JPH0970487A - 縫製情報処理装置 - Google Patents

縫製情報処理装置

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JPH0970487A
JPH0970487A JP22909195A JP22909195A JPH0970487A JP H0970487 A JPH0970487 A JP H0970487A JP 22909195 A JP22909195 A JP 22909195A JP 22909195 A JP22909195 A JP 22909195A JP H0970487 A JPH0970487 A JP H0970487A
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JP
Japan
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sewing
situation
degree
symbol
danger
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JP22909195A
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Inventor
Katsuji Yamauchi
勝次 山内
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシンに異常や操作ミスが発生して、注意、
警告、危険を報知することが必要な状況になった場合、
そのような状況を即座に改善することを促進する。 【解決手段】 表示画面には、操作ミスなどによって異
常な状況が生じると、人の表情をモチーフとしたシンボ
ル15が、その状況の危険性、重要性、緊急性に従って
5段階に分けて表示される。そして、そのシンボル15
の表示後、状況を改善する操作や処置がなされなけれ
ば、そのシンボル15がより高い危険性、重要性、緊急
性を示す高次なシンボル15に自動的に変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縫製のための縫製
情報を縫製手段に供給する縫製情報処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ミシン等の縫製装置には、ミ
シンの作動状況や操作状況を検出するセンサーが備えら
れ、それによって検出された状況に対して予め用意され
た警告文や警告音を発生するプログラムが記憶されてい
た。このようにして、ミシンの異常な状況に対して予め
決められた警告報知が、LCDなどのディスプレイ上の
表示やブザーの音によって行われていた。そのような異
常な状況のなかには、極めて縫製に悪影響を及ぼすもの
もあるので、そのような極めて悪影響を及ぼす状況につ
いては、その状況が即座に改善されることが望まれる。
また、ディスプレイやブザーは正常な状況下において
も、表示や音声を発生させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように各状況に対して予め決められた警告文や警告音を
発生するだけでは、ミシンの現在の状況がどれほど縫製
に対して影響を与えるのかが不明であるために、ミシン
の現在の状況が極めて悪いにも係わらず、縫製を続行し
てミシンを破損させたり、縫製を失敗したりする恐れが
ある。従って、異常な状況の発生が自動的に検出されて
も、その状況の異常の程度が不明であるために、すぐに
改善すれば簡単に改善できただが、その異常な状況を放
置或い無視したので、結局、その状況を改善させるため
に膨大な時間や労力を強いられるという問題点がある。
【0004】また、ディスプレイは正常な状況下の表示
にも用いれており、その状況に関する警告を文字で表示
する場合、その警告文を一字ずつ読み取らなければ、警
告の内容であるか否か、即ち、ミシンの状況を正確に把
握し辛かった。警告を音声で行う場合、作業場が静かで
なければ、他の音にかき消されてしまったり、ミシンが
複数有る場合どのミシンが警告を発しているのかわらな
くなる。更に、音声の場合、聞き逃すと報知内容がわか
らなくなる。従って、状況の改善が更に遅延してしまう
という恐れがあった。
