JPH0975666A - 排オゾン分解装置 - Google Patents
排オゾン分解装置Info
- Publication number
- JPH0975666A JPH0975666A JP7241659A JP24165995A JPH0975666A JP H0975666 A JPH0975666 A JP H0975666A JP 7241659 A JP7241659 A JP 7241659A JP 24165995 A JP24165995 A JP 24165995A JP H0975666 A JPH0975666 A JP H0975666A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- ozone decomposing
- tower
- exhaust ozone
- inlet valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】システムの信頼性及びメンテナンス性の向上を
図った経済的な排オゾン分解装置を提供すること。 【解決手段】排ガス入口弁と、第1ミストセパレータ
と、加熱ヒータと、第1排オゾン分解塔と、第1排気フ
ァンとを備えた排オゾン分解装置において、加熱ヒータ
前に設けた加熱ヒータ入口弁と、排オゾンを分解するた
めのオゾン吸着剤である活性炭を充填した第2排オゾン
分解塔と、第1ミストセパレータから第2排オゾン分解
塔までのバイパス管と、第2排オゾン分解塔前に設けた
排オゾン分解塔入口弁と、第2排オゾン分解塔後に設け
た排オゾン分解塔出口弁と、排オゾン分解塔出口弁から
加熱ヒータまでのバイパス管と、バイパス管の途中に設
けた逆止弁とを備えているので、活性炭を用いた排オゾ
ン分解塔の活性炭を交換する際も装置自体を停止する必
要がなく、システムの信頼性及びメンテナンス性の向上
が図れる排オゾン分解装置を提供できる。
図った経済的な排オゾン分解装置を提供すること。 【解決手段】排ガス入口弁と、第1ミストセパレータ
と、加熱ヒータと、第1排オゾン分解塔と、第1排気フ
ァンとを備えた排オゾン分解装置において、加熱ヒータ
前に設けた加熱ヒータ入口弁と、排オゾンを分解するた
めのオゾン吸着剤である活性炭を充填した第2排オゾン
分解塔と、第1ミストセパレータから第2排オゾン分解
塔までのバイパス管と、第2排オゾン分解塔前に設けた
排オゾン分解塔入口弁と、第2排オゾン分解塔後に設け
た排オゾン分解塔出口弁と、排オゾン分解塔出口弁から
加熱ヒータまでのバイパス管と、バイパス管の途中に設
けた逆止弁とを備えているので、活性炭を用いた排オゾ
ン分解塔の活性炭を交換する際も装置自体を停止する必
要がなく、システムの信頼性及びメンテナンス性の向上
が図れる排オゾン分解装置を提供できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオゾン処理設備に係
わり、特にオゾン処理に使用した後に排出される未反応
オゾンを含有した排ガスを処理する排オゾン分解装置に
関する。
わり、特にオゾン処理に使用した後に排出される未反応
オゾンを含有した排ガスを処理する排オゾン分解装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】オゾン反応槽より排出される未反応の排
オゾンを分解する方法としては、一般に活性炭接触法、
触媒接触法、加熱分解法、薬液洗浄法が知られている。
これらの方法のうち、経済性や維持管理の容易性から小
規模の施設に対しては主に活性炭接触法が用いられ、規
模の比較的大きい施設に対しては主に触媒接触法が用い
られている。
オゾンを分解する方法としては、一般に活性炭接触法、
触媒接触法、加熱分解法、薬液洗浄法が知られている。
これらの方法のうち、経済性や維持管理の容易性から小
規模の施設に対しては主に活性炭接触法が用いられ、規
模の比較的大きい施設に対しては主に触媒接触法が用い
られている。
【0003】活性炭接触法は、活性炭によりオゾンを吸
着する方法で、装置が簡単で取扱いが容易である点で優
れた方式であるが、活性炭の吸着容量に限界があり、長
期間の使用を前提にした設計をすると多量の活性炭が必
要になり、この活性炭を充填した排オゾン分解塔の外形
が大きくなるという欠点がある。したがって、一般に3
〜6ヶ月程度の寿命で設計され、比較的短期間での活性
炭交換が必要となる。排オゾン量が大きくなるほど一度
に交換する活性炭交換量は多くなり、交換に要する作業
量と、交換する活性炭の費用も膨大となるため、大規模
な設備で採用されることは少ない。
着する方法で、装置が簡単で取扱いが容易である点で優
れた方式であるが、活性炭の吸着容量に限界があり、長
期間の使用を前提にした設計をすると多量の活性炭が必
要になり、この活性炭を充填した排オゾン分解塔の外形
が大きくなるという欠点がある。したがって、一般に3
〜6ヶ月程度の寿命で設計され、比較的短期間での活性
炭交換が必要となる。排オゾン量が大きくなるほど一度
に交換する活性炭交換量は多くなり、交換に要する作業
量と、交換する活性炭の費用も膨大となるため、大規模
な設備で採用されることは少ない。
【0004】一方、触媒接触法は触媒の寿命が1〜3年
と活性炭に比べると長いので長寿命の設計が可能である
が、適用する触媒の特性上、常温より高い温度にしない
とオゾン分解効率が悪いため触媒の前段にヒータを設
け、排ガスを加温して触媒温度を50〜60℃に昇温さ
せてから排ガスと接触させる、いわゆる加熱触媒法が用
いられる。
と活性炭に比べると長いので長寿命の設計が可能である
が、適用する触媒の特性上、常温より高い温度にしない
とオゾン分解効率が悪いため触媒の前段にヒータを設
け、排ガスを加温して触媒温度を50〜60℃に昇温さ
せてから排ガスと接触させる、いわゆる加熱触媒法が用
いられる。
【0005】しかしながら、この加熱触媒法の場合、比
熱の小さい排ガス自体はすぐに温まるが、触媒全体の温
度を一気に所定の温度まで昇温する事ができないため、
所定の温度に上昇するまでの間(通常20〜30分程
