JPH0972307A - 油圧パイロット操作装置 - Google Patents
油圧パイロット操作装置Info
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- JPH0972307A JPH0972307A JP22539295A JP22539295A JPH0972307A JP H0972307 A JPH0972307 A JP H0972307A JP 22539295 A JP22539295 A JP 22539295A JP 22539295 A JP22539295 A JP 22539295A JP H0972307 A JPH0972307 A JP H0972307A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 戻し制御時における余分な油の流れを無く
し、かつ、リモコン弁の操作に対するコントロールバル
ブの応答性を改善する。 【解決手段】 リモコン弁16によるコントロールバル
ブ11の操作時に、電磁比例減圧弁19の二次圧を操作
側と反対側のパイロットポートに加えてスプールストロ
ークを減じる戻し制御を行う油圧パイロット操作装置に
おいて、電磁比例減圧弁19シャトル弁によってリモコ
ン弁16のパイロットライン14,15と油圧的に切り
離して設けた。
し、かつ、リモコン弁の操作に対するコントロールバル
ブの応答性を改善する。 【解決手段】 リモコン弁16によるコントロールバル
ブ11の操作時に、電磁比例減圧弁19の二次圧を操作
側と反対側のパイロットポートに加えてスプールストロ
ークを減じる戻し制御を行う油圧パイロット操作装置に
おいて、電磁比例減圧弁19シャトル弁によってリモコ
ン弁16のパイロットライン14,15と油圧的に切り
離して設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリモコン弁からのパ
イロット圧によってコントロールバルブを操作する油圧
パイロット操作装置に関するものである。
イロット圧によってコントロールバルブを操作する油圧
パイロット操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、複数の油圧アクチュエ
ータを一つの油圧ポンプで駆動し、ポンプ吐出圧を最高
負荷圧よりも一定値だけ高い圧力に保つ所謂ロードセン
シング制御を行う油圧回路において、複合操作時に、あ
るアクチュエータの負荷圧の上昇によってポンプ吐出圧
が上昇し、これにより他のアクチュエータへの供給流量
が増加してアクチュエータ速度が上昇するという問題が
あった。
ータを一つの油圧ポンプで駆動し、ポンプ吐出圧を最高
負荷圧よりも一定値だけ高い圧力に保つ所謂ロードセン
シング制御を行う油圧回路において、複合操作時に、あ
るアクチュエータの負荷圧の上昇によってポンプ吐出圧
が上昇し、これにより他のアクチュエータへの供給流量
が増加してアクチュエータ速度が上昇するという問題が
あった。
【0003】そこで、特開平2−300506号に示さ
れているように、複合操作中における負荷圧の上昇時に
自動的に他のアクチュエータ用コントロールバルブのス
プールストロークを減じてアクチュエータへの供給流量
を一定に保つ技術が提案された。
れているように、複合操作中における負荷圧の上昇時に
自動的に他のアクチュエータ用コントロールバルブのス
プールストロークを減じてアクチュエータへの供給流量
を一定に保つ技術が提案された。
【0004】これを図3によって説明する。1は図示し
ない油圧アクチュエータの作動を制御する油圧パイロッ
ト式のコントロールバルブ、2はこのコントロールバル
ブ1を操作するリモコン弁である。
ない油圧アクチュエータの作動を制御する油圧パイロッ
ト式のコントロールバルブ、2はこのコントロールバル
ブ1を操作するリモコン弁である。
【0005】このリモコン弁2は、一対の減圧弁2a,
2bと操作レバー2cとを備え、レバー操作によって両
減圧弁2a,2bの一方の二次側に発生したパイロット
圧PrAまたはPrBが、コントロールバルブ1におけ
る両パイロットポート11a,11bの一方に供給され
て同バルブ1が中立位置から片側に作動する。
2bと操作レバー2cとを備え、レバー操作によって両
減圧弁2a,2bの一方の二次側に発生したパイロット
圧PrAまたはPrBが、コントロールバルブ1におけ
る両パイロットポート11a,11bの一方に供給され
て同バルブ1が中立位置から片側に作動する。
【0006】3はリモコン弁2の一次圧供給源、4はタ
