JPH0939295A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0939295A
JPH0939295A JP19946295A JP19946295A JPH0939295A JP H0939295 A JPH0939295 A JP H0939295A JP 19946295 A JP19946295 A JP 19946295A JP 19946295 A JP19946295 A JP 19946295A JP H0939295 A JPH0939295 A JP H0939295A
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JP
Japan
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light beam
unit
pixel density
image forming
forming apparatus
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JP19946295A
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Takashi Mama
孝 真間
Masaki Narita
昌樹 成田
Kenji Yamakawa
健志 山川
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度の位置制御を行なうことなく、必要と
する画素密度に対応する副走査方向のビームピッチが得
られるようにする。 【解決手段】 レーザ書込制御回路12が、コントロー
ラ部11によって指定された画素密度に応じて使用すべ
きLDユニットを1つ又は複数選択する。なお、コント
ローラ部11によって予め設定された特定の画素密度
(例えば最も低い画素密度)が指定されたとき、各LD
ユニット1〜3のうちのいずれか1つを使用すべきLD
ユニットとして選択するとよい。この場合、現在選択し
ているLDユニットを所定のタイミングで(ページ又は
ジョブ毎に)他のLDユニットに変更したり、あるいは
各LDユニット1〜3の使用頻度に応じてそのいずれか
1つを使用すべきLDユニットとして選択するとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザプリン
タ,デジタル複写機,デジタルファクシミリ装置、ある
いはそれらを統合した複合機などの電子写真方式を用い
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ、又はこれとデジタルフ
ァクシミリ装置やデジタル複写機を備えた複合機等の画
像形成装置では、複数の半導体レーザユニット(光ビー
ム発生手段)からそれぞれ画像信号に応じて変調された
光ビーム(レーザビーム)を発生させ、その各光ビーム
をポリゴンミラー(偏向手段)によって偏向走査した
後、fθレンズ(結像手段)によって感光体上の副走査
方向に所定の間隔(ピッチ)を隔てて集光させるように
したものがある。
【0003】ところで、このような画像形成装置では、
異なる画素密度による画像の書き込み(画像形成)が要
求される場合がある。通常、1ビームによる画像の書き
込みにおいては、その光ビームの偏向速度,プロセス速
度,書き込み周波数(画周波)を適当に変更することに
より、同一のユニットで異なる画素密度による画像の書
き込みを実現することができる。
【0004】近年、画像形成速度の高速化,高画質化の
要求が増し、偏向器であるポリゴンミラーの高速化,画
周波の高速化が行なわれているが、それぞれ限界があ
り、技術的にも難しくなる。そこでマルチビームの必要
性が生じる。これにより、ポリゴンミラー,画周波の高
速化という課題の負荷を軽減することができる。
【0005】しかし、画素密度変更を行なうためには、
感光体上の副走査方向のビームピッチをそれに伴って変
化させる必要が生じ、例えば特開昭56−42248号
公報あるいは特開昭56−104315号公報に見られ
るように、感光体(記録媒体)に集光される各ビームの
副走査方向の間隔(走査ピッチ)を可変できるようにし
たものが発明されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置において、感光体に集光される
各光ビームの副走査方向の間隔は可変となるが、非常に
