JPH0973626A - 磁気記録媒体 - Google Patents
磁気記録媒体Info
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- JPH0973626A JPH0973626A JP22662295A JP22662295A JPH0973626A JP H0973626 A JPH0973626 A JP H0973626A JP 22662295 A JP22662295 A JP 22662295A JP 22662295 A JP22662295 A JP 22662295A JP H0973626 A JPH0973626 A JP H0973626A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- weight
- resin
- parts
- binder
- Prior art date
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- Pending
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- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バックコート層の潤滑性、粘着性を良好にす
ることによって、磁気テープの走行性を向上させ、か
つ、バックコート層と磁性層との粘着性を改善させる
等、磁気テープのトータルの品質や性能の向上を図る。 【解決手段】 非磁性支持体の一主面に磁性層が形成さ
れ、他方の主面にバックコート層が形成された磁気記録
媒体において、バックコート層が、少なくともカーボン
ブラックと、結合剤となる樹脂と、ヘプチルステアレー
トとを有し、結合剤となる樹脂は、フェノキシ樹脂を全
樹脂量の50wt%以上含有し、ヘプチルステアレート
が、上記カーボンブラックに対し0.5重量部以上、
5.0重量部以下添加されてなる構成とする。
ることによって、磁気テープの走行性を向上させ、か
つ、バックコート層と磁性層との粘着性を改善させる
等、磁気テープのトータルの品質や性能の向上を図る。 【解決手段】 非磁性支持体の一主面に磁性層が形成さ
れ、他方の主面にバックコート層が形成された磁気記録
媒体において、バックコート層が、少なくともカーボン
ブラックと、結合剤となる樹脂と、ヘプチルステアレー
トとを有し、結合剤となる樹脂は、フェノキシ樹脂を全
樹脂量の50wt%以上含有し、ヘプチルステアレート
が、上記カーボンブラックに対し0.5重量部以上、
5.0重量部以下添加されてなる構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録媒体に係
わる。
わる。
【0002】
【従来の技術】磁気テープにおいては、小型化に伴って
高密度記録化が進み、一層の平滑性や薄さが要求されて
いる。
高密度記録化が進み、一層の平滑性や薄さが要求されて
いる。
【0003】磁気テープにおいては、磁性層のある磁性
面側と同様に、バックコート面も充分に平滑にする必要
がある。しかし、一般的にはバックコート面を平滑にす
るほど摩擦係数が大きくなりテープの走行性が低下して
場合によっては走行しなくなったり、テープが伸びてし
まうことがある。また、磁性面とバックコート面の層間
で粘着が発生するなど磁気テープの品質上致命的な欠陥
を引き起こす場合がある。
面側と同様に、バックコート面も充分に平滑にする必要
がある。しかし、一般的にはバックコート面を平滑にす
るほど摩擦係数が大きくなりテープの走行性が低下して
場合によっては走行しなくなったり、テープが伸びてし
まうことがある。また、磁性面とバックコート面の層間
で粘着が発生するなど磁気テープの品質上致命的な欠陥
を引き起こす場合がある。
【0004】また、高平滑性を達成するために、カレン
ダー処理条件をよりハードにする方向にあり、このとき
にバックコート面からの塗膜の脱落がドロップアウトを
悪化させるなどの磁気テープの品質低下につながってい
るのが現状である。
ダー処理条件をよりハードにする方向にあり、このとき
にバックコート面からの塗膜の脱落がドロップアウトを
悪化させるなどの磁気テープの品質低下につながってい
るのが現状である。
【0005】このため、バックコート面はむやみに平滑
