JPH0968662A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0968662A
JPH0968662A JP22420695A JP22420695A JPH0968662A JP H0968662 A JPH0968662 A JP H0968662A JP 22420695 A JP22420695 A JP 22420695A JP 22420695 A JP22420695 A JP 22420695A JP H0968662 A JPH0968662 A JP H0968662A
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unit
scanning
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健一 小野
Takashi Mama
孝 真間
Kenji Yamakawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各画素密度(画像形成モード)に応じて感光
体上に照射するレーザビームの径を変えなくても、対応
する画像を得られるようにする。 【解決手段】 1ライン目の画像データ(画像信号)を
ラインメモリ21,23に同時に書き込んだ後、2ライ
ン目の画像データをラインメモリ22,24に同時に書
き込むと共に、ラインメモリ21,23からそれぞれ各
同期信号に同期して1ライン目の画像データを読み出
し、それぞれ各LDユニットを変調駆動させる。その
後、3ライン目の画像データをラインメモリ21,23
に再び同時に書き込むと共に、ラインメモリ22,24
からそれぞれ各同期信号に同期して2ライン目の画像デ
ータを読み出し、それぞれ各LDユニットを変調駆動さ
せ、以後上述したトグル動作を繰り返す。つまり、各L
Dユニットをそれぞれポリゴンミラーによる同じ偏向走
査時に同じ画像データに基づいて変調駆動し、その各L
Dユニットから変調された光ビームを発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザプリン
タ,デジタル複写機,デジタルファクシミリ装置、ある
いはそれらを統合した複合機などの電子写真方式を用い
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ、又はこれとデジタルフ
ァクシミリ装置やデジタル複写機を備えた複合機等の画
像形成装置では、複数の半導体レーザユニット(光ビー
ム発生手段)よりそれぞれ画像信号(画像データ)に応
じて変調されたレーザビーム(光ビーム)を発生させ、
その各レーザビームをポリゴンミラー(偏向手段)によ
って偏向走査した後、fθレンズ(結像手段)によって
感光体上の副走査方向に所定の間隔(ピッチ)を隔てて
集光させるようにしたものがある。
【0003】ところで、このような画像形成装置では、
異なる画素密度による画像の書き込み(画像形成)が要
求される場合がある。通常、1ビームによる画像の書き
込みにおいては、そのレーザビームの偏向速度,プロセ
ス速度,書き込み周波数(画周波)を適当に変更するこ
とにより、同一のユニットで異なる画素密度による画像
の書き込みを実現することができる。
【0004】近年、画像形成速度の高速化,高画質化の
要求が増し、偏向器であるポリゴンミラーの高速化,画
周波の高速化が行なわれているが、それぞれ限界があ
り、技術的にも難しくなる。そこでマルチビームの必要
性が生じる。これにより、ポリゴンミラー,画周波の高
速化という課題の負荷を軽減することができる。
【0005】ここで、従来の画像形成装置として、例え
ば2個の半導体レーザ(以下「LD」と略称する)ユニ
ットを備えたレーザ書込装置を搭載した画像形成装置に
ついて、図27〜図29を参照して説明する。
【0006】図27及び図28のレーザ書込装置におい
て、1,2はそれぞれ画像信号に応じて変調されたレー
ザビームを発生する半導体レーザ(以下「LD」と略称
する)ユニット、3は各LDユニット1,2より発生さ
れるレーザビームを偏向走査するためのポリゴンミラ
ー、4はポリゴンミラー3を回転させるためのポリゴン
モータである。
【0007】また、5はポリゴンミラー3によって偏向
走査されるレーザビームを感光体ドラム6上の副走査方
向に所定の間隔を隔てて集光して結像させ、且つ等速走
査させるためのfθレンズ、7はポリゴンミラー3で偏
向走査されたレーザビームを感光体ドラム6上に折り返
すためのミラー、8はビームスプリッタ、9はシリンダ
レンズである。
【0008】このレーザ書込装置において、各LDユニ
ット1,2からそれぞれ発生されたレーザビームはビー
ムスプリッタ8にて合成された後、シリンダレンズ9を
通過してポリゴンモータ4により所定の回転数で回転し
ているポリゴンミラー3に入射され、そこで偏向走査さ
れた後、fθレンズ5及びミラー7を介して、図29に
示すように感光体ドラム6上の副走査方向に予め設定さ
れた間隔(ラインピッチ)L1を隔てて集光される。
【0009】なお、ここでは2個のLDユニットを用い
た例について説明したが、例えば特開昭56−4224
8号公報あるい特開昭56−104315号公報に記載
されているように、複数個のレーザ光源(LD)を1つ
のパッケージに納めたLDアレイを用いてもよい。
【0010】このレーザ書込装置を搭載した画像形成装
置において設定可能な画素密度を240dpi,400
dpi,600dpiの3種類とし、各LDユニット
1,2をラインピッチL1が42.3μm(600dp
iに対応する)となるように配置した場合、画像形成装
置は以下の制御を行なう。
【0011】すなわち、600dpi時には、各LDユ
ニット1,2から発生されるレーザビームをそれぞれ異
なるラインの画像データ(画像信号)に基づいて変調す
る。また、240dpiの時にはLDユニット1から発
生されるレーザビームを、400dpiの時にはLDユ
ニット2から発生されるレーザビームをそれぞれ同じラ
インの画像データに基づいて変調する。
【0012】なお、600dpi時に、LDユニット
1,2から発生されるレーザビームをそれぞれ異なるラ
インの画像信号に基づいて変調するのは、高画素密度の
画像書き込み時にポリゴンミラーの回転数とLDの変調
周波数が高くなるのを防ぐためである。それに対して、
ポリゴンミラーの回転数やLDの変調周波数がそれぞれ
の性能でカバーできる領域であれば(ここでは240d
piと400dpiのとき)、1つのLDユニットから
発生されるレーザビームにて書き込みが可能となる。
【0013】例えば、感光体の線速を200mm/s,ポリ
ゴンミラーの面数を6面,光学系の有効走査期間率を7
0%,書き込み幅を297mm,設定した画素密度を60
0dpiとしたとき、LDユニットを1つ使用した(ビ
ーム数:1本)場合と2つ使用した(ビーム数:2本)
場合におけるポリゴンミラーの回転数及びLDの変調周
波数を表1に示す。
【0014】なお、方式やコストにもよるが、ポリゴン
ミラーの回転数が35000〜40000rpmを越え
ると、またLDの変調周波数が30〜40MHzを越え
ると、技術的な課題が増えたりコスト高となる。また、
400dpi時は1本のレーザビームにて書き込みを行
なった場合でも、ポリゴンミラーの回転数は31496
rpm、LDの変調周波数は21.04MHzとなる。
【0015】
【表1】
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように240dpi時又は400dpi時は1つのL
Dユニットのレーザビームにて書き込みを行ない、60
0dpi時は2つのLDユニットのレーザビームにて書
