JP2657845B2 - 防振用ダンパ - Google Patents

防振用ダンパ

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JP2657845B2
JP2657845B2 JP2035455A JP3545590A JP2657845B2 JP 2657845 B2 JP2657845 B2 JP 2657845B2 JP 2035455 A JP2035455 A JP 2035455A JP 3545590 A JP3545590 A JP 3545590A JP 2657845 B2 JP2657845 B2 JP 2657845B2
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清司 森川
敦 黒沢
整 大西
清人 梶原
薫 武正
修 北沢
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、浮遊機構部とケース等の外殻部材との間に
配置され、浮遊機構部に不測の振動が伝わることを防止
するときに使用されるダンパに関する。
[従来の技術] 家庭用のCDディスク再生装置等の機器は、水平位置に
おかれることを前提として設計されている。これに対
し、車載用の機器は、それを縦置きにして設計されてい
る。
この点に関し、本発明者は、横置き及び縦置きのいず
れもが可能であり、且つ設置姿勢に適合したピックアッ
プを行うことができるディスク再生装置を開発し、たと
えば第2図に示すような構造をもつディスク再生装置を
特願平1−109666号で紹介している。
このディスク再生装置1は、外装としての外側ケーシ
ング2をもっており、この外側ケーシグ2内で支持フレ
ーム3を四隅に設けたダンパ4,4…4によってフローテ
ィング支持している。ダンパ4は、シリコンオイル等の
粘性オイルが充填されたものである。ダンパ4に一端に
挿入されている支持棒4aが支持フレーム3に設けられた
支持板bに取り付けられており、ダンパ4の後部は外側
ケーシング2に固定されている。
支持フレーム3内にはマガシンMが収納されている。
マガシンMには、複数のトレイtが上下に積層され、こ
れらトレイtの中央にコンパクトディスクdが収納され
ている。
マガシンMが前面の開口5を通って支持フレーム3内
に収納された後、蹴り出し機構でマガシンM内の所定の
トレイが一枚ずつ蹴り出される。蹴り出されたトレイt
は、図示した位置に位置決めされる。この位置で、コン
パクトディスクdが保持されて所定の回転速度で回転さ
れ、コンパクトディスクd上の情報がピックアップ30に
よって読み取られるようになっている。
このディスク再生装置1は、車載用に開発されたもの
であるので、第7図に示すように横置きにされたり、或
いは第7図の状態から90度垂直方向に起こして縦置きと
されて、通常車の後部にあるトランク内に収納される。
そして、運転室の操作パネルでの操作によって、所望の
ディスクdがトレイtと共に第1図に示すような位置に
蹴り出され、ディスクd上の情報がピックアップ30によ
って読み取られる。
横置き及び縦置きの両方を可能とするため、支持フレ
ーム3の側面と3aと外側ケーシング2の側面2aとの間
で、一対の防振バネ11を装置1本体の両側に配置してい
る。なお、側面2a、3aとしては、装置1が横置き或いは
縦置きの何れの状態にあっても、天地の関係にならない
面を選んでいる。
防振バネ11は、ダンパ4と協働して、走行時間に車両
から伝えられる衝撃や振動等を吸収するものである。こ
の防振バネ11は、その下端が支持フレーム3の側面3aに
固着された支持棒10に回動自在に取り付けられた回動板
12の突出端部12aに固着されている。
回動板12は、支持軸13によって外側ケーシング2の側
面2aに枢着されており、また支持軸13を中心として点対
称に円弧状の開口14、15が設けられている。
これら円弧状の開口14、15は、支持軸13を中心として
90度の角度範囲にわたって形成されている。そして、円
弧状の開口14、15に、外側ケーシング2の側面2aに固着
されたガイド軸16、17がそれぞれ係合している。
第2図に示した横置き状態からディスク再生装置1を
縦置き状態に変えるときには、外側ケーシング2の両側
内面に設けた合計4個の回転板12を同一方向に90度回転
させる。そして、それぞれの防振バネ11を外側ケーシン
グ2の奥行き方向に一致させ、外側ケーシング2内で奥
行き方向に支持フレーク3を吊り下げる。