にできないのが現状である。そして上記の問題点を回避
するためにバックコート層用塗料に各種顔料や潤滑剤を
添加し、摩擦の低下や粘着性の改善を図るなどの対策が
講じられてきた。
にできないのが現状である。そして上記の問題点を回避
するためにバックコート層用塗料に各種顔料や潤滑剤を
添加し、摩擦の低下や粘着性の改善を図るなどの対策が
講じられてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにバック
コート層用塗料に各種顔料や潤滑剤を添加すれば摩擦の
低下、粘着性の低下を図ることができるが依然として磁
性面とバックコート面の層間で粘着が発生し、また、カ
レンダー処理時におけるバックコート面からの塗膜の脱
落がある。また、テープの走行性も不充分である。
コート層用塗料に各種顔料や潤滑剤を添加すれば摩擦の
低下、粘着性の低下を図ることができるが依然として磁
性面とバックコート面の層間で粘着が発生し、また、カ
レンダー処理時におけるバックコート面からの塗膜の脱
落がある。また、テープの走行性も不充分である。
【0007】本発明は、このようなテープの摩擦の低下
をはかることにより走行性の向上を図り、粘着性をはじ
めとする品質の向上、およびカレンダー処理時のバック
コート面からの塗膜の脱落の防止を図る。
をはかることにより走行性の向上を図り、粘着性をはじ
めとする品質の向上、およびカレンダー処理時のバック
コート面からの塗膜の脱落の防止を図る。
【0008】すなわち、バックコート面に要求される特
性は、平滑性、低摩擦、走行性、高耐久性の並立であ
る。
性は、平滑性、低摩擦、走行性、高耐久性の並立であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明においては、非磁
性体の一主面に磁性層が形成され、他の主面にバックコ
ート層が形成された磁気記録媒体において、上記バック
コート層が、少なくともカーボンブラックと、結合剤と
なる樹脂と、ヘプチルステアレートを有している。結合
剤として用いる樹脂のフェノキシ樹脂を全樹脂量の50
wt%以上とし、なおかつ添加するカーボンブラックに
対し0.5重量部以上、5.0重量部以下のヘプチルス
テアレートを添加する。上述したように本発明において
はフェノキシ樹脂とヘプチルステアレートの添加量の特
定によって、バックコート層と磁性層の粘着性や磁気テ
ープの改善及びカレンダー処理時の粉落ちの改善を並立
させることができた。
性体の一主面に磁性層が形成され、他の主面にバックコ
ート層が形成された磁気記録媒体において、上記バック
コート層が、少なくともカーボンブラックと、結合剤と
なる樹脂と、ヘプチルステアレートを有している。結合
剤として用いる樹脂のフェノキシ樹脂を全樹脂量の50
wt%以上とし、なおかつ添加するカーボンブラックに
対し0.5重量部以上、5.0重量部以下のヘプチルス
テアレートを添加する。上述したように本発明において
はフェノキシ樹脂とヘプチルステアレートの添加量の特
定によって、バックコート層と磁性層の粘着性や磁気テ
ープの改善及びカレンダー処理時の粉落ちの改善を並立
させることができた。
【0010】すなわち本発明は、主たる結合剤としてフ
ェノキシ樹脂を用い、潤滑剤としてヘプチルステアレー
トを用い、これらを併用し配合することによって、以下
のような顕著な作用効果が得られたのである。 (1) 結合剤としてフェノキシ樹脂を使用しているた
めに、粘着性が大幅に改善し品質の向上が達成された。 (2) 潤滑剤としてヘプチルステアレートが機能する
ために摩擦の低減が図れ磁気テープの走行性が向上し
た。 (3) 離型剤としてヘプチルステアレートが機能する
ために、カレンダー処理時に磁気テープからの粉の脱落
が激減し、ドロップアウトの低減が図れ磁気テープ品質
の向上が達成された。
ェノキシ樹脂を用い、潤滑剤としてヘプチルステアレー
トを用い、これらを併用し配合することによって、以下
のような顕著な作用効果が得られたのである。 (1) 結合剤としてフェノキシ樹脂を使用しているた
めに、粘着性が大幅に改善し品質の向上が達成された。 (2) 潤滑剤としてヘプチルステアレートが機能する
ために摩擦の低減が図れ磁気テープの走行性が向上し
た。 (3) 離型剤としてヘプチルステアレートが機能する
ために、カレンダー処理時に磁気テープからの粉の脱落