度)オゾン分解が不完全な状態となる。したがって、加
熱触媒法を用いる場合には、触媒の後段に活性炭を充填
した部分を設け、この活性炭を運転初期のバックアップ
用として用いる方法が広く普及している。
熱の小さい排ガス自体はすぐに温まるが、触媒全体の温
度を一気に所定の温度まで昇温する事ができないため、
所定の温度に上昇するまでの間(通常20〜30分程
度)オゾン分解が不完全な状態となる。したがって、加
熱触媒法を用いる場合には、触媒の後段に活性炭を充填
した部分を設け、この活性炭を運転初期のバックアップ
用として用いる方法が広く普及している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにバックア
ップ用として活性炭を併用した加熱触媒法による排オゾ
ン分解装置は、その機器構成上、運転初期のバックアッ
プ用として設けた活性炭充填層を常に排ガスが通過する
ことになる。したがって、触媒の温度が所定の温度まで
上昇し、オゾン分解機能が十分に発揮できるようになっ
た後も活性炭を使用し続けることになる。
ップ用として活性炭を併用した加熱触媒法による排オゾ
ン分解装置は、その機器構成上、運転初期のバックアッ
プ用として設けた活性炭充填層を常に排ガスが通過する
ことになる。したがって、触媒の温度が所定の温度まで
上昇し、オゾン分解機能が十分に発揮できるようになっ
た後も活性炭を使用し続けることになる。
【0007】また、触媒によって排オゾンはほとんど分
解されるため、活性炭の寿命としては特に問題とはなら
ないが、活性炭の交換の際あるいは触媒の交換に際して
は、排オゾン分解装置全体の停止が必要となる。このた
め、連続運転を必要とする排オゾン分解システムにおい
ては、一般に同一構成のものを予備機を含めて複数台設
ける方法が用いられている。同一構成の機器を複数台設
けることは、機器及びシステムの信頼性及びメンテナン
ス性は向上するが、その結果として設備費の上昇を招
き、高価な設備となってしまうという問題があった。
解されるため、活性炭の寿命としては特に問題とはなら
ないが、活性炭の交換の際あるいは触媒の交換に際して
は、排オゾン分解装置全体の停止が必要となる。このた
め、連続運転を必要とする排オゾン分解システムにおい
ては、一般に同一構成のものを予備機を含めて複数台設
ける方法が用いられている。同一構成の機器を複数台設
けることは、機器及びシステムの信頼性及びメンテナン
ス性は向上するが、その結果として設備費の上昇を招
き、高価な設備となってしまうという問題があった。
【0008】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的は安価なシステムによりシステム
の信頼性及びメンテナンス性の向上を図った排オゾン分
解装置を提供することにある。
れたもので、その目的は安価なシステムによりシステム
の信頼性及びメンテナンス性の向上を図った排オゾン分
解装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1は、排ガス入口弁と、排ガスに含
まれている水分を除去する第1ミストセパレータと、排
ガス温度を上げる加熱ヒータと、排オゾンを分解するた
めのオゾン吸着剤である触媒を充填した第1排オゾン分
解塔と、触媒で分解された排ガスを大気へ放出するため
の第1排気ファンとを備えた排オゾン分解装置におい
て、前記加熱ヒータ前に設けた加熱ヒータ入口弁と、排
オゾンを分解するためのオゾン吸着剤である活性炭を充
填した第2排オゾン分解塔と、前記第1ミストセパレー
タから前記第2排オゾン分解塔までのバイパス管と、前
記第2排オゾン分解塔前に設けた排オゾン分解塔入口弁
と、前記第2排オゾン分解塔後に設けた排オゾン分解塔
出口弁と、前記排オゾン分解塔出口弁から前記加熱ヒー
タまでのバイパス管と、前記バイパス管の途中に設けた
逆止弁とを備えたことを特徴とする。
め、本発明の請求項1は、排ガス入口弁と、排ガスに含
まれている水分を除去する第1ミストセパレータと、排
ガス温度を上げる加熱ヒータと、排オゾンを分解するた
めのオゾン吸着剤である触媒を充填した第1排オゾン分
解塔と、触媒で分解された排ガスを大気へ放出するため
の第1排気ファンとを備えた排オゾン分解装置におい
て、前記加熱ヒータ前に設けた加熱ヒータ入口弁と、排
オゾンを分解するためのオゾン吸着剤である活性炭を充
填した第2排オゾン分解塔と、前記第1ミストセパレー
タから前記第2排オゾン分解塔までのバイパス管と、前
記第2排オゾン分解塔前に設けた排オゾン分解塔入口弁
と、前記第2排オゾン分解塔後に設けた排オゾン分解塔
出口弁と、前記排オゾン分解塔出口弁から前記加熱ヒー
タまでのバイパス管と、前記バイパス管の途中に設けた
逆止弁とを備えたことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2は、請求項1記載の排オ
ゾン分解装置において、前記第1排オゾン分解塔後に設
けた排オゾン分解塔出口弁と、前記第2排オゾン分解塔
後から前記第1排オゾン分解塔後までのバイパス管と、
前記バイパス管の途中に設けたバイパス弁とを備えたこ
とを特徴とする置。
ゾン分解装置において、前記第1排オゾン分解塔後に設
けた排オゾン分解塔出口弁と、前記第2排オゾン分解塔
後から前記第1排オゾン分解塔後までのバイパス管と、
前記バイパス管の途中に設けたバイパス弁とを備えたこ
とを特徴とする置。
【0011】本発明の請求項3は、請求項2記載の排オ
ゾン分解装置において、前記第1排気ファン前に設けた
排気ファン入口弁と、前記第2排オゾン分解塔後から前
記第1排オゾン分解塔前及び前記第1排オゾン分解塔後
に至る両バイパス管の間に設けた仕切弁と、第2排気フ
ァンと、前記第2排気ファンと前記仕切弁との間に設け
た排気ファン入口弁とを備えたことを特徴とする。
ゾン分解装置において、前記第1排気ファン前に設けた
排気ファン入口弁と、前記第2排オゾン分解塔後から前
記第1排オゾン分解塔前及び前記第1排オゾン分解塔後
に至る両バイパス管の間に設けた仕切弁と、第2排気フ
ァンと、前記第2排気ファンと前記仕切弁との間に設け