ンクである。
ンクである。
【0007】コントロールバルブ1の両側パイロットポ
ート1a,1bとリモコン弁2の両側減圧弁2a,2b
とを結ぶ両側パイロットライン5,6間にチェック弁7
a,7b,8a,8bを備えた2本の管路7,8が接続
され、この両管路7,8間に、電磁比例減圧弁9が設け
られている。
ート1a,1bとリモコン弁2の両側減圧弁2a,2b
とを結ぶ両側パイロットライン5,6間にチェック弁7
a,7b,8a,8bを備えた2本の管路7,8が接続
され、この両管路7,8間に、電磁比例減圧弁9が設け
られている。
【0008】なお、リモコン弁2の両側減圧弁2a,2
bとタンク4との間に絞り10,10が設けられてい
る。
bとタンク4との間に絞り10,10が設けられてい
る。
【0009】この構成において、リモコン弁2がたとえ
ば図の左側に操作されると、そのパイロット圧PrAが
コントロールバルブ1の左側パイロットポート1aに加
えられると同時に、管路7を介して電磁比例減圧弁9に
一次圧として加えられ、その二次圧Pi(≦PrA,P
rB。以下、戻し圧という)が管路8および右側パイロ
ットライン6を介してコントロールバルブ1の右側パイ
ロットポート1bに作用する。
ば図の左側に操作されると、そのパイロット圧PrAが
コントロールバルブ1の左側パイロットポート1aに加
えられると同時に、管路7を介して電磁比例減圧弁9に
一次圧として加えられ、その二次圧Pi(≦PrA,P
rB。以下、戻し圧という)が管路8および右側パイロ
ットライン6を介してコントロールバルブ1の右側パイ
ロットポート1bに作用する。
【0010】この場合、右側パイロットライン6はタン
ク4に連通するが、絞り10によって戻し圧Piが維持
される。
ク4に連通するが、絞り10によって戻し圧Piが維持
される。
【0011】これにより、両側パイロットポート1a,
1b間の差圧が減少するため、コントロールバルブ1の
作動ストロークがリモコン弁2による本来の指令値より
も小さくなる。
1b間の差圧が減少するため、コントロールバルブ1の
作動ストロークがリモコン弁2による本来の指令値より
も小さくなる。
【0012】ここで、戻し圧Piは、他のアクチュエー
タの負荷圧に応じた図示しない制御部からの電気信号に
よって変化し、負荷圧上昇時に戻し圧Piも上昇するこ
とによってコントロールバルブ1のストローク減少度も
大きくなる。
タの負荷圧に応じた図示しない制御部からの電気信号に
よって変化し、負荷圧上昇時に戻し圧Piも上昇するこ
とによってコントロールバルブ1のストローク減少度も
大きくなる。
【0013】この制御(以下、戻し制御という)によ
り、複合操作時において、他のアクチュエータの負荷圧
の上昇によってポンプ吐出圧が上昇した場合に、コント
ロールバルブ1のスプールストロークを減じて通過流量
(アクチュエータへの供給流量)を一定に保つことがで
きる。
り、複合操作時において、他のアクチュエータの負荷圧
の上昇によってポンプ吐出圧が上昇した場合に、コント
ロールバルブ1のスプールストロークを減じて通過流量
(アクチュエータへの供給流量)を一定に保つことがで
きる。
【0014】一方、このような戻し制御は、油圧ショベ
ルにおけるアーム引き操作時に、アームシリンダの作動
速度がポンプ吐出量によって決まる速度を超えて、同シ
リンダがキャビテーションを起こすおそれがあるため
に、負荷圧に応じてアームシリンダ用コントロールバル
ブのスプールストロークを減じることを目的として行わ
れることもある。
ルにおけるアーム引き操作時に、アームシリンダの作動
速度がポンプ吐出量によって決まる速度を超えて、同シ
リンダがキャビテーションを起こすおそれがあるため
に、負荷圧に応じてアームシリンダ用コントロールバル
ブのスプールストロークを減じることを目的として行わ
れることもある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の構成
によると、リモコン弁2の操作時に、電磁比例減圧弁9
の二次側がパイロットライン5,6を介してタンク4に
連通するため、操作側と反対側(上記例では右側)のパ
イロットライン6から、戻し圧Piを維持するための絞
り10を通ってタンク4に戻るという余分な油の流れが
生じる。このため、一次圧供給源3として大容量のポン
プが必要となる等、コストその他の面で不利となる。
によると、リモコン弁2の操作時に、電磁比例減圧弁9
の二次側がパイロットライン5,6を介してタンク4に
連通するため、操作側と反対側(上記例では右側)のパ
イロットライン6から、戻し圧Piを維持するための絞
