JPH0972304A - 建機の油圧回路 - Google Patents

建機の油圧回路

Info

Publication number
JPH0972304A
JPH0972304A JP7229790A JP22979095A JPH0972304A JP H0972304 A JPH0972304 A JP H0972304A JP 7229790 A JP7229790 A JP 7229790A JP 22979095 A JP22979095 A JP 22979095A JP H0972304 A JPH0972304 A JP H0972304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
accelerator
oil passage
idling
operating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7229790A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Arii
一善 有井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP7229790A priority Critical patent/JPH0972304A/ja
Publication of JPH0972304A publication Critical patent/JPH0972304A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブーム下降時にはブームシリンダが短縮駆動
状態であるにも拘らずにエンジンがアイドリング状態に
下がる不都合を解消させる。 【解決手段】 ブームシリンダ5c用制御弁9内におけ
る供給側及び戻り側の油路夫々に絞り弁9s,9mを設
け、容量可変型油圧ポンプ8を調節する流量調節機構A
とを備え、絞り弁9sの圧油供給下手側の第1油路14
tと、制御弁9の圧油供給ポート9pの第2油路15と
の差圧を所定値に維持するロードセンシングと、ブーム
シリンダ5cの停止時にはエンジンをアイドリングと
し、作動時にはエンジン回転数をアクセルレバー通りの
設定値に設定するオートアイドルとを備える。オートア
イドルの作動、非作動を司る圧力センサ23は、第1油
路14tの圧を検出するものに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホウ等の建
機の油圧回路構造に係り、詳しくは、負荷に見合った分
だけの油圧動力をポンプ吐出させる負荷制御、所謂ロー
ドセンシングと、アクチュエータが作動していないと
き、すなわち負荷が作用していないときにはエンジン回
転数をアイドリング状態に落とす制御、所謂オートアイ
ドルとを備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】ロードセンシングを採用したものとして
は、特開平7‐103204号公報に示されたバックホ
ウが知られており、このものでは制御弁内における供給
側油路に装備された絞り弁による圧力差と、制御弁の圧
油供給下手側に配置された圧力補償弁による圧力差との
和によって設定される差圧を維持するようにポンプの流
量を可変調節するようにしている。又、先に出願した特
願平6‐204072号において、アクチュエータが作
動していないとき、すなわち負荷が作用していないとき
にはエンジン回転数を下げ、燃費改善と騒音低減を図る
技術が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ロードセンシ
ングを採る建機にオートアイドルを組込めば、必要な機
能を備えながらより一層省エネ化、低騒音化が図れる点
で好ましい。本発明は、ロードセンシングシステムとオ
ートアイドルシステムとを機能上の問題なく合理的に融
合させることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕上記目的達成のために本発明は、油圧アクチュ
エータと、可変容量型の油圧ポンプと、アクチュエータ
への圧油供給経路に対する絞り弁を内装した制御弁と、
油圧ポンプの単位時間当たりの吐出量を可変設定する流
量調節機構とを備え、絞り弁に対する圧油供給下手側部
分に連通する第1油路と、制御弁の圧油供給ポートに連
通する第2油路との差圧を所定値に維持するように流量
調節機構を操作する負荷制御手段と、エンジン回転数を
人為操作によって調節設定するアクセル操作具と、エン
ジン回転数を駆動操作して調節設定するアクセル調節機
構と、油圧アクチュエータが作動しているか否かを検出
する作動検出手段とを備え、油圧アクチュエータの停止
時にはエンジン回転数をアイドリング側に変更操作する