き込みを行なった場合、600dpi時に使用する1つ
のLDユニットのレーザビームの出力に対し、240d
pi時又は400dpi時に使用する1つのLDユニッ
トのレーザビームの出力は約2倍必要となる。すなわ
ち、240dpi時又は400dpi時に使われるLD
ユニットの定格出力は他方に対して大きなものが必要と
なり、コスト高となる。
【0017】また、画素密度に応じて感光体上に照射す
るレーザビームの径を変更しないと、画素密度が変わっ
てもラインの幅(特に副走査方向のライン幅)は変わら
ない。そのため、各画素密度に対応する画像が得られな
い。例えば、240dpiに相当するライン幅をねらう
と、600dpi時はラインの幅が太く、1ラインペア
の画像が解像しなくなり、600dpiに相当するライ
ン幅をねらうと、240dpiの時はベタ画像の濃度が
不足するという問題が発生する。
【0018】なお、画素密度に応じて感光体上に照射す
るレーザビームの径を変える方法もあるが、このときは
LDユニットのビーム出射部に設けられるアパーチャ径
を画素密度に応じて変更するための機構が必要となり、
コスト高となる。
【0019】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、各画素密度(画像形成モード)に応じて感光体
上に照射するレーザビームの径を変えなくても、対応す
る画像を得られるようにすることを目的とする。さら
に、各画素密度に応じて使用する各LDユニットの定格
出力を共通化できるようにすることも目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1〜8の発明は上
記の目的を達成するため、複数の光ビーム発生手段と、
それぞれ画像信号に応じて各光ビーム発生手段より発生
される光ビームを変調する複数の変調手段と、各光ビー
ム発生手段より発生された光ビームを偏向走査する偏向
手段と、該手段によって偏向走査された光ビームを感光
体上の副走査方向に所定の間隔を隔てて集光させる結像
手段とを備えた画像形成装置において、それぞれ次の各
手段を設けたことを特徴とする。
【0021】請求項1の発明は、各光ビーム発生手段よ
り、それぞれ偏向手段による同じ偏向走査時に同じ画像
信号に基づいて変調された光ビームを発生させる発生タ
イミング制御手段を設けたものである。請求項2の発明
は、各光ビーム発生手段より、それぞれ偏向手段による
異なる偏向走査時に同じ画像信号に基づいて変調された
光ビームを発生させる発生タイミング制御手段を設けた
ものである。
【0022】請求項3の発明は、用紙に形成する画像の
画素密度を可変設定する画素密度設定手段を備えてお
り、さらに各光ビーム発生手段より、それぞれ偏向手段
による同じ偏向走査時に同じ画像信号に基づいて変調さ
れた光ビームを発生させる第1の発生タイミング制御手
段、及びそれぞれ偏向手段による異なる偏向走査時に同
じ画像信号に基づいて変調された光ビームを発生させる
第2の発生タイミング制御手段と、画素密度設定手段に
よって設定された画素密度に応じて第1又は第2の発生
タイミング制御手段を選択する選択手段とを設けたもの
である。
【0023】請求項4の発明は、画像形成モードを設定
する画像形成モード設定手段を備えており、さらに各光
ビーム発生手段より、それぞれ偏向手段による同じ偏向
走査時に同じ画像信号に基づいて変調された光ビームを
発生させる第1の発生タイミング制御手段、及びそれぞ
れ偏向手段による異なる偏向走査時に同じ画像信号に基
づいて変調された光ビームを発生させる第2の発生タイ
ミング制御手段と、画像形成モード設定によって設定さ
れた画像形成モードに応じて第1又は第2の発生タイミ
ング制御手段を選択する選択手段とを設けたものであ
る。
【0024】請求項5の発明は、用紙に形成する画像の
画素密度を可変設定する画素密度設定手段を備えてお
り、さらに各光ビーム発生手段より、それぞれ偏向手段
による同じ偏向走査時に同じ画像信号に基づいて変調さ
れた光ビームを発生させる第1の発生タイミング制御手
段、それぞれ偏向手段による異なる偏向走査時に同じ画
像信号に基づいて変調された光ビームを発生させる第2
の発生タイミング制御手段、及びそれぞれ偏向手段によ
る同じ偏向走査時に異なる画像信号に基づいて変調され
た光ビームを発生させる第3の発生タイミング制御手段
と、画素密度設定手段によって設定された画素密度に応
じて第1,第2,第3の発生タイミング制御のいずれか
を選択する選択手段とを設けたものである。
【0025】請求項6の発明は、画像形成モードを設定
する画像形成モード設定手段を備えており、さらに各光
ビーム発生手段より、それぞれ偏向手段による同じ偏向
走査時に同じ画像信号に基づいて変調された光ビームを
発生させる第1の発生タイミング制御手段、及びそれぞ
れ偏向手段による異なる偏向走査時に同じ画像信号に基
づいて変調された光ビームを発生させる第2の発生タイ
ミング制御手段と、各光ビーム発生手段のうちの予め選
択された1つの光ビーム発生手段より、偏向手段による
偏向走査時に画像信号に基づいて変調された光ビームを
発生させる第3の発生タイミング制御手段と、画像形成
モード設定手段によって設定された画像形成モードに応
じて前記第1,第2,第3の発生タイミング制御手段の
いずれかを選択する選択手段とを設けたものである。
【0026】請求項7の発明は、用紙に形成する画像の
画素密度を可変設定する画素密度設定手段を備えてお
り、さらに画素密度設定手段によって設定された画素密
度に応じて使用すべき光ビーム発生手段の組み合わせを
変更する手段を設けたものである。請求項8の発明は、
画像形成モードを設定する画像形成モード設定手段を備
えており、さらに画像形成モード設定手段によって設定
された画像形成モードに応じて使用すべき光ビーム発生
手段の組み合わせを変更する手段を設けたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図2は、この発明の第
1実施形態である画像形成装置の制御系の構成例を示す
ブロック図である。なお、そのレーザ書込装置は図27
及び図28に示したものと同じであるものとする。
【0028】この画像形成装置は、デジタル複写機又は
レーザプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置であ
り、コントローラ部11,レーザ書込制御回路12,ポ
リゴンモータ制御回路13,及び2つのLD制御回路1
4,15を備えている。コントローラ部11は、パーソ
ナルコンピュータ等のホストから送られてくる文字コー
ド等に応じてページ単位の画像データを作成して図示し
ない画像メモリに記憶したり、あるいはスキャナによっ
て読み取られた画像データを所定の画像処理を施して画
像メモリに記憶すると共に、画素密度信号及び画像形成
スタート信号をそれぞれ所定のタイミングでレーザ書込
制御回路12へ送出する。
【0029】レーザ書込制御回路12は、コントローラ
部11から画素密度信号が送られてくると、それによっ
て指定された画素密度を可変設定した後、その画素密度
に応じて図27及び図28に示したポリゴンミラー3
(ポリゴンモータ4)の回転数及びLDの変調周波数等
の画像形成条件を設定し、画像形成スタート信号により
ON信号及び上記回転数に対応するクロック信号CLK
をポリゴンモータ制御回路13に送出してポリゴンモー
タ4の回転を開始させる。
【0030】その後、各LDユニット1,2からそれぞ
れ最適タイミングでレーザビームを発生させるための第
1,第2の同期信号により、上記変調周波数の信号(画
素クロック信号)をコントローラ部11へ送出する。コ
ントローラ部11は、レーザ書込制御回路12からの画
素クロック信号に同期して画像メモリ上の画像データを