り10を通ってタンク4に戻るという余分な油の流れが
生じる。このため、一次圧供給源3として大容量のポン
プが必要となる等、コストその他の面で不利となる。
【0016】また、 上記のように右側パイロットライン6の油がタンク
4に抜けるため、同パイロットライン6の圧力(戻し圧
Pi)の立上りが遅れること、 リモコン弁2を中立位置に戻すと、パイロットライ
ン5,6の油がタンク4に抜けるが、この際、絞り1
0,10が抵抗となるため、中立復帰が遅れることによ
り、リモコン弁2の操作に対するコントロールバルブの
応答性が悪くなる。
4に抜けるため、同パイロットライン6の圧力(戻し圧
Pi)の立上りが遅れること、 リモコン弁2を中立位置に戻すと、パイロットライ
ン5,6の油がタンク4に抜けるが、この際、絞り1
0,10が抵抗となるため、中立復帰が遅れることによ
り、リモコン弁2の操作に対するコントロールバルブの
応答性が悪くなる。
【0017】そこで本発明は、戻し制御時における余分
な油の流れを無くし、かつ、リモコン弁の操作に対する
コントロールバルブの応答性を改善することができる油
圧パイロット操作装置を提供するものである。
な油の流れを無くし、かつ、リモコン弁の操作に対する
コントロールバルブの応答性を改善することができる油
圧パイロット操作装置を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、油圧
アクチュエータの作動を制御する油圧パイロット式のコ
ントロールバルブと、パイロットラインを介してこのコ
ントロールバルブの両側パイロットポートにパイロット
圧を供給するリモコン弁と、このリモコン弁の操作時に
上記リモコン弁によるパイロット圧以下の二次圧を発生
させる電磁比例減圧弁と、この電磁比例減圧弁の二次圧
と上記パイロットラインの圧力のうち高圧側を選択して
パイロットポートに加えるシャトル弁とを具備してなる
ものである。
アクチュエータの作動を制御する油圧パイロット式のコ
ントロールバルブと、パイロットラインを介してこのコ
ントロールバルブの両側パイロットポートにパイロット
圧を供給するリモコン弁と、このリモコン弁の操作時に
上記リモコン弁によるパイロット圧以下の二次圧を発生
させる電磁比例減圧弁と、この電磁比例減圧弁の二次圧
と上記パイロットラインの圧力のうち高圧側を選択して
パイロットポートに加えるシャトル弁とを具備してなる
ものである。
【0019】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、シャトル弁が、コントロールバルブの両側パイロッ
トポートに対応して二つ設けられ、この両シャトル弁の
一方の入口側にパイロットライン、他方の入口側に電磁
比例減圧弁の二次側管路がそれぞれ接続されたものであ
る。
て、シャトル弁が、コントロールバルブの両側パイロッ
トポートに対応して二つ設けられ、この両シャトル弁の
一方の入口側にパイロットライン、他方の入口側に電磁
比例減圧弁の二次側管路がそれぞれ接続されたものであ
る。
【0020】請求項3の発明は、請求項1の構成におい
て、シャトル弁が、コントロールバルブの一方のみのパ
イロットポートに対応して一つ設けられ、このシャトル
弁の一方の入口側に一方のパイロットライン、他方の入
口側に電磁比例減圧弁の二次側管路がそれぞれ接続され
たものである。
て、シャトル弁が、コントロールバルブの一方のみのパ
イロットポートに対応して一つ設けられ、このシャトル
弁の一方の入口側に一方のパイロットライン、他方の入
口側に電磁比例減圧弁の二次側管路がそれぞれ接続され
たものである。
【0021】上記構成によると、リモコン弁の操作時
に、パイロット圧がコントロールバルブの操作側パイロ
ットポートに加えられる一方で、電磁比例減圧弁の二次
圧が、戻し圧としてシャトル弁を介してコントロールバ
ルブの操作側と反対側のパイロットポートに供給され、
その差圧によってコントロールバルブのスプールストロ
ークが決定される。
に、パイロット圧がコントロールバルブの操作側パイロ
ットポートに加えられる一方で、電磁比例減圧弁の二次
圧が、戻し圧としてシャトル弁を介してコントロールバ
ルブの操作側と反対側のパイロットポートに供給され、
その差圧によってコントロールバルブのスプールストロ
ークが決定される。
【0022】この場合、請求項2の構成によると、上記
戻し制御が、コントロールバルブのいずれ側の操作時に
も行われる。
戻し制御が、コントロールバルブのいずれ側の操作時に
も行われる。
【0023】これに対し、請求項3の構成によると、電
