JP3517115B2 - 住宅用配線装置 - Google Patents

住宅用配線装置

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JP3517115B2
JP3517115B2 JP19117798A JP19117798A JP3517115B2 JP 3517115 B2 JP3517115 B2 JP 3517115B2 JP 19117798 A JP19117798 A JP 19117798A JP 19117798 A JP19117798 A JP 19117798A JP 3517115 B2 JP3517115 B2 JP 3517115B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用の配線に用
いる住宅用配線装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は、従来のこの種の住宅用配線装
置の分解斜視図を示したものである。この住宅用配線装
置は、それぞれ合成樹脂製のベースハウジング20と蓋
ハウジング21との間に、端部が屋内配線導線を差込む
差込み端子部22となっていて相互に平行する向きで配
置された複数の端子板23と、各差込み端子部22内に
組み込んで差し込まれた屋内配線導線を抜け止めする錠
ばね24と、各端子板23を所要の配線をなすように接
続するために各端子板23の上に浮かせた状態で横切っ
て配置された相互接続部材としてのリード板(銅バスバ
ー)25と、各端子板23と各リード板25との間に配
置して所要の配線をなすように対応する所要の端子板2
3とリード板25とを接続する立体構造の接続板26
と、差込み端子部22に対する屋内配線導線の接続を解
除する解除部品27とを組み込んだ構造であった(特開
平7−29624号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構造の従来の住宅用配線装置では、次のような問
題点があった。 (a)リード板25が板材なので、屈曲配線に向かず、
配線の自由度が低く、またカスタム製品の対応に向かな
い。 (b)配線装置を構成するための部品点数が多く、コス
ト高になる。 (c)リード板25を接続板26により端子板23から
浮かして配線しているので、厚さ方向にスペ−スを必要
とし、薄型化し難い。
【0004】本発明の目的は、屈曲配線が可能で、配線
の自由度が高く、カスタム製品に容易に対応できる住宅
用配線装置を提供することにある。本発明の他の目的
は、部品点数を少なくすることができる住宅用配線装置
を提供することにある。更に、本発明の他の目的は、配
線ユニットとして積層可能とした住宅用配線装置を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ベー
スハウジングに複数の端子板が組み込まれ、これら端子
板は所要の配線をなすように相互接続部材で接続されて
いる住宅用配線装置において、前記端子板として、長手
方向一端に差込み端子部が設けられ、他端側には層間接
続タブが延設され、また長手方向の所定の位置に圧接溝
を有する接続部が上方に突出して形成されている構造の
端子板が用いられ、前記ベースハウジングには前記各端
子板が層間接続タブを外部に突出させて組み込まれ、ベ
ースハウジング上の各端子板に形成された接続部の圧接
溝に対して前記相互接続部材として導線が所要の配線を
なすように圧入接続されて配線ユニットが構成され、こ
れらベースハウジングと端子板と導線により構成された
複数の配線ユニットが共通のケース内に積層状態で収納
され、上下に位置する各配線ユニットの所要の各端子板
はその層間接続タブを接続する層間接続部材により相互
に接続されていることを特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】かかる構成によれば、各端子板の所要の接
続部の圧接溝に屈曲自在な導線を圧入して接続している
ので、配線の自由度が高く、また、接続部の位置の異な
る端子板を多数用意しておくことにより、カスタム製品
に容易に対応できる。また前記接続部は端子板と一体と
して形成されているので、部品点数が少なくコストダウ
ンが図れる。また、前記の通り接続部は端子板と一体と
して形成されるので端子板の高さを低くすることが可能
となり、全体として薄型化が図れる。更には、積層が可
能となり、小スペースに多数のジョイントを吸収するこ
とができる。
【0010】請求項記載の発明は、ベースハウジング
に複数の端子板が組み込まれ、これら端子板は所要の配
