電磁弁１１、１２、加速度セ
ンサ１３および制御装置１４によって、図２に示すよう
な、車両が衝突したとき或いは衝突の可能性が高いとき
に、冷媒流れを閉止するバルブ装置の制御系を構成して
いる。因みに、車両の衝突判定は、加速度センサ１３に
より検出される車両の加速度により判定される。次に、
本実施形態の作動を、図３のフローチャトに基づいて述
べる。
ンサ１３および制御装置１４によって、図２に示すよう
な、車両が衝突したとき或いは衝突の可能性が高いとき
に、冷媒流れを閉止するバルブ装置の制御系を構成して
いる。因みに、車両の衝突判定は、加速度センサ１３に
より検出される車両の加速度により判定される。次に、
本実施形態の作動を、図３のフローチャトに基づいて述
べる。
【００１５】空調装置が稼働すると同時に、制御装置１
４からの開制御信号により、両電磁弁１１、１２に通電
がされ、両電磁弁が開く（ステップ１１０）。次に、加
速度センサ１３にて車両の加速度を常時モニタ（ステッ
プ１２０）し、加速度が所定値（本実施形態では、１０
ｍ／ｓｅｃ2 ）以上になった場合に、制御装置１４から
の閉制御信号により、両電磁弁１１、１２の通電が遮断
され、両電磁弁が閉じる（ステップ１３０）。
４からの開制御信号により、両電磁弁１１、１２に通電
がされ、両電磁弁が開く（ステップ１１０）。次に、加
速度センサ１３にて車両の加速度を常時モニタ（ステッ
プ１２０）し、加速度が所定値（本実施形態では、１０
ｍ／ｓｅｃ2 ）以上になった場合に、制御装置１４から
の閉制御信号により、両電磁弁１１、１２の通電が遮断
され、両電磁弁が閉じる（ステップ１３０）。
【００１６】ここで、ステップ１１０およびステップ１
２０の処理は、並列に行っても良い。次に、本実施形態
の効果を述べる。車両前部が損傷するような衝突事故に
遭遇した場合には、コンデンサ３が損傷する可能性が高
く、コンデンサ３が損傷した場合には、その損傷箇所か
ら冷媒が漏れだす。
２０の処理は、並列に行っても良い。次に、本実施形態
の効果を述べる。車両前部が損傷するような衝突事故に
遭遇した場合には、コンデンサ３が損傷する可能性が高
く、コンデンサ３が損傷した場合には、その損傷箇所か
ら冷媒が漏れだす。
【００１７】しかし、本実施形態によれば、コンデンサ
３の両ポート３ａ、３ｂには、それぞれ電磁弁１１、１
２が配置されており、衝突事故の際には、先に述べたよ
うに、両電磁弁１１、１２が閉じるので、コンデンサ３
への冷媒供給が停止する。したがって、漏れだす冷媒量
は、コンデンサ３内に溜まっている分だけとなり、空調
装置内全量の冷媒が流れ出ないので、漏れだす冷媒量を
少なくすることができる。
３の両ポート３ａ、３ｂには、それぞれ電磁弁１１、１
２が配置されており、衝突事故の際には、先に述べたよ
うに、両電磁弁１１、１２が閉じるので、コンデンサ３
への冷媒供給が停止する。したがって、漏れだす冷媒量
は、コンデンサ３内に溜まっている分だけとなり、空調
装置内全量の冷媒が流れ出ないので、漏れだす冷媒量を
少なくすることができる。
【００１８】（第２実施形態）本実施形態では、衝突事
故の際の冷媒漏れ対策を、さらに進めたものである。す
なわち、第１実施形態と同一の機器構成において、図４
に示すように、加速度センサ１３にて車両の加速度を常
時モニタ（ステップ１２０）し、加速度が所定値以上に
なった場合に、電磁弁１１、１２を閉じる（ステップ１
３０）とともに、送風器を止め（ステップ１４０）、か
つ、電磁クラッチ２ａを切る（ステップ１５０）もので
ある。
故の際の冷媒漏れ対策を、さらに進めたものである。す
なわち、第１実施形態と同一の機器構成において、図４
に示すように、加速度センサ１３にて車両の加速度を常
時モニタ（ステップ１２０）し、加速度が所定値以上に