高精度の位置制御が必要となり、又それを経時的に維持
する必要も生ずる。さらに、画素密度毎に僅かではある
が、主走査方向のビーム位置も異なってしまう。
【0007】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、高精度の位置制御を行なうことなく、必要とす
る画素密度に対応する副走査方向のビームピッチが得ら
れるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、用紙に形成する画像の画素密度を設定す
る画素密度指定手段と、それぞれ画像信号に応じて変調
された光ビームを発生する複数の光ビーム発生手段と、
その各光ビーム発生手段より発生される光ビームを偏向
走査する偏向手段と、該手段によって偏向走査される光
ビームを感光体上の副走査方向に間隔を隔てて集光させ
る結像手段とを備えた画像形成装置において、画素密度
指定手段によって指定された画素密度に応じて使用すべ
き光ビーム発生手段を選択する光ビーム選択手段を設け
たものである。
【0009】なお、光ビーム選択手段に、画素密度指定
手段によって指定された画素密度に応じて使用すべき光
ビーム発生手段を複数選択する手段を備えるとよい。ま
た、光ビーム選択手段に、画素密度指定手段によって予
め設定された特定の画素密度が指定されたとき、各光ビ
ーム発生手段のうちのいずれか1つを使用すべき光ビー
ム発生手段として選択する特定画素密度用光ビーム選択
手段を備えてもよい。
【0010】この場合、特定画素密度用光ビーム選択手
段に、現在選択している光ビーム発生手段を所定のタイ
ミングで他の光ビーム発生手段に変更する手段を備える
とよい。あるいは、特定画素密度用光ビーム選択手段
を、各光ビーム発生手段の使用頻度に応じてそのいずれ
か1つを使用すべき光ビーム発生手段として選択する手
段としてもよい。
【0011】あるいはまた、特定画素密度用光ビーム選
択手段に、現在選択している光ビーム発生手段で出力異
常が検知されたとき、他の光ビーム発生手段に変更する
手段を備えてもよい。さらに、光ビーム発生手段とし
て、少なくとも3つの光ビーム発生手段を、その各光ビ
ーム発生手段からそれぞれ発生される光ビームが感光体
の副走査方向に異なる間隔を隔てて集光されるように配
置してもよい。
【0012】この発明による電子機器では、光ビーム選
択手段が、画素密度指定手段によって指定された画素密
度に応じて使用すべき光ビーム発生手段を1つ又は複数
選択するので、高精度の位置制御を行なうことなく、必
要とする画素密度に対応する副走査方向のビームピッチ
を得ることができる。なお、画素密度指定手段によって
予め設定された特定の画素密度(例えば最も低い画素密
度)が指定されたとき、各光ビーム発生手段のうちのい
ずれか1つを使用すべき光ビーム発生手段として選択す
ることにより、制御を簡素化できる。
【0013】この場合、現在選択している光ビーム発生
手段を所定のタイミングで(例えばページ又はジョブ毎
に)他の光ビーム発生手段に変更したり、各光ビーム発
生手段の使用頻度に応じてそのいずれか1つを使用すべ
き光ビーム発生手段として選択することにより、各光ビ
ーム発生手段の高寿命化を図ることができる。あるいは
また、現在選択している光ビーム発生手段で出力異常が
検知されたとき、他の光ビーム発生手段に変更すること
により、画像形成が中断されることを防止できる。
【0014】さらに、光ビーム発生手段として、少なく
とも3つの光ビーム発生手段を、その各光ビーム発生手
段からそれぞれ発生される光ビームが感光体の副走査方
向に異なる間隔を隔てて集光されるように配置すること
により、偏向手段(ポリゴンミラー)の回転数や画素ク
ロック周波数の増加を極力抑えることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図2はこの発明を実施
したレーザプリンタにおける3個の半導体レーザユニッ
トを備えたレーザ書込装置の構成例を示す上面図、図3
はその側面図、図4はその感光体ドラムに集光される各
レーザビームの副走査方向の間隔を説明するための斜視
図である。
【0016】図2及び図3のレーザ書込装置において、
1〜3はそれぞれ画像信号に応じて変調されたレーザビ
ーム(光ビーム)を発生する半導体レーザ(以下「L
D」と略称する)ユニット(光ビーム発生手段)、4は
各LDユニット1〜3より発生されるレーザビームを偏
