JP2988003B2 - オイル封止形ダンパ - Google Patents

オイル封止形ダンパ

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JP2988003B2
JP2988003B2 JP12431991A JP12431991A JP2988003B2 JP 2988003 B2 JP2988003 B2 JP 2988003B2 JP 12431991 A JP12431991 A JP 12431991A JP 12431991 A JP12431991 A JP 12431991A JP 2988003 B2 JP2988003 B2 JP 2988003B2
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勝之 杉田
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用コンパクトディ
スクプレーヤ等に使用されるオイル封止形ダンパに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車載用コンパクトディス
クプレーヤ等においては、振動時に確実に再生するた
め、再生装置のシャーシが外筐にオイル封止形ダンパ等
を用いて支持されている。
【0003】以下、上記従来例について図面を参照しな
がら説明する。図3(a)は従来のオイル封止形ダンパ
を用いた再生装置の支持例を示す要部の縦断面図、図3
(b)は図3(a)のB−B矢視断面図である。
【0004】図3(a),(b)に示すように、被制振
部材であるサブシャーシ1が支持部である外筐2に対
し、オイル封止形ダンパ3およびばね4を用いて弾性的
に支持されている。サブシャーシ1にはディスク、ディ
スクを回転させるモータ、ディスクの情報を検出する光
ピックアップ(いずれも図示省略)が支持されている。
【0005】オイル封止形ダンパ3はゴム、若しくは高
分子材料製のダンパ本体5と蓋6とで密封形の容器7が
形成される。ダンパ本体5は一側面が開放され、他側面
の中央部に内方へ凹入する筒状の攪拌軸8が形成され、
攪拌軸8は外側に軸心と平行に複数条の突出部9を一体
に有している。この攪拌軸8は一般的にはダンパ本体5
と同材料により形成されている。そして、振動が加わっ
た際、攪拌軸8がダンパ本体5内で動き得るように構成
されている。ダンパ本体5内にオイル10が充填され、
ダンパ本体5の開放部が蓋6により閉塞されてオイル1
0が封入されている。ダンパ本体5の外周には連結部材
11が取り付けられている。そして、サブシャーシ1の
側方に突設されたピン12がオイル封止形ダンパ3の攪
拌軸8に挿入されて接続され、連結部材11が外筐2に
ねじ13により連結され、サブシャーシ1と外筐2とが
ばね4により連結されている。
【0006】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。外筐2に振動が加わると、攪拌軸8等が
オイル10内で動くことによって生じるオイル10の粘
性抵抗とばね4のばね力によりサブシャーシ1に対する
振動の伝達を遮断する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の構成で
は、サブシャーシ1等の負荷質量をm、ばね4の定数を
k、オイル10の粘性抵抗をcで表わすと図4に示すモ
デル化図のようになる。この従来例の構成による特性
は、図5に実線で示すように、オイル10の粘性抵抗c
を大きくすると、共振周波数における振動の伝達率を小
さくすることはできるが、振動数比の大きな周波数にお
ける振動の伝達率が大きくなり、ダンピング効果を大き
く得にくいという問題があった。
【0008】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、構成を簡単にし、かつ安価にして共振
周波数における振動の伝達率を小さくすることができ、
しかも、振動数比の大きな周波数域におけるダンピング
効果の増大を図ることができるようにしたオイル封止形
ダンパを提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、被制振部材と接続される内周の筒状部
と、この内周の筒状部の外周側に配置され、弾性変形し
得る隔壁により前記内周の筒状部と接続された外周の筒
状部と、この外周の筒状部と前記内周の筒状部と前記隔
壁とで形成される複数個の空気室と、を備えた攪拌軸が
粘性流体中に突起し、負荷質量と攪拌軸がばね結合され
るように構成されたものである。
【0010】
【作用】したがって、本発明によれば、粘性抵抗と直列
にばねを結合した構成となるので、共振周波数における
伝達率を小さくすることができることに加えて振動数比
の高い領域での特性を改善することができる。そして、
攪拌軸に弾性変形し得る隔壁により複数個の空気室を形
