JPH0973823A - 回路体の製造方法 - Google Patents

回路体の製造方法

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JPH0973823A
JPH0973823A JP7226498A JP22649895A JPH0973823A JP H0973823 A JPH0973823 A JP H0973823A JP 7226498 A JP7226498 A JP 7226498A JP 22649895 A JP22649895 A JP 22649895A JP H0973823 A JPH0973823 A JP H0973823A
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0014Shaping of the substrate, e.g. by moulding
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern

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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線を所望の回路形状に位置精度良く布線さ
せて回路体を構成する。 【解決手段】 成形型1に回路形状の電線収容溝2を設
けて電線4を布線し、成形型5の凹溝部6と溝2とに樹
脂材8を充填して回路体を形成する。第三の成形型の凹
溝部に電線部を収容してフラットな基板部を構成する。
成形型1に電線切断用のダイを設け、成形型5にパンチ
25を設けて、電線4を切断する。ダイに進入可能な閉
塞ピンを成形型1に昇降可能に設け、閉塞ピンとパンチ
とを凹溝部6の外側に位置させて樹脂成形する。成形型
5にコネクタ成形部を一体に形成して回路体にコネクタ
ハウジングを形成する。また、布線プレートや製品に回
路形状の電線収容溝を形成し、布線ノズルから電線を溝
に布線して回路体を形成してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形型やケーシン
グプレート(製品)に回路パターン形状の電線収容溝を
形成して電線を所望の回路形状に布線させる回路体の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図21は従来の回路体を示すものであ
り、この回路体90は合成樹脂製の絶縁基板91に所要
形状の複数のバスバー92を配設して構成される。該バ
スバー92の所要端部は折り曲げられて雄タブ端子93
を構成し、該雄タブ端子93は、図示しない電気接続箱
のコネクタ部内に配置されて、外部コネクタ等に接続さ
れる。各バスバー92は打抜き型や曲げ型により所要形
状に製作される。
【0003】しかしながら、上記従来の回路体の製造方
法にあっては、バスバー92を各回路仕様に応じて多種
類形成しなければならないと同時に、バスバー92のパ
ターン形状に応じて多種類の絶縁基板91を形成しなけ
ればならず、バスバー92及び絶縁基板91に汎用性が
ないために、専用のバスバー型や樹脂成形型の作製に多
くの費用がかかるという問題があった。また、多種類の
バスバー92を所要形状に打ち抜くのに多くの工数を必
要とした。さらに、各種形状のバスバー92を絶縁基板
91に組み付けるための装置(工程)が必要で、工程が
複雑化した。
【0004】一方、図22は特願平2−299069号
に示された回路体の製造方法を示すものである。この製
造方法は、布線板94に立設した複数の布線ピン95の
間に電線布線ノズル96を挿通させ、図示しないX−Y
テーブルで該布線板94を前後左右に移動させつつ該ノ
ズル96から一筆書き状に電線97を送り出して布線す
るものである。
【0005】該布線板94は、四隅の支柱98にコイル
ばね99を介して上下方向スライド可能に支持され、該
布線板94上には、布線ピン挿通孔100を有して該支
柱98に固定された固定板101が対向して配置されて
いる。電線97の布線が完了したら、合成樹脂製のケー
シングプレート102に電線97を移し替える。すなわ
ち、固定板101上にケーシングプレート102を裏返
しに被せ、図23に示すケーシングプレート102の突
出部103で布線ピン95を押して布線板94ごと下降
させて該突出部103の間に電線97を押し込ませる。
次いで電線97を圧接端子104に押し込んで接続させ
る。
【0006】しかしながら、上記製造方法にあっては、
布線ピン95に接している部分以外の電線97の位置精
度がでないという問題や、電線97が弛んだ場合に電線
97の位置精度が狂うという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した点
に鑑み、バスバーや絶縁基板を各種形状に応じて形成し