向走査するためのポリゴンミラー(偏向手段)、5はポ
リゴンミラー4を回転させるためのポリゴンモータであ
る。
【0017】また、6はポリゴンミラー4によって偏向
走査されるレーザビームを感光体ドラム7上の副走査方
向に所定の間隔を隔てて集光して結像させ、且つ等速走
査させるためのfθレンズ(結像手段)、8はポリゴン
ミラー4で偏向走査されたレーザビームを感光体ドラム
7上に折り返すためのミラー、9はビームスプリッタ、
10はシリンダレンズである。
【0018】このレーザ書込装置において、各LDユニ
ット1〜3からそれぞれ発生されたレーザビームはビー
ムスプリッタ9にて合成された後、シリンダレンズ10
を通過してポリゴンモータ5により所定の回転数で回転
しているポリゴンミラー4に入射され、そこで偏向走査
された後、fθレンズ6及びミラー8を介して、図4に
示すように感光体ドラム7上の副走査方向に予め設定さ
れた間隔(ビームピッチ)L1,L2を隔てて集光され
る。
【0019】なお、この実施形態では3個のLDユニッ
トを用いた例について説明したが、例えば特開昭56−
42248号公報あるい特開昭56−104315号公
報に記載されているように、複数個のレーザ光源(L
D)を1つのパッケージに納めたLDアレイを用いても
よい。
【0020】図1は、このレーザ書込装置を備えたレー
ザプリンタの制御系の構成例を示すブロック図である。
このレーザプリンタは、コントローラ部11,レーザ書
込制御回路12,ポリゴンモータ制御回路13,及び3
つのLD制御回路14〜16を備えている。
【0021】コントローラ部11は、パーソナルコンピ
ュータやワードプロセッサ等のホスト装置から送られて
くる文字コードデータ等に応じて図示しない画像メモリ
上にページ単位の画像データ(ビデオデータ)を作成す
ると共に、画素密度信号及び画像形成スタート信号をそ
れぞれ所定のタイミングでレーザ書込制御回路12へ送
出する。
【0022】レーザ書込制御回路12は、コントローラ
部11から画素密度信号が送られてくると、それによっ
て指定された画素密度を設定した後、後述するLDユニ
ットの選択あるいは出力異常検知を行なう。また、その
画素密度に応じてポリゴンミラー4(ポリゴンモータ
5)の回転数及びLDの変調周波数等の画像形成条件を
設定し、所定のタイミングでON信号及び上記回転数に
対応するクロック信号CLKをポリゴンモータ制御回路
13に送出してポリゴンモータ5の回転を開始させる。
【0023】その後、画像形成スタート信号により、上
記変調周波数の信号(画素クロック信号)をコントロー
ラ部11へ送出する。コントローラ部11は、レーザ書
込制御回路12からの画素クロック信号に同期して画像
メモリ上の画像データを順次読み出し、画像信号として
レーザ書込制御回路12へ送出する。
【0024】レーザ書込制御回路12は、コントローラ
部11からの画像信号をLD変調データとして先に選択
したLDユニットを制御するLD制御回路へ送出する。
各LD制御回路14〜16は、それぞれレーザ書込制御
回路12から送られてくるLD変調データに応じて変調
したレーザビームをLDユニット1〜3から発生させ
る。
【0025】次に、レーザ書込制御回路12によるLD
ユニットの選択処理ついて説明する。なお、レーザ書込
制御回路12で設定可能な画素密度を300dpi,6
00dpi,1200dpiの3種類とする。また、各
LDユニット1〜3を、図4に示すようにレーザ走査間
隔(ビームピッチ)L1,L2がそれぞれ21.2μ
m,42.3μmとなるように配置しているものとす
る。
【0026】レーザ書込制御回路12は、コントローラ
部11からの画素密度信号によって1200dpiが指
定された時にはLDユニット1〜3を、600dpiが
指定された時にはLDユニット1,3を、300dpi
が指定された時にはLDユニット1〜3のうちのいずれ
か1つをそれぞれ選択する。
【0027】ところで、1つのLDユニットを用い、3
00dpi,600dpi,1200dpiの3種類の
画素密度のいずれかを選択的に設定して画像形成を行な
う場合、ポリゴンミラーの回転数やLDの変調周波数は
高速になるが、この実施形態のように3つのLDユニッ
トから使用すべきLDユニットを1つ又は複数選択して
画像形成を行なうようにすれば、ポリゴンミラーの回転
数やLDの変調周波数を下げることができる。
【0028】例えば、感光体線速を200mm/s ,ポリ
ゴンミラー面数を6面,光学系の有効走査期間率を70
