JPH0232901Y2 - - Google Patents

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JPH0232901Y2
JPH0232901Y2 JP2992185U JP2992185U JPH0232901Y2 JP H0232901 Y2 JPH0232901 Y2 JP H0232901Y2 JP 2992185 U JP2992185 U JP 2992185U JP 2992185 U JP2992185 U JP 2992185U JP H0232901 Y2 JPH0232901 Y2 JP H0232901Y2
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JP
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vibration
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rubber
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  • Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、コンパクトデイスクプレーヤ内の光
学式ピツクアツプユニツトの支持部などに使用さ
れる防振支持装置に関する。
〔技術的背景ならびに従来技術〕
第3図はコンパクトデイスクプレーヤの主要部
を示すものである。
図中の符号1は支持母材である。この支持母材
1はコンパクトデイスクプレーヤのシヤーシであ
る。このシヤーシ上には、被支持部材として光学
式ピツクアツプユニツト2が防振支持装置3によ
つて支持されている。また、支持母材1上には電
子回路ユニツトや表示機構ならびに外部接続コネ
クタ機構(いずれも図示せず)などが搭載されて
いる。
光学式ピツクアツプユニツト2のベース4上に
はコンパクトデイスクDを支持して回転駆動する
モータ機構5、コンパクトデイスクDの記録面に
非接触式にて対向する読取機構6、ならびにこの
読取機構6をデイスクに沿つて移動させるガイド
機構7などが搭載されている。
コンパクトデイスクプレーヤでは、読取機構6
の対物レンズ6aから発せられるレーザビームを
コンパクトデイスクDの記録面上の情報トラツク
に追従させ、デジタル情報の読取りを行なうよう
になつている。読取機構6内にはトラツキングサ
ーボ装置とフオーカシングサーボ装置が設けられ
ており、対物レンズ6aを比較的高い周波数にて
微動させレーザビームの照射状態を補正してい
る。したがつて、コンパクトデイスクプレーヤ
は、外部からの振動や衝撃を直接的に受けると、
上記サーボ装置による補正が十分にできなくな
り、読取動作に支障を起たすことになる。よつ
て、光学式ピツクアツプユニツト2を外部からの
振動から保護するために防振支持装置3が使用さ
れているものである。
従来考案されている防振支持装置3は、支持母
材1に固設されたねじ部材3aと、その下端に設
けられた支持金具3bを有しており、この支持金
具3bとベース4との間にコイルスプリング3c
と中空のゴム部材3dが介装されている。この従
来の防振支持装置3では、コイルスプリング3c
の特性と中空のゴム部材3dの特性とを利用し、
適正なばね定数を有し且つ減衰係数を高くできる
ように設定されているものである。
〔従来技術の問題点〕
しかしながら、上記従来の防振支持装置3はコ
イルスプリング3cとゴム部材3dとの2重構造
になつているので、径寸法が大きくなつている。
そのため、取付スペースを広く確保しなければな
らない欠点がある。また防振支持装置3は図の上
下方向の振動に対しては防振機能を発揮できる
が、図の横方向に対しては十分な防振機能を発揮
できない欠点がある。最近のコンパクトデイスク
プレーヤは、携帯が可能な小型のものが要求され
ているが、上記のものを携帯用に使用した場合に
は、携帯状態や歩行状態などに対応した多方向へ
の支持ならびに防振作用が不可能である。
また、最近では薄肉のゴム部材の内部に液体ゴ
ムを封入した防振支持装置が開発されている。こ
の種の防振支持装置であれば、多方向の振動を吸
収することが可能となり、またコンパクトである
ため、携帯用のコンパクトデイスクプレーヤなど
に最適なものとなる。しかし、この場合には、防
振支持装置全体としてある程度の剛性を必要とす
るため、ゴムに薄肉部と厚肉部を設けなくてはな
らず、ゴムの形状が複雑になり、形状によつては
成形がほとんど不可能になる場合もある。
〔考案の目的〕
本考案は上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、薄肉のゴム部材内に液体を封入する