た排気ファン入口弁とを備えたことを特徴とする。
【0012】本発明の請求項4は、請求項1記載の排オ
ゾン分解装置において、前記第1ミストセパレータ後に
設けたミストセパレータ出口弁と、第2排オゾン分解塔
側に、専用の排ガス入口弁と、第2ミストセパレータ
と、前記第2ミストセパレータ後に設けたミストセパレ
ータ出口弁とを備えたことを特徴とする。
ゾン分解装置において、前記第1ミストセパレータ後に
設けたミストセパレータ出口弁と、第2排オゾン分解塔
側に、専用の排ガス入口弁と、第2ミストセパレータ
と、前記第2ミストセパレータ後に設けたミストセパレ
ータ出口弁とを備えたことを特徴とする。
【0013】本発明の請求項5は、請求項4記載の排オ
ゾン分解装置において、前記第1排オゾン分解塔後に排
オゾン分解塔出口弁と、前記第2排オゾン分解塔後から
前記第1排オゾン分解塔後までのバイパス管と、前記バ
イパス管の途中に設けたバイパス弁とを備えたことを特
徴とする。
ゾン分解装置において、前記第1排オゾン分解塔後に排
オゾン分解塔出口弁と、前記第2排オゾン分解塔後から
前記第1排オゾン分解塔後までのバイパス管と、前記バ
イパス管の途中に設けたバイパス弁とを備えたことを特
徴とする。
【0014】本発明の請求項6は、請求項5記載の排オ
ゾン分解装置において、前記第1排気ファン前に設けた
排気ファン入口弁と、前記第2排オゾン分解塔後から前
記第1排オゾン分解塔前および前記第1排オゾン分解塔
後に至る両バイパス管の間に設けた仕切弁と、第2排気
ファンと、前記第2排気ファンと前記仕切弁との間に設
けた排気ファン入口弁とを備えたことを特徴とする。
ゾン分解装置において、前記第1排気ファン前に設けた
排気ファン入口弁と、前記第2排オゾン分解塔後から前
記第1排オゾン分解塔前および前記第1排オゾン分解塔
後に至る両バイパス管の間に設けた仕切弁と、第2排気
ファンと、前記第2排気ファンと前記仕切弁との間に設
けた排気ファン入口弁とを備えたことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照して説明する。図1は本発明の第1実施例(請求項
1対応)の構成図である。同図に示すように、排オゾン
分解装置1Aは、オゾン反応槽からの未反応オゾンを排
オゾン分解装置1Aに取り入れるための排ガス入口弁
2、排ガスに含まれている水分をとる第1ミストセパレ
ータ3、第1排オゾン分解塔5内の排オゾン分解剤であ
る触媒の吸着能力を上げるために排ガス温度を上げる加
熱ヒータ4、排オゾンを分解するための分解剤である触
媒が入っている第1排オゾン分解塔5、第1排オゾン分
解塔5で分解された排ガスを大気に放出する第1排気フ
ァン6、排オゾンを分解するための分解剤である活性炭
が入っている第2排オゾン分解塔7、加熱ヒータ4前に
設けた加熱ヒータ入口弁8、第1ミストセパレータ3後
から第2排オゾン分解塔7までのバイパス管9、第2排
オゾン分解塔7前に設けた排オゾン分解塔入口弁10、
第2排オゾン分解塔7後と加熱ヒータ4前を接続するバ
イパス管12、第2排オゾン分解塔7後のバイパス管1
2に設けた排オゾン分解塔出口弁11、排オゾン分解塔
出口弁11と加熱ヒータ4との間のバイパス管12に設
けた逆止弁13とから構成されている。
参照して説明する。図1は本発明の第1実施例(請求項
1対応)の構成図である。同図に示すように、排オゾン
分解装置1Aは、オゾン反応槽からの未反応オゾンを排
オゾン分解装置1Aに取り入れるための排ガス入口弁
2、排ガスに含まれている水分をとる第1ミストセパレ
ータ3、第1排オゾン分解塔5内の排オゾン分解剤であ
る触媒の吸着能力を上げるために排ガス温度を上げる加
熱ヒータ4、排オゾンを分解するための分解剤である触
媒が入っている第1排オゾン分解塔5、第1排オゾン分
解塔5で分解された排ガスを大気に放出する第1排気フ
ァン6、排オゾンを分解するための分解剤である活性炭
が入っている第2排オゾン分解塔7、加熱ヒータ4前に
設けた加熱ヒータ入口弁8、第1ミストセパレータ3後
から第2排オゾン分解塔7までのバイパス管9、第2排
オゾン分解塔7前に設けた排オゾン分解塔入口弁10、
第2排オゾン分解塔7後と加熱ヒータ4前を接続するバ
イパス管12、第2排オゾン分解塔7後のバイパス管1
2に設けた排オゾン分解塔出口弁11、排オゾン分解塔
出口弁11と加熱ヒータ4との間のバイパス管12に設
けた逆止弁13とから構成されている。
【0016】次に、本実施例の作用について説明する。
まず、排オゾン分解装置1Aの運転初期段階では、第1
排オゾン分解塔5が規定温度以上でないため、加熱ヒー
タ入口弁8を閉、排オゾン分解塔入口弁10を開、排オ
ゾン分解塔出口弁11を開とし、オゾン反応槽の未反応
オゾンである排ガスは排ガス入口弁2から、第1ミスト
セパレータ3、バイパス管9、排オゾン分解塔入口弁1
0を経由し、第2排オゾン分解塔7で分解され、排オゾ
ン分解塔出口弁11、バイパス管12を経由し、加熱ヒ
ータ4で加温され、第1排オゾン分解塔5を加熱し、第
1排気ファン6によって大気に放出される。
まず、排オゾン分解装置1Aの運転初期段階では、第1
排オゾン分解塔5が規定温度以上でないため、加熱ヒー
タ入口弁8を閉、排オゾン分解塔入口弁10を開、排オ
ゾン分解塔出口弁11を開とし、オゾン反応槽の未反応
オゾンである排ガスは排ガス入口弁2から、第1ミスト
セパレータ3、バイパス管9、排オゾン分解塔入口弁1
0を経由し、第2排オゾン分解塔7で分解され、排オゾ
ン分解塔出口弁11、バイパス管12を経由し、加熱ヒ
ータ4で加温され、第1排オゾン分解塔5を加熱し、第
1排気ファン6によって大気に放出される。
【0017】次に、第1排オゾン分解塔5が規定温度以
上になったら、加熱ヒータ入口弁8を開、排オゾン分解
塔入口弁10を閉、排オゾン分解塔出口弁11を閉と
し、オゾン反応槽の未反応オゾンである排ガスは、排ガ
ス入口弁2、第1ミストセパレータ3、加熱ヒータ入口
弁8を経て、加熱ヒータ4で加温され、第1排オゾン分
解塔5で分解され、第1排気ファン6により大気に放出
される。このように活性炭を充填した第2排オゾン分解