[発明が解決しようする課題] この支持フレーム3のような浮遊機構部をフローティ
ング支持するために使用される防振用ダンパとしては、
第3図に示すように、軟質ゴム製のタンパaにシリコン
オイル等の粘性が高いオイルbを充填し、硬質ゴム製の
ホルダcに嵌め込んだものが従来から使用されている。
そして、ダンパaの浮遊機構部側表面に形成した軸孔d
に支持棒eを差し込んでいる。
ところが、外部から何等かの衝撃や振動等が加えられ
ると、その外力に応じて支持棒eが移動する。そして、
第4図に示すように、ダンパa全体が変形し、一側では
ダンパaとホルダcとの間に隙間fが生じ、他側ではホ
ルダcの周壁に軸孔dが接近して、その間にある粘性オ
イルbが少なくなる。
このようなダンパaの変形があるとき、粘性オイルb
の撹拌が抑制され、本来要求されている防振効果が半減
する。その結果、衝撃、振動等が充分に吸収されずに、
内部にある浮遊機構部に伝えられ、機器の損傷や再生装
置等にあってはノイズ発生等の原因となる。
そこで、本発明にあっては、このような問題を解消す
べく案出されたものであり、ダンパとホルダとが離間す
ることを防止することによって、ダンパに充填されてい
る粘性オイルの撹拌状態を良好に維持し、外力を充分に
吸収して内部の浮遊機構部に不測の衝撃や振動等を防振
ダンパを提供することを目的とする。
[課題を解決する手段] 本発明の防振用ダンパは、内部に粘性オイルが充填さ
れるとともに支持棒挿入用の軸孔が形成された袋部と軸
孔を取り囲むように袋部に連設されたフランジ部とから
なる軟質ゴム製ダンパと、軟質ゴム製ダンパを包囲する
包囲部と包囲部に連設するフランジ部とからなる剛性が
高い筒状ホルダとを備える防振用ダンパであって、筒状
ホルダのフランジ部と協働して軟質ゴム製ダンパのフラ
ンジ部を挟持する挟持部材を備え、軟質ゴム製ダンパの
袋部の周壁と筒状ホルダの包囲部とを一体化することを
特徴とする。
[作用] 本発明の防振用ダンパにおいては、軟質ゴム製ダンパ
の袋部は剛性の高い筒状ホルダの包囲部に一体化されて
いるので、浮遊支持機構の支持棒が外力によって移動し
ようとしても、その移動は軟質ゴム製ダンパの袋部のゴ
ム弾性で押さえられ、袋部が大幅に変形して筒状ホルダ
の包囲部の内壁との間に隙間を生じさせるようなことが
ない。従って、ダンパの内部空間に大きな形状変化は起
こらず、そこに充填されている粘性オイルの流動性は常
に良好な状態に維持される。
また、筒状ホルダのフランジ部と協働して軟質ゴム製
ダンパのフランジ部を挟持する挟持部材を備えること
で、軟質ゴム製ダンパのフランジ部を筒状ホルダのフラ
ンジ部に固定するようにしたので、外力により支持棒が
筒状ホルダから離れる方向に移動し、軟質ゴム製ダンパ
に筒状ホルダの包囲部から引き離される方向の力が加え
られたとしても、軟質ゴム製ダンパの袋部と筒状ホルダ
の包囲部が引き剥がされることはない。
[実施例] 以下、図面を参照しながら本発明の実施例を具体的に
説明する。
第1図は、軟質ゴムからなるダンパと剛性が高い材料
からなる筒状ホルダとを機械的な嵌め合わせによって一
体化したものである。
ダンパaは、内部に粘性オイルが充填される袋部a
1と、袋部の肩部から連続して設けられたフランジ部a2
とから構成されている。袋部a1には支持棒が差し込まれ
る軸孔dが設けられており、フランジ部a2は軸孔dを取
り囲むようその周囲に設けられている。
筒状に形成されたホルダcは、ダンパと一体化された
時に袋部a1を包囲する包囲部c1と、包囲部の肩部から連
続してホルダの全周にわたって形成されたフランジ部c2
とから構成されている。
固定リング1は、ダンパのフランジ部a2とホルダcの
フランジ部c2を固定するものであり、バネ弾性のある金
属材料で環状に成形されたものである。その脚部l1の一
端にはフランジ部a2に係合する爪部l2が設けられており
他端には平面部l3が設けられている。
ダンパaが挿入されたホルダcに固定リングlを嵌め
込み、爪部l2をフランジ部c2の先端に係合させると、固
定リングlの平面部l3によりダンパaのフランジ部a2
ホルダcのフランジ部c2に押圧される。
このとき図示されるように、ダンパaとホルダcとが
一体化されるので、ダンパaの袋部a1とホルダcの包囲
部c1との間に隙間が発生することはなくなり、袋部a1
充填されている粘性オイルの流動環境が確保される。ま
たそれとともに、固定リング1の平面部l3とホルダcの
フランジ部c2が協働してダンパaのフランジ部a2を挟持
するので、外力により支持棒が筒状ホルダから離れる方
