JPH0965546A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JPH0965546A
JPH0965546A JP7216081A JP21608195A JPH0965546A JP H0965546 A JPH0965546 A JP H0965546A JP 7216081 A JP7216081 A JP 7216081A JP 21608195 A JP21608195 A JP 21608195A JP H0965546 A JPH0965546 A JP H0965546A
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electric wire
insulating
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insulating boards
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JP7216081A
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Sanae Kato
早苗 加藤
Motofumi Maejima
基文 前嶋
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路仕様に応じた汎用性を有し、簡単に組み
立て可能な電気接続箱を提供する。 【解決手段】 複数枚の絶縁基板3,4をヒンジ5で連
結して折り畳み可能とし、複数枚の絶縁基板に電線収容
溝2を連続して形成し、電線収容溝2に電線6を布線
し、絶縁基板に設けた端子7に電線を接続させ、電線を
所要部で切断して構成される。一方の絶縁基板にロック
部9、他方の絶縁基板に係合部10を設け、絶縁基板に
コネクタ部8を形成し、前記端子である圧接端子7に続
く雄タブ端子16をコネクタ部内に突出させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の絶縁基板に
電線を布線し、絶縁基板をヒンジから折り畳んで重合す
ることで簡単に組み立て可能な電気接続箱に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の電気接続箱を示すものであ
る。この電気接続箱25は、複数のコネクタ部26を有
する合成樹脂製のアッパカバー27と、該アッパカバー
27の下部開口28を塞ぐロアカバー29と、両カバー
27,29の間に積層される複数枚の回路基板30とに
より構成される。
【0003】該回路基板30は合成樹脂製の絶縁基板3
1に所要形状のバスバー32を配設して成るものであ
り、該バスバー32の所要端部は折り曲げられて雄タブ
端子33を構成し、該雄タブ端子33がアッパカバー2
7やロアカバー29のコネクタ部26,34内に配置さ
れて、外部コネクタ35等に接続される。該バスバー3
2は打抜き型や曲げ型により所要形状に製作され、また
絶縁基板31はバスバー32を絶縁するための所要形状
に成形される。製作されたバスバー32は絶縁基板31
に固定されて回路基板30を構成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電気接続箱25にあっては、図4に積層した回路基
板30の断面を示す如く、バスバー32を各回路仕様に
応じて多種類形成しなけられならないと同時に、バスバ
ー32のパターン形状に応じて各種類の回路基板30を
構成しなければならないために、電気接続箱25に汎用
性がなく、また、回路仕様に応じて絶縁基板31用の成
形金型を新設しなければならないために、金型コストが
嵩むという問題があった。また、回路基板30をロアカ
バー29に配設し、その上からアッパカバー27を組み
付けなければならず、多くの組立工数が必要であった。
【0005】本発明は、上記した点に鑑み、回路仕様に
応じて汎用性を拡大でき、しかも金型コストや組付工数
を低減できる電気接続箱を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数枚の絶縁基板をヒンジで連結して折
り畳み可能とし、該複数枚の絶縁基板に電線収容溝を連
続して形成し、該電線収容溝に電線を布線し、該絶縁基
板に設けた端子に該電線を接続させ、該電線を所要部で
切断して成る構造を基本とする。そして、一方の前記絶
縁基板にロック部、他方の前記絶縁基板に、該ロック部
に対する係合部を設け、該絶縁基板にコネクタ部を形成
し、前記端子である圧接端子に続く雄タブ端子を該コネ
クタ部内に突出させた構造も可能である。以下に作用を
説明する。電線収容溝に布線された電線は押し込み操作
で圧接端子に接続される。そして電線を所要部で切断す
ることで、複数の電線回路が構成される。複数の絶縁基
板をヒンジから折り畳むことにより、コネクタ部を有す
る電気接続箱が構成される。前記電線回路はコネクタ部
を介して外部に接続される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る電気接続箱は、合成
樹脂製の絶縁基板(電線支持板)に、種々の回路パター
ンに対応可能な電線収容溝を形成して、該電線収容溝内
に裸電線あるいはエナメル線やビニールシース線等の被
覆電線を所要形状に配線し、該電線の要所に端子を設け
て絶縁支持板の外側に突出させてコネクタ部を構成した
ものである。該絶縁基板は二枚ないしそれ以上を一体な
いし別体のヒンジで連結したものであり、絶縁基板の枚
数に応じて多層の回路基板が構成され、絶縁基板をヒン
ジから電線と共に折り曲げることにより電気接続箱が構
成される。
【0008】以下に本発明の実施の形態の具体例を図面
を用いて詳細に説明する。図1〜2は本発明に係る電気
接続箱の一実施例を示すものである。該電気接続箱1
は、図1の如く回路パターン形状の電線収容溝2を連続
して形成した合成樹脂製の一対の絶縁基板3,4と、該
一対の絶縁基板3,4を連結する一体型の薄肉ヒンジ5
と、該電線収容溝2内に配線された被覆電線(エナメル
線)6と、該被覆電線6に接続された圧接端子7とを備
える。
【0009】該絶縁基板3,4はやや厚肉に形成され、
内側面に前記電線収容溝2、外側面にコネクタ部8を有
している。一方の絶縁基板3の前端部には可撓ロック爪
9が立設され、他方の絶縁基板4には、該ロック爪9に
対する係合溝10が切欠形成されている。該電線収容溝
2は、種々の回路パターンに対応すべく両絶絶縁基板
3,4の内側面に一筆書き状に曲線と直線を織りまぜた