とともに、油圧アクチュエータの作動時にはエンジン回
転数をアクセル操作具による設定値に操作するように、
アクセル調節機構を作動させるアクセル制御手段とを備
え、作動検出手段を、第1油路に圧が立っているか否か
を検出するものに構成するとともに、制御弁内における
戻り側油路に絞り弁を設けてあることを特徴とするもの
である。
【0005】〔作用〕請求項1の構成によれば、オート
アイドルの作動を司る作動検出手段を、制御弁内での供
給側油路の絞り弁に対する圧油供給下手側部分で圧が立
つか立たないかを検出することで構成してある。つま
り、差圧を出すための基本圧である回路圧が立つか立た
ないかを判断するものであるから、例えば、バックホウ
のように複数のアクチュエータを持つものでも、いずれ
かのアクチュエータを使えば必ず圧が作用するのであ
り、負荷の有無をもれなく検出できるのである。しかし
ながら、場合によっては必ずしも正確にアクチュエータ
の作動及び非作動状態を判断できないことがある。
【0006】例えば、バックホウにおいてブームシリン
ダを作動させてブームを下降移動する場合では、元々ブ
ームの自重によって下降するものであり、ブームシリン
ダの駆動速度よりもブームの自重移動速度が同等以上で
あれば、実質上、前述した第1油路に圧が立たないこと
になり、アクチュエータが作動状態であるにも拘らずに
エンジンがアイドリング状態に下がってしまうことが予
測される。こうなると、次に遅滞なくブームを上昇操作
すると、そのことによってエンジン回転数を設定値に回
復するようになるため、不要な制御が行われるてしまう
とともに、その回復に要するタイムラグによって操作反
応が鈍くなる不都合がある。
【0007】そこで、本願では、制御弁内における戻り
側油路に絞り弁を設けたから、その絞り弁によって必ず
背圧が発生するようになり、上述したように、負の圧で
アクチュエータが作動されるような場合でも、作動検出
手段が正しく検出作動できるようになるのである。従っ
て、アクチュエータの作動状態であるにも拘らずにアイ
ドリング状態となる不都合が解消され、無駄な制御が行
われなくなるとともに、操作レスポンスが改善されるよ
うになる。
【0008】〔効果〕その結果、制御弁内の戻り側油路
に絞りを設けるという比較的簡単な改造によって、アク
チュエータでの作動圧有無に拘らずにその作動、非作動
の検出が行え、ロードセンシングシステムを採る油圧回
路において、正確にオートアイドルシステムが機能する
ようになり、より操作性に優れるものとして提供でき
た。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
建機の一例であるバックホウの場合について、図面に基
づいて説明する。図1にバックホウが示され、1は掘削
作業装置、2は旋回台、3は走行機台、4はクローラ走
行装置であり、掘削作業装置1は、ブーム5、アーム
6、バケット7等を備えて構成されている。このバック
ホウでは、ブームシリンダ5c、アームシリンダ6c、
バケットシリンダ7c、並びに図示しない走行用油圧モ
ータやスイングシリンダ等のアクチュエータを駆動させ
るための油圧回路にロードセンシングシステムとオート
アイドルシステムとを採り入れており、以下に示す原理
図を基に説明する。
【0010】図2に、ブームシリンダ5cとアームシリ
ンダ6cとに関する回路を抜粋した原理回路図が示さ
れ、8はエンジン19で駆動される可変容量型の油圧ポ
ンプ、13は油圧ポンプ8の単位時間当たりの吐出油量
を可変設定する流量調節機構である。流量調節機構13
は、メインポンプ8の吐出圧で作動する馬力制御シリン
ンダ13Aと、調節ポンプ18で駆動される流量制御シ
リンダ13Bとで成る調節シリンダ13で構成されてい
る。そして、流量調節機構13と、これに対する圧力補
償型の流量制御弁14とによりって負荷制御手段Aが構
成されている。9はブーム用制御弁、10はアーム用制
御弁、11はブーム用で12はアーム用の各コンペンセ
ータ(圧力補償弁)であり、両制御弁9,10における
供給側油路及び戻り側油路の夫々に、絞り弁9s,9
m,10s,10mが装備されている。
【0011】各コンペンセータ11,12は、各供給側
絞り弁9s,10sに対する圧油供給下手側に位置し、
かつ、各アクチュエータ5c,6cに対する圧油供給上
手側に配置されている。そして、各コンペンセータ1
1,12に対する圧油供給下手側であり、かつ、各アク
チュエータ5c,6cに対する圧油供給上手側部分と各
コンペンセータ11,12のバネ側油室とを連通する低
圧側油路11t,12tを設けてある。
【0012】各コンペンセータ11,12に対する圧油
供給上手側であり、かつ、各供給側油路の絞り弁9s,
10sに対する圧油供給下手側部分と、各コンペンセー
タ11,12の反バネ側油室とを連通する高圧側油路1