順次読み出し、レーザ書込制御回路12へ送出する。
【0031】なお、各LDユニット1,2よりそれぞれ
発生されたレーザビームがポリゴンミラー3によって偏
向走査されるが、その各光路上で感光体ドラム6上をレ
ーザビームが走査する前の位置に、その各レーザビーム
による画像書き込み開始位置を決定するための図示しな
い2つの同期検知センサが設けられている。この各同期
検知センサは、それぞれLDユニット1,2から発生さ
れたレーザビームを検知した時に第1,第2の同期信号
を出力する。
【0032】レーザ書込制御回路12は、コントローラ
部11からの画像データ(画像信号)を図示しないライ
ンバッファを介してLD制御回路14又は15へ送出す
る。各LD制御回路14,15は、それぞれレーザ書込
制御回路12から送られてくる画像データに応じてLD
ユニット1,2を変調駆動し、対応するレーザビームを
発生させる。つまり、LDユニット1,2から発生され
るレーザビームを変調する。
【0033】次に、この実施形態の画像形成装置におけ
るこの発明に係わる制御について説明する。この画像形
成装置は、240dpiのレーザ書き込み時には、ポリ
ゴンミラー3(ポリゴンモータ4)を240dpi及び
1本のレーザビームに対応する回転数(回転速度)で回
転させ、各LDユニット1,2よりそれぞれ同じタイミ
ングで(同じ偏向走査時に)同じ画像データ(画像信
号)に基づいて変調されたレーザビームを発生させる。
【0034】それによって、図3に示すように、各LD
ユニット1,2からそれぞれ発生されたレーザビーム
a,bは感光体ドラム6上の副走査方向に42.3μm
隔てて走査(集光)される。また、ポリゴンミラー3の
回転数と感光体ドラム6の回転数との関係より、各LD
ユニット1,2からそれぞれ発生されたレーザビーム
a,bによる各主走査ラインはそれぞれ副走査方向に1
05.8μm(240dpiのピッチ)毎に形成され
る。
【0035】なお、感光体ドラム6上に照射するレーザ
ビームの副走査方向の径(副走査方向のビーム径)は、
得たい画像の主走査ライン幅(横線)より決定される
が、通常現像等による影響も考慮して600dpi時に
65μm程度に設定される。また、感光体ドラム6上に
照射するレーザビームの主走査方向の径(主走査方向の
ビーム径)は、通常副走査方向のビーム径に比べて小さ
く設定され、1画素当たりの点灯時間により副走査方向
のライン幅(縦線)が決定される。
【0036】ところで、前述したように主走査方向のラ
イン幅を600dpiの狙いの幅のまま240dpiの
レーザ書き込みを行なった場合、240dpiのピッチ
が105.8μmであるため、主走査ライン間で白抜け
となる領域が発生する(画像濃度が不足する)という問
題があった。
【0037】しかし、この実施形態の画像形成装置で
は、上述したように各LDユニット1,2からそれぞれ
同じ偏向走査時に同じ画像データに基づいて変調された
レーザビームを発生させるので、600dpi時に対し
て240dpi時は約42.3μmだけ副走査方向のラ
イン幅が太くなり、その結果主走査ライン間で白抜け領
域が発生することがなくなる。また、240dpi時も
見かけ上2本のレーザビームで書き込みを行なうため、
この時使われるLDユニットのビームパワー(定格出
力)は600dpi時とほぼ同じビームパワーとなる。
【0038】また、従来400dpi時は600dpi
時とピッチ差が約20μmのため、1本のレーザビーム
にて書き込みを行なっても240dpi時のような白抜
けが発生することはなかったが、1本のレーザビームに
て書き込みを行なった場合には600dpi時と主走査
ラインの幅が変わらない、ビームパワーが600dpi
の書き込み時の約2倍必要となるという問題があった。
また、図3に示したように2本のレーザビームにて同時
に書き込みを行なった場合、主走査ライン幅が太くなり
すぎて1ラインおきの画像を書き込んだときに解像しな
い(ベタ画像となってしまう)という問題があった。
【0039】そこで、この画像形成装置は、400dp
iのレーザ書き込み時には、ポリゴンミラー3(ポリゴ
ンモータ4)を400dpiに対応する回転数で回転さ
せ、各LDユニット1,2からそれぞれ異なる偏向走査
時に(LDユニット1のレーザビームの発生を1ライン
分遅らせる)同じ画像データに基づいて変調されたレー
ザビームを発生させる。
【0040】それによって、図4に示すように、各LD
ユニット2,1からそれぞれ発生されたレーザビーム
b,aは感光体ドラム6上の副走査方向に約21(6
3.5−42.3)μm隔てて走査される。また、各L
Dユニット2,1からそれぞれ発生されたレーザビーム
b,aによる各主走査ラインはそれぞれ副走査方向に6
3.5μm(400dpiのピッチ)毎に形成される。
【0041】したがって、600dpi時に対して40
0dpi時は約21μmだけ副走査方向のライン幅が太
くなり、図3で説明した240dpiのライン幅よりは
狭くなる。また、400dpi時も見かけ上2本のレー
ザビームで書き込みを行なうので、この時使われるLD
ユニットのビームパワーは600dpi時とほぼ同じビ
ームパワーとなる。
【0042】さらに、この画像形成装置は、480dp
iのレーザ書き込み時には、ポリゴンミラー3(ポリゴ
ンモータ4)を480dpiに対応する回転数で回転さ
せ、各LDユニット1,2からそれぞれ異なる偏向走査
時に(LDユニット1のレーザビームの発生を1ライン
分遅らせる)同じ画像データに基づいて変調されたレー
ザビームを発生させることができる。
【0043】それによって、図5に示すように、各LD
ユニット2,1からそれぞれ発生されたレーザビーム
b,aは感光体ドラム6上の副走査方向に10.6(5
2.9−42.3)μm隔てて走査される。また、各L
Dユニット2,1からそれぞれ発生されたレーザビーム
b,aによる各主走査ラインはそれぞれ副走査方向に5
2.9μm(480dpiのピッチ)毎に形成される。
【0044】したがって、600dpi時に対して48
0dpi時は10.6μmだけ副走査方向のライン幅が
太くなり、図4で説明した400dpiのライン幅より
は狭くなる。また、480dpi時も見かけ上2本のレ
ーザビームで書き込みを行なうので、この時使われるL
Dユニットのビームパワーは600dpi時とほぼ同じ
ビームパワーとなる。
【0045】図6は、この画像形成装置のレーザ書込制
御回路12による一連の処理動作の一例を示すフローチ
ャートである。なお、この画像形成装置は、240dp
i,400dpi,600dpiのうちのいずれかの画
素密度を選択的に設定してレーザ書き込みを行なえるこ
ととする。また、レーザ書込制御回路12は後述する第
1〜第3の発生タイミング制御回路(発生タイミング制
御手段)等からなるラインバッファを備えている。
【0046】このルーチンは、コントローラ部11から
画素密度信号が送られてくるとスタートし、まずその画
素密度信号によって指定された画素密度Dを設定し、続
いてその画素密度Dに応じて使用すべき発生タイミング
制御回路を選択する。すなわち、画素密度Dが240d
piであれば第1の発生タイミング制御回路を、400
dpiであれば第2の発生タイミング制御回路を、60
0dpiであれば第3の発生タイミング制御回路をそれ
ぞれ選択する。
【0047】次いで、上記画素密度Dに応じてポリゴン
ミラー3(ポリゴンモータ4)の回転数及び画素クロッ
ク信号等の画像形成条件を設定した後、第1,第2の同
期信号によってコントローラ部11へ画素クロック信号
を送出することにより、そのコントローラ部11からそ
の画素クロック信号に同期した画像データが送られ、そ
れを一旦ラインバッファ内の先に選択した発生タイミン
グ制御回路を介してLD制御回路14又は15へ送出
し、その画像データに応じてLDユニット1又は2を変