なければならないという問題や、バスバーを絶縁基板に
組み付けなければならないという問題を解消すると共
に、電線の布線位置精度を向上させ得る回路体の製造方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一方の成形型に回路パターン形状の電線
収容溝を形成し、該電線収容溝に電線を所要回路形状に
布線し、該電線収容溝に対する凹溝部を有する他方の成
形型を該一方の成形型に接合し、該凹溝部と該電線収容
溝とに樹脂材を充填して、該凹溝部で基板部を、該電線
収容溝で電線を含む突条部をそれぞれ形成して回路体を
構成する第一の製造方法を基本とする。第一の製造方法
において、第三の成形型の凹溝部に前記突条部を収容し
て樹脂材を充填し、回路体にフラットな基板部を一体に
形成することも可能である。また、前記一方の成形型の
電線収容溝の所要部に電線切断用のダイを貫設し、前記
他方の成形型に、該ダイに対するパンチを突設して、両
成形型の接合により電線収容溝内の電線を切断すること
も可能である。さらに、前記ダイに進入可能な閉塞ピン
を前記一方の成形型に昇降可能に設け、前記パンチを前
記他方の成形型に昇降可能に設け、該パンチで電線を切
断した後、該閉塞ピンと該パンチとを前記凹溝部の外側
に位置させて樹脂成形する方法も可能である。また、前
記他方の成形型に、前記凹溝部に続くコネクタ成形部を
一体に形成して、前記基板部にコネクタハウジングを一
体に形成することも可能である。加えて、布線プレート
やケーシングプレートに回路パターン形状の電線収容溝
を形成し、布線ノズルから電線を該電線収容溝に所要回
路形状に布線することを特徴とする第二の製造方法を採
用する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る回路体の製造方法
は、金属等の成形型に複雑な回路パターン形状の電線収
容溝を形成して、該電線収容溝の全てないしは一部分を
用いて所要回路形状に電線をノズルから布線した後、樹
脂成形により基板部に電線を一体的に固着させるもので
ある。基板部は電線を含んだフラットな形状にも成形で
き、電線を成形と同時にパンチで切断して複数の電線回
路に分割することもできる。あるいは、樹脂成形を行わ
ずに、合成樹脂製の製品としてのケーシングプレートの
電線収容溝に直接に電線を布線して回路体を構成させて
もよい。
【0010】以下に本発明の実施の形態の具体例を図面
を用いて詳細に説明する。図1〜6は本発明に係る回路
体の製造方法の一実施例を示すものである。この製造方
法は、先ず図1の如く、一方の成形金型(下型)1の表
面側に形成した電線収容溝2に布線ノズル3から電線4
を布線する。該電線収容溝2は一筆書き状に連続して形
成され、且つ種々の回路パターン形状に対応できるよう
に曲線と直線を織りまぜた比較的複雑な形状に設定され
ている。なお図1よりも更に複雑にXY方向に網の目の
ように入り組んだ電線収容溝2を形成してもよい。
【0011】本例において電線4にはエナメル線が使用
されている。エナメル線等の被覆電線4を使用する場合
は、図1の如く電線収容溝2は各所で交差させて形成す
る。被覆電線4は絶縁されているから交差してもショー
トすることがない。電線4として裸線を使用する場合
は、電線収容溝2を交差させずに一筆書き状に連続して
形成する。該電線収容溝2の幅及び深さは電線径よりも
やや大きく設定し、収容溝2内に樹脂材を注入可能とす
る。
【0012】前記布線ノズル3は従来例(図22)と同
様のものであり、下型1ないしは布線ノズル3をNC制
御でXY方向に駆動して、電線2を収容溝2内に送り込
む。電線4は収容溝2内で位置決めされるから、従来の
布線ピンを用いる方法(図22)よりも電線4の全長に
渡っての位置精度が良い。
【0013】電線収容溝2に所望の回路パターンで電線
4を布線し終えたら、図2の如く他方の成形金型(上
型)5を前記成形金型(下型)1に重ねて、該上型5の
フラットな凹溝部6と、該凹溝部6に続く下型の電線収
容溝2とにインジェクション7から絶縁性の溶融樹脂材
8を注入する。該インジェクション7は上型5に固定さ
れ、また該凹溝部6は下型1の電線収容溝2を覆う如く
上型5の下端面側において幅広に形成されている。該凹
溝部6において回路体の基板部9が形成され、該凹溝部
6の下側の電線収容溝2において、電線4を基板部9に
固着させた突条部10が一体に形成される。
【0014】図3は完成した回路体(第一回路体)11
を示すものであり、合成樹脂製の基板部9の下側に電線
4が突条部10(図2)内に埋め込まれて位置する。な
お、絶縁被覆電線4は突条部10内に埋め込まれないで
突条部10から露出していても構わず、要は、電線4が
突条部10の樹脂によって基板部9に固定されていれば
よい。電線4は基板部9上に所要パターン形状に固定さ
れている。