1k,12kを設けてある。各コンペンセータ11,1
2に、流路断絶側に付勢する圧縮バネ17が備えられた
定差減圧弁に構成され、これによってアフターオリフィ
ス型のロードセンシング回路を構成してある。
【0013】流量制御弁14のバネ側油室14xと各供
給側絞り弁9s,10sに対する圧油供給下手側部分と
を連通する第1低圧側油路14tを設けてあり、各低圧
側油路11t,12tに第1低圧側油路14tが連通し
ている。各制御弁9,10の圧油供給ポート9p,10
pに連通される連通油路15と、圧力調節弁14の反バ
ネ側油室とを専用の接続油路16で連通してある。又、
流量制御弁14の切換わり時における調節シリンダ13
に対する圧は、油圧ポンプ8とともにエンジン駆動され
る専用の調節ポンプ18で賄うように構成してある。
【0014】図2に示すように、エンジン回転数を人為
操作によって調節設定するアクセルレバー(アクセル操
作具の一例)24と、エンジン回転数を駆動操作して調
節設定するアクセル調節機構Bと、ブームシリンダ5c
等の油圧アクチュエータが作動しているか否か、すなわ
ち、負荷が作用しているか否かを検出する作動検出手段
Cとを備え、油圧アクチュエータが停止しての無負荷時
にはエンジン回転数をアイドリング側に変更操作すると
ともに、油圧アクチュエータの作動時にはエンジン回転
数をアクセルレバー24による設定値に操作するよう
に、アクセル調節機構Bを作動させるアクセル制御手段
Dとを備えてある。
【0015】すなわち、エンジン19のガバナー20に
ガバナレバー21を備え、このガバナレバー21を駆動
操作するギヤードモータ(アクセル調節機構Bの一例)
22、前述した第1低圧側油路(第1油路に相当)14
tの圧を検出する圧力センサ23、及び、ハンドアクセ
ルレバー(アクセル操作具の一例)24の操作位置を検
出するポテンショメータ25を制御装置26に接続して
アクセル制御手段Dを構成してある。尚、図示しない
が、ギヤードモータ24内にはフィードバック用のポテ
ンショメータが装備されている。
【0016】つまり、アイドリング位置iにあるハンド
アクセルレバー24を操作して、作業状態におけるエン
ジン回転数(通常はフルアクセル位置mにセットするこ
とが多い)を設定し、作業状態であればその設定回転数
が維持され、非作業時(無負荷時)にはアクセルレバー
21が位置mにセットされたままとしながらエンジン回
転数をアイドリング状態に落とすのである。この場合で
は、圧力センサ23によって作動検出手段Cが構成され
ている。
【0017】例えば、ブーム用制御弁9を切換えて、ブ
ーム5が下降するようにブームシリンダ5cを短縮駆動
させるときには、掘削作業装置1の自重によってはピス
トンロッド5rを押す速度がブームシリンダ5cの短縮
駆動速度よりも速くなることがある。そうなると、ブー
ム用制御弁9の圧油供給上手側油路にブームシリンダ5
cの駆動負荷による圧が立たなくなるのであるが、制御
弁内に装備した戻り側油路の絞り弁9mによって背圧が
立つようにしてあり、それによって第1低圧側油路14
tに所期する圧が存在する状態となる。従って、圧力セ
ンサ23が圧検出する状態になり、エンジン19の回転
数をハンドアクセルレバー24による設定回転数に維持
できるのである。
【0018】上述の実施例では、ブームシリンダ5cと
アームシリンダ6cとで油圧アクチュエータを構成して
いるが、走行用油圧モータやスイングシリンダ等も油圧
アクチュエータであり、又、油圧アクチュエータが単数
の場合でも良い。
【0019】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの側面図
【図2】ロードセンシング及びオートアイドルの原理を
示す部分油圧回路図
【符号の説明】
5c,6c 油圧アクチュエータ 8 油圧ポンプ 9,10 制御弁 9s,10s 絞り弁 9p,10p 圧油供給ポート 9m,10m 絞り弁 13 流量調節機構 14t 第1油路 15 第2油路 24 アクセル操作具 A 負荷制御手段 B アクセル調節機構 C 作動検出手段 D アクセル制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧アクチュエータ(5c),(6c)
    と、可変容量型の油圧ポンプ(8)と、前記アクチュエ
    ータ(5c),(6c)への圧油供給経路に対する絞り
    弁(9s),(10s)を内装した制御弁(9),(1
    0)と、前記油圧ポンプ(8)の単位時間当たりの吐出
    量を可変設定する流量調節機構(13)とを備え、前記
    絞り弁(9s),(10s)に対する圧油供給下手側部
    分に連通する第1油路(14t)と、前記制御弁
    (9),(10)の圧油供給ポート(9p),(10