%、書き込み幅を210mmとした場合、LDユニットを
1つ使用した(ビーム数:1本)場合と3つ使用した
(ビーム数:3本)場合におけるポリゴンミラーの回転
数及び変調周波数を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】また、画素密度として、300dpi,6
00dpi,1200dpiの他に、360dpi及び
400dpiの画素密度による画像形成を可能にした場
合、その画像形成時に1つのLDユニットを選択するよ
うにしてもよい。この場合の表1に対応するポリゴンミ
ラー4の回転数は、360dpi時に28364rp
m,400dpi時に31496rpmとなり、LDの
変調周波数は360dpi時に12.05MHz,400
dpi時に14.88MHzとなる。
【0031】図5は、このレーザプリンタのレーザ書込
制御回路12による一連の処理動作の一例を示すフロー
チャートである。なお、このレーザプリンタは、300
dpi,360dpi,400dpi,600dpi,
1200dpiの画素密度による画像形成が可能である
ものとする。
【0032】このルーチンは、コントローラ部11から
画素密度信号が送られてくるとスタートし、まずその画
素密度信号によって指定された画素密度Dを設定し、続
いてその画素密度Dに応じて使用すべきLDユニットX
を選択する。すなわち、設定した画素密度Dが300d
piであればLDユニット1を、360dpiであれば
LDユニット2を、400dpiであればLDユニット
3を、600dpiであればLDユニット1,3を、1
200dpiであればLDユニット1〜3をそれぞれ使
用すべきLDユニットとして選択する。
【0033】次いで、上記画素密度Dに応じてポリゴン
モータ5の回転数やLDの変調周波数等の画像形成条件
を設定した後(レーザプリンタによっては感光体線速や
LDの出力の設定を変更する場合もある)、前述したよ
うにポリゴンモータ5を回転させると共に、コントロー
ラ部11からの画像信号(LD変調データ)に応じて変
調したレーザビームを選択したLDユニットから発生さ
せることにより、感光体ドラム7上にレーザ書き込みを
行ない、処理を終了する。
【0034】なお、300dpi,360dpi,40
0dpiのうちのいずれかの画素密度が指定された時に
は、同じLDユニットを選択してもよいが、図5に示し
たようにその指定された画素密度に応じて使用すべきL
Dユニットを変更することにより、特定のLDユニット
の寿命が短くなることを防ぐことができる。
【0035】さらに、300dpi,360dpi,4
00dpiのうちの特定の画素密度(例えば最も低い画
素密度である300dpi)による画像形成が多い場
合、同じLDユニットの使用比率が増え、そのLDユニ
ットの寿命が他のLDユニットよりも短くなるため、使
用頻度が高い画素密度に対応するLDユニットが選択さ
れた場合、ページ又はジョブ毎に、あるいは各LDユニ
ットの点灯時間(使用頻度)に応じて使用すベきLDユ
ニットを変更することにより、特定のLDユニットの寿
命が他のLDユニットに比べて短くなることを防ぐこと
ができる。
【0036】図6及び図7は、このレーザプリンタのレ
ーザ書込制御回路12による一連の処理動作の他の例を
示すフローチャートである。このルーチンでは、特定の
画素密度である300dpiを設定した場合には、図5
のルーチンと異なり、それ以降は図7に示す処理を行な
う。
【0037】すなわち、まず特定の画素密度に応じて画
像形成条件を設定し、次いで使用すべきLDユニットX
(最初はLDユニット1)を選択した後、ポリゴンモー
タ5を回転させると共に、コントローラ部11からの画
像信号(1ライン分)に応じて変調したレーザビームを
LDユニットXから発生させることにより、感光体ドラ
ム7上に1ライン目のレーザ書き込みを行なった後、1
ページ分の書き込みが終了したか否かを判断する。
【0038】そして、1ページ分の書き込みが終了して
いない場合は、感光体ドラム7上に2ライン目のレーザ
書き込みを行ない、再び1ページ分の書き込みが終了し
たか否かの判断に移る。その後、1ページ分の書き込み
が終了すると、現在のジョブが終了したか否かを判断し
て、現在のジョブが終了すれば処理を終了し、まだ終了
していなければ現在選択されているLDユニットXを他
のLDユニットに変更する。
【0039】つまり、現在選択されているLDユニット
XがLDユニット1であればLDユニット2に、LDユ
