JPH0354741Y2 - - Google Patents

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JPH0354741Y2
JPH0354741Y2 JP19994287U JP19994287U JPH0354741Y2 JP H0354741 Y2 JPH0354741 Y2 JP H0354741Y2 JP 19994287 U JP19994287 U JP 19994287U JP 19994287 U JP19994287 U JP 19994287U JP H0354741 Y2 JPH0354741 Y2 JP H0354741Y2
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vibrator
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seat
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、座席の背凭れに装着され、着座者に
振動を与えるマツサージ用のバイブレータの取付
け構造に関する。
「従来の技術」 従来の車両用座席におけるバイブレータの取付
け構造としては、例えば第5図、または第6図お
よび第7図に示すものがある。
すなわち、第5図に示すものは、バイブレータ
1は座席2の背凭れ3の着座者の腰部に対応する
位置に配設されており、背凭れ3に略水平方向の
ジグザグばね4が上下に連設され、このジグザグ
ばね4の一部にバイブレータ1を支持させるとと
もに、支持剛性を上げるために支持ばね5を増設
したものである。
また、第6図および第7図に示すものは、第5
図に示すもののジグザグばね4とは別に、特殊な
成形ばね6でバイブレータ1を支持させ、支持剛
性を確保しているものである。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来のバイブレータ
の取付け構造では、バイブレータ1の支持剛性を
高くするために余分な支持ばね5や特殊な成形ば
ね6を必要とし、座席2へバイブレータ1を直接
に取り付ける構造であるためもあつて構造が複雑
になり、組み付けが煩雑で工数が嵩み、コストダ
ウンを阻害しており、また、バイブレータ1が姿
勢を変えにくいように保持されているので、着座
者の背や腰にバイブレータ1の一部が片当たりし
て座席2の座り心地が悪い場合があるという問題
点があつた。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、組み付け性を改善し、かつ座席
の座り心地を害しないようにしたバイブレータの
取り付け構造を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とす
るところは、 座席の背凭れに装着され、着座者に振動を与え
るマツサージ用のバイブレータの取付け構造にお
いて、 バイブレータを支持部材と組み合わせ、バイブ
レータユニツトとして背凭れに装着可能とし、 前記支持部材は、バイブレータの支持部を設け
るとともに、該支持部から脚部をそれぞれ延ば
し、前記背凭れフレームへの取付部を両脚部の先
に形成し、 前記支持部材の支持部にバイブレータを略水平
軸回りに揺動可能に枢支したことを特徴とするバ
イブレータの取付け構造に存する。
「作用」 組立に当つては、支持部材の支持部にバイブレ
ータを枢支してバイブレータユニツトを構成して
おき、該バイブレータユニツトを背凭れに装着す
る。
バイブレータユニツトは、支持部材の脚部の先
の取付部を背凭れフレームの下部に取り付けるだ
けで組み付けられる。
バイブレータは支持部材の支持部において略水
平軸まわりに揺動可能に支承されているから、着
座者の背や腰部に馴染んだ傾角となる。
バイブレータを始動させ、腰部近傍をバイブレ
ータに押し付けると、バイブレータの支持部材は
その反力を受け、支持部材の取付部は背凭れフレ
ームの下部に取り付けてあるから、適度な弾性で
バイブレータが受け止められ、バイブレータは充
分な押圧力を腰部近傍に及ぼし、バイブレータか
ら発生する振動は他に分散せず着座者に伝達さ
れ、高いマツサージ効果を発揮する。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の各種実施例を説明
する。なお、各実施例につき同様の部位には同一
符号を付し、重複した説明を省略する。
第1図〜第2図は本考案の第1実施例を示して
いる。
車両用座席10は、第1図に示すように、前後
にリクライニング角調整可能の背凭れ11と、座
部12とより成り、背凭れ11の頭頂部にはヘツ
ドレスト13が装着されている。
バイブレータ20は背凭れ内にあつて、着座者
の腰部に相当する位置に内装されている。
背凭れ11は内部の構造部材を成す背凭れフレ
ーム14と、背凭れ11のクツシヨン作用を負担
するジグザグばね17を包み、着座者側の前面は
厚いパツド材が施され、全面が表皮によつて覆わ
れている。
一方の座部12もほぼ背凭れ11と同様の構成
となつており、骨格を成す座部フレーム15と前
記背凭れフレーム14とは、結合部16において
回動自在に結合されている。
バイブレータ20は取付け板22にバイブレー
タ本体21を固定して成り、これを支持部材24
と組みあわせてバイブレータユニツト20aが構
成されている。
第1図および第2図に示すように、バイブレー
タ20の支持部材24は左右同形の弾性ロツドに
よつて造られており、背凭れ11の中央部に対応
する位置に支持部25が形成され、支持部25か
ら脚部26,26が下方に延び、その先に取付部
27,27がそれぞれ設けられている。
すなわち、背凭れ11の略中央部に対応する支
持部材24の先端部は背凭れ11の中央に向けて
曲折されて前記支持部25をなし、支持部25に
おいて枢着金具25aによりバイブレータ20の
取付け板22が枢支され、略水平軸回りに揺動可
能に結合されている。
支持部材24の脚部26は取付部27の末端に
おいて背凭れ11の中央に向けて曲折され、背凭
れフレーム14の横梁14aに固設される枢着ブ
ラケツト28を貫通させてから、横梁14aに沿
つて延びるトーシヨンバー部29が形成され、そ
の先端を上方に曲折して横梁14aへの係合端2
9aを設けてある。
枢着ブラケツト28は、背凭れフレーム14の
横梁14aへの当接基部28aを有し、ねじ28
bで横梁14aに固定可能になつている。
次に作用を説明する。
バイブレータ20を取り付ける際には、枢着ブ
ラケツト28に支持部材24のトーシヨンバー部
29を挿通しておき、支持部材24の支持部25
にはバイブレータ20を枢着してバイブレータユ
ニツト20aを構成しておく。
バイブレータユニツト20aは、取付部27,
27の各トーシヨンバー部29,29を背凭れフ
レーム14の横梁14aに沿わせ、係合端29a
を横梁14aの中央部に貫通係着するよう配置
し、枢着ブラケツト28の当接基部28aを背凭