塔7が別に設けてあるため、活性炭を交換する際も排オ
ゾン分解装置1Aを停止する必要がない。
上になったら、加熱ヒータ入口弁8を開、排オゾン分解
塔入口弁10を閉、排オゾン分解塔出口弁11を閉と
し、オゾン反応槽の未反応オゾンである排ガスは、排ガ
ス入口弁2、第1ミストセパレータ3、加熱ヒータ入口
弁8を経て、加熱ヒータ4で加温され、第1排オゾン分
解塔5で分解され、第1排気ファン6により大気に放出
される。このように活性炭を充填した第2排オゾン分解
塔7が別に設けてあるため、活性炭を交換する際も排オ
ゾン分解装置1Aを停止する必要がない。
【0018】図2は本発明の第2実施例(請求項2対
応)の構成図である。同図に示すように、本実施例の排
オゾン分解装置1Bが図1の第1実施例と異なる構成
は、第1排オゾン分解塔5後に排オゾン分解塔出口弁1
6を設け、第2排オゾン分解塔7後から第1排オゾン分
解塔5後までのバイパス管15と、このバイパス管15
上にバイパス弁14を設けた構成とした点のみであり、
その他の構成は同一であるので、同一構成部分には同一
符号を付して重複説明は省略する。
応)の構成図である。同図に示すように、本実施例の排
オゾン分解装置1Bが図1の第1実施例と異なる構成
は、第1排オゾン分解塔5後に排オゾン分解塔出口弁1
6を設け、第2排オゾン分解塔7後から第1排オゾン分
解塔5後までのバイパス管15と、このバイパス管15
上にバイパス弁14を設けた構成とした点のみであり、
その他の構成は同一であるので、同一構成部分には同一
符号を付して重複説明は省略する。
【0019】次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例の作用は図1の第1実施例の作用と同様であ
り、さらに加熱ヒータ4もしくは第1排オゾン分解塔5
が故障した場合、あるいは触媒を交換する場合にも対応
可能である。すなわち、このような場合には、加熱ヒー
タ入口弁8を閉、排オゾン分解塔入口弁10を開、排オ
ゾン分解塔出口弁11を閉、排オゾン分解塔出口弁16
を閉、バイパス弁14を開とし、オゾン反応槽の未反応
オゾンである排ガスは排ガス入口弁2、ミストセパレー
タ3、バイパス管9、排オゾン分解塔入口弁10を経由
して、排オゾン分解塔7で分解され、バイパス弁14、
バイパス管15を経由して、第1排気ファン6で大気に
放出される。
本実施例の作用は図1の第1実施例の作用と同様であ
り、さらに加熱ヒータ4もしくは第1排オゾン分解塔5
が故障した場合、あるいは触媒を交換する場合にも対応
可能である。すなわち、このような場合には、加熱ヒー
タ入口弁8を閉、排オゾン分解塔入口弁10を開、排オ
ゾン分解塔出口弁11を閉、排オゾン分解塔出口弁16
を閉、バイパス弁14を開とし、オゾン反応槽の未反応
オゾンである排ガスは排ガス入口弁2、ミストセパレー
タ3、バイパス管9、排オゾン分解塔入口弁10を経由
して、排オゾン分解塔7で分解され、バイパス弁14、
バイパス管15を経由して、第1排気ファン6で大気に
放出される。
【0020】故障補修あるいは触媒の交換が完了した
ら、加熱ヒータ入口弁8を開、排オゾン分解塔入口弁1
0を閉、排オゾン分解塔出口弁11を閉、排オゾン分解
塔出口弁16を開、バイパス弁14を閉とし、オゾン反
応槽の未反応オゾンである排ガスは排ガス入口弁2、第
1ミストセパレータ3、加熱ヒータ入口弁8を経て、加
熱ヒータ4で加温され、排オゾン分解塔5で分解され、
第1排気ファン6により大気に放出される。
ら、加熱ヒータ入口弁8を開、排オゾン分解塔入口弁1
0を閉、排オゾン分解塔出口弁11を閉、排オゾン分解
塔出口弁16を開、バイパス弁14を閉とし、オゾン反
応槽の未反応オゾンである排ガスは排ガス入口弁2、第
1ミストセパレータ3、加熱ヒータ入口弁8を経て、加
熱ヒータ4で加温され、排オゾン分解塔5で分解され、
第1排気ファン6により大気に放出される。
【0021】図3は本発明の第3の実施例(請求項3対
応)の構成図である。同図に示すように、本実施例の排
オゾン分解装置1Cが図2の第2実施例と異なる構成
は、排気ファン6前に排気ファン入口弁20を設け、バ
イパス管12とバイパス弁14との間に仕切弁17、排
オゾン分解塔7後に第2排気ファン18、この第2排気
ファン18前に排気ファン入口弁19を設けた構成とし
た点のみであり、その他の構成は同一であるので、同一
構成部分には同一符号を付して重複説明は省略する。
応)の構成図である。同図に示すように、本実施例の排
オゾン分解装置1Cが図2の第2実施例と異なる構成
は、排気ファン6前に排気ファン入口弁20を設け、バ
イパス管12とバイパス弁14との間に仕切弁17、排
オゾン分解塔7後に第2排気ファン18、この第2排気
ファン18前に排気ファン入口弁19を設けた構成とし
た点のみであり、その他の構成は同一であるので、同一
構成部分には同一符号を付して重複説明は省略する。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例の作用は図2の第2実施例の作用と同様であ
り、本実施例の作用はさらに第1排気ファン6が故障し
た場合にも対応可能である。すなわち、このような場合
には、バイパス弁14を開、排気ファン入口弁20を
閉、排気ファン入口弁19を開とし、オゾン反応槽の未
反応オゾンである排ガスは、排ガス入口弁2、第1ミス
トセパレータ3、加熱ヒータ入口弁8を経由して、加熱
ヒータ4で加温され、第1排オゾン分解塔5で分解さ
れ、第1排オゾン分解塔出口弁16、バイパス弁、排気
ファン入口弁19を経由して、第2排気ファン18で大
気に放出される。
本実施例の作用は図2の第2実施例の作用と同様であ
り、本実施例の作用はさらに第1排気ファン6が故障し
た場合にも対応可能である。すなわち、このような場合
には、バイパス弁14を開、排気ファン入口弁20を
閉、排気ファン入口弁19を開とし、オゾン反応槽の未
反応オゾンである排ガスは、排ガス入口弁2、第1ミス
トセパレータ3、加熱ヒータ入口弁8を経由して、加熱
ヒータ4で加温され、第1排オゾン分解塔5で分解さ
れ、第1排オゾン分解塔出口弁16、バイパス弁、排気
