JPH0976702A - 車両用ホイール - Google Patents
車両用ホイールInfo
- Publication number
- JPH0976702A JPH0976702A JP7262505A JP26250595A JPH0976702A JP H0976702 A JPH0976702 A JP H0976702A JP 7262505 A JP7262505 A JP 7262505A JP 26250595 A JP26250595 A JP 26250595A JP H0976702 A JPH0976702 A JP H0976702A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange surface
- wheel
- wheel body
- vehicle
- ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量化を図ったうえで、強度・剛性の高い車
両用ホイールを得るようにする。 【解決手段】 アルミニウム合金等の軽合金からなるホ
イール本体1を設ける。このホイール本体1は、比較的
厚肉状の形態からなるディスク部12と、当該ディスク
部12に連続して形成されるものであって、比較的薄肉
状の形態からなるリム部11と、からなるものである。
そして、当該リム部11の両端部にはフランジ面11
1、112が形成され、このフランジ面111、112
を介してタイヤが装着されるようになっているものであ
る。このような構成からなる上記フランジ面111、1
12には、鋼製のリング2が装着されるようになってい
る。これらリング2とホイール本体1との一体化は、接
着剤による接着手段、焼ばめ手段、圧入・カシメ手段等
にて行なわれる。
両用ホイールを得るようにする。 【解決手段】 アルミニウム合金等の軽合金からなるホ
イール本体1を設ける。このホイール本体1は、比較的
厚肉状の形態からなるディスク部12と、当該ディスク
部12に連続して形成されるものであって、比較的薄肉
状の形態からなるリム部11と、からなるものである。
そして、当該リム部11の両端部にはフランジ面11
1、112が形成され、このフランジ面111、112
を介してタイヤが装着されるようになっているものであ
る。このような構成からなる上記フランジ面111、1
12には、鋼製のリング2が装着されるようになってい
る。これらリング2とホイール本体1との一体化は、接
着剤による接着手段、焼ばめ手段、圧入・カシメ手段等
にて行なわれる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム合金
等の軽合金からなる車両用ホイールに関するものであ
り、特に、リム部のフランジ面に、補強用の鋼製(スチ
ール製)リングを設けるようにした車両用ホイールに関
するものである。
等の軽合金からなる車両用ホイールに関するものであ
り、特に、リム部のフランジ面に、補強用の鋼製(スチ
ール製)リングを設けるようにした車両用ホイールに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の軽合金製ホイール、例えば、車両
用アルミホイール等は、図3に示す如く、比較的厚肉状
のディスク部20と、当該ディスク部20に連続して形
成されるものであって薄肉状の形態からなるリム部10
と、からなることを基本とするものである。そして、当
該リム部10の両端末部に形成されるフランジ面11
0、210のところにタイヤが装着されて、車両用ホイ
ールアセンブリが形成されるようになっているものであ
る。
用アルミホイール等は、図3に示す如く、比較的厚肉状
のディスク部20と、当該ディスク部20に連続して形
成されるものであって薄肉状の形態からなるリム部10
と、からなることを基本とするものである。そして、当
該リム部10の両端末部に形成されるフランジ面11
0、210のところにタイヤが装着されて、車両用ホイ
ールアセンブリが形成されるようになっているものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成からなる一般の車両用ホイールにおいて、そこに装
着されるタイヤは、近年ワイド化及び偏平化が進められ
ている。従って、図3において、リム部10の幅が広く
なるとともに、当該リブ部10の一方の端部に設けられ
るフランジ面110と上記ディスク部20との間の距離
が大きくなるという傾向がある。その結果、上記ディス
ク部20から離れたところに形成されるフランジ面11
0には、車両走行中において大きな荷重(負荷)がかか
