JPH0971467A - 高導電性炭素系複合材の製造方法 - Google Patents

高導電性炭素系複合材の製造方法

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JPH0971467A
JPH0971467A JP7257029A JP25702995A JPH0971467A JP H0971467 A JPH0971467 A JP H0971467A JP 7257029 A JP7257029 A JP 7257029A JP 25702995 A JP25702995 A JP 25702995A JP H0971467 A JPH0971467 A JP H0971467A
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桂子 西久保
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昌也 児玉
Yasuhiro Yamada
泰弘 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電性の黒鉛とホウ化物セラミックスから
高電導性の炭素系複合成形体の製造 【構成】 燐片状黒鉛とホウ化物セラミックスである
二ホウ化チタン、ニほう化ジルコニウムまたは二ホウ化
ハフニウムの混合粉末を成形し、2500〜3000℃
で熱処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電導性を持つ黒鉛とホウ
化物セラミックスから軽量で耐熱性を有する高導電性炭
素系複合材の成形体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炭素とセラミックスから成る複合材料は
炭素の持つ軽量、耐熱性、耐薬品性等とセラミックスの
持つ耐熱性、耐酸化性、高強度等の特徴を備えた材料と
して使用されている。
【0003】この複合材の製造方法は粘結性を持つ炭素
質材料である生コークスにセラミックス粉末を混合し、
成形した後、焼成する方法(特公昭61−27352
号、特公平2−7907号)、セラミックス粉末をピッ
チ中で熱処理して炭素質メソフェースを周囲に持つセラ
ミックス粉末を調製し、これを成形、焼成する方法(特
開平6−192660)がある。さらに、この複合材を
機能性材料として使用するために、炭素とホウ化物セラ
ミックス粉末の混合物を2400℃以上で熱処理するこ
とにより球状の炭素−ホウ化物セラミックス複合体およ
びその製造方法が提案されている(特願平6−7139
6号)。しかし、これらの炭素−セラミックス複合材は
特に電導材として使用されていない。
【0004】一方、ホウ化チタン、ホウ化ジルコニウム
を含有する炭素複合材が電導材として開発されている。
特開昭64−43264号公報には良電導性高強度炭素
材として、生コークス、炭化ケイ素、炭化ホウ素を基本
組成とし、ホウ化チタン、ホウ化ジルコニウムを配合し
た成形体を2000℃で焼成する方法が開示されてい
る。この複合材の電気比抵抗は480μΩ・cm以上で
ある。さらに、ホウ化チタンおよびホウ化ジルコニウム
含有炭素複合材がアルミニウム精錬時の陰極として使用
した報告がなされている(関根ほか、電気化学および工
業物理化学、62巻(No3)232ページ(1994
年))。この報告によると、炭素粉末に二ホウ化チタン
を0〜100%、二ホウ化ジルコニウム0〜55%、バ
インダーとしてピッチとフェノール樹脂の混合物16〜
23%を成形し、1000℃に焼成したものを電極とし
ている。この電極の電気抵抗は5×10-3〜9×10-3
Ωcm(電導度2×102〜1.1×102(S/c
m))であり、いずれの方法も電導度としては非常に低
いものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】炭素材料は軽量、耐熱
性、耐食性に優れ、しかも導電性を持つことから電導材
の1つとして使用されている。炭素材の電導度は黒鉛結
晶の発達の程度に左右され、最も高い電導度を持つ炭素
材は熱分解炭素を3000℃以上で加圧下、アニーリン
グして製造される高配向熱分解黒鉛(HOPG)であ
り、そのa軸方向で2.5×104 (S/cm)である
(たとえば、白川ほか共編、合成金属、化学同人、化学
増刊87、1980年)。この値は銀や銅の金属のそれ
と比較して約20分の1程度と小さい。
【0006】黒鉛は2次元層状結晶であり、種々の化合
物と層間化合物を容易に形成する。層間化合物の電導度
は一般に高くなり、五フッ化ひ素(AsF5)の第2ス
テージ層間化合物で6.3×105(S/cm)、五フ
ッ化アンチモン(SbF5)の第3ステージのそれで1
×106(S/cm)と銀と同等かそれ以上の値である
(たとえば、渡辺信淳編著、グラファイト層間化合物、
