JPH10219754A - 建機の油圧回路 - Google Patents

建機の油圧回路

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JPH10219754A
JPH10219754A JP2707097A JP2707097A JPH10219754A JP H10219754 A JPH10219754 A JP H10219754A JP 2707097 A JP2707097 A JP 2707097A JP 2707097 A JP2707097 A JP 2707097A JP H10219754 A JPH10219754 A JP H10219754A
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pressure
valve
relief
oil
hydraulic
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JP2707097A
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Kazuyoshi Arii
一善 有井
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧回路の見直しにより、L/Sシステムに
おける走行昇圧制御、及びA/I制御のための検出・判
断制御構造の簡単化又は廉価化を行う。 【解決手段】 制御弁各々のスプールに3位置切換式の
開閉弁9v,34vを形成し、制御弁全てが中立である
と圧油がスプールを全て素通りするセンターバイパス式
制御油圧回路Hを設け、走行用開閉弁34v,32vで
は中立以外の位置で絞り接続し、かつ、作業用開閉弁3
0v,10vでは中立以外の位置で流路を閉じるように
夫々構成し、オートアイドル制御用の作動検出手段とロ
ードセンシングにおける走行昇圧制御用の作業状態検出
手段の夫々を、制御油圧回路Hの圧変動を検出する油圧
計23の検出情報と、予め設定された2種のしきい値と
を比較して判断するものに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホウ等の建
機の油圧回路構造に係り、詳しくは、負荷に見合った分
だけの油圧動力をポンプ吐出させる負荷制御、所謂ロー
ドセンシング(以下、L/Sと略称する)システムと、
ブームシリンダや走行油圧モータ等の油圧アクチュエー
タが作動するとアクセルレバー通りにエンジン回転数を
上げ、停止すればアイドリング付近に落とすオートアイ
ドル(以下、A/Iと略称する)システムとを備えたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】L/S及びA/Iの両システムを備えた
ものとしては、先に出願した特願平7−259662号
において提案したものがある。これは、左右の走行レバ
ーが互いに異なる位置に操作されているときには第1リ
リーフ弁(図3の符号40)のリリーフ圧(以下、第1
リリーフ圧と称呼する)を高め、泥濘地等の高負荷旋回
走行時でもL/Sシステムを採るが故のリリーフカット
制御が働くことによる著しい速度低下が生じないように
して、旋回走行性能を向上させたものである。
【0003】又、L/Sシステムにおける低圧側の差圧
油路の圧を検出する手段(前記先願の図面における符号
23)を設け、その圧変動によって油圧アクチュエータ
が動いているか否かを判断してA/Iシステムを作動さ
せていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、L
/Sシステムにおける旋回走行性能の向上が図れる走行
昇圧制御のための検出判断手段と、A/Iシステムのた
めの検出判断手段との双方を備えていて割高感があるこ
とから、図10に示す原理図のように、双方の手段を兼
用化させたものが考えられた。すなわち、油圧アクチュ
エータの制御弁30.34,32,10のスプールに3
位置切換式の開閉弁30v,34v1 ,32v1 ,10
vを形成し、各開閉弁をセンターバイパス式に接続して
A/I用の第1制御油圧回路HAを構成するとともに、
一対の走行用制御弁34,32についてはもう1個の開
閉弁34v2 ,32v2 を追加形成し、それら2個の追
加開閉弁34v2 ,32v2 を連通する走行昇圧制御用
の第2制御油圧回路HSを構成する。
【0005】つまり、2個の走行用制御弁34,32の
いずれかを中立以外の位置に切換えると第2制御油圧回
路HSが閉塞され、第2油圧計23Sによる回路圧の上
昇情報により、制御装置26が電磁弁Veを切換え、制
御ポンプ60で予圧を加えることで第1リリーフ弁40
のリリーフ圧を高める。そして、いずれの走行用制御弁