ファン入口弁19を経由して、第2排気ファン18で大
気に放出される。
【0023】第1排気ファン6の故障の補修が完了した
ら、バイパス管14を閉、排気ファン入口弁19を開、
排気ファン入口弁を閉とし、オゾン反応槽の未反応オゾ
ンである排ガスは、排ガス入口弁2、第1ミストセパレ
ータ3、加熱ヒータ入口弁8を経由して、加熱ヒータ4
で加温され、第1排オゾン分解塔5で分解され、排オゾ
ン分解塔出口弁16、排気ファン入口弁20を経由し
て、第1排気ファン6で大気に放出される。
ら、バイパス管14を閉、排気ファン入口弁19を開、
排気ファン入口弁を閉とし、オゾン反応槽の未反応オゾ
ンである排ガスは、排ガス入口弁2、第1ミストセパレ
ータ3、加熱ヒータ入口弁8を経由して、加熱ヒータ4
で加温され、第1排オゾン分解塔5で分解され、排オゾ
ン分解塔出口弁16、排気ファン入口弁20を経由し
て、第1排気ファン6で大気に放出される。
【0024】図4は本発明の第4実施例(請求項4対
応)の構成図である。同図に示すように、本実施例の排
オゾン分解装置1Dが図1の第1実施例と異なる構成
は、第1ミストセパレータ3後にミストセパレータ出口
弁24を設け、排オゾン分解塔7側に、専用の排ガス入
口弁21、第2ミストセパレータ22、この第2ミスト
セパレータ22後にミストセパレータ出口弁23を設け
た構成とした点のみであり、その他の構成は同一である
ので、同一構成部分には同一符号を付して重複説明は省
略する。
応)の構成図である。同図に示すように、本実施例の排
オゾン分解装置1Dが図1の第1実施例と異なる構成
は、第1ミストセパレータ3後にミストセパレータ出口
弁24を設け、排オゾン分解塔7側に、専用の排ガス入
口弁21、第2ミストセパレータ22、この第2ミスト
セパレータ22後にミストセパレータ出口弁23を設け
た構成とした点のみであり、その他の構成は同一である
ので、同一構成部分には同一符号を付して重複説明は省
略する。
【0025】次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例の作用は図1の第1実施例の作用と同様であ
り、本実施例の作用はさらに排ガス入口弁2もしくは第
1ミストセパレータ3が故障した場合にも対応可能であ
る。すなわち、このような場合には、第1ミストセパレ
ータ出口弁24を閉、加熱ヒータ入口弁8を閉、排ガス
入口弁21を開、ミストセパレータ出口弁23を開と
し、オゾン反応槽の未反応オゾンである排ガスは、排ガ
ス入口弁21、第2ミストセパレータ22、ミストセパ
レータ出口弁、バイパス管9、加熱ヒータ入口弁8を経
由して、加熱ヒータ4で加温され、第1排オゾン分解塔
5で分解され、第1排気ファン6で大気に放出される。
本実施例の作用は図1の第1実施例の作用と同様であ
り、本実施例の作用はさらに排ガス入口弁2もしくは第
1ミストセパレータ3が故障した場合にも対応可能であ
る。すなわち、このような場合には、第1ミストセパレ
ータ出口弁24を閉、加熱ヒータ入口弁8を閉、排ガス
入口弁21を開、ミストセパレータ出口弁23を開と
し、オゾン反応槽の未反応オゾンである排ガスは、排ガ
ス入口弁21、第2ミストセパレータ22、ミストセパ
レータ出口弁、バイパス管9、加熱ヒータ入口弁8を経
由して、加熱ヒータ4で加温され、第1排オゾン分解塔
5で分解され、第1排気ファン6で大気に放出される。
【0026】故障の補修が完了したら、ミストセパレー
タ出口弁24を開、排ガス入口弁21を閉、ミストセパ
レータ出口弁23を閉とし、オゾン反応槽の未反応オゾ
ンである排ガスは、排ガス入口弁2、第1ミストセパレ
ータ3、ミストセパレータ出口弁20、加熱ヒータ入口
弁8を経由して、加熱ヒータで加温され、第1排オゾン
分解塔5で分解され、第1排気ファン6によって大気に
放出される。
タ出口弁24を開、排ガス入口弁21を閉、ミストセパ
レータ出口弁23を閉とし、オゾン反応槽の未反応オゾ
ンである排ガスは、排ガス入口弁2、第1ミストセパレ
ータ3、ミストセパレータ出口弁20、加熱ヒータ入口
弁8を経由して、加熱ヒータで加温され、第1排オゾン
分解塔5で分解され、第1排気ファン6によって大気に
放出される。
【0027】図5は本発明の第5実施例(請求項5対
応)の構成図である。同図に示すように、本実施例の排
オゾン分解装置1Eが図4の第4実施例と異なる構成
は、第1排オゾン分解塔5後に排オゾン分解塔出口弁1
6を設け、第2排オゾン分解塔7後から第1排オゾン分
解塔5後までバイパス管15とバイパス弁14で構成し
た点のみであり、その他の構成は同一であるので、同一
構成部分には同一符号を付して重複説明は省略する。
応)の構成図である。同図に示すように、本実施例の排
オゾン分解装置1Eが図4の第4実施例と異なる構成
は、第1排オゾン分解塔5後に排オゾン分解塔出口弁1
6を設け、第2排オゾン分解塔7後から第1排オゾン分
解塔5後までバイパス管15とバイパス弁14で構成し
た点のみであり、その他の構成は同一であるので、同一
構成部分には同一符号を付して重複説明は省略する。
【0028】次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例の作用は図4の第4実施例の作用と同様であ
り、本実施例の作用はさらに加熱ヒータ4もしくは排オ
ゾン分解塔5が故障した場合にも対応可能である。すな
わち、このような場合には、加熱ヒータ入口弁8を閉、
排オゾン分解塔入口弁10を開、排オゾン分解塔出口弁
16を閉、バイパス弁14を開とし、オゾン反応槽の未
反応オゾンである排ガスは、排ガス入口弁2、第1ミス
トセパレータ3、ミストセパレータ出口弁24、バイパ
ス管9、排オゾン分解塔入口弁10を経由して排オゾン
分解塔7で分解され、バイパス弁14、バイパス管15
を経由して、第1排気ファン6で大気に放出される。
本実施例の作用は図4の第4実施例の作用と同様であ
り、本実施例の作用はさらに加熱ヒータ4もしくは排オ
ゾン分解塔5が故障した場合にも対応可能である。すな
わち、このような場合には、加熱ヒータ入口弁8を閉、
