JPH11197455A - ハロゲン系有機物ガスの処理方法及び装置 - Google Patents

ハロゲン系有機物ガスの処理方法及び装置

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JPH11197455A
JPH11197455A JP10018233A JP1823398A JPH11197455A JP H11197455 A JPH11197455 A JP H11197455A JP 10018233 A JP10018233 A JP 10018233A JP 1823398 A JP1823398 A JP 1823398A JP H11197455 A JPH11197455 A JP H11197455A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低コスト、高効率でハロゲン系有機化合物含有
排ガスを無害化する処理装置及び方法を提供すること。 【解決手段】吸着工程で臭化メチルを多量に吸着した活
性炭塔12a〜12cと希釈用配管34が並設される。
各活性炭塔12a〜12cの下流には、濃度センサー2
4及び濃度センサー26a〜26cが設置され、脱着し
た臭化メチルの濃度を測定する。この測定値により、コ
ントローラー22が電磁弁28a〜28dの開閉の操作
を行い、各活性炭塔12からの排ガスの臭化メチル濃度
を所定の範囲に制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハロゲン系有機物ガ
スの処理方法及び装置に係り、特に燻蒸倉庫等の設備か
ら活性炭塔内に吸着された臭化メチルガスを活性炭塔か
ら脱着して燃焼分解する処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燻蒸を終了した倉庫内の臭化メチ
ルガスは、人体に問題のない濃度まで希釈し大気中に放
出している。しかし、この方法では、大気中に放出した
臭化メチルの総量を低減したことにはならず、十分な方
法とは言いがたい。また、臭化メチルはフロンと同様に
オゾン層破壊物質の一因とされ、大気への放出量を低減
する技術の開発が強く望まれている。
【0003】そこで、臭化メチルを除去する方法として
は、活性炭吸着法、燃焼酸化分解法がある。しかし、活
性炭吸着法にあっては、臭化メチルを吸着することによ
って排ガス中の臭化メチルを除去し、排ガス濃度を低減
することには有効ではあるが、臭化メチルそのものを無
害な形に変換することにはならず、最終的な解決策には
ならない。
【0004】一方、燃焼酸化分解法にあっては、臭化メ
チル含有排ガスを加熱し、臭化メチルを完全酸化分解す
るものであるが、運転に関する経済性に大きな問題を残
している。即ち、燻蒸倉庫からの臭化メチル排ガス濃度
は、排気終了直前には、燻蒸倉庫内に入室が可能となる
15ppmまで低下し、ほとんど空気そのものを加熱す
ることとなる。このため、多量の灯油やプロパンガス等
の燃料を使用することになり、ランニングコスト面から
は経済的な方法とは言いがたい。また、高効率での臭化
メチル分解率を達成するには、高温での燃焼分解が必要
となる。しかし、高温での燃焼分解はサーマルNOX
よる二次公害の原因となるため、低温で高効率を達成す
る分解技術が望まれている。
【0005】このような問題を解決するために、特開平
8─24572号では、臭化メチルを活性炭に吸着除去
した後に、該活性炭から臭化メチルを加熱脱着し、加熱
脱着した臭化メチルを触媒上で燃焼分解する方法が提案
されている。この方法は、加熱脱着及び燃焼分解に必要
な熱源を、臭化メチルの燃焼分解に伴う燃焼熱を利用す
ることにより、灯油等の助燃を使用しない自燃を行い、
低コスト、高効率を実現するものである。自燃を行うに
は、一定の燃焼熱を確保するために、加熱脱着後の臭化
メチルガスの濃度を所定の範囲に制御することが必要で
ある。しかし、加熱脱着後の臭化メチルの濃度は、臭化
メチルの量、脱着時の風量、及び加熱温度に大きく依存
し、例えば、図3に示すように、一定風量(SV(空間