磁比例減圧弁の二次圧がコントロールバルブの一方のパ
イロットポートだけに作用し、他方のパイロットポート
にはリモコン弁によるパイロット圧のみが加えられる。
すなわち、コントロールバルブの片側の操作に対しての
み戻し制御が行われる。
磁比例減圧弁の二次圧がコントロールバルブの一方のパ
イロットポートだけに作用し、他方のパイロットポート
にはリモコン弁によるパイロット圧のみが加えられる。
すなわち、コントロールバルブの片側の操作に対しての
み戻し制御が行われる。
【0024】このような構成によると、パイロットライ
ンと電磁比例減圧弁とはシャトル弁によって油圧的に切
り離されているため、特開平2−300506号記載の
回路のように電磁比例減圧弁→パイロットライン→戻し
圧を維持するための絞り、の経路でタンクに戻る余分な
油の流れが無くなる。
ンと電磁比例減圧弁とはシャトル弁によって油圧的に切
り離されているため、特開平2−300506号記載の
回路のように電磁比例減圧弁→パイロットライン→戻し
圧を維持するための絞り、の経路でタンクに戻る余分な
油の流れが無くなる。
【0025】また、(イ)電磁比例減圧弁の二次側はパ
イロットラインとは切り離され、作動時にタンクには連
通しないため、戻し圧の立上りが早いこと、(ロ)リモ
コン弁の中立復帰時に、パイロットラインの油が絞りに
邪魔されずにタンクに速やかに抜けることにより、リモ
コン弁の操作に対するコントロールバルブの応答性が良
くなる。
イロットラインとは切り離され、作動時にタンクには連
通しないため、戻し圧の立上りが早いこと、(ロ)リモ
コン弁の中立復帰時に、パイロットラインの油が絞りに
邪魔されずにタンクに速やかに抜けることにより、リモ
コン弁の操作に対するコントロールバルブの応答性が良
くなる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1,2によ
って説明する。
って説明する。
【0027】第1実施形態(図1参照) コントロールバルブ11の一方(図左側)のパイロット
ポート11aが第1シャトル弁12の出口側に,他方
(同右側)のパイロットポート11bが第2シャトル弁
13の出口側にそれぞれ接続されている。
ポート11aが第1シャトル弁12の出口側に,他方
(同右側)のパイロットポート11bが第2シャトル弁
13の出口側にそれぞれ接続されている。
【0028】両シャトル弁12,13の一方の入口側に
は、パイロットライン14,15を介してリモコン弁1
6の両側減圧弁16a,16bが接続され、他方の入口
側には、管路17,18を介して電磁比例減圧弁19の
二次側が接続されている。
は、パイロットライン14,15を介してリモコン弁1
6の両側減圧弁16a,16bが接続され、他方の入口
側には、管路17,18を介して電磁比例減圧弁19の
二次側が接続されている。
【0029】また、この電磁比例減圧弁19の一次側管
路20は第3シャトル弁21の出口側に接続され、この
第3シャトル弁21の両入口側がパイロットライン1
4,15に接続されている。
路20は第3シャトル弁21の出口側に接続され、この
第3シャトル弁21の両入口側がパイロットライン1
4,15に接続されている。
【0030】16cはリモコン弁16の操作レバー、2
2はリモコン弁16の一次圧供給源、23はタンクであ
る。
2はリモコン弁16の一次圧供給源、23はタンクであ
る。
【0031】なお、電磁比例減圧弁19には、図示しな
い制御部から他のアクチュエータの負荷圧に応じた操作
信号が加えられ、この操作信号によって同減圧弁19の
二次圧Piが決定される。
い制御部から他のアクチュエータの負荷圧に応じた操作
信号が加えられ、この操作信号によって同減圧弁19の
二次圧Piが決定される。
【0032】この構成において、リモコン弁16がたと
えば図左側に操作されると、その二次圧(パイロット
圧)PrAが第1シャトル弁12の一方の入口側に加え
られる。
えば図左側に操作されると、その二次圧(パイロット
圧)PrAが第1シャトル弁12の一方の入口側に加え
られる。
【0033】一方、このパイロット圧PrAは、第3シ
ャトル弁21を介して電磁比例減圧弁19の一次側に加
えられ、その二次圧(戻し圧)Piが第1および第2両
シャトル弁12,13の他方の入口側に加えられる。
ャトル弁21を介して電磁比例減圧弁19の一次側に加
えられ、その二次圧(戻し圧)Piが第1および第2両
シャトル弁12,13の他方の入口側に加えられる。
【0034】ここで、PrA≧Piであり、PrA>P
iのときには第1シャトル弁12でPraが選択され、