ることとなり、疲労による亀裂等の生ずるおそれがあ
る。このような問題点に対処するため、上記リム部10
及びフランジ面110の肉厚を厚くしたり、あるいはリ
ム部10の形状を変えたりすることが考えられている。
しかしながら、当該リム部10の内径部側には、図3に
示す如く、ブレーキ装置のキャリパ90等が設置される
ようになっており、上記リム部10の形状を変更した
り、その肉厚を増やしたりすることは、スペースの確保
上困難である。このような問題点を解決するために、リ
ム部の形状等は変えずに、当該リム部の端部に形成され
るフランジ面のところに鋼製のリングを設け、これによ
って当該フランジ面を強化することとした車両用ホイー
ルを提供しようとするのが、本発明の目的(課題)であ
る。
構成からなる一般の車両用ホイールにおいて、そこに装
着されるタイヤは、近年ワイド化及び偏平化が進められ
ている。従って、図3において、リム部10の幅が広く
なるとともに、当該リブ部10の一方の端部に設けられ
るフランジ面110と上記ディスク部20との間の距離
が大きくなるという傾向がある。その結果、上記ディス
ク部20から離れたところに形成されるフランジ面11
0には、車両走行中において大きな荷重(負荷)がかか
ることとなり、疲労による亀裂等の生ずるおそれがあ
る。このような問題点に対処するため、上記リム部10
及びフランジ面110の肉厚を厚くしたり、あるいはリ
ム部10の形状を変えたりすることが考えられている。
しかしながら、当該リム部10の内径部側には、図3に
示す如く、ブレーキ装置のキャリパ90等が設置される
ようになっており、上記リム部10の形状を変更した
り、その肉厚を増やしたりすることは、スペースの確保
上困難である。このような問題点を解決するために、リ
ム部の形状等は変えずに、当該リム部の端部に形成され
るフランジ面のところに鋼製のリングを設け、これによ
って当該フランジ面を強化することとした車両用ホイー
ルを提供しようとするのが、本発明の目的(課題)であ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、車両用ホイールに関して、軽合金製のホ
イール本体と、当該ホイール本体のリム部のフランジ面
であって、当該ホイール本体のディスク部から隔たった
ところ(側)に形成されるフランジ面に取り付けられる
鋼製(スチール製)のリングと、からなる構成を採るこ
ととした。
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、車両用ホイールに関して、軽合金製のホ
イール本体と、当該ホイール本体のリム部のフランジ面
であって、当該ホイール本体のディスク部から隔たった
ところ(側)に形成されるフランジ面に取り付けられる
鋼製(スチール製)のリングと、からなる構成を採るこ
ととした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
においては、次のような作用を呈することとなる。すな
わち、軽合金からなるホイール本体のフランジ面には、
鋼製(スチール製)等の強度・剛性の高いリングが装着
されることとなるので、この強度・剛性の高いリングの
作用により、上記フランジ面の強度・剛性も高められる
こととなる。また、ホイール本体のディスク部からある
程度の距離の隔たったところに形成される上記フランジ
面には、本来、大きな荷重(負荷)がかかることとな
り、この負荷の影響により、上記フランジ面は繰り返し
変形を受けることとなるが、本発明のものにおいては、
当該フランジ面のところには、強度・剛性の高いリング
が装着されていることより、当該フランジ面の変形は抑
えられることとなる。すなわち、本発明における車両用
ホイールのフランジ面は、その強度・剛性が高められる
こととなり、車両用ホイール自体の耐久強度が高められ
ることとなる。
においては、次のような作用を呈することとなる。すな
わち、軽合金からなるホイール本体のフランジ面には、
鋼製(スチール製)等の強度・剛性の高いリングが装着
されることとなるので、この強度・剛性の高いリングの
作用により、上記フランジ面の強度・剛性も高められる
こととなる。また、ホイール本体のディスク部からある
程度の距離の隔たったところに形成される上記フランジ
面には、本来、大きな荷重(負荷)がかかることとな
り、この負荷の影響により、上記フランジ面は繰り返し
変形を受けることとなるが、本発明のものにおいては、
当該フランジ面のところには、強度・剛性の高いリング
が装着されていることより、当該フランジ面の変形は抑
えられることとなる。すなわち、本発明における車両用
