JPH1163083A - ダンパー、防振装置及びディスク装置 - Google Patents

ダンパー、防振装置及びディスク装置

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JPH1163083A
JPH1163083A JP21605597A JP21605597A JPH1163083A JP H1163083 A JPH1163083 A JP H1163083A JP 21605597 A JP21605597 A JP 21605597A JP 21605597 A JP21605597 A JP 21605597A JP H1163083 A JPH1163083 A JP H1163083A
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JP
Japan
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damper
damping performance
peripheral wall
disk device
vibration
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JP21605597A
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Hirotsugu Ishii
洋次 石井
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダンパー性能をアタッチメント方式で簡単に
調整、変更することができるようにすること。 【解決手段】 ダンパー周壁4の外側に脱着可能で、か
つ、選択的に取り付けることができる1個〜複数個のダ
ンピング性能調整部材11を備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばハードディ
スクや光ディスク等を用いる車載用ディスク装置やカメ
ラ一体型ビデオレコーダ用ディスク装置等に適用するの
に最適なものであって、特に、ダンパー、防振装置及び
ディスク装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の発明者は、車載用やカメラ一体
型ビデオレコーダ用のディスク装置等の防振装置に適用
するのに最適なダンパーとして図8に示すシリコンオイ
ルダンパーD1を先に開発している。このシリコンオイ
ルダンパーD1は弾性部材であるゴム等で構成されたほ
ぼお椀状の弾性作用壁2とその弾性作用壁2の解放端を
密閉する蓋壁3とによって一体構造で密閉型の中空構造
体であるダンパー周壁4を構成し、その内部に粘性体で
あるシリコンオイル5を充填したものである。なお、弾
性作用壁2は薄肉で柔らかいゴム等で外周壁2aと蓋壁
3に対抗する側壁2bが一体成形されていて、蓋壁3は
厚肉でやや硬いゴム等で成形されている。そして、この
シリコンオイルダンパーD1は後述する防振装置21の
内側ケーシング22に加締め止め等にて植立されたダン
パーピン6の先端を弾性作用壁2の側壁2bの中央部の
内側に一体成形したほぼ筒形のオイル攪拌用突起部7の
中心穴8内に外側から脱着可能に嵌合させたものであ
る。なお、ダンパーピン6の先端に形成された大径部6
aをオイル攪拌用突起部7内の中心穴8の先端に形成さ
れた大径穴部8a内に圧入して、ダンパーピン6をオイ
ル攪拌用突起部7内に脱着可能に係止させている。ま
た、ダンパー周壁4を外側ケーシング23に形成された
ダンパー取付穴24に外側から嵌合させて、弾性作用壁
2及び蓋壁3で構成した外周フランジ部9をビス止め等
にて外側ケーシング23に外側から脱着可能に固定して
いる。
【0003】そして、このシリコンオイルダンパーD1
は、内側ケーシング22が外側ケーシング23に対して
X、Y、Zの3次元方向に振動する際に、オイル攪拌用
突起部7とダンパー周壁4の内面との間に存在するシリ
コンオイル5の粘性抵抗(流動抵抗)及びダンパー周壁
4の主として弾性作用壁2による弾性変形作用によって
ダンピング効果を発生して、その内側ケーシング22の