第2シャトル弁13ではPrB=0であるから戻し圧P
iが選択される。
iのときには第1シャトル弁12でPraが選択され、
第2シャトル弁13ではPrB=0であるから戻し圧P
iが選択される。
【0035】従って、コントロールバルブ11の一方の
パイロットポート11aにはPrA、他方のパイロット
ポート11bにはPiがそれぞれ作用し、同バルブ11
がその差圧(PrA−Pi)に応じたスプールストロー
クに設定される。
パイロットポート11aにはPrA、他方のパイロット
ポート11bにはPiがそれぞれ作用し、同バルブ11
がその差圧(PrA−Pi)に応じたスプールストロー
クに設定される。
【0036】なお、PrA=Piのときには、差圧が0
となるため、コントロールバルブ11は中立となる。
となるため、コントロールバルブ11は中立となる。
【0037】こうして、他のアクチュエータの負荷圧の
上昇によってポンプ圧が上昇した場合に、自動的にコン
トロールバルブ11のスプールストロークが減じられて
アクチュエータへの供給流量が一定に保たれる。
上昇によってポンプ圧が上昇した場合に、自動的にコン
トロールバルブ11のスプールストロークが減じられて
アクチュエータへの供給流量が一定に保たれる。
【0038】ここで、パイロットライン14,15と電
磁比例減圧弁19とはシャトル弁12,13,14によ
って油圧的に切り離され、戻し圧Piはパイロットライ
ン14,15とは独立して作用するため、特開平2−3
00506号記載の回路のように電磁比例減圧弁→パイ
ロットライン→戻し圧を維持するための絞り、の経路で
タンクに戻る余分な油の流れが無くなる。
磁比例減圧弁19とはシャトル弁12,13,14によ
って油圧的に切り離され、戻し圧Piはパイロットライ
ン14,15とは独立して作用するため、特開平2−3
00506号記載の回路のように電磁比例減圧弁→パイ
ロットライン→戻し圧を維持するための絞り、の経路で
タンクに戻る余分な油の流れが無くなる。
【0039】一方、電磁比例減圧弁19の二次側はパイ
ロットライン14,15とは切り離され、作動時にタン
ク23には連通しないため、戻し圧Piの立上りが早く
なる。
ロットライン14,15とは切り離され、作動時にタン
ク23には連通しないため、戻し圧Piの立上りが早く
なる。
【0040】また、パイロットライン14,15とタン
ク23とを結ぶラインに戻し圧を維持するための絞りを
設ける必要がないため、リモコン弁16の中立復帰時
に、パイロットライン14,15の油が絞りに邪魔され
ずにタンク23に速やかに抜ける。
ク23とを結ぶラインに戻し圧を維持するための絞りを
設ける必要がないため、リモコン弁16の中立復帰時
に、パイロットライン14,15の油が絞りに邪魔され
ずにタンク23に速やかに抜ける。
【0041】このため、リモコン弁16の操作に対する
コントロールバルブ11の応答性が良くなる。
コントロールバルブ11の応答性が良くなる。
【0042】第2実施形態(図2参照) 第1実施形態では、リモコン弁16がいずれ側に操作さ
れたときでも、その操作された側のパイロット圧を電磁
比例減圧弁19の一次側に加え、かつ、同減圧弁19の
二次圧を操作側と反対側のパイロットポートに作用させ
る構成としたのに対し、第2実施形態では、リモコン弁
の一方の減圧弁16bとコントロールバルブ11の一方
のパイロットポート11bとを結ぶ図右側パイロットラ
イン15のみが電磁比例減圧弁19の一次側に接続さ
れ、同減圧弁19の二次側がシャトル弁12の一方の入
口側に接続されている。
れたときでも、その操作された側のパイロット圧を電磁
比例減圧弁19の一次側に加え、かつ、同減圧弁19の
二次圧を操作側と反対側のパイロットポートに作用させ
る構成としたのに対し、第2実施形態では、リモコン弁
の一方の減圧弁16bとコントロールバルブ11の一方
のパイロットポート11bとを結ぶ図右側パイロットラ
イン15のみが電磁比例減圧弁19の一次側に接続さ
れ、同減圧弁19の二次側がシャトル弁12の一方の入
口側に接続されている。
【0043】この回路構成によると、リモコン弁16が
右側に操作されたときには、そのパイロット圧PrBが
コントロールバルブ11の右側パイロットポート11b
と電磁比例減圧弁19の一次側とに加えられ、同減圧弁
19の二次圧Piが左側パイロットポート11aに作用
する。
右側に操作されたときには、そのパイロット圧PrBが
コントロールバルブ11の右側パイロットポート11b
と電磁比例減圧弁19の一次側とに加えられ、同減圧弁
19の二次圧Piが左側パイロットポート11aに作用
する。