ホイールのフランジ面は、その強度・剛性が高められる
こととなり、車両用ホイール自体の耐久強度が高められ
ることとなる。
【0006】また、上記構成に加えて、請求項3記載の
発明においては、上記ホイール本体と鋼製のリングとの
一体化を、接着剤による方法(接着手段)、あるいは焼
ばめによる方法(焼ばめ手段)、または圧入の後にカシ
メる方法(圧入・カシメ手段)からなるようにした。こ
のような構成を採ることにより、本発明のものにおいて
は、上記発明の場合と同様、車両用ホイール全体の軽量
化を図ったうえで、フランジ面の強度・剛性の向上を図
ることができるようになる。
発明においては、上記ホイール本体と鋼製のリングとの
一体化を、接着剤による方法(接着手段)、あるいは焼
ばめによる方法(焼ばめ手段)、または圧入の後にカシ
メる方法(圧入・カシメ手段)からなるようにした。こ
のような構成を採ることにより、本発明のものにおいて
は、上記発明の場合と同様、車両用ホイール全体の軽量
化を図ったうえで、フランジ面の強度・剛性の向上を図
ることができるようになる。
【0007】そして、このような強度・剛性の高められ
た車両用ホイールにおいて、その製造方法、特に、ホイ
ール本体のフランジ面への鋼製リングの装着方法(手
段)を、接着剤による方法、あるいは焼ばめによる方
法、または圧入の後に端末部をカシメる方法等からなる
ようにしたので、ホイール本体と鋼製リングとの一体化
が簡単に行なわれることとなる。また、ホイール本体の
形状を変えることなく、フランジ面の強度・剛性を高め
ることができるようになり、走行条件の厳しい車両、例
えばラリー車あるいは競技車両等に使用されるホイール
についてのみ、上記鋼製リングを装着することによって
対応することができるようになる。従って、基本的な車
両(ベース車両)のホイールの形状等を変えずに、各種
車両用ホイールに対応することができるようになり、特
殊車両用ホイールを安価に提供することができるように
なる。
た車両用ホイールにおいて、その製造方法、特に、ホイ
ール本体のフランジ面への鋼製リングの装着方法(手
段)を、接着剤による方法、あるいは焼ばめによる方
法、または圧入の後に端末部をカシメる方法等からなる
ようにしたので、ホイール本体と鋼製リングとの一体化
が簡単に行なわれることとなる。また、ホイール本体の
形状を変えることなく、フランジ面の強度・剛性を高め
ることができるようになり、走行条件の厳しい車両、例
えばラリー車あるいは競技車両等に使用されるホイール
についてのみ、上記鋼製リングを装着することによって
対応することができるようになる。従って、基本的な車
両(ベース車両)のホイールの形状等を変えずに、各種
車両用ホイールに対応することができるようになり、特
殊車両用ホイールを安価に提供することができるように
なる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1及び図2を基に説明する。本発明の実施の形態につい
ての、その構成は、図1に示す如く、軽合金製のホイー
ル本体1と、当該ホイール本体1のフランジ面111に
装着されるリング2と、からなることを基本とするもの
である。
1及び図2を基に説明する。本発明の実施の形態につい
ての、その構成は、図1に示す如く、軽合金製のホイー
ル本体1と、当該ホイール本体1のフランジ面111に
装着されるリング2と、からなることを基本とするもの
である。
【0009】このような基本構成において、上記ホイー
ル本体1は、アルミニウム合金、あるいはマグネシウム
合金等の軽合金にて形成されるものである。そして、そ
の形態は、図1及び図2に示す如く、車軸等に取り付け
られるものであって、比較的厚肉状の部材からなるディ
スク部12と、当該ディスク部12に連続して形成され
るものであって、比較的薄肉状に形成されるリム部11
とからなることを基本とするものである。このような構
成からなるリム部11の両端部にはフランジ面111、
112が形成されており、この両フランジ面111、1
12を介してタイヤが装着されるようになっているもの
である。
ル本体1は、アルミニウム合金、あるいはマグネシウム
合金等の軽合金にて形成されるものである。そして、そ
の形態は、図1及び図2に示す如く、車軸等に取り付け
られるものであって、比較的厚肉状の部材からなるディ
スク部12と、当該ディスク部12に連続して形成され
るものであって、比較的薄肉状に形成されるリム部11
とからなることを基本とするものである。このような構
成からなるリム部11の両端部にはフランジ面111、
112が形成されており、この両フランジ面111、1
12を介してタイヤが装着されるようになっているもの