振動を減衰させるようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種シリコ
ンオイルダンパーD1では、ダンパー周壁4を構成して
いるゴム等の弾性部材の肉厚や硬さによって変化する弾
性変形率の差がダンピング特性に直接的な影響を与えて
しまう。即ち、図9に示したシリコンオイルダンパーD
1は、ダンパー周壁4の弾性作用壁2を構成しているゴ
ム等の弾性部材の肉厚を薄くするか、その弾性部材の硬
度を低くして、その弾性作用壁2の弾性変形率を大きく
したものである。この場合は、弾性作用壁2がシリコン
オイル5の圧力に耐え切れずに大きく弾性変形してしま
うために、シリコンオイル5の攪拌を十分行えず、その
粘性抵抗が小さくなることから、ダンピング性能が小さ
くなってしまう。なお、図11は、この図9に示したシ
リコンオイルダンパーD1の振動に対する周波数応答特
性を測定したデータであり、共振周波数f1 は小さく抑
えられるものの、共振ゲインq1 が高く、ダンピング性
能が低いことが判る。
【0005】次に、図10に示したシリコンオイルダン
パーD1は、ダンパー周壁4の弾性作用壁2を構成して
いるゴム等の弾性部材の肉厚を厚くするか、その弾性部
材の硬度を高くして、その弾性作用壁2の弾性変形率を
大きくしたものである。この場合は、弾性作用壁2がシ
リコンオイル5の圧力に耐えて、殆んど弾性変形しない
ために、シリコンオイル5の攪拌を十分に行えるので、
その粘性抵抗が大きくなることから、ダンピング性能を
高くすることができる。なお、図12は、この図10に
示したシリコンオイルダンパーD1の振動に対する周波
数応答特性を測定したデータを示したものであり、共振
ゲインq2 を低くして、ダンピング性能を高くできるも
のの、共振周波数f2 が高くなる傾向がある。
【0006】従って、このようなシリコンオイルダンパ
ーD1のダンピング性能の仕様を決定する際、ダンピン
グ性能を左右する共振ゲインと共振周波数が相反するト
レードオフの関係にあることから、従来は、ダンパー周
壁4を構成しているゴム等の弾性部材の肉厚及び硬度を
多数設定して、その中から最適なものを選択するより方
法がなく、要求されるダンピング性能を実現しようとす
る際の時間的及びコスト的に大きな障害になっていた。
また、従来は、一体構造で密閉型のダンパー周壁4を構
成しようとする限り、このダンパー周壁4の弾性作用壁
2と蓋壁3をゴム等の同一材質の弾性部材で構成するし
かなく、例えば、プラスチック等の極端に硬い材質とシ
リコンゲル材等の極端に柔らかい材質を組み合わせる等
の手法は現状では採用できない。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、ダンパー性能をアタッチメント方
式で簡単に調整、変更することができるようにしたもの
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のダンパーは、ダンパー周壁の外側に脱着可
能で、かつ、選択的に取り付けることができる1個〜複
数個のダンピング性能調整部材を備えたものである。
【0009】上記のように構成された本発明のダンパー
は、1個〜複数個のダンピング性能調整部材をダンパー
周壁の外側に脱着可能で、かつ、選択的に取り付けるこ
とにより、そのダンパー周壁の弾性変形率をアタッチメ
ント方式で簡単に変更できるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したダンパ
ー、防振装置及びディスク装置の実施の形態を図1〜図
7を参照して説明する。なお、図8〜図12と同一構造
部には同一の符号を付して説明の重複を省く。
【0011】まず、図1に示したダンパーである本発明
のシリコンオイルダンパーD2は、ダンパー周壁4を構
成している弾性作用壁2の外周壁2aの外周で、これら
弾性作用壁2及び蓋壁3で構成した外周フランジ部9と
の間に、環状溝10とリブ11とを一体成形したもので
ある。
【0012】そして、この図1では、ゴム等の弾性部材
によって環状に成形されていて、肉厚T1 を薄くする
か、硬度を低く設定したダンピング性能調整部材12を
環状溝10内にアタッチメント方式によって脱着可能
で、かつ、選択的に嵌合させたものである。なお、この