【0015】該突条部10すなわち電線4の出っ張りを
なくしたい場合には、図4の如く上記第一回路体11の
突条部10側に第三の成形金型12をあてて、前記上型
5と該第三の成形金型(下型)12との間において、該
成形金型12の凹溝部13内に突条部10を位置させた
状態でインジェクション14から該凹溝部13に絶縁性
の溶融樹脂材15を注入する。該インジェクション14
は下型に固定されている。これにより、前記基板部9の
下側にもう一枚のフラットな基板部16が一体に形成さ
れ、両基板部9,16は相互に固着して、図5に示すよ
うなフラットな形状の第二回路体17が完成する。前記
布線ノズル3と下型1と上型5と第三の成形型12とで
回路体製造装置が構成される。
【0016】そして最後に図6の如く電線4の所要位置
に切断孔18を形成して電線4を複数の電線回路4aに
分割し、さらに電線4の所要位置に端子19を溶接や圧
接等の手段で接続固定して、回路体20が完成する。切
断孔18の形成は回路体完成後に図示しないパンチやダ
イにより行ったり、あるいは後述する如く樹脂成形と同
時に行ったりする。端子19の接続も同様に回路体完成
後に基板部9,16に端子孔18を穿設したり、あるい
は上型5に組み付けた圧接端子を樹脂成形と同時に電線
4に圧接させるといった方法で行う。
【0017】上記実施例によれば、成形金型1に電線4
の布線という成形以外の機能を併せ持たせたから、従来
に較べて回路体の組立作業が極めて簡素化されている。
また従来のバスバー等の型ものと比較し、打抜き等によ
る材料ロスがないと共に、打抜きや曲げ加工を必要とせ
ず、絶縁基板も必要がなく、それらの組立の必要もな
い。さらに、同一の成形金型1,5で布線経路の異なる
ものができ、その汎用性により金型コストが削減され
る。また、絶縁電線4を用いることにより、多層の回路
を一層に構成することができる。
【0018】図7〜11は、電線切断孔を有する回路体
の製造方法を示すものである。この方法では、図7の如
く電線収容溝22を形成した下型(成形金型)23に複
数のダイ24を貫設し、該ダイ24に対するパンチ25
を上型(成形金型)26の凹溝部31に突設した回路体
製造装置を使用する。該ダイ24は電線収容溝22の所
要位置に設けられ、電線収容溝22の中心とダイ24の
中心は一致し、電線収容溝22の幅よりもダイ24の内
径の方が大きく形成されている。
【0019】そして図8の如く前例同様に下型23の電
線収容溝22に被覆電線27を布線する。本例において
布線ノズル28の先端にはガイド板29が設けられ、該
ガイド板29が下型23の表面に摺接して、電線収容溝
22とノズル28との間に隙間を生じさせずに電線27
を確実に電線収容溝22内に布線可能である。
【0020】電線27の布線が終了したら、図9の如く
下型23上に上型26を配置する。パンチ25はダイ2
4の上側に対向して位置する。次いで図10の如く上型
26を下型23に接合させる。これによりパンチ25が
電線27を切断し、ダイ24の下部開口から切断カス3
0が除去される。次いで前例同様に上型26の凹溝部3
1及び下型23の電線収容溝22内に溶融樹脂材32を
注入し、図11のような回路体33が完成する。該回路
体33の基板部34には切断孔35が形成され、該切断
孔35によって電線27が切断されて複数の電線回路2
7aに分割されている。上記実施例によれば、電線27
の切断を成形と同時に行うことができるから、工程が集
約化され簡素化される。
【0021】図12〜15は電線切断後に切断孔を塞ぐ
ことのできる回路体の製造方法を示すものである。この
製造方法では、図12の如く上型(成形金型)37に複
数のパンチ38を昇降自在に設け、該パンチ38に対す
るダイ39を有する下型(成形金型)40の下側に、該
ダイ39に挿入可能な閉塞ピン41を昇降自在に設けた
製造装置を使用する。
【0022】該上型37にはパンチ挿通孔42が設けら
れ、該挿通孔42に摺接自在なパンチ38は水平な上側
基板43に垂設されている。該上側基板43は上型37
の上面に当接して停止する。また、前記閉塞ピン41は
下側基板44に立設され、該下側基板44には下型40
と一体のガイドバー45が貫通し、該ガイドバー45に
設けたコイルばね46によって下側基板44が下方に付
勢されている。該下側基板44は図示しないシリンダ等
でばね力に抗して閉塞ピン41と一体に上昇可能であ
る。
【0023】そして、下型40の電線収容溝47に図示
しないノズルで電線48を布線した後、図13の如く上
型37を下降させて前例同様にパンチ38で電線48を
切断する。切断カス49は下型40と閉塞ピン41との
隙間から除去される。
【0024】次いで図14の如くパンチ38を上昇させ
てパンチ38の先端38aを上型37の凹溝部50の底
面と同一面に位置させると同時に、下側基板44を押し
上げて閉塞ピン41を上昇させ、閉塞ピン41の先端4
