JPH0973765A - ダンパー装置及び該装置搭載の情報機器 - Google Patents

ダンパー装置及び該装置搭載の情報機器

Info

Publication number
JPH0973765A
JPH0973765A JP23005595A JP23005595A JPH0973765A JP H0973765 A JPH0973765 A JP H0973765A JP 23005595 A JP23005595 A JP 23005595A JP 23005595 A JP23005595 A JP 23005595A JP H0973765 A JPH0973765 A JP H0973765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
damper
cover
main body
shaft hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23005595A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Kojima
正喜 児島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP23005595A priority Critical patent/JPH0973765A/ja
Publication of JPH0973765A publication Critical patent/JPH0973765A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンパー本体の軸孔に挿軸を挿入し単に摩擦
嵌合しただけの構成では、挿軸の抜出方向の振動に対し
て挿軸と軸孔との間で滑りを生じ易く、オイルの粘性に
より確実かつ有効に振動を減衰することができなかっ
た。 【解決手段】 ダンパー本体60の柔軟部62に軸孔6
2aを形成し、その先端に径大部62bを形成する一
方、挿軸64の先端に拡張部64aを形成し、挿軸64
の拡張部64aを柔軟部62の柔軟性を利用して軸孔6
2aの径大部62bに係合する。この係合により、挿軸
64の挿脱何れの方向の振動に対してもオイル63の粘
性による減衰機能が確実かつ有効に発揮される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘性の高いオイル
等を利用するダンパー装置及び該装置搭載の情報機器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のダンパー装置を搭載す
る情報機器としては、例えばコンパクトディスク、ビデ
オディスク及びミニディスク等のディスク状記録媒体の
再生メカニズムを備える車載用の再生装置があり、この
再生装置の防振構造を図4に従って説明する。
【0003】図4において、1は本体フレーム、2は記
録媒体を再生するためのメカニズム(図示せず)を搭載
するシャーシであり、シャーシ2は主に矢印Z1,Z2
方向の振動を減衰するための第1のコイルスプリング3
をもって本体フレーム1に吊下支持される。4は本体フ
レーム1とシャーシ2間に張架状態にあって主に矢印X
1,X2方向の振動を減衰するための第2のコイルスプ
リング、5は本体フレーム1とシャーシ2間に介装状態
にあって主に矢印Y1,Y2方向の振動を減衰するため
のダンパー装置であり、これら第1,第2のコイルスプ
リング3,4及びダンパー装置5(各4個)の組み合わ
せによって矢印X1,X2方向、矢印Y1,Y2方向及
び矢印Z1,Z2方向の振動を減衰するようシャーシ2
を防振支持していた。
【0004】従来使用されているダンパー装置5は、図
3に示すように、ゴム等の柔軟性を有する被覆体51、
該被覆体51内に封入したオイル52等の粘性の高い液
体及び被覆体51に被着するダンパーカバー53等によ
り構成したダンパー本体50と、挿軸54とからなり、
上記被覆体51には上記挿軸54を挿入するための軸孔
51aが形成されている。而して、上記被覆体51を本
体フレーム1側に、上記挿軸54をシャーシ2にそれぞ
れ装着し、オイル52の粘性を利用して主に矢印Y1,
Y2方向の振動を減衰する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のダンパ
ー装置においては、挿軸54を被覆体51の軸孔51a
に挿入し単に摩擦嵌合しただけであるため、挿軸54は
抜出方向の振動時に軸孔51aとの間で滑りを生じ易
く、その結果、オイル52の粘性によるダンパー機能が
有効に発揮されず、ダンパー装置各単体について見れ
ば、矢印Y1,Y2の何れか一方の振動に対して有効に
機能するだけで、余り優れたものと称し得ないものであ
った。
【0006】又、このようなダンパー装置を搭載する情
報機器では、例えば4個のダンパー装置を使用するも全
てのダンパー装置が矢印Y1,Y2で示す双方向の振動
の減衰に有効に機能せず、特に矢印Y1,Y2方向の振
動に対して充分な防振効果を期待できないという問題が
あり、しかも、挿軸54と軸孔51aとの相対運動によ
って互いに摩耗し易く、耐久性の面からも問題を有する
ばかりか、情報機器の組み立て作業中に挿軸54が被覆
体51から脱落し易く、作業性の低下をも招くことにな
っていた。
【0007】しかるに、本発明では、何れの方向の振動
に対しても充分な減衰機能を発揮できるダンパー装置を
提供し、さらに防振、耐久性及び作業性の何れの面から
も優れた情報機器を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明で
は、柔軟性を有する被覆体及びこれに封入する粘性の高
い液体からなり、上記被覆体に軸孔を形成したダンパー
本体と、上記被覆体の軸孔に挿入する挿軸と、上記被覆
体と上記挿軸間に介設され、上記挿軸の軸方向において
係合する係止手段とによりダンパー装置を構成する。こ
の構成により、挿軸の挿脱何れの方向の振動に対しても
液体の粘性を有効に利用して充分な減衰機能が発揮され
る。
【0009】請求項2に係る発明では、請求項1記載の
ダンパー装置において、上記係止手段は上記被覆体の軸
孔の先端に形成する径大部と、上記挿軸の先端に形成す
る拡張部とにより構成する。この構成により、請求項1
による作用に加えて、挿軸の拡張部を被覆体の柔軟性を
利用して軸孔の径大部に容易に係合でき、しかも、その
係合によって挿軸が不用意に脱落することがなくなると
いう作用を有する。
【0010】請求項3に係る発明では、請求項1または
2記載のダンパー装置をもって再生メカニズム搭載のシ
ャーシを本体フレームに防振支持する情報機器におい
て、上記シャーシの両側に上記挿軸をそれぞれ複数本装
着する一方、上記本体フレーム側には上記各挿軸に対応
して上記ダンパー本体をそれぞれ装着したことにより、
シャーシ両側のダンパー装置の全てが挿軸の挿脱何れの
方向の振動に対しても優れた減衰機能を発揮し、充分な
防振効果を期待できることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図1及び図2に示した本発明