れフレーム14の横梁14aに当て、ねじ28b
でねじ止めする。
これによりバイブレータユニツト20aおよび
バイブレータ20の位置が定まつて取付は完了す
る。
車両用座席20に着座するに当つて、適切なリ
クライニング角に調整して座席に着座した着座者
は、その腰部付近にバイブレータ20を当てるこ
とができる。
バイブレータ20は支持部25において略水平
軸回りに揺動可能に支持されているから、着座者
の姿勢に応じて傾動し、その前部振動面は腰部に
よく密接する。
バイブレータ20が着座者の背または腰部に当
つたときの反力は支持部材24において支持部2
5から脚部26に伝達し、トーシヨンバー部29
のねじり弾性力を介して背凭れフレーム14の横
梁14aに受け止められる。
支持部材24のトーシヨンバー部29の弾性に
より、バイブレータ20は適切な保持力で支持さ
れており、着座者に対して適度の押圧力と適度の
クツシヨン感覚を与え、前記密着性とあいまつ
て、バイブレータから発生する振動は他に分散す
ることなく着座者の腰部付近に伝達され、充分な
マツサージ効果を発揮する。
第3図および第4図は第2実施例を示してい
る。
本実施例では、バイブレータ20の支持部材3
0は弾性棒材を略U字形状に成形されたものが用
いられており、それらを組み合わせてバイブレー
タユニツト20bが構成されている。
支持部材30の前記略U字形の両先端部が内側
に曲折されて支持部31,31をなし、支持部3
1,31にバイブレータ20が略水平軸回りに揺
動可能に枢支されている。
支持部31,31から弾性脚部32,32が下
方に延び、その下端部には、背凭れフレーム14
の横梁14aに取り付けるための取付け部材3
3,33が溶接固定され、背凭れフレーム14の
横梁14aへの取付部をなしている。
本実施例でも、バイブレータユニツト20bの
取付は、取付け部材33,33を背凭れフレーム
14の横梁14aに螺着するだけでよい。
バイブレータ20から支持部材30に加わる反
力は、使用する弾性棒材の弾性から来る弾性脚部
32,32の弾力を介して背凭れフレーム14の
横梁14aに弾撥的に受け止められる。弾性脚部
32の弾性により、充分な押圧力とクツシヨン感
覚を得ることが可能である。
バイブレータユニツト20bの取付は前記第1
実施例に比しさらに容易になつている。
なお、本第2実施例における支持部材30は一
体型としたが、左右個別にしてもよい。
「考案の効果」 本考案に係るバイブレータの取付け構造によれ
ば、バイブレータをユニツト化するとともに、バ
イブレータが着座者の腰部に適度の押圧力を与え
るよう弾性を持たせて支持し、しかも着座者の姿
勢に対応して傾動可能としたから、バイブレータ
関連部材の取付が容易になつて組み付けコストを
低減することができ、しかも、バイブレータは着
座者に密接して座り心地がよく振動が着座者に効
果的に伝達し、マツサージ効果を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例を示
しており、第1図はバイブレータの取付け構造を
備えた座席の斜視図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図および第4図は第2実施例を示し
ており、第3図はバイブレータの取付け構造を備
えた座席の斜視図、第4図は第3図の−線断
面図、第5図〜第7図は各種従来例を示してお
り、第5図は第1の例を示す座席の斜視図、第6
図は第2の例を示す座席の斜視図、第7図は第6
図−線断面図である。 10……車両用座席、11……背凭れ、12…
…座部、14……背凭れフレーム、16……結合
部、17……ジグザグばね、20……バイブレー
タ、20a,20b……バイブレータユニツト、
24,30……支持部材、25……支持部、26
……脚部、27……取付部、28……枢着ブラケ
ツト、29……トーシヨンバー部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 座席の背凭れに装着され、着座者に振動を与え
    るマツサージ用のバイブレータの取付構造におい
    て、 バイブレータを支持部材と組み合わせ、バイブ
    レータユニツトとして背凭れに装着可能とし、 前記支持部材は、バイブレータの支持部を設け
    るとともに、該支持部から脚部をそれぞれ延ば
    し、前記背凭れフレームへの取付部を両脚部の先
    に形成し、 前記支持部材の支持部にバイブレータを略水平
    軸回りに揺動可能に枢支したことを特徴とするバ
    イブレータの取付け構造。
JP19994287U 1987-12-28 1987-12-28 Expired JPH0354741Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP19994287U JPH0354741Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

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JP19994287U JPH0354741Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

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JPH01104137U JPH01104137U (ja) 1989-07-13
JPH0354741Y2 true JPH0354741Y2 (ja) 1991-12-04

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ID=31490372

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JP19994287U Expired JPH0354741Y2 (ja) 1987-12-28 1987-12-28

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005502413A (ja) * 2001-09-14 2005-01-27 エル アンド ピー プロパティ マネジメント カンパニー 振動ランバサポート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005502413A (ja) * 2001-09-14 2005-01-27 エル アンド ピー プロパティ マネジメント カンパニー 振動ランバサポート

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Publication number Publication date
JPH01104137U (ja) 1989-07-13

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