JPH0112460Y2 - - Google Patents

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JPH0112460Y2
JPH0112460Y2 JP2244084U JP2244084U JPH0112460Y2 JP H0112460 Y2 JPH0112460 Y2 JP H0112460Y2 JP 2244084 U JP2244084 U JP 2244084U JP 2244084 U JP2244084 U JP 2244084U JP H0112460 Y2 JPH0112460 Y2 JP H0112460Y2
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JP
Japan
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seat
backrest
cushion
mounting bracket
diaphragm
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JP2244084U
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JPS60136583U (ja
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Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輛シートの背凭部に取付けて、音
楽等の所要の振動数を人体の背中に感じさせて音
響を体感させるための車輛シート取付用音響体感
装置である。
従来の音響を体感させる音響体感装置として
は、実公昭58−4316号公報のもののように、椅子
のクツシヨン内部に運動ユニツトを内蔵したもの
がある。
この体感装置は、振動ユニツトの厚さが大であ
るため、椅子に座して背を当てた際に振動ユニツ
トが背に強く感じられ、異物感を生ずる欠点があ
る。
そして、この異物感を減少させるために、振動
ユニツトを小型薄型とすれば振動能率が悪化し、
又クツシヨンの厚さを増加するのは車輛用のシー
トとしての厚さの限界があるため、充分な効果を
得ることはできなかつた。
又、その他の方法として特公昭57−9273号公報
のもののように、シートの座部と背凭部の交叉部
にクツシヨンユニツトを内蔵するものがある。
一般的にシートの交叉部は、背凭部の最下位に
あり、従つて背中で振動を感ずることは困難で、
充分な体感が得られない。
又、自動車のリクライニングシートでは背凭部
と座部とのヒンジが交叉部にあり、これを中心と
して背凭部が倒れるものでは、背凭部を倒すこと
ができる角度が狭くなり、角度を拡げると異物感
が増大する欠点がある。
一方、自動車のシートは、車内の居住性、運転
性、安全性等を考慮して設計されており、安全性
を欠くような不安定な構造物をシートに取付ける
ことは不可能である。
本考案はこのような点に鑑み、自動車のシート
を改造することなく確実にシートに取付けられる
と共に薄型で異物感のない音響を体感できる車輛
シート取付用の音響体感装置を提供することを目
的とするものである。
以下、本考案の第1実施例を第1図〜第3図に
ついて説明する。
aは自動車用のリクライニングシートの背凭
部、bは座部、cはヘツドレストで背凭部aと座
部とはヒンジdで背凭部aを起倒自在に蝶着され
ている。
1は背凭部aの前面から背凭部aの下端の座部
bとの接合部を通り、背凭部aの後面に跨つてい
るU字型の取付金具で、その後面部には音響電流
によつて振動する振動子2が取付けられている。
又、この取付金具1の後面部にはハンドルネジ
3も取付けられており、取付金具1を背凭部aの
座部bとの接合部から背凭部aに嵌めた後、ハン
ドルネジ3を締付けてヒンジdのパイプd1を圧し
て取付金具1が確実に背凭部aに取付けられるよ
うになつている。
更に、取付金具1の前端には振動板4が取付け
られ、これをスポンジ等の薄いクツシヨン5が覆
つている。
従つて、振動子2に音響電流が流れると振動子
2が振動し、取付金具1によつて振動板4に伝達
されるが、取付金具1がU字状であるため音叉の
ような働きをし、先端の振動板4の振幅は最大と
なる。
そこで座部bに腰掛けて背をクツシヨン5に当
てれば、クツシヨン5を介在して振動板4の振動
を体感できるものであり、このため振動板4とし
ては振動を良く伝える剛体、金属板等の薄い平面
形のものが良く、背中に当る面積が広い程身体全
体で振動を感じるので、自然な体感が得られる。
そして、この体感は音楽等の低音域で良く感じ
られるので、振動子2としては低音域の再生効率
の良いものが望ましく、取付金具1は剛性が高い
程低音の伝達効率が高いので、厚い金属で作るの
が望ましく、更にクツシヨン5は振動板4が直接
接する場合の違和感をやわらげる役目をしてい
る。
尚、a1は背凭部aに内蔵するクツシヨンバネ、
a2はスポンジ等のクツシヨン材である。
このように、振動を体感させる振動板4とクツ
シヨン5の厚さは薄くすることができ、違和感や
異物感を与えることがなく、居住性を損ずること
がないと共に取付金具1は背凭部aに確実に取付
けられ、安全性を損ずることがない。
次に、本考案の第2の実施例を第4図〜第6図
について説明するが、シートの各部に付した符号
は前実施例と同一部分に対して同一符号を付して
ある。
このシートの背凭部aに、その座部bとの接合
部から下端を跨いで前実施例と同様に嵌めること
ができる取付金具11の後部にハンドルネジ12
を設け、ヒンジdのパイプd1をこれで締めつける
ようにして背凭部aに確実に取付けられるように
したことは、前実施例と同じである。