近代編集社、1986年)。しかし、黒鉛層間化合物は
空気中で容易に分解して電導度は低下する。そのため、
ホストやインターカラントの種類、構造等の条件検索に
よって安定な層間化合物の製造が試みられているが、未
だ実用に耐えるものは製造されていない。
【0007】一方、セラミックスでは酸化物セラミック
スを除いて、電導性を持つものは数多くある。その中
で、第〓属のチタン、ジルコニウムおよびハフニウムの
二ホウ化物は電導度が約5〜10×104(S/cm)
と黒鉛のそれより高い値を持っている(たとえば、P.Sc
hwarzkopfら著、榛葉ほか訳、超硬合金ならびにサーメ
ットの原料、コロナ社、1960年)。それにもかかわ
らず、これらのセラミックスが高電導材としては使用さ
れていないと考えられる。その理由は明かでないが、恐
らく純度と成形性に問題があると考えられる。すなわ
ち、ホウ化物セラミックスは粉末としてかなり高純度の
ものが製造されているが、空気中に放置すると容易に酸
化され、酸化皮膜を形成する。また、この粉末は成形性
に乏しく、成形体を製造するためには焼結助材が用いら
れているが、これによって電導度は低下すると考えられ
る。
【0008】成形性の問題は炭素材においても存在し、
HOPG以外の黒鉛結晶が発達したものは天然黒鉛とキ
ッシュ黒鉛がある。しかし、これらはいずれも粉末であ
り、成形性に乏しいため成形体は気孔の多いものしか得
られない。そのため、結晶の発達の程度から考えられる
電導度よりはるかに低いものとなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は黒鉛とニ
ホウ化物セラミックスを複合化することにより、高い導
電性を持つ炭素を主体とした成形体を製造することであ
る。上述のように、黒鉛、二ホウ化物セラミックスはか
なり高い導電性を有するにもかかわらずその導電性を十
分発揮することが出来ないのは黒鉛、ニホウ化物セラミ
ックス共に、それぞれ単独では成形性に乏しいこと、二
ホウ化物では通常の状態では酸化皮膜の形成によると考
えた。そこで、黒鉛とニホウ化物セラミックスを複合化
することによって、高い電導性を発揮することが可能で
あると考え、鋭意研究を行った結果、本発明をなすに至
った。
【0010】以下、本発明の方法を説明する。原料とし
て用いられるのは天然黒鉛と二ホウ化物セラミックスで
ある。天然黒鉛は大別して鱗片状と泥状黒鉛があるが、
本発明では鱗片状黒鉛である。しかもその大きさは数1
00μm以上の大きい粉末が好ましく、これを数ミクロ
ンまで粉砕したものは電導度を低下させるので好ましく
ない。
【0011】二ホウ化物セラミックスは二ホウ化チタン
(TiB2)、二ホウ化ジルコニウム(ZrB2)および
二ホウ化ハフニウム(HfB2)であり、その1種また
は2種以上の混合物が用いられる。これらは純度99%
以上の約10μm以下の粒度のものが製造されており、
これをそのまま用いる。
【0012】天然黒鉛と二ホウ化物セラミックスは重量
比で50:50〜20:80の範囲になるように採取す
る。ホウ化物セラミックスの量が50重量%以下である
と、得られる成形体の電導度は低くなり、80重量%以
上になると成形性が悪くなる。
【0013】採取した原料はあらかじめ十分混合する。
この混合にらいかい機や振動ボールミルを用いて行うと
摩砕の作用により原料の粒度が小さくなるので、短時間
で行う必要がある。
【0014】混合した原料を成形する。この成形は2次
元層状である黒鉛ができるだけ一方向に配向するように
行う。たとえば、1軸圧縮による板状の成形ではできる
だけ薄くする。これが厚いと表面付近は黒鉛が配向する
が、内部はランダムになるので低い電導度のものとな
る。したがって、ローラー等によって薄板またはリボン
状に成形することは好ましい方法である。
【0015】成形したものはアルゴン、ヘリウム等の不
活性ガス中で2500〜3000℃で熱処理する。な
お、不活性ガスとして窒素ガスを用いることは好ましく
ない。その理由は高温において、ホウ化物セラミックス
が窒素と反応して窒化物セラミックスに変化する恐れが
あるためである。
【0016】熱処理温度は2500〜3000℃の範囲
であるが、熱処理温度が高くなると成形体の電導度は高
くなるが、2500℃以下の温度であると所望する電導
度を持つ成形体が得られない。また、3000℃以上に
なると成形体は溶融、変形する。この溶融、変形する温
度は黒鉛と二ホウ化物の配合量によって異なり、黒鉛の
量が少なくなるにしたがって低い温度となる。したがっ
て、配合量によって最高の熱処理温度を決める必要があ
る。
【0017】このようにして得られた黒鉛と二ホウ化物
セラミックスの成形体は黒鉛で最も高い電導度を持つH
OPGの2.5×104(S/cm)に近い値を持つ高
電導体となると共に、成形体として十分な強度を持って
いる。
【0018】この成形体は単に天然黒鉛と二ホウ化物セ
ラミックスの混合体ではない。それは上述のように、電
導度は熱処理することが必要であり、しかもその温度に
よって変わることから明かである。すなわち、天然黒鉛
と二ホウ化物セラミックスの混合粉末を成形したものは
電導度が〜102(S/cm)であり、強度も低いが、
これを2000℃で熱処理すると〜103(S/cm)
の電導度と強度が上昇する。さらに2500℃以上にな
ると、電導度は〜104(S/cm)に達し、強度も高
くなる。このような変化は熱処理による構造の変化によ
るもので、その変化は原料として用いた天然黒鉛以外の
黒鉛が生成し、その黒鉛の配向は成形体表面に対して平
行であること、二ホウ化物セラミックスは平板状の天然
黒鉛および生成した黒鉛の端にあたかも融着したように
存在することである。このことが電導度と強度を高くし
ている理由であると考えられる。
【0019】以下、実施例を挙げて本発明の方法をさら
に詳細に説明する。なお、ここで用いた記号は走査型電
子顕微鏡をSEM、エネルギー分散型X線分析装置をE
DXとする。
【0020】実施例1 本実施例は天然黒鉛と二ホウ化ジルコニウムから成形体
を調製し、その電導度を測定したものである。
【0021】原料の天然黒鉛は中国産の鱗片状黒鉛であ
り、32タイラーメッシュ(目開き495μm)のふる
いで分別し、ふるい上のものを用いた。二ホウ化ジルコ
ニウム(ZrB2)は日本新金属製の平均粒子径2μmの
ものをそのまま用いた。天然黒鉛5gにZrB25g
(重量比50:50)を加え、らいかい機で1時間混合
した後、この混合粉末1gを内径20mmのシリンダー
型成形器に入れ、300MPaの荷重下で厚さ約1mm
に成形した。これを管状炉で窒素ガス中、900℃で1
時間焼成し、ついで、タンマン炉でアルゴン気流中、2
000〜3000℃まで加熱し、1時間保持して熱処理
した。この熱処理した成形体を電導度を25℃で、三菱
油化(現三菱化学)製表面抵抗計ロレスタAPによる4
端子4探針法によって測定した。その結果を表1に示
す。
【0022】
【0023】この結果から知られるように、電導度は熱
処理温度の上昇と共に高くなるが、特に2500℃以上
では著しく、その値は高配向熱分解黒鉛であるHOPG
のそれに近くなる。かさ密度は処理温度によらず2.6
5〜2.72の範囲であり、2500℃以上の成形体は
硬いものであった。なお、実験番号1-1、1-2および1-3
は参考例である。
【0024】さらに、2800℃で熱処理した成形体の
構造をSEMとそれに付属したEDXによって調べた。
表面はかなり平滑であり、不定形の平板体と三角、四
角、六角形の平板体の混在したものであり、これらの平
板体は成形体表面に平行に存在した。これらの平板体は
EDX分析によって炭素であった。2400℃で熱処理
した成形体を同様にして調べたところ、不定形の平板体
が大部分であり、わずかに多角形平板体が存在した。こ
れから不定形平板体は天然黒鉛であり、多角形平板体は
熱処理によって生成したものであることが分かった。し
かも、これらの平板体の周囲(端の部分)には融着した
ものが存在し、この部分をEDXで調べたところ、ジル
コニウムであった。成形体を粉砕し、粉末X線回折を測
定したところ、非常に結晶性の優れた炭素、ZrB2
微量の炭化ジルコニウムの回折線であった。これらのこ
とから、成形体は天然黒鉛と生成した多角平板状黒鉛お
よびZrB2から構成され、ZrB2は主として平板状黒
鉛の端に存在するといえる。多角平板状黒鉛はZrB2
と接した天然黒鉛が高温での加熱によりZrB2中に溶
解し、冷却時に黒鉛として析出したものであると考えら
れる。したがって、この多角平板状黒鉛の生成とZrB
2の融着が電導度を高くし、かつ、成形体の強度を向上
させている1つの要因であるといえる。
【0025】実施例2 本実施例は天然黒鉛とZrB2の配合量を変えて調製し
た成形体の電導度を調べたものである。
【0026】実施例1と同様の天然黒鉛とZrB2を用
い、それらの配合量を重量比で70:30、30:70
および20:80とし、らいかい機で1時間混合した。
これを実施例1と同様にして成形したところ、30:7
0の配合量ではきれいな成形体が得られたが、20:8
0では型枠から脱型するとき破損し、成形体として得ら
れなかった。
【0027】成形体をタンマン炉でアルゴン気流中、2
800℃まで加熱し、1時間保持して熱処理した。これ
を25℃で電導度を測定した結果、配合量が70:30
の成形体は4.34×103(S/cm)であり、3
0:70の成形体では1.86×104(S/cm)で
あった。また、配合量70:30の3000℃で熱処理
した成形体は6.41×103(S/cm)であった
が、配合量30:70では3000℃の熱処理で溶融
し、大きく変形した。そのため電導度は測定できなかっ
た。この結果から、電導度は熱処理温度と共に配合量に
も依存するが、高導電性を発現するためには実施例1の
結果と合わせて、配合量は50:50以上であることが
分かった。
【0028】参考例 本参考例は天然黒鉛とZrB2の粒度、とくに天然黒鉛
の粒度が電導度に与える影響を調べたものである。
【0029】実施例1と同様の天然黒鉛とZrB2を用
い、それらの配合量を重量比で50:50としてらいか
い機による混合時間を変えて混合粉末を調製した。これ
を実施例1と同様にして成形した後、タンマン炉で28
00℃に加熱し、1時間保持して成形体を得た。この成
形体の電導度を測定した。結果を表2に示す。
【0030】
【0031】この結果から、らいかい機による混合時間
が長くなると、電導度は低下した。これは天然黒鉛が粉
砕され、粒度が小さくなったためと考えられ、しかも硬
質なZrB2が共存するため、破壊の程度が大きいと思
われる。
【0032】このことを平均粒度が6μmの鱗片状天然
黒鉛を用いて確かめた。ZrB2とのらいかい機による
混合時間を1時間とし、2800℃で熱処理した成形体
の電導度は5.31×103(S/cm)であり、実験
番号1-6の値と比較して約2分の1であった。
【0033】比較例 本比較例は天然黒鉛とZrB2をそれぞれ単独で成形
し、その電導度を測定したものである。
【0034】実施例1と同様の天然黒鉛とZrB2を用
い、それぞれ単独で成形した。天然黒鉛の場合は非常に
弱く、かつ、脆いが一応成形体として成形することが可
能であった。しかし、ZrB2は型枠から脱型するとき
にかなり細かく破損し、成形体が得られなかった。そこ
で、天然黒鉛のみの成形体をタンマン炉で2800およ
び3000℃に加熱し、1時間保持して熱処理した。
【0035】この成形体の電導度を実施例1と同様にし
て測定したところ、2800℃の成形体では1.51×
103(S/cm)、3000℃のそれは1.55×1
3(S・cm)とほとんど同じであり、しかも、その
値はHOPGと比較して非常に低いものであった。これ
らのかさ密度は1.84と1.86(g/cm3)であ
り、強度の低いものであった。
【0036】実施例3 本実施例は天然黒鉛と二ホウ化物セラミックスとして、
二ホウ化チタンおよび二ホウ化ハフニウムを用いた成形
体の電導度を調べたものである。
【0037】天然黒鉛は実施例1と同様のものを用い
た。二ホウ化チタンおよび二ホウ化ハフニウムは日本新
金属製であり、平均粒度は前者が4μm、後者は4.5
μmである。
【0038】天然黒鉛と二ホウ化チタンまたは二ホウ化
ハフニウムを重量比で50:50とし、これをらいかい
機で1時間混合した。この混合物を実施例1と同様にし
て成形し、2800℃で1時間熱処理した。この成形体
の電導度を実施例1と同様にして測定した結果、二ホウ
化チタンの場合で9.87×103(S/cm)、二ホ
ウ化ハフニウムの場合で1.38×104(S/cm)
であった。成形体の表面の構造は実施例1のZrB2
場合と同様に端にホウ化物が融着した天然黒鉛と多角体
黒鉛からなるものであった。
【0039】
【発明の効果】鱗片状天然黒鉛と二ホウ化チタン、ニホ
ウ化ジルコニウム、二ホウ化ハフニウムの混合粉末を成
形し、2500〜3000℃で熱処理するという簡単な
操作により、黒鉛として最も高い電導度を持つ高配向熱
分解黒鉛に近い高導電性の炭素系複合材を製造すること
ができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 泰弘 佐賀県鳥栖市宿町字野々下807番地1 九 州工業技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鱗片状黒鉛1重量部に二ホウ化チタ
    ン、二ホウ化ジルコニウム、二ホウ化ハフニウムの1種
    又は2種以上のホウ化物セラミックス1〜2.5重量部
    を混合、成形後、2500℃以上で熱処理することを特
    徴とする高導電性炭素系複合材の製造方法。
JP7257029A 1995-09-07 1995-09-07 高導電性炭素系複合材の製造方法 Expired - Lifetime JP2849702B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007191718A (ja) * 2000-06-05 2007-08-02 Showa Denko Kk 導電性硬化性樹脂組成物、その硬化体、及びその成形体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007191718A (ja) * 2000-06-05 2007-08-02 Showa Denko Kk 導電性硬化性樹脂組成物、その硬化体、及びその成形体

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