JPH0975169A - 自動車用シートバックの腰椎支持構造 - Google Patents
自動車用シートバックの腰椎支持構造Info
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- JPH0975169A JPH0975169A JP26479495A JP26479495A JPH0975169A JP H0975169 A JPH0975169 A JP H0975169A JP 26479495 A JP26479495 A JP 26479495A JP 26479495 A JP26479495 A JP 26479495A JP H0975169 A JPH0975169 A JP H0975169A
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Abstract
トバックの腰椎支持構造。 【解決手段】 略逆U字状の縦張りワイヤー8が設けら
れ、Sばね5との交差部がSばね5にかしめ止めされる
一方、この縦張りワイヤー8の折曲された両下端部8
a,8aは、フレーム4の下フレーム部4aに取り付け
られたブラケット9のかしめ固定部9cに回動不能にか
しめ固定されている。ブラケット9は、逆L字状に形成
されて、水平上部9aが下フレーム部4aの上面に固定
され、垂直下部9bが下フレーム部4aの前面に固定さ
れると共に、この垂直下部9bの下端のかしめ固定部9
cに、縦張りワイヤー8の折曲された両下端部8a,8
aが嵌め込まれてかしめ固定され、近傍の縦ワイヤー部
8b,8bがブラケット9の垂直下部9bに回動不能に
当接する。ワイヤー8の連結上端部8cは、上フレーム
部4dの近傍まで伸長している。
Description
持を向上させて、長時間の運転でも疲労しにくい自動車
用シートバックの腰椎支持構造に関する。
シートクッション1とシートバック2とヘッドレスト3
とで構成されている。
フレーム4内には、左右方向に伸長するSばね5,…,
5が上下方向に多段(本例では4段)で張設されてい
る。この各Sばね5は、背当たり感(フィーリング)を
向上させるためのものであるが、各Sばね5のみでは、
各Sばね5の部分のみに背当たり感(いわば、線当たり
感)があるので、背当たり感が充分に向上しにくい。ま
た、シートバック2の上部のバックフレーム4jの部分
では、パッドのたわみ感しか得られない。
Sばね5の下3段程度の高さの略U字状の縦張りワイヤ
ー6を設けて、この縦張りワイヤー6の縦ワイヤー部の
Sばね5との交差部をSばね5にかしめ止めする一方、
図6(B)に詳細に示すように、縦張りワイヤー6の折
曲された連結下端部6bを、上記フレーム4の下フレー
ム部4aの上面に固定したブラケット7の上端のかしめ
固定部7aに嵌め込んでかしめ固定したものがある。こ
の縦張りワイヤー6により、各Sばね5の間がなだらか
にたわみ、各Sばね5のたわみの連続した背当たり感
(いわば、面当たり感)がでるので、背当たり感が向上
するようになる。
来技術では、縦張りワイヤー6の連結下端部6bは、下
フレーム部4aの上面のブラケット7の上端のかしめ固
定部7aに嵌め込んでかしめ固定していたから、着座者
のバック荷重がかかると、縦張りワイヤー6が後方に回
動するため(矢印R参照)、着座者の腰椎部に剛性感
(いわば、しっかり感)が得られなかった。また、縦張
りワイヤー6の連結下端部6bは、下フレーム部4aの
上部に位置するから、着座者の骨盤を支持できなかっ
た。さらに、縦張りワイヤー6の高さが低いから、シー
トバック2の上部のバックフレーム4jの部分では、パ
ッドのたわみ感しか得られなかった。
間の運転では、腰痛の原因となったり、疲労しやすいと
いう問題があり、安全で快適な長時間の運転が実現でき
にくかった。
れたもので、腰椎及び骨盤の支持を向上させて、長時間
の運転でも疲労しにくい自動車用シートバックの腰椎支
持構造を提供することを課題とするものである。
に、本発明は、シートバックのフレーム内に、左右方向
に伸長するSばねが上下方向に多段で張設された自動車
用シートバックにおいて、略逆U字状の縦張りワイヤー
が設けられ、この縦張りワイヤーのSばねとの交差部が
Sばねにかしめ止めされる一方、この縦張りワイヤーの
折曲された両下端部は、上記フレームの下フレーム部に
取り付けられたブラケットのかしめ固定部に回動不能に
かしめ固定されていることを特徴とする自動車用シート
バックの腰椎支持構造を提供するものである。
ヤーの両下端部を、下フレーム部のブラケットのかしめ
固定部に回動不能にかしめ固定することより、着座者の
バック荷重がかかっても、縦張りワイヤーが後方へ回動
しないため、着座者の腰椎部に剛性感が得られるように
なる。
て、水平上部が下フレーム部の上面に固定され、垂直下
部が下フレーム部の前面に固定されると共に、この垂直
下部の下端のかしめ固定部に、上記縦張りワイヤーの折
曲された両下端部が嵌め込まれてかしめ固定され、この
両下端部の近傍の縦ワイヤー部が上記ブラケットの垂直
下部に回動不能に当接する構成とすることができる。
(請求項2)
れたブラケットの垂直下部の下端のかしめ固定部で縦張
りワイヤーの両下端部をかしめ固定できることにより、
この両下端部の近傍の縦ワイヤー部が垂直下部に当接し