【0005】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、縫製に係わる作業を
適切に行える縫製情報処理装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の縫製情報処理装置は、縫製時の縫製
動作やデータ処理についての状況を予測或いは判断する
判断手段と、判断手段の予測或いは判断に基づき複数段
階ある度合のうち状況に対応する度合の報知を行う報知
手段とを備えている。従って、この縫製情報処理装置に
おいては、判断手段は、縫製時の縫製動作やデータ処理
についての状況を予測或いは判断し、状況と縫製との関
係が自動的に報知手段によって報知される。
【0007】請求項2記載の縫製情報処理装置は、状況
に関する注意、警告、危険、故障、処理エラーに係わる
報知を行う報知手段を備えている。従って、この縫製情
報処理装置においては、状況と注意、警告、危険、故
障、処理エラーのうち少なくとも1つとの係わりの度合
が自動的に報知される。
【0008】請求項3記載の縫製情報処理手段は、報知
がなされた後に、その報知に係わる動作状況を維持或い
は悪化させる操作がなされた場合、更に高次の度合を報
知する報知手段を備えている。従って、この縫製情報処
理装置においては、状況が維持或いは悪化させされた場
合、状況と縫製との係わりの度合が自動的に高められ
る。
【0009】請求項4記載の縫製情報処理装置は、度合
に関する表示を行う報知手段を備えている。従って、こ
の縫製情報処理装置においては、この縫製情報処理装置
の周囲の音に係わらず、状況と縫製との係わりの度合が
報知される。
【0010】請求項5記載の縫製情報処理装置は、度合
を顔の表情によって表示する報知手段を備えている。従
って、この縫製情報処理装置においては、状況と縫製と
の係わりの度合が形象によって自動的に表示される。
【0011】
【発明の実施の形態】ミシンには、図1に示すように、
液晶画面を有する表示装置11がミシン正面に配置され
ている。このミシンは、縫い針と加工布とを相対運動さ
せて、刺繍模様を加工布に形成する刺繍ミシンである。
その表示装置11は、図2に示すように、文字、図、シ
ンボル及び記号などを表示するLCD12と、LCD1
2に表示された内容を操作するためにその前面に配置さ
れたタッチパネル13と、タッチパネル13によって得
られる命令などを判断し、LCD12に表示するための
演算処理をする制御部14とによって構成される。
【0012】次に、各部の詳細について説明する。
【0013】LCD12の表示画面は、図3に示すよう
に当該ミシンの動作及び操作上の注意、警告、危険など
に係わる度合に関するメッセージを表示する際には、操
作の注意、警告、危険などに係わる度合に関するシンボ
ル及び記号を表示するシンボル表示部15と、ミシンの
使用方法、操作手順、注意及び警告などのメッセージに
関する文字及び図などを表示するコメント表示部16と
から構成される。
【0014】タッチパネル13は、図4に示すように、
LCD12に表示される模様、文字、シンボルなどをユ
ーザーがその模様、文字などを触れることにより選択、
設定することを可能にするためにLCD12の前面に配
置され、キーの位置がLCD12の画面上のすべてを網
羅するためにドットマトリクス形式キー19を有してい
る。
【0015】制御部14は、図5に示すように、各種デ
ータを扱って演算処理するCPU17と、制御プログラ
ム及び当該ミシンの動作及び操作上の注意、警告、危険
などに係わる度合に関するシンボル及び記号などを記憶
したROM18と、各種データを一時的に記憶するRA
M20と、LCD12に表示されるデータを制御するコ
ントローラ21と、各種データなどの入出力のための入
出力インターフェース22と、その入出力インターフェ
ース22にCPU17などを接続するためのバス23と
によって構成され、入出力インターフェース22には、
LCD12と、タッチパネル13の他に、ミシンを動
作、停止、並びに、設定するための各種スイッチ24、
ミシンの動作状況や使用状態を検知するための各種セン
サー25、操作方法、操作手順、刺繍縫製データなどを
格納した外部R0M26などが接続されている。
【0016】この各種センサー25は、ミシンの各部の
各種モータや、各種の操作スイッチ24、外部から操作
できる部材、照明ランプなどの状態を、CPU17へ出