ニット2であればLDユニット3に、LDユニット3で
あればLDユニット1にそれぞれ変更する。その後、再
びポリゴンモータ5を回転させると共に、コントローラ
部11からの画像信号(1ライン分)に応じて変調した
レーザビームを変更したLDユニットXから発生させる
ことにより、感光体ドラム7上に1ライン目のレーザ書
き込みを行ない、以後上述と同様の処理を繰り返す。
【0040】図8は図6で特定の画素密度を設定した後
の処理の第2例(図7と異なる処理)を示すフローチャ
ートであり、まず特定の画素密度(300dpi)に応
じて画像形成条件を設定し、次いでLDユニットX(最
初はLDユニット1)を選択した後、ポリゴンモータ5
を回転させると共に、コントローラ部11からの画像信
号(1ライン分)に応じて変調したレーザビームをLD
ユニットXから発生させることにより、感光体ドラム7
上に1ライン目のレーザ書き込みを行なう。
【0041】次いで、現在のジョブが終了したか否かを
判断し、現在のジョブが終了すれば処理を終了し、まだ
終了していなければ感光体ドラム7上に2ライン目のレ
ーザ書き込みを行ない、再び現在のジョブが終了したか
否かの判断に移る。その後、現在のジョブが終了する
と、現在選択されているLDユニットXを他のLDユニ
ットに変更し、処理を終了する。
【0042】図9は図6で特定の画素密度を設定した後
の処理の第3例(図7及び図8と異なる処理)を示すフ
ローチャートであり、まず特定の画素密度(300dp
i)に応じて画像形成条件を設定し、次いで各LDユニ
ット1,2,3のトータル点灯時間Ta,Tb,Tcを
互いに比較し、トータル点灯時間が最も短いLDユニッ
トを使用すべきLDユニットXとして選択する。
【0043】続いて、ポリゴンモータ5を回転させると
共に、コントローラ部11からの画像信号(1ライン
分)に応じて変調したレーザビームをLDユニットXか
ら発生させることにより、感光体ドラム7上に1ライン
目のレーザ書き込みを行なった後、現在のジョブが終了
したか否かを判断し、現在のジョブがまだ終了していな
ければ感光体ドラム7上に2ライン目のレーザ書き込み
を行なう。
【0044】その後、再び現在のジョブが終了したか否
かの判断に移り、現在のジョブが終了した時に各LDユ
ニット1,2,3のトータル点灯時間Ta,Tb,Tc
を再設定し、処理を終了する。ここで、1ジョブ終了時
に、LDユニットXに送出したLD変調データの数(画
素数)をカウントし、その値から今回のLDユニットX
の点灯時間を求め、それを今までのトータル点灯時間に
加算し、新たなトータル点灯時間を得る。
【0045】図10は図6で特定の画素密度を設定した
後の処理の第4例(図7〜図9と異なる処理)を示すフ
ローチャートであり、まず特定の画素密度(300dp
i)に応じて画像形成条件を設定し、次に使用すべきL
DユニットX(最初はLDユニット1)を選択した後、
そのLDユニットXがLDユニット1か否かを判断し
て、LDユニット1ならばそのユニットの出力が正常か
否かを判断する。
【0046】ここで、各LDユニット1〜3にはそれぞ
れレーザ光源(LD)と共にその射出光を検知するフォ
トダイオードが内蔵されているため、レーザ光源の駆動
電流とフォトダイオードの出力との関係からLDユニッ
トの出力に異常が発生した時にそれを直ちに検知するこ
とができ、その検知時にはLDユニットの出力は正常で
ないと判断する。
【0047】そして、LDユニット1の出力が正常であ
れば、ポリゴンモータ5を回転させると共に、コントロ
ーラ部11からの画像信号(1ライン分)に応じて変調
したレーザビームをLDユニット1から発生させること
により、感光体ドラム7上に1ライン目のレーザ書き込
みを行なう。
【0048】その後、1ページ分の書き込みが終了した
か否かを判断し、1ページ分の書き込みが終了していな
ければ、感光体ドラム7上に2ライン目のレーザ書き込
みを行ない、再び1ページ分の書き込みが終了したか否
かの判断に移る。その後、1ページ分の書き込みが終了
すると、現在のジョブが終了したか否かを判断して、現
在のジョブが終了すれば処理を終了し、まだ終了してい
なければ再びLDユニットXがLDユニット1か否かの
判断に戻る。
【0049】一方、LDユニットXがLDユニット1で
なければ、LDユニットXがLDユニット2か否かの判
断に移る。また、LDユニット1の出力が正常でなけれ
ば、図示しない操作部の表示器にその旨を示すアラーム