向に移動し、軟質ゴム製ダンパに筒状ホルダの包囲部か
ら引き離される方向の力が加えられたとしても、軟質ゴ
ム製ダンパの袋部と筒状ホルダの包囲部が引き剥がされ
ることが防止される。
このように、大きな形状変化を抑えたダンパaを介し
て浮遊機構部を支持するとき、外側ケーシングに固定さ
れているダンパaを介して伝えられる衝撃、振動等の外
力は、粘性オイルの流動及び支持棒e挿着側のダンパa
の伸縮によって吸収される。そして、支持棒eから浮遊
機構部に伝えられる外力は極めて僅かなものとなり、浮
遊機構部の作動に悪影響を与えることがなくなる。
なお、ホルダcとしては、硬質ゴムに限ったものでは
なく、剛性が高いものである限り、金属、合成樹脂等の
材料を使用することができる。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明の防振用ダンパにおい
ては、軟質ゴム製ダンパの袋部は剛性の高い筒状ホルダ
の包囲部に一体化されているので、浮遊支持機構の支持
棒が外力によって移動しようとしても、その移動は軟質
ゴム製ダンパの袋部のゴム弾性で押さえられ、袋部が大
幅に変形して筒状ホルダの包囲部の内壁との間に隙間を
生じさせるようなことがない。従って、ダンパの内部空
間に大きな形状変化は起こらず、そこに充填されている
粘性オイルの流動性は常に良好な状態に維持される。
また、筒状ホルダのフランジ部と別個に用意された挟
持部材とによって、軟質ゴム製ダンパの袋部に形成され
た軸孔を取り囲むように設けられるフランジ部を挟持す
るようにしたので、支持棒の振動によりダンパの形状変
化量が最も大きくなる軸孔周辺の変形を防止することが
できるとともに、軟質ゴム製ダンパのフランジ部が筒状
ホルダのフランジ部に固定されるので、外力により支持
棒が筒状ホルダから離れる方向に移動し軟質ゴム製ダン
パに筒状ホルダの包囲部から引き離される方向の力が加
えられ場合でも、軟質ゴム製ダンパの袋部と筒状ホルダ
の包囲部の剥離は防止される。
これらにより、ダンパに充填されている粘性オイルの
流動状態は常に良好に維持され、衝撃、振動等は効率よ
く吸収される。従って、たとえば浮遊機構部として再生
装置等を使用する場合にあっては、衝撃、振動等に起因
したノイズの発生がなくなり、また再生装置自体の寿命
も長いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明における防振用ダンパの断面図、第2図
は本発明が適用される一例としての車載用CDディスク再
生装置、第3図及び第4図は従来の防振用ダンパ及びそ
の問題を説明するための図である。 a……ダンパ、b……粘性オイル c……ホルダ、d……軸孔 e……支持棒、f……隙間 l……固定リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武正 薫 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パイオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 北沢 修 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パイオニア株式会社川越工場内 合議体 審判長 鍛冶沢 実 審判官 高橋 美実 審判官 野村 亨 (56)参考文献 特開 平3−84243(JP,A) 実開 昭61−146639(JP,U) 実開 昭64−37995(JP,U) 実開 平3−91548(JP,U) 実開 昭60−163592(JP,U) 実開 昭63−115646(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に粘性オイルが充填されるとともに支
    持棒挿入用の軸孔が形成された袋部と該軸孔を取り囲む
    ように前記袋部に連設されたフランジ部とからなる軟質
    ゴム製ダンパと、 該軟質ゴム製ダンパを包囲する包囲部と該包囲部に連設
    するフランジ部とからなる剛性が高い筒状ホルダとを備
    える防振用ダンパであって、 前記筒状ホルダのフランジ部と協働して前記軟質ゴム製
    ダンパのフランジ部を挟持する挟持部材を備え、 前記軟質ゴム製ダンパの前記袋部の周壁と前記筒状ホル
    ダの前記包囲部とを一体化することを特徴とする防振用
    ダンパ。
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