取付金具11の前部には振動板13を取付けて
これに振動子14を設置し、振動子14に音響電
流が流れて振動子14が振動板13を振動させる
もので、振動板13と振動子14が直接に背中に
接しないようにこれ等をスポンジ等の薄いクツシ
ヨン15で被覆する。
この振動子14に流れる音響電流の大きさ、周
波数特性等をコントロールするコントロールボツ
クス16は取付金具11の後部に設置して、その
出力コードは取付金具11に沿つて配線し、振動
子14に接続する。
そして、コントロールボツクス16のつまみ類
17は、操作者が座部bに腰掛けたまま、後方に
手を延ばしてこれを操作できる位置とする。
自動車のダツシユボードは、近時自動車に積載
される装置の種類が多くなつて、その操作つまみ
が集中されて配設されるので、本考案の振動装置
の操作用のつまみ17を配設する余地が少く、又
あつたとしても多くのつまみが並ぶことによつて
間違いや操作の混乱を来すのを防止するため、前
記のような位置につまみ17を設置するのであ
る。
更には、背凭部aに背中を当て音響を体感しな
がら他のスピーカからの音量とのバランスを取る
等、体感に適した振動の大きさにするような調節
を体感しながら行うことによつて、調節し易くす
ることである。
このコントロールボツクス16への電源は入力
コード18によつて与えられている。
又、振動板13には、その裏側(シート側)に
振動子14を取付けるようにして、背中に振動子
14が接し、これによつて異物感を感じないよう
にすると共に、振動板13が広い面積で背中に接
するようにすれば違和感を生ずることもない。
尚、本考案においては、背中に当るクツシヨン
内に電熱線を内蔵させ、音響の体感と同時に背中
を暖める等の並設効果をもたらすことも可能であ
る。
本考案は、各実施例が示すように、車輛用のリ
クライニングシートの背凭部のみでその取付が可
能で、座部には関係なく行なわれるので、背凭部
を任意の角度に倒すリクライニング操作に何の支
障も与えることがない。
そして、背凭部に取付けるのにシートを傷つけ
たり、改造する必要がなく簡単に取付けられるの
で取付操作が容易であり、しかも確実に取付けら
れるので、背凭部分が移動する不安定さがなく、
万一の場合でも外れることがないから運転の安全
性が確保され、しかも音響の体感が運転中に生ず
る眠気をさますこととなり、危険な運転の予防が
できるものである。
更に、背凭部に位置する振動部は、その厚さを
薄くすることができると共に振動面積を拡大で
き、クツシヨンイでこの振動部を覆つてあるの
で、座り心地を悪化させることがなく、違和感や
異物感を生ずることなく音響を体感できる。
又、使用者の体形に従つて取付金具の取付位置
を調節し、体形に合せた位置に振動部を移動する
ことが可能である等の多くの有効性のある考案で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の第1実施例で、第1
図はシートに装着状態の斜面図、第2図は一部を
断面とした第1図の側面図、第3図はこの実施例
の斜面図、第4図〜第6図は第2実施例で、第4
図は使用状態の側面図、第5図はシートに装着し
た状態の一部を断面とした側面図、第6図はこの
実施例の斜面図である。 a……背凭部、b……座部、1,11……取付
金具、2,14……振動子、4,13……振動
板、5,15……クツシヨン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輛シートの背凭部の前面から後面に背凭部端
    面を跨ぐU字状の形状の取付部と、該取付部に連
    続し、背凭部前面に配置されて人体に振動を伝達
    するための振動部と、該振動部上を覆う薄いクツ
    シヨン部とを備えたことを特徴とする車輛シート
    取付用音響体感装置。
JP2244084U 1984-02-21 1984-02-21 車輛シ−ト取付用音響体感装置 Granted JPS60136583U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2244084U JPS60136583U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 車輛シ−ト取付用音響体感装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2244084U JPS60136583U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 車輛シ−ト取付用音響体感装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60136583U JPS60136583U (ja) 1985-09-10
JPH0112460Y2 true JPH0112460Y2 (ja) 1989-04-11

Family

ID=30514735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2244084U Granted JPS60136583U (ja) 1984-02-21 1984-02-21 車輛シ−ト取付用音響体感装置

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JP (1) JPS60136583U (ja)

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JPS60136583U (ja) 1985-09-10

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