排オゾン分解塔入口弁10を開、排オゾン分解塔出口弁
16を閉、バイパス弁14を開とし、オゾン反応槽の未
反応オゾンである排ガスは、排ガス入口弁2、第1ミス
トセパレータ3、ミストセパレータ出口弁24、バイパ
ス管9、排オゾン分解塔入口弁10を経由して排オゾン
分解塔7で分解され、バイパス弁14、バイパス管15
を経由して、第1排気ファン6で大気に放出される。
【0029】故障の補修が完了したら、加熱ヒータ入口
弁8を開、排オゾン分解塔入口弁10を閉、排オゾン分
解塔出口弁16を開、バイパス弁14を閉とし、オゾン
反応槽の未反応オゾンである排ガスは排ガス入口弁2、
第1ミストセパレータ3、ミストセパレータ出口弁2
4、加熱ヒータ入口弁8を経由して、第1排オゾン分解
塔5で分解され、排オゾン分解塔出口弁16を経由し
て、第1排気ファン6で大気に放出される。
弁8を開、排オゾン分解塔入口弁10を閉、排オゾン分
解塔出口弁16を開、バイパス弁14を閉とし、オゾン
反応槽の未反応オゾンである排ガスは排ガス入口弁2、
第1ミストセパレータ3、ミストセパレータ出口弁2
4、加熱ヒータ入口弁8を経由して、第1排オゾン分解
塔5で分解され、排オゾン分解塔出口弁16を経由し
て、第1排気ファン6で大気に放出される。
【0030】図6は本発明の第6実施例(請求項6対
応)の構成図である。同図に示すように、本実施例の排
オゾン分解装置1Fが図5の第5実施例と異なる構成
は、排気ファン6前に排気ファン入口弁20を設け、さ
らに第2排オゾン分解塔7後に第2排気ファン18、こ
の第2排気ファン18前に排気ファン入口弁19を設け
た構成とした点のみであり、その他の構成は同一である
ので、同一構成部分には同一符号を付して重複説明は省
略する。
応)の構成図である。同図に示すように、本実施例の排
オゾン分解装置1Fが図5の第5実施例と異なる構成
は、排気ファン6前に排気ファン入口弁20を設け、さ
らに第2排オゾン分解塔7後に第2排気ファン18、こ
の第2排気ファン18前に排気ファン入口弁19を設け
た構成とした点のみであり、その他の構成は同一である
ので、同一構成部分には同一符号を付して重複説明は省
略する。
【0031】次に、本実施例の作用について説明する。
本実施例の作用は、図5の第5実施例の作用と同様であ
り、本実施例の作用はさらに第1排気ファン6が故障し
た場合にも対応可能である。すなわち、このような場合
には、バイパス弁14を開、排気ファン入口弁20を
閉、排気ファン入口弁19を開とし、オゾン反応槽の未
反応オゾンである排ガスは、排ガス入口弁2、第1ミス
トセパレータ3、ミストセパレータ出口弁24、加熱ヒ
ータ入口弁8を経由して、加熱ヒータ4で加温され、第
1排オゾン分解塔5で分解され排オゾン分解塔出口弁1
6、バイパス管15、バイパス弁14、排気ファン入口
弁19を経由して、第2排気ファン18で大気に放出さ
れる。
本実施例の作用は、図5の第5実施例の作用と同様であ
り、本実施例の作用はさらに第1排気ファン6が故障し
た場合にも対応可能である。すなわち、このような場合
には、バイパス弁14を開、排気ファン入口弁20を
閉、排気ファン入口弁19を開とし、オゾン反応槽の未
反応オゾンである排ガスは、排ガス入口弁2、第1ミス
トセパレータ3、ミストセパレータ出口弁24、加熱ヒ
ータ入口弁8を経由して、加熱ヒータ4で加温され、第
1排オゾン分解塔5で分解され排オゾン分解塔出口弁1
6、バイパス管15、バイパス弁14、排気ファン入口
弁19を経由して、第2排気ファン18で大気に放出さ
れる。
【0032】故障の補修が完了したら、バイパス弁14
を閉、排気ファン入口弁20を開、排気ファン入口弁1
9を閉とし、オゾン反応槽の未反応オゾンである排ガス
は、排ガス入口弁2、第1ミストセパレータ3、ミスト
セパレータ出口弁24、加熱ヒータ入口弁を経由して、
加熱ヒータで加温され、第1排オゾン分解塔5で分解さ
れ、排オゾン分解塔出口弁16、排気ファン入口弁20
を経由して、第1排気ファン6で大気に放出される。
を閉、排気ファン入口弁20を開、排気ファン入口弁1
9を閉とし、オゾン反応槽の未反応オゾンである排ガス
は、排ガス入口弁2、第1ミストセパレータ3、ミスト
セパレータ出口弁24、加熱ヒータ入口弁を経由して、
加熱ヒータで加温され、第1排オゾン分解塔5で分解さ
れ、排オゾン分解塔出口弁16、排気ファン入口弁20
を経由して、第1排気ファン6で大気に放出される。
【0033】上記したように本発明の各実施例の排オゾ
ン分解装置は、排ガスの分解能力は従来通りであり、し
かも経済性及び維持管理は従来よりも向上し、信頼性が
高くなる。
ン分解装置は、排ガスの分解能力は従来通りであり、し
かも経済性及び維持管理は従来よりも向上し、信頼性が
高くなる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
排ガスの流れる系統を制御して運転立ち上げの初期は、
ミストセパレータを経由した排ガスは活性炭を充填した
排オゾン分解塔で未反応の排オゾンを分解し、その後加
熱ヒータで加熱されて、触媒の温度を所定の温度まで上
昇させることができる。触媒の温度が上昇したら排ガス
の流れる系統を切り換えて、ミストセパレータから直接
加熱ヒータへ導き、活性炭を充填した排オゾン分解塔を
系統から切り放すことにより、活性炭の交換に際して排
オゾン分解装置全体を止める必要はない。また、活性炭
を充填した排オゾン分解塔の後段に、専用の排気ファン
を設ければ、触媒の交換時あるいは触媒方式の排オゾン
分解塔が万一故障した場合の予備機として使用すること
も可能となる。このように排ガスの分解能力は従来通り
であり、排オゾン分解装置の台数も少なくてすむため経
済性が良く、また設備を停止することなく、機器の補修
及びオゾン吸着剤の交換が可能となる。従って、安価で
信頼性の高い合理的な排オゾン分解装置を提供できる。
排ガスの流れる系統を制御して運転立ち上げの初期は、
ミストセパレータを経由した排ガスは活性炭を充填した
排オゾン分解塔で未反応の排オゾンを分解し、その後加
熱ヒータで加熱されて、触媒の温度を所定の温度まで上