なった場合に、電磁弁１１、１２を閉じる（ステップ１
３０）とともに、送風器を止め（ステップ１４０）、か
つ、電磁クラッチ２ａを切る（ステップ１５０）もので
ある。
【００１９】上記作動により以下の効果を得ることがで
きる。送風器を止めることにより、漏れ出た冷媒の車室
内への混入を防止することができるので、乗員の安全を
確保することができる。さらに、電磁クラッチ２ａを切
ることにより、圧縮機２の運転を止め冷媒の流れ（動
き）を止めることができるので、漏れだす冷媒量をさら
に少なくすることができる。
きる。送風器を止めることにより、漏れ出た冷媒の車室
内への混入を防止することができるので、乗員の安全を
確保することができる。さらに、電磁クラッチ２ａを切
ることにより、圧縮機２の運転を止め冷媒の流れ（動
き）を止めることができるので、漏れだす冷媒量をさら
に少なくすることができる。
【００２０】ところで、第１および第２実施形態に係る
発明は、オートエアコンおよびマニュアルエアコンの両
タイプの空調装置においても実施することができる。特
に、オートエアコンにおいては、その電子制御装置（Ｅ
ＣＵ）に上述の制御装置１４を一体に組み込んだＥＣＵ
により、両電磁弁１１、１２およびその他の機器を制御
しても本発明を実施することができる。
発明は、オートエアコンおよびマニュアルエアコンの両
タイプの空調装置においても実施することができる。特
に、オートエアコンにおいては、その電子制御装置（Ｅ
ＣＵ）に上述の制御装置１４を一体に組み込んだＥＣＵ
により、両電磁弁１１、１２およびその他の機器を制御
しても本発明を実施することができる。
【００２１】また、衝突判定をするための外力検出手段
として、加速度センサ１３からの加速度をパラメータと
して用いたが、超音波、光、電波等を用いて、車両から
他の対物（車両）までの距離、距離の変化率等をパラメ
ータとして用いても本発明を実施することができる。ま
た、車両衝突の際に乗員を保護するエアバッグを作動さ
せるための衝突判定と本発明に係る衝突判定とを共用さ
せてもよい。
として、加速度センサ１３からの加速度をパラメータと
して用いたが、超音波、光、電波等を用いて、車両から
他の対物（車両）までの距離、距離の変化率等をパラメ
ータとして用いても本発明を実施することができる。ま
た、車両衝突の際に乗員を保護するエアバッグを作動さ
せるための衝突判定と本発明に係る衝突判定とを共用さ
せてもよい。
【００２２】また、コンデンサ３の吐出ポート３ｂ側に
配置された第１電磁弁１１を、吐出ポート３ｂ方向流れ
を阻止する逆止弁としても本発明を実施することができ
る。また、上述の実施形態では、両電磁弁１１、１２、
加速度センサ１３および制御装置１４によって、電気的
なバルブ装置を構成していたが、バネ等の弾性力と慣性
力との釣り合いを利用して、所定以上の外力が作用した
ときに両ポート３ａ、３ｂを閉じるように構成した機械
的なバルブ装置を用いても本発明を実施することができ
る。
配置された第１電磁弁１１を、吐出ポート３ｂ方向流れ
を阻止する逆止弁としても本発明を実施することができ
る。また、上述の実施形態では、両電磁弁１１、１２、
加速度センサ１３および制御装置１４によって、電気的
なバルブ装置を構成していたが、バネ等の弾性力と慣性
力との釣り合いを利用して、所定以上の外力が作用した
ときに両ポート３ａ、３ｂを閉じるように構成した機械
的なバルブ装置を用いても本発明を実施することができ
る。
【００２３】また、両電磁弁１１、１２の配置位置は、
上述の実施形態で示したように、コンデンサ３の両ポー
ト３ａ、３ｂ側に限定されるものではなく、車両衝突時
に損傷を受け易い車室内から離れた位置に配置されてい
る機器の流入ポート側および吐出ポート側に配置すれば