情報を表示し、LDユニット2を使用すべきLDユニッ
トXとして選択した後、LDユニットXがLDユニット
2か否かの判断に移る。
【0050】そして、LDユニットXがLDユニット2
であれば、そのユニットの出力が正常か否かを判断し
て、正常であれば上述と同様にレーザ書き込みを行なう
が、正常でなければ操作部の表示器にその旨を示すアラ
ーム情報を表示し、LDユニット3を使用すべきLDユ
ニットXとして選択した後、そのLDユニット3の出力
が正常か否かの判断に移る。
【0051】また、LDユニットXがLDユニット2で
なければ、つまりLDユニット3であれば、そのLDユ
ニット3の出力が正常か否かの判断に移る。そして、L
Dユニット3の出力が正常であれば、上述と同様にレー
ザ書き込みを行なうが、正常でなければ操作部の表示器
に各LDユニット1〜3のいずれも使用できない旨を示
す情報を表示し、処理を終了する。
【0052】なお、レーザ書込制御回路12で設定可能
な画素密度を400dpi,600dpi,800dp
iの3種類とすると共に、各LDユニット1〜3を図1
1に示すようにビームピッチL1,L2がそれぞれ3
1.8μm,42.3μmとなるように配置したとき、設
定した画素密度が400dpiであればLDユニット1
〜3のうちのいずれか1つを、600dpiであればL
Dユニット1,3を、800dpiであればLDユニッ
ト1,2をそれぞれ使用すべきLDユニットとして選択
するとよい。
【0053】また、図12に示すように新たにLDユニ
ット21を設け、レーザ書込制御回路12で設定可能な
画素密度を400dpi,600dpi,800dp
i,1200dpiの4種類とすると共に、各LDユニ
ット1〜3,21を図13に示すようにビームピッチL
1,L2,L3がそれぞれ21.2μm,31.8μm,
42.3μmとなるように配置したとき、設定した画素
密度が400dpiであればLDユニット1〜3,21
のうちのいずれか1つを、600dpiであればLDユ
ニット1,21を、800dpiであればLDユニット
1,3を、1200dpiであればLDユニット1,
2,21をそれぞれ使用すべきLDユニットとして選択
するとよい。
【0054】以上、この発明をレーザプリンタに適用し
た実施形態について説明したが、この発明はこれに限ら
ず、デジタル複写機,デジタルファクシミリ装置、ある
いはそれらを統合した複合機などの電子写真方式を用い
た画像形成装置に適用し得るものである。
【0055】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置によれば、高精度の位置制御を行なうことな
く、必要とする画素密度に対応する副走査方向のビーム
ピッチが得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2及び図3のレーザ書込装置を備えたレーザ
プリンタの制御系の構成例を示すブロック図である。
【図2】この発明を実施したレーザプリンタにおける3
個の半導体レーザユニットを備えたレーザ書込装置の構
成例を示す上面図である。
【図3】同じくその側面図である。
【図4】図2及び図3の感光体ドラムに集光される各レ
ーザビームの副走査方向の間隔を説明するための斜視図
である。
【図5】図5のレーザ書込制御回路12による一連の処
理動作の一例を示すフロー図である。
【図6】同じくレーザ書込制御回路12による一連の処
理動作の他の例を示すフロー図である。
【図7】図6で特定の画素密度が設定された後の処理の
第1例を示すフロー図である。
【図8】同じく特定の画素密度が設定された後の処理の
第2例を示すフロー図である。
【図9】同じく特定の画素密度が設定された後の処理の
第3例を示すフロー図である。
【図10】同じく特定の画素密度が設定された後の処理
の第4例を示すフロー図である。
【図11】この発明の他の実施形態のレーザプリンタに
おける感光体ドラムに集光される各レーザビームの副走
査方向の間隔を説明するための斜視図である。
【図12】この発明のさらに他の実施形態のレーザプリ
ンタにおける4個の半導体レーザユニットを備えたレー
ザ書込装置の構成例を示す上面図である。
【図13】同じくその感光体ドラムに集光される各レー
ザビームの副走査方向の間隔を説明するための斜視図で
ある。
【符号の説明】