力するように構成されている。外部から操作できる部材
としては、押え上げレバーFLやボタンホールレバーB
L等があり、それらは、所定の縫製条件の場合、所定の
位置になくてはならい、或いは、特定の位置にあっては
ならない。例えば、直線縫を行う場合、上下動可能なボ
タンホールレバーBLは、図2に示すボタンホール成形
時のように、下方に位置していてはならない。また、直
線縫いの場合、押え上げレバーFLは、押えが上方に上
がっていてはならない。このような誤った状況、そのほ
かにミシンの故障や異常を各種センサー25は検出する
ように構成されている。
【0017】以上の如く構成されたミシンについて、図
6に示すシンボルの表示例を用いて具体的に説明する。
尚、表示装置11は、通常作動時に刺繍模様の選択や縫
製作業の説明を表示するがその詳細な説明は省略する。
【0018】先ず、図6に示すシンボル5−Aが表示さ
れる場合について述べると、例えば刺繍データを外部R
OMカード26から呼び出すというようなユーザーによ
る入力操作が為された場合、CPU17は他の入力操作
がないかどうかをチェックしながら刺繍データをRAM
20に取り込み、他に呼び出しを妨害するような入力操
作がなければ、その刺繍データを取り込むのに要する時
間中にシンボル5−Aと呼び出し中であるという旨の処
理動作のコメントをLCD12に表示する。このように
ミシンがユーザーによって適切に操作されている状態に
おいてシンボル5−Aが表示される。
【0019】また、シンボル5−Bが表示される場合に
ついては、例えば、上述したような刺繍データを外部R
OMカード26から呼び出すというようなユーザーの入
力操作による処理動作が終了し、入力操作が何も行われ
ない状態が暫く継続した場合、CPU17はシンボル5
−Bと次の入力操作を指示する旨のコメントをLCD1
2に表示する。このようにミシンがユーザーによる何ら
かの入力操作を待っている状態においてシンボル5−B
が表示される。
【0020】さらに、シンボル5−Cが表示される場合
について述べると、例えば、上述したような刺繍データ
を外部ROMカード26から呼び出すといった動作が行
われている途中状態に、刺繍を開始するためのスタート
キーを押下するというようなユーザーによる誤操作が為
された場合、CPU17はシンボル5−Cと別の処理中
であるという旨のコメントをLCD12に表示する。こ
れ以外にも刺繍データが設定されていなかったり、上糸
及び下糸が無かったり、布を押さえるための押え棒が降
りていなかったりする状態でスタートキーが押下された
りするような通常の操作ができない場合にも、CPU1
7はシンボル5−Cとその状況の改善を促すコメントを
LCD12に表示する。このようにミシンがユーザーに
よって通常の操作手順とは異なる誤った入力操作を受け
た状態もしくは通常操作ができない状況においてシンボ
ル5−Cが表示される。
【0021】また、シンボル5−Dが表示される場合に
ついては、例えば、上述したようなシンボル5−Cが表
示されている状態で、ユーザーによって誤操作や通常操
作ができない状況の改善がされずに再度同じような操作
が為された場合、CPU17はシンボル5−Dと操作及
び状況の改善を要求する旨のコメントをLCD12に表
示する。このようにミシンがユーザーによって再度同じ
ような誤操作を受けた状態もしくは通常操作ができない
状況の改善が為されない状態においてシンボル5−Dが
表示される。
【0022】そして、シンボル5−Eが表示される場合
については、例えば、ミシンが刺繍を行っているような
動作状態において、ユーザーによって下糸を巻くための
糸巻き軸が動かされたり、布を押さえるための押え棒が
動かされたりするような通常禁止されている危険行為及
び危険操作が為された場合、CPU17はシンボル5−
Eと行為及び操作を禁止する旨のコメントをLCD12
に表示する。このようにミシンがユーザーによって通常
の操作手順で禁止されている行為及び操作が為された状
態においてシンボル5−Eが表示される。
【0023】上述したことからも明らかなように、図6
に示す5つのシンボルが表すミシンの動作及び操作上の
注意、警告、危険などに係わる度合は、シンボル5−
A、シンボル5−Bでは危険がない状態を示し、シンボ
ル5−Cでは注意、シンボル5−Dでは警告、シンボル
5−Eでは危険をそれぞれ表し、シンボル5−Cからシ
ンボル5−Dへ、シンボル5−Dからシンボル5−Eへ