【0044】一方、リモコン弁16が左側に操作された
ときには、パイロット圧PrAはコントロールバルブ1
1の左側パイロットポート11aのみに作用し、電磁比
例減圧弁19からの出力は0となる。
ときには、パイロット圧PrAはコントロールバルブ1
1の左側パイロットポート11aのみに作用し、電磁比
例減圧弁19からの出力は0となる。
【0045】すなわち、リモコン弁16(コントロール
バルブ11)の右側操作時にのみ戻し制御が行われる。
バルブ11)の右側操作時にのみ戻し制御が行われる。
【0046】このような制御は、たとえば、前記した油
圧ショベルにおけるアーム引き操作時のキャビテーショ
ン防止のための制御として行われる。
圧ショベルにおけるアーム引き操作時のキャビテーショ
ン防止のための制御として行われる。
【0047】すなわち、アームシリンダの引き側の作動
速度がポンプ吐出量によって決まる速度を超えて、同シ
リンダキャビテーションを起こすことのないように、ア
ームシリンダ用コントロールバルブのアーム引き側操作
時のみに、アームシリンダの負荷圧に応じた戻し圧を作
用させることによって、同バルブのスプールストローク
を減じ、シリンダ流量を減少させることができる。
速度がポンプ吐出量によって決まる速度を超えて、同シ
リンダキャビテーションを起こすことのないように、ア
ームシリンダ用コントロールバルブのアーム引き側操作
時のみに、アームシリンダの負荷圧に応じた戻し圧を作
用させることによって、同バルブのスプールストローク
を減じ、シリンダ流量を減少させることができる。
【0048】この片側戻し制御法をとれば、上記アーム
シリンダの場合でいえば、キャビテーション発生のおそ
れのないアーム押し操作時に、無駄な戻し制御が行われ
ることがない。
シリンダの場合でいえば、キャビテーション発生のおそ
れのないアーム押し操作時に、無駄な戻し制御が行われ
ることがない。
【0049】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、戻し
制御を行うための電磁比例減圧弁を、シャトル弁によっ
てリモコン弁のパイロットラインと油圧的に切り離して
設けたから、特開平2−300506号記載の回路のよ
うに、リモコン弁の操作時に電磁比例減圧弁→パイロッ
トライン→戻し圧を維持するための絞り、の経路でタン
クに戻る余分な油の流れが無くなる。
制御を行うための電磁比例減圧弁を、シャトル弁によっ
てリモコン弁のパイロットラインと油圧的に切り離して
設けたから、特開平2−300506号記載の回路のよ
うに、リモコン弁の操作時に電磁比例減圧弁→パイロッ
トライン→戻し圧を維持するための絞り、の経路でタン
クに戻る余分な油の流れが無くなる。
【0050】このため、リモコン弁の一次圧供給源とし
てのポンプの容量が小さくてすむ等、コストその他の面
で有利となる。
てのポンプの容量が小さくてすむ等、コストその他の面
で有利となる。
【0051】また、(イ)電磁比例減圧弁の二次側はパ
イロットラインとは切り離され、作動時にタンクには連
通しないため、戻し圧の立上りが早いこと、(ロ)リモ
コン弁の中立復帰時に、パイロットラインの油が絞りに
邪魔されずにタンクに速やかに抜けることにより、リモ
コン弁の操作に対するコントロールバルブの応答性を改
善することができる。
イロットラインとは切り離され、作動時にタンクには連
通しないため、戻し圧の立上りが早いこと、(ロ)リモ
コン弁の中立復帰時に、パイロットラインの油が絞りに
邪魔されずにタンクに速やかに抜けることにより、リモ
コン弁の操作に対するコントロールバルブの応答性を改
善することができる。
【図1】本発明の第1実施形態を示す油圧回路図であ
る。
る。
【図2】本発明の第2実施形態を示す油圧回路図であ
る。
る。
【図3】従来技術を示す油圧回路図である。
11 コントロールバルブ 16 リモコン弁 14,15 パイロットライン 19 電磁比例減圧弁 12 パイロット圧または電磁比例減圧弁の二次圧をコ
ントロールバルブの一方のパイロットポートに加えるシ
ャトル弁 13 パイロット圧または電磁比例減圧弁の二次圧をコ
ントロールバルブの他方のパイロットポートに加えるシ
ャトル弁 21 パイロット圧を電磁比例減圧弁の一次側に加える
シャトル弁
ントロールバルブの一方のパイロットポートに加えるシ
ャトル弁 13 パイロット圧または電磁比例減圧弁の二次圧をコ
ントロールバルブの他方のパイロットポートに加えるシ
ャトル弁 21 パイロット圧を電磁比例減圧弁の一次側に加える
シャトル弁
Claims (3)
- 【請求項1】 油圧アクチュエータの作動を制御する油