調駆動させるレーザ書き込み制御を行なう。
【0048】すなわち、第1の発生タイミング制御回路
(図1)を選択した場合には、図7に示すようにLDユ
ニット1,2からそれぞれポリゴンミラー3による同じ
偏向走査時に同じ画像データに基づいて変調されたレー
ザビームを発生させる。
【0049】また、第2の発生タイミング制御回路(図
11)を選択した場合には、図8に示すようにLDユニ
ット2からポリゴンミラー3による1回目の偏向走査時
に画像データ1に基づいて変調されたレーザビームを発
生させた後、LDユニット1,2からそれぞれポリゴン
ミラー3による2回目の偏向走査時に画像データ1,2
に基づいて変調されたレーザビームを発生させる。
【0050】さらに、第3の発生タイミング制御回路
(図13)を選択した場合には、図9に示すようにLD
ユニット1,2からそれぞれポリゴンミラー3による同
じ偏向走査時に異なる(奇数番目,偶数番目の)画像デ
ータに基づいて変調されたレーザビームを発生させる。
【0051】図1はレーザ書込制御回路12におけるラ
インバッファ内の第1の発生タイミング制御回路の構成
例を示すブロック図であり、4つのラインメモリ21〜
24と、ラインメモリ21〜24への画像データの書き
込みを制御するラインバッファ書込制御回路25と、ラ
インメモリ21〜24からの画像データの読み出しを制
御するラインバッファ読出制御回路26とによって構成
される。
【0052】この第1の発生タイミング制御回路におい
て、まず図10に示すサイクル1の期間に1ライン目の
画像データがラインメモリ21とラインメモリ23に同
時に書き込まれる。次に、サイクル2の期間に2ライン
目の画像データがラインメモリ22とラインメモリ24
に同時に書き込まれる。
【0053】また、このサイクル2の期間にラインメモ
リ21とラインメモリ23からそれぞれ第1,第2の同
期信号に同期して1ライン目の画像データが読み出さ
れ、それぞれLD制御回路14,15を介してLDユニ
ット1,2が変調駆動される。その後、サイクル3の期
間に3ライン目の画像データがラインメモリ21とライ
ンメモリ23に再び同時に書き込まれる。
【0054】また、このサイクル3の期間にラインメモ
リ22とラインメモリ24からそれぞれ第1,第2の同
期信号に同期して2ライン目の画像データが読み出さ
れ、それぞれLD制御回路14,15を介してLDユニ
ット1,2が変調駆動される。このようなトグル動作を
繰り返すことにより、LDユニット1,2はそれぞれポ
リゴンミラー3による同じ偏向走査時に同じ画像データ
(画像信号)に基づいて変調駆動される。
【0055】図11はレーザ書込制御回路12における
ラインバッファ内の第2の発生タイミング制御回路の構
成例を示すブロック図であり、4つのラインメモリ31
〜34と、ラインメモリ31〜34への画像データの書
き込みを制御するラインバッファ書込制御回路35と、
ラインメモリ31〜34からの画像データの読み出しを
制御するラインバッファ読出制御回路36と、ラインメ
モリ31,32からの画像データを遅延出力する1ライ
ン遅延メモリ37とによって構成される。
【0056】この第2の発生タイミング制御回路におい
て、まず図12に示すサイクル1の期間に1ライン目の
画像データがラインメモリ31とラインメモリ33に同
時に書き込まれる。次に、サイクル2の期間に2ライン
目の画像データがラインメモリ32とラインメモリ34
に同時に書き込まれる。
【0057】また、このサイクル2の期間にラインメモ
リ33から第2の同期信号に同期して1ライン目の画像
データが読み出され、LD制御回路15を介してLDユ
ニット2が変調駆動される。さらに、このサイクル2の
期間にラインメモリ31から第1の同期信号に同期して
1ライン目の画像データが読み出され、1ライン遅延メ
モリ37に書き込まれる。
【0058】その後、サイクル3の期間に3ライン目の
画像データが、ラインメモリ31とラインメモリ33に
再び同時に書き込まれる。また、このサイクル3の期間
に、ラインメモリ34から第2の同期信号に同期して2
ライン目の画像データが読み出され、LD制御回路15
を介してLDユニット2が変調駆動される。
【0059】さらに、このサイクル3の期間にラインメ
モリ32から第1の同期信号に同期して2ライン目の画
像データが読み出され、1ライン遅延メモリ37に書き
込まれる。それと同時に、サイクル2の期間で1ライン
遅延メモリ37に書き込まれていた1ライン目の画像デ
ータが1ライン周期遅延してサイクル3の期間に出力さ
れ、LD制御回路14を介してLDユニット1が変調駆
動される。
【0060】サイクル4の期間には、4ライン目の画像
データが、ラインメモリ32とラインメモリ34に再び
同時に書き込まれる。また、このサイクル4の期間にラ
インメモリ33から第2の同期信号に同期して3ライン
目の画像データが読み出され、LD制御回路15を介し
てLDユニット2が変調駆動される。
【0061】さらに、このサイクル4の期間にラインメ
モリ31から第1の同期信号に同期して3ライン目の画
像データが読み出され、1ライン遅延メモリ37に書き
込まれる。それと同時に、サイクル33の期間で1ライ
ン遅延メモリ37に書き込まれていた2ライン目の画像
データが1ライン周期遅延してサイクル4の期間に出力
され、LD制御回路14を介してLDユニット1が変調
駆動される。
【0062】このような動作を繰り返すことにより、L
Dユニット1,2はそれぞれポリゴンミラー3による異
なる偏向走査時に同じ画像データ(画像信号)に基づい
て変調駆動される。
【0063】図13はレーザ書込制御回路12における
ラインバッファ内の第3の発生タイミング制御回路の構
成例を示すブロック図であり、4つのラインメモリ41
〜44と、ラインメモリ41〜44への画像データの書
き込みを制御するラインバッファ書込制御回路45と、
ラインメモリ41〜44からの画像データの読み出しを
制御するラインバッファ読出制御回路46とによって構
成される。
【0064】この第3の発生タイミング制御回路におい
て、まず図14に示すサイクル1の期間の最初に1ライ
ン目の画像データがラインメモリ41に書き込まれ、続
いて2ライン目の画像データがラインメモリ43に書き
込まれる。次に、サイクル2の期間の最初に3ライン目
の画像データがラインメモリ42に書き込まれ、続いて
4ライン目の画像データがラインメモリ44に書き込ま
れる。
【0065】また、このサイクル2の期間にラインメモ
リ41から第1の同期信号に同期して1ライン目の画像
データが読み出され、LD制御回路14を介してLDユ
ニット1が変調駆動される。それと同時に、ラインメモ
リ43から第2の同期信号に同期して2ライン目の画像
データが読み出され、LD制御回路15を介してLDユ
ニット2が変調駆動される。
【0066】その後、サイクル3の期間の最初に5ライ
ン目の画像データがラインメモリ41に書き込まれ、続
いて6ライン目の画像データがラインメモリ43に書き
込まれる。また、このサイクル3の期間にラインメモリ
42から第1の同期信号に同期して3ライン目の画像デ
ータが読み出され、LD制御回路14を介してLDユニ
ット1が変調駆動される。
【0067】それと同時に、ラインメモリ44から第2
の同期信号に同期して4ライン目の画像データが読み出
され、LD制御回路15を介してLDユニット2が変調
駆動される。サイクル4の期間には、最初に7ライン目
の画像データがラインメモリ42に、続いて8ライン目
の画像データがラインメモリ44にそれぞれ書き込まれ
る。
【0068】また、このサイクル4の期間にラインメモ
リ41から第1の同期信号に同期して5ライン目の画像
データが読み出され、LD制御回路14を介してLDユ