が激減し、ドロップアウトの低減が図れ磁気テープ品質
の向上が達成された。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明による磁気記録媒体の実施
の形態について説明する。すなわち本発明は、非磁性支
持体の一方の面上に磁性層が、他方の面上にバックコー
ト層が形成されている磁気記録媒体において、前記バッ
クコート層に対し、結合剤として用いる樹脂にフェノキ
シ樹脂を投入する全樹脂量の50wt%以上とし、なお
かつ添加するヘプチルステアレートを投入するカーボン
ブラックを100重量部としたときに、0.5重量部以
上、5.0重量部以下の添加量とする。
の形態について説明する。すなわち本発明は、非磁性支
持体の一方の面上に磁性層が、他方の面上にバックコー
ト層が形成されている磁気記録媒体において、前記バッ
クコート層に対し、結合剤として用いる樹脂にフェノキ
シ樹脂を投入する全樹脂量の50wt%以上とし、なお
かつ添加するヘプチルステアレートを投入するカーボン
ブラックを100重量部としたときに、0.5重量部以
上、5.0重量部以下の添加量とする。
【0012】バックコート層に要求される特性は、平滑
性、低摩擦、走行性、高耐久性の両立である。これらの
特性を満たす目的で、主となるカーボンブラックに結合
剤以外に、各種添加剤や顔料を配合する場合が多いが、
本発明は、主たる結合剤としてフェノキシ樹脂を用い、
潤滑剤としてヘプチルステアレートを用い、これらを併
用し配合することを特徴とするものである。
性、低摩擦、走行性、高耐久性の両立である。これらの
特性を満たす目的で、主となるカーボンブラックに結合
剤以外に、各種添加剤や顔料を配合する場合が多いが、
本発明は、主たる結合剤としてフェノキシ樹脂を用い、
潤滑剤としてヘプチルステアレートを用い、これらを併
用し配合することを特徴とするものである。
【0013】本発明で用いるフェノキシ樹脂は結合剤と
して用いる樹脂全量に対して50wt%以上の含有率を
有するが、50wt%未満では粘着性の悪化がみられ
る。更に粘着性が改善されるためフェノキシ樹脂の含有
率を60wt%以上とすることが好ましい。また、ヘプ
チルステアレートの配合比は、カーボンブラック100
重量部に対して0.5重量部以上、5.0重量部以下と
するが、0.5重量部未満では添加による効果が見られ
ず、また、5.0重量部を越えるとバックコート層の可
塑化による劣化が問題となる。更に、ヘプチルステアレ
ートの配合比は3重量部以下とすることが好ましい。
して用いる樹脂全量に対して50wt%以上の含有率を
有するが、50wt%未満では粘着性の悪化がみられ
る。更に粘着性が改善されるためフェノキシ樹脂の含有
率を60wt%以上とすることが好ましい。また、ヘプ
チルステアレートの配合比は、カーボンブラック100
重量部に対して0.5重量部以上、5.0重量部以下と
するが、0.5重量部未満では添加による効果が見られ
ず、また、5.0重量部を越えるとバックコート層の可
塑化による劣化が問題となる。更に、ヘプチルステアレ
ートの配合比は3重量部以下とすることが好ましい。
【0014】カーボンブラックの添加量は結合剤100
重量部に対して通常、10重量部から400重量部が好
ましいが100重量部から300重量部にすることが更
に好ましい。
重量部に対して通常、10重量部から400重量部が好
ましいが100重量部から300重量部にすることが更
に好ましい。
【0015】本発明のバックコート層は、カーボンブラ
ック及びヘプチルステアレートを結合剤中に配合し分散
させたものであるが、フェノキシ樹脂以外に用いる使用
可能な結合剤としては、変性または非変性の塩化ビニル
系樹脂、ポリウレタン樹脂あるいはポリエステル樹脂を
使用できるし、更に繊維素系樹脂あるいは特定の使用方
式を有する熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、
電子線照射硬化型樹脂等を併用してもよい。上記の変性
のために導入される基としては、カーボンブラックの分
散性向上を図ろことのできる−SO3 M、−OSO
3 M、−COOM、−PO(OM′)等であってよい
(MはNa等のアルカリ金属原子、M’はアルカリ金属
原子またはアルキル基)。
ック及びヘプチルステアレートを結合剤中に配合し分散