移行するにつれてより高次、即ち、危険の高い度合を示
している。
【0024】上述した実施例においては、状況の度合を
注意、警告、危険の3段階の度合に大別し、その順番に
危険性が高くなっていくことを示すように、それぞれの
度合にシンボル5−C,5−D,5−Eを設定してい
る。しかし、状況に係わる度合が示す事柄としては、縫
製にどれほど支障を来すかということ、その支障を解消
する手間やコスト、縫製に関して重要な場所や部品であ
るか否かということなどがある。そして、これらの事柄
がどれほど縫製に係わっているか、即ち、これらの事柄
がどれほど縫製に影響を与えるかが、上述した実施例に
おける「度合」を定義している。
【0025】上述したように、縫製に支障を大いに来す
状況が生じたほど、その復帰に手間やコストがかかる状
況が生じたほど、或いは、縫製に支障を来す場所や部品
に不具合が生じたほど、危険性、重要性、緊急性が高い
ことを示す高次なシンボルが表示される。即ち、状況と
危険性、重要性、緊急性などとの係わりが高く、状況に
よる縫製への大きいということである(状況と縫製との
関係が密)。故障すると縫製に大いに支障を来す場所や
部品としては、外部メモリカード、その読み取り装置、
ミシンモータ、縫い針等が相当する。それらの部品が破
損した状況が、縫製に支障を大いに来す状況である。
【0026】また、上述した実施例においては、状況の
度合を注意、警告、危険の3段階の度合に大別している
が、注意、警告、危険それぞれについて、状況に関する
注意に係わる度合、状況に関する警告に係わる度合、状
況に関する危険に係わる度合というように、別々の度合
を設定し報知するようにしても良いし、それらを組み合
わせるようにしても良い。
【0027】上述した実施例では、縫製に与える影響の
状況の度合が3段階のシンボルに対応しているので、ユ
ーザーはそのシンボルを見ることにより、状況の危険
性、重要性、緊急性などを即座に認識することができ
る。このように、ミシンの動作及び操作上の危険などに
係わる度合をLCD12という表示装置に、人の顔の表
情を表す形象を用いて緊急度及び危険度が増すつれてよ
り高次の内容に変化させて表示することにより、操作ミ
スなどによって生じた状況が、注意、警告、危険などに
係わる複数段階ある度合うちどの度合に達しているか
を、ユーザーは瞬時に判断することが可能である。そし
て、ユーザーによる操作ミスや危険行為などを極力減ら
すことや、ミシンの誤操作による事故などを未然に防ぐ
ことが可能であるなどの優れた効果を奏する。
【0028】上述した実施例においては、レバーの上げ
忘れに関して説明したが、ミシンモータに過大な負荷が
長時間かかることによるミシンモータの破損に備えるた
めには、ミシンモータに許容こえる負荷が継続してかか
った時間を計測し、その時間が増大するのにつれて、危
険性、緊急性がより高いことを示す高次のシンボルを順
次表示するように構成すれば良い。また、このように同
じ場所や部品に対してその状況の変化に対応してシンボ
ルの段階を高次に昇進させたが、重要性の高い場所ほど
高次のシンボルによって報知を行えば良い。例えば、照
明用の補助ランプが断線しているぐらいであれば、上述
したミシンモータの破損などと比べ縫製にはそれほど支
障がないので、重要性の低いシンボルマークによって報
知を行えば良い。
【0029】上述した本実施例においては、度合をLC
D12を用いた表示装置によって説明したが、ブザーな
どの音の大小もしくは高低を用いた報知装置を単独にま
たはLCD12を用いた表示装置と一緒に用いて度合に
応じた報知をしても構わない。その際、危険の度合が大
きくなるにつれてユーザーが確実に認識できるような大
きな音量で報知するようにする。
【0030】また、上述した本実施例においては、図3
に示すように顔の表情を表す形象を1画面上に1つ用い
てコメントとともに表示したが、図6に示すようにシン
ボル表示部15に全ての度合を示すシンボルを配置して
おき、注意、警告、危険などに係わる度合(危険性、重
要性)に応じて、その度合に相当するシンボルだけをハ
イライトまたは点滅させて表示しても構わない。
【0031】また、上述した本実施例においては、シン
ボル表示部15に表示される注意、警告、危険などに係
わる度合を示すシンボルは、制御部14のROM18に
格納されており、コメント表示部16に表示されるコメ
ントなどの言語は、外部ROMカード26に格納された
ものを用いているが、これは言語仕様が他国の言語に変
更された場合、シンボルは共通で使用できるため、言語
仕様別に格納されている外部ROMカード26のメモリ
ー容量を節約するためである。もちろん、シンボルとコ
メントなどの言語を外部ROMカード26に格納し、制
御プログラムを制御部14のROM18に格納しても構
わない。その際、シンボルは、一旦制御部14のRAM
20に一時的に記憶され、注意、警告、危険などに係わ
る度合を表示する場合は、シンボルを表示するためのデ
ータがRAM20から、またコメントを表示するための
文字などの言語データが外部ROMカード26から、そ
れぞれコントローラ21を経由してLCD12に送られ
表示される。また、人の表情であるので、直感的に状況
に対する度合を即座知ることができる。
【0032】上述した実施例では、注意、警告、危険に
係わる状況について説明したが、同様に、故障や処理エ
ラーに係わる状況について度合を報知するように構成し
ても良い。それら注意、警告、危険、故障、処理エラー
のうち少なくとも1つとの係わる度合が自動的に報知さ
れることに加え、他の縫製に係わる状況の度合であって
も良い。
【0033】また、上述した実施例においては、ミシン
において説明したが、縫製のためのデータを作成する装
置で、不適当なデータが作成されたために、そのデータ
で縫製を行うと糸すけ、或いは、糸の団子が生じる場合
に、その糸すけの透けの具合や、糸の団子の密集の具合
に比例してその状況の度合を報知し、縫製の品質がどの
ぐらい低下するかを、ユーザーに縫製に先立ち認識させ
るようにしても良い。また、上述したミシンがオートパ
ワーオフ機能を備えるミシンで有れば、電源が自動的に
切られる残り時間が少なくなればなるほど、より望まし
くな状態が進んだことを示すように高次の度合を示すよ
うにしても良い。そうすれば、オートパワーオフが作動
して電源が切れる前にミシンを作動させることを、ユー
ザーは心がけることができる。
【0034】また、刺繍や衣服の作成に関して、縫製の
難易度が高ければ高い度合を表示するように構成して、
縫製を開始する前にその難易度(度合に相当)をユーザ
ーに認識させるようにしても良い。上述した実施例にお
いては、現在既に生じている状況を検出して、警告のた
めの報知を行っているが、縫製に先立ちデータ処理のみ
を行い、縫製に支障(故障、データエラー、破損、危険
など)が生じる演算結果が得られた場合、上述したよう
な度合を縫製に先立ち報知するようにしても良い。
【0035】上述した実施例にいては、警告表示が行わ
れた後に、その警告に係わる状況が維持もしくは悪化さ
せられた操作が行われると、シンボルが高次のものに進
行するが、その状況が多少なりとも改善されれば、逆
に、シンボルを低次のものに降下させても良い。
【0036】上述した実施例においては、人間の顔をシ
ンボルのモチーフとしたが、その他の動物や植物、擬人
化した物品をシンボルのモチーフとして良い。上述した
実施例においては、シンボルによって度合を表示してい
るが、度合を報知する目的であれば、点灯させるLED
数や、「危険レベル5」という短いメッセージであって
も良く、この場合も、ユーザーは即座に状況の度合を視
覚的に認識することができる。また、上述した実施例に
おいては、度合の段階に係わらず、人の表情を統一して
用いたが、それぞれの段階ごとにモチーフとする対象を
異なるようにしても良い。但し、高次低次が識別できる
ものを用いることが必要である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
請求項1記載の縫製情報処理装置においては、縫製に係
わる操作、縫製動作、データ処理のいずれかについての
状況が予測或いは判断され、判断手段の予測或いは判断
に基づき複数段階ある度合のうち状況に対応する度合の
報知が行われ、状況と縫製との関係が自動的に報知され
る。従って、ユーザーは、その報知を参考にして状況の
度合を容易に認識することができる。
【0038】請求項2記載の縫製情報処理装置において
は、状況と注意、警告、危険、故障、処理エラーのうち
少なくとも1つとの係わりの度合が自動的に報知される
ので、ユーザーは、その報知を参考にして注意、警告、
危険、故障、処理エラーのうち少なくとも1つに係わる