の実施例について詳細に説明する。図1は本発明の実施
例に係るダンパー装置を示す断面図、図2は同ダンパー
装置を搭載する情報機器の防振構造を説明するための図
である。尚、図2において、図4と共通する部分につい
ては図4と共通の符号を付してある。
【0012】図1に示すダンパー装置6は、本体フレー
ム(固定部)1に取り付けるためのフランジ61aを有
する剛性のベース部61、ゴム等の柔軟性を有する材料
により成形した柔軟部62及びオイル63等の粘性の高
い液体により構成したダンパー本体60と、シャーシ
(可動部)2に固定する挿軸64とにより構成される。
上記ベース部61と柔軟部62とは内部に密閉空間を形
成してオイル63を封入するものであって、本発明にお
ける柔軟性を有する被覆体を構成する。
【0013】上記柔軟部62は軸孔62aを形成し、こ
の軸孔62aの先端に径大部62bを形成する一方、上
記挿軸64の先端には上記径大部62bに係合可能な拡
張部64aを形成する。而して、上記挿軸64は柔軟部
62の軸孔62に挿入することにより、先端の拡張部6
4aを柔軟性を利用して軸孔62aの径大部62bに係
合する。
【0014】従って、拡張部64aと径大部62bとの
係合により挿軸64の挿脱方向の何れの方向の動きに対
しても柔軟部62が応動し、この柔軟部62の動きに対
してオイル63の粘性がダンパー機能を発揮する。即
ち、ダンパー装置60は挿軸64の挿脱方向の何れの方
向の振動に対しても同様に優れた減衰機能を発揮するこ
とになり、しかも、挿軸64と軸孔62aとの相対運動
がなくなることによって、摩耗等による耐久性の低下も
解消される。又、拡張部64aと径大部62aとの係合
によりダンパー本体60と挿軸64とが不用意に分離す
ることがなく、取り扱いや部品管理も容易に行えること
になる。
【0015】次に、図2において、シャーシ2の両側に
各2個の挿軸64をそれぞれ固定する一方、それぞれの
ダンパー本体60をベース部61のフランジ部61aを
利用して本体フレーム1に固定する。この時、ダンパー
本体60と挿軸64が不用意に分離することがないた
め、組み立て作業中にダンパー本体60の脱落等が皆無
となり、作業性の向上が図られる。
【0016】又、シャーシ2に加わる矢印Y1,Y2の
何れの方向の振動に対しても、左右両側の全てのダンパ
ー装置がダンパー機能を発揮し、従って、第1及び第2
のコイルスプリング3,4との共働により矢印X1,X
2方向、矢印Y1,Y2方向及び矢印Z1,Z2方向の
振動を効果的に減衰し情報機器として充分な防振効果を
発揮できることになる。
【0017】尚、上記実施例では、ダンパー本体60を
本体フレーム1側に、挿軸64をシャーシ2側にそれぞ
れ固定しているが、ダンパー本体60をシャーシ2側
に、挿軸64を本体フレーム1側にそれぞれ固定しても
よい。
【0018】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、挿軸の挿
脱何れの方向の振動に対しても液体の粘性による減衰機
能を充分に発揮させることができ、実用上優れたダンパ
ー装置を提供することができる。
【0019】又、請求項2に係る発明によれば、請求項
1による効果に加えて、挿軸の拡張部を被覆体の柔軟性
を利用して軸孔の径大部に容易に係合でき、しかも、そ
の係合によってダンパー本体と挿軸が不用意に分離・脱
落することがなく、取り扱いや部品管理が容易になる、
等の効果も奏する。
【0020】請求項3に係る発明によれば、請求項1ま
たは2記載のダンパー装置をもって再生メカニズム搭載
のシャーシを本体フレームに防振支持することにより、
シャーシ両側のダンパー装置の全てが挿軸の挿脱何れの
方向の振動に対しても優れた減衰機能を発揮し、情報機
器において充分な防振効果を期待でき、しかも、ダンパ
ー本体と挿軸との不用意な分離・脱落や、挿軸と軸孔と
の相対運動がなくなることに伴って、組み立ての作業性
や耐久性の向上も図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るダンパー装置を示す断面
【図2】同ダンパー装置を搭載する情報機器の防止構造
を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は
正面図、(c)は側面図
【図3】従来のダンパー装置を示す断面図
【図4】同ダンパー装置を搭載する情報機器の防止構造
を説明するための図であり、(a)は平面図、(b)は
正面図、(c)は側面図
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 シャーシ 6 ダンパー装置 60 ダンパー本体 61 ベース部 62 柔軟部 62a 軸孔 62b 径大部 63 オイル(液体) 64 挿軸 64a 拡張部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟性を有する被覆体及びこれに封入す
    る粘性の高い液体からなり、上記被覆体に軸孔を形成し
    たダンパー本体と、 上記被覆体の軸孔に挿入する挿軸と、 上記被覆体と上記挿軸間に介設され、上記挿軸の軸方向
    において係合する係止手段とにより構成し、 上記被覆体もしくは上記挿軸の何れか一方を固定部に、
    他方を可動部にそれぞれ装着することを特徴とするダン
    パー装置。
  2. 【請求項2】 上記係止手段は、上記被覆体の軸孔の先
    端に形成する径大部と、上記挿軸の先端に形成する拡張
    部とにより構成し、 上記挿軸の拡張部を上記被覆体の柔軟性を利用して上記
    軸孔の径大部に係合させることを特徴とする請求項1記
    載のダンパー装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のダンパー装置を
    もって再生メカニズム搭載のシャーシを本体フレームに
    防振支持する情報機器において、 上記シャーシの両側に上記挿軸をそれぞれ複数本装着す
    る一方、 上記本体フレーム側には上記各挿軸に対応して上記ダン
    パー本体をそれぞれ装着したことを特徴とする情報機
    器。
JP23005595A 1995-09-07 1995-09-07 ダンパー装置及び該装置搭載の情報機器 Pending JPH0973765A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23005595A JPH0973765A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 ダンパー装置及び該装置搭載の情報機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23005595A JPH0973765A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 ダンパー装置及び該装置搭載の情報機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0973765A true JPH0973765A (ja) 1997-03-18