速度)=10000h-1)、一定温度で加熱脱着する
と、臭化メチルの経時変化は、ほぼ直線的に増加した
後、ほぼ直線的に減少し、均一な濃度にはならない。そ
こで、特開平8─24572号では、加熱温度を徐々に
上昇させることにより、加熱脱着後の臭化メチルの濃度
を所定の範囲に制御し、自燃を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、脱着の
加熱温度を制御して臭化メチルの濃度を一定の範囲にす
る従来の方法は、加熱温度を厳密に制御する必要がある
と共に、加熱脱着の熱源は燃焼熱を利用していることも
あって、複雑な加熱温度の制御装置が必要になる。
【0007】また、脱着開始直後や脱着終了直前の低濃
度時には、燃焼熱が少ないので灯油等による助燃が必要
となる。そこで、助燃する時間に対し、自燃する時間を
長くすることにより、さらに低コスト化を図ることが望
まれていた。本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、低コスト、高効率で、臭化メチルを代表とする
ハロゲン系有機物ガスを無害化する処理方法及び装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、ハロゲン系有機物の有害ガスが吸着された
活性炭塔内に脱着用空気を通気して活性炭から前記有害
ガスを脱着すると共に、脱着した有害ガスを燃焼分解装
置に送気し、前記燃焼分解装置で有害ガスを燃焼分解す
るハロゲン系有機物ガスの処理方法において、前記燃焼
分解装置に対して前記有害ガスが吸着された活性炭塔を
複数塔並列に配置し、前記複数の活性炭塔に通気する前
記脱着用空気の通気開始から通気終了までの通気タイミ
ングを順次ずらして通気中の活性炭塔と次に通気する活
性炭塔とを部分的にオーバーラップさせて通気すること
により、前記燃焼分解装置に送気される有害ガスの濃度
が所定濃度に維持されるようにしたことを特徴とする。
【0009】また、本発明は前記目的を達成するため
に、ハロゲン系有機物の有害ガスが吸着された活性炭塔
内に脱着用空気を通気して活性炭から前記有害ガスを脱
着すると共に、脱着した有害ガスを燃焼分解装置に送気
し、前記燃焼分解装置で有害ガスを燃焼分解するハロゲ
ン系有機物ガスの処理装置において、前記燃焼分解装置
に対して並列に設けられ、前記有害ガスが吸着された複
数の活性炭塔と、前記各活性炭塔の出口にそれぞれ設け
られ、前記燃焼分解装置に送気される各活性炭塔ごとに
有害ガス濃度を検出する第1の濃度計と、前記各活性炭
塔の出口からの流路が合流する合流部に設けられ、前記
燃焼分解装置に送気される有害ガス濃度を検出する第2
の濃度計と、前記各活性炭塔の入口に設けられ、前記脱
着用空気の通気を開始・終了する開閉弁と、前記第1の
濃度計及び前記第2の濃度計の検出濃度に基づいて、前
記燃焼分解装置に送気される前記有害ガスの濃度が所定
濃度に維持されるように前記各活性炭塔の開閉弁を開閉
するタイミングを制御する制御手段と、から成ることを
特徴とする。
【0010】本発明によれば、燃焼分解装置に対して有
害ガスが吸着された活性炭塔を複数塔並列に設置し、複
数の活性炭塔に通気する前記脱着用空気の通気開始から
通気終了までの通気タイミングを順次ずらして通気中の
活性炭塔と次に通気する活性炭塔とを部分的にオーバー
ラップさせるようにした。例えば、通気中の活性炭塔か
ら脱着される有害ガスの濃度が低下し始めた時に次の活
性炭塔の通気を開始して通気中の活性炭塔からの有害ガ
スと次の活性炭塔からの有害ガスを混合する操作を各活
性炭塔について順次行うことにより最初の活性炭塔の通
気開始近傍と、最後の活性炭塔の通気終了近傍以外は燃
焼分解装置に送気する送気ガスを所定濃度に維持するこ
とができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るハロゲン系有機物ガスの処理装置の好ましい実施の形
態について詳説する。尚、以下は燻蒸倉庫内の臭化メチ
ルを処理する処理装置の例で説明する。図1は、本発明
に係るハロゲン系有機物ガスの処理装置の系統図であ