34,32も中立位置にあれば第2制御油圧回路HSが
開放され、第2油圧計23Sによる回路圧の下降情報に
よって制御装置26が電磁弁Veを切換え、第1リリー
フ弁40のリリーフ圧を、制御ポンプ60による予圧の
作用しない低圧にする走行昇圧制御が行われる。
【0006】又、作業用及び走行用の全ての制御弁を中
立操作すれば第1制御油圧回路HAが開放され、第1油
圧計23Aによる回路圧の下降情報によってエンジン回
転数をアイドリング側に落とし、いずれかの制御弁を中
立以外の位置に操作すれば第1制御油圧回路HAが閉塞
され、第1油圧計23Aによる回路圧の上昇情報によっ
てエンジン回転数をアクセルレバー通りに上げるA/I
制御が行われる。
【0007】しかしながら、上記比較例技術によれば、
走行昇圧制御用とA/I制御用の2種の制御回路HS,
HAが必要になって構造が複雑になるとともに、第1リ
リーフ弁40の昇圧用に高価な電磁弁Veが必要になる
等、さらなる改善の余地が残されているように思える。
そこで本発明の目的は、油圧回路の見直しにより、L/
Sシステムにおける走行昇圧制御、及びA/I制御のた
めの検出・判断制御構造の簡単化又は廉価化を行う点に
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕第1発明は、複数の油圧アクチュエータと、可
変容量型の油圧ポンプと、アクチュエータへの圧油供給
経路に対する絞り弁を内装した制御弁と、油圧ポンプの
単位時間当たりの吐出量を可変設定する流量調節機構と
を備え、絞り弁に対する圧油供給下手側部分に連通する
第1油路と、制御弁の供給ポートに連通する第2油路と
の差圧を所定値に維持するように流量調節機構を操作す
る負荷制御手段を備えるとともに、第1油路と第2油路
との所定値よりも大きい差圧によって第2油路に対して
作用するアンロード弁と、第1油路に作用する第1リリ
ーフ弁と、第2油路に作用する第2リリーフ弁とを備
え、アクセル操作具の操作量を検出する操作量検出手段
と、エンジン回転数調節手段を駆動操作する操作アクチ
ュエータと、油圧アクチュエータが作動しているか否か
を検出する作動検出手段とを備え、油圧アクチュエータ
の停止時にはエンジン回転数をアイドリング側に変更操
作し、かつ、油圧アクチュエータの作動時にはエンジン
回転数をアクセル操作具による設定値に戻し操作するよ
うに、操作量検出手段と操作アクチュエータとを連係す
るアクセル制御手段を備え、第1リリーフ圧と所定差圧
との和が、第2リリーフ弁のリリーフ圧を下回る低圧状
態と上回る高圧状態とを選択設定可能となるように、第
1リリーフ圧を可変設定可能なリリーフ圧調節手段と、
このリリーフ圧調節手段の調節作動を司る作業状態検出
手段とを設け、油圧アクチュエータの制御弁各々のスプ
ールに、該制御弁に応答した数の切換え位置を備えた開
閉弁を形成し、制御弁の全てが中立位置にあるときには
圧油がスプールを全て素通りするセンターバイパス式の
制御油圧回路を設け、走行用制御弁の開閉弁を、その中
立以外の位置では絞り接続するように、かつ、走行用制
御弁以外の作業用制御弁の開閉弁を、その中立以外の位
置では流路が閉塞されるように夫々構成するとともに、
作動検出手段及び作業状態検出手段の夫々を、制御回路
の圧変動を検出する油圧センサの検出情報と、予め設定
されたしきい値とを比較して判断するものに構成してあ
ることを特徴とするものである。
【0009】第2発明は、第1発明において、油圧セン
サを、制御油圧回路の油路における圧供給方向で最下手
側の開閉弁の下手側部分に接続した油圧計で構成し、油
路における油圧計接続部分の下手側にオリフィスを設け
るとともに、左右の走行用制御弁のいずれか一方のみが
中立以外の位置に切換えられたときの油圧計の検出値
と、作業用制御弁のうちのいずれかのみが中立以外の位
置に切換えられたときの油圧計の検出値との間の値に第
1しきい値を、かつ、いずれかの走行用制御弁のみが中
立以外の位置に切換えられたときの油圧計の検出値と、
全ての制御弁が中立位置にあるときの油圧計の検出値と
の間に第2しきい値を夫々設定し、第1しきい値よりも
検出圧が高いときにはリリーフ圧調節手段を高圧状態に
操作し、かつ、第1しきい値よりも検出圧が低いときに
はリリーフ圧調節手段を低圧状態に操作するとともに、
第2しきい値よりも検出圧が高いときにはエンジン回転
数をアイドリング側に変更操作し、第2しきい値よりも
検出圧が低いときにはエンジン回転数をアクセル操作具
による設定値に戻し操作するように夫々連係してあるこ
とを特徴とするものである。
【0010】第3発明は、第2発明において、第1リリ
ーフ弁のリリーフバネを、そのバネ長さが縮む側に押圧
可能な調節ピストンを設けてリリーフ圧調節手段を構成
し、第1しきい値よりも検出圧が高いときにはリリーフ