させたものであるが、フェノキシ樹脂以外に用いる使用
可能な結合剤としては、変性または非変性の塩化ビニル
系樹脂、ポリウレタン樹脂あるいはポリエステル樹脂を
使用できるし、更に繊維素系樹脂あるいは特定の使用方
式を有する熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂、
電子線照射硬化型樹脂等を併用してもよい。上記の変性
のために導入される基としては、カーボンブラックの分
散性向上を図ろことのできる−SO3 M、−OSO
3 M、−COOM、−PO(OM′)等であってよい
(MはNa等のアルカリ金属原子、M’はアルカリ金属
原子またはアルキル基)。
【0016】使用可能な繊維素系樹脂にはセルロースエ
ーテル、セルロース無機酸エステル、セルロース有機酸
エステル等が使用できる。
ーテル、セルロース無機酸エステル、セルロース有機酸
エステル等が使用できる。
【0017】また、このような結合剤に対しては、一層
耐久性の向上を図るために硬化剤を添加することが好ま
しい。この硬化剤としては多官能性イソシアネートが使
用可能であり、特にトリレンジイソシアネート(TD
I)系が好適である。硬化剤の添加量は、全結合剤に対
して 5wt%から30wt%が好ましい。
耐久性の向上を図るために硬化剤を添加することが好ま
しい。この硬化剤としては多官能性イソシアネートが使
用可能であり、特にトリレンジイソシアネート(TD
I)系が好適である。硬化剤の添加量は、全結合剤に対
して 5wt%から30wt%が好ましい。
【0018】本発明の磁気記録媒体において、バックコ
ート層とは反対側の非磁性支持体面上に磁性層が設けら
れるが、この磁性層に使用される磁性粉末としては、従
来より公知のものがいずれも使用可能である。磁性粉末
としては、酸化物磁性粉末を用いることが可能である
が、これには例えば、γ─Fe2 O3 、Co被着γ−F
e2 O3 、Co含有γ−Fe2 O3 、Fe3 O4 、Co
被着Fe3 O4 、Co含有Fe3 O4 、 CrO2 等が
挙げられる。またバリウムフェライト等の六方晶系フェ
ライトや、Fe5 C2 等の炭化鉄、窒化鉄等も使用可能
である。
ート層とは反対側の非磁性支持体面上に磁性層が設けら
れるが、この磁性層に使用される磁性粉末としては、従
来より公知のものがいずれも使用可能である。磁性粉末
としては、酸化物磁性粉末を用いることが可能である
が、これには例えば、γ─Fe2 O3 、Co被着γ−F
e2 O3 、Co含有γ−Fe2 O3 、Fe3 O4 、Co
被着Fe3 O4 、Co含有Fe3 O4 、 CrO2 等が
挙げられる。またバリウムフェライト等の六方晶系フェ
ライトや、Fe5 C2 等の炭化鉄、窒化鉄等も使用可能
である。
【0019】また使用可能な金属磁性粉末としては、例
えば、Fe、Co、Ni、Fe-Co 、Fe-Ni、Fe-Co-B 、Fe-Co-C
r-B、Mn-B、 Mn-Al、Fe-Co-V 等が挙げられ、更にこれ
らの種々の特性を改善する目的で、Al、Si、Ti、Cr、M
n、Cu、Zn等の金属成分が添加されたものであってもよ
い。
えば、Fe、Co、Ni、Fe-Co 、Fe-Ni、Fe-Co-B 、Fe-Co-C
r-B、Mn-B、 Mn-Al、Fe-Co-V 等が挙げられ、更にこれ
らの種々の特性を改善する目的で、Al、Si、Ti、Cr、M
n、Cu、Zn等の金属成分が添加されたものであってもよ
い。
【0020】この磁性層には、バックコート層に使用可
能な上述した結合剤を使用することができる。また必要
に応じてレシチン等の分散剤、ステアリン酸等の潤滑
剤、カーボンブラック等の帯電防止剤、アルミナ等の研
磨剤、防錆剤等が加えられてもよい。これらの分散剤、
潤滑剤、帯電防止剤及び防錆剤としては、従来公知の材
料がいずれも選択可能であり何ら限定されるものではな
い。
能な上述した結合剤を使用することができる。また必要
に応じてレシチン等の分散剤、ステアリン酸等の潤滑
剤、カーボンブラック等の帯電防止剤、アルミナ等の研
磨剤、防錆剤等が加えられてもよい。これらの分散剤、
潤滑剤、帯電防止剤及び防錆剤としては、従来公知の材
料がいずれも選択可能であり何ら限定されるものではな
い。
【0021】また本発明で使用可能な非磁性支持体とし
ては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン2、