線をなすように相互接続部材で接続されている住宅用配
線装置において、前記端子板として、長手方向一端に差
込み端子部が設けられ、他端側には層間接続タブが延設
され、また長手方向の所定の位置にスタンドが上方に突
出して設けられている構造の端子板が用いられ、該端子
板が前記ベースハウジングに組み込まれる状態でベ−ス
ハウジング外に並べられ、各端子板のスタンドに前記相
互接続部材としてジョイントバーを固定することにより
所定の端子板間が接続されて配線回路体が形成され、該
配線回路体がベ−スハウジングに各端子板の層間接続タ
ブを外部に突出させて組み込まれて配線ユニットが構成
され、これらベースハウジングと配線回路体とにより構
成された複数の配線ユニットが共通のケ−ス内に積層状
態で収納され、上下に位置する各配線ユニットの配線回
路体の所要の各端子板はその層間接続タブを接続する層
間接続部材により相互に接続されていることを特徴とす
る。
【0011】かかる構成によれば、あらかじめ異なる位
置にスタンドを溶接した端子板を多数用意しておくこと
により、カスタム製品に容易に対応できる。更には積層
が可能となり、小スペースに多数のジョイントを吸収す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る住宅用配線装
置を図面に基づき詳細に説明する。図1乃至図7は本発
明に係る住宅用配線装置における実施の形態の第1例を
示すもので、図1は本例で用いているベースハアウジン
グ1と、ベースハウジング1に組み込まれる後述すると
ころのパターンの異なる多数の端子板2と、相互接続部
材としての屋内配線導線3と、後述するところの上下に
位置する屋内配線導線3を接続する層間接続部材4とを
示す分解斜視図である。
【0013】前記端子板2にあっては、次のように構成
されている。本例では長さの異なる細長い平板2aが複
数種用意され、各平板2aの長手方向両端の上辺に前記
屋内配線導線3を接続する接続部2bが上方に突出する
ように形成されている。この接続部2bには前記屋内配
線導線3が圧入される圧接溝2cが上方に開口して形成
されている。前記平板2aの長さは、前記接続部2b,
2bの間隔を規制するものであり、配線パターンに応じ
て長さの異なる複数の平板2aが用意され、接続部2b
の形成位置パターンの異なる複数の端子板2が構成され
る。本例では長さの異なる平板2aに形成される接続部
2b,2bの間隔は、最短間隔の倍数の距離に設定され
ている。
【0014】更に、前記平板2aの両端に上方に突出す
るように形成された接続部2b,2bによって、該接続
部2b,2b間に凹部が形成され、この凹部は前記屋内
配線導線3を非接触状態で跨がせる逃げ部2dとなる。
【0015】なお、本例の端子板2は接続部2b,2b
が平板2aの両端に形成されているが、両端だけではな
く、前記接続部2b,2bの間に1或いは複数形成され
ていてもよい。
【0016】前記端子板2が組み込まれるベースハウジ
ング1にあっては、その上面に、前記端子板2を挿入し
て組み込む端子板挿入溝1aが平行に多数形成され、そ
して、該端子板挿入溝1aと交叉して外部の屋内配線導
線3を挿入する導線挿入溝1bが平行に多数形成されて
いる。この導線挿入溝1bは、前記端子板2の接続部2
b,2bの最短間隔に対応させて形成されている。
【0017】このように構成されるベースハウジング1
は複数用意されて必要に応じて、後述するように重ねて
使用される。この場合、上側にあるベースハウジングは
下側のベースハウジングの蓋としての役割をも果すこと
になる。
【0018】ベースハウジング1における配線にあって
は、先ず配線パターンに従って、それに対応した端子板
2をその接続部2bが導線挿入溝1b内に位置するよう
にベースハウジング1の端子板挿入溝1aに挿入して接
着剤で固定する。このとき、端子板2にあっては、接続
部2bの形成位置パターンの異なる複数の端子板2が用
意されているので、配線パターンの自由度が高く、カス
タム製品に容易に対応できる。
【0019】上記のようにして、ベースハウジング1に
端子板2を組み込んだら、導線挿入溝1bにそれぞれ屋
内配線導線3を挿入し、そこに位置している端子板2の
接続部2bに形成された圧接溝2cに前記屋内配線導線
3を圧入する。このようにして屋内配線導線3により端
子板2は接続される。
【0020】導線挿入溝1bに端子板2の逃げ部2dが
位置していると、導線挿入溝1bに挿入した屋内配線導
線3は逃げ部2dを非接触状態で跨ぎ、該端子板2を接
続しない(図4参照)。このようにして、ベースハウジ