バネを圧縮し、第1しきい値よりも検出圧が低いときに
はリリーフバネが圧縮されないように構成するととも
に、油圧計に接続される油路と調節ピストン用の油圧室
とを連通する油路を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】〔作用〕請求項1の構成によれば、詳しく
は実施形態の項において説明するが、走行用制御弁スプ
ールの開閉弁を、その中立以外の位置を絞り流路とした
1個のもので構成し、予め決めたしきい値と回路圧との
比較により、走行昇圧制御及びA/I制御双方の判断が
行えるようになるものである。
【0012】例えば、図8、図9に示すように、制御油
圧回路Hにおける圧供給方向で最上手側の開閉弁30v
とポンプ48との間に油圧計23を接続すると、作業装
置も走行装置も停止して全ての制御弁が中立となるとき
では、圧油が全開閉弁30v,34v等を素通りする検
出油路47の全開状態となり、油圧計23の検出圧は0
(又は、背圧による1〜2kgの低圧)になる。作業用
制御弁30のみ中立以外の位置に切換えての作業時で
は、検出油路47はその開閉弁30vで閉塞されるの
で、油圧計23の検出圧はポンプ圧P(回路保護用のリ
リーフ弁があるときはそのリリーフ圧)になる。
【0013】次に、片側の走行用制御弁34のみを中立
以外の位置に切換えた走行(片側)時では、検出油路4
7はその開閉弁34vで絞られ、油圧計23はその絞り
34cでの圧力降下の値aを検出し、両方の走行用制御
弁34,32のみを中立以外の位置に切換えた走行(両
側)時では、検出油路47はそれら2個の開閉弁34
c,32cで絞られ、油圧計23はそれら絞り34c,
32cの2個での圧力降下の値a+bを検出する。
【0014】そして、ブームを下げながら旋回走行する
等の作業・走行時では、検出油路47は作業用の開閉弁
10vで閉塞されるので、油圧計23の検出圧はポンプ
圧P(又は前述のリリーフ圧)になる。これらから、図
9に示すように、第1しきい値cをa+b<c<pに設
定すれば、中立時、走行(片側)時、及び走行(両側)
時には検出圧が第1しきい値cよりも低くなり、作業
時、及び作業・走行時には検出圧が第1しきい値cより
も高くなるから、第1しきい値cと制御油圧回路Hの検
出圧との比較によって走行状態か否かの作業状態検出手
段Gを構成できる。従って、走行時には第1リリーフ圧
を高めて、リリーフカット制御が行われないようにする
走行昇圧制御(後述)が行えるのである。
【0015】又、第2しきい値dを0<d<aに設定す
れば、図9に示すように、一切の油圧アクチュエータが
停止する中立時には、油圧計23の検出圧が第2しきい
値dよりも低くなり、作業時等の中立以外の時には油圧
計23の検出圧が第2しきい値dよりも高くなるから、
第2しきい値dと検出圧との比較により、油圧アクチュ
エータが動いているか否かの作動検出手段Lを構成でき
ることになる。この作動検出手段Lにより、エンジン回
転数をアイドリング状態に下げるか、アクセルレバー2
4通りに上げるかのA/I制御が行えるようになる。
【0016】請求項2の構成によれば、詳しくは実施形
態の項において説明するが、図6、図7に示すように、
全ての制御弁が中立となるときでは、オリフィス59に
よる圧力降下分が油圧計23の検出圧となり、例えば4
0kgを示す。作業用制御弁(例えば10)のみ中立以
外の位置に切換えての作業時では、検出油路47kはそ
の開閉弁(例えば10v)で閉塞されるので、油圧計2
3の検出圧は僅かな背圧、例えば1〜2kgとなる。
【0017】次に、片側の走行用制御弁(例えば34)
のみを中立以外の位置に切換えた走行(片側)時では、
検出油路47kはその開閉弁(例えば34v)で絞ら
れ、油圧計23はその絞り34cでの圧力降下とオリフ
ィス59による圧力降下との割比により、中立時よりも
低い検出圧、例えば25kgになる。両方の走行用制御
弁34,32のみを中立以外の位置に切換えた走行(両
側)時では、検出油路47kはそれら2個の開閉弁34
v,32vで絞られ、油圧計23はそれら2個の絞り3
4c,32cでの圧力降下とオリフィス59による圧力
降下との割比により、走行(片側)時よりも低い検出
圧、例えば20kgになる。
【0018】そして、作業・走行時では、検出油路47
kは作業用の開閉弁(例えば35v)で閉塞されるの
で、油圧計23の検出圧は僅かな背圧、例えば1〜2k
gとなる。従って、第1しきい値eを、例えば15kg
に設定すれば、中立時、走行(片側)時、及び走行(両
側)時には検出圧が第1しきい値eよりも高くなり、作
業時、及び作業・走行時には検出圧が第1しきい値eよ
りも低くなるから、第1しきい値eと検出圧との比較に
より、走行状態か否かの作業状態検出手段Gを構成する