構造にして多方向からの振動に対して十分な防振
機能を発揮できるようにし、しかも使用するゴム
部材の形状を単純なものにして、簡単で且つコン
パクトな構造にできるようにした防振支持装置を
提供することを目的としている。
〔考案の構成〕
本考案は、支持母材に弾性支持部材が設けられ
ており、被支持部材に設けられた支持軸がこの弾
性支持部材に支持されている防振支持装置におい
て、前記弾性支持部材は、薄肉のゴムによつて形
成された袋体と、袋体の外周を囲む筒状に形成さ
れたゴム製の補助部材と、補助部材の基部に形成
された穴内に嵌着されてこの穴内にて袋体の開口
部を固定する閉鎖部材とを有しており、且つ上記
袋体内に液体が封入されており、前記支持軸が袋
体にて支持されていることを特徴としている。上
記のように薄肉ゴムと補助部材とを組合わせるこ
とによつて、薄肉部と実質的な厚肉部とを簡単に
形成できるようにしたものであり、且つ各部材は
成形段階にて簡単な構造にできるようにしたもの
である。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図と第2図の図面
によつて説明する。
第1図は本考案による防振支持装置の断面図、
第2図は本考案による防振支持装置によつて光学
式ピツクアツプユニツトを支持した状態を示す斜
視図である。
この防振支持装置は、携帯が可能な小型のコン
パクトデイスクプレーヤ内に設けられて光学式ピ
ツクアツプユニツトの支持などのために使用され
るものである。
符号10は支持母材である。この支持母材10
は第3図で符号1にて示したコンパクトデイスク
プレーヤのシヤーシに相当するものである。ま
た、11は支持軸である。この支持軸11はコン
パクトデイスクプレーヤ内の光学式ピツクアツプ
ユニツトのベース4などの被支持部材に固設され
ているものである。
上記支持母材10には保持穴10aが穿設され
ており、この保持穴10aに本考案の特徴となる
弾性支持部材20が取付けられている。
弾性支持部材20は、袋体21、補助部材2
2、閉鎖部材23および液体ゴム24の各部材に
よつて構成されている。袋体21は、ゴム材料に
よつて0.5〜1mm程度の厚さに形成されており、
全体が同じ肉厚に形成されている。また、形状は
開口部21aが絞られており、且つ上面には支持
軸11を挿入するための凹部21bが形成されて
いる。この袋体21は全体を同じ肉厚にしている
ので、成形工程は肉厚の異なるものを成形するの
に比べきわめて楽である。
補助部材22もゴム部材によつて成形されてい
る。この補助部材22は筒状部22aを有してお
り、また基部には穴22bが形成されている。筒
状部22aは袋体21の外周を囲むようになつて
おり、この筒状部22aは袋体21よりも肉厚が
大きくなつている。
閉鎖部材23もゴムによつて形成されている。
閉鎖部材23の細径部23aは袋体21の開口部
21aを挟んで補助部材22の穴22b内に嵌着
されている。袋体21の開口部21aは補助部材
22と閉鎖部材23との間に固定されて密閉され
ている。また、閉鎖部材23の細径部23aの先
端面23bは支持軸11の先端面に対向する位置
まで延びている。そして前記袋体21内には粘性
の高い液体ゴム、例えばシリコンオイルなどが封
入されている。
上記補助部材22と閉鎖部材23との中間には
溝Aが形成されており、この溝Aが支持母材10
の保持穴10aに嵌着されている。
上記弾性支持部材20を組立てるには、まず袋
体21を補助部材22の筒状部22a内に装着
し、袋体21の絞られた開口部21aを補助部材
22の穴22b内に嵌装する。そして袋体21内
の液体ゴム24を入れた後、閉鎖部材23の細径
部23aを穴22b内に嵌着して、袋体21の開
口部21aを閉鎖する。このとき、袋体21の開
口部21aと補助部材22ならびに閉鎖部材23
は必要に応じて接着剤にて互いに固定する。
第2図は上記構成の防振支持装置によつて光学
式ピツクアツプユニツト2を支持する場合を示し
たものである。この例では、支持軸11がベース
4の側面から2個ずつ平行に突設されている。そ
して、各支持軸11は弾性支持部材20の凹部2
1b内に挿入されて支持されている。防振支持部
材20はコンパクトデイスクプレーヤのシヤーシ
などの支持母材10に固定されているものである
が、第2図では支持母材10の図示を省略してい
る。
次に本考案の作用について説明する。
この防振支持装置は、被支持部材の荷重の各方
向の成分を支持することができる。また振動の各
方向の成分も同様に吸収できる。すなわち、第1
図にてYにて示す軸方向ならびにXにて示す横軸
と交叉する方向の静荷重ならびに振動は液体ゴム