1〜3,21:LDユニット 4:ポリゴンミラー 5:ポリゴンモータ 6:fθレンズ 7:感光体ドラム 8:ミラー 9:ビームスプリッタ 10:シリンダレンズ 11:コントローラ部 12:レーザ書込制御回路 13:ポリゴンモータ制御回路 14〜16:LD制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙に形成する画像の画素密度を設定す
    る画素密度指定手段と、それぞれ画像信号に応じて変調
    された光ビームを発生する複数の光ビーム発生手段と、
    その各光ビーム発生手段より発生される光ビームを偏向
    走査する偏向手段と、該手段によって偏向走査される光
    ビームを感光体上の副走査方向に間隔を隔てて集光させ
    る結像手段とを備えた画像形成装置において、 前記画素密度指定手段によって指定された画素密度に応
    じて使用すべき光ビーム発生手段を選択する光ビーム選
    択手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記光ビーム選択手段が、前記画素密度
    指定手段によって指定された画素密度に応じて使用すべ
    き光ビーム発生手段を複数選択する手段を有することを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記光ビーム選択手段が、前記画素密度
    指定手段によって予め設定された特定の画素密度が指定
    されたとき、前記各光ビーム発生手段のうちのいずれか
    1つを使用すべき光ビーム発生手段として選択する特定
    画素密度用光ビーム選択手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記特定画素密度用光ビーム選択手段
    が、現在選択している光ビーム発生手段を所定のタイミ
    ングで他の光ビーム発生手段に変更する手段を有するこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記特定画素密度用光ビーム選択手段
    が、前記各光ビーム発生手段の使用頻度に応じてそのい
    ずれか1つを使用すべき光ビーム発生手段として選択す
    る手段であることを特徴とする請求項3記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記特定画素密度用光ビーム選択手段
    が、現在選択している光ビーム発生手段で出力異常が検
    知されたとき、他の光ビーム発生手段に変更する手段を
    有することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の
    画像形成装置において、光ビーム発生手段として、少な
    くとも3つの光ビーム発生手段を、その各光ビーム発生
    手段からそれぞれ発生される光ビームが前記感光体の副
    走査方向に異なる間隔を隔てて集光されるように配置し
    たことを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009107277A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Canon Inc 画像形成装置
US7612928B2 (en) 2006-04-27 2009-11-03 Ricoh Company, Ltd. Optical scanning apparatus, image forming apparatus using the same and method of regulating the optical scanning apparatus

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US7612928B2 (en) 2006-04-27 2009-11-03 Ricoh Company, Ltd. Optical scanning apparatus, image forming apparatus using the same and method of regulating the optical scanning apparatus
JP2009107277A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Canon Inc 画像形成装置

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