である。
【0010】上記構成からなるホイール本体1のフラン
ジ面111、112に装着されるリング2は、鋼製(ス
チール製)等からなるものであり、質量の割に、その強
度・剛性の高い素材が採用されている。また、その形状
も、図2に示す如く、薄鋼板等を基礎に形成されるもの
であって、板厚(t)と幅(D)とを有するように形成
されているものである。また、ホイール本体1のフラン
ジ面111には、Pの値の繰返し荷重(負荷)が加わる
ので、これに対処するため、上記Pの荷重(負荷)方向
に大きな幅(D)を有するようになっているものであ
る。そして、この幅(D)の値は、本リング2の板厚の
値(t)に比べて非常に大きなものとなっている。すな
わち、D>>tの関係式が成り立つようになっている。
ジ面111、112に装着されるリング2は、鋼製(ス
チール製)等からなるものであり、質量の割に、その強
度・剛性の高い素材が採用されている。また、その形状
も、図2に示す如く、薄鋼板等を基礎に形成されるもの
であって、板厚(t)と幅(D)とを有するように形成
されているものである。また、ホイール本体1のフラン
ジ面111には、Pの値の繰返し荷重(負荷)が加わる
ので、これに対処するため、上記Pの荷重(負荷)方向
に大きな幅(D)を有するようになっているものであ
る。そして、この幅(D)の値は、本リング2の板厚の
値(t)に比べて非常に大きなものとなっている。すな
わち、D>>tの関係式が成り立つようになっている。
【0011】このような構成からなる上記ホイール本体
1と鋼製のリング2との一体化は、次のような各種手段
によって行なわれるようになっている。すなわち、最も
一般的な方法(手段)としては、図2に示す如く、ホイ
ール本体1のフランジ面111、112に、接着剤3を
介して取り付けられるものが挙げられる。この外には、
ホイール本体1とリング2との両者間の熱膨張率の差を
利用した、いわゆる焼ばめ方式(手段)によるものがあ
る。また、上記ホイール本体1のフランジ面111、1
12のところへ上記鋼製(スチール製)のリングを圧入
し、その後上記フランジ面111、112の端末部をカ
シメることによって固定する圧入・カシメ手段等が挙げ
られる。なお、これら構成からなる装着手段は、それぞ
れ単一の方法(手段)が採られる場合と、二つ以上の手
段が適宜組み合わされて採用される場合とがある。ま
た、このような構成からなるリング2とホイール本体1
との一体化、すなわち、ホイール本体1のフランジ面1
11、112への上記リング2の装着は、多くの場合、
図2に示すようなディスク部12からの距離が隔たった
側のフランジ面111への取り付けが主であるが、これ
に限定されるものではなく、ディスク部12の近い側の
フランジ面112に取り付けられる場合もあるし、また
は、両方のフランジ面111、112に取り付けられる
場合もある。
1と鋼製のリング2との一体化は、次のような各種手段
によって行なわれるようになっている。すなわち、最も
一般的な方法(手段)としては、図2に示す如く、ホイ
ール本体1のフランジ面111、112に、接着剤3を
介して取り付けられるものが挙げられる。この外には、
ホイール本体1とリング2との両者間の熱膨張率の差を
利用した、いわゆる焼ばめ方式(手段)によるものがあ
る。また、上記ホイール本体1のフランジ面111、1
12のところへ上記鋼製(スチール製)のリングを圧入
し、その後上記フランジ面111、112の端末部をカ
シメることによって固定する圧入・カシメ手段等が挙げ
られる。なお、これら構成からなる装着手段は、それぞ
れ単一の方法(手段)が採られる場合と、二つ以上の手
段が適宜組み合わされて採用される場合とがある。ま
た、このような構成からなるリング2とホイール本体1
との一体化、すなわち、ホイール本体1のフランジ面1
11、112への上記リング2の装着は、多くの場合、
図2に示すようなディスク部12からの距離が隔たった
側のフランジ面111への取り付けが主であるが、これ
に限定されるものではなく、ディスク部12の近い側の
フランジ面112に取り付けられる場合もあるし、また
は、両方のフランジ面111、112に取り付けられる
場合もある。
【0012】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作用等について説明する。す
なわち、アルミニウム合金等の軽合金からなるホイール
本体1のフランジ面111には、鋼製(スチール製)か
らなるものであって、そのラジアル方向への強度・剛性
の高いリング2が装着されることとなるので、この強度
・剛性の高いリング2の作用により、上記フランジ面1