比較的複雑なパターン形状に形成されている。
【0010】該電線収容溝2は各所で交差し、その交差
部11では電線6が上下に重なって位置している。該電
線収容溝2の深さは、電線6を二本重合できる程度であ
ることが好ましく、電線収容溝2の幅は、電線6を遊び
なく保持できる程度であることが好ましい。一方の絶縁
基板3の電線収容溝2と他方の絶縁基板4の電線収容溝
2とはヒンジ5をはさんで直線的に連続している。該ヒ
ンジ5は各絶縁基板3,4の外側面寄りに形成され、ヒ
ンジ5において電線6はヒンジ内空間12を通って両絶
縁基板3,4に懸け渡されている。
【0011】該電線収容溝2は絶縁基板3,4の樹脂成
形時に金型で一体に形成したり、あるいは絶縁基板3,
4に直接NC等の加工機で刻んで設けることができる。
被覆電線6は、図示しない布線ヘッドにより電線収容溝
2内に一筆書き状に配線(布線)される。
【0012】該電線収容溝2の所要部には電線切断孔1
3が位置し、該切断孔13によって一本の電線6が複数
本の電線回路6aに分割されている。該電線切断孔13
は電線布線後に図示しないパンチとダイス等により形成
される。パンチに代えてカッタ等で電線6を切断するこ
とも可能である。各電線回路6aには二ないしそれ以上
の圧接端子7が圧接接続されている。図1の円内に拡大
図を示す如く、該圧接端子7は、電線収容溝2の両側に
切欠形成された一対の端子収容溝14,14内に圧入固
定されている。
【0013】該圧接端子7には、電線6の被覆を切裂し
て導体に接触するスリット15が形成され、該スリット
15とは反対側に雄タブ端子16が延設され、圧接端子
7と雄タブ端子16との中間には、絶縁基板3,4に対
する停止片17が突設されている。電線6は、図示しな
いプレスによる押し込み操作で一括してスリット15に
圧接される。
【0014】図2の如く各絶縁基板3,4の外側面には
雌型のコネクタハウジング18が一体に突出形成されて
おり、該コネクタハウジング18内に雄タブ端子16が
突出して位置し、前記コネクタ部8を構成している。該
コネクタ部8には外部コネクタ19が嵌合され、雄タブ
端子16に雌端子20が接続される。そして一方の絶縁
基板3をヒンジ5から折り返して、ヒンジ5上の電線6
を屈曲させつつ、他方の絶縁基板4に重ね合わせる。そ
れにより可撓ロック爪9が係合溝10に係合し、いわゆ
る二層の回路基板を有した電気接続箱1が完成する。
【0015】なお、上記実施例においては一対の絶縁基
板3,4をヒンジ5で連結させたが、四枚あるいは六枚
といった複数(好ましくは偶数枚)の絶縁基板3,4…
をそれぞれヒンジ5で連結させて、多層の回路基板を有
する電気接続箱とすることもできる。その場合は両端の
二枚の絶縁基板3…にコネクタ部8が形成される。ま
た、絶縁基板3,4の内側面と外側面とに(両面に)電
線収容溝2を形成することもできる。被覆電線6に代え
て裸電線を用いる場合には、電線収容溝2を交差させな
いで形成することにより、電線の絶縁を図ることができ
る。また、端子は圧接端子7に限らず、溶接により電線
と接続させるものであってもよい。その場合、端子(図
示せず)の溶接用底部は電線6の下側に接して配置され
る。
【0016】
【発明の効果】以上の如くに、本発明によれば、絶縁基
板の電線収容溝に何種類ものパターン形状に電線を布線
できるから、各種回路仕様に対応でき、汎用性が拡大す
る。そして、従来のように回路仕様ごとに回路基板を新
設する必要がないから、従来の絶縁基板用の多種の成形
金型に要したコストや多種のバスバーの成形に要した製
造コストが削減される。また、絶縁基板に電線を配線し
てヒンジから絶縁基板を折り畳むという簡単な操作で電
気接続箱が構成されるから、組立工数が低減される。さ
らに、従来の回路基板やアッパカバーやロアカバーとい
った多くの構成部品が不要で、構成が簡素化されたか
ら、電気接続箱自体の製品コストも低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気接続箱の一実施例を示す展開
した状態の斜視図である。
【図2】同じく一対の絶縁基板を重ね合わせて電気接続
箱を構成する状態を示す斜視図である。
【図3】従来の電気接続箱を示す分解斜視図である。
【図4】同じく回路基板を重ね合わせた状態の縦断面図
である。
【符号の説明】
2 電線収容溝 3,4 絶縁基板 5 ヒンジ 6 被覆電線 7 圧接端子 8 コネクタ部 9 ロック爪 10 係合溝 13 切断孔 16 雄タブ端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の絶縁基板をヒンジで連結して折
    り畳み可能とし、該複数枚の絶縁基板に電線収容溝を連
    続して形成し、該電線収容溝に電線を布線し、該絶縁基
    板に設けた端子に該電線を接続させ、該電線を所要部で
    切断して成ることを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 一方の前記絶縁基板にロック部、他方の
    前記絶縁基板に、該ロック部に対する係合部を設け、該
    絶縁基板にコネクタ部を形成し、前記端子である圧接端
    子に続く雄タブ端子を該コネクタ部内に突出させたこと
    を特徴とする請求項1記載の電気接続箱。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1154962A (ja) * 1997-08-05 1999-02-26 Mitsubishi Electric Corp 電気機器の基板ホルダ
JP2001235179A (ja) * 2000-02-21 2001-08-31 Sanyo Electric Co Ltd 電装箱および天井埋込型空気調和装置
JP2011101556A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Autonetworks Technologies Ltd 電気接続箱及び電気接続箱の製造方法
JP2012105508A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Yazaki Corp 電気接続箱
WO2022158298A1 (ja) * 2021-01-20 2022-07-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 アダプタハーネス
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