り、脱着工程、燃焼分解工程、及び吸収工程を示してい
る。
【0012】本発明に係るハロゲン系有機物ガスの処理
装置は、燻蒸倉庫の臭化メチルを活性炭に吸着する吸着
工程と、臭化メチルが吸着した活性炭を脱着する脱着工
程と、脱着した臭化メチルを燃焼分解する燃焼分解工程
と、燃焼分解により生じた臭化水素をアルカリ溶液で吸
収する吸収工程と、からなる。吸着工程では、燻蒸倉庫
内の臭化メチル含有排ガスを希釈しながら、多段に設け
た活性炭塔に通気し、臭化メチルを活性炭に吸着する。
【0013】脱着工程では、図1に示すように、吸着工
程において多量の臭化メチルを補足した、例えば、3個
の活性炭塔12a、12b、12cが並設される。即
ち、熱交換器16からの配管が分岐して各活性炭塔12
a〜12cの流入口に接続し、さらに流出口に接続され
た配管は合流した後に熱交換機18に接続する。また、
分岐前の配管と合流後の配管との間には、希釈用配管3
4が接続される。これにより、各活性炭塔12a〜12
cから排気された排ガスを、加熱された脱着用空気によ
って、温度一定のまま、希釈することができる。
【0014】各活性炭塔12a〜12cの上流側及び希
釈用配管34には、流通路の開閉の操作を行う電磁弁2
8a、28b、28c、28dがそれぞれ設けられてい
る。また、各活性炭塔12a〜12cの下流側には、各
排ガス中の臭化メチル濃度を測定する濃度センサー26
a、26b、26cがそれぞれ設けられる。更に、各活
性炭塔12a〜12cからの排ガスが合流する合流部に
は、排ガス全体に含まれる臭化メチルの濃度を測定する
濃度センサー24が設けられている。各濃度センサー2
6a〜26c及び濃度センサー24は、信号ケーブルを
介してコントローラー22に接続される。
【0015】コントローラー22は、各濃度センサー2
6a〜26c及び濃度センサー24の検出値を解析し、
濃度センサー24の検出値が所定濃度に制御されるよう
に、信号ケーブルを介して各電磁弁28a〜28dに
開、閉の信号を発信する。即ち、電磁弁28a〜28d
を順次開閉させて、各活性炭塔12a〜12cで加熱脱
着を行った排ガス同士を混合したり、希釈用空気で希釈
することにより、合流後の排ガスの濃度を所定濃度に制
御する。
【0016】各活性炭塔12a〜12cより排出された
臭化メチル含有排ガスは、熱交換器18で予熱された
後、触媒塔14に送気される。触媒塔14において、臭
化メチルは、耐ハロゲン性の触媒によりほぼ完全に燃焼
分解する。触媒としては、アルミナ、チタニア、ジルコ
ニア、マンガン、銅、ニッケル、コバルト、白金、パラ
ジウムを担持したものを使用できる。燃焼分解は臭化メ
チルの濃度が高濃度であれば、燃焼分解で発生する発熱
量が多く、補助燃料を使用しなくても、即ち自燃で燃焼
分解し続けることができる。実際には、臭化メチルの濃
度が高すぎると発熱によって触媒を熱劣化させるので、
自燃を行うには、排ガス中の臭化メチル濃度を、自燃を
行うのに適した所定濃度、即ち、自燃濃度に制御する必
要がある。臭化メチル濃度の自燃濃度は、例えば、触媒
塔14の入り口温度350℃、処理風量100Nm3
minの場合、8000ppm〜10000ppmとな
る。
【0017】触媒塔14で燃焼分解された臭化メチル
は、臭化水素、炭酸ガス及び水蒸気となる。即ち、
【0018】
【数1】 2CH3 Br+3O2 →2HBr+2CO2 +2HO2 この燃焼排ガスは、上述したように熱交換器16及び熱
交換器18において、脱着用空気及び脱着後の臭化メチ
ルガスと熱交換される。更に、冷却器20において50
度以下に冷却した後、吸収塔30に送られる。
【0019】吸収塔30で、臭化水素は水酸化ナトリウ
ム32に略完全に吸収され、無害の臭化ナトリウム(N
aBr)となり、吸収後のガスは、無害なガスとして大
気中に排出される。また、吸収後のアルカリ溶液は、塩
酸(HCL)等で中和して排出される。次に上記のよう
に構成された本発明に係るハロゲン系有機物ガスの処理
装置の作用について説明する。
【0020】図2は、脱着後の臭化メチル含有排ガス中
の臭化メチル濃度の経時変化を示している。尚、太実線
