JP2577965Y2 - 車両用シートクッションのバネ構造体 - Google Patents

車両用シートクッションのバネ構造体

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JP2577965Y2
JP2577965Y2 JP1992061639U JP6163992U JP2577965Y2 JP 2577965 Y2 JP2577965 Y2 JP 2577965Y2 JP 1992061639 U JP1992061639 U JP 1992061639U JP 6163992 U JP6163992 U JP 6163992U JP 2577965 Y2 JP2577965 Y2 JP 2577965Y2
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JP
Japan
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seat cushion
spring
spring structure
panel
torsion bar
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992061639U
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JPH0624556U (ja
Inventor
賀津行 松下
純子 川原
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Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シートクッションパネ
ルとシートクッションパッド間に介在して同パッドとと
もに着座者を弾発的に支持する車両用シートクッション
のバネ構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のバネ構造体10は図8
及び図9に示すように、シートクッションパネル11の
周縁に沿って配置した枠材12にSバネ13を張設し、
シートクッションパネル11に対してSバネ13の中間
部をコイルバネ14で支持し、Sバネ13にシートクッ
ションパッド15を敷設した構造を備えている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来のバネ構
造体10において、車両のコーナリング時に横荷重を受
けると、シートクッションは左右いずれか一方の側部が
沈みこみ、他方が浮き上がって傾く。とりわけ、乗り心
地を良くすべくバネ特性を柔らかめに設定したバネ構造
体においては傾斜角度が相当大きくなるので、運転姿勢
が不安定になる。
【0004】本考案はかかる問題点に鑑み、コーナリン
グ時においても安定した運転姿勢を確保できる車両用シ
ートクッションのバネ構造体を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、シートクッシ
ョンパネルとシートクッションパッド間に介在して同パ
ッドとともに着座者を弾発的に支持する車両用シートク
ッションのバネ構造体であって、前記シートクッション
パネルに対して前記シートクッションパッドを弾発的に
支持するクッションバネが取付けられ、前記シートクッ
ションパネルの周縁に沿って配置した枠材、及び両端に
アーム部を有し各アーム部をそれぞれ前記枠材の左側部
と右側部に連結するとともに、中間部を前記両アーム部
が上下方向へ回動可能に前記シートクッションパネルに
組付けたトーションバーを備えたことを特徴とする。
【0006】
【考案の作用・効果】上記構成によれば、クッションバ
ネを取付けた枠材の左右両側部をトーションバーを介し
て互いに連結したので、横荷重を受けてシートクッショ
ンの左右いずれか一方の側部が沈みこみ、これに伴って
同側部に連結したアーム部が下方へ回動すると、他方の
アーム部も下方へ回動する。このため、シートクッショ
ンの他方の側部も一方の側部に連動して沈むので、シー
トクッションの左右の傾きを防止できる。従って、コー
ナリング時、安定した運転姿勢を確保できる。
【0007】
【実施例】以下に本考案を図面に基づき説明するに、図
1及び図3には本考案の一実施例に係る車両用シートク
ッションのバネ構造体20の主要部が示されている。当
該バネ構造体20はクッションパネル21、クッション
パネル21の周縁に沿って配置した枠材22、クリップ
23にて枠材22の前後両端に連結され、前後方向に沿
って張設した複数本のSバネ24、クリップ25にて上
端部をSバネ24の中間部に連結した複数本のコイルバ
ネ26、トーションバー27及びSバネ24に敷設した
クッションパッド28を備えている。
【0008】枠材22の左右両側部にはそれぞれ可撓性
材料からなる脚部29の上端がクリップ30にて連結さ
れている。枠材22は脚部29の下端部、Sバネ24の
前端部及びコイルバネ26の下端部をそれぞれクリップ
31,32でクッションパネル21に連結することによ
り、クッションパネル21に対し上下動可能に弾発的に
支持されている。
【0009】トーションバー27は左右両端にアーム部
27aを有し、各アーム部27aはそれぞれ枠材22の
左右側部にブラケット33を介して連結され、中間部は
クッションパネル21の後端部にブラケット35を介し
て連結され、左右方向に延びている。ブラケット33は
図2に拡大して図示するように、通孔33aを有し枠材
22にかしめ付けられている。ブラケット33の通孔3
3aには合成樹脂製ブッシュ34が挿着され、同ブッシ
ュ34にアーム部27aの先端が回転可能に挿入されて
いる。ブラケット35は図4及び図5に拡大して図示す
るようにクッションパネル21の後端部内側に溶接して
固定されている。トーションバー27は中間部に挿着し
たカラー36をブラケット35とクッションパネル21
の後端部で挟持することにより同後端部に回転可能に組
付けられている。
【0010】本実施例は以上の構成からなり、Sバネ2
4を張設した枠材22の左右両側部がトーションバー2
7を介して互いに連結されているので、横荷重を受けて
シートクッションの左右いずれか一方の側部が沈みこ
み、これに伴って同側部に連結したアーム部27aが図
4において2点鎖線で示す位置から実線で示す位置へ
と、下方へ回動すると、トーションバー27がブラケッ
ト35を支点にして回転し、他方のアーム部27aも下
方へ回動する。このため、図3に2点鎖線で示すよう
に、シートクッションの他方の側部も一方と同じように
沈むので、シートクッションが左右に傾くのを防止でき
る。従って、コーナリング時においても安定した運転姿
勢を確保できる。
【0011】なお、本実施例においては、中間部が直線
状のトーションバー27を用いたが、図6に示すよう
に、中間部に折曲げ部27bを設け、図7に示すように
アーム部27aが所定量下方へ回動したとき折曲げ部2
7bがクッションパネル21の後端部に当接してトーシ
ョンバー27の回転を阻止するように構成すれば、トー
ションバー27によってバネ構造体20のバネ特性を調
整することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る車両用シートクッショ
ンのバネ構造体の主要部を示す斜視図である。
【図2】図1の3−3線から破断した拡大断面図であ
る。
【図3】同バネ構造体の中央部横断断面図である。
【図4】同主要部の部分拡大断面図である。
【図5】図1の5ー5線から破断した拡大断面図であ
る。
【図6】本考案を構成するトーションバーの他の実施例
を示す部分斜視図である。
【図7】同トーションバーの作動説明図である。
【図8】従来のバネ構造体を示す中央部縦断断面図であ
る。
【図9】図8の9ー9線から破断した断面図である。
【符号の説明】
20…車両用シートクッションのバネ構造体、21…ク
ッションパネル、22…枠材、24…Sバネ、26…コ
イルバネ、27…トーションバー、27a…アーム部、
27b…折曲げ部、28…クッションパッド、29…脚
部、33,35…ブラケット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47C 7/35 A47C 7/02

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションパネルとシートクッシ
    ョンパッド間に介在して同パッドとともに着座者を弾発
    的に支持する車両用シートクッションのバネ構造体であ
    って、前記シートクッションパネルに対して前記シート
    クッションパッドを弾発的に支持するクッションバネが
    取付けられ、前記シートクッションパネルの周縁に沿っ
    て配置した枠材、及び両端にアーム部を有し各アーム部
    をそれぞれ前記枠材の左側部と右側部に連結するととも
    に、中間部を前記両アーム部が上下方向へ回動可能に前
    記シートクッションパネルに組付けたトーションバーを
    備えたことを特徴とするバネ構造体。
JP1992061639U 1992-09-01 1992-09-01 車両用シートクッションのバネ構造体 Expired - Lifetime JP2577965Y2 (ja)

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JPH0624556U JPH0624556U (ja) 1994-04-05
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