ことができる。従って、走行時には第1リリーフ圧を高
めて、リリーフカット制御が行われないようにする走行
昇圧制御(後述)が行えるのである。
【0019】又、第2しきい値fを、例えば30kgに
設定すれば、中立時には油圧計23の検出圧が第2しき
い値fよりも高くなり、作業時等の中立以外の時には油
圧計23の検出圧が第2しきい値fよりも低くなるか
ら、第2しきい値fと検出圧との比較により、油圧アク
チュエータが動いているか否かの作動検出手段Lを構成
できることになる。この作動検出手段Lにより、エンジ
ン回転数をアイドリング状態に下げるか、アクセルレバ
ー24通りに上げるかのA/I制御が行えるようにな
る。
【0020】請求項3の構成によると、走行昇圧制御に
おいて第1リリーフ圧を高めるのは、検出油路の検出圧
が第1しきい値よりも高いときであり、その高い検出圧
で第1リリーフ弁のリリーフバネを直接圧縮させること
で第1リリーフ圧を高める手段である。つまり、第1し
きい値よりも高圧になるとリリーフバネを圧縮し、第1
しきい値よりも低圧であるとリリーフバネを圧縮できな
いように、検出圧とリリーフバネの強さとを関係付けて
設定することで、検出圧を利用してリリーフ圧を変更さ
せる機械的なリリーフ圧調節手段Eを構成でき、従来の
ようにリリーフ圧調節手段に高価な電磁弁を用いないで
済む。
【0021】〔効果〕請求項1〜3のいずれに記載の建
機の油圧回路でも、(イ)検出圧としきい値との比較・
判断によって作動検出手段、及び作業状態検出手段を構
成させることにより、L/Sシステムにおける走行昇圧
制御、及びA/I制御を行わせるための信号回路を各制
御弁スプールに単一の開閉弁を設けるだけで構成でき、
走行用の開閉弁を2個設けていた従来に比べてコンパク
ト化、及びコストダウンすることができた。
【0022】請求項2に記載の建機の油圧回路では、検
出圧が高くなると第1リリーフ圧も高めるという圧の高
低方向が揃った制御し易い状態としながら、2個のしき
い値を設けて検出圧と比較及び判断させる2種の信号処
理手段を設けるだけの場所を取らない状態で前記(イ)
の効果が得られた。
【0023】請求項3に記載の建機の油圧回路では、リ
リーフ圧調節手段を、検出圧がしきい値より高くなるこ
とを利用した機械式のものに構成でき、合理的、経済的
に前記(イ)の効果が得られた。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
建機の一例であるバックホウの場合について、図面に基
づいて説明する。図1に小型のバックホウが示され、1
は掘削作業装置、2は旋回台、3は走行機台、4はクロ
ーラ走行装置、28はドーザであり、掘削作業装置1
は、ブーム5、アーム6、バケット7等を備えて構成さ
れている。ブーム5は、基端ブーム部5xと、中間ブー
ム部5yと、先端ブーム部5zとから成り、オフセット
シリンダ36によって先端ブーム部5zを基端ブーム部
5xに対して平行オフセット移動できるタイプに構成し
てある。
【0025】図2、図3に油圧回路の概略が示され、ド
ーザシリンダ用制御弁29、バケットシリンダ7c用制
御弁30、左走行モータ31用制御弁32、ブームシリ
ンダ5c用制御弁9、アームシリンダ6c用制御弁1
0、右走行モータ33用制御弁34、旋回モータ用制御
弁35、オフセットシリンダ36用制御弁37、及びサ
ービス用制御弁38の各制御弁に対して、負荷圧よりも
僅かに高い圧力でもって吐出される可変容量型のツイン
油圧ポンプ8を備えたロードセンシングシステムが採用
されている。又、騒音や省エネルギーの点で好ましいオ
ートアイドルシステムも採入れてあり、以下に説明す
る。
【0026】図2におけるブームシリンダ5cと右走行
用油圧モータ33とに関する部分を抜粋した主要部の原
理回路図が図4に示され、8はエンジン19で駆動され
る前述した可変容量型のツイン油圧ポンプ、13は油圧
ポンプ8の単位時間当たりの吐出油量を可変設定する流
量調節機構である。流量調節機構13は、メインポンプ
8の吐出圧で作動する馬力制御シリンンダ13Aと、調
節ポンプ18で駆動される流量制御シリンダ13Bとで
構成されている。又、調節シリンダ13に対する圧力補
償型の流量調節弁14が設けてある。
【0027】11はブーム用で12は右走行モータ用の
各コンペンセータ(圧力補償弁)であり、ブーム用制御
弁9と右走行モータ用制御弁34における供給側油路に
絞り弁9s,34sが装備されている。両コンペンセー
タ11,12は、各供給側絞り弁9s,34sに対する
圧油供給下手側に位置し、かつ、各アクチュエータ5
c,33に対する圧油供給上手側に配置されている。そ
して、各コンペンセータ11,12に対する圧油供給下
手側であり、かつ、各アクチュエータ5c,33に対す
る圧油供給上手側部分と各コンペンセータ11,12の
