JP2520462Y2 - 建設機械の操作制御装置 - Google Patents

建設機械の操作制御装置

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JP2520462Y2
JP2520462Y2 JP1988121098U JP12109888U JP2520462Y2 JP 2520462 Y2 JP2520462 Y2 JP 2520462Y2 JP 1988121098 U JP1988121098 U JP 1988121098U JP 12109888 U JP12109888 U JP 12109888U JP 2520462 Y2 JP2520462 Y2 JP 2520462Y2
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switch
control device
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JP1988121098U
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JPH0240943U (ja
Inventor
宏 下垣内
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油谷重工業株式会社
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、主として油圧ショベルに装備したエンジ
ンおよび可変ポンプ用操作制御装置に関する。
従来の技術 油圧ショベルの機種によっては、対応する作業によっ
て作業量と燃費を選べるH(重負荷時用),S(通常負荷
時用),FC(微小速度操作時用)など複数種類の作業モ
ードをそれぞれ選択して操作できるようにしているもの
がある。
第2図は、サーボ機構1をそなえた可変ポンプ2周辺
の要部回路図である。図において、3,4は油圧ショベル
に装備されている各種油圧アクチュエータのうちの油圧
シリンダ、5,6は図示しない作業機用操作レバーによっ
て切換操作される油圧シリンダ3,4制御用のそれぞれパ
イロット切換弁、7はセンタバイパス油路、8はチェッ
ク弁、9は絞り部、10はリリーフ弁、11は油タンクであ
る。この第2図におけるサーボ機構1では、ネガコンパ
イロット圧力Piがパイロットピストン12にはたらくと、
ネガコン弁13が作動し、それと同時に、フィードバック
レバー14を介してサーボピストン弁15のサーボピストン
(図示なし)を作動する。そうすると、サーボピストン
と可変ポンプ2の傾転角可変要素子(図示なし)とを連
結しているレバー16は従動し、可変ポンプ2の斜板傾転
角を変化させる。それにより、可変ポンプ2の吐出量を
調整できる。それで、上記サーボ機構のある部分に、さ
らに別のパイロット圧を作用させるようにした操作回路
(図示なし)がある。その回路では、作業モード切換ス
イッチをHモード位置,Sモード位置,FCモード位置に切
換操作することにより可変ポンプの最大吐出量を複数の
段階に切換えることができる。
第3図は、可変ポンプのポンプ馬力制御曲線図であ
る。運転者が作業負荷の大小に対応し、作業モード切換
スイッチを切換操作して上記モードのうちいずれかを選
択することにより、ポンプ馬力を変化させることができ
る。
また、作業によってはたとえば法面整正,つり荷など
細かな動きを要求される作業がある。この場合に運転者
が操作モード切換スイッチ(図示なし)をH(重負荷時
用)位置よりFC(微小速度操作時用)位置に切換える
と、エンジン回転数が低減されるので、油圧アクチュエ
ータの作動速度が遅くなり、低速で正確な微操作ができ
る。なお第4図は、H,S,FCモード時におけるエンジンの
性能曲線図である。
考案が解決しようとする課題 建設機械の作業が細かく、低速かつ正確な動きを必要
とする場合には、運転者は作業モード切換スイッチを微
小速度操作時用FCモード位置に切換えておく。ここで、
たとえば法面整正を行う場合について述べる。法面バケ
ットにより法切り動作を完了して、次の法切りスタート
位置に上記法面バケットを移動させるときその移動速度
が非常に遅く、作業能率を阻害していた。上記作業モー
ド切換スイッチは運転時操作用スイッチではないので、
運転者は作業を中断して上記切換スイッチを切換操作し
なければならなかった。すなわち、運転者が運転中に上
記切換スイッチを操作することはできなかった。
この考案は上記の課題を解決し、微小速度操作時に運
転者の所望に応じて、油圧アクチュエータの作動速度を
容易に増速できる操作制御装置を提供することを目的と
する。