6─ナフタレート、等のポリエステル類、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン類、セルローストリアセテート、
セルロースダイアセテート等のセルロース誘導体、ポリ
アミド、ポリカーボネート等のプラスチック類が挙げら
れる。また、Cu、Al、Zn等の金属、ガラス、B
N、SiC等のセラミック等も使用できる。
ては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン2、
6─ナフタレート、等のポリエステル類、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン類、セルローストリアセテート、
セルロースダイアセテート等のセルロース誘導体、ポリ
アミド、ポリカーボネート等のプラスチック類が挙げら
れる。また、Cu、Al、Zn等の金属、ガラス、B
N、SiC等のセラミック等も使用できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。 <磁性層用塗料>下記組成の原材料を連続ニーダーで混
練したあと、サンドミルを用いて分散し、2μmの平均
口径を有するフィルターで濾過し、磁性塗料を調整し
た。 磁性粉 :金属磁性粉(比表面積55m2 /g) 100重量部 バインダー:ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン社製、商品名[N-2304]) 10重量部 ニトロセルロース(旭化成社製、商品名[NC-1/2H] ) 7重量部 研磨剤:α−Al2 O3 (住友化成社製、商品名[AKP-30]) 7重量部 滑 剤:ブチルステアレート 3重量部 溶 剤:メチルエチルケトン 80重量部 メチルイソブチルケトン 80重量部 トルエン 80重量部
するが、本発明はこの実施例に限定されるものではな
い。 <磁性層用塗料>下記組成の原材料を連続ニーダーで混
練したあと、サンドミルを用いて分散し、2μmの平均
口径を有するフィルターで濾過し、磁性塗料を調整し
た。 磁性粉 :金属磁性粉(比表面積55m2 /g) 100重量部 バインダー:ポリウレタン樹脂(日本ポリウレタン社製、商品名[N-2304]) 10重量部 ニトロセルロース(旭化成社製、商品名[NC-1/2H] ) 7重量部 研磨剤:α−Al2 O3 (住友化成社製、商品名[AKP-30]) 7重量部 滑 剤:ブチルステアレート 3重量部 溶 剤:メチルエチルケトン 80重量部 メチルイソブチルケトン 80重量部 トルエン 80重量部
【0023】<バックコート層用塗料>また、下記組成
の原材料をボールミルにて48時間混合した後、希釈工
程を経て平均口径が1.5μmであるフィルターで濾過
し、バックコート用塗料を調整した。 (混合工程) カーボンブラック:(コロンビアカーボン社製、商品名[RAVEN-1255]) 100重量部 バインダー:フェノキシ樹脂( 東都化成社製、商品名[YP-50]) +ポリウレタン樹脂(東洋紡績社製 商品名[UR-8300]) 50重量部 溶 剤:メチルエチルケトン 120重量部 :メチルイソブチルケトン 120重量部 :トルエン 120重量部 (希釈工程)更に、上記塗料に対して、ディスパーで攪
拌しながら下記溶剤を加え希釈を行い、平均口径が1.
5μmであるフィルターで濾過し、バックコート用塗料
を調整した。 溶 剤:メチルエチルケトン 100重量部 :メチルイソブチルケトン 100重量部 :トルエン 100重量部 :ヘプチルステアレート 下記実施例、比較例に示す規定値
の原材料をボールミルにて48時間混合した後、希釈工
程を経て平均口径が1.5μmであるフィルターで濾過
し、バックコート用塗料を調整した。 (混合工程) カーボンブラック:(コロンビアカーボン社製、商品名[RAVEN-1255]) 100重量部 バインダー:フェノキシ樹脂( 東都化成社製、商品名[YP-50]) +ポリウレタン樹脂(東洋紡績社製 商品名[UR-8300]) 50重量部 溶 剤:メチルエチルケトン 120重量部 :メチルイソブチルケトン 120重量部 :トルエン 120重量部 (希釈工程)更に、上記塗料に対して、ディスパーで攪
拌しながら下記溶剤を加え希釈を行い、平均口径が1.