24によつて受けられる。また、液体ゴム24の
流動によつて上記各方向の振動のエネルギーが吸
収され振動が減少される。
また、袋体21自体は薄肉であり変形しやすい
がその周囲が補助部材22の筒状部22aによつ
て囲まれているので、この筒状部22aの剛性に
よつてX方向の荷重に対しては、最適な弾性力を
発揮して支持できるようになつている。また、大
きな衝撃などにより支持軸11がX方向へ大きく
振れた場合には筒状部22aに当たり、この筒状
部22a自体が吸振機能を発揮できるようになつ
ている。同じく大きな衝撃などにより支持軸11
がY方向へ大きく振れたときには支持軸11の先
端が閉鎖部材23の細径部の先端面23bに当た
り、この先端面23b部分の収縮によつて吸振機
能が発揮されるようになつている。
このように、防振支持装置によつて各方向の静
荷重ならびに振動が有効に受けられるので、光学
式ピツクアツプユニツト2の支持部に採用した場
合、第2図に示したように、光学式ピツクアツプ
ユニツト2を水平に設置した場合に限られず、垂
直に向けて設置しても荷重の支持と防振機能を発
揮できるようになる。したがつて、携帯用の小型
コンパクトデイスクプレーヤ内にも装備できる。
なお、この防振支持装置は光学式ピツクアツプ
ユニツトの支持機構としてだけではなく、他の音
響機器その他の機器にも使用可能である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば以下に列記する効
果を奏するようになる。
(1) 支持軸を袋体内の液体によつて支持している
ので、荷重と振動とを多方向から受けることが
できるようになる。よつて、携帯用のコンパク
トデイスクプレーヤにも使用可能である。
(2) 薄肉の袋体は単体にて全体が同じ肉厚になる
ように成形され、組立てたときに補助部材の筒
状部内に保持できるようになつている。このよ
うに袋体全体を同じ肉厚にしているので、肉厚
を薄くした場合であつても成形は比較的容易で
あり、複雑な型などは必要でない。
(3) 袋体を筒状部内に位置させ、また袋体の開口
部は補助部材の穴内に位置させ、この穴内に閉
鎖部材を嵌着して袋体の開口部を閉鎖してい
る。よつて、各部材の組立てが容易であるとと
もに、袋体内への液体の封入が簡単にできるよ
うになる。
(4) 袋体の周囲を補助部材の筒状部が囲んでいる
ので、この筒状部自体の剛性により、支持軸と
交叉する方向の弾性力を十分に発揮できるよう
になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による防振支持装置を示す拡大
断面図、第2図は防振支持装置の使用例としてコ
ンパクトデイスクプレーヤ内にて光学式ピツクア
ツプユニツトを支持した状態を示す斜視図、第3
図は従来の防振支持装置による支持状態を示す側
面図である。 2……被支持部材となる光学式ピツクアツプユ
ニツト、4……ベース、10……支持母材、10
a……保持穴、11……支持軸、20……弾性支
持部材、22b……穴、21……袋体、22……
補助部材、22a……筒状部、23……閉鎖部
材、24……液体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持母材に弾性支持部材が設けられており、被
    支持部材に設けられた支持軸がこの弾性支持部材
    に支持されている防振支持装置において、前記弾
    性支持部材は、薄肉のゴムによつて形成された袋
    体と、袋体の外周を囲む筒状に形成されたゴム製
    の補助部材と、補助部材の基部に形成された穴内
    に嵌着されてこの穴内にて袋体の開口部を固定す
    る閉鎖部材とを有しており、且つ上記袋体内に液
    体が封入されており、前記支持軸が上記袋体によ
    つて支持されていることを特徴とする防振支持装
    置。
JP2992185U 1985-03-01 1985-03-01 Expired JPH0232901Y2 (ja)

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JP2992185U JPH0232901Y2 (ja) 1985-03-01 1985-03-01

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JPH086776B2 (ja) * 1989-12-29 1996-01-29 東海ゴム工業株式会社 粘性流体封入ダンパー
JP2657845B2 (ja) * 1990-02-16 1997-09-30 パイオニア株式会社 防振用ダンパ

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