JP2001061217A - 配線基板の製造方法と電気接続箱 - Google Patents
配線基板の製造方法と電気接続箱Info
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Abstract
で、回路変更にも容易に対応することが可能な配線基板
の製造方法と電気接続箱を提供する。 【解決手段】 絶縁板1に電線2をそれぞれ異なる第1
及び第2の方向に巻き付ける工程、電線2を所望の位置
で切断する工程、電線が交差する所望位置で接続する工
程及び電線の所望位置に接続端子4を取り付ける工程を
備えた配線基板5の製造方法と、製造された配線基板を
ケース内に収納して製造される電気接続箱。
Description
法とこの方法によって製造された配線基板を用いた電気
接続箱に関する。
続箱は、従来、例えば、銅条を所望の回路形状に打ち抜
いた種々のバスバーを使用し、これらのバスバーを絶縁
板に取り付けたり、複数の絶縁板間に配置して積層した
りして配線基板とし、この配線基板をケース内に収納し
て製造していた。
続箱は、全種類のバスバーに対応したそれぞれの金型を
多数必要とし、製造コストが高いうえ、設計変更に伴う
回路変更があった場合には、全ての金型を再度作らなけ
ればならなず、回路変更が難しいという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、金型を必要
とするバスバーを使用せず、安価で、回路変更にも容易
に対応することが可能な配線基板の製造方法と電気接続
箱を提供することを目的とする。
本発明の配線基板の製造方法においては、絶縁板に電線
をそれぞれ異なる第1及び第2の方向に巻き付ける工
程、前記電線を所望の位置で切断する工程、前記電線が
交差する所望位置で接続する工程及び前記電線の所望位
置に接続端子を取り付ける工程を備えた構成としたので
ある。
気接続箱においては、前記製造方法によって製造された
配線基板をケース内に収納して製造される構成としたの
である。
法と電気接続箱に係る一実施形態を図1乃至図13に基
づいて詳細に説明する。本発明の配線基板の製造方法に
おいては、ポリプロピレン(PP)やポリブチレンテレ
フタレート(PBT)等から成形された図1に示す電気
絶縁性を有する絶縁板1を用いる。
周縁に、図1及び図2に示すように、電線2を収納する
多数の収納溝1aが所定ピッチで形成され、各収納溝1
aには圧接端子2を取り付ける端子溝1b(図2,図7
参照)が設けられている。そして、配線基板の製造に際
しては、先ず、長辺側の多数の収納溝1aを利用し、図
1に示すように、絶縁板1の幅方向に電線2を巻き付け
る。
し、図3に示すように、先に巻き付けた電線2と直交す
る絶縁板1の長手方向に電線2を重ねて巻き付ける。絶
縁板1への電線2の巻き付けに際し、絶縁板1の長辺や
短辺の中央を図示しない回転装置の把持部材で順次把持
し、絶縁板1を回転させる。次いで、図4に示すよう
に、巻き付けた電線2を所望の回路が形成されるように
適宜の位置で切断する。
型の圧接端子3を電線2が交差している所望の位置に組
み付ける。これにより、交差している電線2が、圧接端
子3によって相互に電気的に接続される。そして、図6
及び図7に示すように、各端子溝1bにオス型の圧接端
子4を組み付け、配線基板5が製造される。
するバスバーを使用しないので、金型製作に伴うコスト
を削減して安価に配線基板を製造することができる。ま
た、配線基板5は、電線2を適宜の位置で切断すると共
に、ジョイント型の圧接端子3を電線2が交差している
所望の位置に組み付けるので、回路変更にも容易に対応
することが可能である。
図9に示すように、互いに嵌合されるアッパケース12
とロアケース13とを有するケース11内に収納して電
気接続箱10とされる。このとき、電気接続箱10は、
図示のように、アッパケース12とロアケース13の外
周にコネクタカバー14〜16が取り付けられる。アッ
パケース12及びロアケース13は、扁平な矩形の箱状
に成形され、周囲にコネクタカバー14〜16を取り付
ける溝12a,13aが設けられ、内側にはリブ12
b,13bが形成されている。
4a〜16aに四角筒状のコネクタハウジング14b〜
16bが複数形成され、ベース板14a〜16aには、
配線基板5の多数の圧接端子4を挿通する複数の端子孔
14c〜16cが形成されている。ここで、図9は斜視
図で、アッパケース12の溝12a,リブ12b並びに
コネクタカバー14,15の端子孔14c,15cは見
えないので、図示されていない。
以下のようにして製造される。先ず、ロアケース13の
溝13aにベース板14a〜16aの下縁を差し込むと
共に、配線基板5の多数の圧接端子4をベース板14a
〜16aに形成された対応する端子孔14c〜16cに
挿通し、配線基板5をロアケース13の内側に搭載す
る。
板5を搭載したロアケース13に被せ、溝12aにベー
ス板14a〜16aの上縁を差し込み、アッパケース1
2とロアケース13とを嵌合させると、図8に示す電気
接続箱10の製造が完了する。このとき、電気接続箱1
0は、バスバーを使用しない扁平な配線基板5を用いて
いるので、安価に製造できる。また、配線基板5は、電
線2を適宜の位置で切断すると共に、ジョイント型の圧
接端子3を電線2が交差している所望の位置に組み付け
るので、回路変更にも容易に対応することが可能であ
る。
20のように、絶縁板1と同様に構成される絶縁板21
に電線22を幅方向及び長手方向に巻き付ける。そし
て、電線22を所望位置で切断すると共に、電線22が
交差する所望位置にジョイント型の圧接端子23を組み
付ける。そして、交差している電線22を圧接端子23
により相互に電気的に接続し、板面から上方向あるいは
下方向に突出する圧接端子24を絶縁板21に取り付け
ても、配線基板5と同様の効果を発揮することができ
る。
複数のバスバー26と絶縁板27とを有するバスバー配
線体25に搭載すると、所望のバスバー相互間を所望の
電線22で接続することができる。このとき、各バスバ
ー26は、回路形状を考慮して所望形状に成型され、複
数の圧接端子26aとタブ端子26bを有し、それぞれ
絶縁板27から上下方向に突出している。
25に搭載した状態で、図示しないアッパケースとロア
ケースとを有するケース内に収納すると、電気接続箱1