際、外側ケーシング23のダンパー取付穴24内に環状
溝10を嵌合させ、その外側ケーシング23とリブ11
との間で、環状溝10内にダンピング性能調整部材12
を嵌合させることによって、ダンパー周壁4を外側ケー
シング23にビス等を用いることなく脱着可能に取り付
けることができる。
【0013】そして、この図1に示した本発明のシリコ
ンオイルダンパーD2は、図8に示した従来のシリコン
オイルダンパーD1に比べて、ダンパー周壁4の弾性作
用壁2の外周がダンピング性能調整部材12によって補
強された形に構成されている。従って、図1に示した本
発明のシリコンオイルダンパーD2の弾性作用壁2の弾
性変形率は図9に示した従来のシリコンオイルダンパー
D1の弾性作用壁2の弾性変形率より小さくなることか
ら、この本発明のシリコンオイルダンパーD2のダンピ
ング性能は図9に示した従来のシリコンオイルダンパー
D1のダンピング性能より高くなる。
【0014】しかし、図1に示した本発明のシリコンオ
イルダンパーD2では、ダンピング性能調整部材12の
肉厚T1 を薄くするか、硬度を低く設定してあるので、
図2に示すように、内側ケーシング22に一定以上の振
動負荷が加えられた場合には、オイル攪拌用突起部7の
移動によるシリコンオイル5の一定圧力以上の力には弾
性作用壁2が耐え切れずに、この弾性作用壁2がダンピ
ング性能調整部材12と一体に弾性変形してしまうため
に、シリコンオイル5の粘性抵抗(流動抵抗)が上ら
ず、ダンピング性能が低めに設定されることになる。
【0015】そこで、図3に示すように、ゴム等の弾性
部材によって環状に構成されていて、肉厚T2 を厚くす
るか、硬度を高くしたダンピング性能調整部材13をシ
リコンオイルダンパーD2の環状溝10内にアタッチメ
ント方式によって脱着可能で、かつ、選択的に嵌合させ
ると、ダンパー周壁4の弾性作用壁2の補強強度が向上
し、この弾性作用壁2がシリコンオイル5の圧力に耐え
て、殆んど弾性変形しなくなるために、その粘性抵抗が
大きくなって、ダンピング性能が高くなる。
【0016】このように、本発明のシリコンオイルダン
パーD2によれば、肉厚T1 、T2や硬度の差によって
弾性変形率が種々の値に設定された1個または複数個の
ダンピング性能調整部材12、13を予め用意してお
き、これらのダンピング性能調整部材12、13を環状
溝10にアタッチメント方式によって脱着可能で、か
つ、選択的に嵌合させることによって、このシリコンオ
イルダンパーD2の共振ゲインと共振周波数を細かく、
かつ、簡単に調整することができ、ダンピング性能を簡
単に調整、変更することができる。
【0017】なお、この際、ダンピング性能調整部材に
は各種の形状及び構造を採用することができ、例えば、
図4に示すダンピング性能調整部材14は、ダンパー周
壁4の弾性作用壁2の外周を補強する環状の外周調整部
14aと、ダンパー周壁4の蓋部3の外側を補強する側
面調整部14bとをゴム等の弾性部材で一体成形したも
のである。
【0018】そして、外周調整部14aをシリコンオイ
ルダンパーD2の環状溝10に脱着可能に嵌合させて、
その外周調整部14aで弾性作用壁2の外周を補強する
と共に、側面調整部14bを蓋部3の外側に密着させ
て、その蓋部3の外側を補強するようにしたものであ
る。なお、この場合は、外周調整部14aを外側ケーシ
ング23のダンパー取付穴24内に嵌合させて、側面調
整部14bの外周に形成した外周フランジ部14cで外
側ケーシング23にビス止め等にて脱着可能に固定する
ことができる。
【0019】そして、このダンピング性能調整部材14
を本発明のシリコンオイルダンパーD2のダンパー周壁
4の外側にアタッチメント方式によって脱着可能で、か
つ、選択的に取り付けることによって、そのダンピング
性能調整部材14の外周調整部14aでX、Y方向のダ
ンピング性能を高め、側面調整部14bでZ方向のダン
ピング性能を高めることができるので、3次元方向の全
方向についてダンピング性能の調整、変更が可能にな
る。
【0020】なお、この際、図1及び図3に点線で示す
ように、ダンピング性能調整部材112、13の環状部
分を外周調整部12a,13bに構成し、その外周調整
部部12a,13aの蓋壁3とは反対側に側面調整部1
