JP2009000407A - 車両用シート - Google Patents

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【課題】連結軸と作動部材の連結部におけるガタを極力低減して、ガタに起因する異音の発生を防止することのできる車両用シートを提供すること。
【解決手段】シートクッションと、該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられたシートバックと、シートクッションとシートバックとの連結部に設けられた左右一対のリクライニング装置とを備えた車両用シートであって、シートバックを構成するシートバックフレーム10に張設された複数の弾性部材18の一つに連結材56の一端を係止し、連結材56の他端を左右一対のリクライニング装置を連結する連結軸20に係止した。
【選択図】図2

Description

本発明は車両用シートに関し、特にシートクッションに対するシートバックの傾斜角を適宜調節するためのリクライニング装置が取り付けられたシートフレームの構造に関する。
従来、シートクッションとシートバックとの間に介設されたリクライニング装置は、シートクッションフレームに取り付けられる下部ブラケットと、下部ブラケットに対し傾倒自在にシートバックフレームに取り付けられる上部ブラケットとを備え、上部及び下部ブラケットにリクライニング機構が設けられている。リクライニング装置はシートの両側に設けられ、一方のリクライニング装置に操作レバーを取り付けるとともに、左右一対のリクライニング装置を同期して作動させるために左右のリクライニング装置を連結軸を介して連結している。
連結軸の両端は、リクライニング装置を作動させるカム等の作動部材に連結されており、例えば図7に示されるように、円形断面を有する連結軸20の両端を両側から押し潰して円形とは異なる形状(例えば、8の字状あるいは瓢箪状)に変形させ、作動部材(図示せず)の中心部にも同様の形状の開口部を形成して、連結軸20の両端を作動部材の開口部に挿通している。このようにして連結軸20と左右の作動部材を連結することにより、操作レバーを操作すると、左右の作動部材が連動し、シートバックの傾斜角を変更することが可能になる(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−132345号公報
特許文献1に記載の構造の場合、連結軸20の端部の外形を作動部材の開口部形状より小さく設定して、連結軸20の端部と作動部材の開口縁部との間にある程度のクリアランスを設け、連結軸20の端部を作動部材の開口部に挿入する場合の組み付け性を向上させる必要がある。
しかしながら、クリアランスを設けると、作動部材の開口部への連結軸20の端部の挿入は容易になるが、クリアランスがガタとなって異音を発生する原因となる。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、連結軸と作動部材の連結部におけるガタを極力低減して、ガタに起因する異音の発生を防止することのできる車両用シートを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のうちで請求項1に記載の発明は、シートクッションと、該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられたシートバックと、前記シートクッションと前記シートバックとの連結部に設けられた左右一対のリクライニング装置とを備えた車両用シートであって、前記シートバックを構成するシートバックフレームに張設された複数の弾性部材の一つに連結材の一端を係止し、該連結材の他端を前記左右一対のリクライニング装置を連結する連結軸に係止したことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記連結材を二つのワイヤで構成し、該二つのワイヤに別の弾性部材の両端を係止したことを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記複数の弾性部材と前記別の弾性部材をS字ばねで構成したことを特徴とする。