Family

ID=16901859

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23005595A Pending JPH0973765A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 ダンパー装置及び該装置搭載の情報機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0973765A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054634A1 (ja) * 2004-11-18 2006-05-26 Pioneer Corporation ダンパ機構
US8238613B2 (en) 2003-10-14 2012-08-07 Thomson Licensing Technique for bit-accurate film grain simulation

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8238613B2 (en) 2003-10-14 2012-08-07 Thomson Licensing Technique for bit-accurate film grain simulation
WO2006054634A1 (ja) * 2004-11-18 2006-05-26 Pioneer Corporation ダンパ機構
JPWO2006054634A1 (ja) * 2004-11-18 2008-08-07 パイオニア株式会社 ダンパ機構
JP4571949B2 (ja) * 2004-11-18 2010-10-27 パイオニア株式会社 ダンパ機構

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5595430A (en) Resilient retainer for vibration sensitive components
JP2009264483A (ja) 緩衝部材
JPH0973765A (ja) ダンパー装置及び該装置搭載の情報機器
JPH0745057A (ja) 光ディスクプレーヤーの防振防衝装置
JP2007333128A (ja) コイルスプリング及びこれを用いた防振装置
JP4020263B2 (ja) 粘性流体封入ダンパー
JP2006161985A (ja) 電子機器
JP2657845B2 (ja) 防振用ダンパ
JPH08210439A (ja) サージング防止機構を備えた圧縮コイルバネ及びこの圧縮コイルバネを用いた防振装置
KR101093991B1 (ko) 하드디스크 드라이브의 방진 구조
KR101421725B1 (ko) 방진고무 및 이를 이용한 평면 디스플레이 기기에 장착되는하드 디스크의 방진기구
JP3710295B2 (ja) 防振装置
JP2584097B2 (ja) 記録再生装置とクーロンダンパおよび防振方法
JP4169148B2 (ja) 緩衝部材の取付構造
JPH11182623A (ja) 振動減衰機構
JP2855906B2 (ja) 防振用多軸異方性ダンパおよび記録再生装置
JP4080727B2 (ja) 粘性流体封入ダンパー
JP4033535B2 (ja) 振動吸収装置
JPH0531753Y2 (ja)
JP3201067B2 (ja) 車載用電子機器の防振装置
JP2010281425A (ja) 粘性流体封入ダンパー
JP3545072B2 (ja) 電子機器用ダンパー装置
JP2001126462A (ja) 防振機構及び携帯型情報記録再生装置
JP2000163945A (ja) 光ディスク装置防振機構
JPS61104477A (ja) 車載用音響装置