成するように構成することによりばね結合状態を得るこ
とができるので、構成が簡単となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0012】図1(a)は本発明の一実施例における空
気オイル封止形ダンパを用いたコンパクトディスクプレ
ーヤ再生装置の支持例を示す要部の縦断面図、図1
(b)は図1(a)のA−A矢視断面図、図2は上記支
持例のモデル化図である。
【0013】本実施例においては、上記従来例と同一部
分については同一符号を付してその説明を省略し、異な
る構成について説明する。
【0014】図1(a)、(b)に示すように、攪拌軸
8は内周の筒状部14と外周の筒状部15が同心状に形
成され、内、外の筒状部14、15間が弾性変形し得る
隔壁16によって周方向で複数個(図示例では4個)の
ほぼ均等な大きさの空気室17に区画され、筒状部15
の外側に複数条の突出部8が一体に設けられている。
【0015】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。外筐2に振動が加わると、攪拌棒8等が
オイル10内で動くことによってオイル10に粘性抵抗
を生じる。また、サブシャーシ1のピン12に接続され
た攪拌軸8は隔壁16により弾性変形し得る空気室17
を有しているので、図2に示すように、ピン12に対
し、ばねk1を介して結合された状態となる。すなわ
ち、粘性抵抗cとばねk1が直列に負荷質量mと結合さ
れることとなる。したがって、オイル10の粘性抵抗
と、空気室17によるばねと、ばね4の力によりサブシ
ャーシ1に対する振動の伝達を遮断する。そして、上記
のように粘性抵抗と直列にばねを結合することにより振
動数比の高い領域における振動の伝達率を小さくし、特
性を改善することができる。また、上記のようにオイル
10の粘性抵抗を大きくすることにより図5の破線で示
すように、共振周波数における振動の伝達率を小さくす
ることができる。
【0016】なお、空気室17は上記実施例に限らず、
接続するピン12を利用して形成することもできる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、負
荷質量側のピンと接続される攪拌軸に弾性変形し得る隔
壁により周方向で複数個の空気室が形成され、粘性抵抗
と直列にばねを結合した構成となるので、共振周波数に
おける伝達率を小さくすることができることに加え、振
動数比の大きい周波数域におけるダンパ効果を得ること
ができる。そして、上記のように攪拌軸に弾性変形し得
る隔壁により複数個の空気室を構成することによりばね
結合状態を得ることができるので、構成が簡単で、安価
となる。更に、従来方式のダンパに対してダンパの取付
け構造、寸法を何ら変える必要がなく、互換性を持たせ
ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施例におけるオイル封止形
ダンパを用いた支持例を示す要部の縦断面図 (b)同オイル封止形ダンパを示し、(a)のA−A矢
視断面図
【図2】同支持例のモデル化図
【図3】(a)従来のオイル封止形ダンパを用いた支持
例を示す要部の縦断面図 (b)同オイル封止形ダンパを示し、(a)のB−B矢
視断面図
【図4】同支持例のモデル化図
【図5】同オイル封止形ダンパによる特性説明図
【符号の説明】
サブシャーシ 2 外筐 3 オイル封止形ダンパ 8 攪拌軸 10 オイル 12 ピン 16 隔壁 17 空気室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 33/08 G11B 33/08 E

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被制振部材と接続される内周の筒状部
    と、この内周の筒状部の外周側に配置され、弾性変形し
    得る隔壁により前記内周の筒状部と接続された外周の筒
    状部と、この外周の筒状部と前記内周の筒状部と前記隔
    壁とで形成される複数個の空気室と、を備えた攪拌軸が
    粘性流体中に突起していることを特徴とするオイル封止
    ダンパ。
JP12431991A 1991-05-29 1991-05-29 オイル封止形ダンパ Expired - Fee Related JP2988003B2 (ja)

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JP4723775B2 (ja) * 2001-09-27 2011-07-13 ポリマテック株式会社 ダンパー及びその取付構造
JP2010196839A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Shimizu Corp 減衰装置

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