ング1に、複数の端子板2と屋内配線導線3によって所
定の配線がなされ、配線装置が構成される。
【0021】本例ではこの配線装置がユニットとして複
数用意され、該複数の配線ユニット5が共通のケース6
内に積層状態で収納され、上下に位置する各配線ユニッ
ト5の所要の端子板2は各配線ユニット5内の屋内配線
導線3を接続する前記層間接続部4により相互に接続さ
れるようになっている。
【0022】前記層間接続部材4は、接続端子4aとス
ルー端子4bの2種類で構成されている。接続端子4a
は、平板状本体4a−1の側辺から直角に折曲された接
続部4a−2と、本体4a−1の上部に延設された接続
タブ4a−3と、本体4a−1の下部に延設された接続
タブ挿着部4a−4とで構成されている。前記接続部4
a−2には屋内配線導線3が圧入される圧接溝4a−5
が上方に開口して設けられている。また、前記接続タブ
挿着部4a−4は他の接続端子4aの接続タブ4a−3
が下方から挿着できるようになっており、1の接続端子
4aの接続タブ4a−3を他の接続端子4aの接続タブ
挿着部4a−4に挿着することにより、接続端子4aは
上下に接続できるようになっている。
【0023】スルー端子4bは、平板状本体4b−1の
上部に延設された接続タブ4b−2と、平板状本体4b
−1の下部に延設された接続タブ挿着部4b−3とで構
成されており、前記接続端子4aとの比較において、接
続部4a−2が無いほかは全く同一の形状構成となって
いる。従って、接続端子4aとスルー端子4bとは相互
に上下方向に接続可能となっている。
【0024】一方、前記ベースハウジング1には、導線
挿入溝1bの先端側に位置して、層間接続部材挿着部1
cが形成されており、この層間接続部材挿着部1cに前
記層間接続部材4となる接続端子4a,スルー端子4b
がその本体4a−1,4b−1の向きを導線挿入溝1b
と平行に挿着される。これにより、層間接続部材挿着部
1cに挿着した接続端子4aは、その接続部4a−2が
導線挿入溝1b内を横切り、導線挿入溝1bに挿入され
た屋内配線導線3の先端部が接続部4a−2に形成され
た圧接溝4a−5に圧入されることにより、接続端子4
aと接続される。一方、スルー端子4bにあっては、接
続部4a−2に相当する構成が無いので、屋内配線導線
3とは接触せず、接続されないことになる。
【0025】更に、前記ベースハウジング1には、前記
層間接続部材挿着部1cに接続端子4a,スルー端子4
bを挿着したとき、それぞれの下側にある接続タブ挿着
部4a−4,4b−3が嵌入する貫通孔1dが形成され
ている。
【0026】前記接続端子4a,スルー端子4bの接続
タブ4a−3,4b−2にあっては、接続端子4a,ス
ルー端子4bを層間接続部材挿着部1cに挿着したと
き、ベースハウジング1の上面から上方に突出するよう
に形成されており(図5(A)参照)、配線ユニット5
を重ねたとき、下側の配線ユニット5の接続端子4a或
いはスルー端子4bの接続タブ4a−3或いは4b−2
が、上側の配線ユニット5の接続端子4a或いはスルー
端子4bの接続タブ挿着部4a−4或いは4b−3にベ
ースハウジング1の貫通孔1dを通して挿着されるよう
になっている(図5(B)参照)。
【0027】このようにして、積層された各配線ユニッ
ト5の所要の端子板2は、接続端子4a,スルー端子4
bにより各配線ユニット5内の屋内配線導線3を接続す
ることにより相互に接続されることになる。
【0028】図7乃至図11は本発明に係る住宅用配線
装置における実施の形態の第2例を示すもので、図7は
本例で用いているベースハウジング7と、ベースハウジ
ング7に組み込まれる後述するところのパターンの異な
る複数の端子板8と、相互接続部材としての導線9と、
屋内配線導線10とを示す分解斜視図である。
【0029】前記端子板8にあっては、長手方向一端に
前記屋内配線導線10の端部を接続する差込み端子部8
aが設けられ、他端側には層間接続タブ8bが延設さ
れ、また長手方向所定の位置には前記導線9を圧入する
圧接溝8cを有する接続部8dが上方に突出して形成さ
れている構造となっている。
【0030】更に詳細には、端子板8の本体となる細長
い平板状の底板部11aの長手方向一端側に、底板部1
1aと、底板部11aの側辺から起立する側板部11b
と、側板部11bの上辺から底板部11a側に折曲され
た上板11cとにより側方に開口する前記差込み端子部
8aが形成されている。この差込み端子部8a内の空間
には、該差込み端子部8a内に差し込んだ屋内配線導線
10を抜け止めする錠ばね12が収容されている。錠ば
ね12は中央部がほぼC字状で、一端には係止片12a