バネ側油室とを連通する低圧側油路11t,12tを設
けてある。
【0028】各コンペンセータ11,12に対する圧油
供給上手側であり、かつ、各供給側油路の絞り弁9s,
34sに対する圧油供給下手側部分と、各コンペンセー
タ11,12の反バネ側油室とを連通する高圧側油路1
1k,12kを設ける。そして、各コンペンセータ1
1,12を、流路断絶側に付勢する圧縮バネ17を備え
た定差減圧弁に構成し、これによってアフターオリフィ
ス型のロードセンシング回路を構成してある。
【0029】流量制御弁14のバネ側油室14xと各供
給側絞り弁9s,34sに対する圧油供給下手側部分と
を連通する低圧側の第1油路14tを設けてあり、各低
圧側油路11t,12tに第1油路14tが連通してい
る。各制御弁9,34の供給ポート9p,34pに連通
される高圧側の第2油路15と、流量制御弁14におけ
るバネ側油室14xと反対側の油室とを専用の接続油路
16で連通してある。又、流量制御弁14の調節シリン
ダ13に対する圧は、エンジン駆動される専用の調節ポ
ンプ18で賄うように構成してある。つまり、第1油路
14tと、制御弁9,34の各供給ポート9p,34p
に連通する第2油路15との差圧を所定値に維持するよ
うに、調節シリンダ13を操作する流量制御弁14を設
けて負荷制御手段Aを構成してある。
【0030】そして、ロードセンシングによる第1油路
14tと第2油路15との差圧(14kg)よりも大き
い差圧(20kg)によって第2油路15に対して作用
するアンロード弁39と、第1油路14tに作用する第
1リリーフ弁40と、第2油路15に作用する第2リリ
ーフ弁41とを備えている。
【0031】図5に示すように、バケット用制御弁3
0、ブーム用制御弁9、アーム用制御弁10、旋回用制
御弁35、及びオフセット用制御弁37はパイロット圧
で切換えられるパイロット操作式に構成され、ブーム・
バケット用の十字操作レバー50と、アーム・旋回用の
十字操作レバー51と、オフセットペダル52とを備え
ている。そして、各パイロット弁50a〜50d,51
a〜51d,52a,52bに対するパイロットポンプ
は、調節ポンプ18で共用してある。
【0032】このバックホウでは、走行状態のときには
第1リリーフ圧を高くして、高負荷でも旋回速度があま
り遅くならないように工夫してある。すなわち、図6に
示すように、油圧アクチュエータの制御弁30,9,3
4,32,10,38,37,29,35各々のスプー
ルに、3位置切換え式の開閉弁30v,9v,34v,
32v,10v,38v,37v,29v,35vを形
成し、制御弁の全てが中立位置にあるときには圧油がス
プールを全て素通りするセンターバイパス式の制御油圧
回路Hを設ける。
【0033】走行用制御弁の開閉弁34v,32vは、
その中立以外の位置では絞り接続するように、かつ、走
行用制御弁以外の作業用制御弁の開閉弁30v,9v,
10v,38v,37v,29v,35vは、その中立
以外の位置では流路が閉塞されるように夫々構成する。
制御油圧回路Hの圧変動を検出する油圧計(油圧センサ
の一例)23を備え、この油圧計23の検出情報とそれ
に対する第1しきい値eとを比較しての判断により、後
述する作動検出手段及び作業状態検出手段G夫々を構成
してある
【0034】図4,図6,図7に示すように、走行用油
圧モータ31,33以外の油圧アクチュエータ、すなわ
ち作業用油圧アクチュエータが作動しているか否かを検
出する作業状態検出手段Gと、第1リリーフ弁40のリ
リーフ圧を可変設定可能なリリーフ圧調節手段Eとを設
け、走行状態が現出されると、第1リリーフ弁40のリ
リーフ圧と所定差圧との和が、第2リリーフ弁41のリ
リーフ圧を上回る状態となるように、作業状態検出手段
Gとリリーフ圧調節手段Eとを連係してある。
【0035】−作業状態検出手段G− 図4に示すように、左右の走行用制御弁32,34以外
の7個の制御弁、すなわち作業用制御弁Vsには、その
スプールに3位置切換式の開閉弁30v,9v,10
v,38v,37v,29v,35vが形成してあり、
これら各開閉弁を、本体である制御弁が中立位置にある
と流路が開通し、中立以外の位置にあるときでは流路が
閉じられるように構成してある。
【0036】そして、図6に示すように、各開閉弁を連
通する検出油路47の一端にエンジン駆動される制御ポ
ンプ48を設け、かつ、他端をオリフィス59を介して
ドレンし、油圧供給最下手側の旋回用開閉弁35vとオ
リフィス59との間に油圧計23を接続して作業状態検
出手段Gを構成してある。
【0037】つまり、油圧計23には、全て開閉弁が中
立位置であればオリフィス59による大きな圧(40k
g)が立ち、作業用開閉弁30v,9v,10v,38
v,37v,29v,35vのうちのいずれかを中立以