ニット1が変調駆動される。それと同時に、ラインメモ
リ43から第2の同期信号に同期して6ライン目の画像
データが読み出され、LD制御回路15を介してLDユ
ニット2が変調駆動される。
【0069】このような動作を繰り返すことにより、L
Dユニット1,2はそれぞれポリゴンミラー3による同
じ偏向走査時に異なる(奇数番目ライン及び偶数番目ラ
インの)画像データ(画像信号)に基づいて変調駆動さ
れる。
【0070】このように、第1実施形態の画像形成装置
では、240dpi,400dpi,600dpiの各
画素密度に応じて使用する各LDユニット1,2の定格
出力を共通化できるため、コスト高を防止できる。ま
た、その各画素密度に応じて感光体ドラム6上に照射す
るレーザビームの径を変えなくても、その各画素密度に
対応する画像が得られるため、各LDユニット1,2の
ビーム射出部に設けられるアパーチャ径を上記画素密度
に応じて変更するための機構が不要になる。
【0071】なお、この画像形成装置におけるレーザ書
込制御回路12は、240dpi,400dpi,60
0dpiのうちのいずれかを設定し、その画素密度に応
じて第1〜第3の発生タイミング制御回路のいずれかを
選択するようにしたが、上記各画素密度以外の画素密度
(例えば480dpi)を設定し、その画素密度に応じ
て上記各発生タイミング制御回路のいずれかを選択する
ようにしてもよい。
【0072】また、レーザ書込制御回路12内のライン
バッファを2つの発生タイミング制御回路(設定可能な
画素密度に対応するもの)によって構成し、設定した画
素密度に応じてそのいずれかを選択したり、上記ライン
バッファを1つの発生タイミング制御回路(設定可能な
画素密度に対応するもの)によって構成し、その回路を
常時使用するようにしてもよい。
【0073】次に、この発明の第2実施形態の画像形成
装置について説明する。なお、ハード構成はレーザ書込
制御回路内のラインバッファを除いて前述の第1実施形
態と同様である。第2実施形態の画像形成装置において
も、レーザ書込制御回路12内のラインバッファは第1
〜第3の発生タイミング回路によって構成されている
が、第3の発生タイミング回路だけを図19に示すもの
(1本のレーザビームだけを発生させるための回路)に
変更する。
【0074】ここで、通常デジタル複写機は、文字原稿
コピーモード,写真原稿コピーモード,複写原稿コピー
モード等の複数のコピーモード(画像形成モード)のい
ずれかを、原稿の種類に応じたオペレータによる操作部
上のキー操作によって選択したり、あるいは原稿の画像
を読み取ったときに自動的に文字領域と写真領域とを判
別することによって設定する機能を備えている。
【0075】そして、複写原稿あるいは文字原稿をコピ
ーする時には解像力を重視してコピー画像を細らせる処
理を行ない、写真原稿をコピーする時には特に高濃度部
においてコピー画像を太らせる処理を行なう場合があ
る。また、プリンタやプロッタにおいても、図面等の出
力を行なう時に太線,中線,細線を区別して画像形成を
行なう場合がある。
【0076】図15は、第2実施形態の画像形成装置の
レーザ書込制御回路12による一連の処理動作の一例を
示すフローチャートである。なお、この画像形成装置
は、太線モード,中線モード,細線モードのうちのいず
れかの画像形成モードを選択的に設定してレーザ書き込
みを行なえることとする。
【0077】このルーチンは、コントローラ部11から
画像形成モード信号が送られてくるとスタートし、まず
その画像形成モード信号によって指定された画像形成モ
ードSを設定し、続いてその画像形成モードSに応じて
使用すべき発生タイミング制御回路を選択する。すなわ
ち、画像形成モードSが太線モードであれば第1の発生
タイミング制御回路を、中線モードであれば第2の発生
タイミング制御回路を、細線モードであれば第3の発生
タイミング制御回路を選択する。
【0078】次いで、画像形成モードSに応じてポリゴ
ンミラー3(ポリゴンモータ4)の回転数及び画素クロ
ック信号等の画像形成条件を設定した後、第1,第2の
同期信号によってコントローラ部11へ画素クロック信
号を送出することにより、そのコントローラ部11から
その画素クロック信号に同期した画像データが送られ、
それを一旦ラインバッファ内の先に選択した発生タイミ
ング制御回路を介してLD制御回路14又は15へ送出
し、その画像データに応じてLDユニット1又は2を変
調駆動させるレーザ書き込み制御を行なう。
【0079】すなわち、第1の発生タイミング制御回路
(図1)を選択した場合には、図16に示すようにLD
ユニット1,2からそれぞれポリゴンミラー3による同
じ偏向走査時に同じ画像データに基づいて変調されたレ
ーザビームを発生させる。
【0080】また、第2の発生タイミング制御回路(図
11)を選択した場合には、図17に示すようにLDユ
ニット2からポリゴンミラー3による1回目の偏向走査
時に画像データ1に基づいて変調されたレーザビームを
発生させた後、LDユニット1,2からそれぞれポリゴ
ンミラー3による2回目の偏向走査時に画像データ1,
2に基づいて変調されたレーザビームを発生させる。
【0081】さらに、第3の発生タイミング制御回路
(図19)を選択した場合には、図18に示すように予
め選択されたLDユニット(ここではLDユニット1と
する)からポリゴンミラー3による偏向走査時に画像デ
ータに基づいて変調されたレーザビームを発生させる。
【0082】図19はレーザ書込制御回路12における
ラインバッファ内の第3の発生タイミング回路の構成例
を示すブロック図であり、2つのラインメモリ51,5
2と、ラインメモリ51,52への画像データの書き込
みを制御するラインバッファ書込制御回路53と、ライ
ンメモリ51,52からの画像データの読み出しを制御
するラインバッファ読出制御回路54とによって構成さ
れる。
【0083】この第3の発生タイミング回路において、
まず図20に示すサイクル1の期間に1ライン目の画像
データがラインメモリ51に書き込まれる。次に、サイ
クル2の期間に2ライン目の画像データがラインメモリ
52に書き込まれる。
【0084】また、このサイクル2の期間にラインメモ
リ51から第1の同期信号に同期して1ライン目の画像
データが読み出され、LD制御回路14を介してLDユ
ニット1が変調駆動される。その後、サイクル3の期間
に3ライン目の画像データがラインメモリ51に再び書
き込まれる。
【0085】また、このサイクル3の期間にラインメモ
リ52から第1の同期信号に同期して2ライン目の画像
データが読み出され、LD制御回路14を介してLDユ
ニット1が変調駆動される。このようなトグル動作を繰
り返すことにより、LDユニット1はポリゴンミラー3
による偏向走査時に画像データ(画像信号)に基づいて
変調駆動される。
【0086】なお、この動作は図1に示した第1の発生
タイミング回路あるいは図11に示した第2の発生タイ
ミング回路のLD制御回路15(LDユニット2)への
画像データの出力を禁止することによっても実現でき
る。
【0087】このように、第2実施形態の画像形成装置
では、太線モード,中線モード,細線モードの各画像形
成モードに応じて使用する各LDユニット1,2の定格
出力を共通化できるため、コスト高を防止できる。ま
た、その各画像形成モードに応じて感光体ドラム6上に
照射するレーザビームの径を変えなくても、その各画像
形成モードに対応する画像が得られるため、各LDユニ
ット1,2のビーム射出部に設けられるアパーチャ径を
上記画素密度に応じて変更するための機構が不要にな
る。
【0088】なお、この画像形成装置におけるレーザ書
込制御回路12は、太線モード,中線モード,細線モー
ドのうちのいずれかの画像形成モードを設定し、そのモ
ードに応じて第1〜第3の発生タイミング回路のいずれ