2b,13bを一体成形して、その側面調整部12b,
13bでダンパー周壁4の弾性作用壁2の側面を蓋壁3
とは反対側から補強するようにして、このシリコンオイ
ルダンパーD2のX、Y、Z方向のダンピング性能を調
整、変更するように構成することも可能である。
【0021】ところで、本発明のシリコンオイルダンパ
ーD2によれば、ダンピング性能調整部材12、13、
14等がダンパー周壁4に対して別部品であるから、こ
れらダンピング性能調整部材12、13、14に多種多
様の材質を自由に選択することができる。従って、これ
らダンピング性能調整部材12、13、14の材質とし
て、例えば、プラスチックのように極端に硬い材質か
ら、シリコンゲルのように極端に柔らかい材質まで自由
に選択することができて、従来では不可能であった広範
囲のダンピング性能を簡単に実現することができる。
【0022】次に、図5は防振装置21全体を示したも
のであって、被防振部材である内側ケーシング22をシ
ャーシ等の支持部材である外側ケーシング23内に弾性
支持手段である合計8つのコイルスプリング25によっ
て上下、左右、前後の3次元方向X、Y、Zに移動可能
なように弾性的に支持し、その3次元方向X、Y、Zの
振動や衝撃のダンピング作用を合わせ持つ図1〜図4に
記載された一対のシリコンオイルダンパーD2が外側ケ
ーシング2の相対向する2面に取り付けられている。
【0023】次に、図6はディスク装置の一例である車
載用光ディスク装置31を示したものであって、光ディ
スク装置本体32の内部にシャーシ等の外側ケーシング
23が設置され、その外側ケーシング23の内部に内側
ケーシング22が図5に記載された防振装置21によっ
て3次元方向X、Y、Zに弾性的に支持され、かつ、一
対のシリコンオイルダンパー1が組み込まれている。そ
して、内側ケーシング22の内部にMD等の光ディスク
33と、その光ディスク33を非接触状態で記録及び/
又は再生するための手段である光学ピックアップ34を
始めとして、光ディスク33を回転駆動するスピンドル
モータ、スピンドルモータへの光ディスク33のチャッ
キング機構24その他の光ディスク装置31の構成部品
及び機構(何れも図示せず)が組み込まれている。そし
て、光ディスク装置本体33内で、外側ケーシング23
の外側位置にはサーボ、信号処理その他の各種回路を構
成する複数の回路基板36が収納された回路基板収納部
37が組み込まれている。なお、光ディスク装置31
は、ハードディスクをフライングヘッドによって非接触
状態で記録及び/又は再生する磁気ディスク装置等のデ
ィスク装置に置換することができる。
【0024】次に、図7はディスク装置である光ディス
ク装置を内蔵したカメラ一体型ビデオレコーダ41を示
したものであって、カメラ本体47には撮像レンズ4
3、把手44、ショルダーパッド45等が取り付けられ
ていて、カメラ本体42の後部(撮像レンズ43の反対
側)には図6に記載された光ディスク装置31が脱着可
能或いは一体組込み構造によって取り付けられている。
なお、光ディスク装置31の後部には必要に応じてバッ
テリーパック46等が脱着可能に取り付けられている。
【0025】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、上記した実施の形態ではダンパー周壁4
に形成した環状溝10内にダンピング性能調整部材1
2、13、14等を脱着可能に嵌合させたが、ダンピン
グ性能調整部材12、13、14の内周に形成した環状
溝をダンパー周壁4の外周に形成したリブ11に脱着可
能に嵌合させる構造も採用できる。
【0026】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のダンパ
ー、防振装置及びディスク装置は、次のような効果を奏
する。
【0027】請求項1のダンパーは、1個〜複数個のダ
ンピング性能調整部材をダンパー周壁の外側に脱着可能
で、かつ、選択的に取り付けることにより、そのダンパ
ー周壁の弾性変形率をアタッチメント方式で簡単に変更
できるようにしたので、ダンパーの製造後に、ダンピン
グ性能調整部材を後付け又は交換する等の方法によって
ダンパーのダンピング性能を後から簡単に調整、変更す
ることができて、コストパオーマンスを実現できる。