が形成され、他端には差込み端子部8aに挿入された屋
内配線導線10を上板11cに押し付けて導通をとる押
圧片12bが形成された構造となっており、差込み端子
部8a内の空間に側板部11bに設けられた図示しない
固定突起で固定されている。
【0031】前記底板部11aの他端部は層間接続タブ
8bを構成している。また、前記底板部11aの長手方
向所定の位置に側辺から折曲されて起立する側板部11
dが形成され、この側板部11dが前記接続部8dを構
成する。この側板部11dは前記差込み端子部8aを構
成する側板部11bと同じ高さに形成されている。接続
部8dを構成する側板部11dには上方に開口する前記
圧接溝8cが形成されている。
【0032】前記底板部11aに形成される接続部8d
となる側板部11dが配線パターンに応じて異なる位置
に1つ或いは2つ以上形成されたもの、また側板部11
dに配線パターンに応じて1つ或いは2つ以上の圧接溝
8cが形成されたものが用意され、接続部8dの形成位
置パターンの異なる複数の端子板8が構成される。更
に、前記接続部8d及び差込み端子部8a以外の部分は
接続部8dよりその高さが低く、この部分は前記導線9
を非接触状態で跨がせる逃げ部8eとなる。
【0033】なお、本例では接続部8dは底板部11a
の両側辺に対向するように形成された2つの側板部11
dで構成されているが、いずれか一方の側辺に形成され
た1つの側板部11dで構成されてもよい。
【0034】前記端子板8が組み込まれるベースハウジ
ング7にあってはその上面に、前記端子板8を挿入して
組み込む端子板挿入溝7aが平行する向きに形成されて
おり、この端子板挿入溝7aの一端には、該端子板挿入
溝7aに外部から屋内配線導線10を挿入する挿入孔を
形成するための屋内配線導線挿入溝7bがそれぞれ形成
され、また、端子板挿入溝7aの他端側には、端子板挿
入溝7aに端子板8を挿入したとき、端子板8の層間接
続タブ8bを通し外部へ突出させる孔7cが形成されて
いる。
【0035】また、前記ベースハウジング7の上面に形
成された端子板挿入溝7a間を仕切る仕切壁7dにあっ
ては、少なくとも端子板挿入溝7aに挿入した端子板8
に形成した接続部8dの圧接溝8cの溝底より低く形成
されている。また、屋内配線導線挿入溝7bは、端子板
挿入溝7aに挿入した端子板8の端部に当接してその抜
け出しを阻止できるように、端子板挿入溝7aより浅く
形成されている。
【0036】このように構成されるベースハウジング7
は複数用意され重ねて使用される。この場合上側にある
ベースハウジング7は下側のベースハウジング7の蓋と
しての役割をも果す。
【0037】該ベースハウジング7における配線にあっ
ては、先ず配線パターンに従って、それに対応した端子
板8を、その差込み端子部8aを屋内配線導線挿入溝7
b側に位置させ、そして層間接続タブ8bを孔7cから
ベースハウジング7の外方へ突出させるようにして端子
板挿入溝7aに挿入し接着剤で固定する。このとき端子
板8にあっては、接続部8dの形成位置パターンの異な
る複数の端子板8が用意されているので、配線パターン
の自由度が高く、カスタム製品に容易に対応できる。
【0038】上記のようにしてベースハウジング7に端
子板8を組み込んだら、平行に並んでいる端子板8と交
叉するように導線9を配して、該導線9を同一線上にあ
る端子板8の接続部8dに形成された圧接溝8cに圧入
する。このようにして所望の端子板8は導線9により接
続される。前記導線9の線上に端子板8の逃げ部8eが
位置していると導線9は逃げ部8eを非接触状態で跨
ぎ、該端子板8を接続しない(図9参照)。このように
して、ベースハウジング7に複数の端子板8と導線9に
よって所定の配線がなされ、配線ユニット13が構成さ
れる。
【0039】この配線ユニット13は複数用意され、積
層状態で共通のケース14内に収納され、上下に位置す
る各配線ユニット13の所要の端子板8は、ベースハウ
ジング7から突出している端子板8の層間接続タブ8b
を接続する層間接続部材15により相互に接続されるよ
うになっている。
【0040】この層間接続部材15は、積層された配線
ユニット13から突出する端子板8の層間接続タブ8b
に対応する位置に設けられ各層間接続タブ8bに接続さ
れる接続端子16aと、接続端子16a間を接続する導
線16bをケース16cに組み込んだ層間接続コネクタ
16により構成されている(図10参照)。
【0041】前記積層された配線ユニット13の層間接
続タブ8bに層間接続コネクタ16の接続端子16aを
接続させることにより、積層された各配線ユニット13