1aを下型40の上面51と同一面に位置させる。これ
により凹溝部50内にパンチ38及び閉塞ピン41が突
出せず、フラットな凹溝空間(50)が形成される。そ
してインジェクション52から凹溝部50と電線収容溝
47とに溶融樹脂材53を充填する。なお、閉塞ピン4
1の先端41aを鎖線イの如く電線収容溝47の底面と
同一面に位置させて樹脂材53を充填してもよい。この
場合には突条部54が電線切断位置で切欠されず、電線
48の切断端が外部に露出せず、樹脂材53で覆われて
絶縁される。
【0025】最後に図15の如く上型37を上昇させ、
下側基板44をさらに押し上げて、完成した回路体55
を閉塞ピン41で下型40から離脱させる。すなわち電
線収容溝47から電線48を含む突条部54が脱出す
る。閉塞ピン41はダイ39を塞ぐと同時に、回路体5
5を金型40から押し出す作用を行う。この方法によれ
ば回路体55に切断孔が形成されず、回路体の強度アッ
プが図れると同時に、切断孔のない分、図示しない端子
(図6の19に相当)の配置位置を自由に設定できる。
なお、上型37と下型40とが逆に配置されても何ら問
題はない。
【0026】図16〜17はコネクタ部57を一体に形
成した回路体の製造方法を示すものである。この方法で
は、図16の如く電線収容溝58を有する下型(成形金
型)59と、該電線収容溝58に対する凹溝部59と、
該凹溝部59から上方に連通する矩形筒状のハウジング
成形空間60とを有する上型(成形金型)61とを使用
する。
【0027】該ハウジング成形空間60の内側には柱状
の中子62が配置され、該中子62の基端には、電線収
容溝58に対応して回路体に雄タブ端子挿通孔を形成す
るための突部63が設けられ、これら60,62,63
でコネクタ成形部69を構成している。
【0028】該上型61を下型59に接合して前例の如
く樹脂材を注入することにより、図17(a)(b)に示す回
路体64が形成される。すなわち上型61の凹溝部59
に対応して基板部65が形成され、基板部65の裏面側
に、電線収容溝58に対応して電線66を含む突条部6
7が形成され、基板部65の表面側に、上型61のハウ
ジング成形空間60に対応してコネクタハウジング57
が突出形成される。該コネクタハウジング57内には、
基板部65に設けられて電線66に接続した端子の雄タ
ブ部68が突出して位置する。
【0029】図18〜20は上記成形金型に代えて従来
の布線装置(図22)に対応する布線プレート70やケ
ーシングプレート(製品)70を用いた回路体の製造方
法を示すものである。
【0030】図18の如く該布線プレート70は従来の
布線ピンに代えて種々の回路パターンに対応可能な複雑
な形状の電線収容溝71を有している。該電線収容溝7
1はプレート枠部72と、その内側に島状に配置された
複数の突部73との間に形成されている。そして布線ノ
ズル74から該電線収容溝71に電線75が布線され
る。該布線ノズル74は前例同様にプレート枠部72及
び突部73に摺接するガイド板76を有している。布線
はガイドプレート76か布線プレート70の何れかをN
C制御で矢印の如くXY方向に移動させることで行われ
る。
【0031】図19の如くガイド板76には電線導出用
のラッパ状に湾曲した開口77が形成されている。電線
75の先端部75aは、布線プレート70に設けたスタ
ート孔78に固定され、そこからガイド板76がNC制
御で所要形状に移動して収容溝71に電線75が布線さ
れていく。
【0032】布線プレートは図20に示すような形状の
もの80であってもよい。これは前例の成形金型に対応
する一筆書き状に連続した電線収容溝81を有してい
る。布線プレート70,80に布線された電線82は従
来と同様にケーシングプレートに移し替える。布線プレ
ート70,80に代えて同形状のケーシングプレートを
用いれば電線82の移し替えが不要で工数が削減され
る。上記布線プレートないしケーシングプレート70,
80を用いることにより、電線75,82が収容溝7
1,81内で位置ずれなく保持され、電線75,82の
全長に渡って位置精度が確保される。
【0033】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、複雑な
回路パターン形状の電線収容溝の範囲内で所要回路形状
に電線を布線することで、布線経路の異なる何種類もの
回路形状を得ることができるから、汎用性が拡大し、従
来のような何種類ものバスバーや絶縁基板の成形が不要
となり、成形型に要するコストが低減する(請求項1〜
6)。また、布線された電線が樹脂成形により基板部に
一体に固着されるから、従来のようなバスバーと絶縁基
板の面倒な組み付けが不要となり、製造工数が低減し、
工程も簡素化される(請求項1〜5)。さらに、電線収
容溝で電線が位置決めされるから、電線の全長に渡って
位置精度が向上する(請求項1〜6)。そして、従来の