昇させることができる。触媒の温度が上昇したら排ガス
の流れる系統を切り換えて、ミストセパレータから直接
加熱ヒータへ導き、活性炭を充填した排オゾン分解塔を
系統から切り放すことにより、活性炭の交換に際して排
オゾン分解装置全体を止める必要はない。また、活性炭
を充填した排オゾン分解塔の後段に、専用の排気ファン
を設ければ、触媒の交換時あるいは触媒方式の排オゾン
分解塔が万一故障した場合の予備機として使用すること
も可能となる。このように排ガスの分解能力は従来通り
であり、排オゾン分解装置の台数も少なくてすむため経
済性が良く、また設備を停止することなく、機器の補修
及びオゾン吸着剤の交換が可能となる。従って、安価で
信頼性の高い合理的な排オゾン分解装置を提供できる。
【図1】本発明の第1実施例の構成図。
【図2】本発明の第2実施例の構成図。
【図3】本発明の第3実施例の構成図。
【図4】本発明の第4実施例の構成図。
【図5】本発明の第5実施例の構成図。
【図6】本発明の第6実施例の構成図。
1A,1B,1C,1D,1E,1F…排オゾン分解装
置、2,21…排ガス入口弁、3…第1ミストセパレー
タ、4…加熱ヒータ、5…第1排オゾン分解塔、6…第
1排気ファン、7…第2排オゾン分解塔、8…加熱ヒー
タ入口弁、9,12,14,15…バイパス管、10…
排オゾン分解塔入口弁、11,16…排オゾン分解塔出
口弁、13…逆止弁、17…仕切弁、18…第2排気フ
ァン、19,20…排気ファン入口弁、22…第2ミス
トセパレータ、23,24…ミストセパレータ出口弁。
置、2,21…排ガス入口弁、3…第1ミストセパレー
タ、4…加熱ヒータ、5…第1排オゾン分解塔、6…第
1排気ファン、7…第2排オゾン分解塔、8…加熱ヒー
タ入口弁、9,12,14,15…バイパス管、10…
排オゾン分解塔入口弁、11,16…排オゾン分解塔出
口弁、13…逆止弁、17…仕切弁、18…第2排気フ
ァン、19,20…排気ファン入口弁、22…第2ミス
トセパレータ、23,24…ミストセパレータ出口弁。
Claims (6)
- 【請求項1】 排ガス入口弁と、排ガスに含まれている
水分を除去する第1ミストセパレータと、排ガス温度を
上げる加熱ヒータと、排オゾンを分解するためのオゾン
吸着剤である触媒を充填した第1排オゾン分解塔と、触
媒で分解された排ガスを大気へ放出するための第1排気
ファンとを備えた排オゾン分解装置において、前記加熱
ヒータ前に設けた加熱ヒータ入口弁と、排オゾンを分解
するためのオゾン吸着剤である活性炭を充填した第2排
オゾン分解塔と、前記第1ミストセパレータから前記第
2排オゾン分解塔までのバイパス管と、前記第2排オゾ
ン分解塔前に設けた排オゾン分解塔入口弁と、前記第2
排オゾン分解塔後に設けた排オゾン分解塔出口弁と、前
記排オゾン分解塔出口弁から前記加熱ヒータまでのバイ
パス管と、前記バイパス管の途中に設けた逆止弁とを備
えたことを特徴とする排オゾン分解装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の排オゾン分解装置におい
て、前記第1排オゾン分解塔後に設けた排オゾン分解塔
出口弁と、前記第2排オゾン分解塔後から前記第1排オ
ゾン分解塔後までのバイパス管と、前記バイパス管の途
中に設けたバイパス弁とを備えたことを特徴とする排オ
ゾン分解装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の排オゾン分解装置におい
て、前記第1排気ファン前に設けた排気ファン入口弁
と、前記第2排オゾン分解塔後から前記第1排オゾン分
解塔前及び前記第1排オゾン分解塔後に至る両バイパス
管の間に設けた仕切弁と、第2排気ファンと、前記第2
排気ファンと前記仕切弁との間に設けた排気ファン入口
弁とを備えたことを特徴とする排オゾン分解装置。 - 【請求項4】 請求項1記載の排オゾン分解装置におい
て、前記第1ミストセパレータ後に設けたミストセパレ
ータ出口弁と、第2排オゾン分解塔側に、専用の排ガス
入口弁と、第2ミストセパレータと、前記第2ミストセ
パレータ後に設けたミストセパレータ出口弁とを備えた
ことを特徴とする排オゾン分解装置。 - 【請求項5】 請求項4記載の排オゾン分解装置におい
て、前記第1排オゾン分解塔後に排オゾン分解塔出口弁
と、前記第2排オゾン分解塔後から前記第1排オゾン分
解塔後までのバイパス管と、前記バイパス管の途中に設
けたバイパス弁とを備えたことを特徴とする排オゾン分
解装置。 - 【請求項6】 請求項5記載の排オゾン分解装置におい
て、前記第1排気ファン前に設けた排気ファン入口弁
と、前記第2排オゾン分解塔後から前記第1排オゾン分
解塔前および前記第1排オゾン分解塔後に至る両バイパ
ス管の間に設けた仕切弁と、第2排気ファンと、前記第
2排気ファンと前記仕切弁との間に設けた排気ファン入
口弁とを備えたことを特徴とする排オゾン分解装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7241659A JPH0975666A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 排オゾン分解装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7241659A JPH0975666A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 排オゾン分解装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0975666A true JPH0975666A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17077614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7241659A Pending JPH0975666A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 排オゾン分解装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0975666A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG100773A1 (en) * | 2000-12-21 | 2003-12-26 | Kanken Techno Co Ltd | Exhaust gas treating tower for use in exhaust gas treatment equipment and electric heater for use in the exhaust gas treating tower |