11の強度・剛性が高められることとなる。ところで、
ホイール本体1のディスク部12からの距離の隔たった
ところに形成される上記フランジ面111には、本来、
Pの値からなる大きな荷重(負荷)がかかることとな
り、この負荷の影響により、上記フランジ面111は繰
り返し変形を受けることとなる。しかしながら、本実施
の形態のものにおいては、当該フランジ面111のとこ
ろには、強度・剛性の高いリング2が装着されているこ
とより、当該フランジ面111の変形は抑えられること
となる。すなわち、本実施の形態における車両用ホイー
ルのフランジ面111は、その強度・剛性が高められる
こととなり、これによって、車両用ホイール自体の耐久
強度も高められることとなる。
態のものについての、その作用等について説明する。す
なわち、アルミニウム合金等の軽合金からなるホイール
本体1のフランジ面111には、鋼製(スチール製)か
らなるものであって、そのラジアル方向への強度・剛性
の高いリング2が装着されることとなるので、この強度
・剛性の高いリング2の作用により、上記フランジ面1
11の強度・剛性が高められることとなる。ところで、
ホイール本体1のディスク部12からの距離の隔たった
ところに形成される上記フランジ面111には、本来、
Pの値からなる大きな荷重(負荷)がかかることとな
り、この負荷の影響により、上記フランジ面111は繰
り返し変形を受けることとなる。しかしながら、本実施
の形態のものにおいては、当該フランジ面111のとこ
ろには、強度・剛性の高いリング2が装着されているこ
とより、当該フランジ面111の変形は抑えられること
となる。すなわち、本実施の形態における車両用ホイー
ルのフランジ面111は、その強度・剛性が高められる
こととなり、これによって、車両用ホイール自体の耐久
強度も高められることとなる。
【0013】また、上記ホイール本体1のフランジ面1
11への鋼製リング2の装着に当っては、接着手段、あ
るいは焼ばめ手段、または圧入・カシメ手段等の各種手
段を採ることとしたので、これら各種手段を適宜組み合
わせて用いることによって、簡単に、車両用ホイールの
強度・剛性の向上を図ることができるようになる。従っ
て、基本的なホイール本体1を基礎にして、当該ホイー
ル本体1のリム部11等の基本形状は変えずに、ラリー
車等厳しい条件下で使用される車両に用いられる特殊な
ホイールを、容易に、かつ、安価に提供することができ
るようになる。
11への鋼製リング2の装着に当っては、接着手段、あ
るいは焼ばめ手段、または圧入・カシメ手段等の各種手
段を採ることとしたので、これら各種手段を適宜組み合
わせて用いることによって、簡単に、車両用ホイールの
強度・剛性の向上を図ることができるようになる。従っ
て、基本的なホイール本体1を基礎にして、当該ホイー
ル本体1のリム部11等の基本形状は変えずに、ラリー
車等厳しい条件下で使用される車両に用いられる特殊な
ホイールを、容易に、かつ、安価に提供することができ
るようになる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、車両用ホイールに関し
て、軽合金製のホイール本体と、当該ホイール本体のリ
ム部のフランジ面に取り付けられる鋼製のリングと、か
らなる構成を採ることとしたので、軽合金製ホイール本
体と相まって、車両用ホイール全体の軽量化を図ること
ができるようになった。また、このような軽量化を図っ
たうえで、強度的に最も厳しいフランジ面に、強度・剛
性の高い鋼製のリングを設けることとしたので、当該フ
ランジ面の強度・剛性が高められるとともに、これによ
って車両用ホイール全体の強度・剛性が高められること
となった。
て、軽合金製のホイール本体と、当該ホイール本体のリ
ム部のフランジ面に取り付けられる鋼製のリングと、か
らなる構成を採ることとしたので、軽合金製ホイール本
体と相まって、車両用ホイール全体の軽量化を図ること
ができるようになった。また、このような軽量化を図っ
たうえで、強度的に最も厳しいフランジ面に、強度・剛
性の高い鋼製のリングを設けることとしたので、当該フ
ランジ面の強度・剛性が高められるとともに、これによ
って車両用ホイール全体の強度・剛性が高められること
となった。
【0015】また、上記ホイール本体と上記リング等の
一体化を、接着剤による方法、あるいは焼ばめ手段、ま
たは圧入・カシメ手段等からなるようにしたので、既存
のホイール本体の形状は変更することなく、簡単な手段
にて車両用ホイール全体の強度・剛性の向上を図ること
ができるようになった。従って、厳しい条件下で使用さ
れる特殊車両用のホイール等を、簡単に、かつ、安価に