ような電線が弛んで位置精度が狂うといった問題も解消
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回路体の製造方法の第一実施例の
布線工程を示す斜視図である。
【図2】同じく樹脂注入工程を示す縦断面図である。
【図3】完成した第一回路体を示す斜視図である。
【図4】回路体をフラット化する工程を示す縦断面図で
ある。
【図5】完成した第二回路体を示す斜視図である。
【図6】第二回路体に切断孔と端子を設けた状態の斜視
図である。
【図7】上下の成形金型を示す分解斜視図である。
【図8】回路体の製造方法の第二実施例の布線工程を示
す斜視図である。
【図9】電線を切断する工程を示す縦断面図である。
【図10】樹脂を注入する工程を示す縦断面図である。
【図11】完成した回路体を示す斜視図である。
【図12】回路体の製造方法の第三実施例を示す縦断面
図である。
【図13】電線を切断した状態を示す縦断面図である。
【図14】樹脂を注入した状態を示す縦断面図である。
【図15】回路体を成形型から離脱させる状態を示す縦
断面図である。
【図16】コネクタ部を一体に形成する方法を示す斜視
図である。
【図17】コネクタ部付き回路体を示す(a) は正面斜視
図、(b) は背面斜視図である。
【図18】回路体の製造方法の第四実施例を示す斜視図
である。
【図19】同じく要部縦断面図である。
【図20】布線プレートないしケーシングプレートの他
の実施例を示す斜視図である。
【図21】従来の回路体の一例を示す斜視図である。
【図22】従来の他の回路体の製造方法を示す側面図で
ある。
【図23】完成した回路体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,5,12,23,26,37,40,61 成形金
型 2,22,71,81 電線収容溝 4,27,75 電線 6,13,50,59 凹溝部 8,15 溶融樹脂材 9,16,65 基板部 10 突条部 11 回路体 24,39 ダイ 25,38 パンチ 41 閉塞ピン 57 コネクタハウジング 69 コネクタ成形部 70,80 布線プレート(ケーシング
プレート) 74 布線ノズル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の成形型に回路パターン形状の電線
    収容溝を形成し、該電線収容溝に電線を所要回路形状に
    布線し、該電線収容溝に対する凹溝部を有する他方の成
    形型を該一方の成形型に接合し、該凹溝部と該電線収容
    溝とに樹脂材を充填して、該凹溝部で基板部を、該電線
    収容溝で電線を含む突条部をそれぞれ形成して回路体を
    構成することを特徴とする回路体の製造方法。
  2. 【請求項2】 第三の成形型の凹溝部に前記突条部を収
    容して樹脂材を充填し、前記回路体にフラットな基板部
    を一体に形成することを特徴とする請求項1記載の回路
    体の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記一方の成形型の電線収容溝の所要部
    に電線切断用のダイを貫設し、前記他方の成形型に、該
    ダイに対するパンチを突設して、両成形型の接合により
    電線収容溝内の電線を切断することを特徴とする請求項
    1記載の回路体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記ダイに進入可能な閉塞ピンを前記一
    方の成形型に昇降可能に設け、前記パンチを前記他方の
    成形型に昇降可能に設け、該パンチで電線を切断した
    後、該閉塞ピンと該パンチとを前記凹溝部の外側に位置
    させて樹脂成形することを特徴とする請求項3記載の回
    路体の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記他方の成形型に、前記凹溝部に続く
    コネクタ成形部を一体に形成して、前記基板部にコネク
    タハウジングを一体に形成することを特徴とする請求項
    1記載の回路体の製造方法。
  6. 【請求項6】 布線プレートやケーシングプレートに回
    路パターン形状の電線収容溝を形成し、布線ノズルから
    電線を該電線収容溝に所要回路形状に布線することを特
    徴とする回路体の製造方法。
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JPH06223645A (ja) * 1993-01-29 1994-08-12 Yazaki Corp フラットワイヤハーネスの製造方法および取付具を備えたフラットワイヤハーネス

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