外に切換えると油圧計23の検出圧は最低(1〜2k
g)となる。2個の走行用開閉弁32,34のうちのい
ずれかのみを中立以外の位置に切換える(旋回走行状
態)と、中程度の圧(25kg)が立ち、両方の走行用
開閉弁32,34を中立以外の位置に切換える(直進走
行状態)と、小さな圧(20kg)が立つようになり、
第1しきい値eの値を小さな圧と最低の圧の間の圧(1
5kg)とすることによって作業状態検出手段Gが構成
されるのであり、その作用は「作用」の項における請求
項2の部分において述べた通りである。
【0038】図6に示すように、入力及び出力油路5
3,54を開閉するスライド弁体55と、リリーフバネ
56と、リリーフバネ56の基端側位置を可変可能なピ
ストン57とを備えて第1リリーフ弁40を構成すると
ともに、ピストン57を動かすための油圧室58と、制
御油圧回路Hにおける油圧計23への検出油路47kと
を連通する油路58aを設けてリリーフ圧調節手段Eを
構成してある。つまり、図7に示すように、検出油路4
7kの圧が最低となる作業時、及び作業・走行時以外の
ときには、20kg以上の圧が立ち、その検出油路の圧
を油圧室58に供給してリリーフバネ56を圧縮する。
【0039】ここで、両走行時、及び中立時に、例えば
アーム用制御弁10が掻込み側に駆動されて、その開閉
弁10vが中立位置以外の位置にあると、制御ポンプ4
8の圧が油圧室58に及ばないのでピストン57は移動
せず、従って、第1リリーフ圧は低圧(230kg)の
ままである。次に、走行(片側)時には、例えば右走行
用開閉弁34vのみが中立以外の位置に切換えられて、
油路47には絞り34cとオリフィス59とが作用する
状態になり、検出油路47kには20kgの圧が作用す
るので、その圧によってピストン57を仮想線の位置ま
で動かしてリリーフバネ56を圧縮し、第1リリーフ圧
を高圧(250kg)に切換えるのである。
【0040】同様に、両方の走行用開閉弁34,32が
共に中立以外の位置に切換えられると、油路47には絞
り34c,32c及びオリフィス59とが作用し、検出
油路47kには25kgの圧が立ち、第1リリーフ圧を
255kgに上昇させるのである。又、全開閉弁が中立
位置のときには40kgが第1リリーフ弁40に作用
し、第1リリーフ圧を270kgにまで上げるが、この
状態では一切の油圧アクチュエータが動かないので、特
に不都合はない。
【0041】ここで、L/Sシステムにおける走行昇圧
制御の必要性を、図2〜図4を参照して説明する。先
ず、例として、差圧を出すための流量制御弁14の作動
圧を14kg、アンロード圧を20kg、第1リリーフ
弁40のリリーフ圧を230kg、そして第2リリーフ
弁41のリリーフ圧を260kgに夫々設定してあると
する。そして、例えば右側の走行用油圧モータ33の走
行負荷が高くなり、230kgを越えると、システムリ
リーフ弁である第1リリーフ弁40が開通するのである
が、もともと第1油路14tを含む低圧側の油路(図4
における破線で描かれた油路)は差圧検出用であり、ア
クチュエータ駆動用の油路に較べて細い流路であって十
分な排出が困難である。故に、第1リリーフ弁40が開
通したにも拘わらずに、尚も吐出圧が上昇するようにな
る。
【0042】そして、L/S差圧が上昇して20kg
(つまり、第2油路15の圧が250kg)になると、
今度はアンロード弁39が開通して十分な排出が行われ
るようになるが、260kgの開通圧を持つ第2リリー
フ弁41は閉じているので、L/S差圧が設定圧の14
kgより大きい20kgに維持されることになり、油圧
ポンプ8の吐出量は最低に制御されることになる。従っ
て、走行用油圧モータ33の駆動速度も最低速となって
力強いが高負荷を伴う旋回時の走行速度が遅くなる。こ
れが「従来の技術」の項で述べたリリーフカット制御の
ことであある。
【0043】そこで、これを解消するには、第1リリー
フ圧と所定差圧との和が、第2リリーフ圧を上回るよう
にすれば良い。つまり、第1リリーフ弁40の開通圧を
250kgに設定する。すると、旋回時の走行負荷が大
きくなって第1リリーフ弁40が開通し、尚も圧が上昇
するが、油圧ポンプ8の吐出圧が設定差圧14kgを生
じるための264kgに達する前の260kgになった
ときに第2リリーフ弁41が開通することになり、L/
S差圧が10kgに維持されるようになる。
【0044】そこで、設定差圧14kgを出そうとして
油圧ポンプ8の吐出量を増大させるように制御される
が、差圧は10kgより大きくはならない。その結果、
ポンプ吐出量は最大に制御されることになり、従って、
油圧モータ33の駆動速度も増速される状態になり、旋
回速度が速くなるのである。つまり、通常は第2リリー
フ弁41が開通するに先立ってアンロード弁39が開通