本発明によれば、左右一対のリクライニング装置を連結する連結軸を連結材を介してシートバックフレームに張設された複数の弾性部材の一つに連結したので、連結軸が上方に付勢されることになり、その両端部と作動部材の連結部におけるガタが解消して異音の発生を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る車両用シートSを示しており、シートクッション2と、シートクッション2に対し傾倒自在に取り付けられたシートバック4と、シートSの両側に設けられた左右一対のリクライニング装置6とを備えている。シートクッション2に対するシートバック4の傾斜角を変更する場合、シートSの片側に設けられた操作レバー8を操作すると連結軸(後述)を介して左右のリクライニング装置6が連動する。
図2及び図3は、シートバック4の内部に設けられたシートバックフレーム10を示しており、略逆U字状に折曲されたパイプ状の上部フレーム12と、上部フレーム12の両端部より垂下された左右一対のサイドフレーム14と、これら一対のサイドフレーム14の下端部を連結する下部フレーム16とを備えている。
また、一対のサイドフレーム14間には、複数(例えば、二つ)のS字ばね(弾性部材)18が張設されており、各S字ばね18の端部は、サイドフレーム14の一部を切り起こして形成された係止片14aに係止されている。さらに、一対のサイドフレーム14の下端部には円形開口部14bが形成されており、左右のリクライニング装置6を連結する連結軸20の両端部が前記開口部14bに挿通されている。
図4乃至図6はリクライニング装置6の一例を示しており、シートクッションフレーム(図示せず)にブラケット22を介して取り付けられるガイドブラケット24と、ガイドブラケット24に対向してシートバックフレーム10に固定される内歯ギヤ26と、ガイドブラケット24及び内歯ギヤ26間に介設される一対のロックギヤ28と、一対のロックギヤ28を離接する方向に摺動させる作動部材としてのカム30とを備えている。ガイドブラケット24と内歯ギヤ26は、その内部にロックギヤ28及びカム30を収容した状態で取付リング32により一体的に組み付けられる。カム30は、連結軸20を介して操作レバー8に連結されており、操作レバ8ーを操作することによりカム30が回動してロックギヤ28が径方向に摺動する。
ガイドブラケット24はプレート状で略円形に形成され、連結軸20が挿通される連結軸嵌入孔24aがその中心部に穿設されるとともに、その内端面(図6における右側端面、すなわち内歯ギヤ26との対向面)には、上部及び下部にそれぞれ前後一対のガイド部材34が幅方向内方に向けて突設されている。各ガイド部材34は、連結軸嵌入孔24aに対して点対称に形状設定されている。また、前後一対のガイド部材34のロックギヤ28との対向面は平行に延在し、対向面間には各ロックギヤ28の一部(後述する噛合部)を摺接状態で嵌装するガイド溝が形成されている。さらに、連結軸嵌入孔24aの周囲には、取付ブラケット22に取り付けられる複数の取付ピン(ピン状突設部)24bが所定の間隔で幅方向外方に向けて突設されている。なお、ガイド部材34及び取付ピン24bはガイドブラケット24の所定の部位をプレスすることによりガイドブラケット24と一体的に形成されたものである。
また、内歯ギヤ26も略円形に形成され、その外端面(図6における右側端面)には円形突設部36が幅方向外方に向けて突設されており、円形突設部36の中心部にはガイドブラケット24の連結軸嵌入孔24aに対向する貫通孔36aが穿設されるとともに、その周囲には、シートバックフレーム10に取り付けられる複数の取付ピン(ピン状突設部)36bが所定の間隔で幅方向外方に向けて突設されている。この取付ピン36bも取付ピン24bと同様、内歯ギヤ26の所定の部位をプレスすることにより内歯ギヤ26と一体的に形成されたものである。また、内歯ギヤ26の円形突設部36の内側には装着凹部26aが形成されており、その内径寸法は上下に各一対(合計4個)設けられた上述のガイド部材34の外周面の直径より僅かに大きく設定され、内歯ギヤ26の内周面におけるロックギヤ28の係止歯38aと対向する部位には、内歯26bが形成されている。各ガイド部材34は、ガイドブラケット24と内歯ギヤ26とを合わせた状態で、その外周面が内歯ギヤ26の内周面に摺接するように装着凹部26aに嵌め込まれる。