圧パイロット式のコントロールバルブと、パイロットラ
インを介してこのコントロールバルブの両側パイロット
ポートにパイロット圧を供給するリモコン弁と、このリ
モコン弁の操作時に上記リモコン弁によるパイロット圧
以下の二次圧を発生させる電磁比例減圧弁と、この電磁
比例減圧弁の二次圧と上記パイロットラインの圧力のう
ち高圧側を選択してパイロットポートに加えるシャトル
弁とを具備してなることを特徴とする油圧パイロット操
作装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の油圧パイロット操作装置
において、シャトル弁が、コントロールバルブの両側パ
イロットポートに対応して二つ設けられ、この両シャト
ル弁の一方の入口側にパイロットライン、他方の入口側
に電磁比例減圧弁の二次側管路がそれぞれ接続されたこ
とを特徴とする油圧パイロット操作装置。 - 【請求項3】 請求項1記載の油圧パイロット操作装置
において、シャトル弁が、コントロールバルブの一方の
みのパイロットポートに対応して一つ設けられ、このシ
ャトル弁の一方の入口側に一方のパイロットライン、他
方の入口側に電磁比例減圧弁の二次側管路がそれぞれ接
続されたことを特徴とする油圧パイロット操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22539295A JPH0972307A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 油圧パイロット操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22539295A JPH0972307A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 油圧パイロット操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0972307A true JPH0972307A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16828648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22539295A Pending JPH0972307A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 油圧パイロット操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0972307A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110030816A1 (en) * | 2008-04-15 | 2011-02-10 | Wolfgang Kauss | Control system for controlling a directional control valve |
JP2013540957A (ja) * | 2010-08-24 | 2013-11-07 | ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー | 建設機械の制御装置 |
-
1995
- 1995-09-01 JP JP22539295A patent/JPH0972307A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110030816A1 (en) * | 2008-04-15 | 2011-02-10 | Wolfgang Kauss | Control system for controlling a directional control valve |
JP2011517754A (ja) * | 2008-04-15 | 2011-06-16 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 方向制御弁の制御装置 |
JP2013540957A (ja) * | 2010-08-24 | 2013-11-07 | ボルボ コンストラクション イクイップメント アーベー | 建設機械の制御装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040615 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |