JPH0971254A - パワーステアリング装置 - Google Patents

パワーステアリング装置

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JPH0971254A
JPH0971254A JP7256727A JP25672795A JPH0971254A JP H0971254 A JPH0971254 A JP H0971254A JP 7256727 A JP7256727 A JP 7256727A JP 25672795 A JP25672795 A JP 25672795A JP H0971254 A JPH0971254 A JP H0971254A
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JP
Japan
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steering assist
steering
speed
electric actuator
condition
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JP7256727A
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English (en)
Inventor
Tomoyasu Kada
友保 嘉田
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動アクチュエータ50により駆動されるポ
ンプ37からの圧油によって操舵補助力を発生させる油
圧アクチュエータ18を備えるパワーステアリング装置
1において、その電動アクチュエータ50の駆動回路6
1の構成素子を破損させることなく、操舵補助に遅れが
生じるのを防止し、操舵フィーリングを向上する。 【解決手段】 そのポンプ37を電動アクチュエータ5
0により操舵補助条件の充足時に操舵補助速度に増速す
ると共に操舵補助解除条件の充足時に待機速度に減速す
るに際し、その電動アクチュエータ50を流れる電流の
制限値を、その操舵補助条件の充足による電動アクチュ
エータ50の増速開始時点から設定時間の経過時点まで
の操舵補助初期において、その操舵補助初期の前後より
も大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動アクチュエー
タにより駆動されるポンプからの圧油によって操舵補助
力を発生させるパワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電動アクチュエータにより駆動されるポ
ンプと、そのポンプからの圧油により操舵補助力を発生
させる油圧アクチュエータとを備えるパワーステアリン
グ装置においては、そのポンプを常に操舵補助に必要な
速度に保持しようとすると、その電動アクチュエータの
電源となるバッテリーのエネルギーを無駄に消費するこ
とになる。
【0003】そこで、そのポンプを電動アクチュエータ
により操舵補助条件の充足時に操舵補助速度に増速する
と共に操舵補助解除条件の充足時に待機速度に減速する
手段を備え、操舵時のみ操舵補助速度にまで増速し、直
進時すなわち舵角中点近傍においては待機速度まで減速
することで省エネルギー性を向上することが図られてい
る。
【0004】そのため、その電動アクチュエータに供給
される電力を制御するFET等のパワートランジスタを
有する駆動回路と、そのパワートランジスタの制御信号
を出力する制御回路とを用い、その電動アクチュエータ
に印加される電圧を、操舵補助条件の充足時には操舵補
助速度に対応する値とし、操舵補助解除条件の充足時に
は待機速度に対応する値としている。
【0005】その電動アクチュエータを流れる電流が大
きくなると、その駆動回路を構成するFET等の素子が
破損するおそれがある。そのため、その電動アクチュエ
ータを流れる電流を、予め設定した一定の制限値以下に
制限することが行なわれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】その操舵補助条件を充
足する場合に、電動アクチュエータに操舵補助速度に対
応する電圧を印加すると、その増速開始当初においては
電動アクチュエータに流れる電流が大きくなろうとする
が、その増速開始当初の電流は上述のように制限値以下
に制限される。すなわち、図6における実線Aは、従来
の電動アクチュエータを流れる電流と時間との関係を示
し、その電流は、その増速開始時点t1において待機速
度に対応する値Ioから制限値Iaになり、電動アクチ
ュエータの増速に従って漸次減少し、電動アクチュエー
タの速度が操舵補助速度に対応する値となった時点t2
で定常状態となる。
【0007】しかし、そのように電動アクチュエータに
流れる電流が増速開始当初に制限されると、その電流が
定常状態になるのに要する時間、すなわち電動アクチュ
エータにより駆動されるポンプが待機速度から操舵補助
速度になるまでの時間が長くなる。そのため、操舵補助
に遅れが生じ、操舵フィーリングが低下するという問題
がある。
【0008】本発明は、上記課題を解決することのでき
るパワーステアリング装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、電動アクチュ
エータにより駆動されるポンプからの圧油によって操舵
補助力を発生させる油圧アクチュエータと、そのポンプ
を電動アクチュエータにより操舵補助条件の充足時に操
舵補助速度に増速すると共に操舵補助解除条件の充足時
に待機速度に減速する手段と、その電動アクチュエータ
を流れる電流を制限値以下に制限する手段とを備えるパ
ワーステアリング装置に適用される。
【0010】本発明の第1の特徴は、その制限値が、そ
の操舵補助条件の充足による電動アクチュエータの増速
開始時点から設定時間の経過時点までの操舵補助初期に
おいて、その操舵補助初期の前後よりも大きくされる点
にある。
【0011】本発明の第2の特徴は、その制限が、その
操舵補助条件の充足による電動アクチュエータの増速開
始時点から設定時間の経過時点までの操舵補助初期にお
いて、解除されることを特徴とする。
【0012】本発明の構成によれば、操舵補助初期にお
いて電動アクチュエータに流れる電流の制限が緩和さ
れ、若しくは無くなるので、電動アクチュエータにより
駆動されるポンプが待機速度から操舵補助速度になるま
での時間が短くなる。しかも、その電流の制限が緩和さ
れ、若しくは無くなる時間は、電動アクチュエータの増
速開始時点から設定時間の経過時点までに限定されてい
るので、その駆動回路を構成する素子が破損するおそれ
もない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。
【0014】図1に示すラックピニオン式パワーステア
リング装置1は、ステアリングホイールHに連結される
入力軸2と、この入力軸2にトーションバー3を介し連
結される出力軸4とを備えている。そのトーションバー
3はピン5を介し入力軸2に連結され、また、セレーシ
ョン6を介し出力軸4に連結されている。その出力軸4
にピニオン7が形成され、このピニオン7に噛み合うラ
ック8が操舵用車輪(図示省略)に連結されている。そ
の入力軸2はベアリング9を介しバルブハウジング10
aに支持され、また、ブッシュ11を介し出力軸4に支
持されている。その出力軸4はベアリング12、13を
介しラックハウジング10bに支持されている。これに
より、操舵による入力軸2の回転がトーションバー3を
介しピニオン7に伝達されてラック8が車両幅方向に移
動し、このラック8の移動により車輪が操舵される。な
お、その入出力軸2、4とバルブハウジング10aとの
間にオイルシール14、15が設けられている。また、
そのラック8を支持するサポートヨーク16が設けら
れ、このサポートヨーク16はバネ17の弾性力により
ラック8に押し付けられている。
【0015】操舵補助力を付与する油圧アクチュエータ
として油圧シリンダ18が設けられている。その油圧シ
リンダ18は、ラックハウジング10bにより構成され
るシリンダチューブと、ラック8に一体に形成されたピ
ストン20と、そのピストン20により仕切られる一対
の油室21、22とを備える。各油室21、22にロー
タリー式油圧制御弁23が接続されている。その制御弁
23は、筒状の第1バルブ部材24と、この第1バルブ
部材24に相対回転可能に挿入される第2バルブ部材2
5とを備えている。その第1バルブ部材24は出力軸4
にピン26を介し同行回転可能に取り付けられている。
その第2バルブ部材25は入力軸2の外周に一体に形成
されている。
【0016】図2に示すように、第1バルブ部材24の
内周と第2バルブ部材25の外周とに軸方向に沿う複数
の凹部が周方向等間隔に形成されている。その第1バル
ブ部材側凹部は、互いに周方向等間隔に位置する4つの
右操舵用凹部27と、互いに周方向等間隔に位置する4
つの左操舵用凹部28とで構成される。その第2バルブ
部材側凹部は、互いに周方向等間隔に位置する4つの圧
油供給用凹部29と、互いに周方向等間隔に位置する4
つの圧油排出用凹部30とで構成される。各右操舵用凹
部27と各左操舵用凹部28とは周方向に交互に配置さ
れ、各圧油供給用凹部29と各圧油排出用凹部30とは
周方向に交互に配置される。各右操舵用凹部27は、第
1バルブ部材24に形成された第1流路31およびバル
ブハウジング10aに形成された第1ポート32を介
し、図1に示すように油圧シリンダ18の一方の油室2
1に通じる。各左操舵用凹部28は、第1バルブ部材2
4に形成された第2流路33およびバルブハウジング1
0aに形成された第2ポート34を介し、油圧シリンダ
18の他方の油室22に通じる。各圧油供給用凹部29
は、第1バルブ部材24に形成された第3流路35およ
びバルブハウジング10aに形成された入口ポート36
を介し、図1に示すようにポンプ37に通じる。そのポ
ンプ37は、モータ(電動アクチュエータ)50により
駆動され、例えば、回転速度に応じた流量の圧油を吐出
するベーンポンプにより構成できる。各圧油排出用凹部
30は、第2バルブ部材25に形成された第1排出路3
8、入力軸2とトーションバー3の内外周間の通路4
7、図1に示す入力軸2に形成された第2排出路39、
及びバルブハウジング10aに形成された排出ポート4
0を介して、タンク41に通じる。これにより、そのポ
ンプ37、タンク41、及び油圧シリンダ18の各油室
21、22は、第1バルブ部材24と第2バルブ部材2
5の内外周間の弁間流路42を通じ連通する。その弁間
流路42における第1バルブ部材側凹部と第2バルブ部
材側凹部の間は、両バルブ部材24、25の相対回転に
より開度が変化する絞り部A、B、C、Dとされ、その
絞り部A、B、C、Dの開度変化により油圧シリンダ1
8に作用する油圧が制御される。
【0017】図2は、操舵が行なわれていない舵角中点
での両バルブ部材24、25の相対位置を示しており、
この状態においては各圧油供給用凹部29と各圧油排出
用凹部30とが全絞り部A、B、C、Dを介し連通する
ため、ポンプ37から供給された圧油は直接タンク41
へ還流し操舵補助力は発生せず、そのため、ポンプ37
を操舵補助に必要な操舵補助速度で駆動する必要はな
い。舵角中点から右方へ操舵すると、操舵トルクに応じ
トーションバー3は捩じれ、両バルブ部材24、25は
相対回転する。その結果、各右操舵用凹部27と各圧油
供給用凹部29との間の絞り部Aの開度および各左操舵
用凹部28と各圧油排出用凹部30との間の絞り部Bの
開度が大きくなり、各左操舵用凹部28と各圧油供給用
凹部29との間の絞り部Cの開度および各右操舵用凹部
27と各圧油排出用凹部30との間の絞り部Dの開度が
小さくなる。これにより、ポンプ37から油圧シリンダ
18の一方の油室21へ圧油が供給され、油圧シリンダ
18の他方の油室22からタンク41へ圧油が還流さ
れ、車両の右方への操舵補助力がラック8に作用する。
舵角中点から左方へ操舵すると、各絞り部A、B、C、
Dの開度は右方へ操舵した場合と逆に変化するので、車
両の左方への操舵補助力がラック8に作用する。
【0018】図1に示すように、ステアリングホイール
Hの操舵角度を検出する舵角センサ51と、車速センサ
53とが、コンピュータにより主構成される制御回路5
2に接続されている。その制御回路52に、前記モータ
50の駆動回路61と電流制限回路62が接続されてい
る。その駆動回路61は、その電流制限回路62を介し
てモータ駆動電源63に接続されている。その電源63
として車載バッテリーが用いられる。
【0019】その駆動回路61はパワートランジスタと
して機能するFETを有する。そのFETは、制御回路
52から操舵補助信号あるいは待機信号がゲート電圧と
して印加されることで、その電源63から電流制限回路
62を介してモータ50にドレイン電圧が印加される。
【0020】その舵角センサ51は、ステアリングホイ
ールHの回転角度に応じた信号を制御回路52に送るも
ので、例えばロータリーエンコーダによりステアリング
ホイールHの回転角度に応じたパルス信号を制御回路5
2に送るものや、ポテンショメータを介して得られるス
テアリングホイールHの回転角度に応じた電気信号を、
A/D変換器によりデジタル信号に変換して制御回路5
2に送るものにより構成できる。
【0021】なお、操舵角度は舵角中点を基準とする角
度であるので、ロータリーエンコーダ等によってステア
リングホイールHの回転角度に応じたパルス信号から操
舵角度を検知する場合は、制御回路52により舵角中点
の決定を行ない、その決定を行なうまではポンプ37を
常に操舵補助速度で駆動する。そのような舵角中点の決
定のため、例えば特開平2‐197465号公報に開示
されているように、操舵トルクは舵角中点において小さ
くなることを利用し、操舵トルクを検出するセンサを設
け、操舵トルクが設定値よりも小さくなる時を舵角中点
と決定することができる。また、特公平6‐43188
号公報に開示されているように、検出されるセンサから
のパルス信号の出現頻度の統計的分布は舵角中点におい
て最大になるような正規分布になることを利用し、その
パルス信号の出現頻度の統計的分布に基づき舵角中点を
決定してもよく、その決定手段は特に限定されない。ま
た、ポテンショメータを介して得られるステアリングホ
イールHの回転角度に応じた電気信号から操舵角度を検
知する場合は、パワーステアリング装置の組み立て時に
舵角中点に対応する電気信号の基準値を設定すること
で、その基準値からの変化に応じて操舵角度を検知でき
る。
【0022】その制御回路52は、モータ50の制御プ
ログラムを記憶し、その制御プログラムに従ってモータ
50を制御する。例えば、その制御プログラムの一部と
して、予め設定した基準操舵角度を記憶する。その基準
操舵角度は、例えば、ステアリングホイールHの舵角中
点からの遊び角度とされる。また、舵角センサ51によ
って検知されるステアリングホイールHの操舵角度を時
系列に読み込む。その読み込んだ操舵角度が基準操舵角
度以上の条件を満たした場合は、操舵補助条件を充足し
たと判断し、操舵補助信号を駆動回路61に出力し、モ
ータ50を操舵補助信号に応じた電圧で駆動し、ポンプ
37を待機速度から操舵補助速度まで増速する。また、
車速センサ53により検知される車速に応じ、その操舵
補助信号を変化させ、低車速では操舵補助力が大きくな
るようにモータ50の駆動電圧を大きくして車両の旋回
性能を向上し、高車速では操舵補助力が小さくなるよう
にモータ50の駆動電圧を小さくして車両の走行安定性
を向上している。その読み込んだ操舵角度が基準操舵角
度未満になった後に所定時間が経過した場合は、操舵補
助解除条件を充足したと判断し、待機信号を駆動回路6
1に出力し、モータ50を待機信号に応じた電圧で駆動
し、ポンプ37を操舵補助速度から待機速度まで減速す
る。その所定時間は、無駄なポンプ37の増速を可及的
に少なくできるように経験的に判断して設定できる。
【0023】そのモータ50を流れる電流に対応する駆
動回路61のFETを流れる電流は制御回路52に入力
される。制御回路52は、そのFETを流れる電流値と
予め定めた制限値とを比較する。
【0024】その制限値は、図3において1点鎖線で示
すように、その操舵補助条件の充足によるモータ50の
増速開始時点t1において最大値Ibとされ、時間の経
過に従い漸次小さくなり、その増速開始時点t1から設
定時間が経過した時点t3において最小値Iaとされ
る。また、その増速開始時点t1の前、および増速開始
時点t1から設定時間が経過した時点t3より後におい
ては、その最小値Iaとされる。
【0025】そのFETを流れる電流値が制限値以下の
場合、その電流は何ら制限されない。
【0026】そのFETを流れる電流値が制限値を超え
る場合、制御回路52は電流制限回路62に、その電流
値と制限値との差に応じた電流制限信号を出力する。
【0027】電流制限回路62は、電源63に直列に接
続される可変抵抗素子を有し、その可変抵抗素子の抵抗
値を電流制限信号に応じ変化させ、そのFETを流れる
電流を制限値にする。これにより、モータ50を流れる
電流は制限値以下に制限され、その制限値は、その操舵
補助条件の充足によるモータ50の増速開始時点t1か
ら設定時間の経過時点t3までの操舵補助初期におい
て、その操舵補助初期の前後よりも大きくされる。すな
わち、図3における実線Bは、そのモータ50を流れる
電流と時間との関係を示し、その電流は、その増速開始
時点t1において待機速度に対応する値Ioから最大値
Imaxになり、モータ50の増速に従って漸次減少
し、モータ50の速度が操舵補助速度に対応する値とな
った時点t2で定常状態となる。そのモータ50を流れ
る電流の最大値Imaxが制限値の最大値Ib以下で、
定常状態となるまでの間に制限値を超えないように、そ
の制限値の最大値Ibおよび増速開始時点t1から設定
時間の経過時点t3までの時間が定められている。
【0028】上記構成によれば、操舵補助初期において
モータ50に流れる電流の制限が緩和されるので、その
モータ50により駆動されるポンプ37が待機速度から
操舵補助速度になるまでの時間が短くなる。しかも、そ
の電流の制限が緩和される時間は、モータ50の増速開
始時点t1から設定時間の経過時点t3までに限定され
ているので、その駆動回路61のFETや他の素子が破
損するおそれもない。これにより、操舵補助に遅れが生
じるのを防止し、操舵フィーリングを向上できる。
【0029】図4は第1変形例を示す。上記実施形態と
の相違は、モータ50を流れる電流の制限値は、1点鎖
線で示すように、その操舵補助条件の充足によるモータ
50の増速開始時点t1から設定時間が経過した時点t
3までの操舵補助初期において最大値Ibとされる。ま
た、その増速開始時点t1の前、および増速開始時点t
1から設定時間が経過した時点t3より後において最小
値Iaとなる。
【0030】図5は第2変形例を示す。上記実施形態と
の相違は、モータ50を流れる電流の制限が、操舵補助
条件の充足によるモータ50の増速開始時点t1から設
定時間が経過した時点t3までの操舵補助初期において
解除される点にある。
【0031】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば、操舵補助条件や操舵補助解除条
件は特に限定されず、操舵角速度が設定値を超える場合
や方向指示器が作動した場合に操舵補助条件が充足され
るものとしたり、操舵角速度が設定時間だけ設定値以下
の時に操舵補助解除条件が充足されるものとすることが
できる。また、上記実施形態では、本発明をラックピニ
オン式パワーステアリング装置に適用したが、ボールス
クリュー式パワーステアリング装置にも適用できる。ま
た、電動アクチュエータとしては、ブラシ付モータ、ブ
ラシレスモータ、その他の方式のモータいずれも本発明
に適用できる。また、ポンプが停止状態つまり速度が零
の場合を待機速度とした場合も本発明に含まれる。ま
た、電流制限は、電動アクチュエータ全体を流れる電流
値に基づいてもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、電動アクチュエータに
より駆動されるポンプからの圧油によって操舵補助力を
発生させる油圧アクチュエータを備えるパワーステアリ
ング装置において、その電動アクチュエータの駆動回路
の構成素子を破損させることなく、操舵補助に遅れが生
じるのを防止し、操舵フィーリングを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のパワーステアリング装置の
縦断面図
【図2】図1のII‐II線断面図
【図3】本発明の実施形態のパワーステアリング装置の
モータを流れる電流と時間との関係を示す図
【図4】第1変形例のパワーステアリング装置のモータ
を流れる電流と時間との関係を示す図
【図5】第2変形例のパワーステアリング装置のモータ
を流れる電流と時間との関係を示す図
【図6】従来のパワーステアリング装置の電動アクチュ
エータを流れる電流と時間との関係を示す図
【符号の説明】
1 パワーステアリング装置 18 油圧シリンダ(油圧アクチュエータ) 37 ポンプ 50 モータ(電動アクチュエータ) 51 舵角センサ 52 制御回路 53 車速センサ 61 駆動回路 62 電流制限回路 63 電源

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動アクチュエータにより駆動されるポ
    ンプからの圧油によって操舵補助力を発生させる油圧ア
    クチュエータと、 そのポンプを電動アクチュエータにより操舵補助条件の
    充足時に操舵補助速度に増速すると共に操舵補助解除条
    件の充足時に待機速度に減速する手段と、 その電動アクチュエータを流れる電流を制限値以下に制
    限する手段とを備えるパワーステアリング装置におい
    て、 その制限値は、その操舵補助条件の充足による電動アク
    チュエータの増速開始時点から設定時間の経過時点まで
    の操舵補助初期において、その操舵補助初期の前後より
    も大きくされることを特徴とするパワーステアリング装
    置。
  2. 【請求項2】 電動アクチュエータにより駆動されるポ
    ンプからの圧油によって操舵補助力を発生させる油圧ア
    クチュエータと、 そのポンプを電動アクチュエータにより操舵補助条件の
    充足時に操舵補助速度に増速すると共に操舵補助解除条
    件の充足時に待機速度に減速する手段と、 その電動アクチュエータを流れる電流を制限値以下に制
    限する手段とを備えるパワーステアリング装置におい
    て、 その制限は、その操舵補助条件の充足による電動アクチ
    ュエータの増速開始時点から設定時間の経過時点までの
    操舵補助初期において、解除されることを特徴とするパ
    ワーステアリング装置。
JP7256727A 1995-09-07 1995-09-07 パワーステアリング装置 Pending JPH0971254A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1331702C (zh) * 2003-06-09 2007-08-15 三菱电机株式会社 电动油压式动力转向装置
JP2009208497A (ja) * 2008-02-29 2009-09-17 Nsk Ltd 電動パワーステアリング装置の制御装置

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