かを選択するようにしたが、上記各画像形成モード以外
の画像形成モードを設定し、そのモードに応じて上記各
発生タイミング回路のいずれかを選択するようにしても
よい。
【0089】また、レーザ書込制御回路12内のライン
バッファを2つの発生タイミング回路(設定可能な画像
形成モードに対応するもの)によって構成し、設定した
画像形成モードに応じてそのいずれかを選択したり、上
記ラインバッファを1つの発生タイミング回路(設定可
能な画像形成モードに対応するもの)によって構成し、
その回路を常時使用するようにしてもよい。
【0090】さらに、前述の各実施形態においては、そ
れぞれ3つのタイミング発生回路を独立に構成したが、
ラインメモリ等の回路を共通に使用できるような構成に
できることは言うまでもない。
【0091】図21はこの発明の第3実施形態の画像形
成装置における3個の半導体レーザユニット(LDユニ
ット)を備えたレーザ書込装置の構成例を示す上面図、
図22はその側面図、図23はその感光体ドラムに集光
される各レーザビームの副走査方向の間隔を説明するた
めの斜視図であり、図27〜図29と対応する部分には
同一符号を付している。
【0092】図21及び図22のレーザ書込装置におい
て、各LDユニット1,2,61からそれぞれ発生され
たレーザビームはビームスプリッタ8にて合成された
後、シリンダレンズ9を通過してポリゴンモータ4によ
り所定の回転数で回転しているポリゴンミラー3に入射
され、そこで偏向走査された後、fθレンズ5及びミラ
ー7を介して、図23に示すように感光体ドラム6上の
副走査方向に予め設定された間隔(ビームピッチ)L
1,L2を隔てて集光される。
【0093】図24はこの画像形成装置の制御系の構成
例を示すブロック図であり、図2と対応する部分には同
一符号を付している。この画像形成装置は、デジタル複
写機又はレーザプリンタ等の電子写真方式の画像形成装
置であり、コントローラ部11,レーザ書込制御回路1
2,ポリゴンモータ制御回路13,及び2つのLD制御
回路14,15,71を備えている。
【0094】コントローラ部11は、前述したようにホ
ストから送られてくる文字コード等に応じてページ単位
の画像データを作成して画像メモリに記憶したり、ある
いはスキャナによって読み取られた画像データを所定の
画像処理を施して画像メモリに記憶すると共に、画素密
度信号及び画像形成スタート信号をそれぞれ所定のタイ
ミングでレーザ書込制御回路12へ送出する。
【0095】レーザ書込制御回路12は、コントローラ
部11から画素密度信号が送られてくると、それによっ
て指定された画素密度を可変設定した後、その画素密度
に応じてポリゴンミラー3(ポリゴンモータ4)の回転
数及び画素クロック信号等の画像形成条件を設定し、画
像形成スタート信号によりON信号及び上記回転数に対
応するクロック信号CLKをポリゴンモータ制御回路1
3に送出してポリゴンモータ4の回転を開始させる。
【0096】その後、各LDユニット1,2,又は61
からそれぞれ最適タイミングでレーザビームを発生させ
るための第1,第2,又は第3の同期信号により、画素
クロック信号をコントローラ部11へ送出する。コント
ローラ部11は、レーザ書込制御回路12からの画素ク
ロック信号に同期して画像メモリ上の画像データを順次
読み出し、レーザ書込制御回路12へ送出する。
【0097】なお、各LDユニット1,2,61からそ
れぞれ発生されたレーザビームはポリゴンミラー3によ
って偏向走査されるが、その各光路上で感光体ドラム6
上をレーザビームが走査する前の位置に、その各レーザ
ビームによる画像書き込み開始位置を決定するための図
示しない3つの同期検知センサが設けられている。この
各同期検知センサは、それぞれLDユニット1,2,6
1から発生されたレーザビームを検知した時に第1,第
2,第3の同期信号を出力する。
【0098】レーザ書込制御回路12は、コントローラ
部11からの画像データを図示しないラインバッファを
介してLD制御回路14,15,又は71へ送出する。
各LD制御回路14,15,71は、それぞれレーザ書
込制御回路12から送られてくる画像データに応じてL
Dユニット1,2,61を変調駆動し、対応するレーザ
ビームを発生させる。つまり、LDユニット1,2,6
1から発生されるレーザビームを変調する。
【0099】図25は、この画像形成装置のレーザ書込
制御回路12による一連の処理動作の一例を示すフロー
チャートである。なお、各LDユニット1,2,61
を、ビームピッチL1,L2がそれぞれ42.3μm、
52.9μmとなるように配置しているものとする。ま
た、この画像形成装置は、200dpi,240dp
i,480dpiの画素密度によるレーザ書き込みが行
なえることとする。
【0100】このルーチンは、コントローラ部11から
画素密度信号が送られてくるとスタートし、まずその画
素密度信号によって指定された画素密度Dを設定し、続
いてその画素密度Dに応じて使用すべきLDユニットの
組み合わせを変更する。すなわち、画素密度Dが200
dpiであればLDユニット1,3を、240dpiで
あればLDユニット1,2を、480dpiであればL
Dユニット2,3をそれぞれ使用すべきLDユニットと
して選択する。
【0101】次いで、上記画素密度Dに応じてポリゴン
モータ4の回転数や画素クロック信号等の画像形成条件
を設定した後、対応する2つの同期信号によってコント
ローラ部11へ画素クロック信号を送出することによ
り、そのコントローラ部11からその画素クロック信号
に同期した画像データが送られ、それを一旦ラインバッ
ファを介してLD制御回路14,15,又は71へ送出
し、その画像データに応じてLDユニット1,2,又は
61を変調駆動させるレーザ書き込み制御を行なう。
【0102】すなわち、LDユニット1,3を選択した
場合にはその各LDユニット1,3から、LDユニット
1,2を選択した場合にはその各LDユニット1,2か
ら、LDユニット2,3を選択した場合にはその各LD
ユニット2,3からそれぞれポリゴンミラー3による同
じ偏向走査時に同じ画像データに基づいて変調されたレ
ーザビームを発生させる。
【0103】このように、第3実施形態の画像形成装置
では、前述した第1実施形態の画像形成装置と同様に、
200dpi,240dpi,480dpiの各画素密
度に応じて感光体ドラム6上に照射するレーザビームの
径を変えなくても、その各画素密度に対応する画像が得
られるため、各LDユニット1,2,61のビーム射出
部に設けられるアパーチャ径を上記画素密度に応じて変
更するための機構が不要になる。
【0104】なお、この画像形成装置におけるレーザ書
込制御回路12は、200dpi,240dpi,48
0dpiのうちのいずれかの画素密度を設定し、その画
素密度に応じてLDユニットの組み合わせを変更するよ
うにしたが、上記各画素密度以外の画素密度を設定し、
その画素密度に応じてLDユニットの組み合わせを変更
するようにしてもよい。
【0105】次に、この発明の第4実施形態の画像形成
装置について説明する。なお、ハード構成は前述の第3
実施形態と同様である。図26は、第4実施形態の画像
形成装置のレーザ書込制御回路12による一連の処理動
作の一例を示すフローチャートである。なお、各LDユ
ニット1,2,61を、ビームピッチL1,L2がそれ
ぞれ42.3μm、52.9μmとなるように配置して
いるものとする。また、この画像形成装置は、太線モー
ド,中線モード,細線モードの各画像形成モードによる
レーザ書き込みが行なえることとする。
【0106】このルーチンは、コントローラ部11から
画像形成モード信号が送られてくるとスタートし、まず
その画像形成モード信号によって指定された画像形成モ