各ロックギヤ28は、ガイドブラケット24のガイド溝に上下動自在に嵌め込まれる噛合部38と、この噛合部38の両側に一体的に形成された第1肩部40及び第2肩部42と、第2肩部42から反対側に位置するロックギヤ28の第1肩部40に向かって延びる脚部44とを備えている。噛合部38は、その先端縁に形成され内歯ギヤ26の内歯26bと噛み合う係止歯38aを有しており、ガイド部材34が装着凹部26aに嵌め込まれた状態で係止歯38aが内歯26bに噛み合うことによりガイドブラケット24と内歯ギヤ26との相対回動が規制される。また、脚部44の先端部内縁には、カム30の一部と係合してロックギヤ28を径方向内方に向かって摺動させるための凸部44aが形成されている。
脚部44の長さ寸法は、内歯ギヤ26の装着凹部26aの内部空間に摺動自在に収容された各ロックギヤ28が、径方向外方に移動して噛合部38に形成された係止歯38aが内歯ギヤ26の内歯26bと噛み合う噛合位置と、径方向内方に移動して噛合部38の係止歯38aと内歯ギヤ26の内歯26bとの噛み合いが解除される噛合解除位置との間を移動できるように設定されている。さらに詳述すると、噛合位置と噛合解除位置との距離は、係止歯38aの歯丈寸法より若干大きめに設定され、ロックギヤ28が連結軸嵌入孔24aから径方向外方に向けて移動することにより噛合部38の係止歯38aが内歯26bに噛み合う一方、ロックギヤ28が連結軸嵌入孔24aの方向に向けて移動することにより、係止歯38aの内歯26bに対する噛み合いが解除される。
カム30は、略六角形状に形成されており、その三つの角部が一方のロックギヤ28に対向するとともに、他の三つの角部が他方のロックギヤ28に対向することで、操作レバー8の操作によりカム30が回動して、その六つの角部により一対のロックギヤ28を適宜摺動させる構成である。
また、カム30の中心部には連結軸嵌入孔30aが穿設されており、この連結軸嵌入孔30aを介してカム30は操作レバー8に連結されるとともに、連結軸嵌入孔30aの両側には二つのピン46が植設されており、二つのピン46の一方に一端が係止された渦巻ばね48の他端がガイドブラケット24の連結軸嵌入孔24aの内縁に形成されたノッチ24cに係止されることによりカム30がロックギヤ28を径方向外方に付勢している。
なお、連結軸20は、図7に示される連結軸20と略同一形状を呈しており、その両端部は両側から押し潰されて、円形とは異なる形状(例えば、8の字状あるいは瓢箪状)に形成されており、カム30の連結軸嵌入孔30aは、連結軸20の両端部と略相補形状を呈している。また、連結軸20の端部の外形はカム30の連結軸嵌入孔30aの形状より小さく設定され、連結軸20の端部とカム30の連結軸嵌入孔30aの縁部との間にある程度のクリアランスを設けることで、連結軸20の端部をカム30の連結軸嵌入孔30aに挿入する場合の組み付け性を向上させている。
取付リング32は、円形平面部32aと円形平面部32aの外縁部より垂直に延びる円筒状側部32bとを有し、円形平面部32aには内歯ギヤ26の円形突設部36の外径より僅かに大きい直径の円孔32cが形成されている。また、円筒状側部32bの内径は、ガイドブラケット24の外径と略等しく、内歯ギヤ26の外径はそれより僅かに小さく設定されている。
上記構成のリクライニング装置6を組み立てるに際し、ロックギヤ28、カム30等をガイドブラケット24と内歯ギヤ26との間に介装した状態で取付リング32を内歯ギヤ26側から内歯ギヤ26とガイドブラケット24とに外装し、内歯ギヤ26の円形突設部36を取付リング32の円孔32cに嵌入させる。この状態で、取付リング32の円筒状側部32bに対し直交する方向からレーザー溶接することにより取付リング32はガイドブラケット24の外周面に一体的に接合され、リクライニング装置6の組み立てが完了する。
リクライニング装置6は組み立てが完了すると、ガイドブラケット24と内歯ギヤ26は、取付リング32により回動自在に保持され、内歯ギヤ26の外周面が取付リング32の円筒状側部32bの内周面と摺接し、円形突設部36の外方に位置する内歯ギヤ26の外端面が取付リング32の円形平面部32aの内端面と摺接することから、内歯ギヤ26の径方向及び幅方向のガタは取付リング32により規制される。すなわち、内歯ギヤ26の径方向及び幅方向の位置決めは取付リング32により行われている。なお、取付リング32の円形平面部32aの内端面には、複数(例えば、八つ)の突起32dが所定の間隔で形成されていることから、内歯ギヤ26の外端面と取付リング32の円形平面部32aの内端面との摺接は、これら複数の突起32dを介して行われ、内歯ギヤ26の外端面と取付リング32の円形平面部32aの内端面との間には、内歯ギヤ26の作動を円滑に行うための必要最小限のクリアランスが確保されている。