は濃度センサー24の測定値の経時変化であり、細実線
はそれぞれ濃度センサー26a、26b、26cの測定
値の経時変化である。先ず、脱着開始から図2のA点ま
で、電磁弁28a、28dが開かれている。これによ
り、熱交換器16により加熱された空気は、活性炭塔1
2aに流入し、活性炭から臭化メチルを脱着して臭化メ
チル含有排ガスを流出する。このとき、活性炭塔12a
に流入する脱着用空気は、一定風量(SV=10000
-1)、一定温度(80℃)であり、活性炭塔12aか
らの排ガスは、A点まで濃度が直線的に増加する。この
排ガスの濃度は、希釈用配管34から同量の空気が混合
することにより、1/2に希釈される。これにより、希
釈後の排ガスは、徐々に濃度が増加して、A点で完全に
自燃を行う。
【0021】次に、A点になると、コントローラー22
は、濃度センサー26aの値が減少し始めたことを感知
して、電磁弁28b、28dに開、閉の切り替えの信号
を送信し、電磁弁28dを閉じて電磁弁28bを開く。
これにより、活性炭塔12a、12bには、A点までの
活性炭塔12aと、同一風量、同一温度の脱着用空気が
流入する。従って、直線的に減少する活性炭塔12aか
らの臭化メチルガスと、直線的に増加する活性炭塔12
bからの臭化メチルガスとが混合することにより、混合
後の臭化メチル濃度は、A─B間ほぼ一定の値になり、
自燃濃度に制御される。
【0022】次に、B点になると、コントローラー22
は、濃度センサー26bの値が減少し始めたことを感知
して、電磁弁28a、28cに開、閉の切り替えの信号
を送信し、電磁弁aを閉じて、電磁弁cを開く。これに
より、活性炭塔12bと活性炭塔12cで加熱脱着が行
われ、A−B間と同様に、B−C間も、混合後の排ガス
の濃度は、自燃濃度に制御される。
【0023】C点になると、コントローラ22は、濃度
センサー28cの値が減少し始めたのを感知して信号を
送り、電磁弁bを閉じて電磁弁dを開ける。これによ
り、活性炭塔12cからの排気ガスは、1/2に希釈さ
れ、濃度が自燃濃度を上回ることなく徐々に減少する。
このように、本発明のハロゲン系有機物ガスの処理装置
によれば、脱着後のハロゲン系有機化合物ガスの濃度を
自燃濃度に簡単に制御できると共に、自燃を長時間行う
ことができる。これにより、低コスト且つ高効率で、ハ
ロゲン系有機化合物ガスを無害化する処理装置を得るこ
とができる。
【0024】尚、上述した実施の形態では、吸着工程に
おいて多量の臭化メチルを補足した活性炭塔を3個並設
したが、何個並設してもよい。活性炭塔を多く設置する
ほど、自燃する時間が長くなり、更に高効率化を図るこ
とができる。また、上述した実施の形態では、各活性炭
塔12a〜12c、及び希釈用配管34に、熱交換器1
6で燃焼分解で発生した排ガスによって加熱された脱着
用空気を流入させたが、前記排ガスを流入させてもよ
い。
【0025】また、上述した実施の形態では、活性炭塔
12aへの通気開始からA点までと、D点から活性炭塔
12cへの通気終了までの間、電磁弁28dを開けて臭
化メチルガスの希釈を行ったが、自燃濃度を超える期間
が短時間であり触媒を傷めない場合には、希釈を行わな
くても良い。また、上述した実施の形態では、電磁弁2
8は開、閉の切り替え操作のみを行ったが、弁開度を変
化させるようにしてもよい。例えば、図2のD点のとき
に、電磁弁28dを開き始めA点で全開になるまで、弁
開度を徐々に大きくしていくことにより、自燃濃度に制
御される時間を更に長くすることができる。同様に、C
点で全開の電磁弁28dをE点で全閉になるように徐々
に弁開度を小さくすることにより、自燃する時間を更に
長くすることができる。
【0026】また、電磁弁28a〜28cについても同
様に、弁開度を操作できるようにしてもよい。例えば、
自燃濃度の上限に近づいた時は、開いている電磁弁の弁
開度を大きくし、逆に自燃濃度の下限に近づいた時は弁
開度を小さくして、濃度を微調整することにより、更に
安定して自燃濃度を制御することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るハロ