て、縦張りワイヤーが後方へ回動しなくなる。また、両
下端部は、下フレーム部の下部に位置するから、縦張り
ワイヤーで着座者の骨盤も支持できるようになる。
フレームの上フレーム部の近傍まで伸長している構成と
することができる。(請求項3)
レームを廃止して、縦張りワイヤーの連結上端部を上フ
レーム部の近傍まで伸長させることにより、シートバッ
クの上部付近まで、ばね弾性によるたわみ感が得られる
と共に、多段のSばねの全高さにわたって均一な剛性感
が得られるようになる。
を参照して詳細に説明する。なお、図4以下の従来技術
と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明
は省略する。図3(A)に示すように、上記シートバッ
ク2のフレーム4内には、左右方向に伸長するSばね
5,…,5が上下方向に多段(本例では4段)で張設さ
れている。
1(B)、図2及び図3(B)に示すように、上記フレ
ーム4の左フレーム部4b(図2では右側)と右フレー
ム部4c(図2では左側)にそれぞれ立設した左サイド
フレーム4eと右サイドフレーム4fに形成した切り起
こし舌片状のかしめ固定部4g,…,4gにそれぞれ嵌
め込み、各かしめ固定部4gを曲げてかしめることによ
り、両サイドフレーム4e,4fに張設状態でかしめ固
定している。なお、従来技術のようなバックフレーム4
jは廃止している。
略U字状の縦張りワイヤー8を設け、この縦張りワイヤ
ー8の両下端部8a,8aは内向きに折曲されている。
図1(A)に詳細に示すように、上記フレーム4の下フ
レーム部4aの上面には、上記縦張りワイヤー8の両下
端部8a,8aにそれぞれ対応させて、逆L字状に形成
された一対のブラケット9の水平上部9aの端部が溶接
固定されると共に、下フレーム部4aの前面には、ブラ
ケット9の垂直下部9bの端部が溶接固定されている。
は、舌片状のかしめ固定部9cがそれぞれ設けられ、各
ブラケット9のかしめ固定部9cに上記縦張りワイヤー
8の両下端部8a,8aをそれぞれ嵌め込み、各かしめ
固定部9cを曲げてかしめることにより、各ブラケット
9に縦張りワイヤー8の両下端部8a,8aをかしめ固
定している。
8aの近傍の両縦ワイヤー部8b,8bがブラケット9
の垂直下部9bに前方から当接するから、縦張りワイヤ
ー8が後方Rへ回動しなくなる。つまり、後方回動が規
制されて、両下端部8a,8aの真上付近から後方へた
わむようになる。
の後方に配置されると共に、各縦ワイヤー部8b,8b
の連結上端部8cは、上記フレーム4の上フレーム部4
dの近傍まで伸長されている。上記縦張りワイヤー8の
各Sばね5との交差部は、図2及び図3(C)に詳細に
示すように、それぞれリング状のクリップ10によりか
しめ止めされて、縦張りワイヤー8と全部のSばね5と
を一体的に連結している。
下端部8a,8aは、下フレーム部4aの前面に固定し
たブラケット9の垂直下部9bの下端のかしめ固定部9
cでかしめ固定しているから、両下端部8a,8aの近
傍の縦ワイヤー部8b,8bが垂直下部9bに当接し
て、縦張りワイヤー8が後方Rへ回動しなくなる。した
がって、着座者の腰椎部に剛性感が得られるから猫背に
なりにくく、長時間の運転でも腰痛の原因となりにく
く、疲労しにくくなるので、安全で快適な長時間の運転
ができるようになる。
8aは、下フレーム部4aの下部に位置するから、縦張
りワイヤー8で着座者の骨盤も支持できるので、着座者
の腰椎部と骨盤とに剛性感が得られ、より疲労しにくく
なる。さらに、縦張りワイヤー8の連結上端部8cは、
上フレーム部4dの近傍まで伸長されているから、シー
トバック2の上部付近まで、ばね弾性によるたわみ感が
得られると共に、Sばね5の全高さにわたって均一な剛
性感が得られ、より疲労しにくくなる。
明の自動車用シートバックの腰椎支持構造は、縦張りワ
イヤーの両下端部を下フレーム部のブラケットのかしめ
固定部に回動不能にかしめ固定したから、着座者のバッ
ク荷重がかかっても、縦張りワイヤーが後方へ回動しな
いため、着座者の腰椎部に剛性感が得られるようにな
り、着座者は猫背になりにくくなり、長時間の運転で
も、腰痛の原因となりにくく、疲労しにくくなるので、
安全で快適な長時間の運転が実現できるようになる。
部の下端のかしめ固定部で縦張りワイヤーの両下端部を
かしめ固定する構成とすることにより、両下端部の近傍
の縦ワイヤー部が垂直下部に当接して、縦張りワイヤー
が後方へ回動しなくなると共に、両下端部は、下フレー
ム部の下部に位置するから、縦張りワイヤーで着座者の
骨盤も支持できるようになり、着座者の腰椎部と骨盤と
に剛性感が得られるので、より疲労しにくくなる。
フレーム部の近傍まで伸長させる構成とすることによ
り、シートバックの上部付近まで、ばね弾性によるたわ
み感が得られると共に、多段のSばねの全高さにわたっ
て均一な剛性感が得られるようになり、着座フィーリン
グが向上して着座者がより疲労しにくくなる。
のフレームであり、(A)は縦張りワイヤーのかしめ固
定部の拡大側面断面図、(B)はフレームの側面図であ
る。
のかしめ固定部の斜視図、(C)はSばねと縦張りワイ
ヤーのかしめ止め部の斜視図である。
である。
有するフレームの斜視図、(B)は縦張りワイヤーのか