の所要の端子板8は相互に接続されることになる。
【0042】図12は本発明に係る住宅用配線装置にお
ける実施の形態の第3例を示すものである。本例は、前
記第2例における端子板8の接続部8bと相互接続部材
としての導線9の代りにスタンド8fとジョイントバー
17が用いられるものとなっている他は全て第2例と同
じであるので、本例に使用されるハウジング、層間接続
部材の図を省略し、そして端子板8にあっても第2例と
同じ部分は同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】本例では、端子板8の本体となる底板部1
1aの長手方向所定位置に、接続部位となるスタンド8
fが溶接により固定して設けられている。このスタンド
8fの位置は、配線パターンに応じて異なる位置に1つ
或いは2つ以上設けられたものが用意され、スタンド8
fの位置パターンの異なる複数の端子板8が構成され
る。
【0044】かかるパターンの異なる端子板8を用意し
て、配線パターンに従って、それに対応した端子板8を
ベースハウジング7の端子板挿入溝7aに組み込まれる
状態でベースハウジング外に並べ、この端子板8と交叉
するようにジョイントバー17を配して、該ジョイント
バー17を同一線上に位置する端子板8のスタンド8f
に溶接して固定することにより、端子板8とジョイント
バー17とで所定の配線回路体18がベースハウジング
7外に構成される。このとき、端子板8にあっては、ス
タンド8fの位置パターンの異なる複数の端子板8が用
意されているので、配線パターンの自由度が高く、カス
タム製品に容易に対応できる。
【0045】このようにして端子板8はスタンド8fを
介してジョイントバー17により接続され、そして前記
ジョイントバー17の線上に端子板8のスタンド8fが
位置しいないと、ジョイントバー17は当部を非接触状
態で跨ぎ、該端子板8を接続しない(図13参照)。
【0046】上記のようにして配線回路体18を構成す
る端子板8をベースハウジング7の端子板挿入溝7aに
挿入することによりベースハウジング7に配線が形成さ
れ、配線ユニット13が構成される。
【0047】このようにして構成された配線ユニット1
3は前記第2例と同様にして積層状態で共通のケース1
4内に収納され、上下に位置する前記各配線ユニット1
3の所要の端子板8は、ベースハウジング7から突出し
ている端子板8の層間接続タブ8bを接続する層間接続
部材15となる層間接続コネクタ16により相互に接続
されるようになっている。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明に係る住宅用配線装
置によれば、パターンの異なる端子板を用いるので配線
の自由度が高く、カスタム製品に容易に対応でき、ま
た、端子板を接続する導線は屈曲配線が可能なため配線
作業が容易となる。また、層間接続部材を用いているの
で積層可能になり、小スペースに多数のジョイントを吸
収することができる。また、端子板の高さを低くできる
ので全体として薄型化を図ることができ、また、部品点
数が少ないのでコストダウンを図ることができ、更にま
た、構成が簡単なので容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る住宅用配線装置における実施の形
態の第1例を示す分解斜視図である。
【図2】図1に示される端子板を示す拡大斜視図であ
る。
【図3】(A)、(B)は図1に示される層間接続部材
を示す拡大斜視図である。
【図4】図1に示される第1例の配線例を示す説明図で
ある。
【図5】図1に示される第1例の配線ユニットを積層
し、層間接続部材により層間を接続する過程を示すもの
で、(A)は層間接続前の状態を示す説明図、(B)は
層間接続を完了した状態を示す説明図である。
【図6】図1に示される第1例の配線ユニットを積層状
態で共通のケースに収納する状態を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る住宅用配線装置における実施の形
態の第2例を示す分解斜視図である。
【図8】図7に示される端子板を示す拡大斜視図であ
る。
【図9】図7に示される第2例の配線例を示す説明図で
ある。
【図10】図7に示される第2例の配線ユニットを積層
し、層間接続部材により層間を接続する状態を示す説明
図である。
【図11】図7に示される第2例の配線ユニットを積層
状態で共通のケースに収納する状態を示す斜視図であ
る。
【図12】本発明に係る住宅用配線装置における実施の
形態の第3例で用いられる端子板を示す斜視図である。