0と同様の効果を発揮する電気接続箱を簡単に製造する
ことができる。また、本発明の電気接続箱は、図12に
示す電気接続箱30のように、アッパケース32とロア
ケース33を有するケース31内に配線基板35を収納
しても電気接続箱10と同様の効果を発揮することがで
きる。
扁平な矩形の箱状に成形されている。アッパケース32
は、図示のように、上部にコネクタハウジング32aと
接続ハウジング32bが設けられている。コネクタハウ
ジング32aは、所望のコネクタが接続される。接続ハ
ウジング32bは、リレー,ヒューズ,コンデンサ,ダ
イオード,電子制御装置(ECU)等の電子部品34が
接続される。ロアケース33は、内側にリブ33aが複
数形成されている。
定ピッチで形成される多数の収納溝1aと、端子溝1b
(図2,図7参照)とを有する絶縁板1に電線2を巻き
付けて製造される。このとき絶縁板1は、長辺や短辺の
中央を図示しない回転装置の把持部材で順次把持し、長
手方向と幅方向にそれぞれ回転させることで電線2が巻
き付けられる。巻き付けられた電線2は、所望の回路が
形成されるように適宜の位置で切断される。
電線2が交差する適宜位置にジョイント型の圧接端子3
が、コネクタハウジング32aと対応する位置に圧接端
子36,37が、接続ハウジング32bと対応する位置
に圧接端子38が、それぞれ組み付けられる。従って、
圧接端子36,37はコネクタハウジング32aに接続
したコネクタと、圧接端子38は接続ハウジング32b
を介して電子部品34と、それぞれ接続される。
いては、四角形状の絶縁板1,21を使用したが、絶縁
板の形状はこれに限定されるものではなく、使用目的に
応じて角部や一部を切除したり、四角形以外の種々の形
状とすることができる。例えば、図13に示す配線基板
40のように、四角形状の絶縁板の角部を切除し、形成
される斜辺部40eにも配線基板5と同様に構成される
収納溝と端子溝(共に図示せず)を設ける。そして、配
線基板40は、この端子溝に圧接端子4を取り付け、斜
め外方から図示しないコネクタを接続する構造として
も、上記実施形態で説明した配線基板5,20と同じ効
果を発揮することができる。
収納する多数の収納溝40aが所定ピッチで形成され、
各収納溝40aには圧接端子2を取り付ける端子溝(図
示せず)が設けられている。また、配線基板40は、電
線2が交差する適宜位置に、図示のようにジョイント型
の圧接端子3が組み付けられている。尚、本発明の配線
基板の製造方法においては、絶縁板1,21や配線基板
40を固定し、電線側を移動させることによって、電線
を巻き付けて布線してもよい。
要とするバスバーを使用せず、安価で、回路変更にも容
易に対応することが可能な配線基板の製造方法と電気接
続箱を提供することができる。
に第1の方向に電線を巻き付けた状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
の斜視図である。
を互いに接続する状態を示す図4の絶縁板の斜視図であ
る。
配線基板とする状態を示す斜視図である。
を用いた電気接続箱の斜視図である。
る状態を示す分解斜視図である。
斜視図である。
体の斜視図である。
ので、電気接続箱の分解斜視図である。
示す斜視図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 絶縁板に電線をそれぞれ異なる第1及び
第2の方向に巻き付ける工程、前記電線を所望の位置で
切断する工程、前記電線が交差する所望位置で接続する
工程及び前記電線の所望位置に接続端子を取り付ける工
程を備えたことを特徴とする配線基板の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1の製造方法によって製造された
配線基板をケース内に収納して製造されることを特徴と
する電気接続箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000153264A JP4070062B2 (ja) | 1999-06-17 | 2000-05-24 | 配線基板の製造方法と電気接続箱 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17106599 | 1999-06-17 | ||
JP11-171065 | 1999-06-17 | ||
JP2000153264A JP4070062B2 (ja) | 1999-06-17 | 2000-05-24 | 配線基板の製造方法と電気接続箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001061217A true JP2001061217A (ja) | 2001-03-06 |
JP4070062B2 JP4070062B2 (ja) | 2008-04-02 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000153264A Expired - Fee Related JP4070062B2 (ja) | 1999-06-17 | 2000-05-24 | 配線基板の製造方法と電気接続箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4070062B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006013509A (ja) * | 2004-06-28 | 2006-01-12 | General Electric Co <Ge> | 巻付け式配線を備えた高密度パッケージ |
JP2009005521A (ja) * | 2007-06-22 | 2009-01-08 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 車載用の電気接続箱 |
-
2000
- 2000-05-24 JP JP2000153264A patent/JP4070062B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP4070062B2 (ja) | 2008-04-02 |
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