しめ固定部の拡大側面断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 シートバックのフレーム内に、左右方向
に伸長するSばねが上下方向に多段で張設された自動車
用シートバックにおいて、 略逆U字状の縦張りワイヤーが設けられ、この縦張りワ
イヤーのSばねとの交差部がSばねにかしめ止めされる
一方、この縦張りワイヤーの折曲された両下端部は、上
記フレームの下フレーム部に取り付けられたブラケット
のかしめ固定部に回動不能にかしめ固定されていること
を特徴とする自動車用シートバックの腰椎支持構造。 - 【請求項2】 上記ブラケットは、逆L字状に形成され
て、水平上部が下フレーム部の上面に固定され、垂直下
部が下フレーム部の前面に固定されると共に、この垂直
下部の下端のかしめ固定部に、上記縦張りワイヤーの折
曲された両下端部が嵌め込まれてかしめ固定され、この
両下端部の近傍の縦ワイヤー部が上記ブラケットの垂直
下部に回動不能に当接する請求項1に記載の自動車用シ
ートバックの腰椎支持構造。 - 【請求項3】 上記縦張りワイヤーの連結上端部は、上
記フレームの上フレーム部の近傍まで伸長している請求
項1又は請求項2に記載の自動車用シートバックの腰椎
支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26479495A JP3397952B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 自動車用シートバックの腰椎支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26479495A JP3397952B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 自動車用シートバックの腰椎支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0975169A true JPH0975169A (ja) | 1997-03-25 |
JP3397952B2 JP3397952B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=17408305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26479495A Expired - Fee Related JP3397952B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 自動車用シートバックの腰椎支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3397952B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1059196A3 (en) * | 1999-06-11 | 2003-08-20 | Mazda Motor Corporation | Frame structure for a seatback of a seat |
KR100756969B1 (ko) * | 2006-10-11 | 2007-09-07 | 현대자동차주식회사 | 차량용 사이드 미러 절첩장치 |
JP2008212517A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Toyota Boshoku Corp | シートバック |
JP2009000407A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Delta Kogyo Co Ltd | 車両用シート |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP26479495A patent/JP3397952B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1059196A3 (en) * | 1999-06-11 | 2003-08-20 | Mazda Motor Corporation | Frame structure for a seatback of a seat |
KR100756969B1 (ko) * | 2006-10-11 | 2007-09-07 | 현대자동차주식회사 | 차량용 사이드 미러 절첩장치 |
JP2008212517A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Toyota Boshoku Corp | シートバック |
JP2009000407A (ja) * | 2007-06-25 | 2009-01-08 | Delta Kogyo Co Ltd | 車両用シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3397952B2 (ja) | 2003-04-21 |
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