提供することができるようになった。
一体化を、接着剤による方法、あるいは焼ばめ手段、ま
たは圧入・カシメ手段等からなるようにしたので、既存
のホイール本体の形状は変更することなく、簡単な手段
にて車両用ホイール全体の強度・剛性の向上を図ること
ができるようになった。従って、厳しい条件下で使用さ
れる特殊車両用のホイール等を、簡単に、かつ、安価に
提供することができるようになった。
【図1】本発明の全体構成を示す展開斜視図である。
【図2】本発明にかかるホイール本体のフランジ面への
リングの装着状態を示す半断面図である。
リングの装着状態を示す半断面図である。
【図3】従来例の全体構成を示す縦断面図である。
1 ホイール本体 11 リム部 111 フランジ面 112 フランジ面 12 ディスク部 2 リング 3 接着剤
Claims (3)
- 【請求項1】 軽合金製のホイール本体と、当該ホイー
ル本体のリム部フランジ面に取り付けられる鋼製(スチ
ール製)のリングと、からなることを特徴とする車両用
ホイール。 - 【請求項2】 軽合金製のホイール本体と、当該ホイー
ル本体のリム部フランジ面であって当該ホイール本体の
ディスク部から隔たった側に形成されるフランジ面に取
り付けられる鋼製(スチール製)のリングと、からなる
ことを特徴とする車両用ホイール。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の車両用ホ
イールにおいて、上記鋼製(スチール製)リングのホイ
ール本体フランジ面への取付手段を、接着手段、焼ばめ
手段、及び圧入手段のうちの少なくともいずれか一つの
手段からなるようにしたことを特徴とする車両用ホイー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7262505A JPH0976702A (ja) | 1995-09-16 | 1995-09-16 | 車両用ホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7262505A JPH0976702A (ja) | 1995-09-16 | 1995-09-16 | 車両用ホイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0976702A true JPH0976702A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17376743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7262505A Pending JPH0976702A (ja) | 1995-09-16 | 1995-09-16 | 車両用ホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0976702A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1547811A3 (en) * | 1999-07-20 | 2005-09-28 | TECNOFORMING S.p.A. | Light alloy rim with a front covering element in stainless steel and its production method |
JP2018002054A (ja) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | 本田技研工業株式会社 | ホイール及び該ホイールの補強部材 |
-
1995
- 1995-09-16 JP JP7262505A patent/JPH0976702A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1547811A3 (en) * | 1999-07-20 | 2005-09-28 | TECNOFORMING S.p.A. | Light alloy rim with a front covering element in stainless steel and its production method |
JP2018002054A (ja) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | 本田技研工業株式会社 | ホイール及び該ホイールの補強部材 |
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