JP2009160583A (ja) * | 2009-04-20 | 2009-07-23 | Toyobo Co Ltd | 有機溶剤ガスの処理方法 |
CN103877852A (zh) * | 2012-12-20 | 2014-06-25 | 江苏康尔臭氧有限公司 | 臭氧分解方法及装置 |
JP2019155006A (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 株式会社東芝 | ガス処理装置 |
CN110683630A (zh) * | 2019-10-31 | 2020-01-14 | 四川恩特普环保科技有限公司 | 高cod废水处理系统及方法 |
CN114017922A (zh) * | 2021-10-11 | 2022-02-08 | 珠海格力电器股份有限公司 | 燃气热水器的控制方法及其燃气热水器 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP7241659A patent/JPH0975666A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SG100773A1 (en) * | 2000-12-21 | 2003-12-26 | Kanken Techno Co Ltd | Exhaust gas treating tower for use in exhaust gas treatment equipment and electric heater for use in the exhaust gas treating tower |
SG125080A1 (en) * | 2000-12-21 | 2006-09-29 | Kanken Techno Co Ltd | Electric heater for use in exhaust gas treating tower |
JP2009160583A (ja) * | 2009-04-20 | 2009-07-23 | Toyobo Co Ltd | 有機溶剤ガスの処理方法 |
CN103877852A (zh) * | 2012-12-20 | 2014-06-25 | 江苏康尔臭氧有限公司 | 臭氧分解方法及装置 |
JP2019155006A (ja) * | 2018-03-16 | 2019-09-19 | 株式会社東芝 | ガス処理装置 |
CN110683630A (zh) * | 2019-10-31 | 2020-01-14 | 四川恩特普环保科技有限公司 | 高cod废水处理系统及方法 |
CN114017922A (zh) * | 2021-10-11 | 2022-02-08 | 珠海格力电器股份有限公司 | 燃气热水器的控制方法及其燃气热水器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4234496B2 (ja) | 活性炭を再生する方法と装置及びそれを組み込んだ空気浄化システム | |
KR101923212B1 (ko) | 암모니아 제거 장치 및 제거 방법 | |
JPH0975666A (ja) | 排オゾン分解装置 | |
CN107051102A (zh) | 一种voc在线监测系统及治理系统 | |
KR102391633B1 (ko) | VOCs 처리 시스템 | |
JPH10128048A (ja) | 低濃度有機溶剤ガス処理装置 | |
CN214320176U (zh) | 一种吸附VOCs后的废弃活性炭的就地处置装置 | |
CN115382389A (zh) | 尾气处理方法和系统 | |
KR102518395B1 (ko) | Voc 처리 장치 | |
CN115318056A (zh) | 一种VOCs沸石吸附浓缩催化燃烧处理系统 | |
JP2796731B2 (ja) | 不活性ガスの精製方法 | |
CN112452314A (zh) | 一种吸附VOCs后的废弃活性炭的就地处置装置及方法 | |
CN113230816A (zh) | 吸附VOCs的活性炭微波脱附再生设备及再生方法 | |
JP2002066246A (ja) | 消化ガス精製装置 | |
JPH07289843A (ja) | 排ガス浄化方法および装置 | |
KR101767157B1 (ko) | 오염 촉매의 재생 수단이 포함된 일산화탄소와 오염 물질 제거 장치 및 오염 촉매의 재생이 포함된 일산화탄소와 오염 물질 제거 방법 | |
JP7241217B1 (ja) | Voc処理装置及び方法 | |
JPH07213859A (ja) | 排ガス処理装置 | |
CN213885599U (zh) | 一种用于催化燃烧治理设备的末端尾气净化装置 | |
CN112023609A (zh) | 气体中低浓度挥发性有机化合物的脱除方法和装置 | |
JPH11197455A (ja) | ハロゲン系有機物ガスの処理方法及び装置 | |
KR100683196B1 (ko) | 휘발성 유기화합물질 및 냄새물질 제거장치 | |
CN114854464A (zh) | 一种沼气净化回收装置及方法 | |
JP5206547B2 (ja) | オゾン製造装置およびオゾンを製造する方法 | |
JPS63311200A (ja) | 原子力発電所の気体廃棄物処理設備 |