【0028】請求項1のダンパーは、ダンパー周壁とダ
ンピング性能調整部材とを別部品で構成することができ
るので、例えばダンピング性能調整部材をプラスチック
等のように極端に硬い物質からシリコンゲルのように極
端に柔らかい材質まで自由に選択することができて、ダ
ンピング性能を広範囲に調整、変更することができる。
【0029】請求項2のダンパーは、ダンピング性能調
整部材をダンパー周壁の外周に形成したリブ又は環状溝
に脱着可能に嵌合させるように構成したので、ダンピン
グ性能調整部材の取り付けや交換を簡単に行え、ダンピ
ング性能の調整、変更を簡単に行える。
【0030】請求項2のダンパーは、ダンピング性能調
整部材を環状に構成したので、構造が簡単で、製造が容
易であり、低コストなダンパーを実現できる。
【0031】請求項4のダンパーは、ダンピング性能調
整部材を側面調整部と外周調整部で構成したので、ダン
パーの3次元方向のダンピング性能を簡単に調整、変更
することができる。
【0032】請求項5の防振装置は、被防振部材の外周
を支持部材の内部に3次元方向に移動可能に弾性的に支
持する複数の弾性支持手段と、被防振部材の外周に取り
付けられて、3次元方向のダンピングを行う少なくとも
一対のダンパーとを備え、ダンパーを弾性部材によって
中空状に構成され、かつ、内部に粘性流体が充填された
ダンパー周壁と、そのダンパー周壁の外側に脱着可能に
取り付けられる1個〜複数個のダンピング性能調整部材
で構成したので、ダンピング性能が高く、しかも、その
ダンピング性能を簡単に調整、変更することができる高
性能な防振装置を実現できる。
【0033】請求項6の防振装置は、被防振部材が、デ
ィスク状記録媒体と、そのディスク状記録媒体をフライ
ングヘッドや光学ピックアップ等の非接触方式の記録及
び/又は再生手段を備えたディスク装置に構成されてい
るので、部品点数及び組立工数が少なく、低コストで、
小型、軽量なディスク装置を構成し、かつ、そのディス
ク装置の耐振性、耐衝撃性を大幅に向上することができ
る。
【0034】請求項7の車載用ディスクドライブは、ダ
ンピング機能部及びストッパー機能部を備えたダンパー
が組み込まれた防振装置及びその防振装置によって支持
されたディスク装置を内蔵したので、小型、軽量で、車
輌への組み込みが容易である上に、耐振性及び耐衝撃性
が高く、高アクセス、高転送レートの車載用ディスクド
ライブを得ることができる。
【0035】請求項8のカメラ一体型ビデオレコーダ
は、ダンピング機能部及びストッパー機能部を備え、ダ
ンパーが組み込まれた防振装置及びその防振装置によっ
て支持されたディスク装置を内蔵したので、小型、軽量
で、撮影時等における耐振性及び耐衝撃性が高く、高ア
クセス、高転送レートのカメラ一体型のビデオレコーダ
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したシリコンオイルダンパーとダ
ンピング性能調整部材を説明する断面図である。
【図2】同上のシリコンオイルダンパーのダンピング性
能を説明する断面図である。
【図3】同上のシリコンオイルダンパーのダンピング性
能を調整、変更するダンピング性能調整部材を説明する
断面図である。
【図4】同上のシリコンオイルダンパーのダンピング性
能を調整、変更する他のダンピング性能調整部材を説明
する断面図である。
【図5】本発明の防振装置を説明する概略斜視図であ
る。
【図6】本発明の車載用光ディスク装置を説明する概略
斜視図である。
【図7】本発明のカメラ一体型ビデオレコーダを説明す
る概略斜視図である。
【図8】従来のシリコンオイルダンパーを説明する断面
図である。
【図9】従来のシリコンオイルダンパーのダンピング性
能を説明する断面図である。
【図10】従来のシリコンオイルダンパーのダンピング
性能を調整、変更する方法を説明する断面図である。
【図11】図9に示したシリコンオイルダンパーの振動
に対する周波数応答特性を測定したグラフである。
【図12】図10に示したシリコンオイルダンパーの振
動に対する周波数応答特性を測定したグラフである。
【符号の説明】
D2はダンパーであるシリコンオイルダンパー、4はダ
ンパー周壁、5は粘性流体であるシリコンオイル、10