する状態であり、アンロード弁39が先に開通すると、
ロードセンシングの差圧が設定値よりも大きくなってポ
ンプ吐出量が最小に制御されるのに対し、アンロード弁
39よりも第2リリーフ弁41が先に開通するようにす
れば、差圧が設定値よりも小さくなり、ポンプ吐出量が
最大に制御されるのである。これを走行昇圧制御と称す
る。
【0045】−オートアイドル制御について−
【0046】図4に示すように、エンジン回転数を人為
操作によって調節設定するアクセルレバー24と、エン
ジン回転数を駆動操作して調節設定するアクセル調節機
構Bと、ブームシリンダ5c等の油圧アクチュエータが
作動しているか否か、すなわち、負荷が作用しているか
否かを検出する作動検出手段23とを備え、油圧アクチ
ュエータが停止しての無負荷時にはエンジン回転数をア
イドリング側に変更操作するとともに、油圧アクチュエ
ータの作動時にはエンジン回転数をアクセルレバー24
による設定値に操作するように、アクセル調節機構Bを
作動させるアクセル制御手段Dとを備えてある。
【0047】すなわち、エンジン19のガバナー20に
ガバナレバー21を備え、このガバナレバー21を駆動
操作するアクセル調節機構であるギヤードモータ22、
前述した油路47の圧を検出する油圧計23、及び、ハ
ンドアクセルレバー24の操作位置を検出するポテンシ
ョメータ25、及びガバナレバー21の操作量を検出す
るフィードバック用のポテンショメータ27を制御装置
26に接続してアクセル制御手段Dを構成してある。
【0048】つまり、アイドリング位置iにあるハンド
アクセルレバー24を操作して、作業状態におけるエン
ジン回転数(通常はフルアクセル位置mにセットするこ
とが多い)を設定し、作業状態であればその設定回転数
が維持され、非作業時(無負荷時)にはアクセルレバー
21が位置mにセットされたままとしながらエンジン回
転数をアイドリング状態に落とすのであり、その判断は
制御装置26が油圧計23の検出圧と予め設定された第
2しきい値fとを比較して行われる。
【0049】例えば、第2しきい値f=30kgに設定
する。すると、図7に示すように、全ての油圧アクチュ
エータが動かない中立時には検出圧は40kgであり、
第2しきい値fよりも大きい値であるので、エンジン回
転数をアイドリング側に下げるように制御される。そし
て、作業時や走行時等の何らかの油圧アクチュエータが
動いている状態では、検出圧は全て第2しきい値よりも
小さいので、エンジン回転数をアクセルレバー24通り
に上げるように制御される。
【0050】つまり、制御装置26には第1しきい値e
と第2しきい値fとの2種のしきい値が記憶されてお
り、L/S制御における第1リリーフ圧の調節、及びA
/I制御の双方の検出判断手段を単一の制御油圧回路H
で賄えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックホウの側面図
【図2】油圧回路の概略全体図
【図3】油圧回路の概略全体図
【図4】オートアイドル付きロードセンシングの原理を
示す部分油圧回路図
【図5】各制御弁の操作構造を示す回路図
【図6】作業状態検出手段及び作動検出手段の原理を示
す回路図
【図7】第1リリーフ圧、及びエンジン回転数の高低変
化図
【図8】別構造による作業状態検出手段及び作動検出手
段の原理を示す回路図
【図9】図8に関する第1リリーフ圧、及びエンジン回
転数の高低変化図
【図10】比較例の作業状態検出手段及び作動検出手段
の原理を示す回路図
【符号の説明】
5c,33 油圧アクチュエータ 8 油圧ポンプ 9,34 制御弁 9s,34s 絞り弁 9p,34p 供給ポート 9v,34v 開閉弁 10v,30v 作業用開閉弁 13 流量調節機構 14t 第1油路 15 第2油路 20 エンジン回転数調節手段 22 操作アクチュエータ 23 油圧センサ 24 アクセル操作具 25 操作量検出手段 32v,34v 走行開閉弁 35v 最下手側の開閉弁 39 アンロード弁 40 第1リリーフ弁 41 第2リリーフ弁 47 油路 47k 検出油路 56 リリーフバネ 57 調節ピストン 58 油圧室 58a 油路 59 オリフィス A 負荷制御手段 D アクセル制御手段 E リリーフ圧調節手段 G 作業状態検出手段 H 制御油圧回路 L 作動検出手段 e 第1しきい値 f 第2しきい値

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の油圧アクチュエータと、可変容量
    型の油圧ポンプと、前記アクチュエータへの圧油供給経
    路に対する絞り弁を内装した制御弁と、前記油圧ポンプ
    の単位時間当たりの吐出量を可変設定する流量調節機構
    とを備え、前記絞り弁に対する圧油供給下手側部分に連
