JP3253651B2 - Mdfの端子台 - Google Patents

Mdfの端子台

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JP3253651B2 JP24100991A JP24100991A JP3253651B2 JP 3253651 B2 JP3253651 B2 JP 3253651B2 JP 24100991 A JP24100991 A JP 24100991A JP 24100991 A JP24100991 A JP 24100991A JP 3253651 B2 JP3253651 B2 JP 3253651B2
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真吾 野崎
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構内交換機などの交換
機回路および端末器等への出力回路を収容する配線盤で
あるMDF(main distribution frame)の端子台に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、構内交換機などの交換機回路
と端末器等への出力回路とを相互に接続するために、M
DFの端子台が用いられている。従来の端子台では、図
7に示すように、交換機回線を接続する入力端子とし
て、外部電線を半田を用いて接続する平板状の端子片2
iが採用され、出力回路を接続する出力端子として、外
部電線を端子ねじを用いて接続するねじ付き端子2oが
採用されていた。すなわち、入力端子への交換機回線の
接続は固定的であって変更を要さないから半田を用いて
端子片2iに接続するのであり、出力端子への出力回路
の接続は変更する場合があるからねじ付き端子2oによ
って接続関係が変更できるようにしているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、各端子
片2iおよび各ねじ付き端子2oへの結線作業に比較的
長い時間がかかるものである。とくに、MDFの端子台
では、端子片2iおよびねじ付き端子2oがそれぞれ数
十〜数百個に及ぶものであるから、一個の結線作業に要
する時間が長いと、結線作業に要する時間が非常に長く
なるという問題が生じる。また、端子片2iに外部電線
を接続する際には、隣接する外部電線同士が接触しない
ように、端子片2iの間隔を比較的広く取ることが必要
であり、また、ねじ付き端子2oは、基台1の表面への
露出面積が比較的広いものであるから、それぞれ多数個
を設けようとすれば、基台1の表面積を大きくとること
が必要になる。すなわち、基台1が大型化するという問
題がある。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、結線作業に要する時間を短縮して施工性を向
上させ、また、従来構成に比較して入力端子および出力
端子の単位個数当たりの基台の寸法を小さくすることが
できるMDFの端子台を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、構内交換機の交換機回路および端末器
等への出力回路を収容する配線盤であるMDFの端子台
であって、交換機回線を接続する多数の入力端子と出力
回路を接続する多数の出力端子とがそれぞれ対をなすよ
うにリード板を介して接続され、各入力端子および各出
力端子は、基台内に収納された端子板と、端子板にそれ
ぞれ対向して配設され端子板に向かう向きのばね力を有
した係止片および接触片を備えていて基台に形成された
電線挿入口を通して挿入される外部電線を係止片および
接触片と端子板との間に挟持する板ばねよりなる鎖錠ば
ねと、係止片に当接可能な押圧片を一端部に備え他端部
が基台に一体に連続した可撓性を有する解除片とを備
え、係止片は外部電線が挿入される向きに向かって端子
板との距離を小さくするように傾斜していて先端縁が外
部電線に係合して外部電線の抜け止めをし、解除片は基
台に対して内側に押し込んだときに係止片と端子板との
距離を広げるように押圧片が係止片を押圧して外部電線
との係合状態を解除する構成を有し、リード板が端子板
に設けた接続片と圧接接続される圧接スリットを備える
のである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、各入力端子および各出力端
子が、端子板と鎖錠ばねと解除片とを備える速結端子に
よって構成されるのであって、基台に設けた電線挿入口
から接続すべき外部電線を挿入するだけで、係止片およ
び接触片と端子板との間で外部電線が挟持されて外部電
線の電気的接続がなされるとともに、係止片の先端縁が
外部電線を係止して外部電線の機械的固定がなされるの