ードSを設定し、続いてその画像形成モードSに応じて
使用すべきLDユニットの組み合わせを変更する。すな
わち、画像形成モードSが太線モードであればLDユニ
ット1,3を、中線モードであればLDユニット1,2
を、細線モードであればLDユニット2,3をそれぞれ
使用すべきLDユニットとして選択する。
【0107】次いで、上記画像形成モードSに応じてポ
リゴンモータ4の回転数や画素クロック信号等の画像形
成条件を設定した後、対応する2つの同期信号によって
コントローラ部11へ画素クロック信号を送出すること
により、そのコントローラ部11からその画素クロック
信号に同期した画像データが送られ、それを一旦ライン
バッファを介してLD制御回路14,15,又は71へ
送出し、その画像データに応じてLDユニット1,2,
又は61を変調駆動させるレーザ書き込み制御を行な
う。
【0108】すなわち、LDユニット1,3を選択した
場合にはその各LDユニット1,3から、LDユニット
1,2を選択した場合にはその各LDユニット1,2か
ら、LDユニット2,3を選択した場合にはその各LD
ユニット2,3からそれぞれポリゴンミラー3による同
じ偏向走査時に同じ画像データに基づいて変調されたレ
ーザビームを発生させる。
【0109】このように、第4実施形態の画像形成装置
では、前述した第2実施形態の画像形成装置と同様に、
太線モード,中線モード,細線モードの各画像形成モー
ドに応じて感光体ドラム6上に照射するレーザビームの
径を変えなくても、その各画像形成モードに対応する画
像が得られるため、各LDユニット1,2,61のビー
ム射出部に設けられるアパーチャ径を上記画素密度に応
じて変更するための機構が不要になる。
【0110】なお、この画像形成装置におけるレーザ書
込制御回路12は、太線モード,中線モード,細線モー
ドのうちのいずれかの画像形成モードを設定し、そのモ
ードに応じてLDユニットの組み合わせを変更するよう
にしたが、上記各画像形成モード以外の画像形成モード
を設定し、そのモードに応じてLDユニットの組み合わ
せを変更するようにしてもよい。
【0111】以上、この発明を2つ又は3つのLDユニ
ットを備えた画像形成装置に適用した実施形態について
説明したが、この発明はこれに限らず、3つ又は4つ以
上のLDユニットを備えた画像形成装置にも適用可能で
ある。
【0112】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置によれば、各画素密度あるいは各画像形成モ
ードに応じて感光体上に照射するレーザビームの径を変
更しなくても、対応する画像を得ることができる。さら
に、請求項1〜6の発明の画像形成装置によれば、各画
素密度あるいは各画像形成モードに応じて使用する各光
ビーム発生手段の定格出力を共通化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のレーザ書込制御回路12におけるライン
バッファ内の第1の発生タイミング制御回路の構成例を
示すブロック図である。
【図2】この発明の第1実施形態である画像形成装置の
制御系の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の画像形成装置における240dpi時の
レーザ書き込み制御を説明するための図である。
【図4】同じく400dpi時のレーザ書き込み制御を
説明するための説明図である。
【図5】同じく480dpi時のレーザ書き込み制御を
説明するための説明図である。
【図6】図2に示したレーザ書込制御回路12による一
連の処理動作の一例を示すフロー図である。
【図7】図2の画像形成装置における240dpi時の
レーザ書き込み制御に係わる同期信号及び画像データを
示すタイミング図である。
【図8】同じく400dpi時のレーザ書き込み制御に
係わる同期信号及び画像データを示すタイミング図であ
る。
【図9】同じく600dpi時のレーザ書き込み制御に
係わる同期信号及び画像データを示すタイミング図であ
る。
【図10】図1に示した第1の発生タイミング制御回路
における各種信号及びデータを示すタイミング図であ
る。
【図11】図2のレーザ書込制御回路12におけるライ
ンバッファ内の第2の発生タイミング制御回路の構成例
を示すブロック図である。
【図12】図11に示した第2の発生タイミング制御回
路における各種信号及びデータを示すタイミング図であ
る。
【図13】図2のレーザ書込制御回路12におけるライ
ンバッファ内の第3の発生タイミング制御回路の構成例
を示すブロック図である。
【図14】図13に示した第3の発生タイミング制御回
路における各種信号及びデータを示すタイミング図であ
る。
【図15】この発明の第2実施形態の画像形成装置のレ
ーザ書込制御回路による一連の処理動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【図16】この発明の第2実施形態の画像形成装置にお
ける太線モード時のレーザ書き込み制御に係わる同期信
号及び画像データを示すタイミング図である。
【図17】同じく中線モード時のレーザ書き込み制御に
係わる同期信号及び画像データを示すタイミング図であ
る。
【図18】同じく細線モード時のレーザ書き込み制御に
係わる同期信号及び画像データを示すタイミング図であ
る。
【図19】この発明の第2実施形態の画像形成装置のレ
ーザ書込制御回路におけるラインバッファ内の第3の発
生タイミング回路の構成例を示すブロック図である。
【図20】図19に示した第3の発生タイミング制御回
路における各種信号及びデータを示すタイミング図であ
る。
【図21】この発明の第3実施形態の画像形成装置にお
ける3個の半導体レーザユニットを備えたレーザ書込装
置の構成例を示す上面図である。
【図22】同じくその側面図である。
【図23】図21及び図23の感光体ドラムに集光され
る各レーザビームの副走査方向の間隔を説明するための
斜視図である。
【図24】この発明の第3実施形態である画像形成装置
の制御系の構成例を示すブロック図である。
【図25】図24に示したレーザ書込制御回路12によ
る一連の処理動作の一例を示すフロー図である。
【図26】この発明の第4実施形態の画像形成装置のレ
ーザ書込制御回路による一連の処理動作の一例を示すフ
ロー図である。
【図27】従来の画像形成装置における2個の半導体レ
ーザユニットを備えたレーザ書込装置の構成例を示す上
面図である。
【図28】同じくその側面図である。
【図29】図27及び図28の感光体ドラムに集光され
る各レーザビームの副走査方向の間隔を説明するための
斜視図である。
【符号の説明】
1,2,61:半導体レーザユニット(LDユニット) 3:ポリゴンミラー 4:ポリゴンモータ 6:感光体ドラム 8:ビームスプリッタ 11:コントローラ部 12:レーザ書込制御回路 13:ポリゴンモータ制御回路 14,15,71:LD制御回路 21〜24,31〜34,41〜44,51,52:ラ
インメモリ 25,35,45,53:ラインバッファ書込制御回路 26,36,46,54:ラインバッファ読出制御回路 37:1ライン遅延メモリ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ビーム発生手段と、それぞれ画
    像信号に応じて前記各光ビーム発生手段より発生される
    光ビームを変調する複数の変調手段と、前記各光ビーム
    発生手段より発生された光ビームを偏向走査する偏向手
    段と、該手段によって偏向走査された光ビームを感光体
    上の副走査方向に所定の間隔を隔てて集光させる結像手
    段とを備えた画像形成装置において、 前記各光ビーム発生手段より、それぞれ前記偏向手段に
    よる同じ偏向走査時に同じ画像信号に基づいて変調され