課題を解決するための手段 イ.本考案では、作業機用操作レバーの操作により建設
機械に装備した油圧アクチュエータ制御用パイロット切
換弁を切換操作するようにし、また作業モード切換スイ
ッチの切換操作により可変ポンプの最大吐出量を複数の
段階に切換可能とし、それとともにエンジン回転数を低
減して微小速度操作を可能とした建設機械において、 ロ.上記作業モード切換スイッチからの切換操作信号を
コントローラを介して可変ポンプのサーボ機構、および
エンジンのガバナ制御装置に出力可能とし、一方、建設
機械の運転席付近に運転時用操作スイッチを設け、 ハ.作業モード切換スイッチを微小速度操作位置に切換
えた作業時に上記運転時用操作スイッチの操作により、
コントローラを介してエンジン回転数を上昇可能に構成
した。
作用 イ.作業モード切換スイッチをFCモード位置に切換える
と、その切換操作信号はコントローラに入力されて記憶
されるとともに、上記信号は可変ポンプのサーボ機構に
出力される。そこで、サーボ機構は斜板傾転角を調整
し、可変ポンプの吐出量を低減させる。同時に上記切換
操作信号はコントローラを介してエンジンのガバナ制御
装置に出力され、エンジン回転数を低減させる。なおエ
ンジン回転数は、常時回転センサにより検出され、その
検出信号はコントローラに入力されている。
ロ.作業モード切換スイッチをFCモード位置に切換てい
るとき、運転席付近に設けた運転時用操作スイッチを操
作すると、その操作信号はコントローラに入力される。
コントローラは、上記作業モード切換スイッチ,回転セ
ンサからの信号に基づき、指令信号をエンジンのガバナ
制御装置に出力する。それにより、エンジン回転数は上
昇する。
ハ.上記ロ項によりエンジン回転数が上昇すると、可変
ポンプの回転数も上昇しその吐出量は増加する。そこ
で、油圧アクチュエータに供給される圧油流量が多くな
り、油圧アクチュエータの作動速度は速くなる。
ニ.また上記運転時操作用スイッチを元の位置に戻す
と、エンジン回転数は再び低減して油圧アクチュエータ
の作業速度は遅くなるので、微小速度操作が可能とな
る。
実施例 以下、この考案にかかる建設機械の操作制御装置を図
面に基づいて詳細に説明する。第1図は、この考案にか
かる操作制御装置を示すブロック図である。図におい
て、17は可変ポンプ、18は可変ポンプ17のサーボ機構、
19は各種油圧アクチュエータのうちの油圧シリンダ、20
は図示しない作業機用操作レバーによって切換操作され
る油圧シリンダ19の制御用のパイロット切換弁、21はエ
ンジン、22はエンジン21のガバナ制御装置、23はエンジ
ン21の回転数を検出する回転センサ、24は作業モード切
換スイッチ、25は運転時用操作スイッチ、26はコントロ
ーラである。
次に、この考案にかかる操作制御装置の構成を第1図
について述べる。作業モード切換スイッチ24からの切換
操作信号をコントローラ26を介して可変ポンプ17のサー
ボ機構18、およびエンジン21のガバナ制御装置22に出力
可能とした。一方、建設機械の運転席付近に運転時用操
作スイッチ25の操作により、コントローラ26を介してエ
ンジン回転数を上昇可能に構成した。
次に、この考案にかかる操作制御装置の作用機能につ
いて述べる。作業モード切換スイッチ24を微小速度操作
時用FCモード位置に切換えると、その切換操作信号はコ
ントローラ26に入力されて記憶されるとともに、上記信
号は可変ポンプ17のサーボ機構18に出力される。そこ
で、サーボ機構18は斜板傾転角を調整し、可変ポンプ17
の吐出量を低減させる。同時に上記切換操作信号はコン
トローラ26を介してエンジン21のガバナ制御装置22に出
力され、エンジン回転数を低減させる。なおエンジン回
転数は、常時回転センサ23により検出され、その検出信
号はコントローラ26に入力されている。作業モード切換
スイッチ24をFCモード位置に切換えているとき、運転席
付近に設けた運転時用操作スイッチ25をイ位置よりロ位
置に操作すると、その操作信号はコントローラ26に入力
される。コントローラ26は、上記作業モード切換スイッ
チ24,回転センサ23からの信号に基づき、指令信号をエ
ンジン21のガバナ制御装置22に出力する。それにより、
エンジン回転数は上昇する。上記のようにエンジン回転
数が上昇すると、可変ポンプ17の回転数も上昇しその吐
出量は増加する。そこで、油圧アクチュエータ(19)に
供給される圧油流量が多くなり、油圧アクチュエータ
(19)の作動速度は速くなる。また、上記運転時操作用
スイッチ25をロ位置より元のイ位置に戻すと、エンジン
回転数は再び低減し油圧アクチュエータ(19)の作動速
度は遅くなるので、微小速度操作が可能となる。