であって、結線作業に要する時間が大幅に短縮されるの
である。また、速結端子は基台の外部に導電部が露出せ
ず、しかも、外部電線の挿入方向において接触面積を確
保するから、解除片が基台に一体に設けられていること
とあいまって、単位個数当たりの基台の表面積を小さく
することができ、結果的に小型化につながるのである。
加えて、入力端子と出力端子とを接続するリード板が端
子板に設けた接続片と圧接接続される圧接スリットを備
えるから、入力端子および出力端子の端子板とリード板
とを圧接接続により簡単に接続することができる。
【0007】
【実施例】図2に示すように、基台1は合成樹脂よりな
るボディ11とカバー12とを結合して形成される。ボ
ディ11とカバー12とは、たとえば、超音波溶着など
の方法によって一体に結合される。基台1は、図1
(b)に示すような構造の速結端子2を多数個内蔵す
る。
【0008】速結端子2は、上方に開放された略コ形の
端子板21と、端子板21の中に配置されていてボディ
11の底壁(図1(b)における上壁)に形成された電
線挿入口23(図4参照)から挿入される外部電線を端
子板21の一方の脚片との間で挟持する鎖錠ばね22
と、ボディ11と一体に形成された可撓性を有する解除
片24とを備えている。鎖錠ばね22は、帯状の板ばね
を屈曲させて形成したものであって、外部電線の挿入方
向において電線挿入口23に近い側に係止片22aを備
え、電線挿入口23から遠い側に接触片22bを備えて
いる。係止片22aは、外部電線を挿入する向きにおい
て係止片22aが対向している端子板21の脚片との距
離を小さくするように傾斜しており、外部電線を電線挿
入口23を通して端子板21と係止片22aとの間に挿
入すると、係止片22aの先端縁が外部電線に係合する
ことによって外部電線が抜け止めされるようになってい
る。また、外部電線は、端子板21の脚片と接触片22
bとの間に挟持されるこによって端子板21に電気的に
接続される。ここにおいて、各速結端子2は、外部電線
が2本ずつ接続できるように構成されている。すなわ
ち、1個の端子板21に対して1個の鎖錠ばね22を設
け、各鎖錠ばね22に係止片22aと接触片22bとを
2個ずつ形成するか、あるいは、1個の端子板21に対
して2個の鎖錠ばね22を設けるようにする。また、各
端子板21に対応する部位には、電線挿入口23は2個
ずつ設けられる。解除片24は、各端子板21に対応す
る2個の係止片22aの間に一部が挿入される押圧片2
4aを一端部に備え、他端部がボディ11に一体に結合
された略J形に形成されている。解除片24は、可撓性
を有しており、電線挿入口23の近傍部位をボディ11
の中に押し込めば、押圧片24aからの押圧力によって
係止片22aが端子板21から離れる向きに撓み、外部
電線と係止片22aとの係合状態を解除することができ
るのである。
【0009】ところで、ボディ11の内部は、図6に示
すように、仕切壁13によって多数の区画に仕切られて
おり、各区画内にそれぞれ速結端子2が納装されること
によって、速結端子2の位置決めがなされ、かつ、速結
端子2が互いに接触しないようにしている。また、カバ
ー12の内周面には、速結端子2の各端子板21に対し
て各一対の位置決めリブ16が突設され、ボディ11と
カバー12とを結合したときに、端子板21の中央片に
位置決めリブ16の先端面が当接することによって端子
板21のがたつきが防止される。速結端子2の端子板2
1の中央片には、図5に示すように、中央片と同じ面内
で脚片よりも外側に突出する接続片21aが一体に形成
されている。接続片21aは、仕切壁13に形成された
保持溝14(図6参照)に挿入される。仕切壁13には
保持溝14に直交する接続溝15が形成され、速結端子
2の間を互いに電気的に接続する内部配線用のリード板
3に設けた圧接片3aが接続溝15に挿入されるように
なっている。圧接片3aは、先端縁に臨んで開放された
圧接スリット3bを備え、接続片21aを保持溝14に
挿入した状態で、圧接片3aを接続溝15に挿入する
と、接続片21aが圧接スリット3bの中に圧入され
て、端子板21とリード板3とが圧接された状態で電気
的に接続されるのである。
【0010】本実施例では10回線用の端子台を示して
おり、第1図(a)の横一列が1回線に対応するように
なっている。すなわち、1回線について4個の速結端子
2を用いており、各回線内では、図6に示すように、一
対のリード板3によって、右から1個目と左から2個
目、右から2個目と左から1個目の各速結端子2を電気
的に接続する。右の2個の速結端子2の各電線挿入口2
3のうち、右側の電線挿入口23が入力端子として用い
られ、左側の電線挿入口23が出力端子として用いられ
る。また、左の2個の速結端子2は送り端子として用い
られる。また、右の2個の速結端子2を入力端子、左の