ゲン系有機物ガスの処理方法及び装置によれば、簡単な
制御によって、長時間安定して自燃させることができ、
低コスト、高効率で、ハロゲン系有機物ガスを無害化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハロゲン系有機物ガスの処理装置
の系統図
【図2】本発明に係るハロゲン系有機物ガスの処理装置
における臭化メチル濃度の経時変化の一例
【図3】脱着される臭化メチルの濃度の経時変化
【符号の説明】
12…活性炭塔 14…触媒塔 16…熱交換器 18…熱交換器 22…コントローラー 24…濃度センサー 26…濃度センサー 28…電磁弁 34…希釈用配管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲン系有機物の有害ガスが吸着された
    活性炭塔内に脱着用空気を通気して活性炭から前記有害
    ガスを脱着すると共に、脱着した有害ガスを燃焼分解装
    置に送気し、前記燃焼分解装置で有害ガスを燃焼分解す
    るハロゲン系有機物ガスの処理方法において、 前記燃焼分解装置に対して前記有害ガスが吸着された活
    性炭塔を複数塔並列に配置し、 前記複数の活性炭塔に通気する前記脱着用空気の通気開
    始から通気終了までの通気タイミングを順次ずらして通
    気中の活性炭塔と次に通気する活性炭塔とを部分的にオ
    ーバーラップさせて通気することにより、前記燃焼分解
    装置に送気される有害ガスの濃度が所定濃度に維持され
    るようにしたことを特徴とするハロゲン系有機物ガスの
    処理方法。
  2. 【請求項2】前記所定濃度は、前記燃焼分解装置で発生
    する燃焼熱だけで自燃することのできる自燃濃度である
    ことを特徴とする請求項1のハロゲン系有機物ガスの処
    理方法。
  3. 【請求項3】前記複数の活性炭塔のうち脱着用空気を最
    初に通気する活性炭塔の通気開始からオーバーラップ開
    始までと、前記脱着用空気を最後に通気する活性炭塔の
    オーバーラップ終了から通気終了までの間は、前記燃焼
    分解装置に送気される有害ガスを希釈することを特徴と
    する請求項1のハロゲン系有機物ガスの処理方法。
  4. 【請求項4】前記オーバーラップさせるオーバーラップ
    量は、前記通気中の活性炭塔出口の有害ガスの濃度と前
    記次に通気する活性炭塔出口の有害ガスの濃度に基づい
    て設定されることを特徴とする請求項1のハロゲン系有
    機物ガスの処理方法。
  5. 【請求項5】ハロゲン系有機物の有害ガスが吸着された
    活性炭塔内に脱着用空気を通気して活性炭から前記有害
    ガスを脱着すると共に、脱着した有害ガスを燃焼分解装
    置に送気し、前記燃焼分解装置で有害ガスを燃焼分解す
    るハロゲン系有機物ガスの処理装置において、 前記燃焼分解装置に対して並列に設けられ、前記有害ガ
    スが吸着された複数の活性炭塔と、 前記各活性炭塔の出口にそれぞれ設けられ、前記燃焼分
    解装置に送気される各活性炭塔ごとに有害ガス濃度を検
    出する第1の濃度計と、 前記各活性炭塔の出口からの流路が合流する合流部に設
    けられ、前記燃焼分解装置に送気される有害ガス濃度を
    検出する第2の濃度計と、 前記各活性炭塔の入口に設けられ、前記脱着用空気の通
    気を開始・終了する開閉弁と、 前記第1の濃度計及び前記第2の濃度計の検出濃度に基
    づいて、前記燃焼分解装置に送気される前記有害ガスの
    濃度が所定濃度に維持されるように前記各活性炭塔の開
    閉弁を開閉するタイミングを制御する制御手段と、 から成ることを特徴とするハロゲン系有機物ガスの処理
    装置。
  6. 【請求項6】前記合流部に、前記燃焼分解装置に送気す
    る有害ガスを希釈する希釈用空気ラインを設けたことを
    特徴とする請求項5のハロゲン系有機物ガスの処理装
    置。
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