この考案にかかる操作制御装置では上記のようにし
て、微小速度操作時に運転者の所望に応じて油圧アクチ
ュエータの作動速度を容易に増速できる。
考案の効果 建設機械の作業が細かく、低速かつ正確な動きを必要
とする場合には、運転者は作業モード切換スイッチを微
小速度操作時用FCモード位置に切換えておく。ここで、
たとえば法面整正を行う場合について述べる。法面バケ
ットにより法切り動作を完了して、次の法切りスタート
位置に上記法面バケットを移動させるときその移動速度
が非常に遅く、作業能率を阻害していた。上記作動モー
ド切換スイッチは運転時操作用スイッチではないので、
運転者は作業を中断して上記切換スイッチを切換操作し
なければならなかった。すなわち、運転者が運転中に上
記切換スイッチを操作することはできなかった。
しかしこの考案にかかる操作制御装置では、作業モー
ド切換スイッチからの切換操作信号をコントローラを介
して可変ポンプのサーボ機構、およびエンジンのガバナ
制御装置に出力可能とした。一方、建設機械の運転席付
近に運転時用操作スイッチを設けた。そして、作業モー
ド切換スイッチを微小速度操作位置に切換えた作業時に
上記運転時用操作スイッチの操作により、コントローラ
を介してエンジン回転数を上昇させるようにした。それ
により建設機械の微操作作業時に、運転時用操作スイッ
チを操作するとエンジン回転数が上昇して、油圧アクチ
ュエータの作動速度は速くなる。また、上記運転時用操
作スイッチを元の位置に戻すと、エンジン回転数は再び
低減し油圧アクチュエータの作業速度は遅くなるので、
微操作作業が可能となる。
したがって、この考案にかかる操作制御装置をそなえ
た建設機械では、微小速度操作時に運転者の所望に応じ
て油圧アクチュエータの作業速度を容易に増速できるの
で、法面整正作業などのサイクルタイムを短縮し、微操
作作業の作業性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる操作制御装置を示すブロック
図、第2図はサーボ機構をそなえた可変ポンプ周辺の要
部回路図、第3図は可変ポンプのポンプ馬力制御曲線
図、第4図はH,S,FCモード時におけるエンジンの性能曲
線図である。 1,18……サーボ機構 2,17……可変ポンプ 3,4,19……油圧シリンダ 21……エンジン 22……ガバナ制御装置 23……回転センサ 24……作業モード切換スイッチ 25……運転時用操作スイッチ 26……コントローラ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業機用操作レバーの操作により建設機械
    に装備した油圧アクチュエータ制御用パイロット切換弁
    を切換操作するようにし、また作業モード切換スイッチ
    の切換操作により可変ポンプの最大吐出量を複数の段階
    に切換可能とし、それとともにエンジン回転数を低減し
    て微小速度操作を可能とした建設機械において、上記作
    業モード切換スイッチからの切換操作信号をコントロー
    ラを介して可変ポンプのサーボ機構、およびエンジンの
    ガバナ制御装置に出力可能とし、一方、建設機械の運転
    席付近に運転時用操作スイッチを設け、作業モード切換
    スイッチを微小速度操作位置に切換えた作業時に上記運
    転時用操作スイッチの操作により、コントローラを介し
    てエンジン回転数を上昇可能に構成したことを特徴とす
    る建設機械の操作制御装置。
JP1988121098U 1988-09-14 1988-09-14 建設機械の操作制御装置 Expired - Lifetime JP2520462Y2 (ja)

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JPH0240943U JPH0240943U (ja) 1990-03-20
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6294622A (ja) * 1985-10-22 1987-05-01 Komatsu Ltd 建設機械の制御装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6294622A (ja) * 1985-10-22 1987-05-01 Komatsu Ltd 建設機械の制御装置

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JPH0240943U (ja) 1990-03-20

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