    通する第1油路と、前記制御弁の供給ポートに連通する
    第2油路との差圧を所定値に維持するように前記流量調
    節機構を操作する負荷制御手段を備えるとともに、 前記第1油路と前記第2油路との前記所定値よりも大き
    い差圧によって前記第2油路に対して作用するアンロー
    ド弁と、前記第1油路に作用する第1リリーフ弁と、前
    記第2油路に作用する第2リリーフ弁とを備え、 アクセル操作具の操作量を検出する操作量検出手段と、
    エンジン回転数調節手段を駆動操作する操作アクチュエ
    ータと、油圧アクチュエータが作動しているか否かを検
    出する作動検出手段とを備え、前記油圧アクチュエータ
    の停止時にはエンジン回転数をアイドリング側に変更操
    作し、かつ、前記油圧アクチュエータの作動時にはエン
    ジン回転数を前記アクセル操作具による設定値に戻し操
    作するように、前記操作量検出手段と前記操作アクチュ
    エータとを連係するアクセル制御手段を備え、 前記第1リリーフ弁のリリーフ圧と前記所定差圧との和
    が、前記第2リリーフ弁のリリーフ圧を下回る低圧状態
    と上回る高圧状態とを選択設定可能となるように、前記
    第1リリーフ弁のリリーフ圧を可変設定可能なリリーフ
    圧調節手段と、このリリーフ圧調節手段の調節作動を司
    る作業状態検出手段とを設け、 前記油圧アクチュエータの制御弁各々のスプールに、該
    制御弁に応答した数の切換え位置を備えた開閉弁を形成
    し、前記制御弁の全てが中立位置にあるときには圧油が
    前記スプールを全て素通りするセンターバイパス式の制
    御油圧回路を設け、走行用制御弁の開閉弁を、その中立
    以外の位置では絞り接続するように、かつ、走行用制御
    弁以外の作業用制御弁の開閉弁を、その中立以外の位置
    では流路が閉塞されるように夫々構成するとともに、 前記作動検出手段及び前記作業状態検出手段の夫々を、
    前記制御回路の圧変動を検出する油圧センサの検出情報
    と、予め設定されたしきい値とを比較して判断するもの
    に構成してある建機の油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記油圧センサを、前記制御油圧回路の
    油路における圧供給方向で最下手側の開閉弁の下手側部
    分に接続した油圧計で構成し、前記油路における前記油
    圧計接続部分の下手側にオリフィスを設けるとともに、 左右の前記走行用制御弁のいずれか一方のみが中立以外
    の位置に切換えられたときの前記油圧計の検出値と、前
    記作業用制御弁のうちのいずれかのみが中立以外の位置
    に切換えられたときの前記油圧計の検出値との間の値に
    第1しきい値を、かつ、いずれかの走行用制御弁のみが
    中立以外の位置に切換えられたときの前記油圧計の検出
    値と、全ての制御弁が中立位置にあるときの前記油圧計
    の検出値との間に第2しきい値を夫々設定し、 前記第1しきい値よりも検出圧が高いときには前記リリ
    ーフ圧調節手段を高圧状態に操作し、かつ、前記第1し
    きい値よりも検出圧が低いときには前記リリーフ圧調節
    手段を低圧状態に操作するとともに、前記第2しきい値
    よりも検出圧が高いときにはエンジン回転数をアイドリ
    ング側に変更操作し、前記第2しきい値よりも検出圧が
    低いときにはエンジン回転数を前記アクセル操作具によ
    る設定値に戻し操作するように夫々連係してある請求項
    1に記載の建機の油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記第1リリーフ弁のリリーフバネを、
    そのバネ長さが縮む側に押圧可能な調節ピストンを設け
    て前記リリーフ圧調節手段を構成し、前記第1しきい値
    よりも検出圧が高いときには前記リリーフバネを圧縮
    し、前記第1しきい値よりも検出圧が低いときには前記
    リリーフバネが圧縮されないように構成するとともに、
    前記油圧計に接続される油路と前記調節ピストン用の油
    圧室とを連通する油路を設けてある請求項2に記載の建
    機の油圧回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009013753A (ja) * 2007-07-09 2009-01-22 Kayaba Ind Co Ltd 建設機械用車両の走行制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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