度合を容易に認識することができる。そして、その度合
を容易に認識できるので、必要に応じて状況を改善する
作業を即座に行うことができる。
【0039】請求項3記載の縫製情報処理装置において
は、報知がなされた後に、その報知に係わる動作状況を
維持或いは悪化させる操作がなされた場合、更に高次の
度合が報知されて、状況と縫製との係わりの度合が自動
的に高められる。従って、状況が悪化したかのような報
知が行われ、状況を改善する作業を行うことがユーザー
に対して一層促進される。
【0040】請求項4記載の縫製情報処理装置において
は、表示によって報知が行われるので、この縫製情報処
理装置の周囲の音に係わらず、ユーザーは状況の度合い
を確実に認識することができる。また、報知内容が表示
として維持されているので、縫製情報処理装置を特定す
ることが容易にできる。
【0041】請求項5記載の縫製情報処理装置において
は、状況の度合が顔の表情によって表示されるので、状
況の度合を即座に認識することができる。そして、即座
に認識できるために、作業効率の向上が図られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるミシンの全体図である。
【図2】上記ミシンの表示装置の構成を示す概略図であ
る。
【図3】上記ミシンの表示画面を示す図である。
【図4】上記ミシンのタッチパネルの構成を示す概略図
である。
【図5】上記ミシンの表示装置の電気的制御構成を示す
ブロック図である。
【図6】表示画面に表示される顔の表情の形象を複数示
す図である。
【図7】上記形象を複数表示するミシンの表示画面を示
す図である。
【符号の説明】
11 ミシンの表示装置 12 LCD 13 タッチパネル 14 制御部 15 シンボル表示部 16 コメント表示部 17 CPU 18 ROM 19 ドットマトリクス 20 RAM 21 コントローラ 22 入出力インターフェース 23 バス 24 スイッチ 25 センサー 26 外部ROMカード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縫製のための縫製情報を縫製手段に供給
    する縫製情報処理装置において、 縫製時の縫製動作やデータ処理についての状況を予測或
    いは判断する判断手段と、 前記判断手段の予測或いは判断に基づき複数段階ある度
    合のうち状況に対応する度合の報知を行う報知手段とを
    備えたことを特徴とする縫製情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記報知手段が、前記状況に関する注
    意、警告、危険、故障、処理エラーの少なくとも1つに
    係わる報知を行うことを特徴とする請求項1記載の縫製
    情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記報知手段による報知がなされた後
    に、前記報知に係わる動作状況を維持或いは悪化させる
    操作がなされた場合、更に高次の度合を前記報知手段に
    よって報知することを特徴とする請求項1記載の縫製情
    報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記報知手段が、前記度合に関する表示
    を行うことを特徴とする請求項1記載の縫製情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記報知手段が、前記度合を顔の表情に
    よって示すことを特徴とする請求項4記載の縫製情報処
    理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5996518A (en) * 1997-09-30 1999-12-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Sewing machine with warning screen displaying function
WO2021199253A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 ブラザー工業株式会社 ミシン及び通知プログラム

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