5μmであるフィルターで濾過し、バックコート用塗料
を調整した。 溶 剤:メチルエチルケトン 100重量部 :メチルイソブチルケトン 100重量部 :トルエン 100重量部 :ヘプチルステアレート 下記実施例、比較例に示す規定値
【0024】このようにして得られたバックコート層用
塗料に対して、硬化剤(コロネート−L)を20重量部添
加後に、非磁性支持体としての、9.0μm厚のポリエ
チレンテレフタレートフィルム( Ra=16nm)の裏
面に0.6μmの厚さで塗布した後、フィルムの反対面
に磁性層用塗料を2.0μm塗布したあと、カレンダー
処理、硬化処理を行い、8mm幅に裁断して、実施例1
〜7、及び比較例1〜5に対応する各例の磁気テープを
作成した。〔表1〕に実施例1〜7、〔表2〕に比較例
1〜5のそれぞれのフェノキシ樹脂配合比、ポリウレタ
ン樹脂配合比、ヘプチルステアレート配合比〔重量
部〕、カレンダー粉落ち、粘着性、バックコート面対摩
擦〔10パス/100パス〕、ドロップアウト〔個/m
in〕の測定結果を示した。これらの測定方法を以下に
説明する。但し、Raとは表面粗度であり、小坂研究所
(株)の表面粗度計「SE−30H」によって測定し
た。測定条件は、倍率50,000倍,測定長2nm,
カットオフ値0.08mmで行った。
塗料に対して、硬化剤(コロネート−L)を20重量部添
加後に、非磁性支持体としての、9.0μm厚のポリエ
チレンテレフタレートフィルム( Ra=16nm)の裏
面に0.6μmの厚さで塗布した後、フィルムの反対面
に磁性層用塗料を2.0μm塗布したあと、カレンダー
処理、硬化処理を行い、8mm幅に裁断して、実施例1
〜7、及び比較例1〜5に対応する各例の磁気テープを
作成した。〔表1〕に実施例1〜7、〔表2〕に比較例
1〜5のそれぞれのフェノキシ樹脂配合比、ポリウレタ
ン樹脂配合比、ヘプチルステアレート配合比〔重量
部〕、カレンダー粉落ち、粘着性、バックコート面対摩
擦〔10パス/100パス〕、ドロップアウト〔個/m
in〕の測定結果を示した。これらの測定方法を以下に
説明する。但し、Raとは表面粗度であり、小坂研究所
(株)の表面粗度計「SE−30H」によって測定し
た。測定条件は、倍率50,000倍,測定長2nm,
カットオフ値0.08mmで行った。
【0025】・バックコート面の摩擦係数 ステンレスガイドピンに対する摩擦係数であり、数値が
小さいほど摩擦が小さい。この摩擦係数は、直接磁気テ
ープの走行性に関与する。磁気テープのシャトル回数が
10パス目と100パス目のデータを見ているが、数値
の変動が少なく、なおかつ数値が0.30以下が好まし
い。
小さいほど摩擦が小さい。この摩擦係数は、直接磁気テ
ープの走行性に関与する。磁気テープのシャトル回数が
10パス目と100パス目のデータを見ているが、数値
の変動が少なく、なおかつ数値が0.30以下が好まし
い。
【0026】・カレンダー処理時の粉落ち カレンダー処理時のバックコート層の粉落ちレベルを目
視で観察し、そのレベルを”A”、”B”、及び”C”
で示した。 ”A”:全く粉落ちが確認できず良好なレベル。 ”B”:部分的に目視で粉落ちが確認できて、使えない
レベル。 ”C”:全体的に粉落ちが確認できて、全く使えないレ
ベル。
視で観察し、そのレベルを”A”、”B”、及び”C”
で示した。 ”A”:全く粉落ちが確認できず良好なレベル。 ”B”:部分的に目視で粉落ちが確認できて、使えない
レベル。 ”C”:全体的に粉落ちが確認できて、全く使えないレ
ベル。
【0027】・ドロップアウト 8mmVTRデッキを用い、−16dB/10μs条件
下で20分間測定しその平均値を用いた。この場合20
個以下であればよい。
下で20分間測定しその平均値を用いた。この場合20
個以下であればよい。
【0028】・粘着性 得られた磁気テープをカセットに組み込み、更にビニー
ル袋で密閉し、90分間煮沸した。室温まで自然冷却し
たあと、カセットからテープを取り出し、磁性層とバッ
クコート層間の粘着レベルを”A”、”B”、及び”
C”で示した。 ”A”:全く粘着が確認できず良好なレベル ”B”:部分的に若干の粘着が確認できて、使えないレ
ベル。 ”C”:全体的に粘着が発生し、塗膜の剥離が確認でき
て、全く使えないレベル。
ル袋で密閉し、90分間煮沸した。室温まで自然冷却し
たあと、カセットからテープを取り出し、磁性層とバッ
クコート層間の粘着レベルを”A”、”B”、及び”
C”で示した。 ”A”:全く粘着が確認できず良好なレベル ”B”:部分的に若干の粘着が確認できて、使えないレ