よく、例えば、レシーバ９あるいは膨張弁１０を損傷を
受け易い部位に配置された場合には、それらの流入ポー
ト側および吐出ポート側に配置しても本発明を実施する
ことができる。
上述の実施形態で示したように、コンデンサ３の両ポー
ト３ａ、３ｂ側に限定されるものではなく、車両衝突時
に損傷を受け易い車室内から離れた位置に配置されてい
る機器の流入ポート側および吐出ポート側に配置すれば
よく、例えば、レシーバ９あるいは膨張弁１０を損傷を
受け易い部位に配置された場合には、それらの流入ポー
ト側および吐出ポート側に配置しても本発明を実施する
ことができる。
【００２４】なお、本発明が適用される車両は、いわゆ
るボンネットを有する車両に限らず、ボンネットの無
い、いわゆるワンボックスカー等においても適用するこ
とできる。
るボンネットを有する車両に限らず、ボンネットの無
い、いわゆるワンボックスカー等においても適用するこ
とできる。
【図１】本発明に係る空調装置を車両に組付けた状態を
示す模式図である。
示す模式図である。
【図２】本実施形態に係るバルブ装置の制御系を示す模
式図である。
式図である。
【図３】本実施形態に係る制御処理を示すフローチャト
である。
である。
【図４】第２実施形態に係る制御処理を示すフローチャ
トである。
トである。
１…エンジン、２…圧縮機、３…コンデンサ（凝縮
器）、４…エンジンルーム、５…膨張弁（減圧器）、６
…エバポレータ（蒸発器）、７…ヒータコア、８…空調
ケーシング、９…レシーバ、１０…蒸発圧力調整弁、１
１…第１電磁弁、、１２…第２電磁弁、１３…加速度セ
ンサ、１４…制御装置（制御手段）、３ａ…流入ポー
ト、３ｂ…吐出ポート、３ｃ…コア部。
器）、４…エンジンルーム、５…膨張弁（減圧器）、６
…エバポレータ（蒸発器）、７…ヒータコア、８…空調
ケーシング、９…レシーバ、１０…蒸発圧力調整弁、１
１…第１電磁弁、、１２…第２電磁弁、１３…加速度セ
ンサ、１４…制御装置（制御手段）、３ａ…流入ポー
ト、３ｂ…吐出ポート、３ｃ…コア部。
Claims (3)
- 【請求項１】 可燃性冷媒の蒸発潜熱を利用して空気の
冷却を行う車両用空調装置において、 前記車両用空調装置の空調機器（２、３、５、６、７）
のうち、車両衝突時に損傷を受け易い車室内から離れた
位置に配置されている空調機器（３）の流入ポート（３
ａ）側および吐出ポート（３ｂ）側にそれぞれ設けら
れ、車両に所定以上の外力が作用したときに、冷媒流れ
を閉止するように構成されたバルブ装置（１１、１２、
１３、１４）を具備することを特徴とする車両用空調装
置。 - 【請求項２】 車両前方に配置され、冷媒が流入する流
入ポート（３ａ）と、冷媒が吐出する吐出ポート（３
ｂ）と，冷媒を凝縮するコア部（３ｃ）とを有する凝縮
器（３）を少なくとも備え、 可燃性冷媒の蒸発潜熱を利用して空気の冷却を行う車両
用空調装置において、前記凝縮器（３）の前記流入ポー
ト（３ａ）側および吐出ポート（３ｂ）側のそれぞれに
設けられ、車両に所定以上の外力が作用したときに、冷
媒流れを閉止するように構成されたバルブ装置（１１、
１２、１３、１４）を具備することを特徴とする車両用
空調装置。 - 【請求項３】 前記バルブ装置は、 前記両ポート（３ａ、２ｂ）側にそれぞれ設けられた第
１電磁弁（１１）および第２電磁弁（１２）と、 車両に作用する外力を検出する外力検出手段（１３）
と、 前記外力検出手段から検出された検出値がに所定以上に
なったときに、前記第１電磁弁および第２電磁弁を閉じ
るように制御する制御手段（１４、１２０）とを備える
ことを特徴とする請求項１または２に記載の車両用空調
装置。
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