組み立てが完了したリクライニング装置6は、シートバックフレーム10に形成された取付ピン挿入孔(図示せず)に内歯ギヤ26の取付ピン36bが挿入されてシートバックフレーム10に溶接されるとともに、シートクッションフレームに取り付けられる取付ブラケット22の取付ピン挿入孔(図示せず)にガイドブラケット24の取付ピン24bが挿入されて取付ブラケット22に溶接されることにより、リクライニング装置6はシートクッションフレームとシートバックフレーム10との間に保持される。
また、取付ブラケット22とシートバックフレーム10(サイドフレーム14)には、外方に延びる渦巻ばね係止片50,52がそれぞれ形成されており、渦巻ばね54の一端を取付ブラケット22の渦巻ばね係止片50に係止するとともに、渦巻ばね54の他端をシートバック側渦巻ばね係止片52に係止することによりシートバック4は前傾方向に常に付勢されている。
なお、上述したように、連結軸20と左右のカム30は連結されており、操作レバー8を操作すると、連結軸20を介して左右のカム30が連動し、左右のリクライニング装置6は同期して作動する。
以下、図6を参照して上記構成の本発明にかかるリクライニング装置6の作用を説明する。
操作レバー8を操作しない通常の着座状態では、渦巻ばね48の弾性力によりカム30は矢印Aの方向に付勢されている。
この状態では、カム30の二つの角部が対向するロックギヤ28の内周面と当接し、ロックギヤ28を径方向外方に押圧してロックギヤ28の係止歯38aと内歯ギヤ26の内歯26bとが噛み合っている。したがって、内歯ギヤ26のガイドブラケット24に対する位置あるいはシートバック4のシートクッション2に対する傾斜角は所定の位置あるいは所定の角度に保持されている。
この状態で、渦巻ばね48の弾性力に抗して操作レバー8を操作すると、連結軸20を介してカム30は矢印Aの逆方向に回転し、カム30の二つの角部によるロックギヤ28の押圧は解除される。また、カム30のもう一つの角部がロックギヤ28の脚部44の凸部44aと当接して押圧することから、ロックギヤ28の噛合部38はガイド溝に沿って径方向内方に向かって摺動し、係止歯38aと内歯ギヤ26の内歯26bとの噛み合いが解除され、ロックギヤ28は、噛合位置から噛合解除位置まで移動するので、シートバック4のシートクッション2に対する傾倒姿勢(傾斜角度)を任意に設定し得るようになる。
シートバック4のシートクッション2に対する傾倒姿勢を設定後、操作レバー8より手を離すと、渦巻ばね48の弾性力によりカム30は矢印A方向に回転して、ロックギヤ28が径方向外方に摺動し、係止歯38aが内歯ギヤ26の内歯26bと再び噛み合い、シートバック4は新たに設定された傾倒姿勢に保持される。
なお、リクライニング装置6は上記構成に限定されるものではなく、互いに噛み合う外歯ギヤと内歯ギヤとを有し、内歯ギヤの内歯の歯数が外歯ギヤの外歯の歯数より僅かに多く設定された所謂タウメル式リクライニング装置であってもよい。
タウメル式リクライニング装置の場合、連結軸20の両端部は、作動部材としての楔解除部材に連結され、例えば操作ノブの操作により連結軸20を介して楔解除部材が回転することで、一対の楔状部材が作動して外歯ギヤの外歯と内歯ギヤの内歯との噛み合い位置が順次回転し、シートクッション2に対するシートバック4の傾斜角が徐々に変化する。
タウメル式リクライニング装置は公知なので、他の構成及び作用は省略する。
ここで、図2及び図3に戻って本発明の要旨を説明すると、両図に示されるように、一対のサイドフレーム14間に張設された複数のS字ばね18のうち、下方のS字ばね18の両端部近傍には、折曲されたワイヤ(連結材)56の上端部がクリップ58をカシメて固定されており、ワイヤ56の下端部はU字状に湾曲して連結軸20に係止されている。また、下方のS字ばね18と連結軸20との間には第3のS字ばね(弾性部材)60が設けられており、第3のS字ばね60の一端は、一方のワイヤ56のU字状下端部の直上においてクリップ58をカシメて固定され、第3のS字ばね60の他端も同様に、他方のワイヤ56のU字状下端部の直上においてクリップ58をカシメて固定されている。