ベル。 ”C”:全体的に粘着が発生し、塗膜の剥離が確認でき
て、全く使えないレベル。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】これらの結果により、本発明に基づいて結
合剤として用いる樹脂にフェノキシ樹脂を全樹脂量の5
0%以上とすることによって粘着性が大幅に改善した。
また、添加するヘプチルステアレートを、投入するカー
ボンブラックを100重量部としたときに、0.5重量
部以上、5.0重量部以下の添加量とすることによって
カレンダー処理時の粉落ちが改善するとともに、磁気テ
ープの走行性が改善された。
合剤として用いる樹脂にフェノキシ樹脂を全樹脂量の5
0%以上とすることによって粘着性が大幅に改善した。
また、添加するヘプチルステアレートを、投入するカー
ボンブラックを100重量部としたときに、0.5重量
部以上、5.0重量部以下の添加量とすることによって
カレンダー処理時の粉落ちが改善するとともに、磁気テ
ープの走行性が改善された。
【0032】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、フェノ
キシ樹脂を結合剤となる樹脂の全樹脂量の50wt%以
上とし、ヘプチルステアレートをカーボンブラックに対
し、0.5重量部以上、5.0重量部以下とすることに
より、バックコート層と磁性層との粘着性やバックコー
ト層の平滑性、低摩擦性、走行性等磁気テープの改善及
び、カレンダー処理時の粉落ちの改善を並立させること
ができる。このようにして、磁気記録媒体への磁気記録
再生動作の円滑化、記録再生特性(例えばS/N)の向
上を図ることができる。
キシ樹脂を結合剤となる樹脂の全樹脂量の50wt%以
上とし、ヘプチルステアレートをカーボンブラックに対
し、0.5重量部以上、5.0重量部以下とすることに
より、バックコート層と磁性層との粘着性やバックコー
ト層の平滑性、低摩擦性、走行性等磁気テープの改善及
び、カレンダー処理時の粉落ちの改善を並立させること
ができる。このようにして、磁気記録媒体への磁気記録
再生動作の円滑化、記録再生特性(例えばS/N)の向
上を図ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 非磁性支持体の一主面に磁性層が形成さ
れ、他方の主面にバックコート層が形成された磁気記録
媒体において、 上記バックコート層が、少なくともカーボンブラック
と、結合剤となる樹脂とヘプチルステアレートとを有
し、 上記結合剤となる樹脂は、フェノキシ樹脂を全樹脂量の
50wt%以上含有し、 ヘプチルステアレートが、上記カーボンブラックに対
し、0.5重量部以上、5.0重量部以下添加されてな
ることを特徴とする磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22662295A JPH0973626A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22662295A JPH0973626A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 磁気記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0973626A true JPH0973626A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16848092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22662295A Pending JPH0973626A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 磁気記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0973626A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
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- 1995-09-04 JP JP22662295A patent/JPH0973626A/ja active Pending
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