2個を出力端子として用いるようにしてもよい。
【0011】カバー12には、図2に示すように、ボデ
ィ12の両側面に沿って立ち上がる立上片12aを介し
てボディ11の上面に略面一な一対のフランジ片17が
連続する。各フランジ片17は、図3に示すように薄肉
であって、図1(a)に示すように、各回線に対応した
結束孔17aを備えている。結束孔17aは、外側縁の
一部が入線用スリット17bによって切れており、速結
端子2に接続された外部電線を入線用スリット17bを
通して結束孔17aに導入することによって、外部電線
が整然とまとまるようにしている。ここで、入線用スリ
ット17bは狭幅であるが、フランジ片17が薄肉であ
るから、入線用スリット17bの両側でフランジ片17
を厚み方向に撓ませることによって外部電線を結束孔1
7aに導入することができるのである。
【0012】基台1の中心線上の2箇所には、基台1の
表裏に貫通した取付孔4が形成されており、図5に示す
ように、取付孔4に取付ねじ5を挿入することによっ
て、MDFの中に配設された木製の取付板6などに固定
することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のように、各入力端子およ
び各出力端子が、端子板と鎖錠ばねと解除片とを備える
速結端子によって構成されているので、基台に設けた電
線挿入口から接続すべき外部電線を挿入するだけで、係
止片および接触片と端子板との間で外部電線が挟持され
て外部電線の電気的接続がなされるとともに、係止片の
先端縁が外部電線を係止して外部電線の機械的固定がな
され、結線作業に要する時間が大幅に短縮されるという
利点を有する。その結果、結線作業が、外部電線の絶縁
被覆を除去する作業と、外部電線を電線挿入口に挿入す
る作業との簡単な作業になり、半田や端子ねじを用いて
いた従来構成に比較して作業性が大幅に向上するという
利点がある。また、速結端子は基台の外部に導電部が露
出せず、しかも、外部電線の挿入方向において接触面積
を確保するから、解除片が基台に一体に設けられている
こととあいまって、単位個数当たりの基台の表面積を小
さくすることができるのであって、小型化につながると
いう効果を奏する。加えて、入力端子と出力端子とを接
続するリード板が端子板に設けた接続片と圧接接続され
る圧接スリットを備えるから、入力端子および出力端子
の端子板とリード板とを圧接接続により簡単に接続する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を示し、(a)は平面図、(b)は一部
切欠断面図である。
【図2】実施例を示す正面図である。
【図3】実施例を示す側面図である。
【図4】実施例を示す要部平面図である。
【図5】実施例を示す断面図である。
【図6】実施例を示すボディの一部切欠下面図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 基台 2 速結端子 21 端子板 22 鎖錠ばね 22a 係止片 22b 接触片 23 電線挿入口 24 解除片 24a 押圧片
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/22 H01R 4/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機回路および端末器等への出力回路
    を収容する配線盤であるMDFの端子台であって、交換
    機回路を接続する多数の入力端子と出力回路を接続する
    多数の出力端子とがそれぞれ対をなすようにリード板を
    介して接続され、各入力端子および各出力端子は、基台
    内に収納された端子板と、端子板にそれぞれ対向して配
    設され端子板に向かう向きのばね力を有した係止片およ
    び接触片を備えていて基台に形成された電線挿入口を通
    して挿入される外部電線を係止片および接触片と端子板
    との間に挟持する板ばねよりなる鎖錠ばねと、係止片に
    当接可能な押圧片を一端部に備え他端部が基台に一体に
    連続した可撓性を有する解除片とを備え、係止片は外部
    電線が挿入される向きに向かって端子板との距離を小さ
    くするように傾斜していて先端縁が外部電線に係合して
    外部電線の抜け止めをし、解除片は基台に対して内側に
    押し込んだときに係止片と端子板との距離を広げるよう
    に押圧片が係止片を押圧して外部電線との係合状態を解
    除する構成を有し、リード板が端子板に設けた接続片と
    圧接接続される圧接スリットを備えることを特徴とする
    MDFの端子台。
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