    た光ビームを発生させる発生タイミング制御手段を設け
    たことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の光ビーム発生手段と、それぞれ画
    像信号に応じて前記各光ビーム発生手段より発生される
    光ビームを変調する複数の変調手段と、前記各光ビーム
    発生手段より発生された光ビームを偏向走査する偏向手
    段と、該手段によって偏向走査された光ビームを感光体
    上の副走査方向に所定の間隔を隔てて集光させる結像手
    段とを備えた画像形成装置において、 前記各光ビーム発生手段より、それぞれ前記偏向手段に
    よる異なる偏向走査時に同じ画像信号に基づいて変調さ
    れた光ビームを発生させる発生タイミング制御手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 複数の光ビーム発生手段と、それぞれ画
    像信号に応じて前記各光ビーム発生手段より発生される
    光ビームを変調する複数の変調手段と、前記各光ビーム
    発生手段より発生された光ビームを偏向走査する偏向手
    段と、該手段によって偏向走査された光ビームを感光体
    上の副走査方向に所定の間隔を隔てて集光させる結像手
    段と、用紙に形成する画像の画素密度を可変設定する画
    素密度設定手段とを備えた画像形成装置において、 前記各光ビーム発生手段より、それぞれ前記偏向手段に
    よる同じ偏向走査時に同じ画像信号に基づいて変調され
    た光ビームを発生させる第1の発生タイミング制御手
    段、及びそれぞれ前記偏向手段による異なる偏向走査時
    に同じ画像信号に基づいて変調された光ビームを発生さ
    せる第2の発生タイミング制御手段と、 前記画素密度設定手段によって設定された画素密度に応
    じて前記第1又は第2の発生タイミング制御手段を選択
    する選択手段とを設けたことを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の光ビーム発生手段と、それぞれ画
    像信号に応じて前記各光ビーム発生手段より発生される
    光ビームを変調する複数の変調手段と、前記各光ビーム
    発生手段より発生された光ビームを偏向走査する偏向手
    段と、該手段によって偏向走査された光ビームを感光体
    上の副走査方向に所定の間隔を隔てて集光させる結像手
    段と、画像形成モードを設定する画像形成モード設定手
    段とを備えた画像形成装置において、 前記各光ビーム発生手段より、それぞれ前記偏向手段に
    よる同じ偏向走査時に同じ画像信号に基づいて変調され
    た光ビームを発生させる第1の発生タイミング制御手
    段、及びそれぞれ前記偏向手段による異なる偏向走査時
    に同じ画像信号に基づいて変調された光ビームを発生さ
    せる第2の発生タイミング制御手段と、 前記画像形成モード設定によって設定された画像形成モ
    ードに応じて前記第1又は第2の発生タイミング制御手
    段を選択する選択手段とを設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 複数の光ビーム発生手段と、それぞれ画
    像信号に応じて前記各光ビーム発生手段より発生される
    光ビームを変調する複数の変調手段と、前記各光ビーム
    発生手段より発生された光ビームを偏向走査する偏向手
    段と、該手段によって偏向走査された光ビームを感光体
    上の副走査方向に所定の間隔を隔てて集光させる結像手
    段と、用紙に形成する画像の画素密度を可変設定する画
    素密度設定手段とを備えた画像形成装置において、 前記各光ビーム発生手段より、それぞれ前記偏向手段に
    よる同じ偏向走査時に同じ画像信号に基づいて変調され
    た光ビームを発生させる第1の発生タイミング制御手
    段、それぞれ前記偏向手段による異なる偏向走査時に同
    じ画像信号に基づいて変調された光ビームを発生させる
    第2の発生タイミング制御手段、及びそれぞれ前記偏向
    手段による同じ偏向走査時に異なる画像信号に基づいて
    変調された光ビームを発生させる第3の発生タイミング
    制御手段と、 前記画素密度設定手段によって設定された画素密度に応
    じて前記第1,第2,第3の発生タイミング制御のいず
    れかを選択する選択手段とを設けたことを特徴とする画
    像形成装置。
  6. 【請求項6】 複数の光ビーム発生手段と、それぞれ画
    像信号に応じて前記各光ビーム発生手段より発生される
    光ビームを変調する複数の変調手段と、前記各光ビーム
    発生手段より発生された光ビームを偏向走査する偏向手
    段と、該手段によって偏向走査された光ビームを感光体
    上の副走査方向に所定の間隔を隔てて集光させる結像手
    段と、画像形成モードを設定する画像形成モード設定手
    段とを備えた画像形成装置において、 前記各光ビーム発生手段より、それぞれ前記偏向手段に
    よる同じ偏向走査時に同じ画像信号に基づいて変調され
    た光ビームを発生させる第1の発生タイミング制御手
    段、及びそれぞれ前記偏向手段による異なる偏向走査時
    に同じ画像信号に基づいて変調された光ビームを発生さ
    せる第2の発生タイミング制御手段と、 前記各光ビーム発生手段のうちの予め選択された1つの
    光ビーム発生手段より、前記偏向手段による偏向走査時
    に画像信号に基づいて変調された光ビームを発生させる
    第3の発生タイミング制御手段と、 前記画像形成モード設定手段によって設定された画像形
    成モードに応じて前記第1,第2,第3の発生タイミン
    グ制御手段のいずれかを選択する選択手段とを設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 複数の光ビーム発生手段と、それぞれ画
    像信号に応じて前記各光ビーム発生手段より発生される
    光ビームを変調する複数の変調手段と、前記各光ビーム
    発生手段より発生された光ビームを偏向走査する偏向手
    段と、該手段によって偏向走査された光ビームを感光体
    上の副走査方向に所定の間隔を隔てて集光させる結像手
    段と、用紙に形成する画像の画素密度を可変設定する画
    素密度設定手段とを備えた画像形成装置において、 前記画素密度設定手段によって設定された画素密度に応
    じて使用すべき前記光ビーム発生手段の組み合わせを変
    更する手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 複数の光ビーム発生手段と、それぞれ画
    像信号に応じて前記各光ビーム発生手段より発生される
    光ビームを変調する複数の変調手段と、前記各光ビーム
    発生手段より発生される光ビームを偏向走査する偏向手
    段と、該手段によって偏向走査される光ビームを感光体
    上の副走査方向に所定の間隔を隔てて集光させる結像手
    段と、画像形成モードを設定する画像形成モード設定手
    段とを備えた画像形成装置において、 前記画像形成モード設定手段によって設定された画像形
    成モードに応じて使用すべき前記光ビーム発生手段の組
    み合わせを変更する手段を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
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