は環状溝、11はリブ、12、13、14はダンピング
性能調整部材、12a,13a,14aはダンピング性
能調整部材の外周調整部、12b,13b,14bはダ
ンピング性能調整部材の側面調整部、21は防振装置、
22は被防振部材である内側ケーシング、23は支持部
材である外側ケーシング、25は弾性支持部材であるコ
イルスプリング、31は車載用光ディスク装置、41は
カメラ一体型ビデオである。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性部材によって中空状に構成されたダン
    パー周壁と、 上記ダンパー周壁の内部に充填された粘性流体と、 上記ダンパー周壁の外側に脱着可能で、かつ、選択的に
    取り付けられる1個〜複数個のダンピング性能調整部材
    で構成したことを特徴とするダンパー。
  2. 【請求項2】上記ダンパー周壁の外周にリブ又は環状溝
    を形成し、 上記ダンピング性能調整部材を上記リブ又は環状溝に脱
    着可能に嵌合させたことを特徴とする請求項1記載のダ
    ンパー。
  3. 【請求項3】上記ダンピング性能調整部材を環状に構成
    したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のダン
    パー。
  4. 【請求項4】上記ダンピング性能調整部材を外周調整部
    と側面調整部で構成したことを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載のダンパー。
  5. 【請求項5】支持部材の内側に複数の弾性支持手段によ
    って3次元方向に移動可能に弾性的に支持された被防振
    部材と、 上記支持部材と上記被防振部材との間に組み込まれて、
    3次元方向のダンピングを行う少なくとも一対のダンパ
    ーとを備え、 上記ダンパーを弾性部材によって中空状に構成され、か
    つ、内部に粘性流体が充填されたダンパー周壁と、その
    ダンパー周壁の外側に脱着可能で、かつ、選択的に取り
    付けられる1個〜複数個のダンピング性能調整部材で構
    成したことを特徴とする防振装置。
  6. 【請求項6】上記被防振部材が、ディスク状記録媒体
    と、そのディスク状記録媒体をフライングヘッドや光学
    ピックアップ等の非接触方式の記録及び/又は再生手段
    を備えたディスク装置に構成されていることを特徴とす
    る請求項5記載の防振装置付ディスク装置。
  7. 【請求項7】請求項1又は請求項2又は請求項3又は請
    求項4又は請求項5又は請求項6記載のダンパーが組み
    込まれた防振装置及びその防振装置によって支持された
    ディスク装置を内蔵したことを特徴とする車載用ディス
    ク装置。
  8. 【請求項8】請求項1又は請求項2又は請求項3又は請
    求項4又は請求項5又は請求項6記載のダンパーが組み
    込まれた防振装置及びその防振装置によって支持された
    ディスク装置を内蔵したことを特徴とするカメラ一体型
    ビデオレコーダ用ディスク装置。
JP21605597A 1997-08-11 1997-08-11 ダンパー、防振装置及びディスク装置 Withdrawn JPH1163083A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1900964A1 (en) * 2006-09-14 2008-03-19 Polymatech Co., Ltd. Viscous fluid-sealed damper
US7934709B2 (en) 2007-08-02 2011-05-03 Polymatech Co., Ltd. Viscous fluid-sealed damper
WO2012026323A1 (ja) * 2010-08-26 2012-03-01 東海ゴム工業株式会社 ドラム式洗濯機における洗濯槽ユニットの防振支持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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