このように構成することで、下方のS字ばね18の弾性力が二つのワイヤ56を介して連結軸20に伝達され、連結軸20が上方に付勢されるので、カム30の連結軸嵌入孔30aに遊挿された連結軸20の両端部は、その上方に位置する連結軸嵌入孔30aの内面と当接してガタがなくなり、ガタに起因する異音の発生が防止される。
また、二つのS字ばね18のように、その両端部をサイドフレーム14に係止した場合、着座者には線当たり感があるのに対し、下方のS字ばね18と連結軸20との間に第3のS字ばね60を設けて二つのワイヤ56で連結すると、四つのワイヤ(二つのS字ばね18,60と二つのワイヤ56)で囲まれた領域が着座者に面当たり感を与えることになる、着座性能が向上する。
なお、上記構成はタウメル式リクライニング装置にも同様に採用することができ、タウメル式リクライニング装置の場合、連結軸20と楔解除部材間のガタが解消して異音の発生が防止される。
また、上記構成において、第3のS字ばね60の両端を二つのワイヤ56に係止したが、上方の二つのS字ばね18と同様、サイドフレーム14に係止することもできる。
本発明に係る車両用シートは、左右のリクライニング装置を連結する連結軸を二つのワイヤ(連結材)を介してS字ばねに連結して、S字ばねの弾性力により連結軸を上方に付勢したので、連結軸と作動部材としてのカムとの連結部におけるガタが解消して異音の発生を防止することができ、静音が求められる一般ユーザ向け車両用シートとして有用である。
本発明に係る車両用シートの側面図である。 図1の車両用シートに設けられたシートバックフレームの斜視図である。 図2のシートバックフレームの部分分解斜視図である。 図1の車両用シートに取り付けられたリクライニング装置の斜視図である。 (a)は図4のリクライニング装置の正面図であり、(b)は背面図である。 図4のリクライニング装置の分解斜視図である。 左右のリクライニング装置を連結する連結軸の端部の斜視図である。
符号の説明
2 シートクッション、 4 シートバック、 6 リクライニング装置、
8 操作レバー、 10 シートバックフレーム、 12 上部フレーム、
14 サイドフレーム、 14a 係止片、 14b 開口部、 16 下部フレーム、
18 S字ばね、 20 連結軸、 22 取付ブラケット、
24 ガイドブラケット、 24a 連結軸嵌入孔、 24b 取付ピン、
24c ノッチ、 26 内歯ギヤ、 26a 装着凹部、 26b 内歯、
28 ロックギヤ、 30 カム、 30a 連結軸嵌入孔、 32 取付リング、
32a 円形平面部、 32b 円筒状側部、 32c 円孔、 32d 突起、
34 ガイド部材、 36 円形突設部、 36a 貫通孔、 36b 取付ピン、
38 噛合部、 38a 係止歯、 40 第1肩部、 42 第2肩部、
44 脚部、 44a 凸部、 46 ピン、 48 渦巻ばね、
50,52 渦巻ばね係止片、 54 渦巻ばね、 56 ワイヤ、 58 クリップ、
60 S字ばね、 S 車両用シート。

Claims (3)

  1. シートクッションと、該シートクッションに対し傾倒自在に取り付けられたシートバックと、前記シートクッションと前記シートバックとの連結部に設けられた左右一対のリクライニング装置とを備えた車両用シートであって、
    前記シートバックを構成するシートバックフレームに張設された複数の弾性部材の一つに連結材の一端を係止し、該連結材の他端を前記左右一対のリクライニング装置を連結する連結軸に係止したことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記連結材を二つのワイヤで構成し、該二つのワイヤに別の弾性部材の両端を係止したことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記複数の弾性部材と前記別の弾性部材をS字ばねで構成したことを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
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