【図13】図12に示される第3例の配線例を示す説明
図である。
【図14】従来の住宅用配線装置を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ベースハウジング 1a 端子板挿入溝 1b 導線挿入溝 1c 層間接続部材挿入溝 1d 貫通孔 2 端子板 2a 平板 2b 接続部 2c 圧接溝 2d 逃げ部 3 屋内配線導線 4 層間接続部材 4a 接続端子 4a−1 本体 4a−2 接続部 4a−3 接続タブ 4a−4 接続タブ挿着部 4a−5 圧接溝 4b スルー端子 4b−1 本体 4b−2 接続タブ 4b−3 接続タブ挿着部 5 配線ユニット 6 ケース 7 ベースハウジング 7a 端子板挿入溝 7b 屋内配線導線挿入溝 7c 孔 7d 仕切壁 8 端子板 8a 差込み端子部 8b 層間接続タブ 8c 圧接溝 8d 接続部 8e 逃げ部 8f スタンド 9 導線 10 屋内配線導線 11a 底板部 11b 側板部 11c 上板部 11d 側板部 12 錠ばね 12a 係止片 12b 押圧片 13配線ユニット 14 ケース 15 層間接続部材 16 層間接続コネクター 16a 接続端子 16b 導線 16c ケース 17 ジョイントバー 18 配線回路体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−219413(JP,A) 特開 平7−29624(JP,A) 特開 平8−264209(JP,A) 特開 昭61−214379(JP,A) 特開 平8−190942(JP,A) 特開 平7−65913(JP,A) 特開 平11−297403(JP,A) 特開 平2−207466(JP,A) 実開 昭57−53785(JP,U) 実開 昭53−5791(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/24 H02G 3/16 H01R 9/22 H01R 13/514 H02G 3/00 H01R 4/48

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースハウジングに複数の端子板が組み
    込まれ、これら端子板は所要の配線をなすように相互接
    続部材で接続されている住宅用配線装置において、 前記端子板として、長手方向一端に差込み端子部が設け
    られ、他端側には層間接続タブが延設され、また長手方
    向の所定の位置に圧接溝を有する接続部が上方に突出し
    て形成されている構造の端子板が用いられ、前記ベース
    ハウジングには前記各端子板が層間接続タブを外部に突
    出させて組み込まれ、ベースハウジング上の各端子板に
    形成された接続部の圧接溝に対して前記相互接続部材と
    して導線が所要の配線をなすように圧入接続されて配線
    ユニットが構成され、 これらベースハウジングと端子板と導線により構成され
    た複数の配線ユニットが共通のケース内に積層状態で収
    納され、上下に位置する各配線ユニットの所要の各端子
    板はその層間接続タブを接続する層間接続部材により相
    互に接続されている ことを特徴とする住宅用配線装置。
  2. 【請求項2】 ベースハウジングに複数の端子板が組み
    込まれ、これら端子板は所要の配線をなすように相互接
    続部材で接続されている住宅用配線装置において、 前記端子板として、長手方向一端に差込み端子部が設け
    られ、他端側には層間接続タブが延設され、また長手方
    向の所定の位置にスタンドが上方に突出して設けられて
    いる構造の端子板が用いられ、該端子板が前記ベースハ
    ウジングに組み込まれる状態でベ−スハウジング外に並
    べられ、各端子板のスタンドに前記相互接続部材として
    ジョイントバーを固定することにより所定の端子板間が
    接続されて配線回路体が形成され、該配線回路体がベ−
    スハウジングに各端子板の層間接続タブを外部に突出さ
    せて組み込まれて配線ユニットが構成され、 これらベースハウジングと配線回路体とにより構成され
    た複数の配線ユニットが共通のケ−ス内に積層状態で収
    納され、上下に位置する各配線ユニットの配線回路体の
    所要の各端子板はその層間接続タブを接続する層間接続
    部材により相互に接続されている ことを特徴とする住宅
    用配線装置。
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