    p)に連通する第2油路(15)との差圧を所定値に維
    持するように前記流量調節機構(13)を操作する負荷
    制御手段(A)と、 エンジン回転数を人為操作によって調節設定するアクセ
    ル操作具(24)と、エンジン回転数を駆動操作して調
    節設定するアクセル調節機構(B)と、前記油圧アクチ
    ュエータ(5c),(6c)が作動しているか否かを検
    出する作動検出手段(C)とを備え、前記油圧アクチュ
    エータ(5c),(6c)の停止時にはエンジン回転数
    をアイドリング側に変更操作するとともに、前記油圧ア
    クチュエータ(5c),(6c)の作動時にはエンジン
    回転数を前記アクセル操作具(24)による設定値に操
    作するように、前記アクセル調節機構(B)を作動させ
    るアクセル制御手段(D)とを備え、 前記作動検出手段(C)を、前記第1油路(14t)に
    圧が立っているか否かを検出するものに構成するととも
    に、前記制御弁(9),(10)内における戻り側油路
    に絞り弁(9m),(10m)を設けてある建機の油圧
    回路。
JP7229790A 1995-09-07 1995-09-07 建機の油圧回路 Pending JPH0972304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7229790A JPH0972304A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 建機の油圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7229790A JPH0972304A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 建機の油圧回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0972304A true JPH0972304A (ja) 1997-03-18

Family

ID=16897722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7229790A Pending JPH0972304A (ja) 1995-09-07 1995-09-07 建機の油圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0972304A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104405729A (zh) * 2014-10-24 2015-03-11 长沙中联消防机械有限公司 多油缸控制方法、设备、系统以及工程机械

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104405729A (zh) * 2014-10-24 2015-03-11 长沙中联消防机械有限公司 多油缸控制方法、设备、系统以及工程机械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6378303B1 (en) Hydraulic control device of a working machine
JPH0972304A (ja) 建機の油圧回路
JP3549423B2 (ja) バックホウ
JPH0971978A (ja) 建機の油圧回路
JP2018145984A (ja) 建設機械の油圧駆動装置
JPH1150494A (ja) 建機の油圧回路
JP3286187B2 (ja) 建機のアクセル装置
JP3286149B2 (ja) 建機の油圧回路
JPH0734489A (ja) 建機の油圧回路構造
JPH10219753A (ja) 建機のアクセル制御装置
JP3445068B2 (ja) 建機の油圧回路
JPS6211174B2 (ja)
JP3321551B2 (ja) 建機の油圧回路
JP3151393B2 (ja) 建機の油圧回路
JP3286148B2 (ja) 建機の油圧回路
JP3286146B2 (ja) 建機の油圧回路
JP3474050B2 (ja) 建機の油圧回路
JP3286147B2 (ja) 建機の油圧回路
JPH09217386A (ja) 建機の油圧回路
JP3462690B2 (ja) 建機の油圧回路
JP2945556B2 (ja) 建機の油圧回路構造
JPH08105403A (ja) 油圧アクチュエータの制御装置
JPH10219754A (ja) 建機の油圧回路
JP2520462Y2 (ja) 建設機械の操作制御装置
JPH06294403A (ja) 建機の油圧回路構造